JPH0335200Y2 - - Google Patents

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JPH0335200Y2
JPH0335200Y2 JP1985162949U JP16294985U JPH0335200Y2 JP H0335200 Y2 JPH0335200 Y2 JP H0335200Y2 JP 1985162949 U JP1985162949 U JP 1985162949U JP 16294985 U JP16294985 U JP 16294985U JP H0335200 Y2 JPH0335200 Y2 JP H0335200Y2
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sheet
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wading
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JP1985162949U
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  • Laminated Bodies (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は表皮一体成形シートに関し、特に表皮
一体成形シートに用いる表皮材に関するものであ
る。
《従来の技術》 第4図に示すような表皮一体成形シート1の従
来例としては例えば特開昭59−156372号公報に記
載されているように、平物である表皮材を真空成
形型内に配置して、この表皮材の裏側にウレタン
発泡原液を注入し発泡キユアさせてパツド材を形
成することにより成形したものがある。
ところで、この種の表皮一体成形シートに用い
られる表皮材は、第5図に示すように、一般に合
成樹脂、布地などのカバー材5と、カバー材5の
裏面に設けられるワデイング6とから成る。この
ワデイング6は主としてシート1のクツシヨン部
材2、シートバツク部3共に表面の感触を向上さ
せるために設けられ、通常ポリ塩化ビニル又はス
ラブウレタンが用いられている。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、このような従来の表皮一体成形
シートにあつては、その製造過程においてカバー
材5とワデイング6とを一体化した表皮材4の平
物を真空成形用の型にセツトし、これにバキユー
ム成形作業を施すことによつて一体成形すると共
に成形体の凹部内に発泡ウレタン樹脂を流し込
み、これを発泡させて製作するため、加工用の装
置が大型化し、またカバー材5或はワデイング6
を非通気性にしなければならず材質の選択範囲が
狭くなるという問題があつた。また、従来のシー
ト製造手段として、カバー材5とワデイング6と
を一体化した表皮材4を熱プレス装置にセツト
し、これに熱プレスを施してシート形状にし、凹
部に発泡ウレタンを流し込むやり方があるが、こ
のような方法ではプレス工程が別途必要となる上
シート成形装置が大型化し、コスト高になるとい
う問題があつた。
本考案はこのような従来の問題点に着目してな
されたもので、その目的は、シートの表皮材をシ
ートの各部位に対応して別個に製作し、シート製
造のための型装置の小形化及び製造コストの軽減
を図ることである。
《問題点を解決するための手段》 本考案は前記目的を達成するために、カバー材
16,26およびこのカバー材16,26の裏面
に貼着されたワデイング18,28によつて形成
された表皮材12,22と、表皮材12,22内
部で発泡性樹脂をモールドして成形されたパツド
材14,24とからなる表皮一体成形シートであ
つて、このシートの表皮材12,22を当該シー
トの各部位に対応する部品12a,22a、12
b,22b、12c,22cに各々別個に分割
し、該部品のうち着座者の座部に相当するメイン
部12a,22aのワデイングを他の部品12
b,22b、12c,22cの厚さより厚いワデ
イング18かまたは同一厚さであるが低通気性の
ワデイング28を使用し、これら部品12a,2
2a、12b,22b、12c,22cを繋ぎ合
わせてシート形状の表皮材12,22にし、この
表皮材12,22の凹部内にパツド材14,24
を充填したことを要旨とするものである。
《作用》 表皮材部品は、メイン部、サイド部等の別に成
形する際それぞれの表皮材部品製作用の型装置に
よつて成形される。次いで成形された表皮材部品
は互いに繋ぎ合わされてシート形状が形成され
る。この表皮一体成形シートの凹部内には発泡ウ
レタン等の樹脂材が供給され、発泡成形によつて
シートが出来上る。
《実施例》 第1図は本考案の第1の実施例に係る表皮一体
成形シートを示す図である。この実施例に係る表
皮一体成形シート(以下単にシートという)10
は、シートのメイン部に対応する表皮材部品12
aとシートの周縁部に対応する表皮材部品12b
と、両表皮材部品12a,12bの中間の部分に
対応する表皮材部品12cとに分割され、それぞ
れの表皮材部品12a,12b,12cを互いに
縫製、高周波接着、超音波接着等の方法で結合し
て表皮材12を成形し、この表皮材12を成形型
内に装着すると共に、表皮材12の裏面に合成樹
脂材である発泡ウレタン原液を注入して発泡キユ
アさせることによりパツド材14を一体に設けて
成るものである。前記表皮材12は、第2図に示
すように、布材などのカバー材16の下面にワデ
イング18を貼着して成る。この実施例において
は、各表皮材部品12a,12b,12cについ
て、ワデイング18は異なつた厚さTのものが使
われ、例えばメイン部表皮材部品12aには主と
して着座者の体重を支えるために20mm程度の厚地
のワデイング18が使われる一方、周縁部の表皮
材部品12bには体重支持の役割を殆ど持たない
からカバー材16からウレタンの原液が浸出する
のを防止出来る5mm程度の厚さのワデイング18
が使われる。更に中間部表皮材部品12bには、
例えば10mm程度の厚さのワデイング18が使われ
る。こうして、シート10の表皮材12は各部位
毎に異なつた硬度を持つ層状体となる。なお、第
2図中符号19はパツド材14の発泡成形によつ
て形成される発泡ウレタンの含浸層である。
したがつて、前記シート10では、メインの部
位では着座者の体重を比較的厚味の大きなワデイ
ングで支えてソフト感を与える一方、その他の部
分では比較的厚味の小さなワデイングによつて硬
く支えることができる。
第3図は本考案の第2の実施例に係る表皮一体
成形シートを示す図である。この実施例に係る表
