JPH0639953Y2 - シート用弾性体 - Google Patents
シート用弾性体Info
- Publication number
- JPH0639953Y2 JPH0639953Y2 JP12851289U JP12851289U JPH0639953Y2 JP H0639953 Y2 JPH0639953 Y2 JP H0639953Y2 JP 12851289 U JP12851289 U JP 12851289U JP 12851289 U JP12851289 U JP 12851289U JP H0639953 Y2 JPH0639953 Y2 JP H0639953Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- cushion
- elastic body
- film
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は車両用シート等のシートクッション、シートバ
ック等に使用されるシート用弾性体に関する。
ック等に使用されるシート用弾性体に関する。
（従来技術） シートを構成するシートクッション、シートバック等シ
ート用弾性体は、一般に表皮の裏面にウレタンホームか
らなるカバーパッドを一体的に備えたクッションカバー
と、ウレタンホームからなり前記クッションカバーに被
覆されたクッション材とを備えている。
ート用弾性体は、一般に表皮の裏面にウレタンホームか
らなるカバーパッドを一体的に備えたクッションカバー
と、ウレタンホームからなり前記クッションカバーに被
覆されたクッション材とを備えている。
（考案が解決しようとする課題） ところで、かかるシート用弾性体においては用途によっ
て局部的に硬度が異なることが要求され、例えばシート
クッション、シートバック等においては中央部の着座
部、背当部と、大腿部、背部の両側を支持する両サイド
部とでは硬度が異なることが要求され、また着座部およ
び背当部においてもこれらの中央部と周縁部とで硬度が
異なることが要求される。しかしながら、従来の弾性体
においては使用するウレタンホームの原液の種類を変更
することにより全体の硬度を変更し得たが、所望部位の
硬度を局部的に変更することは困難である。従って、本
考案の目的はかかる問題に対処することにある。
て局部的に硬度が異なることが要求され、例えばシート
クッション、シートバック等においては中央部の着座
部、背当部と、大腿部、背部の両側を支持する両サイド
部とでは硬度が異なることが要求され、また着座部およ
び背当部においてもこれらの中央部と周縁部とで硬度が
異なることが要求される。しかしながら、従来の弾性体
においては使用するウレタンホームの原液の種類を変更
することにより全体の硬度を変更し得たが、所望部位の
硬度を局部的に変更することは困難である。従って、本
考案の目的はかかる問題に対処することにある。
（課題を解決するための手段） 本考案に係るシート用弾性体は、表皮の裏面にウレタン
ホームからなるカバーパッドを一体的に備えたクッショ
ンカバーと、ウレタンホームの原液を発泡成形してなり
前記クッションカバーに被覆されたクッション材とを備
え、これら両者間に所定形状の開口部を有するフィルム
が介在し、前記カバーパッドにおける同フィルムの開口
部に対応する部位が前記原液の浸透に起因して硬化され
ていることを特徴とするものである。
ホームからなるカバーパッドを一体的に備えたクッショ
ンカバーと、ウレタンホームの原液を発泡成形してなり
前記クッションカバーに被覆されたクッション材とを備
え、これら両者間に所定形状の開口部を有するフィルム
が介在し、前記カバーパッドにおける同フィルムの開口
部に対応する部位が前記原液の浸透に起因して硬化され
ていることを特徴とするものである。
（考案の作用・効果） かかる構成のシート用弾性体においては、ウレタンホー
ムの原液を発泡成形することによりクッション材を形成
する際同原液の一部がフィルムの開口部からカバーパッ
ド内に浸透して浸透部位を硬化させるため、同原液の種
類、フィルムの開口部の形状および位置を適宜選定する
ことにより、所望の部位の硬度を局部的に変更したシー
ト用弾性体となる。
ムの原液を発泡成形することによりクッション材を形成
する際同原液の一部がフィルムの開口部からカバーパッ
ド内に浸透して浸透部位を硬化させるため、同原液の種
類、フィルムの開口部の形状および位置を適宜選定する
ことにより、所望の部位の硬度を局部的に変更したシー
ト用弾性体となる。
（実施例） 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明するに、第
１図には本考案に係るシート用弾性体の部分縦断面が示
されている。当該弾性体10は第２図に示す車両用シート
のシートクッションS1を構成するもので、表皮11および
これと一体のカバーパッド12からなるクッションカバー
と、クッション材13と、合成樹脂製のフィルム14とによ
り構成され、シートクッションS1を構成するクッション
フレームＦにより支承されている。
１図には本考案に係るシート用弾性体の部分縦断面が示
されている。当該弾性体10は第２図に示す車両用シート
のシートクッションS1を構成するもので、表皮11および
これと一体のカバーパッド12からなるクッションカバー
と、クッション材13と、合成樹脂製のフィルム14とによ
り構成され、シートクッションS1を構成するクッション
フレームＦにより支承されている。
カバーパッド12はスラブウレタンホームからなり、表皮
11の裏面に接着剤等により接着されて表皮11とともにク
ッション材13を被覆するクッションカバーを構成してい
る。クッション材13はウレタンホームの原液を原料とす
るもので、クッションカバーを第３図に示すフィルム14
とともに第４図に示すように成形型Ｍ内にて一体的に発
泡成形することにより形成されている。フィルム14は所
