JPH0344077Y2 - - Google Patents

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JPH0344077Y2
JPH0344077Y2 JP14888486U JP14888486U JPH0344077Y2 JP H0344077 Y2 JPH0344077 Y2 JP H0344077Y2 JP 14888486 U JP14888486 U JP 14888486U JP 14888486 U JP14888486 U JP 14888486U JP H0344077 Y2 JPH0344077 Y2 JP H0344077Y2
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JP
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skin
sheet
seat
integrally molded
side portion
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JP14888486U
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JPS6354398U (ja
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、表皮一体成形シートに関し、特に表
皮一体成形シートにおけるシートサイド部のサポ
ート構造に関する。
《従来の技術》 表皮一体としては、例えば特開昭59−156372号
公報に示されているように、シート形状に形成し
た表皮材を成形型内に配置して、この表皮材の裏
側にウレタン発泡原液を注入して発泡キユアさせ
ることにより成形される。
ところで、シート設計では、座者に対する全体
のホールド性に加えてシートサイド部のサポート
性も重要となつている。
このシートサイド部におけるサポート構造とし
ては、第3図に示す如くパツドaのサイド部bを
突出形状に成形するとともに、裏側を切欠させて
この切欠部cにサイドフレームdを装着したり、
第4図に示す如くパツドeのサイド部fを硬質ウ
レタンなどのインナーパツドgを内設して異硬度
とすることによつて、シートサイド部の支持力を
補強しサポート効果を向上している。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、このような構造では、シートサ
イド部がサイドフレームdあるいはインナーパツ
ドgによつて曲部的に硬くなり易く、サポート時
にどうしても異物感を与えて表面感触を損ねると
いう問題がある。また、前者の場合にはサイドフ
レームdを切欠部cの上部に当接可能に設けなけ
ればならないのでシートフレーム構造が複雑化
し、後者の場合には異硬度のインナパツドgを一
体に設けるため成形法が複雑化してコスト高にな
るという問題もある。
本考案は、このような事情に鑑みなされたもの
で、簡易構成によりシートサイド部のサポート剛
性を充分に向上できる表皮一体成形シートを提供
することを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 すなわち、本考案は、カバー材の裏面にワデイ
ング材を設けた表皮材と、この表皮材の裏面にウ
レタンフオームをモールド発泡して設けたパツド
とからなる表皮一体成形シートにおいて、前記ワ
デイング材のシートサイド部にあつて前記パツド
との対向面側を横方向の波形に形成したことを特
徴とする。
作 用 前記ワデイング材としては一般に弾性を有する
スラブウレタンが用いられている。このスラブウ
レタンにはモールド成形時にスラブウレタンの気
泡中に発泡ウレタン原液が浸入した硬い含浸層が
形成される。この場合、本考案の如くワデイング
材のシートサイド部を波形に形成して表面積を拡
大することにより、シートサイド部における発泡
ウレタン原液の含浸量は大幅に増えることとな
る。そしてこのように形成された硬い含浸層によ
つてシートサイド部のサポート剛性が充分に得ら
れるのである。
《実施例》 第1図は本考案を適用した表皮一体成形シート
を示す部分破断図である。同図において、表皮一
体成形シート10は、ラミネートされた表皮材1
2をシート形状に形成して成形型内に装着すると
ともに、表皮材12の裏側に発泡ウレタン原液を
注入して発泡キユアさせることによりパツド14
を一体に設けたものである。
前記表皮材12は、ビニールレザ、布地などか
らなるカバー材16の下面にワデイング材として
スラブウレタン18を一体に貼着したものを用い
ており、シートメイン部22およびシートサイド
部24に対応するシート形状に形成されている。
また、シートメイン部22とシートサイド部2
4における前記スラブウレタン18の形状は区別
され、シートメイン部22では従来通りの平坦状
となつているが、シートサイド部24では裏面側
が波形26に形成されている。第2図はシートサ
イド部を前後方向に断面して示したもので、シー
トサイド部24におけるスラブウレタン18の裏
面側は、各山部および谷部が横方向に伸びて縦方
向すなわち前後方向に連続する(シートバツクの
場合は上下方向に連続する)波形26となつてい
る。
このように、シートサイド部24におけるスラ
ブウレタン18の裏面形状を波形26にすること
により、モールド成形時にはスラブウレタン18
の裏側に注入される発泡ウレタン原液の一部が波
形26の全面からスラブウレタンの気泡中に浸入
し、硬い含浸層28aが波形26に沿つて形成さ
れる。換言すると、ウレタン原液による含浸量は
スラブウレタン18の表面積に比例して形成さ
れ、かつ含浸度合が進行するほど硬くなるので、
シートサイド部24の含浸層28aはシートメイ
ン部22の含浸層に対してより硬度となり、これ
によつてサポート剛性が充分に得られることとな
るのである。またシートサイド部24の波形26
を横方向に設けることにより、シートサイド部2
4の剛性がサポート荷重を受ける横方向に強いも
のとなる。
なお、前記波形26は丸波形あるいは角波形い
ずれであつてもよく、さらには連続する凸凹面に
形成してもよいことは勿論である。また、上記実
施例は本考案をシートクツシヨンのサイド部に適
用した例であるが、本考案はシートバツクのサイ
ド部に適用できることは勿論である。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案によれば、表皮一
体成形シートにあつて、発泡ウレタン原液による
含浸層によつてシートサイド部のサポート剛性が
充分に得られ、かつこの含浸層はほぼ均一な硬さ
になるので表面感触なども向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例として示す表皮一体
成形シートの部分破断図、第2図は第1図の−
線に沿つて切断したシートサイド部の拡大断面
図、第3図は従来のシートサポート構造を示す表
皮一体成形シートの横方向に切断した断面図、第
4図は他の従来例として示す表皮一体成形シート
の横方向に切断した断面図である。 10……表皮一体成形シート、12……表皮
材、14……パツド、18……スラブウレタン
(ワデイング材)、24……シートサイド部、26
……波形、28a……含浸層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カバー材の裏面にワデイング材を設けた表皮材
    と、この表皮材の裏面にウレタンフオームをモー
    ルド発泡して設けたパツドとを備えた表皮一体成
    形シートにおいて、前記ワデイング材のシートサ
    イド部にあつて前記パツドとの対向面側を各山部
    および谷部が横方向に伸びてこれに直角な縦方向
    に連続する波形に成形したことを特徴とする表皮
    一体成形シート。
JP14888486U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH0344077Y2 (ja)

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JP14888486U JPH0344077Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JPS6354398U JPS6354398U (ja) 1988-04-12
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JP2005192633A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 T S Tec Kk 車両用座席の表皮一体発泡成形品
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JP3962589B2 (ja) 2002-01-10 2007-08-22 難波プレス工業株式会社 座席用クッションのクッション体及びその製造装置
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