JP3526510B2 - 発泡成形品及びその製造方法 - Google Patents
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Description
の製造方法に関し、特に心材と表皮との接合部における
シール対策に関するものである。
ントパネル等の内装品には、心材と表皮との間に発泡層
が一体に成形された発泡成形品がよく用いられている。
間で発泡原料を発泡硬化させることにより成形される
が、発泡原料が心材の表皮形成領域外周の起立壁と表皮
周縁の周縁起立部との接合部から漏出すると見栄えを損
うことから、シール対策を講ずる必要があり、過去には
次のようなシール対策がなされている。
間に連通気泡の軟質発泡シール材を介在させ、発泡原料
の発泡進行に伴い発生するガスは上記軟質発泡シール材
を経て型外に排出するが、発泡原料の型外への漏出は阻
止するようにしたもの(特開平8−281670号公
報)。
し、これを成形時に発泡させてシール材とすることによ
り、上記と同様にシール材にガスの排出機能及び原料
の漏出阻止機能を付与したもの(特開平4−27510
号公報)。
する細長い帯状の凹陥溝を成形し、該凹陥溝が凹陥する
ことによって表皮裏面側に突出する細長い帯状の凸条に
より補強機能を付与し、これにより周縁起立部の剛性を
高めて波打ち等の変形を防止するとともに、漏出しよう
とする発泡原料を凹陥溝に収容して型外に漏出しないよ
うにしたもの(特開平8−132920号公報)。
表皮との間で発泡する発泡原料の発泡圧を利用したもの
である。つまり、表皮の周縁起立部を発泡原料の発泡圧
で心材の起立壁に密着させ、接合部のシール性を確保す
ることを前提としているものである。
シール対策を講じても、表皮の周縁起立部において縦
面、横面及び側面の3つの面で囲まれて構成されている
コーナー部では、表皮剛性が他の箇所に比べて高くなっ
ているため、当該コーナー部は発泡圧が作用しても心材
に密着し難く、したがって、シール性が必ずしも十分で
あるとは言い難く、発泡原料が漏出して見栄えが悪くな
るおそれがある。
あり、その目的とするところは、表皮の周縁起立部にお
いて縦面、横面及び側面の3つの面で構成されて剛性が
高くなっているコーナー部のシール性を向上させ、発泡
原料の漏出を阻止して見栄えを良くしようとすることに
ある。
め、本発明は、表皮の周縁起立部において縦面、横面及
び側面の3つの面で構成されて剛性が高くなっているコ
ーナー部と心材の起立壁との接合部に特殊なシール手段
を施したことを特徴とする。
に発泡層が一体に成形された発泡成形品及びその製造方
法を対象とし、次のような解決手段を講じた。
は、前者の発泡成形品に関するものであり、第1の解決
手段は、上記心材の表皮形成領域外周に起立壁を設け
る。さらに、上記表皮の周縁に該表皮の裏面側に折り曲
げられ上記心材の起立壁に接合される周縁起立部を設け
る。また、該表皮の周縁起立部にその起立面が二方向に
角度を変える起点となるコーナー部を設ける。そして、
該コーナー部を、上記二方向に角度を変える2つの起立
面と、該2つの起立面に跨がって連続する表皮本体部分
の面との三次元方向に延びる3つの面により囲む。加え
て、上記心材の起立壁と表皮のコーナー部における周縁
起立部との間に発泡成形時に供給されたゲル状シール剤
を硬化状態で介在させるとともに、上記心材の起立壁と
表皮のコーナー部を除く周縁起立部との間に上記ゲル状
シール剤を介在させていないことを特徴とする。
心材と表皮との間で発泡原料の発泡が進行し、その発泡
圧が表皮の周縁起立部全周に作用する。該周縁起立部の
起立面が二方向に角度を変える起点となるコーナー部
は、この2つの起立面に跨がって連続する表皮本体部分
の面とによって縦面、横面及び側面の3つの面で囲まれ
て構成され、表皮剛性が他の箇所に比べて高くなってお
り、上記発泡圧が作用しても、当該コーナー部が心材に
密着しないことがあるが、このコーナー部と心材との間
