JP2568868Y2 - 自動車用内装材 - Google Patents

自動車用内装材

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JP2568868Y2
JP2568868Y2 JP1990005384U JP538490U JP2568868Y2 JP 2568868 Y2 JP2568868 Y2 JP 2568868Y2 JP 1990005384 U JP1990005384 U JP 1990005384U JP 538490 U JP538490 U JP 538490U JP 2568868 Y2 JP2568868 Y2 JP 2568868Y2
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正英 篠田
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高島屋日発工業株式会社
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用扉の内張材のような自動車用内装材
の改良に関するものである。
(従来の技術) 基材の表面をクッション材がラミネートされた表皮材
で覆ってその表面をカーペット地などのオーナメント部
材により部分的に覆った自動車用内装材は装飾効果に優
れているため近時急速に普及されてきたが、この種自動
車用内装材においてはカーペット地などのオーナメント
部材の端末を隠蔽するため帯状表皮材を境界部に用いる
など面倒な手数を要する。そこで、基材の表面を表皮材
で覆ってその表面をオーナメント部材により部分的に覆
った自動車用内装材において、基材の前記オーナメント
部材の端末相当位置に凹溝を設けて前記表皮材の一部と
ともに該オーナメント部材の端末を前記凹溝に挿込んだ
自動車用内装材が特開昭62-211128号公報などにより提
案されているが、凹溝は充分深くしておかないと引込量
が不足するうえに深い凹溝を成形することは位置的にも
制限され、特に、基材として木質系繊維を圧縮成形した
成形基材を用いるときは、平面的な部分へ凹溝を形成で
きても凹部内壁や周縁折返部へ凹溝を形成することは困
難なもので、デザイン上多くの制約が生じるものであっ
た。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとするところは前記のような問題
点をなくし、表皮材の一部とともにオーナメント部材の
端末を充分引き込むことができて皺よりのない表装がで
きるうえにオーナメント部材の端末装置をいかなる箇所
にも位置させることができるようにしてデザイン的にも
面白いものとした自動車用内装材を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 前記のような課題を解決しようとする本考案の自動車
用内装材は、基材の表面を表皮材で覆ってその表面をオ
ーナメント部材により部分的に覆った自動車用内装材に
おいて、基材のうち周縁の折曲部の中間の前記オーナメ
ント部材の端末相当位置に無底のスリットを設けて前記
表皮材の一部とともに該オーナメント部材の端末を前記
スリットを通じて基材の裏側に引き込むとともに、前記
スリットにより強度が劣化した折曲部の所要部分をこれ
に装着される補強部材により補強したことを特徴とする
ものである。
(実施例) 次に、本考案を図示の自動車用扉の内張材を実施例と
して詳細に説明する。
(1)はハードボードや硬質繊維板などをもって凹凸
形状に成形された基材であって、その表面は塩化ビニル
シートやポリアミド系繊維製織布などより表皮の裏面に
ポリウレタンフォームなどの褥材層をラミネートした表
皮材(2)により全面的に覆われている。(3)は表皮
材(2)の上面を部分的に覆うオーナメント部材であっ
て、該オーナメント部材(3)は無数の輪奈や毛羽を有
するカーペット地よりなるものであり、以上の構成は従
来のこの種自動車用内装材と殆ど変わることはない。
(4)は基材(1)のうち周縁の折曲部(1a)中間の前
記オーナメント部材(3)の端末相当位置に設けられる
無底のスリットであって、該スリット(4)には前記表
皮材(2)の一部とともに該オーナメント部材(3)の
一端末が挿し込まれて基材(1)の裏側にまで引き込ま
れ、他端末は基材(1)のうち平面的な上面部分に成形
された凹溝(5)に挿し込み接着されている。なお、第
