JPH0647332B2 - ドアトリムにおけるオ−ナメント部構造 - Google Patents

ドアトリムにおけるオ−ナメント部構造

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JPH0647332B2
JPH0647332B2 JP2048686A JP2048686A JPH0647332B2 JP H0647332 B2 JPH0647332 B2 JP H0647332B2 JP 2048686 A JP2048686 A JP 2048686A JP 2048686 A JP2048686 A JP 2048686A JP H0647332 B2 JPH0647332 B2 JP H0647332B2
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ornament
opening
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skin
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茂丹 川端
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Arako KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はドアトリムにおけるオーナメント部構造に関
し、詳しくはドアトリムのひじかけ部上側に設けられる
凹状のオーナメント部(装飾部)の改良構造に係わるも
のである。
(従来の技術) 一般に、ドアトリム(トリムボード)のオーナメント部
はひじかけ部上側の凹状部分に設けられ、従来は例え
ば、 (イ)第8図に示すように、硬質の成形基板55となる
繊維質圧縮層体などの基材とともに表皮56が積層成形
され、ひじかけ部54上側凹部の表皮56面には、硬質
の裏板59に表皮56を介して起毛織布61を貼ったオ
ーナメント部材58Aを配置し、裏板59の止めピン5
9Aを成形基板55の裏側に突出させて曲げ止めしてオ
ーナメント部58を形成する構造のもの、あるいは、 (ロ)第9図に示すように、成形基板55に被着した表
皮56の凹部面に、表皮60を配置し起毛織布61にて
被着したオーナメント部材68Aよりなるオーナメント
部68構造のもの、あるいは、 (ハ)第10図に示すように、通気性でかつ硬質の裏板
59に通気性の表皮60を介して起毛織布61を貼った
オーナメント部材78Aを所定凹部に配置しオーナメン
ト部材78Aの外周部が弾性質の成形基板55Aの凹部
内に食い込むように圧入することにより固定してオーナ
メント部78となした構造のもの、 などがあげられる。
そして第10図の(ハ)の構造のものは、第11図に示
すように、真空成形型の下型79成形面に通気性のオー
ナメント部材78Aを載せた状態で表皮56を真空成形
し、次いで第12図に示すように上型80を載置した
後、ポリウレタンなどの発泡樹脂を混入しドアトリムの
成形基板55Aとなし、脱型し、所定の凹部にオーナメ
ント部材78Aが挿着されたドアトリムを得るものであ
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記(イ)および(ロ)の構造のものは
仕上げ品の見栄えの悪い問題があり、前記(ハ)の構造
のものは見栄えは良好であるが成形工程が面倒となる問
題があった。
そこで本発明は見栄え良好な前記(ハ)の構造のものに
着眼し、これを改良することにより、従来の(イ),
(ロ)(ハ)の構造のもにおける問題点を解決し得るよ
うにしたものである。すなわち、本発明によれば見栄え
良好であり、成形工程数が少なく製作し易いドアトリム
オーナメント部構造が提供される。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するための、第1発明の手段はオーナ
メント部が開口部とされたドアトリムの皇室の成形基板
に、該成形基板の開口部が袋状となるようにして軟質の
表皮が重合接着されるとともに、前記開口部の袋状部に
は開口部を塞ぐオーナメント部材が適度な弾性変形によ
り装着されてなるオーナメント構造とされる。
そして、前記問題点を解決する第2発明の手段は、オー
ナメント部が開口部とされたドアトリムの硬質の成形基
板に、該成形基板の開口部が塞がれないようにして軟質
の表皮が重合接着されるとともに、前記開口部には開口
部を塞ぐオーナメント部材が配置され、オーナメント部
材の裏面にはオーナメント部材を被いかつ外周部が開口
部外周の成形基板部位に接合される被い板にて被着せし
めてなるオーナメント構造とされる。
(作 用) 第1発明において、オーナメント部材は軟質の表皮の袋
状部に成形基板にあるいはオーナメント部材の弾性変形
にて支持され、開口部にオーナメント部を形成する。
第2発明において、オーナメント部材は被い板にて支持
された開口部にオーナメント部を形成する。
(実施例) 次に第1発明の一実施例を第1図〜第5図について説明
する。第1図は自動車のドア外板1に取付けられたドア
トリム2の全体を示す斜視図であり、本例のドアトリム
2は下部にポケット部3を有し、中央部にひじかけ部4
を備え、ひじかけ部4の上方が内側へ凹状に形成された
凹部とされて、この凹部がオーナメント部8とされてい
る。ドアトリム2は繊維質圧縮層体などの硬質で通気性
の成形基板5の外面側(車両室内側)に軟質の表皮6が
被着され、凹部にはオーナメント部材8Aが取付けられ
てオーナメント部8とされている。本例のオーナメント
部材8Aは適度な弾性を有する合成樹脂の裏板9に表皮
あるいはクッション材(以下、単に表皮という。)10
が積層接着されかつ外面側(車両室内側)には見栄えの
良い起毛織布11が被着されてなり成形基板5の後述す
る開口部より少し大き目の大きさにされている。すなわ
ち、成形基板5は凹部において所定形状の開口部とさ
れ、成形基板5の外面に被着した表皮6は開口部におい