に介在するゲル状シール剤の硬化物により両者の隙間が
埋められ、よって両者の密着不足が補われてシール性が
向上し、見栄えを損う原因となる発泡原料の漏出がなく
なる。
域外周に起立壁を設ける。さらに、上記表皮の周縁に該
表皮の裏面側に折り曲げられ上記心材の起立壁に接合さ
れる周縁起立部を設ける。また、該表皮の周縁起立部に
その起立面が二方向に角度を変える起点となるコーナー
部を設ける。そして、該コーナー部を、上記二方向に角
度を変える2つの起立面と、該2つの起立面に跨がって
連続する表皮本体部分の面との三次元方向に延びる3つ
の面により囲む。加えて、上記心材の起立壁と表皮のコ
ーナー部における周縁起立部との間に発泡成形時に供給
されたゲル状シール剤を硬化状態で介在させる。さら
に、上記心材の起立壁と表皮のコーナー部を除く周縁起
立部との間に連通気泡の軟質発泡シール材を介在させた
ことを特徴とする。
発泡原料の発泡の進行に伴い発生するガスが軟質発泡シ
ール材の連通気泡を経て型外に排出され、発泡層にボイ
ドとして残存せず、品質が向上する。
において、表皮の周縁起立部の少なくともコーナー部に
表皮裏面側に凹陥する凹陥溝を設ける。さらに、上記コ
ーナー部の凹陥溝に発泡成形時に供給されたゲル状シー
ル剤を硬化状態で充填したことを特徴とする。
コーナー部の凹陥溝に充填されたゲル状シール剤の硬化
物が堰となり、漏出しようとする発泡原料がこの硬化物
によって堰止められて型外に漏出せず、発泡成形品表面
の汚損が確実に防止されて見栄え向上が確固たるものと
なる。また、上記凹陥溝がコーナー部以外の周縁起立部
に細長い帯状に設けられている場合には、この凹陥溝を
凹陥することによって表皮裏面側に細長い帯状の凸条が
突出することになり、この凸条によって補強機能が付与
されて周縁起立部の剛性が高まり、波打ち等の変形が防
止されて心材にフィットし、シール性がさらに向上す
る。
るものであり、製造に先立ち、起立壁が表皮形成領域外
周に設けられた心材と、上記表皮の裏面側に折り曲げら
れ上記心材の起立壁に接合される周縁起立部が周縁に設
けられた表皮とを用意する。この表皮の周縁起立部には
その起立面が二方向に角度を変える起点となるコーナー
部が設けられ、該コーナー部が上記二方向に角度を変え
る2つの起立面と、該2つの起立面に跨がって連続する
表皮本体部分の面との三次元方向に延びる3つの面によ
り囲まれている。そして、まず、成形型の型開き状態
で、上記表皮の表面を下型に当接させた姿勢で該表皮を
下型にセットするとともに、該表皮のコーナー部におけ
る周縁起立部に対応するよう予めゲル状シール剤が起立
壁に塗布され、表皮のコーナー部を除く周縁起立部に対
応する起立壁には上記ゲル状シール剤が塗布されていな
い心材を上型にセットする。次いで、上記成形型を型締
めして心材の起立壁と上記表皮の周縁起立部とを接触さ
せることにより、上記ゲル状シール剤を上記表皮のコー
ナー部における周縁起立部に付着させる。その後、型開
き状態で又は型締め後に上記心材と表皮との間に注入さ
れた発泡原料を発泡硬化させることにより、心材と表皮
との間に発泡層が一体に成形されるとともに、表皮の周
縁起立部が心材の起立壁に接合され、かつ心材の起立壁
と表皮のコーナー部における周縁起立部との間にゲル状
シール剤が硬化状態で介在された発泡成形品を得ること
を特徴とする。
発泡成形時にゲル状シール剤を心材に塗布するだけでよ
く、発泡成形品が型構造を変更することなく既存の成形
型で簡単にかつ安価に成形される。
て図面に基づいて説明する。
発泡成形品を示し、本例では発泡成形品が自動車の内装
品であるインストルメントパネル1である場合を示す。
このインストルメントパネル1は、上半部分を構成する
アッパーパネル部1aと、下半部分を構成するロアパネ
ル部1bとからなり、上記アッパーパネル部1aは心材
3と表皮5との間に発泡層7が一体に成形された3層構
造になっており、上記ロアパネル部1bは心材3だけの
