JPH07108544A - シートクッションパッドの製造方法 - Google Patents
シートクッションパッドの製造方法Info
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- JPH07108544A JPH07108544A JP5279037A JP27903793A JPH07108544A JP H07108544 A JPH07108544 A JP H07108544A JP 5279037 A JP5279037 A JP 5279037A JP 27903793 A JP27903793 A JP 27903793A JP H07108544 A JPH07108544 A JP H07108544A
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- JP
- Japan
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- cushion pad
- urethane
- force
- stock solution
- mold
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C44/00—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
- B29C44/02—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C44/04—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles consisting of at least two parts of chemically or physically different materials, e.g. having different densities
- B29C44/0461—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles consisting of at least two parts of chemically or physically different materials, e.g. having different densities by having different chemical compositions in different places, e.g. having different concentrations of foaming agent, feeding one composition after the other
- B29C44/0469—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles consisting of at least two parts of chemically or physically different materials, e.g. having different densities by having different chemical compositions in different places, e.g. having different concentrations of foaming agent, feeding one composition after the other provided with physical separators between the different materials, e.g. separating layers, mould walls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C44/00—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
- B29C44/34—Auxiliary operations
- B29C44/58—Moulds
- B29C44/588—Moulds with means for venting, e.g. releasing foaming gas
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2075/00—Use of PU, i.e. polyureas or polyurethanes or derivatives thereof, as moulding material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/58—Upholstery or cushions, e.g. vehicle upholstery or interior padding
Abstract
(57)【要約】
【目的】 乗り心地が良好なシートのクッションパッド
の安価な製造方法を提供する。 【構成】 下型7にシートクッション上層3となる第1
のウレタン原液11を注入し、次いで製品を構成する支
持板4を備えた中型10で下型7を閉塞する。さらにこ
の中型10にシートクッション下層5となる第2のウレ
タン原液14を注入する。次いで上型16で中型10を
閉塞する。この状態で第1および第2のウレタン原液を
クッションパッドに成形する。同時に下型7と中型10
