JP4454108B2 - 表皮一体発泡成形品用表皮の製造方法 - Google Patents

表皮一体発泡成形品用表皮の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、表皮一体発泡成形品用表皮の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のインストルメントパネルやその他の自動車内装材等においては、プラスチック製コアとプラスチック製表皮を発泡成形型の型内に配置し、前記コアと表皮間でポリウレタン等の液状発泡原料を発泡させて、コア表面に発泡体と該発泡体を覆う表皮を一体に形成した表皮一体発泡成形品が多用されている。また、前記表皮一体発泡成形品には、図15及びその断面図である図16に示すように前記発泡体が表皮で覆われたパット62をコア61の表面の一部に有する部分パッドタイプのものが、自動車の種類や内装デザイン等に応じてしばしば用いられている。
【0003】
前記部分パッドタイプの表皮一体発泡成形品60はコア61表面の所要部に凹部63が形成され、該凹部63内に発泡体70の表面が表皮66で覆われたパッド62が設けられた構造からなる。前記表皮66の意匠面67周縁の少なくとも一部は表皮裏側へ折れ曲がってシール用側面68とされ、該シール用側面68の外面が前記コア61の凹部63の側壁64内面65と当接している。
【0004】
前記部分パッドタイプの表皮一体発泡成形品の製造は、図17に示すように、発泡成形型75の上型76に前記コア61を凹部63内面が下型77を向くように配置し、他方、下型77に前記表皮66を意匠面67の裏側がコア61の凹部63内を向くように配置し、前記表皮66とコア61との間に液状発泡原料Lを注入して前記発泡体70を発泡成形することによりなされている。その際、前記表皮66のシール用側面68は、コア61の凹部63の側壁64内面65と対向するようにして配置され、前記液状発泡原料Lの発泡によって増大する型内圧力、及び型内に充満する液状発泡原料L(発泡体)により外向きに押圧されて凹部63の側壁内面65に圧着し、それによって表皮周縁をシールして液状発泡原料が表皮周縁から意匠面側へバリとなって漏出するのを防止する。なお、図示の符号61aは予めコア61に形成された原料注入孔、78は原料注入ヘッド、78aは原料注入ヘッドの先端、79は予め上型76に形成された原料注入ヘッド先端を挿入するための挿入孔を表す。
【0005】
ところで、前記部分パッドタイプの表皮一体発泡成形品の製造にあっては、液状発泡原料Lが前記表皮66のシール用側面68とコア61の凹部63の側壁内面65間から漏出して、表皮66の意匠面67にバリが付着し易いといった問題がある。
【0006】
そこで、図18に示すように、前記シール用側面68の自由端69と基部70aとの中間位置に断面コの字形状の凹溝71を設けた表皮72を用いることが提案されている。その場合、前記シール用側面68における凹溝71両側、すなわち自由端69側と基部70a側をコア61の凹部63側壁64内面65に密着させてシールし、前記表皮72のシール用側面68とコアの凹部側壁内面65間に侵入する発泡原料については表皮の凹溝71に収容して、それ以上表皮72の意匠面側へ漏出しないようにされる。
【0007】
しかし、前記凹溝71に収容される発泡原料の量が多いと、表皮72はシール用側面68の基部70aを支点として、シール用側面68がコア61の凹部63内方へ変形し、それによって生じるシール用側面68とコアの凹部側壁内65間の隙間から表皮72の意匠面に発泡原料が漏出することがある。
【0008】