単層構造になっている。このインストルメントパネル1
の素材は特に限定しないが、一般には、心材3としては
アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹
脂等の硬質樹脂が、表皮5としてはポリ塩化ビニル(P
VC)等の軟質樹脂が、発泡層7としては硬質ポリウレ
タンフォーム等の硬質発泡樹脂がそれぞれ汎用されてい
る。また、上記心材3は圧縮成形や射出成形等によって
成形されたものを用いればよく、上記表皮5はスラッシ
ュ成形や真空成形等によって成形されたものを用いれば
よい。
に、上記心材3には、起立壁9が矩形の表皮形成領域外
周であるアッパーパネル部1a全周に対応して突設され
ている。一方、上記表皮5の周縁には、該表皮5の裏面
側に折り曲げられ上記心材3の起立壁9に接合される周
縁起立部11が突設され、該周縁起立部11で囲まれた
領域(アッパーパネル部1aのほぼ全域)を表皮本体1
3としている。
り上辺及び下辺起立面と左辺及び右辺起立面とが交差す
る箇所には、その起立面が二方向に角度を変える起点と
なるコーナー部15が設けられ、図2に示すように、該
コーナー部15は、上記二方向に角度を変える2つの起
立面11a,11bと、該2つの起立面11a,11b
に跨がって連続する表皮本体部分(表皮本体13の左右
両側面部13a)の面との三次元方向に延びる3つの面
により囲まれている。
陥する凹陥溝17が成形され、この凹陥溝17が凹陥す
ることによって表皮5裏面側には凸条19が突出してい
る(図1(a)及び図2参照)。この凹陥溝17は、上
記コーナー部15に限らず周縁起立部11全周に亘って
細長い帯状に成形され、これにより凸条19も細長い帯
状に表皮5裏面側に突出している(図1(b)参照)。
9と表皮5のコーナー部15における周縁起立部11と
の間には、発泡成形時に供給されたゲル状シール剤21
が硬化状態で介在され、該ゲル状シール剤21はコーナ
ー部15の凹陥溝17にも硬化状態で充填されている。
このゲル状シール剤21の硬化前のゲル状態を図9に、
硬化して硬化物21´となった状態を図1(a)及び図
10にそれぞれ示す。なお、上記コーナー部15を除く
周縁起立部11及び凹陥溝17には、ゲル状シール剤2
1(硬化物21´)は介在(充填)されていない(図1
(b)及び図5〜7参照)。このゲル状シール剤21
は、塗布した時はゲル状態であるが、所定時間経過後に
硬化するタイプのものであり、例えばシリコーン樹脂や
各種の接着剤等である。また、このゲル状シール剤21
は、塗布した後に垂れないように、また発泡圧で心材3
の起立壁9と表皮5の周縁起立部11との間に侵入しや
すくするために硬過ぎないように粘度が1500〜20
00cps程度のものを用いることが望ましい。
ーナー部15を除く周縁起立部11との間には、例えば
ウレタンスラブシール材等の連通気泡の軟質発泡シール
材23が介在され(図1(b)参照)、発泡成形時に発
生するガスを上記軟質発泡シール材23の連通気泡を経
て型外に排出するようになっている。なお、発泡原料3
5はこの軟質発泡シール材23に阻止されて型外に漏出
しない。
ントパネル1の製造方法を図4〜9に基づいて説明す
る。
れた心材3及び表皮5を用意する。上記心材3の表皮形
成領域外周には起立壁9が突設され、上記表皮5の周縁
には、該表皮5の裏面側に折り曲げられ上記心材3の起
立壁9に接合される周縁起立部11が突設されている。
この周縁起立部11にはその起立面が二方向に角度を変
える起点となるコーナー部15が設けられ、該コーナー
部15が上記二方向に角度を変える2つの起立面11
a,11bと、該2つの起立面11a,11bに跨がっ
て連続する表皮本体部分(表皮本体13の側面部13
a)の面との三次元方向に延びる3つの面により囲まれ
ている。また、上記表皮5の周縁起立部11全周には、
表皮5裏面側に凹陥する細長い帯状の凹陥溝17が表皮
成形と同時に成形され、その表皮5裏面側には凹陥溝1
