JP3163956B2 - 内装材の製造方法 - Google Patents

内装材の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のインスト
ルメントパネル(以下、単に「インパネ」という。)、
ドアトリム等のように、基材の一部に表皮材及び樹脂製
成形材料からなるパッドが一体的に固定された内装材を
製造するための製造方法に関する。この製造方法は特に
内装材の見切り部のシール構造に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】内装材、例えば自動車のインパネとし
て、図7に示すように、ポリプロピレン(PP)等から
なる基材90の一部にパッド91が一体的に固定された
ものが知られている。パッド91は、図7のVIII−
VIII矢視断面を示す図8に示すように、スラッシュ
成形、真空成形等により成形された塩化ビニール(PV
C)等からなる表皮材91aと、この表皮材91aの裏
面に一体に設けられたポリウレタンフォーム等からなる
発泡層91bとで構成されている。このパッド91は、
金型のキャビティに表皮材91aを配置し、この状態で
ポリウレタンフォーム原液を注入し、ポリウレタンフォ
ーム原液を発泡、固化させることにより成形される。こ
のとき、後述する組付けのため、必要部分に離型材が塗
布された締結部材92をインサートしておく。
【0003】こうして得られたパッド91は、基材90
との干渉域等にあるバリが除かれた後、基材90に締結
部材92を取り付けることにより、インパネとされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記製造方法
で内装材を製造する場合、例えば上記インパネを例にと
れば、表皮材91aの金型への配置、締結部材92への
離型材の塗布、締結部材92の金型へのインサート、ポ
リウレタンフォーム原液の注入、バリ取り、組付け等の
複数の工程を必要とする。このため、かかる内装材で
は、比較的長い製造サイクルを必要とし、かつ比較的高
い製造コストを必要としていた。
【0005】このため、製造サイクルを短縮化し、かつ
製造コストを低廉化するため、図9に示す製造方法を採
用することも考えられる。上記インパネをこの製造方法
で製造する場合、まず上型80及び下型81からなる金
型を用意し、上型80のキャビティを形成する下端面8
0aに基材90を対面させて配置するとともに、下型8
1のキャビティを形成する上端面81a及び側面81b
に表皮材91aを対面させて配置する。このとき、見切
り部Eにおいて表皮材91aと基材90とがシールされ
るように、表皮材91aの端部91eを外側に若干折り
曲げ、基材90に対面させておく。そして、表皮材91
aの裏面と、基材90における下端面80aと対面する
部位の裏面との間にポリウレタンフォーム原液を注入
し、ポリウレタンフォーム原液を発泡、固化させる。但
し、基材90がPP製であれば、ポリウレタンフォーム
との接着性が悪いため、予め基材90の裏面にプライマ
ーや塗料を塗布しておく。
【0006】かかる方法によれば、基材90とパッド9
1とが一体になったインパネを製造できるため、従来の
ような締結部材92への離型材の塗布、締結部材92の
インサートが不要となるとともに、組付けが簡易にな
る。しかしながら、かかる製造方法により得られたイン
パネでは、パッド91と基材90との見切り部Eでポリ
ウレタンフォーム原液が漏れ、見栄えが悪いものとなっ
てしまう。すなわち、ポリウレタンフォーム原液は、発
泡するに従って表皮材91aの裏面と基材90との間に
侵入する。侵入したポリウレタンフォーム原液が固化す
れば見切り部Eにおいて端部91eを基材90にシール
することはできるものの、侵入長さが短ければ端部91
