JPH11151726A - 表皮一体発泡成形品の製造方法及び発泡成形型 - Google Patents

表皮一体発泡成形品の製造方法及び発泡成形型

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JPH11151726A
JPH11151726A JP9338027A JP33802797A JPH11151726A JP H11151726 A JPH11151726 A JP H11151726A JP 9338027 A JP9338027 A JP 9338027A JP 33802797 A JP33802797 A JP 33802797A JP H11151726 A JPH11151726 A JP H11151726A
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skin
mold
foaming
core
release agent
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Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面に凹部が形成されたコアと、該凹部の側
壁内面に対するシール用側面が意匠面の周縁に形成され
た表皮とを用いる表皮一体発泡成形品の製造に際し、前
記シール用側面と凹部の側壁内面間から漏出して表皮の
意匠面に付着したバリを容易かつ確実に除去できるよう
にする製造方法とその発泡成形型を提供する。 【解決手段】 コア51と表皮62を発泡成形型10に
配置した後、該発泡成形型10内に設けられている離型
剤塗布手段20によって、前記表皮62のシール用側面
64の少なくとも急激な形状変化部64cと意匠面63
との境界付近に離型剤Rを塗布し、次いで前記表皮62
とコア51の凹部内面53a間で液状発泡原料Pを発泡
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表皮一体発泡成
形品の製造方法及び発泡成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のインストルメントパネルやその
他の自動車内装材等においては、プラスチック製のコア
と表皮を発泡成形型の型内に配置し、前記コアと表皮間
でポリウレタン等の液状発泡原料を発泡させて、コア表
面に発泡体と該発泡体を覆う表皮を一体に形成した表皮
一体発泡成形品が多用されている。さらに、前記表皮一
体発泡成形品には、図8およびその9−9断面図である
図9に示すように前記発泡体70が表皮62で覆われた
パット61をコア51の表面52の一部に有する部分パ
ッドタイプの表皮一体発泡成形品50が、自動車の種類
や内装デザイン等に応じて用いられている。
【0003】前記部分パッドタイプの表皮一体発泡成形
品50は、コア51の表面52の所要部に所要深さの凹
部53が形成され、該凹部53内で形成された発泡体7
0の表面が表皮62で覆われた構造からなっている。前
記表皮62の意匠面63の周縁は表皮裏側へ折れ曲がっ
てシール用側面64とされ、該シール用側面64の外面
が前記コアの凹部53周縁に形成された側壁54の内面
55と当接している。なお、図示の表皮一体発成形品5
0は、自動車のインストルメントパネルとして用いられ
るもので、前記パッド61が、車両前後方向に対応する
表皮一体発泡成形品50の前後方向の一部に、車幅方向
と対応する左右方向の一側側面50Sから他側側面(図
示せず)に渡って形成されている。
【0004】前記部分パッドタイプの表皮一体発泡成形
品の製造は、図11に示すように、発泡成形型80の上
型81に前記コア51を凹部53内面53aが下型85
を向くように配置し、他方、下型85には前記表皮62
を意匠面63の裏側がコア51の凹部内を向くように配
置し、前記コア51と表皮62との間に液状発泡原料P
を注入して発泡体70を発泡させることによりなされて
いる。その際、前記表皮62のシール用側面64は、コ
ア51の凹部53の側壁内面55と向かい合うようにし
て配置され、前記液状発泡原料Pの発泡により増大する
型内圧力、および型内に充満する液状発泡原料Pにより
外向きに押圧されて凹部53の側壁内面55に圧着し、
