JPH08252147A - 表皮材一体発泡ヘッドレストの製造方法 - Google Patents

表皮材一体発泡ヘッドレストの製造方法

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JPH08252147A
JPH08252147A JP6339272A JP33927294A JPH08252147A JP H08252147 A JPH08252147 A JP H08252147A JP 6339272 A JP6339272 A JP 6339272A JP 33927294 A JP33927294 A JP 33927294A JP H08252147 A JPH08252147 A JP H08252147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin material
foam
headrest
receiving plate
pillar
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6339272A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Hashiguchi
秀一 橋口
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TS Tech Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seat Co Ltd
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Publication date
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表皮材のスリット部を確実に封止し、底部面
をスッキリした感じに仕上げる。 【構成】 表皮材10の底部面をヘッドレストピラー1
1の内軸部11bに装備した受止めプレート12で内側
より支持し、スリット部10aを形成する表皮材10の
端末10e,10fを凹溝12aの内部に差込み固定
し、クッションパッド13を表皮材10並びに受止めプ
レート12と一体に発泡成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クッションパッドを表
皮材と一体に発泡成形する表皮材一体発泡成形ヘッドレ
ストの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表皮材一体発泡成形ヘッドレスト
を製造するには、左右方向のスリット部とピラー挿通孔
とを底部面に設けて所定の立体形状に形成した表皮材を
備え、その表皮材のスリット部より内側に入れるヘッド
レストピラーの外軸部をピラー挿通孔から外部に突出
し、且つ、内軸部を内部に収容させてヘッドレストピラ
ーを表皮材に組み付け、この表皮材と一体にクッション
パッドを発泡成形することが行なわれている。
【0003】その表皮材のスリット部は、表皮材の内方
に延長する表皮材の端末をクッションパッドの発泡圧力
で相対させてクッションパッドの層内に埋込み固定する
ことにより封止することが提案されている(特公昭63
−55954号)。然し、このヘッドレストでは乗員が
底部面に不用意に手を掛けたとき、指先がスリット部よ
り内部に入り込んでスリット部を拡開し或いはクッショ
ンパッドを引き裂いてしまう虞れがある。
【0004】その他に、スリット部をヘッドレストピラ
ーの軸線上に嵌挿する樹脂カバーで覆い、または表皮材
の端末を重ね合せてヘッドレストピラーの軸線上に係着
することによりスリット部を覆うことも行なわれてい
る。然し、横長な樹脂カバーを取り付け或いは表皮材の
端末を重ね合せることは底部面を外観的にスッキリした
感じに仕上げるには好ましくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、表皮材のス
リット部を確実に封止ししかも底部面をスッキリした感
じに仕上げられる表皮材一体発泡成形ヘッドレストの製
造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
表皮材一体発泡成形ヘッドレストの製造方法において
は、表皮材の底部面をヘッドレストピラーの内軸部に装
備した受止めプレートの板面で内側より支持すると共
に、スリット部を形成する表皮材の端末を受止めプレー
トの板面に設けた凹溝の内部に差込み固定し、クッショ
ンパッドを表皮材並びに受止めプレートと一体に発泡成
形するようにされている。
【0007】本発明の請求項2に係る表皮材一体発泡成
形ヘッドレストの製造方法においては、受止めプレート
の板面に立上げ形成したピラー軸受け部を表皮材のピラ
ー挿通孔に嵌め合せて受止めプレートを表皮材に組み付
けるようにされている。
【0008】本発明の請求項3に係る表皮材一体発泡成
形ヘッドレストの製造方法においては、受止めプレート
の板面に点在形成した貫通孔を通し、クッションパッド
を表皮材並びに受止めプレートと一体に発泡成形するよ
うにされている。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に係る表皮材一体発泡成形ヘ
ッドレストの製造方法では、表皮材のスリット部を形成
する端末を受止めプレートの板面に設けた凹溝の内部に
差込み固定するからスリット部を確実に封止でき、ま
た、表皮材の底部面を該受止めプレートの板面で内側か
ら支持することにより表皮材の底部面を形状出しできて
外観的にスッキリした感じに仕上げることができる。
【0010】本発明の請求項2に係る表皮材一体発泡成
形ヘッドレストの製造方法では、表皮材のピラー挿通孔
を受止めプレートの板面と共にピラー軸受け部で封止す
ることから、発泡樹脂がピラー挿通孔より表皮材の表面
側に漏れ出すのを防ぐことができる。
【0011】本発明の請求項3に係る表皮材一体発泡成
形ヘッドレストの製造方法では、受止めプレートの貫通
孔を通してクッションパッドを一体に発泡成形すること
により、受止めプレートは勿論、表皮材ともクッション
パッドを確実に一体に形成することができる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して説明すると、この
表皮材一体発泡成形ヘッドレストを製造するには図1で
示すように左右方向のスリット部10aとピラー挿通孔
10b,10cとを底部面に設けて所定の立体形状に形
成した表皮材10が用いられている。また、その底部面
には発泡樹脂を内部に充填する注入口10dが設けられ
ている。この表皮材10に対し、ヘッドレストピラー1
1は表皮材10のスリット部10aより内側に入れて外
軸部11aをピラー挿通孔10b,10cから外方に突