eと基材90とのシールが十分でなく、逆に侵入長さが
長ければ見切り部Eで外部に漏れることとなり、いずれ
にしても見栄えが悪いものとなってしまう。
【0007】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たものであって、製造サイクルの短縮化及び製造コスト
の低廉化を実現するとともに、見切り部において、表皮
材と基材とを確実にシールし、かつ見栄えのよい内装材
を製造可能な製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1の内装材
の製造方法は、樹脂製成形材料が第1方向から注入され
る内装材を賦形するキャビティをもち、該キャビティ
は、該第1方向と略平行な第1型内面と、該第1方向に
対して交差する第2方向と略平行であり該第1型内面と
連続する第2型内面と、該第1型内面と対向する第3型
内面とを有して形成された金型を用い、該第1型内面お
よび該第2型内面に基材を対面させて配置するととも
に、該第3型内面および該基材における該第2型内面と
対面するラップ部位に表皮材を対面させて配置し、該表
皮材の裏面および該基材における該第1型内面と対面す
る部位の裏面との間に該樹脂製成形材料を注入すること
により該内装材をインモールド成形する内装材の製造方
法において、 前記第2型内面近くの前記第1型内面に対
面させて配置した前記基材より前記キャビティ中央部に
突出する流れ変更手段を設け、前記第1方向から注入さ
れる前記樹脂製成形材料の流れ方向を該流れ変更手段に
より変え、該樹脂製成形材料が前記ラップ部の該表皮材
の部分に接触して押圧し、その後該ラップ部位を越えて
該第2型内面に対面させて配置した該基材の部分と接触
して押圧し、その後該キャビティを該樹脂製成形材料で
満たして成形することを特徴とする。
【0009】(2)請求項2の内装材の製造方法は、
求項1の内装材の製造方法において、前記流れ変更手段
は、前記基材に一体に設けた凸部、前記基材に別体で設
けた凸部材、前記金型の該基材側にインサートする凸部
材のいずれか1つであることを特徴とする。
【0010】
【作用】(1)請求項1の内装材の製造方法では、樹
製成形材料が第1方向から注入される内装材を賦形する
キャビティをもつ金型を用いる。このキャビティは、第
1方向と略平行な第1型内面と、この第1方向に対し
差する第2方向と略平行であり第1型内面と連続する
第2型内面と、第1型内面と対向する第3型内面とを有
ている
【0011】この内装材の製造方法では、まずこの金型
第1型内面と第2型内面とに基材を対面させて配置す
る。また、第3型内面および基材における第2型内面と
対面するラップ部位とに表皮材を対面させて配置する。
さらに、第2型内面近くの第1型内面に対面させて配置
した基材からキャビティ中央部に突出する流れ変更手段
を設ける。そして、樹脂製成形材料を第1方向から注入
し、流れ変更手段により樹脂製成形材料の流れ方向を変
え、ラップ部の該表皮材の部分に接触して押圧し、その
後ラップ部位を越えて第2型内面に対面させて配置した
基材の部分と接触して押圧し、その後キャビティを樹脂
製成形材料で満たしてインモールド成形する。
【0012】この内装材の製造方法では、キャビティ内
を流れる樹脂製成形材料が基材を覆う表皮材のラップ部
位と接触して押圧し、その後樹脂製成形材料がラップ部
位を越えて基材の部分と接触して押圧する。即ち、ラッ
プ部位は樹脂製成形材料で予め押圧されているために基
材と表皮材との間には間隙が生じない。さらに樹脂製成
形材料は、基材と表皮材とがラップしている端面の後ろ
側から流れて端面を通過するため、樹脂製成形材料は基
材と表皮材との間隙に浸入しにくい。このために基材と