の間からガス抜きを行う。次いで脱形を行い、クッショ
ンパッドの製造を完了する。
の安価な製造方法を提供する。 【構成】 下型7にシートクッション上層3となる第1
のウレタン原液11を注入し、次いで製品を構成する支
持板4を備えた中型10で下型7を閉塞する。さらにこ
の中型10にシートクッション下層5となる第2のウレ
タン原液14を注入する。次いで上型16で中型10を
閉塞する。この状態で第1および第2のウレタン原液を
クッションパッドに成形する。同時に下型7と中型10
の間からガス抜きを行う。次いで脱形を行い、クッショ
ンパッドの製造を完了する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗り心地が良好な自動
車用シートに用いられるシートクッションパッドの製造
方法に関する。
車用シートに用いられるシートクッションパッドの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用シートクッションには、乗り心
地を向上させるために図11に示すように下方に形成さ
れたクッションフレーム20上に立体ばね21を設け、
さらに該立体ばね21の上方にパッド支持パネル22を
介してウレタンフォームで形成されたクッションパッド
23を設け、その表面をワディング24、表皮25で被
覆した2層構造のものがあった。さらに2層構造のもの
としては硬度の異なるポリウレタン発泡層を積層したも
のなどの種々の提案がなされている(例えば特開昭62
−24091号公報、特開昭62−183790号公報
など)。
地を向上させるために図11に示すように下方に形成さ
れたクッションフレーム20上に立体ばね21を設け、
さらに該立体ばね21の上方にパッド支持パネル22を
介してウレタンフォームで形成されたクッションパッド
23を設け、その表面をワディング24、表皮25で被
覆した2層構造のものがあった。さらに2層構造のもの
としては硬度の異なるポリウレタン発泡層を積層したも
のなどの種々の提案がなされている(例えば特開昭62
−24091号公報、特開昭62−183790号公報
など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように下方に形
成されたクッションフレーム上に立体ばねを設け、さら
に該立体ばねの上方にパッド支持パネルを介してウレタ
ンフォームで形成されたクッションパッドは、高価な立
体ばねを用いるために製造コストが高くつく。また、硬
度の異なるポリウレタン発泡層を積層したものではポリ
ウレタン発泡時に発生するガスの処理が困難であり、シ
ートに要求される条件を十分満足させるクッションパッ
ドの製造も厄介であった。本発明は、乗り心地が良好な
シートに用いられるクッションパッドを低コストで製造
可能としたシートクッションパッドの製造方法を提供す
ることを目的とする。
成されたクッションフレーム上に立体ばねを設け、さら
に該立体ばねの上方にパッド支持パネルを介してウレタ
ンフォームで形成されたクッションパッドは、高価な立
体ばねを用いるために製造コストが高くつく。また、硬
度の異なるポリウレタン発泡層を積層したものではポリ
ウレタン発泡時に発生するガスの処理が困難であり、シ
ートに要求される条件を十分満足させるクッションパッ
ドの製造も厄介であった。本発明は、乗り心地が良好な
シートに用いられるクッションパッドを低コストで製造
可能としたシートクッションパッドの製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は、かかる問題
を解決すべくなされたシートクッションパッドの製造方
法であって、下型に第1のウレタン原液を注入し、次い
で製品を構成する支持板を支持した中型にて前記下型を
閉塞し、さらに該中型に第2のウレタン原液を注入した
後上型で前記中型を閉塞し、次いでウレタン発泡の際に
発生するガスを抜きながら前記支持板を仕切り板として
前記第1のウレタン原液からシートクッションパッド上
層を成形し、第2のウレタン原液からシートクッション
パッド下層を成形した後、脱型するのである。
を解決すべくなされたシートクッションパッドの製造方
法であって、下型に第1のウレタン原液を注入し、次い
で製品を構成する支持板を支持した中型にて前記下型を
閉塞し、さらに該中型に第2のウレタン原液を注入した
後上型で前記中型を閉塞し、次いでウレタン発泡の際に
発生するガスを抜きながら前記支持板を仕切り板として
前記第1のウレタン原液からシートクッションパッド上
層を成形し、第2のウレタン原液からシートクッション
パッド下層を成形した後、脱型するのである。
【0005】
【作用】本発明は、上記のように下型に第1のウレタン
原液を注入する。次いで、製品を構成する支持板を支持
した中型で下型を閉塞し、さらに製品の下層となる第2
のウレタン原液を注入する。さらに、上型で第2のウレ
タン原液を閉塞する。そしてウレタン原液の発泡の際に
発生するガスを抜きながら成形するのであり、前記支持
板が仕切り板として機能する。このためにガスの残存に
伴う問題もなく、シートに対する要求を満足させるシー
トクッションパッドの製造が容易となり、安価なシート
クッション提供が可能となる。
原液を注入する。次いで、製品を構成する支持板を支持
した中型で下型を閉塞し、さらに製品の下層となる第2
のウレタン原液を注入する。さらに、上型で第2のウレ
タン原液を閉塞する。そしてウレタン原液の発泡の際に