7により細長い帯状の凸条19が突設されている。さら
に、上記表皮5のコーナー部15を除く周縁起立部11
には、連通気泡の軟質発泡シール材23が凹陥溝17か
ら表皮本体13側に位置するように貼着されている(図
1(b)参照)。一方、上記心材3の起立壁9には、発
泡成形時に上記表皮5のコーナー部15における周縁起
立部11に対応するよう予めゲル状シール剤21が塗布
されている(図9参照)。つまり、表皮5のコーナー部
15を除く周縁起立部11に対応する起立壁9には、上
記ゲル状シール剤21が塗布されていない。このゲル状
シール剤21はこの段階では未だ硬化しておらずゲル状
態にある。
図5及び図8に示すように、成形型25の型開き状態
で、表皮5の表面を固定型としての下型27に当接させ
た姿勢で該表皮5を下型27にセットし、図示しない真
空吸引孔からの負圧により表皮5を動かないように下型
27に密着させる。この状態で表皮5の周縁起立部11
は上方に向いている。一方、心材3を表皮形成領域を下
に向けた姿勢(裏面側を上向きにした姿勢)で可動型と
しての上型29にセットする。
のスライドコア31を流体圧シリンダ33の伸長作動に
より前進させ、コア先端を表皮5の周縁起立部11に側
方から当接させて該周縁起立部11が外方へ倒れないよ
うに位置決めした後、表皮5裏面に図示しない注入ヘッ
ドから発泡原料35を注入する。なお、ここでは、発泡
原料35の注入をオープン注入法により行ったが、型締
め状態で発泡原料35を心材3と表皮5との間に注入す
るクローズド注入法により行ってもよい。
29を下降させるとともに、各スライドコア31を流体
圧シリンダ33の収縮作動により後退させ、図7及び図
10に示すように型締めする。この成形型25の型締め
状態で、各スライドコア31のコア先端側傾斜面に貼着
されたゴムシート等からなる弾性材37が心材3の起立
壁9外方面に圧接し、心材3を動かないように位置決め
する。これにより、表皮5のコーナー部15を除く周縁
起立部11では、軟質発泡シール材23が心材3の起立
壁9に接触する。一方、表皮5の周縁起立部11のコー
ナー部15では、周縁起立部11が心材3の起立壁9に
接触するとともに、ゲル状シール剤21がコーナー部1
9に対応し、その一部が周縁起立部11に付着しかつ心
材3の起立壁9と表皮5の周縁起立部11との間に侵入
する。
5との間に閉じ込められ、この密閉空間で発泡を開始す
る。発泡原料35の発泡が進行すると、発泡圧が表皮5
の周縁起立部11に作用して該周縁起立部11が心材3
の起立壁9に押し付けられ、表皮5のコーナー部15を
除く周縁起立部11では、軟質発泡シール材23が心材
3の起立壁9に圧接して厚みが薄くなり、周縁起立部1
1が起立壁9に密着する。一方、表皮5の周縁起立部1
1のコーナー部15でも、発泡圧により周縁起立部11
が心材3の起立壁9に圧接して密着するとともに、ゲル
状シール剤21が起立壁9と周縁起立部11との間にさ
らに侵入し、凹陥溝17がゲル状シール剤21で充填さ
れる。そして、発泡原料35が完全に発泡硬化して発泡
層7が成形され、この間にゲル状シール剤21も硬化し
て硬化物21´となる。これにより、心材3と表皮5と
の間に発泡層7が一体に成形されるとともに、表皮5の
周縁起立部11が心材3の起立壁9に接合され、かつ心
材3の起立壁9と表皮5のコーナー部15における周縁
起立部11との間にゲル状シール剤21が硬化状態でつ
まり硬化物21´が介在されたインストルメントパネル
1が得られる。
部11のコーナー部15において、縦面、横面及び側面
の3つの面で囲まれて表皮5剛性が他の箇所に比べて高
くなっている場合、表皮5の周縁起立部11と心材3の
起立壁9との間にゲル状シール剤21を硬化状態で介在
させていることから、発泡圧が作用してもなお当該コー
ナー部15において周縁起立部11と起立壁9とが十分
に密着していない場合でも、両者間に硬化状態で介在す
るゲル状シール剤23の硬化物21´が両者の隙間を埋
