JP2002079525A - 回転式アームレスト用インサート、回転式アームレスト及び回転式アームレストの製造方法 - Google Patents

回転式アームレスト用インサート、回転式アームレスト及び回転式アームレストの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インサートの構成部品点数を少なくして製造
を容易にするとともに、軽量化を実現できる簡単な構造
の回転式アームレスト用インサート、及びそのインサー
トを用いることにより軽量性に優れ、製造も容易となる
回転式アームレスト及びその回転式アームレストの製造
方法を提供する。 【解決手段】 基板側挿通孔22が短筒形状にプレス成
形された基板21と、筒部33一端が筒部内へ折り返さ
れて環状シール面36が形成され、該環状シール面の中
央側が筒部内へ曲げられて短筒状の筒状部材側挿通孔3
4が形成されるとともに、該筒部の他端側39で基板内
面に固着立設された筒状部材31とでインサート21が
構成され、前記基板側挿通孔周縁と環状シール面が、表
皮一体発泡成形時に表皮内面と密着するシール部17と
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アームレスト表
皮内にインサートを配置して表皮一体発泡成形される回
転式アームレスト用インサート、回転式アームレスト及
び回転式アームレストの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば運転席と助手席間にウォークスル
ー(歩行可能スペース)を有する自動車においては、座
席間にセンターコンソール等を配置することができない
ので、乗員がその腕を置いて楽な姿勢で乗車できるよ
う、それぞれの座席内側面の所定位置にアームレストが
設けられている。この種アームレストは、図5に示すよ
うに、ウォークスルーへ乗員が移動可能な回転式とされ
たもので、座席の背もたれに設けられた軸部材(図示せ
ず)に取り付けられ、略水平に倒して使用するととも
に、不使用時には座席の背もたれと位置が重なるように
略垂直に起こすことができるものである。図において、
符号51は軸部材挿通孔、52は可倒範囲を決める位置
決め溝部である。
【0003】前記アームレスト50としては、表皮53
内に、図6に示すような金属インサート60を収容し、
図7に示すようにインサート60と表皮53間に発泡原
料を注入して発泡体67を発泡成形する、いわゆる表皮
一体発泡成形によって製造されたものが一般的である。
前記インサート60としては、図6に示すような、2つ
の鉄製両側半体61,62を溶接して中空箱体とし、そ
の中空箱体の所定位置に軸部材挿通用パイプ63を貫通
溶接して軸挿通孔65を形成した構造のものが用いられ
ている。図において符号66は、前記アームレストと同
様の位置決め溝部、70は成形金型、71は上型、72
は下型である。
【0004】しかしながら、前記インサート60は、ア
ームレスト50の外形を幾分小さくした形状の鉄製箱体
からなるものであるため、その重量が嵩む問題がある。
また、前記インサート60は構成部品が両側半体61,
62と軸部材軸挿通用パイプ63の3点で構成されてい
るため、溶接しなければならない箇所が多く、その作業
が非常に煩雑である。
【0005】さらには、前記表皮一体発泡成形を行うに
際しては、インサートの軸部材軸挿通用パイプ63の両
端と表皮53の軸部材挿通孔51間のシールが難しく、
発泡原料が表皮53表面側へ漏出し易い問題がある。さ
らに、前記軸部材挿通用パイプ63両端と表皮53の軸
部材挿通孔51間における金型70の矢印部分73,7
4が発泡原料と直接接触するため、予め金型70のその
部分73,74に離型剤を塗布しておかないと、成形品
(アームレスト)が脱型できなくなるので、成形時の作
業も非常に煩雑となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の点に
鑑みなされたもので、インサートの構成部品点数を少な