表皮62周縁をシールして、液状発泡原料Pが表皮62
周縁から意匠面側へ漏出するのを防止する。図示の符号
Hは液状発泡原料を注入する原料注入ヘッド、Haは原
料注入ヘッドHの先端、56はコア51に形成された原
料注入孔、82は原料注入ヘッドHの先端Haを挿入す
るための上型81に形成された挿入孔を示す。
【0005】ところが、前記部分パッドタイプの表皮一
体発泡成形品の製造方法にあっては、図8およびそのコ
ア51および表皮62を示す図10のように、前記パッ
ド61は発泡成形品50の幅方向の側面10S等におい
て、コーナ部等の屈曲形状部を有し、該屈曲形状部に対
応する前記コア51の凹部側壁54および表皮62のシ
ール用側面64が急激に屈曲して急激な形状変化部54
c,64cとなっている。前記表皮62のシール用側面
64の形状変化部64cは、その屈曲半径が他部に比べ
て極端に小さくなっているため剛性が高く、前記発泡時
の押圧によっても前記コア51の凹部側壁54の形状変
化部54c内面55cに圧着しずらく、シール性が不十
分になり易い。その結果、当該シール用側面64の急激
な形状変化部64cで,図12に示すように、液状発泡
原料Pが漏出し、バリBを形成して表皮62の意匠面6
3側に付着することがあり、その場合には後加工でバリ
を除去している。
【0006】また、前記表皮一体発泡成形は、発泡時に
生じる液状発泡原料の接着性を利用して表皮と発泡体と
の接着一体化を行うため、前記表皮の意匠面に付着した
バリは表皮と強固に接着していて、完全に取り除くのが
困難である。そのため、表皮の意匠面に残ったバリを溶
剤等で拭き取って完全に除去する必要があった。さら
に、この溶剤を用いる拭き取りは、バリの付着部付近を
溶剤で強く擦るものであるため、コアの意匠面まで溶剤
で擦ってしまうことがあり、それによって表皮のみなら
ずコアの意匠面まで変色し、最後に表皮およびコアの意
匠面に塗装を施して修正しなければならないこともあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記の点
に鑑みなされたもので、表面に凹部が形成されたコア
と、該凹部の側壁内面に対するシール用側面が意匠面の
周縁に形成された表皮とを用いる表皮一体発泡成形品の
製造に際し、前記シール用側面と凹部の側壁内面間から
漏出して表皮の意匠面に付着したバリを容易かつ確実に
除去できるようにする製造方法とその発泡成形型を提供
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、凹部
が表面に形成されたコアと、前記凹部の側壁内面に対す
るシール用側面が意匠面の周縁に形成された表皮とを、
前記表皮の意匠面裏側が凹部内を向くようにして発泡成
形型に配置し、前記表皮とコアの凹部内面間で液状発泡
原料を発泡させ、該発泡時に前記シール用側面と凹部の
側壁内面とを圧着させて表皮周縁をシールする表皮一体
発泡成形品の製造方法において、前記コアと表皮を発泡
成形型に配置した後、該発泡成形型内に設けられている
離型剤塗布手段によって、前記表皮のシール用側面の少
なくとも急激な形状変化部と意匠面との境界付近に離型
剤を塗布し、次いで前記表皮とコアの凹部内面間で発泡
原料を発泡させることを特徴とする表皮一体発泡成形品
の製造方法に係る。
【0009】請求項2の発明は、凹部が表面に形成され
たコアと、前記凹部の側壁内面に対するシール用側面が
意匠面の周縁に形成された表皮とが、前記表皮の意匠面
裏側が凹部内を向くようにして型内に配置される発泡成
形型において、前記表皮のシール用側面の少なくとも急
激な形状変化部と意匠面との境界付近に対する離型剤塗
布手段を型内に有することを特徴とする発泡成形型に係
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいてこの発明を説
明する。図1はこの発明の製造方法の一実施例における
コアおよび表皮の配置時を示す発泡成形型の断面図、図
2は図1の実施例における離型剤塗布時を示す発泡成形
型の断面図、図3は図2の要部を示す発泡成形型の部分
断面図、図4は図1の実施例における発泡成形時を示す
発泡成形型の断面図、図5は図4の要部を示す発泡成形
型の部分断面図、図6は図1の実施例におけるバリ除去