1図、第2図に示す第1の実施例において、(6)は基
材(1)のうち周縁の折曲部(1a)を裏側より補強する
補強部材としてのブラケット、第3図に示す第2の実施
例において、(7)はブラケットを用いることなく折曲
部(1a)のスリット(4)を補強する補強部材としての
リテーナで、このリテーナ(7)はスリット(4)を通
じて基材(1)の裏側にまで引き込まれた表皮材(2)
の一部とオーナメント部材(3)の端末を挟持させた後
において開口縁より張設された上下一対の鍔状係止部を
もってスリット縁に係止させてある。
(作用) このように構成されたものは、ハードボード、硬質繊
維板などの基材(1)の表面が塩化ビニルシートやポリ
アミド系繊維製織布などよりなる表皮材(2)の一部が
オーナメント部材(3)により覆われているうえに該オ
ーナメント部材(3)の端末は基材(1)のうち該オー
ナメント部材(3)の端末相当位置に設けたスリット
(4)に前記表皮材(2)の一部とともに挿込んで端末
を隠蔽してあるから、一種の表皮材をもって全面的に被
装されているものと比べ変化があって装飾効果上優れて
いるものとなるが、本考案によれば、特にオーナメント
部材(3)の端末を基材(1)のうち該オーナメント部
材(3)の端末相当位置に設けた無底のスリット(4)
に前記表皮材(2)とともに挿込んだうえ基材(1)の
裏側にまで引き込むようにしたから、表皮材(2)はの
弛みがスリット(4)内に充分引き込まれるとともにオ
ーナメント部材(3)の端末が的確に隠蔽されるまで挿
込量を任意に調整でき、従って、表皮材(2)に皺より
がないうえオーナメント部材(3)の端末処理が的確に
おこなわれた表装が簡単にでき、その作業性も極めて良
好なものとなる。しかも、無底のスリット(4)は基材
(1)の成形後にスリッターなどで簡単に形成できるの
で、基材(1)として木質系繊維を圧縮成形した成形基
材を用いたときでも平面的な部分へは勿論のこと凹部内
壁や周縁折返部へ形成することも容易で、デザイン上の
制約がなくなるうえに型代その他も少なくて済み、安価
に提供できるものである。さらに、スリット(4)を設
けたことにより折曲部(1a)の強度は劣化するが、この
折曲部(1a)の劣化した強度はその所要部分に装着され
るブラケット(6)やリテーナ(7)などの補強部材に
より補強してあるので、充分な強度を確保することがで
きることとなる。
(考案の効果) 本考案は前記説明から明らかなように、表皮材の一部
とともにオーナメント部材の端末を充分基材の裏側に引
き込むことができるので、皺よりのない表装を容易に行
うことができ、また、オーナメント部材の端末位置を基
材の材質や形状如何にかかわらず凹部内壁や周縁折返部
その他いかなる箇所にも位置させることができるので、
デザイン的な制約がなくなるうえに基材の成形コストや
表皮材とオーナメント部材の被装コストを低下できる利
点があり、また、スリットを設けたことによる折曲部の
強度不足はその所要部分に装着されるブラケットやリテ
ーナなどの補強部材により補強されるので充分な強度を
確保できて耐久性に問題の生じることもないなど種々の
利点があり、在来のこの種自動車用内装材の問題点を解
決したものとして実用的価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す一部切欠斜視図、
第2図は同じく要部の断面図、第3図は本考案の第2の
実施例を示す要部の断面図である。 (1):基材、(2):表皮材、(3):オーナメント
部材、(4):スリット、(6):ブラケット、
(7):リテーナ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材(1)の表面を表皮材(2)で覆って
    その表面をオーナメント部材(3)により部分的に覆っ
    た自動車用内装材において、基材(1)のうち周縁の折
    曲部(1a)の中間の前記オーナメント部材(3)の端末
    相当位置に無底のスリット(4)を設けて前記表皮材
    (2)の一部とともに該オーナメント部材(3)の端末
    を前記スリット(4)を通じて基材(1)の裏側に引き
    込むとともに、前記スリット(4)により強度が劣化し
    た折曲部(1a)の所要部分をこれに装着される補強部材
    により補強したことを特徴とする自動車用内装材。
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