くして製造を容易にするとともに、軽量化を実現できる
簡単な構造の回転式アームレスト用インサート、及びそ
のインサートを用いることにより軽量性に優れ、製造も
容易となる回転式アームレスト及びその回転式アームレ
ストを容易にかつ良好に得られる製造方法を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、アームレスト表皮内にインサートを配置して該表
皮内で発泡体を発泡成形する表皮一体発泡成形に用いら
れる回転式アームレスト用インサートにおいて、金属板
の一端側に軸部材用の基板側挿通孔が該金属板の内面側
へ突出した短筒形状でプレス成形された基板と、筒部の
一端側が該筒部内へ折り返されて該折り返し基部が環状
のシール面とされ、該環状シール面の中央側が筒部他端
側へ陥没した環状の固定部品用座面とされ、該固定部品
用座面の中央がさらに筒部他端側へ屈曲して軸部材用の
筒状部材側挿通孔が短筒形状で筒部内に形成されるとと
もに、該筒部の他端側が前記基板内面の基板側挿通孔周
縁に固着立設された筒状部材とよりなり、前記基板外面
の基板側挿通孔周縁と前記筒状部材一端の環状シール面
が、前記表皮一体発泡成形時に表皮内面と密着するシー
ル部となることを特徴とする回転式アームレスト用イン
サートに係る。
【0008】また、請求項2の発明は、アームレスト表
皮内にインサートを配置して該表皮内で発泡体を発泡成
形する表皮一体発泡成形タイプの回転式アームレストに
おいて、前記インサートを、金属板の一端側に軸部材用
の基板側挿通孔が該金属板の内面側へ突出した短筒形状
でプレス成形された基板と、筒部の一端側が該筒部内へ
折り返されて該折り返し基部が環状のシール面とされ、
該環状シール面の中央側が筒部他端側へ陥没した環状の
固定部品用座面とされ、該固定部品用座面の中央がさら
に筒部他端側へ屈曲して軸部材用の筒状部材側挿通孔が
短筒形状で筒部内に形成されるとともに、該筒部の他端
側が前記基板内面の基板側挿通孔周縁に固着立設された
筒状部材とで構成し、前記基板外面の基板側挿通孔周縁
と前記筒状部材一端の環状シール面が、前記表皮一体発
泡成形時に表皮内面と密着するシール部となっているこ
とを特徴とする回転式アームレストに係る。
【0009】さらに、請求項3の発明は、アームレスト
表皮内にインサートを配置して該表皮内で発泡体を発泡
成形する表皮一体発泡成形タイプの回転式アームレスト
を製造する際に、前記インサートとして、金属板の一端
側に軸部材用の基板側挿通孔が該金属板の内面側へ突出
した短筒形状でプレス成形された基板と、筒部の一端側
が該筒部内へ折り返されて該折り返し基部が環状のシー
ル面とされ、該環状シール面の中央側が筒部他端側へ陥
没した環状の固定部品用座面とされ、該固定部品用座面
の中央がさらに筒部他端側へ屈曲して軸部材用の筒状部
材側挿通孔が短筒形状で筒部内に形成されるとともに、
該筒部の他端側が前記基板内面の基板側挿通孔周縁に固
着立設された筒状部材とで構成したものを用い、前記表
皮一体発泡成形時に、前記基板外面の基板側挿通孔周縁
と筒状部材一端の環状シール面を、前記表皮内面と密着
させてシール部とすることを特徴とする回転式アームレ
ストの製造方法に係る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係るア
ームレストを示す横断面図、図2はアームレスト用イン
サートの一実施例を示す斜視図、図3はインサートの要
部を示す拡大断面図、図4はアームレスト用インサート
を表皮とともに成形金型に配置した状態を示す断面図で
ある。
【0011】図1に示すこの発明に係る回転式アームレ
スト10は、従来技術の項で示した図5のアームレスト
と同様の外形を有するもので、車両の座席側面の所定位
置に設けられた軸部材(図示せず)に回転可能に取り付
けられ、乗員がその腕を置いて楽な姿勢で乗車できるよ
うサポートするものである。該回転式アームレスト10
は、表皮15内にインサート20を配置して該表皮15
内で発泡体45を発泡成形する表皮一体発泡成形により
得られたものである。