さらに、前記シール用側面68の隙間による漏出量を少しでも減らすためには、コアの凹部63の側壁内面65と重なるシール用側面68の長さdを長くする必要があり、その結果、発泡成形品の設計に制約を受け、デザイン等の自由度が少なくなる問題が発生する。また、前記シール用側面68は凹溝71両側の部分68a,68bが面一に成形されているため、表皮一体発泡成形時に表皮のシール用側面68とコアの凹部側壁内面65間に僅かな位置ずれがあっても発泡原料がシール用側面68とコアの凹部側壁内面65間から漏出し易くなる。したがって、表皮一体発泡成形時における表皮とコアの位置精度を厳しく行う必要があり、製造作業が面倒になる。しかも、作業にはバラツキが避けられないため、一定して正確な位置精度を得るのは極めて難しかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、前記の点に鑑み提案されたもので、表皮一体発泡成形品の製造に際して表皮のシール用側面とコアの凹部側壁間からの漏出を生じ難くし、しかも、表皮とコアとの位置合わせに厳密な精度が必要なく、さらに表皮一体発泡成形品の設計自由度が高くなる、表皮一体発泡成形品用表皮の簡単な製造方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
また、表皮一体発泡成形品用表皮の製造方法に係る発明は、加熱したスラッシュ成形型の型面にプラスチックパウダーを付着させ、溶融後冷却して型面形状に賦形されたプラスチック皮膜を脱型して表皮を得るパウダースラッシュ成形法を用い、表皮一体発泡成形時のコアに対するシール用側面が表皮の意匠面周縁の少なくとも一部に形成された表皮一体発泡成形品用表皮を製造するに際し、前記スラッシュ成形型には、表皮のシール用側面を形成する型面に、該成形型内へ突出する二つの頂点を有する断面略M字形状の突条を形成しておき、前記スラッシュ成形型の型面にプラスチックパウダーを付着させる際、前記突条における二つの内方突出頂点でプラスチックパウダーの付着量を少なくし、前記型面に付着したプラスチックパウダーの溶融冷却後、前記二つの内方突出頂点で形成された二つの屈曲頂点が薄肉に、該屈曲頂点間が厚肉になって当該屈曲頂点間の溝内面が前記M字と対応する断面W字形状に形成された凹溝をシール用側面に有するプラスチック被膜を脱型し、その後、前記プラスチック被膜の凹溝における二つの屈曲頂点のうち当該被膜の意匠面から遠い位置の屈曲頂点で切断して略くの字形状にシール用側面裏側へ屈曲した屈曲溝をシール用側面に有する表皮を得ることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図1はこの発明の一実施例により製造された表皮を用いた表皮一体発泡成形品の断面図、図2は図1のA部分拡大断面図、図3は他の例に係る表皮一体発泡成形品の断面図である。図4はこの発明の表皮の製造方法に係る一実施例を示すスラッシュ成形装置の断面図、図5は図4のB部分拡大断面図、図6は同実施例におけるプラスチックパウダー付着時を示すスラッシュ成形装置の断面図、図7は図6のC部分拡大断面図、図8は同実施例における脱型後のプラスチック被膜の断面図、図9は図8のD部分における屈曲頂点での切断時を示す拡大断面図である。また、図10はこの発明の一実施例により製造された表皮を用いる表皮一体発泡品の製造方法に用いられる発泡成形型の断面図、図11は図10のE部分における拡大断面図、図12は同実施例における発泡時を示す発泡成形型の断面図、図13は図12のF部分の拡大断面図、図14は他の例に係る表皮一体発泡成形品製造時における発泡成形型の部分拡大断面図である。
【0012】
図1及び図2に示す表皮一体発泡成形品10は、この発明の一実施例により製造された表皮を用いたもので、従来技術の項で説明した図15と同様の自動車のインストルメントパネルに用いられる。この表皮一体発成形品10は、車両前後方向に対応する成形品前後方向の一部に、車幅方向と対応する成形品左右方向両端まで、プラスチック製コア11の表面12の一部にパッド21が形成された、いわゆる部分パッド一体発泡成形品と称されるものである。
【0013】
前記コア11は表皮一体発泡成形品10の本体部となるもので、所望の成形品(この例ではインストルメントパネル)形状に形成されており、表面12のパッド21が設けられる部分に、パッド21の大きさに合致した凹部13が形成されている。前記凹部13は、周縁の少なくとも一部に側壁14が形成され、表皮一体発泡成形品の形状や大きさ等に応じて所望の深さとされている。
【0014】