表皮材との間から樹脂製成形材料がバリとしてしみ出る
ことが抑制される。こうしてバリの無い、基材と表皮材
及び樹脂製成形材料からなるパッドとが一体になった内
装材が得られるため、従来の締結部材、離型材及びバリ
取りが不要となるとともに、組付けも簡易となる。
お、流れ変更手段が設けられていなくとも、樹脂製成形
材料がラップ部位の表皮材の部分とまず接触して押圧
し、その後ラップ部位を越えて基材と接触して押圧する
場合には、表皮材と基材との間隙に樹脂製成形材料は浸
入しにくくバリは抑制される。このような場合として、
図1に示すように、第2方向と平行な第2型内面1bが
第1方向に対して交差し、第2型内面1bに対面して配
置した基材3上にラップして配置された表皮材4のラッ
プ部位4aの端部4b側に延びる方向が第1方向に対し
て90°を越える角度で交差している場合である。この
場合、樹脂製成形材料がラップ部位4aの表皮材4を押
圧した後に端部4bを越える。もし端部4bから成形材
料が浸入するとすれば、ラップ部位4aに作用している
成形材料の押圧力に抗しなければならない。このためバ
リの発生が抑制される。樹脂製成形材料が固化すれば、
ラップ部位4aと基材との間の見切り部において表皮
が基材にシールされる。
【0013】これに対し、ラップ部位の端部側に延びる
方向が第1方向に対して90°未満で交差させているな
らば、樹脂製成形材料は、ラップ部位を押圧する前に
ップ部位の端部から侵入しやすい。このため、さらなる
充填によりラップ部位と基材との間に侵入した樹脂製成
形材料は、内部の樹脂製成形材料による第1方向からの
ラップ部位の押し付け力が十分でなくなりやすく、それ
らの間から見切り部へ漏れる場合がある。この場合には
見栄えが悪いものとなってしまう。
【0014】(2)請求項2の内装材の製造方法では、
請求項1の流れ変更手段を特定したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】流れ変更手段としては、基材に一
体に設ける凸部、基材に別体で設ける凸部材、金型の基
材側にインサートする凸部材等を採用することができ
る。
【0016】まず、図1、図2及び図3を用いて、表皮
材と基材の端部近くの樹脂製成形材料の流れを説明す
る。図1に示すように、樹脂製成形材料としてのポリウ
レタンフォーム原液5(図2等参照)が第1方向Aから
注入され、インパネを賦形するキャビティCをもつ下型
1及び上型2からなる金型を用意する。
【0017】下型1では、上端面が第1方向Aと平行な
第1型内面1aとされているとともに、この第1型内面
1aと連続する側面が第1方向Aに対して90°を越え
交差角θをもつ第2方向Bと平行な第2型内面1bと
されており、型割面1cが第2型内面1bと連続して第
1型内面1aと平行に形成されている。また、上型2で
は、下端面が第1型内面1aと対向する第3型内面2a
とされており、意匠的に0.5〜3.0mm程度の段差
aが第3型内面2aから下型1側に90°を越える角度
で設けられ、型割面2bが段差aと連続して第3型内面
2aと平行に形成されている。なお、段差aを積極的に
設けないこともできる。
【0018】これら第1型内面1a、第2型内面1b及
び第3型内面2aを有してキャビティCが形成される。
1型内面1aと、第2型内面1bと、型割面1cとに
PP製の基材3を対面させて配置する。但し、基材3の
裏面にプライマーや塗料を塗布しておく。
【0019】また、第3型内面2aと、基材3における
第2型内面1bと対面する部位とに表皮材4を対面させ
て配置する。これにより表皮材4のラップ部位4aの端
部4b側に延びる方向が第1方向に対してθの角度、す
なわち90°を越える交差角度となる。この表皮材4は
スラッシュ成形又は真空成形により成形された厚さ0.
