JP2567249B2 - 座席体の製造方法 - Google Patents

座席体の製造方法

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克也 本島
功 蔵口
隆志 大井
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Achilles Corp
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Achilles Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクッション体の表面に表皮材を備えた座席体
の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
家具、車輌用などの座席のクッションは、その表面を
表皮材にて覆うのが一般的である。
従来、この種の座席体は座席のソデ部、メイン部マチ
部に裁断された表皮材を袋状に縫製加工し、この表皮材
内に別途成形加工されたクッション体を装入して完成す
る方法や真空形成法を用い、成形型の凹窩の形状に賦形
した表皮材の一面にウレタン発泡原液を注入し、原液の
発泡硬化後脱型してクッションの表面に表皮材を一体に
備えた座席体を得る方法が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、前者の方法によるときにはクッション体と
表皮材との組合せのため、両者間に互換性がある反面、
縫製加工のバラツキによる品質管理上問題があり、ま
た、表皮材はクッション体の表面を覆うのみのため、メ
イン部の平面に凹凸意匠を形成することが困難である。
また、後者の方法によるときには成形型の凹窩の形状
を倣って表皮材を含め自由に賦形して凹凸形状を表現す
ることができるが、表皮材のピンホールによる原液のし
み出し、あるいは原液発泡により形成されたクッション
体内あるいは表面に空胴や凹部などの不良個所が発生し
たときには補修、交換は不可能のため製品の全体が不良
品となる。これが表皮材とウレタンモールドとの一体発
泡成形による最大の欠点となっている。
この問題点を解消するため、成形型内で真空吸引によ
り賦形した表皮材の凹凸形状にプロファイルカットした
モールドフォームを表皮材に組合せた表皮一体の座席体
(実公昭56−44433号)が紹介されている。しかし、こ
の方法では装てん時、凹窩内の全体がモールドフォーム
で覆われるため、型の凹凸意匠面とウレタンモールドの
凹凸との位置合せの確認がむずかしい。
本発明の目的は型の凹凸意匠面とモールドフォームの
凹凸形状との位置合せを容易ならしめ、一体成形の作業
性を改善した座席体の製法方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明による座席体の製造
方法においては、表皮材の賦形処理と、クッションマッ
トの接着処理と、クッション本体の接着処理とを有する
座席体の製造方法であって、 表皮材は、クッションマットおよびクッション本体の
表面を覆うものであり、 クッションマットは、予め賦形された凹凸を一面に有
し、他面を平坦面とした平板状マットであって、クッシ
ョン本体の一部分に積層されるものであり、座褥のメイ
ン部である中央部を形成し、 クッション本体は、座褥の中央部及び少なくとも両側
立上り部を象って予め成形加工されたモールド成形フォ
ームであり、 表皮材の賦形処理は、座席体の成形型の凹窩の形状に
倣わせて表皮材を型面に定着させる処理であり、 成形型は、型面の一部にクッションマットの凹凸面の
形状を象った凹凸意匠面を有し、表皮材の一部分は、凹
凸意匠面の形状を倣って定着し、 クッションマットの接着処理は、成形型の凹凸意匠面
にクッションマットの凹凸を位置合わせをして凹凸意匠
面上の表皮材にクッションマットを接着する処理であ
り、 クッション本体の接着処理は、表皮材の一部分に接着
されたクッションマットの平坦面と、成形型の凹窩内に
露出している表皮材とに跨ってクッション本体を接着
し、表皮材とクッションマットと、クッション本体との
三者を一体成型する処理である。
〔作用・原理〕
以下に本発明を図によって説明する。
第2図において、図は車輌用座席体を形成する真空成
形型1を示している。すなわち、型面には座褥のメイン
部である中央部2とその両側マチ部の立上り部3を形成
する凹窩を有しているものである。中央部2には主とし
て着座時の滑り止めと装飾を兼ねた突条を形成する凹凸
意匠面4が付されている。なお、形成型1は凹窩に開口
した真空吸引口を有しているが、図示は省略してある。
まず、表皮材5を型上にセットし、これを加熱後、真
空吸引により中央部2の凹凸意匠面4を含め、凹窩の形
状に倣わせて型面に定着させる。
次いで、第3図のように成形型1の凹凸意匠面4上に
クッションマット6を装てんする。このクッションマッ
ト6は図示のように、一面(下面)に前記凹凸意匠面4
の形状に適合した凹凸7を有し、他面(上面)を平坦面
8としたウレタンフォームの平板状マットである。ま
ず、意匠面の表皮材5に接着材を塗布し、該クッション
マット6を位置合せをしてその凹凸7を意匠面4の凹凸
形状に圧接し、これを第4図のように意匠面4を形成す
る表皮材5の一部に接着する。
第4図において、その後、成形型1の凹窩内にクッシ
ョン本体9を装てんする。クッション本体9は座褥の後
部,中央部及び両側立上り部を象って予め成形加工され
たモールド成形フオームである。このクッション本体9
接合面全体に接着剤を塗布し、第5図のようにプレス10
で圧下し、クッションマット6の平坦面8と凹窩内に露
出している表皮材5とにまたがってクッション本体を接
着し、表皮材5とクッションマット6とクッション本体
9との三者を一体成型する。接着剤の硬化後脱型して第
1図(a),(b)に示す座席体11を得る。座席体11は
成形型1の型面の形状に賦形された表皮材5にクッショ
ン本体9充填され、特にそのメイン部にはクッションマ
ット6の充填により保型された突条12が形成される。
本発明において、表皮材5は、クッションマット6及
びクッション本体9の表面を覆うものであり、非通気
性、通気性のいずれのものも使用できるが真空吸引法の
場合には非通気性のものを使用するのが好ましい。表皮
材の好ましい例を以下に示す。
表皮材PVCレザー 裏基布に伸度の大きいウーリーナイロンを使用すると
深い凹凸意匠が可能となる。
布地/合成樹脂 布地には伸び率タテ50%以上ヨコ100%以上の伸度の
大きい材質を使用することにより深い凹凸意匠を実現で
きる。
合成樹脂フィルムにはPVCフィルム、PEフィルム、PU
フィルムなどを使用できるが、接着性、耐久性の点でPU
フィルムが適している。
布地/通気性合成樹脂発泡シート/合成樹脂フィルム 通気性シートを介在させるときには非通気性シートを
ラミネートすることが必要である。通気性合成樹脂発泡
シートの好ましい厚味は0.5〜3m/mである。
布地/通気性合成樹脂発泡シート 通気性合成樹脂発泡シートは厚み2〜15m/mが好まし
く、その裏面に補強等の目的より不織布、金巾、メリヤ
スなどの裏面材を積層させても良い。
クッションマット及びクッション本体には高弾性フォ
ーム(C.C.フォーム)、チップモールドフォーム、スラ
ブの熱プレスモールド、ホットモールドフォームを使用
できる。クッションマットには更にスラブフオームをプ
ロファイルカットして使用できる。
接着剤にはポリウレタンの一液又は二液硬化タイプの
接着剤を用いる。発泡タイプ接着剤を用いてもよい。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を示す。
伸び率タテ100%、ヨコ150%の布地/スラブウレタン
フォーム(厚さ2mm)/PUフィルム(厚さ40μ)の三層構
造にラミネートされた表皮材を真空成形型(凹型)にセ
ットし、表皮材を100℃に加熱後、真空吸引し、これを
型面に定着させた。
クッションマットには一面が所定形状の凹凸にプロフ
ァイルカットされたスラブウレタンフォーム(硬さ12k
g,密度40kg/cm3)を用い、その凹凸面に二液硬化型ウレ
タン系接着剤を塗布し、その凹凸面を成形型に吸着され
ている表皮材の凹凸意匠面に嵌合圧着した。
一方、クッション本体として別途モールド成形された
両側マチ部に立上りを有し、メイン部が平坦な高弾性フ
ォーム(硬さ25kg,密度40kg/cm3)を用い、重合面側に
二液硬化型ウレタン系接着剤を塗布し、これを成形型の
凹窩内に定着している表皮材と、その一部に重合圧着し
たクッションマットの平坦部上にまたがって圧着し、接
着剤の硬化後、脱型したところ、表皮材とクッション本
体とが一体化され、表面の凹凸意匠が鮮明で、且つマチ
部、メイン部の硬さが異なる風合い、外観に優れた座席
体が得られた。
〔発明の効果〕
以上のように本発明はメイン部の凹凸意匠を含め、真
空吸引により表皮材を型面に沿わせて賦形した状態でク
ッション本体を組合せ、しかも、クッション本体の組合
せに先立って前記凹凸意匠面の形状に合致する凹凸を一
面に備えたクッションマットを型内に嵌合させるため、
賦形された表皮材の凹凸意匠面とクッションの凹凸との
位置合せが容易となり、ひいては作業性を向上できる。
一方、クッション本体には意匠面を形成すべき凹凸形状
の加工が全く不要のため、クッション本体のモールド成
形型の形状を簡略化できる。
また、得られた座席体について、クッション本体とク
ッションマットの材質の選択組合せは自由であり、硬度
の調整により座席のメイン部とマチ部との硬さを異なら
せることができる。
したがって、本発明によれば、真空成形法の利用によ
る従来の欠点をなくし、逆にその特長を生かして作業性
並びに製品品質の向上を図ることができる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明方法によって得られた座席体の一
実施例を示す斜視図、(b)は(a)のB−B線断面
図、第2図〜第5図は本発明の製造方法を工程順に示す
断面図である。 1……成形型、2……中央部 3……立上り部、4……凹凸意匠面 5……表皮材、6……クッションマット 7……クッションマットの凹凸、8……平坦面 9……クッション本体、11……座席体 12……突条