パッド21は、表皮22によってポリウレタン等の発泡体30が覆われたものからなり、前記コア11の凹部13に配置された表皮22と該凹部13の内面13a間で液状発泡原料から発泡体30を形成することにより、表皮22と発泡体30が一体に形成され、かつその際の発泡体30の接着性を利用してコア11の凹部13及び表皮22と発泡体30が接着したものである。
【0015】
前記表皮22は、前記コア11の凹部13にはまる大きさ及び形状にパウダースラッシュ成形された、軟質塩化ビニル樹脂やオレフィン系熱可塑性エラストマー等のプラスチック製からなり、意匠面23周縁の少なくとも一部には前記凹部13の側壁14内面15に対するシール用側面24が表皮22の裏側へ屈曲形成され、表皮22の意匠面23裏側がコアの凹部13内面13aと対向するようにして凹部13に配置されている。前記シール用側面24は、パッド21の発泡体30を発泡成形する際にコア11の凹部側壁内面15と圧着してシールし、液状発泡原料が表皮22の周縁から漏出するのを防止するものであり、コア11の凹部側壁内面15と対向する位置に屈曲溝26が形成されている。
【0016】
前記屈曲溝26は、断面略くの字形にシール用側面裏側25へ屈曲して該屈曲頂点26aが薄肉になったもので、前記表皮22の意匠面23と略平行に設けられている。さらに、前記屈曲溝26は、その自由端(開放端)26bがシール用側面24の自由端(開放端)24bとなるように形成されると共に、コア11の凹部13内面と当接するシール部になっている。この実施例では、前記屈曲溝自由端26bは先細の断面楔状をした薄肉にされ、可撓性が高められている。
【0017】
前記表皮22の屈曲溝26にあっては、屈曲溝の自由端26bとシール用側面の自由端24bが一致しているため、表皮22の意匠面23からシール用側面の自由端24b(屈曲溝の自由端26b)までの距離、すなわちシール用側面24の長さを、従来の部分パッド表皮一体発泡成形品における表皮のシール用側面の長さよりも短くでき、表皮22、コア11及び表皮一体発泡成形品10の設計自由度を高めることができる。
【0018】
また、前記表皮22の屈曲溝26にあっては、この表皮一体発泡成形品10の製造時、発泡体30のための発泡原料が表皮22とコア11の凹部13内面間で充満し、さらに表皮22の屈曲溝自由端26bとコアの凹部13側壁内面15間を通って表皮22の意匠面23側へ漏出しようとする場合、その漏出しようとする発泡原料を屈曲溝26内に収容して表皮意匠面23まで漏出するのを防止することができる。そのため、表皮一体発泡成形品10は表皮22の意匠面23が漏出原料で汚れず、美観の良好なものとなる。その場合、前記表皮22の屈曲溝自由端26bはコアの凹部13側壁内面15に近接した状態となり、当該屈曲溝自由端26bとコアの凹部13側壁内面15間に発泡原料の硬化した樹脂が介在することになる。
【0019】
しかも、前記屈曲溝26は、その屈曲頂点26aが薄肉となっているために開閉等の変形可能性に優れる。したがって、前記表皮22及びコア11の成形上のバラツキ及び表皮22をコアの凹部13に配置する際の位置関係のバラツキ等によって、前記シール部となる屈曲溝自由端26bがコアの凹部13側壁内面15と干渉する場合でも、前記屈曲溝26が変形してその自由端26bをコアの凹部側壁内面15に圧接し、前記漏出を効率良く防止できる。特に、後に説明する図9に示すように、予め前記表皮22の屈曲溝26の自由端26bを、表皮22の意匠面23から屈曲溝26の基部26cまでの間のシール用側面24aの延長線mよりも表皮外方側Sへ突出した状態で形成しておけば、前記シール部となる屈曲溝26の自由端26bをコア11の凹部13外方へ付勢した状態でコアの凹部13内面に圧接できるため、前記シール性がより高くなる。さらに、前記屈曲部自由端26bが先細となって可撓性が増しているため、より確実にコアの凹部13内面に屈曲部自由端26bが密着し、高いシール性を発揮することができる。
【0020】
また、図3に示す他の例の表皮一体発泡成形品10Aのように、前記構成の表皮22をコア11の凹部13に配置して表皮一体発泡成形する際に、前記表皮22の屈曲溝26が開いて自由端26bがコアの凹部13における側壁14間で凹部内面13aに圧接した場合でも、前記屈曲溝26及び自由端26bによる良好なシール性が、図1の実施例の場合と同様に得られる。そのため、表皮一体発泡成形時に表皮22の配置にバラツキがあっても、製造された表皮一体発泡成形品10Aの品質が一定し、美観が良好になる。