5〜1.2mmのPVC又はTPO等の熱可塑性樹脂製
のものである。下型1と上型2とを型締めし、表皮材4
の裏面と、基材3における第1型内面1aと対面する部
位の裏面との間にポリウレタンフォーム原液5を注入
し、インモールド成形する。
【0020】この間、ポリウレタンフォーム原液5は、
破線で示すように発泡し、発泡するに従って表皮材4の
ラップ部位4aを押圧し、ラップ部位4aを基材3に押
し付ける。この後、表皮材4のラップ部位4aの端部4
bに至り、ラップ部位4aと基材3との間に侵入する。
このとき、ラップ部位4aと基材3との間に侵入したポ
リウレタンフォーム原液5はそれらの間から見切り部E
へ漏れようとするが、内部のポリウレタンフォーム原液
5が第1方向Aの発泡圧力によってラップ部位4aを基
材3に押し付けているため、その漏れが抑制される。
【0021】ポリウレタンフォーム原液5の発泡が完了
し、固化すれば、ラップ部位4aと基材3との間の見切
り部Eにおいて表皮材4が基材3にシールされる。こう
して、基材3と、表皮材4及びポリウレタンフォーム5
からなるパッドとが一体になったインパネが得られる。
こうして得られたインパネは、見切り部Eにポリウレタ
ンフォーム原液5の漏れを生じることなく、見切り部E
において、表皮材4と基材3とを確実にシールし、かつ
見栄えのよいものとなる。
【0022】したがって、この製造方法によりインパネ
を製造すれば、従来の締結部材、離型材及びバリ取りが
不要となり、手直し工数を減少させることができる。ま
た、スラッシュ成形される表皮材において、従来はPL
部分に余分に設ける必要のあった表皮材4が不要となる
とともに、従来は外周域に70mm程度余分に確保して
おいた表皮材4を10mm程度に縮小することができた
ため、歩留りが従来は65%程度であったものが、90
%程度に向上した。さらに、従来の締結部材を介した組
付けに比べて組付けも簡易となった。このため、この製
造方法では、製造サイクルの短縮化及び製造コストの低
廉化を実現することができた。 (比較例1 較例1では、図2に示すように、表皮材4のラップ部
位4aの端部4b側に延びる方向である第2方向Bが第
1方向Aに対して90°で交差している。すなわち、下
型1の第2型内面1dが第1型内面1aに対して90°
の交差角θを有している。なお、上型2の段差a’が第
3型内面2aから下型1側に90°で設けられている。
他の構成は上記した図1と同一である。
【0023】図1で説明したのと同様、基材及び表皮材
の配置及び樹脂製成形材料の注入を行う。このとき、ポ
リウレタンフォーム原液5は、その密度等の他の条件に
より、破線で示すように発泡するため、発泡するに従っ
てラップ部位4aを押圧する前に端部4bから侵入す
る。このため、さらなる充填によりラップ部位4aと基
材3との間に侵入したポリウレタンフォーム原液5は、
内部のポリウレタンフォーム原液5による第1方向Aか
らのラップ部位4aの押し付け力が十分でなくなりやす
く、それらの間から見切り部Eへ漏れやすかった。この
ため、得られたインパネは見栄えが悪いものとなってし
まった。 (比較例2 較例2では、図3に示すように、表皮材4のラップ部
位4aの端部4b側に延びる方向である第2方向Bが第
1方向Aに対して90°未満で交差している。すなわ
ち、下型1の第2型内面1eが第1型内面1aに対して
90°未満の交差角θを有している。他の構成は上記の
例と同一である。
【0024】図1で説明したのと同様、基材及び表皮材
の配置及び樹脂製成形材料の注入を行う。このとき、ポ
リウレタンフォーム原液5は、例え密度等の他の条件を
加減しても、破線で示すように発泡するため、発泡する
に従ってラップ部位4aを押圧する前に端部4bから侵
入する。このため、比較例1のインパネと同様、見栄え
が悪いものとなってしまった。
【0025】
【実施例】(実施例1) 実施例1では、 図4に示すように、流れ変更手段とし
て、基材3のラップ部位4aの近傍に凸部3aを一体に
設けている。他の構成は前記した比較例2と同一であ
る。図1で説明したのと同様、基材及び表皮材の配置及
び樹脂製成形材料の注入を行う。このとき、ポリウレタ
ンフォーム原液5は、その密度等の他の条件にほとんど
かかわらず、破線で示すように発泡するため、発泡する
に従って凸部3aにより流れ方向が変更され、やはりラ
ップ部位4aの押圧後に端部4bから侵入する。このた
め、実施例1のインパネと同様、見栄えのよいものが得
られた。 (実施例2) 実施例2 では、図5に示すように、基材3のラップ部位
4aの近傍に貫通孔3bを貫設し、この貫通孔3bに流
れ変更手段としての凸部材6を別体で設けている。な
お、凸部材6は基材3と同様のPP製である。また、下
型1には凸部材6との干渉を回避する凹部1fが設けら
れている。他の構成は比較例2と同一である。
【0026】この実施例2においても、実施例1と同
様、見栄えのよいインパネが得られた。 (実施例3) 実施例3 では、図6に示すように、基材3のラップ部位
4aの近傍に貫通孔3cを貫設している。また、下型1
に形成した保持部1gに流れ変更手段としてのインフレ