発生するガスを抜きながら成形するのであり、前記支持
板が仕切り板として機能する。このためにガスの残存に
伴う問題もなく、シートに対する要求を満足させるシー
トクッションパッドの製造が容易となり、安価なシート
クッション提供が可能となる。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例を図面について説明す
る。図1に示すのは本発明によって製造されたクッショ
ンパッドの断面である。上部に座部1および左右に側部
2を形成したクッションパッド上層3と、該クッション
パッド上層3の下方には金属材料製支持板兼用仕切り板
(中間層)4と、該支持板兼用仕切り板4の下部にクッ
ションパッド下層5が設けられており、その下方にクッ
ションフレーム6が位置している。これら3層は側部2
にワディング24を形成した表皮25によって被覆され
ている。なお、支持板兼用仕切り板4は金属材料製の他
に樹脂製とすることができ、いずれもシートの着座安定
曲面に成形される。
る。図1に示すのは本発明によって製造されたクッショ
ンパッドの断面である。上部に座部1および左右に側部
2を形成したクッションパッド上層3と、該クッション
パッド上層3の下方には金属材料製支持板兼用仕切り板
(中間層)4と、該支持板兼用仕切り板4の下部にクッ
ションパッド下層5が設けられており、その下方にクッ
ションフレーム6が位置している。これら3層は側部2
にワディング24を形成した表皮25によって被覆され
ている。なお、支持板兼用仕切り板4は金属材料製の他
に樹脂製とすることができ、いずれもシートの着座安定
曲面に成形される。
【0007】本願発明の概要は図2に示す概略図から明
らかなように、型を下型7、下方中型10a、上方中型
10b、上型16の4個組構成とした。しかも中間層と
なる板材(例えば鉄板)を製品の支持板兼用仕切り板と
することにより3層構造のシートクッションを形成した
ものである。
らかなように、型を下型7、下方中型10a、上方中型
10b、上型16の4個組構成とした。しかも中間層と
なる板材(例えば鉄板)を製品の支持板兼用仕切り板と
することにより3層構造のシートクッションを形成した
ものである。
【0008】まず、図3に示すように、下型7はクッシ
ョンパッドの上層を形成する部分であり、座部1となる
部分8および側部2となる部分9が設けられている。ま
ずこの下型7の凹部12に第1のウレタン原液11を注
入する。本実施例では、第1のウレタン原液にコールド
キュアウレタンフォーム、すなわちハイレジリエンスフ
ォーム(以下HRウレタンという)を用いることができ
る。上記HRウレタンは反発性が大であるが、発泡時の
内圧が高く製品の成形に当たっては型の密閉性が要求さ
れる性質がある。
ョンパッドの上層を形成する部分であり、座部1となる
部分8および側部2となる部分9が設けられている。ま
ずこの下型7の凹部12に第1のウレタン原液11を注
入する。本実施例では、第1のウレタン原液にコールド
キュアウレタンフォーム、すなわちハイレジリエンスフ
ォーム(以下HRウレタンという)を用いることができ
る。上記HRウレタンは反発性が大であるが、発泡時の
内圧が高く製品の成形に当たっては型の密閉性が要求さ
れる性質がある。
【0009】次いで、製品を構成する支持板となる板材
4を例えば鉄板からプレス成形等によって所望形状に成
形し、該支持板4を下方中型10a、上方中型10bの
略中央にそれぞれ穿設した貫通部13a、13bに位置
決めして挟持して中型10を構成する。次いで図4に示
すようにこの中型10によって第1のウレタン原液を注
入した下型7を閉塞する。この状態から成形後に製品の
下層となる第2のウレタン原液14を上型16の凹部1
5に注入する。なお、中型10は本実施例では下方中型
10aと上方中型10bの2個構成としたが、これに代
えて1個構成とし、これに上記の製品を構成する支持板
となる板材4を中型10の貫通部の周囲に係合したもの
を用いることも可能である。
4を例えば鉄板からプレス成形等によって所望形状に成
形し、該支持板4を下方中型10a、上方中型10bの
略中央にそれぞれ穿設した貫通部13a、13bに位置
決めして挟持して中型10を構成する。次いで図4に示
すようにこの中型10によって第1のウレタン原液を注
入した下型7を閉塞する。この状態から成形後に製品の
下層となる第2のウレタン原液14を上型16の凹部1
5に注入する。なお、中型10は本実施例では下方中型
10aと上方中型10bの2個構成としたが、これに代
えて1個構成とし、これに上記の製品を構成する支持板
となる板材4を中型10の貫通部の周囲に係合したもの
を用いることも可能である。
【0010】次いで、図5に示すように上型16にて中
型10a、10bを閉塞し、第2のウレタン原液14を
封入する。図5の状態から図7に示すクッションパッド
に成形(キュア)するが、成形後は前記第1のウレタン
原液11と第2のウレタン原液14は、それぞれ発泡成
形されて第1のウレタン原液11がクッションパッド上
層3となり、第2のウレタン原液14がクッションパッ
ド下層5となる。また、前記板材4はクッションパッド
上層3とクッションパッド下層5の間に介在して中層と
なり、仕切り板として機能することになる。
型10a、10bを閉塞し、第2のウレタン原液14を
封入する。図5の状態から図7に示すクッションパッド
に成形(キュア)するが、成形後は前記第1のウレタン
原液11と第2のウレタン原液14は、それぞれ発泡成
形されて第1のウレタン原液11がクッションパッド上