【0021】
前記表皮22の製造は、公知のパウダースラッシュ成形法を利用して次のようにして行われる。図4は前記表皮の製造に用いられる一実施例のスラッシュ成形装置40断面図、図5はそのB部分の拡大断面図である。スラッシュ成形装置40はバケット41とスラッシュ成形型45とよりなる。
【0022】
前記バケット41は、プラスチックパウダーPを収容するもので、上方が開口した容器状に形成されている。このバケット41の開口42外周には、パウダースラッシュ成形型45と合着できるように、フランジ部42fが形成されている。前記プラスチックパウダーPは、軟質塩化ビニル樹脂やオレフィン系熱可塑性エラストマー等、パウダースラッシュ成形に用いられる公知のプラスチックパウダーから適宜選択される。
【0023】
前記スラッシュ成形型45は電鋳型からなり、前記表皮形状の型面46を内側に有する。符号46aは前記表皮の意匠面23を形成する型面(以下意匠面形成用型面)、46bは表皮のシール用側面24を形成する型面(以下シール用側面形成用型面)である。前記シール用側面形成用型面46bには、該成形型45内へ突出する二つの頂点49a,49b間がV溝49cとなった断面略M字形状の突条49を意匠面形成用型面46aから離して、且つ意匠面形成用型面46aと略平行方向に形成されている。なお、前記M字の形は、この例のように二つの頂点49a,49bが広がるように拡開したものに限られない。また、この例では、前記突条49の二つの頂点49a,49bのうち、前記意匠面形成用型面46aから遠い位置の頂点49bが、前記意匠面形成用型面46aと突条49間のシール用側面を形成する型面46cの延長線nよりも、スラッシュ成形型の外方側Tに位置している。前記突条49のサイズ等は適宜とされるが、一例として前記V溝49cの谷から頂点49a,49bまでの距離が2mm、d1の値が2mm、前記延長線nと頂点49b間の距離xが0.5〜1.0mm、両頂点49a,49bが半径0.2mmの円弧に面取りされている場合を挙げる。
【0024】
また、前記型面46の外周には前記バケット41のフランジ部42fに対応するフランジ部46fが設けられ、該フランジ部46fを前記バケット41のフランジ部42fと合着させることにより、当該スラッシュ成形型45がバケット41と組み合わされる。さらに、前記スラッシュ成形型45の外面には、パウダースラッシュ成形時に前記型面46を所要温度に加熱するために、加熱オイル等の熱媒を循環させるパイプ等からなる加熱手段47が適宜数設けられている。
【0025】
このパウダースラッシュ成形装置40は、図示しない回転機構により、前記バケット41とスラッシュ成形型45とを組み合わせた状態でそれらが交互に倒立するように回転可能に構成されている。
【0026】
上記成形装置40を用いる表皮の製造においては、公知のパウダースラッシュ成形法にしたがい、まず、バケット41とスラッシュ成形型45をクランプ等により組み合わせ、前記スラッシュ成形型45の型面46を加熱手段47により加熱しながらバケット41及び成形型45を所要回数,所要時間回転させることにより、バケット41内のプラスチックパウダーPを、加熱された成形型45の型面46へ移動及び付着させて、図6及び図7に示すように、所要厚みのプラスチックパウダー付着層22aを型面に形成する。前記成形装置40の回転の際、スラッシュ成形型45が下方位置になったとき、当該成形型の型面46では、平坦部分及び谷部分でプラスチックパウダーPが堆積し易いのに対し、突部ではプラスチックパウダーPが堆積し難いため、前記シール用側面形成用型面46bの突条49における二つの頂点49a,49bではプラスチックパウダーPの付着量が少なくなり、頂点49a,49b間のV溝49c部分(谷部分)でプラスチックパウダーPの付着量が多くなる。
【0027】