出し、且つ、内軸部11bを内部に収容することにより
組み付けられている。
【0013】そのヘッドレストピラー11としては略U
字状のものが用いられ、この内軸部11bには表皮材1
0の内部に収容される縦軸間に掛け渡すことにより表皮
材10の受止めプレート12が備え付けられている。こ
の受止めプレート12はポリプロピレン,ポリエチレン
等で樹脂成形でき、面積的には表皮材10の底部面と略
相応するよう形成されている。
【0014】その受止めプレート12の板面には、左右
方向に亘る狭幅な凹溝12aと、ヘッドレストピラー1
1の内軸部11bに嵌め合せするピラー軸受け部12
b,12cとが設けられている。このピラー軸受け部1
2b,12cは外周面が表皮材10のピラー挿通孔10
b,10cと嵌め合せるもので、表皮材10の厚みと略
相応する立上りを有するよう形成されている。更に、受
止めプレート12の板面には全面に点在する複数個の小
さい貫通孔12d…と、表皮材10の注入口10dと整
合する発泡樹脂の充填口12eとが設けられている。
【0015】その表皮材の受止めプレート12は、図2
で示すようにヘッドレストピラー11の内軸部11bと
共に、表皮材10の内部に収容するよう組み付ける。こ
の際、板面は表皮材10の内側より底部面にあてがい配
置する。また、凹溝12aには表皮材10のスリット部
10aを形成する端末10e,10fを差し込んで固定
し、必要ならば接着固定することにより表皮材10のス
リット部10aを封止するよう組み付ける。更に、ピラ
ー軸受け部12b,12cは表皮材10のピラー挿通孔
10b,10cに嵌め合せて位置決め固定する。
【0016】その受け止めプレート12を組み付けた表
皮材10に対しては、図3で示すように表皮材10の注
入口10d並びに受止めプレート12の充填口12eか
ら発泡樹脂を内部に注入する。この発泡樹脂の注入後、
表皮材10の注入口10d,受止めプレート12の充填
口12eは特に図示しない栓で閉鎖し、発泡樹脂を樹脂
発泡させてクッションパッド13を形成する。
【0017】そのクッションパッド13の発泡成形に伴
って、受止めプレート12は発泡圧力を受けて表皮材1
0の底部面を内側より押上げ支持することにより表皮材
10の底部面を形状出しし乃至は所定形状に保形するよ
うにできる。また、このクッションパッド13は受止め
プレート12の貫通孔12d…を通して一体発泡するこ
とにより、受止めプレート12と共に表皮材10とも確
実に一体に形成することができる。その樹脂発泡の際、
表皮材10のピラー挿通孔10b,10cは受止めプレ
ート12の板面並びにピラー軸受け部12b,12cで
確実に封止できるから、発泡樹脂が表皮材10の表面側
に漏れ出すのも防げる。
【0018】なお、表皮材10の注入口10dはキャッ
プを表皮材10の表面側より嵌め合せて閉鎖することが
できる。そのキャップは、受止めプレート12の充填口
12eにも嵌め合せることにより確実に止着固定するこ
とができる。
【0019】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る表皮材一体発
泡成形ヘッドレストの製造方法に依れば、表皮材のスリ
ット部を受止めプレートで確実に封止できるばかりでな
く、その表皮材の底部面を所望通りに形状出しし乃至は
形状保持でき、発泡樹脂が表皮材の表面側に漏れ出すの
も防げるから底部面を外観的にスッキリした感じに仕上
げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法で用いられる表皮材並びにヘ
ッドレストピラーを組付け前状態で示す説明図である。
【図2】同ヘッドレストピラーを表皮材に組み付けて部
分的に示す説明図である。
【図3】同表皮材と一体にクッションパッドを発泡成形
したヘッドレストを部分的に示す説明図である。
【符号の説明】
10 表皮材 10a 表皮材のスリット部 10b,10c 表皮材のピラー挿通孔 10e,10f 表皮材の端末 11 ヘッドレストピラー 11a ヘッドレストピラーの外軸部 11b ヘッドレストピラーの内軸部 12 表皮材の受止めプレート 12a 受止めプレートの凹溝 12b,12c 受止めプレートのピラー軸受け
部 12d… 受止めプレートの貫通孔 13 クッションパッド
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】追加
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向のスリット部とピラー挿通孔と
    を底部面に設けて所定の立体形状に形成した表皮材を備
    え、その表皮材のスリット部より内側に入れるヘッドレ
    ストピラーの外軸部をピラー挿通孔から外方に突出し、
    且つ、内軸部を内部に収容させてヘッドレストピラーを
    表皮材に組み付け、この表皮材と一体にクッションパッ
    ドを発泡成形する表皮材一体発泡成形ヘッドレストの製
    造方法において、 上記表皮材の底部面をヘッドレストピラーの内軸部に装
    備した受止めプレートの板面で内側より支持すると共
    に、スリット部を形成する表皮材の端末を受止めプレー
    トの板面に設けた凹溝の内部に差込み固定し、クッショ
    ンパッドを表皮材並びに受止めプレートと一体に発泡成
    形するようにしたことを特徴とする表皮材一体発泡成形
    ヘッドレストの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記受止めプレートの板面に立上げ形成
    したピラー軸受け部を表皮材のピラー挿通孔に嵌め合せ
    て受止めプレートを表皮材に組み付けるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の表皮材一体発泡成形ヘッド
    レストの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記受止めプレートの板面に点在形成し
    た貫通孔を通し、クッションパッドを表皮材並びに受止
    めプレートと一体に発泡成形するようにしたことを特徴
    とする請求項1または2記載の表皮材一体発泡成形ヘッ
    ドレストの製造方法。
JP6339272A 1994-12-30 1994-12-30 表皮材一体発泡ヘッドレストの製造方法 Withdrawn JPH08252147A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5967612A (en) * 1998-06-18 1999-10-19 Tachi-S Co., Ltd. Headrest for automotive seat
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