皮一体成形シート(以下シートという)20におい
ても、前記第1の実施例におけると同様、表皮材
22はメイン部表皮材部品22aと、周縁部表皮
材部品22bと中間部表皮材部品22cとに分割
して成形され、それぞれの表皮材部品22a,2
2b,22cを互いに縫製、高周波接着、超音波
接着等の方法で結合して成る。しかし、前記第1
の実施例と異なり、各表皮材部品22a,22
b,22cについて、ワデイング28は異なつた
通気特性を持つたものが使われ、例えばメイン部
表皮材部品22aには低通気特性のワデイング2
8が使われる一方、周縁部及び中間部の表皮材部
品22b,22cには前記メイン部表皮材部品2
2aよりも高通気特性を持つたワデイング28が
使われるというよ26、カバー材26に貼着される
ワデイング28を異なつた特性にすると共にワデ
イング28自体についてはいずれの表皮材部品2
2a,22b,22cについても均一の厚さのも
のが使われている。
このため、表皮材22とパツド材24とを一体
成形したシート20についてみると、メインの部
位ではワデイング28の通気性が低いために発泡
ウレタンの含浸が進まず、その結果ソフトな感じ
になる一方、他の部位ではワデイング28の通気
性が高いために発泡ウレタンの含浸が進み、硬い
感じを着座者に与える。よつて、着座者にとつて
は、自己の体圧分布に沿つて最適な支持をシート
20から受けることが出来、良好な座り心地が得
られる。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案によれば、シート
1の各部位に対応する表皮材を各々別個の部品1
2a,22a、12b,22b、12c,22c
に分割して成形し、これらの表皮材部品を繋ぎ合
わせてシート形状の表皮材12,12にし、パツ
ド材14,24と一体成形した表皮一体成形シー
トのため、表皮材12,22の成形に当たつての
成形装置を小形化することができる。またシート
成形に際して熱プレス等の工程を必要としないた
め、シートの製造工程を簡略化することができ、
全体としてシートの製造コストを低減できる等
種々の効果を得られる。
しかも、本考案は、表皮材12,22を構成す
る部品の内着座者の座部に相当するメイン部12
a,22aのワデイングを他の部品12b,22
b、12c,22cの厚さより厚いワデイング1
8かまたは同一厚さにであるが低通気性のワデイ
ング28を使用し、これら部品12a,22a、
12b,22b、12c,22c、を繋ぎ合わせ
て表皮材12,22を構成しているため、表皮材
12,22の各部位がそれぞれ異なつた硬度を持
つ層状体となります。すなわち部品12aは、ワ
デイング18が他より厚いため又部品22aは低
通気性のために、発泡ウレタンの含浸が進まず、
他の部位が比較的堅い感じを着座者に与えるのに
対いし、より柔らかくソフトな感じを与えるシー
トとなり、着座者の体圧分布に沿って最適な支持
を得るシートを提供することができることとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の表皮一体成形シートの第1の
実施例の成形時の状態を示す断面図、第2図は第
1図中−線における拡大断面図、第3図は本
考案の表皮一体成形シートの第2の実施例の成形
時の状態を示す断面図、第4図は本考案が適用さ
れるシートの斜視図、第5図は従来の表皮一体成
形シートの成形時の状態を示す第4図中V−V線
における断面図である。 1…シート、2…シートクツシヨン、3…シー
トバツク、12,22…表皮材、5,16,26
…カバー材、6,18,28…ワデイング、7,
14,24…パツド材、12a,22a点メイン
部表皮材部品、12b,22b…周縁部表皮材部
品、12c,22c…中間部表皮材部品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カバー材16,26およびこのカバー材16,
    26の裏面に貼着されたワデイング18,28に
    よって形成された表皮材12,22と、表皮材1
    2,22内部で発泡性樹脂をモールドして成形さ
    れたパツド材14,24とからなる表皮一体成形
    シートであつて、このシートの表皮材12,22
    を当該シートの各部位に対応する部品12a,2
    2a、12b,22b、12c,22cに各々別
    個に分割し、該部品のうち座者の座部に相当する
    メイン部12a,22aのワデイングを他の部品
    12b,22b,12c,22cの厚さより厚い
    ワデイング18かまたは同一厚さであるが低通気
    性のワデイング28を使用し、これら部品12
    a,22a、12b,22b、12c,22cを
    繋ぎ合わせてシート形状の表皮材12,22に
    し、この表皮材12,22の凹部内にパツド材1
    4,24を充填したことを特徴とする表皮一体成
    形シート。
JP1985162949U 1985-10-25 1985-10-25 Expired JPH0335200Y2 (ja)

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JPS6270897U JPS6270897U (ja) 1987-05-06
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005192634A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 T S Tec Kk 車両用座席の表皮一体発泡成形品
JP2005192633A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 T S Tec Kk 車両用座席の表皮一体発泡成形品

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS534098A (en) * 1976-07-01 1978-01-14 Mc Donnell Douglas Corp Method of recovering and reusing polyurethane scraps

Patent Citations (1)

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JP2005192633A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 T S Tec Kk 車両用座席の表皮一体発泡成形品

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