前記型面に付着したプラスチックパウダーPが型面の熱により溶融ゲル化した後、前記加熱を停止して冷却し、前記型面46にプラスチック被膜22bを形成する。そのプラスチック被膜22bは、前記突条49における二つの頂点49a,49bで形成された二つの屈曲頂点26a,26e(26eは後の自由端26bと一致)が薄肉、該屈曲頂点26a,26e間26dが厚肉となって内面が前記突条49のM字と対応する断面略W字形状に形成された凹溝27を、前記シール用側面形成用型面46bで形成されたシール用側面24に有する。なお、前記成形型45の型面46の加熱温度及び回転数(加熱時間)等の成形条件は、プラスチックパウダーPの溶融温度及び形成する表皮の厚み等を考慮して定められる。
【0028】
前記プラスチック被膜22bを脱型し、その後、図8及び図9に示すように、プラスチック被膜22bの断面略W字形状の凹溝27における二つの屈曲頂点26a,26eのうち当該被膜22bの意匠面23から遠い位置の屈曲頂点26eで切断して、略くの字形状にシール用側面24裏側25へ屈曲した屈曲溝26をシール用側面24に有する表皮22を得る。前記屈曲頂点26eの切断部は屈曲溝26の自由端26bとなる。これによって得られた表皮22は、前記屈曲溝26の自由端26bがシール用側面24の自由端24bと一致している。また、前記切断時に被膜22bの屈曲頂点26eで切断するため、切断位置を間違えにくく、しかも切断する屈曲頂点26eが前記のように薄肉になっているため、切断し易く、切断作業が容易である。
【0029】
さらに、前記のように被膜22bの略W字形状の凹溝27は、屈曲頂点26a,26e間26dが前記型面の突条49のM字における頂点49a,49b間のV字形状を反転させた三角形状に形成され、屈曲頂点26a,26e間の中央位置26fから屈曲頂点26a,26eに向けて厚みが薄くなっているため、前記屈曲頂点26eで切断して形成された自由端26bは先細形状の薄肉となり可撓性が高まる。この自由端26bは前記コアの凹部13の内面に対するシール部とされる。
【0030】
さらにまた、前記のように被膜22bの凹溝27を形成する型面の突条49は、該突条49の二つの頂点49a,49bのうち、前記表皮の意匠面形成用型面46aから遠い位置の頂点49bが、前記意匠面形成用型面46aと突条49間のシール用側面形成用型面46c延長線nよりも、スラッシュ成形型の外方側Tに位置している。そのため、前記遠い位置の頂点49bで成形されてその後切断形成される屈曲溝26の自由端26bは、図9のように、表皮22の屈曲溝26と意匠面23間のシール用側面24aの延長線mよりも表皮外方側Sへ突出して位置することになる。
【0031】
次に、前記表皮22を用いる表皮一体発泡成形品10の製造方法について、図10ないし図13に基づいて説明する。なお、図示の発泡成形型50は、従来から表皮一体発泡成形に用いられているものであって、上型51と下型55とを備える分割式のものである。
【0032】
図10及び図11に示すように、発泡成形型50内に前記コア11と表皮22を配置する。コア11は凹部13内面13aが下型55を向くように上型51の型面52側に配置され、他方、表皮22は意匠面23の裏側がコア11の凹部13内面13aと対向するように下型55の型面56側に配置される。その際、前記表皮22のシール用側面24は、コア11の凹部13の側壁14内面15と対向するようにして配置され、前記屈曲溝26の自由端26bがコアの凹部の側壁内面15に当接する。その際、前記屈曲溝の自由端26bが先細の可撓性に優れるものとなっているため、確実に凹部の側壁内面15に当接する。さらに前記屈曲溝26はその屈曲頂点26aが薄肉になっているため、表皮22とコア11の製造時及び配置時に屈曲部26とコアの凹部側壁14間に位置のバラツキがあって屈曲溝26における自由端26bがコアの凹部側壁14と干渉することがあっても、屈曲溝26が薄肉の屈曲頂点26aによって変形し自由端26bがコアの凹部側壁内面15に当接することができる。
【0033】