【0012】アームレスト表皮15は、アームレスト1
0の外観を向上させるとともに内部の発泡体45を保護
するためのもので、アームレスト外形状に応じた袋状か
らなる。この表皮15としては、ブロー成形あるいはス
ラッシュ成形等により袋状に形成されたプラスチック製
のもの、あるいは、縫製等により袋状にされたファブリ
ック製のものなどが、適宜用いられる。なお、ファブリ
ック製の表皮については、ファブリック単体よりも、フ
ァブリックの裏側に軟質発泡体やプラスチックフィルム
などが積層されて非透液性が付与された積層体からなる
ものが好ましい。 また、発泡体45はポリウレタン原
料等の液状発泡原料から発泡成形されたものである。ま
た、表皮15にはアームレスト10の一端側に、アーム
レスト10の長手方向一側端面10aと平行に、軸部材
用の表皮側挿通孔16が形成されている。
【0013】前記インサート20は、図2からも解るよ
うに、基板21と該基板21に固着立設された筒状部材
31からなる。基板21は、アームレスト10の形状に
応じた所要形状からなる金属板21aをプレス成形した
ものであり、図1及び図3から理解されるように、金属
板21aの内面側(アームレスト10の内側)へ突出し
た短筒形状からなる基板側挿通孔22が、前記プレス成
形により基板21の一端側(アームレスト10の一端
側)に形成されたものである。この実施例では、基板2
1は長方形板状体からなってその周縁25が補強用に内
側へ屈曲し、また基板21の長手方向一端側に基板側挿
通孔22が形成されている。
【0014】前記基板21外面の基板側挿通孔22周縁
22aは、アームレスト10の表皮15内面と表皮側挿
通孔16周縁で密着して表皮一体発泡成形時のシール部
17となるよう構成されるとともに、一般部23は、ア
ームレスト10の内側へ屈曲して表皮15内面から離れ
るように屈曲形成されている。この基板21における一
般部23の屈曲は、アームレスト10の回転時等に高い
強度が必要とされるインサート21の基板側挿通孔22
付近の強度を高くすると同時に、アームレスト一般部1
2の側面において、表皮15と基板21間に発泡体45
を介在させて心地よい使用感を持たせるためである。
【0015】筒状部材31は、図3の拡大図からもよく
解るように、金属製の筒部32をプレス成形により加工
したものからなる。すなわち筒部32の一端側33aが
該筒部32内へ折り返されて該折り返し基部が環状のシ
ール面36とされ、該環状シール面36の中央側が筒部
32内の他端側33bへ陥没した固定部品用座面37と
され、該固定部品用座面37の中央がさらに筒部32内
の他端側33bへ屈曲して軸部材用の筒状部材側挿通孔
34が短筒形状で形成されている。この筒状部材31
は、前記筒部32の他端側33bが開口して前記基板2
1内面の基板側挿通孔22周縁に固着立設されている。
該筒状部材31の固着は、前記筒状部材側挿通孔34と
前記基板21の基板側挿通孔22の中心位置が合致する
ようにして、該筒状部材31の底部39を基板21内面
に溶接することによりなされている。
【0016】このように前記基板側挿通孔22と筒状部
材側挿通孔34とを互いに向き合った突出短筒形状にプ
レス成形されたものとすることにより、両挿通孔22,
34が、軸部材Sを確実に挿通保持するためのパイプの
役目を果たすことができ、また挿通孔22,34の強度
も高くなる。
【0017】前記固定部品用座面37には、平ワッシャ
ー40、板バネ41及びロックナット42等からなる固
定部品が配置され、前記両挿通孔22,34を貫通して
アームレスト10に挿通された座席の軸部材Sにワッシ
ャー40,板バネ41が挿通されてロックナット42が
螺合することにより、このアームレスト10が回転可能
に座席側部に取り付けられる。なお、前記固定部品用座
面37とは反対側の基板側挿通孔22周縁22aには、
軸部材Sにはまった平ワッシャー40が配置され、それ
により基板側挿通孔周縁22aが座席側面と直接接触し
てアームレスト10の回転が妨げられないようにされ
る。