時を示す部分断面図、図7は他の実施例を示す発泡成形
型の部分断面図である。
【0011】図1および図2に示す発泡成形型10は、
この発明の製造方法の一実施例に用いられるもので、上
型11と下型15と離型剤塗布手段20とを備えた分割
式発泡成形型である。なお、この実施例では、従来技術
の項で説明した図8および図9における部分パッドタイ
プの表皮一体発泡成形品(インストルメントパネル)5
0の場合を例にして説明する。
【0012】上型11の型面12は、コア51が配置さ
れる部分で、コア51の裏面形状に合致した形状に形成
されている。また、この上型11の所定位置には、原料
注入ヘッドHの先端Haを挿入するための挿入孔13が
形成されている。
【0013】一方、下型15の型面16は、表皮62が
配置される部分で、表皮62の意匠面63形状に合致し
た形状に形成されている。また、前記下型15における
上型11との分割面(パーティング面)の所定位置、こ
の実施例では上型11との分割面において少なくとも表
皮62のシール用側面64の急激な形状変化部64cが
配置される型面16近傍に、後述する離型剤塗布手段2
0を取り付けるための取付部17が設けられている。な
お、当該下型15は、成形品形状が複雑な場合等には割
型とされることもある。さらに、下型15には、型面に
配置された表皮がずれないようにするための真空吸引手
段(図示せず)を設けてもよい。
【0014】離型剤塗布手段20は、型内で表皮の所要
部(シール用側面の少なくとも急激な形状変化部と意匠
面との境界付近)に離型剤を塗布し、発泡成形後に表皮
とコア間から漏出して表皮の意匠面に付着したバリの除
去を容易にするためのものである。この実施例では、離
型剤塗布手段20は、従来公知の液体噴霧器よりなり、
前記下型15の取付部17に固定されている。図示の符
号21は離型剤塗布手段20の本体部、22は離型剤塗
布手段20を前記下型15の取付部17に固定するため
の固定部である。
【0015】次に、前記発泡成形型10を用いて行な
う、この発明の表皮一体発泡成形品の製造方法の一実施
例について図1ないし図6に基づいて説明する。
【0016】まず、図1に示すように、発泡成形型10
の上型11の型面12にコア51を凹部53内面53a
が下型15を向くように配置し、他方、下型15の型面
16に前記表皮62を意匠面63の裏側がコア51の凹
部53内を向くようにして配置する。その際、前記表皮
62のシール用側面64とコア51の凹部53の側壁内
面55とを向かい合うようにして配置する。
【0017】前記コア51および表皮62を発泡成形型
10へ配置した後、発泡成形型10の閉型前あるいは閉
型後(この実施例では閉型後)、図2および図3に示す
ように、前記発泡成形型10内に設けられている離型剤
塗布手段20の本体部21から離型剤Rを噴霧して、前
記表皮62のシール用側面64の少なくとも急激な形状
変化部64cと意匠面63との境界付近に離型剤Rを塗
布する。前記離型剤Rの塗布は、表皮62の発泡成形型
10への配置後、表皮62の表面側から行なわれるた
め、離型剤Rの塗布位置が正確になって表皮62の裏面
65に離型剤Rが飛散し付着するのを効率良く防止でき
る。従って、表皮62の裏面65に付着した離型剤Rに
より、発泡成形後に該表皮62が発泡体から剥離し易く
なる恐れが少なくなる。なお、この実施例では、前記離
型剤Rが表皮62の裏面65に飛散して付着するのを確
実に防ぐため、発泡成形型10の閉型後に前記離型剤R
の塗布を行っている。また、前記離型剤Rを塗布する位
置は、少なくとも急激な形状変化部64cとされるが、
この表皮一体発泡成形時に、特に発泡原料が漏出し易い
部分、すなわち発泡成形型10内で上部位置となる急激
な形状変化部と意匠面との境界付近とするのが好まし
い。勿論、前記急激な形状変化部64cに限られず、シ
ール用側面64全周と意匠面63との境界付近にあるい
はバリが生じると思われる適宜の位置に離型剤Rを塗布
してもよい。
【0018】続いて、図4に示すように、公知のクロー
ズド注入法により前記コア51の凹部53内面53aと
表皮62との間にポリウレタン等の液状発泡原料Pを所
定量注入し、コア51と表皮62間で発泡体70を発泡
成形する。前記クローズド注入法は、前記発泡成形型1
0を閉型した状態で液状発泡原料Pを注入するタイプ