定の部位に開口部14aを備えており、本実施例において
は同開口部14aはシートクッションS1の着座部の中央部
に対応する。
11の裏面に接着剤等により接着されて表皮11とともにク
ッション材13を被覆するクッションカバーを構成してい
る。クッション材13はウレタンホームの原液を原料とす
るもので、クッションカバーを第３図に示すフィルム14
とともに第４図に示すように成形型Ｍ内にて一体的に発
泡成形することにより形成されている。フィルム14は所
定の部位に開口部14aを備えており、本実施例において
は同開口部14aはシートクッションS1の着座部の中央部
に対応する。
当該弾性体10においては、第４図に示す方法にてクッシ
ョン材13を発泡成形することにより形成されるが、この
発泡成形時原液の一部がフィルム14の開口部14aからカ
バーパッド12の上記開口部14aに対応する部位に浸透
し、当該部位を硬化させる。従って、当該部位はカバー
パッド12のその他の部位より硬くなり、これにより弾性
体10の当該部位に対応する部位がその他の部位よりも硬
くなる。
ョン材13を発泡成形することにより形成されるが、この
発泡成形時原液の一部がフィルム14の開口部14aからカ
バーパッド12の上記開口部14aに対応する部位に浸透
し、当該部位を硬化させる。従って、当該部位はカバー
パッド12のその他の部位より硬くなり、これにより弾性
体10の当該部位に対応する部位がその他の部位よりも硬
くなる。
なお、本実施例においては、シートクッションS1の着座
部の中央部を着座部の他の部位より硬くして着座性を改
良した例について示したが、フィルム14の開口部の形
状、位置等を変更することにより、またウレタンホーム
の原液の種類を適宜選定することにより、所望の位置を
所望の硬さに設定することができる。また、本考案に係
る弾性体はシートクッションS1にかぎらずシートバック
S2としても採用することができる。
部の中央部を着座部の他の部位より硬くして着座性を改
良した例について示したが、フィルム14の開口部の形
状、位置等を変更することにより、またウレタンホーム
の原液の種類を適宜選定することにより、所望の位置を
所望の硬さに設定することができる。また、本考案に係
る弾性体はシートクッションS1にかぎらずシートバック
S2としても採用することができる。
第１図は本考案の一実施例に係る弾性体の第２図I-I線
に沿う部分縦断面図、第２図は同弾性体をシートクッシ
ョンとする車両用シートの斜視図、第３図は同弾性体を
構成するフィルムの平面図、第４図は同弾性体の製造法
を示す概略図である。 符号の説明 11……表皮、12……カバーパッド、13……クッション
材、14……フィルム、14a……開口部、S1……シートク
ッション、S2……シートバック。
に沿う部分縦断面図、第２図は同弾性体をシートクッシ
ョンとする車両用シートの斜視図、第３図は同弾性体を
構成するフィルムの平面図、第４図は同弾性体の製造法
を示す概略図である。 符号の説明 11……表皮、12……カバーパッド、13……クッション
材、14……フィルム、14a……開口部、S1……シートク
ッション、S2……シートバック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｌ 31:58 4Ｆ
Claims (1)
- 【請求項１】表皮の裏面にウレタンホームからなるカバ
ーパッドを一体的に備えたクッションカバーと、ウレタ
ンホームの原液を発泡成形してなり前記クッションカバ
ーに被覆されたクッション材とを備え、これら両者間に
所定形状の開口部を有するフィルムが介在し、前記カバ
ーパッドにおける同フィルムの開口部に対応する部位が
前記原液の浸透に起因して硬化されているシート用弾性
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12851289U JPH0639953Y2 (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | シート用弾性体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12851289U JPH0639953Y2 (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | シート用弾性体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0366709U JPH0366709U (ja) | 1991-06-28 |
| JPH0639953Y2 true JPH0639953Y2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=31676214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12851289U Expired - Lifetime JPH0639953Y2 (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | シート用弾性体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0639953Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4936494B1 (ja) * | 2011-10-18 | 2012-05-23 | 均 磯野 | 宝石の損傷防止方法 |
-
1989
- 1989-11-02 JP JP12851289U patent/JPH0639953Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0366709U (ja) | 1991-06-28 |
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