層3となり、第2のウレタン原液14がクッションパッ
ド下層5となる。また、前記板材4はクッションパッド
上層3とクッションパッド下層5の間に介在して中層と
なり、仕切り板として機能することになる。
【0011】上記実施例のように、クッションパッド上
層となる第1のウレタン原液にHRウレタンを用いた場
合には、HRウレタンは上述のように発泡時の内圧が高
いために、クッションパッド成形に当たっては、型の密
閉性が必要であり、図8に示すように型7、10a、1
0b、16を所望の角度θだけ傾斜させて後端(図8に
おいて右側)を高くして、下方中型10aと上方中型1
0bの間に、図9に示すように、ベントあるいは溝26
を設けて、該ベントまたは溝26からガス抜きを行う。
さらに、クッションパッド上層3を形成するために第1
のウレタン原液にHOTウレタンを用いた場合には、型
を傾斜しないでも図10に示すように、型全周にわたっ
てガス抜き用溝27を設けて、このガス抜き用溝からガ
ス抜きを行うことができる。
層となる第1のウレタン原液にHRウレタンを用いた場
合には、HRウレタンは上述のように発泡時の内圧が高
いために、クッションパッド成形に当たっては、型の密
閉性が必要であり、図8に示すように型7、10a、1
0b、16を所望の角度θだけ傾斜させて後端(図8に
おいて右側)を高くして、下方中型10aと上方中型1
0bの間に、図9に示すように、ベントあるいは溝26
を設けて、該ベントまたは溝26からガス抜きを行う。
さらに、クッションパッド上層3を形成するために第1
のウレタン原液にHOTウレタンを用いた場合には、型
を傾斜しないでも図10に示すように、型全周にわたっ
てガス抜き用溝27を設けて、このガス抜き用溝からガ
ス抜きを行うことができる。
【0012】上記のように成形(キュア)が完了した
後、中層が鉄板4などの可撓性のない材料で構成されて
いる場合には、下方中型10aを基準にして図6に示す
ように、まず上方中型10bと上型16とを脱型する。
次いで下型7と下方中型10aを脱型する。かくして、
図7に示すようなクッションパッドが形成されることに
なる。なお、製品を構成する支持板4に予め複数の貫通
穴(図示せず)を開けておけば、クッションパッド上層
3とクッションパッド下層5とが、この貫通穴を経て相
互に連続することになり、中層である製品を構成する支
持板4からクッションパッド上層3とクッションパッド
下層5とが離脱することはなく、ホールド性はきわめて
良好となる。
後、中層が鉄板4などの可撓性のない材料で構成されて
いる場合には、下方中型10aを基準にして図6に示す
ように、まず上方中型10bと上型16とを脱型する。
次いで下型7と下方中型10aを脱型する。かくして、
図7に示すようなクッションパッドが形成されることに
なる。なお、製品を構成する支持板4に予め複数の貫通
穴(図示せず)を開けておけば、クッションパッド上層
3とクッションパッド下層5とが、この貫通穴を経て相
互に連続することになり、中層である製品を構成する支
持板4からクッションパッド上層3とクッションパッド
下層5とが離脱することはなく、ホールド性はきわめて
良好となる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上記のように下型に第1のウ
レタン原液を注入し、次いで製品を構成する支持板を支
持した中型にて前記下型を閉塞し、さらに該中型に第2
のウレタン原液を注入した後上型で前記中型を閉塞し、
次いでウレタン発泡の際に発生するガスを抜きながら前
記支持板を仕切り板として前記第1のウレタン原液から
シートクッションパッド上層を成形し、第2のウレタン
原液からシートクッションパッド下層を成形した後、脱
型したのであるから、HRウレタンを用いてもガス抜き
が容易となり、ガスの混入しない精度の高いクッション
パッドをきわめて安定的にかつ安価に形成することがで
きる。しかもクッションパッド上層に高反発弾性のHR
フォームを用い、クッションパッド下層にHOTフォー
ムを用いるなどクッショパッドの適宜の組み合わせが可
能となる。また高価な立体ばねを用いなくても着座時の
感触が柔らかく、着座後の沈み込みによる底つき感がな
いというシートに要求される条件を満足させるクッショ
ンパッドを容易かつ安価に製造することができる。
レタン原液を注入し、次いで製品を構成する支持板を支
持した中型にて前記下型を閉塞し、さらに該中型に第2
のウレタン原液を注入した後上型で前記中型を閉塞し、
次いでウレタン発泡の際に発生するガスを抜きながら前
記支持板を仕切り板として前記第1のウレタン原液から
シートクッションパッド上層を成形し、第2のウレタン
原液からシートクッションパッド下層を成形した後、脱
型したのであるから、HRウレタンを用いてもガス抜き
が容易となり、ガスの混入しない精度の高いクッション
パッドをきわめて安定的にかつ安価に形成することがで
きる。しかもクッションパッド上層に高反発弾性のHR
フォームを用い、クッションパッド下層にHOTフォー
ムを用いるなどクッショパッドの適宜の組み合わせが可
能となる。また高価な立体ばねを用いなくても着座時の
感触が柔らかく、着座後の沈み込みによる底つき感がな
いというシートに要求される条件を満足させるクッショ
ンパッドを容易かつ安価に製造することができる。
【0014】さらに、製品を構成する支持板が仕切り板
の機能を果たすため、脱型が容易であり、クッションパ
ッドの製造が容易となり、煩雑な工程を必要とせず、き
