JPH0741636Y2 - トランクリアのフィニッシャ端末固定構造 - Google Patents

トランクリアのフィニッシャ端末固定構造

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JPH0741636Y2
JPH0741636Y2 JP1989025072U JP2507289U JPH0741636Y2 JP H0741636 Y2 JPH0741636 Y2 JP H0741636Y2 JP 1989025072 U JP1989025072 U JP 1989025072U JP 2507289 U JP2507289 U JP 2507289U JP H0741636 Y2 JPH0741636 Y2 JP H0741636Y2
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JP
Japan
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finisher
trunk
trunk rear
terminal
upper edge
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JP1989025072U
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一春 浦
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、乗用車のトランクルームに内貼りされるト
ランクリアのフィニッシャ端末固定構造に関する。
《従来の技術》 ノッチバック式乗用車のトランクルームの内部には不織
布などの成形品からなるフィニッシャが内貼りされてい
る。
トランクルームは、上面が開口されるため、この部分の
端末処理が問題となり、特にリアパネル側ではフィニッ
シャの端末が直接パネル側に位置するためこの部分の処
理が重要である。
第4図は、従来のトランクリアのフィニッシャ端末固定
構造を示すもので、トランクリアパネル1の上縁は後部
側に折り返され、この折返し端1aにシール2が嵌め付け
られ、不図示のリアフェンダーパネルを閉じた状態でト
ランクルーム内部を水密に閉止する。そして、リアフィ
ニッシャ3は前記パネル1の内側部垂直面に添設され
る。
この構造において、前記リアフィニッシャ3は不織布な
どの比較的柔らかい素材をトランクルームの内側形状に
沿って裁断し、所要曲面に成形したものであるため、上
縁端末が裁断処理された状態であり、このままでは見栄
えが低下する。
したがって、従来では図示のごとくポリプロピレン射出
成形体からなる断面略コ字形の枠縁4を折返し端1aの形
状に沿って嵌合固着し、この枠縁の垂直部4aがリアフィ
ニッシャ3の上縁に覆い被さるようにすることで、端末
処理を行っていた。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、この端末固定構造にあっては、枠縁4と
リアフィニッシャ3とが異なる材質であり、しかも接合
部に段差が生じているため見栄えが悪く、さらに端末処
理の為の部品が増すため、コスト高になっていた。
そこで、この考案は、前述のごとき枠縁を廃止した場合
であっても、フィニッシャの良好な端末処理を行えるよ
うにしたトランクリアのフィニッシャ端末固定構造を提
供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 前記項目を達成するためこの考案は、トランクルームを
画成し、上縁が後部側へ折り返されているトランクリア
パネルの垂直部内側に、トランクリアフィニッシャの上
蓋端末部分を添設するフィニッシャ端末固定構造におい
て、前記トランクリアパネルの垂直部にあって、前記上
縁に連続して断面コ字形のウエスト部を設定し、該ウエ
スト部直下に後部側へ向けて突出する木目込み溝を設け
るとともに、前記木目込み溝の下部に位置する部分を前
記ウエスト部の垂直面に対し前記トランクリアフィニッ
シャの厚みしろ分だけ後部側へ後退させた取付け面に形
成し、前記トランクリアフィニッシャの上縁端末部分を
前記木目込み溝内に嵌合固定することにより、前記取付
け面に添設されるトランクリアフィニッシャが前記ウエ
スト部の垂直面と面一に配置されるようにしたものであ
る。
《作用》 この構成によれば、トランクリアフィニッシャの上縁端
末部分は裁断処理した状態のまま木目込み溝内に押し込
まれて嵌合固定されると、トランクリアパネルの垂直部
にあって、トランクリアフィニッシャ端末側がウエスト
部の垂直面側と見切り線をもって画成される。内貼りし
た状態では、トランクリアフィニッシャがウエスト部の
垂直面に同一面となって連続し、段差が出来ない。
《実施例》 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図、第2図において、符号10はトランクリアパネル
(以下、リアパネルと略称する)、符号12はトランクリ
アフィニッシャ(以下、フィニッシャと略称する)であ
る。
リアパネル10のうち、フィニッシャ12の上縁端末処理を
必要とする区間はリアパネル10のテールランプの取付け
位置を除く中央区分10aである。この区分10aにおいて、
リアパネル10の垂直部20にあって内側形状は第2図に詳
しく示す如く、シール14が嵌合固定される上縁折曲端16