で、前記上型11の挿入孔13に挿入された原料注入ヘ
ッドHの先端Haから、前記コア51の原料注入孔56
を介して前記液状発泡原料Pが注入される。
【0019】前記発泡成形の際、前記急激な形状変化部
64cを除く表皮62のシール用側面64では、前記液
状発泡原料Pの発泡により増大する型内圧力、および型
内に充満する液状発泡原料Pにより外向きに押圧されて
凹部53の側壁内面55に容易に圧着するため、液状発
泡原料Pが意匠面63側へバリとなって漏出する可能性
は低い。一方、前記シール用側面64の急激な形状変化
部64cでは、従来技術の項でも述べたように、その屈
曲半径が他部に比べて極端に小さくなっているため剛性
が高く、前記発泡時の押圧によっても前記コア51の凹
部側壁54の形状変化部54c内面55cに圧着しずら
く、シール性が不十分になり易い。その結果、図5に示
すように、当該シール用側面64の急激な形状変化部6
4cで液状発泡原料Pが意匠面63側へバリBとなって
漏出する可能性は高い。
【0020】前記発泡成形後、発泡成形型10の型開き
および成形品の脱型を行う。その後、図6に示すよう
に、前記表皮62の急激な形状変化部64c等の意匠面
63に付着したバリBを除去することにより、図8およ
び図9に示すような、所望の表示一体成形品50を得
る。ここで、前記バリBの除去は、前述したように、表
皮62のバリBが付着した部分には、予め、離型剤Rが
塗布されているので、容易かつ確実に行なうことができ
る。なお、バリBがコア51に付着した場合でも、該コ
ア51には、一般的に発泡原料に対する接着性の低いポ
リプロピレン製のものや表面をシリコン塗装したものが
用いられるため容易かつ確実にバリBを除去できる。し
たがって、従来のように、バリの付着部付近を溶剤等で
強く擦らずに済み、コア51の表面52および表皮62
の意匠面63が変色することがなく、従来必要とされて
いた該バリの除去作業後のコアの表面および表皮の意匠
面の修正作業が不要となる。
【0021】次に、他の実施例について図7を用いて説
明する。なお、上記実施例の部材と同じ部材については
同一符号を用いて示す。図7の実施例では、表皮のシー
ル用側面の少なくとも急激な形状変化部と意匠面との境
界付近に対する離型剤塗布手段30として、上記実施例
のものとは異なるものが用いられている。すなわち、離
型剤Rを収容する容器31と、該容器31内に一端側が
挿入される含浸部材32とより構成されるものが用いら
れている。前記含浸部材32の反対側端部33は、前記
容器31から露出し、表皮62のシール用側面64の少
なくとも形状変化部64cと意匠面63との境界付近に
当接するようになっている。前記含浸部材32の材質
は、毛細管現象等により液状の離型剤Rが表面に滲出す
る材質、例えば紐やガーゼ等が挙げられ、離型剤の種類
に応じて適宜選択される。また、前記容器31はキャッ
プ34を外して離型剤Rを補充できるようになってい
る。
【0022】前記図7に示す実施例では、前記表皮62
が発泡成形型へ配置されることによって、表皮62のバ
リを生じ易い部分の外面と含浸部材32の端部33とが
接触し、当該含浸部材32の端部表面に滲出している離
型剤Rが表皮62のバリを生じ易い外面に自動的に付着
する。そのため、この実施例では、複雑な手段を設ける
ことなく簡単且つ確実に、しかも経済的に離型剤の塗布
を行うことができ、図1ないし図6の実施例と同様に表
皮62とコア51間から漏出して意匠面側に生じたバリ
を容易かつ確実に除去できる。また、この実施例では、
離型剤Rの飛散がないため、クローズド注入法に限られ
ず公知のオープン注入法、すなわち、発泡成形型の上型
11と下型15にコア51と表皮62を配置した後、型
開きの状態で発泡原料を注入し、その後閉型する方法に
よって、発泡原料の注入および発泡体の成形を行うこと
もできる。
【0023】
【発明の効果】以上図示し説明したように、ここで開示
された発明の表皮一体発泡成形品の製造方法によれば、
発泡原料の発泡に先立って、バリが付着するシール用側
面の少なくとも急激な形状変化部と意匠面との境界付近
に離型剤が塗布されるので、前記シール用側面と凹部の
側壁内面間から漏出して意匠面側に付着したバリを容易
かつ確実に除去できる。したがって、従来のようにバリ