め、これにより両者の密着不足を補ってシール性を向上
させ、発泡原料35の漏出を阻止してインストルメント
パネル1の見栄えを向上させることができる。
皮5のコーナー部15を除く周縁起立部11との間に連
通気泡の軟質発泡シール材23を介在させていることか
ら、発泡原料35の発泡の進行に伴い発生するガスを上
記軟質発泡シール材23の連通気泡を経て型外に排出す
ることができ、上記ガスが発泡層7に残存することに起
因するボイドをなくして高品質のインストルメントパネ
ル1を得ることができる。
全周に表皮5裏面側に凹陥する細長い帯状の凹陥溝17
を成形しているので、該凹陥溝17が凹陥することによ
って表皮5裏面側に突出する細長い帯状の凸条19によ
り、表皮5に補強機能を付与してその剛性を高めること
ができ、波打ち等の変形を防止して心材3にフィットさ
せ、シール性をさらに確実なものとすることができる。
特に、上記コーナー部15では、ゲル状シール剤21を
硬化状態で凹陥溝17に充填しているので、ゲル状シー
ル剤21からなる硬化物21´の堰止め作用によって発
泡原料35の型外への漏出を防止することができ、イン
ストルメントパネル1表面の汚損を確実に防止して見栄
えを確固たるものにすることができる。
な成形型を用いることなく、既存の成形型を用いて心材
3に部分的にゲル状シール剤21を塗布するだけで上述
の如き作用効果を奏するインストルメントパネル1を得
ることができるので、インストルメントパネル1を簡単
にかつ安価に成形することができる。
メントパネル1である場合を示したが、これらに限ら
ず、自動車の他の内装品であるドアトリムやコンソール
ボックス、その他あらゆる発泡成形品に適用できるもの
である。
三次元方向に延びる3つの面により囲まれて高剛性とな
っている表皮の周縁起立部のコーナー部において、該周
縁起立部と心材の起立壁との間にゲル状シール剤を硬化
状態で介在させたので、両者の密着不良による原料漏れ
を上記ゲル状シール剤の硬化物で阻止してシール性を向
上させ、発泡成形品の見栄えを向上させることができ
る。また、型構造の改変を伴わないので、発泡成形品を
簡単にかつ安価に得ることができる。
(b)は図4のB部を拡大して示す断面図である。
部を示す斜視図である。
当する断面図である。
線に相当する断面図である。
当する断面図である。
る断面図である。
相当する断面図である。
する断面図である。
品) 3 心材 5 表皮 7 発泡層 9 起立壁 11 周縁起立部 11a,11b 起立面 13 表皮本体 15 コーナー部 17 凹陥溝 21 ゲル状シール剤 21´ 硬化物 23 軟質発泡シール材 25 成形型 27 下型 29 上型 35 発泡原料
Claims (4)
- 【請求項1】 心材と表皮との間に発泡層が一体に成形
された発泡成形品であって、 上記心材の表皮形成領域外周には、起立壁が設けられ、 上記表皮の周縁には、該表皮の裏面側に折り曲げられ上
記心材の起立壁に接合される周縁起立部が設けられ、 該表皮の周縁起立部には、その起立面が二方向に角度を
変える起点となるコーナー部が設けられ、 該コーナー部は、上記二方向に角度を変える2つの起立
面と、該2つの起立面に跨がって連続する表皮本体部分
の面との三次元方向に延びる3つの面により囲まれ、 上記心材の起立壁と表皮のコーナー部における周縁起立
部との間には、発泡成形時に供給されたゲル状シール剤
が硬化状態で介在されているとともに、上記心材の起立
壁と表皮のコーナー部を除く周縁起立部との間には、上
記ゲル状シール剤が介在されていないことを特徴とする
発泡成形品。 - 【請求項2】 心材と表皮との間に発泡層が一体に成形
された発泡成形品であって、 上記心材の表皮形成領域外周には、起立壁が設けられ、 上記表皮の周縁には、該表皮の裏面側に折り曲げられ上
記心材の起立壁に接合される周縁起立部が設けられ、 該表皮の周縁起立部には、その起立面が二方向に角度を
変える起点となるコーナー部が設けられ、 該コーナー部は、上記二方向に角度を変える2つの起立