と、これと連続してコ字形に折曲形成されたウエスト部
18と、ウエスト部18直下に後部側へ向けて突出する木目
込み溝22と、木目込み溝22の下部に位置する垂直部20に
ついてウエスト部18の垂直面よりも後退させた取付け面
24とからなっている。
前記木目込み溝22は、垂直部20とウエスト部18との間に
位置し、エンボス加工によりウエスト部18の上片ないし
は上縁折曲端16の基部側と略平行して後部側へ突出形成
されている。また、取付け面24は、ウエスト部18の垂直
面よりフィニッシャ12の厚みdの分だけ後退している。
したがって、この構成において、リアパネル10の内側に
フィニッシャ12を内貼りするには、フィニッシャ12を取
付け面24に沿わせた状態で、その上縁端末部分12aを前
記木目込み溝22の内部に木目込み作業と同一の手順で押
し込むことで添設作業が完了する。作業完了状態では、
前記ウエスト部18の垂直面とフィニッシャ12とは同一面
を形成し、木目込み溝22の上縁の部分を見切り線として
連続する面を構成する。
なお、前記上縁端末部分12aを木目込み溝22内に固定す
る手段としては、接着剤を併用してもよいし、木目込み
溝22との摩擦保持力によって固定してもよい。また、こ
のような摩擦保持力を増大する他の手段としては、第3
図に示すように、木目込み溝22の内側にスリット状の取
付け穴22aを所定間隔で開口形成しておく一方、フィニ
ッシャ12の上縁端末部分12aにこれに嵌合するクリップ
部12bを所定間隔で突出形成しておき、押し込み操作時
においてこのクリップ部12bを取付け穴22aに嵌合すれ
ば、さらに固定が確実となる。
《考案の効果》 以上実施例によって詳細に説明したように、この考案に
よるトランクリアのフィニッシャ端末固定構造では、ト
ランクリアフィニッシャの上縁端末部分が裁断処理した
状態のまま木目込み溝内に嵌合固定されると、トランク
リアパネルの垂直部にあって、トランクリアフィニッシ
ャ端末側がウエスト部の垂直面側と見切り線をもって画
成される。外観的にはトランクリアフィニッシャがウエ
スト部の垂直面と面一になって連続し、段差が出来な
い。
したがって、この考案にあっては、従来の別物を被せて
仕上げる構造のものに比べて、物品点数の省略が図れ、
安価に出来る。また段差が出来ないので、異物感がな
く、段差分だけトランクルーム内の容量を増すことがで
き、しかも見栄えも良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるトランクリアパネルの斜視
図、第2図は第1図のII−II線におけるトランクリアフ
ィニッシャの固定構造及び端末処理状態を示す断面斜視
図、第3図は端末処理のための他の構造を示す断面分解
斜視図、第4図は従来のトランクリアフィニッシャの固
定構造およびその端末処理状態を示す断面図である。 10……トランクリアパネル 12……トランクリアフィニッシャ 12a……上縁端末部分 18……ウエスト部 20……垂直部 22……木目込み溝 24……取付け面 d……(フィニッシャの)厚み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランクルームを画成し、上縁が後部側へ
    折り返されているトランクリアパネルの垂直部内側に、
    トランクリアフィニッシャの上縁端末部分を添設するフ
    ィニッシャ端末固定構造において、 前記トランクリアパネルの垂直部にあって、前記上縁に
    連続して断面コ字形のウエスト部を設定し、該ウエスト
    部直下に後部側へ向けて突出する木目込み溝を設けると
    ともに、前記木目込み溝の下部に位置する部分を前記ウ
    エスト部の垂直面に対し前記トランクリアフィニッシャ
    の厚みしろ分だけ後部側へ後退させた取付け面に形成
    し、 前記トランクリアフィニッシャの上縁端末部分を前記木
    目込み溝内に嵌合固定することにより、前記取付け面に
    添設されるトランクリアフィニッシャが前記ウエスト部
    の垂直面と面一に配置されることを特徴とするトランク
    リアのフィニッシャ端末固定構造。
JP1989025072U 1989-03-04 1989-03-04 トランクリアのフィニッシャ端末固定構造 Expired - Lifetime JPH0741636Y2 (ja)

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JPH02115741U JPH02115741U (ja) 1990-09-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015037151A1 (ja) * 2013-09-13 2015-03-19 本田技研工業株式会社 車両用内装構造

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JP2012111371A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Toyota Boshoku Corp 車両用内装材
JP5971014B2 (ja) * 2012-07-31 2016-08-17 マツダ株式会社 自動車の荷室構造
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