わめて容易となり、低廉に製造することが可能になっ
た。また、上記のように金属材料性の板材に適宜の大き
さと数の貫通穴を設けたものを用いることもできるの
で、このような場合にはクッションパッド上層とクッシ
ョンパッド下層とは、金属層の貫通穴を経て一体化さ
れ、硬質層4からクッションパッド上層とクッションパ
ッド下層とが離脱することはなく、ホールド性はきわめ
て良好になるとう従来の製造方法に比して、きわめて優
れた効果を奏する。
の機能を果たすため、脱型が容易であり、クッションパ
ッドの製造が容易となり、煩雑な工程を必要とせず、き
わめて容易となり、低廉に製造することが可能になっ
た。また、上記のように金属材料性の板材に適宜の大き
さと数の貫通穴を設けたものを用いることもできるの
で、このような場合にはクッションパッド上層とクッシ
ョンパッド下層とは、金属層の貫通穴を経て一体化さ
れ、硬質層4からクッションパッド上層とクッションパ
ッド下層とが離脱することはなく、ホールド性はきわめ
て良好になるとう従来の製造方法に比して、きわめて優
れた効果を奏する。
【図1】この発明により製造されたシートの断面図であ
る。
る。
【図2】この発明に用いられる型の模式図である。
【図3】この発明の最初の工程の部分断面図である。
【図4】次の工程の部分断面図である。
【図5】セット完了時の断面図である。
【図6】脱型時の断面図である。
【図7】この発明により製造されたクッションパッドの
断面図である。
断面図である。
【図8】この発明のガス抜き時の位置を示す断面図であ
る。
る。
【図9】ガス抜き状態を示す部分断面図である。
【図10】ガス抜き状態の他の実施例を示す部分断面図
である。
である。
【図11】立体ばねを用いたシートの断面図である。
3 クッションパッド上層 4 製品を構成する支持板(中層) 5 クッションパッド下層 7 下型 10 中型 10a 上方中型 10b 下方中型 11 第1のウレタン原液 14 第2のウレタン原液 16 上型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B68G 7/02 7111−3K // B32B 5/32 7421−4F B29K 75:00 105:04 B29L 9:00 31:58
Claims (1)
- 【請求項1】 下型に第1のウレタン原液を注入し、次
いで製品を構成する支持板を支持した中型にて前記下型
を閉塞し、さらに該中型に第2のウレタン原液を注入し
た後上型で前記中型を閉塞し、次いでウレタン発泡の際
に発生するガスを抜きながら前記支持板を仕切り板とし
て前記第1のウレタン原液からシートクッションパッド
上層を成形し、第2のウレタン原液からシートクッショ
ンパッド下層を成形した後、脱型することを特徴とする
シートクッションパッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5279037A JPH07108544A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | シートクッションパッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5279037A JPH07108544A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | シートクッションパッドの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07108544A true JPH07108544A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17605523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5279037A Pending JPH07108544A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | シートクッションパッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07108544A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1190940A (ja) * | 1997-09-18 | 1999-04-06 | Inoac Corporation:Kk | へッドレスト及びその製造方法 |
CN102167106A (zh) * | 2010-02-26 | 2011-08-31 | 本田技研工业株式会社 | 车辆用座、船艇用座及其制造方法 |
JP2013215476A (ja) * | 2012-04-11 | 2013-10-24 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | シートクッションパッド |
KR20150080685A (ko) * | 2014-01-02 | 2015-07-10 | 대원산업 주식회사 | 차량 시트용 이경도 패드 제조장치 |
-
1993
- 1993-10-12 JP JP5279037A patent/JPH07108544A/ja active Pending
Cited By (5)
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