【0018】次に、この発明に係る回転式アームレスト
10の製造方法について、図4を用いて説明する。ま
ず、予め所定形状に成形された前記アームレスト表皮1
5を、その中にセットした前記インサート20ととも
に、図4のように、成形金型46内のキャビティCに配
置する。なお、前記表皮15には、スリット状のインサ
ート挿入用開口(図示せず)が形成してあり、該開口を
介してインサート20が表皮15内に挿入配置される。
図において符号47は上型、48は下型である。
【0019】このとき、成形金型46内では、アームレ
スト表皮15の一方の軸部材挿通孔16a周縁が、金型
46型面と基板21外面の基板側挿通孔22周縁22a
で挟まれて該基板側挿通孔22周縁22aの外面と表皮
15の軸部材挿通孔16a周縁内面が密着し、シール部
17を構成する。また、アームレスト表皮15の他方の
軸部材挿通孔16b周縁が、金型46の型面と筒状部材
31の環状シール面37で挟まれて該環状シール面37
と表皮15の軸部材挿通孔16周縁内面が密着し、シー
ル部17を構成する。
【0020】次いで、前記金型46の発泡原料注入口
(図示せず)から前記表皮15のインサート挿入用開口
を介して、あるいは別個に形成された表皮15の原料注
入口(図示せず)を介してウレタン原料等の発泡原料を
アームレスト表皮15内に注入する。前記表皮15内に
注入された発泡原料は発泡して表皮15内に充満し発泡
体45となる。
【0021】その際、前記のようにインサート20にお
ける基板側挿通孔22周縁22a及び筒状部材側挿通孔
34周縁の環状シール面37と表皮15内面が密着して
シール部17,17を構成しているため、表皮15内の
発泡原料が前記シール部17,17を越えて前記各挿通
孔22,34周縁に漏出するのを防止することができ
る。その結果、特に発泡成形前に漏出防止のための特別
のシール加工を行わなくても、アームレスト10の回転
支持部となる軸部材Sの挿通孔22,34周縁を汚すこ
となく良好な外観が得られ、また前記漏出発泡原料の硬
化によるアームレスト10の回転支障を生じることがな
い。
【0022】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1の
発明の回転式アームレスト用インサートによれば、イン
サートの構成部品が基板と筒状部材の2部材からなるも
のであるため、溶接固着する箇所が少なくなって成形加
工がし易くなってコストを大幅に低減できるとともに、
インサート自体が軽量となるためにアームレストが軽量
になり、そのアームレストが取り付けられた自動車の軽
量化を実現でき、燃費の改善に貢献する。さらに、アー
ムレストの表皮一体発泡成形時に、特別のシール作業を
行わなくても、発泡原料の漏出を防ぐことができるよう
になる効果がある。
【0023】また、請求項2の発明の回転式アームレス
トによれば、前記アームレスト用インサートを有するた
め、アームレストが安価かつ軽量になる。さらに、アー
ムレストの表皮一体発泡成形時に特別のシール作業を行
わなくても、発泡原料の漏出を防ぐことができるように
なる効果がある。
【0024】さらに、請求項3記載の回転式アームレス
トの製造方法によれば、発泡成形時に、前記基板外面の
基板側挿通孔周縁と前記筒状部材の環状シール面を、前
記表皮内面と密着させてシール部とした構造であるた
め、特に発泡原料の漏出防止のための加工を施す必要が
なく、容易に外観良好な、しかも回転の妨げられない精
度の高いアームレストを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るアームレストを示す
横断面図である。
【図2】アームレスト用インサートの一実施例を示す斜
視図である。
【図3】インサートの要部を示す拡大断面図である。
【図4】アームレスト用インサートを表皮とともに成形
金型に配置した状態を示す断面図である。
【図5】回転式アームレストの一例を示す斜視図であ
る。
【図6】従来の回転式アームレスト用インサートの一実
施例を示す斜視図である。