さらに、前記のように屈曲溝の自由端26bが、当該屈曲溝26と意匠面23間のシール用側面24aの延長線mよりも表皮22外方へ突出して位置するように形成されているため、コア11と表皮22の配置時、屈曲溝の自由端26bがコアの凹部13の側壁内面15と干渉して自由端26b側が側壁内面15により表皮22内方へ押し曲げられた状態になる。しかも前記屈曲溝26の屈曲頂点26aが薄肉になっているため、前記干渉が強い場合でも屈曲溝26の押し曲げ変形が可能になる。その押し曲げに対する反発によって、屈曲溝26の自由端26bは、コアの凹部13外方へ付勢された状態となり、コアの凹部側壁内面15に圧着してコアの凹部側壁内面15と表皮のシール用側面24間をより確実にシールする。しかも、前記のように表皮22とコア11の位置関係にバラツキがあっても、そのバラツキをより確実に吸収できる。なお、前記発泡成形型50へのコア11と表皮22の配置は、下型55に表皮22とコア11を配置して発泡成形型50を閉じる方法であっても、あるいは、下型55に表皮22を配置すると共に上型51にコア11を配置して発泡成形型50を閉じる方法、さらにはその他の方法であってもよく、適宜選択される。
【0034】
続いて、前記コア11の凹部13内面13aと表皮22との間にポリウレタン等の液状発泡原料Lを所定量注入し、図12のように、コア11と表皮22間で発泡体30を発泡成形し、その際の接着性によってコア11と表皮22と発泡体30が一体となった表皮一体発泡成形品10を発泡成形型50内に成形する。図示の符号16は予めコア11に形成された原料注入孔、53は原料注入ヘッド、53aは原料注入ヘッド53の先端、54は予め上型51に形成された原料注入ヘッド先端53aを挿入するための挿入孔を表す。なお、この実施例では、発泡成形型の型閉め後に液状発泡原料Lを原料注入ヘッド53によって注入するクローズド注入法が採用されているが、発泡成形型の型閉め前に液状発泡原料を注入するオープン注入法を採用してもよい。
【0035】
前記発泡成形の際、前記表皮22のシール用側面24は、屈曲溝26の自由端26bがコアの凹部側壁内面15と当接し、さらに該自由端26bが発泡成形時の圧力でもって押圧されて、コア11の凹部13の側壁内面15に圧着し、それによって前記シール用側面24と前記凹部側壁14間に液状発泡原料Lが侵入するのを阻止する。さらに前記屈曲溝の自由端26bと凹部側壁内面15間を強引に通ってシール用側面24と凹部側壁14間に液状発泡原料Lが侵入する場合には、図13に示すように、前記屈曲溝26内に発泡原料L(発泡体)を収容し、それ以上表皮22の意匠面23側へ漏出するのを防止する。
【0036】
前記発泡成形後、発泡成形型50の型開き及び成形品の脱型を行えば、図1に示した部分パッドタイプの表皮一体発泡成形品10が得られる。
【0037】
また、図14のように、前記表皮22をコア11の凹部13に配置する際、表皮22の屈曲溝26が自由端26bとコアの凹部内面13aが接触して開いた場合にも、前記と同様に自由端26bによるシール効果及び屈曲溝26内への発泡原料収容の両方によって発泡原料の漏出を防止することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、請求項1ないし3に係る表皮一体発泡成形品用表皮の製造方法で製造された表皮を用いた表皮一体発泡成形品によれば、表皮のシール用側面とコアの凹部側壁間からの漏出に起因する意匠面のバリを生じ難くでき、しかも、表皮とコアとの位置合わせに厳密な精度が必要なくなり、さらに表皮一体発泡成形品の設計自由度が高くなるという効果が得られる。
【0039】
また、請求項1ないし3に係る表皮一体発泡成形品用表皮の製造方法の発明によれば、その後に行われる表皮一体発泡成形品の製造時に表皮のシール用側面とコアの凹部側壁間からの漏出に起因する意匠面のバリを生じ難くでき、しかも、表皮とコアとの位置合わせに厳密な精度が必要なくなり、さらに表皮一体発泡成形品の設計自由度が高くなる利点を有する表皮を容易に、かつ精度良く得ることができる。
【0040】
また請求項1ないし3に係る表皮一体発泡成形品用表皮の製造方法で製造された表皮を用いる表皮一体発泡成形品の製造方法によれば、表皮のシール用側面とコアの凹部側壁間からの漏出に起因する意匠面のバリを生じ難くでき、しかも、表皮とコアとの位置合わせに厳密な精度が必要なくなり、さらに表皮一体発泡成形品の設計自由度が高くなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例により製造された表皮を用いた表皮一体発泡成形品の断面図である。