面と、該2つの起立面に跨がって連続する表皮本体部分
の面との三次元方向に延びる3つの面により囲まれ、 上記心材の起立壁と表皮のコーナー部における周縁起立
部との間には、発泡成形時に供給されたゲル状シール剤
が硬化状態で介在され、 上記 心材の起立壁と表皮のコーナー部を除く周縁起立部
との間には、連通気泡の軟質発泡シール材が介在されて
いることを特徴とする発泡成形品。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の発泡成形品におい
て、 表皮の周縁起立部の少なくともコーナー部には、表皮裏
面側に凹陥する凹陥溝が設けられ、 上記コーナー部の凹陥溝には、発泡成形時に供給された
ゲル状シール剤が硬化状態で充填されていることを特徴
とする発泡成形品。 - 【請求項4】 心材と表皮との間に発泡層が一体に成形
された発泡成形品の製造方法であって、 起立壁が表皮形成領域外周に設けられた心材と、 上記表皮の裏面側に折り曲げられ上記心材の起立壁に接
合される周縁起立部が周縁に設けられ、該周縁起立部に
はその起立面が二方向に角度を変える起点となるコーナ
ー部が設けられ、該コーナー部が上記二方向に角度を変
える2つの起立面と、該2つの起立面に跨がって連続す
る表皮本体部分の面との三次元方向に延びる3つの面に
より囲まれた表皮とを用意し、 成形型の型開き状態で、上記表皮の表面を下型に当接さ
せた姿勢で該表皮を下型にセットするとともに、該表皮
のコーナー部における周縁起立部に対応するよう予めゲ
ル状シール剤が起立壁に塗布され、表皮のコーナー部を
除く周縁起立部に対応する起立壁には上記ゲル状シール
剤が塗布されていない心材を上型にセットし、 次いで、上記成形型を型締めして心材の起立壁と上記表
皮の周縁起立部とを接触させることにより、上記ゲル状
シール剤を上記表皮のコーナー部における周縁起立部に
付着させ、 その後、型開き状態で又は型締め後に上記心材と表皮と
の間に注入された発泡原料を発泡硬化させることによ
り、心材と表皮との間に発泡層が一体に成形されるとと
もに、表皮の周縁起立部が心材の起立壁に接合され、か
つ心材の起立壁と表皮のコーナー部における周縁起立部
との間にゲル状シール剤が硬化状態で介在された発泡成
形品を得ることを特徴とする発泡成形品の製造方法。
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---|---|---|---|
JP12569897A JP3526510B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 発泡成形品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP12569897A JP3526510B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 発泡成形品及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10315245A JPH10315245A (ja) | 1998-12-02 |
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JP5471012B2 (ja) * | 2009-04-27 | 2014-04-16 | 日産自動車株式会社 | 表皮付発泡成形部材、および表皮付発泡成形部材の成形方法 |
-
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- 1997-05-15 JP JP12569897A patent/JP3526510B2/ja not_active Expired - Fee Related
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