て開口部外に突出させて袋状部7に形成されていて、該
袋状部7には起毛織布11を外面側に向けてオーナメン
ト部材8Aが挿入され、オーナメント部材8A裏板9の
弾性力により開口部はオーナメント部材8Aにて塞がれ
るとともにオーナメント部材8Aは表皮6の袋状部7支
持される(第2図参照)。
なお、本例構造のドアトリム2は真空成形にて容易に製
造される。たとえば、第3図に示すように、予め成形し
た通気性の成形基板5開口部を真空成形型12の成形面
に配置した後、この上に加熱した表皮6を配置し、真空
成形することにより表皮を成形基板5面に密着状に接合
するとともに、開口部に表皮6の突出した袋状部7を形
成し、これを脱型する。次いで、袋状部7にオーナメン
ト部材8Aを挿着することにより簡単に製作されるもの
である。
前記した本例のドアトリム2のオーナメント部材8Aは
成形基板5の開口部外に表皮6の袋状部7を形成した
が、成形基板5の開口部の外周部は、第5図に示すドア
トリム2Aのオーナメント部8にように、袋状部7に挿
着したオーナメント部材8Aの外周部が、成形基板5開
口部の外周部の係止部にて支持される構造のものとなす
ことができる。
次に第2発明の一実施例を第6図ないし第7図により説
明する。第6図のドアトリム22において、適度な通気
性を有する成形基板25の外面側には軟質の表皮26が
被着されている。表皮26を被着した成形基板25の開
口部の外周は内方側に曲げ形成されていて係止部25A
とされている。オーナメント部材28Aは適度な弾性を
有する合成樹脂の裏板29と、表皮30と、起毛織布3
1を重合接着した構成をなし、裏板29は外周が表皮3
0および起毛織布31を包むように曲げ形成されて係合
部29Aが形出されてなる。成形基板25の開口部には
起毛織布31を車両室内側に向けたオーナメント部材2
8Aが配置され、開口部外周の係止部25Aに、オーナ
メント部材28Aの係合部29Aを圧入することにより
係合されている。なお、係合に際しオーナメント部材2
8Aの係合部29Aと開口部の係止部25Aの接触部位
には接着剤を使用してもよい。
前記した第2発明実施例の開口部およびオーナメント部
材28Aの接合は係止部25Aと係合部29Aとを係合
させる型式となしたが、第2発明におけるオーナメント
部材28Aの係合は、この型式のものに限るものではな
く、たとえば第7図に示すドアトリム22Aのオーナメ
ント部38構造のように、表皮26を被着した成形基板
25の開口部の裏面側には、開口部裏面に重なるように
曲げ形成された接着片39Aを有する裏板39に、表皮
40と、起毛織布41を積層接着したオーナメント部材
38Aを配置し、裏板39の接着片39Aを開口部裏面
外周部に接着剤にて接着固定した構造とすることができ
る。また、接着剤によらず各種の溶着機を使用して溶着
してもよい。
(発明の効果) 本両発明によれば前記した作用により前記した問題点が
解決される。すなわち、第1発明においては真空成形に
て製作容易であり、かつ出来栄えも美しいものが得られ
る。なお第1発明においては開口部には成形基材が省略
されることにより、重量減となし得る利点がある。
そして、第2発明においては表皮を被着した成形基材の
開口部にオーナメント部材を係合接着あるいは接着させ
るため製作が容易でかつ見栄え良好なオーナメント部構
造が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は第1発明に係わる実施例であり、第1
図は自動車ドアに取付けられたドアトリムの斜視図、第
2図は第1図II−II線における拡大断面図、第3図は真
空成形の工程図、第4図はドアトリム成形品にオーナメ
ント部材を挿着する際の工程説明図、第5図は第1発明
の別態様を示す要部拡大断面図である。 第6図および第7図は第2発明に係わる実施例であり、
第6図はドアトリムのオーナメント部を主体とした縦断
面図、第7図は同じくドアトリムのオーナメント部を主
体とした別態様の縦断面図である。 第8図および第9図および第10図は各々従来のオーナ
メント部構造を示す要部拡大断面図である。 第11図は第10図のオーナメント部構造を得る真空成
形工程図、第12図は第10図のオーナメント部構造を
得る基材の発泡工程図である。 2,2A,22,22A……ドアトリム 5,25……成形基板 6,26……表皮 7……袋状部 8,28,38……オーナメント部 8A,28A,38A……オーナメント部材 9,29,39……裏板 10,30,40……表皮 11,31,41……起毛織布

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーナメント部が開口部とされたドアトリ
    ムの硬質の成形基板に、該成形基板の開口部が袋状とな
    るようにして軟質の表皮が重合接着されるとともに、前
    記開口部の袋状部には開口部を塞ぐオーナメント部材が
    適度な弾性変形により装着されてなることを特徴とした
    ドアトリムにおけるオーナメント部構造。
  2. 【請求項2】オーナメント部が開口部とされたドアトリ
    ムの硬質の成形基板に、該成形基板の開口部が塞がれな
    いようにして軟質の表皮が重合接着されるとともに、前
    記開口部には開口部を塞ぐオーナメント部材が配置さ
    れ、オーナメント部材の裏面にはオーナメント部材を被
    いかつ外周部が開口部外周の成形基板部位に接合される
    被い板にて被着せしめてなることを特徴としたドアトリ
    ムにおけるオーナメント部構造。
JP2048686A 1986-02-01 1986-02-01 ドアトリムにおけるオ−ナメント部構造 Expired - Lifetime JPH0647332B2 (ja)

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JPS62178424A JPS62178424A (ja) 1987-08-05
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