ートシール7をインサートし、このインフレートシール
7を貫通孔3cから突出させている。なお、インフレー
トシール7はゴム製である。他の構成は比較例2と同一
である。
【0027】この実施例3においても、実施例1と同
様、見栄えのよいインパネが得られた。このように別体
で流れ変更手段として凸部材6、インフレートシール7
を設ければ、実施例1のように基材3に一体に設ける凸
部3aが型閉じの際に表皮材4と干渉してしまう場合等
に便宜である。
【0028】本発明の製造方法では、自動車のインパネ
以外にドアトリム等の他の内装材を製造する場合にも適
用可能である。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1、2の製
造方法では、各請求項記載の構成を採用しているため、
製造サイクルの短縮化及び製造コストの低廉化を実現す
るとともに、表皮材と基材とが確実に接着し、かつ見栄
えのよい内装材を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 成形材料のキャビティ内の流れを説明するた
めのポリウレタンフォーム原液の発泡時の金型等の断面
図である。
【図2】比較例1の製造方法に係り、ポリウレタンフォ
ーム原液の発泡時の金型等の断面図である。
【図3】比較例2の製造方法に係り、ポリウレタンフォ
ーム原液の発泡時の金型等の断面図である。
【図4】実施例1の製造方法に係り、ポリウレタンフォ
ーム原液の発泡時の金型等の断面図である。
【図5】実施例2の製造方法に係り、ポリウレタンフォ
ーム原液の発泡時の金型等の断面図である。
【図6】実施例3の製造方法に係り、ポリウレタンフォ
ーム原液の発泡時の金型等の断面図である。
【図7】自動車のインパネを示す斜視図である。
【図8】従来のインパネに係り、図7のVIII−VI
II矢視断面図である。
【図9】従来のインパネを改良したものの製造方法に係
り、ポリウレタンフォーム原液の発泡時の金型等の断面
図である。
【符号の説明】
5…ポリウレタンフォーム原液(樹脂製成形材料) A
…第1方向 B…第2方向 1…下型 1a…
第1型内面(上端面) 1b、1e…第2型内面 2…上型 2a…
第3型内面(下端面) C…キャビティ 3…基材 4…表
皮材 4a…ラップ部位 3a、6、7…流れ変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 昌樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 近藤 秀男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−155975(JP,A) 特開 平6−206229(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/10 - 39/12 B29C 39/22 - 39/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製成形材料が第1方向から注入され
    装材を賦形するキャビティをもち、該キャビティは、
    該第1方向と略平行な第1型内面と、該第1方向に対し
    て交差する第2方向と略平行であり該第1型内面と連続
    する第2型内面と、該第1型内面と対向する第3型内面
    とを有して形成された金型を用い、 該第1型内面および該第2型内面に基材を対面させて配
    置するとともに、該第3型内面および該基材における該
    第2型内面と対面するラップ部位に表皮材を対面させて
    配置し、 該表皮材の裏面および該基材における該第1型内面と対
    面する部位の裏面との間に該樹脂製成形材料を注入する
    ことにより該内装材をインモールド成形する内装材の製
    造方法において、 前記第2型内面近くの前記第1型内面に対面させて配置
    した前記基材より前記キャビティ中央部に突出する流れ
    変更手段を設け、前記第1方向から注入される前記樹脂
    製成形材料の流れ方向を該流れ変更手段により変え、該
    樹脂製成形材料が前記ラップ部の該表皮材の部分に接触
    して押圧し、その後該ラップ部位を越えて該第2型内面
    に対面させて配置した該基材の部分と接触して押圧し、
    その後該キャビティを該樹脂製成形材料で満たして成形
    する ことを特徴とする内装材の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1の内装材の製造方法において、前
    記流れ変更手段は、前記基材に一体に設けた凸部、前記
    基材に別体で設けた凸部材、前記金型の該基材側にイン
    サートする凸部材のいずれか1つであることを特徴とす
    る内装材の製造方法。
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JPH0957886A (ja) 1997-03-04

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