【図2】 図1のA部分拡大断面図である。
【図3】 他の例に係る表皮一体発泡成形品の断面図である。
【図4】 この発明の表皮の製造方法に係る一実施例を示すスラッシュ成形装置の断面図、である。
【図5】 図4のB部分拡大断面図である。
【図6】 同実施例におけるプラスチックパウダー付着時を示すスラッシュ成形装置の断面図である。
【図7】 図6のC部分拡大断面図である。
【図8】 同実施例における脱型後のプラスチック被膜の断面図である。
【図9】 図8のD部分における屈曲頂点での切断時を示す拡大断面図である。
【図10】 この発明の一実施例により製造された表皮を用いる表皮一体発泡品の製造方法に用いられる発泡成形型の断面図である。
【図11】 図10のE部分における拡大断面図である。
【図12】 同実施例における発泡時を示す発泡成形型の断面図である。
【図13】 図12のF部分の拡大断面図である。
【図14】 他の例に係る表皮一体発泡成形品製造時における発泡成形型の部分拡大断面図である。
【図15】 従来における表皮一体発泡成形品を示す斜視図である。
【図16】 図15の断面図である。
【図17】 従来の表皮一体発泡成形品の製造時を示す発泡成形型の断面図である。
【図18】 従来の他の例における発泡成形型の要部を示す部分断面図である。
【符号の説明】
10 表皮一体発泡成形品
11 コア
12 コアの表面
13 コアの凹部
14 コアの凹部側壁
15 コアの凹部側壁内面
21 パッド
22 表皮
23 表皮の意匠面
24 表皮のシール用側面
24b シール用側面の自由端
25 シール用側面裏側
26 屈曲溝
26a 屈曲頂点
26b 屈曲溝の自由端
26e 意匠面から遠い位置の屈曲頂点
30 発泡体
40 スラッシュ成形型
46 型面
49 突条
49a 内方突出頂点
49b 意匠面形成用型面から遠い位置の内方突出頂点
50 発泡成形型
n スラッシュ成形型のシール用側面形成用型面延長線
L 液状発泡原料

Claims (3)

  1. 加熱したスラッシュ成形型の型面にプラスチックパウダーを付着させ、溶融後冷却して型面形状に賦形されたプラスチック皮膜を脱型して表皮を得るパウダースラッシュ成形法を用い、表皮一体発泡成形時のコアに対するシール用側面が表皮の意匠面周縁の少なくとも一部に形成された表皮一体発泡成形品用表皮を製造するに際し、
    前記スラッシュ成形型には、表皮のシール用側面を形成する型面に、該成形型内へ突出する二つの頂点を有する断面略M字形状の突条を形成しておき、
    前記スラッシュ成形型の型面にプラスチックパウダーを付着させる際、前記突条における二つの内方突出頂点でプラスチックパウダーの付着量を少なくし、
    前記型面に付着したプラスチックパウダーの溶融冷却後、前記二つの内方突出頂点で形成された二つの屈曲頂点が薄肉に、該屈曲頂点間が厚肉になって当該屈曲頂点間の溝内面が前記M字と対応する断面W字形状に形成された凹溝をシール用側面に有するプラスチック被膜を脱型し、
    その後、前記プラスチック被膜の凹溝における二つの屈曲頂点のうち当該被膜の意匠面から遠い位置の屈曲頂点で切断して略くの字形状にシール用側面裏側へ屈曲した屈曲溝をシール用側面に有する表皮を得ることを特徴とする表皮一体発泡成形品用表皮の製造方法。
  2. 屈曲頂点の切断により屈曲溝の自由端を先細にすることを特徴とする請求項1記載の表皮一体発泡成形品用表皮の製造方法。
  3. 型面の断面略M字形状の突条において、二つの頂点のうち前記表皮の意匠面を形成する型面から遠い位置の頂点が、前記表皮の意匠面を形成する型面と突条間のシール用側面を形成する型面の延長線よりもスラッシュ成形型の外方側に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の表皮一体発泡成形品用表皮の製造方法。
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