【図7】従来のアームレスト用インサートを表皮ととも
に成形金型に配置した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 アームレスト 15 表皮 17 シール部 20 インサート 21 基板 22 基板側挿通孔 31 筒状部材 32 筒部 34 筒状部材側挿通孔 36 環状シール面 37 固定部品用座面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野々山 勝 愛知県刈谷市東新町1丁目310番地 共栄 工業株式会社内 Fターム(参考) 4F204 AG20 EA01 EB01 EB12 EE02 EF27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームレスト表皮内にインサートを配置
    して該表皮内で発泡体を発泡成形する表皮一体発泡成形
    に用いられる回転式アームレスト用インサートにおい
    て、 金属板の一端側に軸部材用の基板側挿通孔が該金属板の
    内面側へ突出した短筒形状でプレス成形された基板と、 筒部の一端側が該筒部内へ折り返されて該折り返し基部
    が環状のシール面とされ、該環状シール面の中央側が筒
    部他端側へ陥没した環状の固定部品用座面とされ、該固
    定部品用座面の中央がさらに筒部他端側へ屈曲して軸部
    材用の筒状部材側挿通孔が短筒形状で筒部内に形成され
    るとともに、該筒部の他端側が前記基板内面の基板側挿
    通孔周縁に固着立設された筒状部材とよりなり、 前記基板外面の基板側挿通孔周縁と前記筒状部材一端の
    環状シール面が、前記表皮一体発泡成形時に表皮内面と
    密着するシール部となることを特徴とする回転式アーム
    レスト用インサート。
  2. 【請求項2】 アームレスト表皮内にインサートを配置
    して該表皮内で発泡体を発泡成形する表皮一体発泡成形
    タイプの回転式アームレストにおいて、 前記インサートを、金属板の一端側に軸部材用の基板側
    挿通孔が該金属板の内面側へ突出した短筒形状でプレス
    成形された基板と、筒部の一端側が該筒部内へ折り返さ
    れて該折り返し基部が環状のシール面とされ、該環状シ
    ール面の中央側が筒部他端側へ陥没した環状の固定部品
    用座面とされ、該固定部品用座面の中央がさらに筒部他
    端側へ屈曲して軸部材用の筒状部材側挿通孔が短筒形状
    で筒部内に形成されるとともに、該筒部の他端側が前記
    基板内面の基板側挿通孔周縁に固着立設された筒状部材
    とで構成し、 前記基板外面の基板側挿通孔周縁と前記筒状部材一端の
    環状シール面が、前記表皮一体発泡成形時に表皮内面と
    密着するシール部となっていることを特徴とする回転式
    アームレスト。
  3. 【請求項3】 アームレスト表皮内にインサートを配置
    して該表皮内で発泡体を発泡成形する表皮一体発泡成形
    タイプの回転式アームレストを製造する際に、 前記インサートとして、金属板の一端側に軸部材用の基
    板側挿通孔が該金属板の内面側へ突出した短筒形状でプ
    レス成形された基板と、筒部の一端側が該筒部内へ折り
    返されて該折り返し基部が環状のシール面とされ、該環
    状シール面の中央側が筒部他端側へ陥没した環状の固定
    部品用座面とされ、該固定部品用座面の中央がさらに筒
    部他端側へ屈曲して軸部材用の筒状部材側挿通孔が短筒
    形状で筒部内に形成されるとともに、該筒部の他端側が
    前記基板内面の基板側挿通孔周縁に固着立設された筒状
    部材とで構成したものを用い、 前記表皮一体発泡成形時に、前記基板外面の基板側挿通
    孔周縁と筒状部材一端の環状シール面を、前記表皮内面
    と密着させてシール部とすることを特徴とする回転式ア
    ームレストの製造方法。
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