の付着部分を溶剤等で強く擦らずに済み、表皮およびコ
アの意匠面が変色することはない。その結果、従来必要
とされていたバリ除去作業後の表皮およびコアの修正作
業は不要となり、大幅に製造工数および製造コストを低
減することができる。さらに、前記離型剤の塗布は表皮
の発泡成形型への配置後に行なわれるので、表皮の裏側
に離型剤が付着して発泡成形後に該表皮裏側の離型剤付
着部分が発泡体から剥離する心配が少ない。また、ここ
で開示された発明の発泡成形型によれば、前記製造方法
を経済的かつ容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の製造方法の一実施例におけるコアお
よび表皮の配置時を示す発泡成形型の断面図である。
【図2】図1の実施例における離型剤塗布時を示す発泡
成形型の断面図である。
【図3】図2の要部を示す発泡成形型の部分断面図であ
る。
【図4】図1の実施例における発泡成形時を示す発泡成
形型の断面図である。
【図5】図4の要部を示す発泡成形型の部分断面図であ
る。
【図6】図1の実施例におけるバリ除去時を示す部分断
面図である。
【図7】他の実施例を示す発泡成形型の部分断面図であ
る。
【図8】表皮一体発泡成形品の一部を示す斜視図であ
る。
【図9】図8の9−9断面図である。
【図10】図8の表皮一体発泡成形品の表皮およびコア
の部分斜視図である。
【図11】従来における液状発泡原料注入時を示す発泡
成形型の断面図である。
【図12】従来における発泡時を示す発泡成形型の部分
断面図である。
【符号の説明】
10 発泡成形型 20,30 離型剤塗布手段 50 表皮一体発泡成形品 51 コア 52 コアの表面 53 コアの凹部 53a コアの凹部の内面 54 コアの凹部の側壁 55 コアの凹部の側壁内面 61 パッド 62 表皮 63 表皮の意匠面 64 表皮のシール用側面 64c 表皮のシール用側面の急激な形状変化部 70 発泡体 P 液状発泡原料 R 離型剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 5/18 B32B 5/18 // B29K 105:04 B29L 31:30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部が表面に形成されたコアと、前記凹
    部の側壁内面に対するシール用側面が意匠面の周縁に形
    成された表皮とを、前記表皮の意匠面裏側が凹部内を向
    くようにして発泡成形型に配置し、前記表皮とコアの凹
    部内面間で液状発泡原料を発泡させ、該発泡時に前記シ
    ール用側面と凹部の側壁内面とを圧着させて表皮周縁を
    シールする表皮一体発泡成形品の製造方法において、 前記コアと表皮を発泡成形型に配置した後、該発泡成形
    型内に設けられている離型剤塗布手段によって、前記表
    皮のシール用側面の少なくとも急激な形状変化部と意匠
    面との境界付近に離型剤を塗布し、次いで前記表皮とコ
    アの凹部内面間で発泡原料を発泡させることを特徴とす
    る表皮一体発泡成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 凹部が表面に形成されたコアと、前記凹
    部の側壁内面に対するシール用側面が意匠面の周縁に形
    成された表皮とが、前記表皮の意匠面裏側が凹部内を向
    くようにして型内に配置される発泡成形型において、 前記表皮のシール用側面の少なくとも急激な形状変化部
    と意匠面との境界付近に対する離型剤塗布手段を型内に
    有することを特徴とする発泡成形型。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002210757A (ja) * 2001-01-17 2002-07-30 Honda Motor Co Ltd 表皮付き発泡成形品の製造方法
WO2014034039A1 (ja) * 2012-09-03 2014-03-06 クラレファスニング株式会社 モールドイン成形用雄型面ファスナー及びそれを用いた雄型面ファスナー付発泡樹脂製成形体の製造方法
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