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表皮材の賦形処理と、クッションマットの
    接着処理と、クッション本体の接着処理とを有する座席
    体の製造方法であって、 表皮材は、クッションマットおよびクッション本体の表
    面を覆うものであり、 クッションマットは、予め賦形された凹凸を一面に有
    し、他面を平坦面とした平板状マットであって、クッシ
    ョン本体の一部分に積層されるものであり、座褥のメイ
    ン部である中央部を形成し、 クッション本体は、座褥の中央部及び少なくとも両側立
    上り部を象って予め成形加工されたモールド成形フォー
    ムであり、 表皮材の賦形処理は、座席体の成形型の凹窩の形状に倣
    わせて表皮材を型面に定着させる処理であり、 成形型は、型面の一部にクッションマットの凹凸面の形
    状を象った凹凸意匠面を有し、表皮材の一部分は、凹凸
    意匠面の形状を倣って定着し、 クッションマットの接着処理は、成形型の凹凸意匠面に
    クッションマットの凹凸を位置合わせをして凹凸意匠面
    上の表皮材にクッションマットを接着する処理であり、 クッション本体の接着処理は、表皮材の一部分に接着さ
    れたクッションマットの平坦面と、成形型の凹窩内に露
    出している表皮材とに跨ってクッション本体を接着し、
    表皮材とクッションマットと、クッション本体との三者
    を一体成型する処理であることを特徴とする座席体の製
    造方法。
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