JPH10315249A - 発泡成形品 - Google Patents

発泡成形品

Info

Publication number
JPH10315249A
JPH10315249A JP9131998A JP13199897A JPH10315249A JP H10315249 A JPH10315249 A JP H10315249A JP 9131998 A JP9131998 A JP 9131998A JP 13199897 A JP13199897 A JP 13199897A JP H10315249 A JPH10315249 A JP H10315249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
core material
peripheral
foaming
upright portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9131998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3155225B2 (ja
Inventor
Shigenori Kawanoue
茂徳 川ノ上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikyo Nishikawa Corp
Original Assignee
Nishikawa Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=15071174&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH10315249(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Nishikawa Kasei Co Ltd filed Critical Nishikawa Kasei Co Ltd
Priority to JP13199897A priority Critical patent/JP3155225B2/ja
Publication of JPH10315249A publication Critical patent/JPH10315249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3155225B2 publication Critical patent/JP3155225B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/34Auxiliary operations
    • B29C44/35Component parts; Details or accessories
    • B29C44/351Means for preventing foam to leak out from the foaming device during foaming
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/02Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C44/12Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements
    • B29C44/1257Joining a preformed part and a lining, e.g. around the edges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/02Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C44/12Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements
    • B29C44/14Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements the preformed part being a lining

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡圧が弱い発泡初期段階において、表皮の
周縁起立部を心材の起立壁に圧接させてシール性を向上
させ、発泡原料の漏出を阻止して見栄えを良くする。 【解決手段】 心材3と表皮5との間に発泡層7が一体
に成形されたインストルメントパネル1において、心材
3の表皮形成領域外周に起立壁9を設ける。表皮5の周
縁に表皮5の裏面側に折り曲げられ心材3の起立壁9に
接合される周縁起立部11を設ける。周縁起立部11の
全周に表皮5裏面側に凹陥する細長い帯状の凹陥溝17
を成形するとともに、周縁起立部11の凹陥溝17より
先端側部分11aにおいてその全周に薄肉ヒンジ21を
成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡成形品に関
し、特に心材と表皮との接合部におけるシール対策に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車のインストルメ
ントパネル等の内装品には、心材と表皮との間に発泡層
が一体に成形された発泡成形品がよく用いられている。
【0003】このような発泡成形品は、表皮と心材との
間で発泡原料を発泡硬化させることにより成形される
が、発泡原料が心材の表皮形成領域外周の起立壁と表皮
周縁の周縁起立部との接合部から漏出すると見栄えを損
うことから、シール対策を講ずる必要があり、過去には
次のようなシール対策がなされている。
【0004】 心材の起立壁と表皮の周縁起立部との
間に連通気泡の軟質発泡シール材を介在させ、発泡原料
の発泡進行に伴い発生するガスは上記軟質発泡シール材
を経て型外に排出するが、発泡原料の型外への漏出は阻
止するようにしたもの(特開平8−281670号公
報)。
【0005】 表皮の周縁起立部に発泡原料を塗布
し、これを成形時に発泡させてシール材とすることによ
り、上記と同様にシール材にガスの排出機能及び原料
の漏出阻止機能を付与したもの(特開平4−27510
号公報)。
【0006】 表皮の周縁起立部に表皮裏面側に凹陥
する細長い帯状の凹陥溝を成形し、該凹陥溝が凹陥する
ことによって表皮裏面側に突出する細長い帯状の凸条に
より補強機能を付与し、これにより周縁起立部の剛性を
高めて波打ち等の変形を防止するとともに、漏出しよう
とする発泡原料を凹陥溝に収容して型外に漏出しないよ
うにしたもの(特開平8−132920号公報)。
【0007】このようなシール対策は、いずれも心材と
表皮との間で発泡する発泡原料の発泡圧を利用したもの
である。つまり、表皮の周縁起立部を発泡原料の発泡圧
で心材の起立壁に密着させ、接合部のシール性を確保す
ることを前提としているものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、発泡原料の
発泡初期段階では、当然、発泡圧が弱いため表皮の周縁
起立部が心材の起立壁に強く圧接せず、上記〜の如
きシール対策を講じても、シール性が必ずしも十分であ
るとは言い難く、発泡原料が漏出して見栄えが悪くなる
おそれがある。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、発泡圧が弱い発泡初期
段階において、表皮の周縁起立部を心材の起立壁に強く
圧接させてシール性を向上させ、発泡原料の漏出を阻止
して見栄えを良くしようとすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、表皮の周縁起立部の形状を工夫したこと
を特徴とする。
【0011】具体的には、本発明は、心材と表皮との間
に発泡層が一体に成形された発泡成形品を対象とし、次
のような解決手段を講じた。
【0012】すなわち、本発明の第1の解決手段は、上
記心材の表皮形成領域外周に起立壁を設ける。さらに、
上記表皮の周縁に該表皮の裏面側に折り曲げられ上記心
材の起立壁に接合される周縁起立部を設ける。また、該
周縁起立部の全周又は一部に表皮裏面側に凹陥する帯状
の凹陥溝を設けるとともに、上記周縁起立部の凹陥溝よ
り先端側においてその全周又は一部に薄肉ヒンジを設け
たことを特徴とする。
【0013】上記の構成により、本発明の第1の解決手
段では、周縁起立部の表皮裏面側の全周又は一部に帯状
の凹陥溝を凹陥することによって表皮裏面側に帯状の凸
条が突出していることから、この凸条によって周縁起立
部に補強機能が付与されてその剛性が高まり、よって周
縁起立部は波打ち等の変形が防止されて心材にフィット
し、シール性が向上する。さらに、発泡初期段階で周縁
起立部に作用する発泡圧が弱い時でも、この弱い発泡圧
によって薄肉ヒンジより先端側部分が該薄肉ヒンジを支
点として容易に撓み、心材の起立壁に強く押し付けられ
る。したがって、心材の起立壁と表皮の周縁起立部の先
端側部分との密着度が増してシール性が確保され、発泡
原料が漏出せず、見栄えが良くなる。
【0014】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、周縁起立部の薄肉ヒンジより先端側部分の
厚みを他の部分の厚みよりも薄くしたことを特徴とす
る。
【0015】上記の構成により、本発明の第2の解決手
段では、周縁起立部の薄肉ヒンジより先端側部分は、他
の部分よりも薄くて発泡圧の影響を受け易く、僅かな発
泡圧によりスムーズにかつ確実に撓み、心材の起立壁に
さらに強く押し付けられてシール性が一層確保され、発
泡原料の漏出が確実に阻止されて見栄えがさらに良くな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0017】図2及び図3は本発明の一実施形態に係る
発泡成形品を示し、本例では発泡成形品が自動車の内装
品であるインストルメントパネル1である場合を示す。
このインストルメントパネル1は、上半部分を構成する
アッパーパネル部1aと、下半部分を構成するロアパネ
ル部1bとからなり、上記アッパーパネル部1aは心材
3と表皮5との間に発泡層7が一体に成形された3層構
造になっており、上記ロアパネル部1bは心材3だけの
単層構造になっている。このインストルメントパネル1
の素材は特に限定しないが、一般には、心材3としては
アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹
脂等の硬質樹脂が、表皮5としてはポリ塩化ビニル(P
VC)等の軟質樹脂が、発泡層7としては硬質ポリウレ
タンフォーム等の硬質発泡樹脂がそれぞれ汎用されてい
る。また、上記心材3は圧縮成形や射出成形等によって
成形されたものを用いればよく、上記表皮5はスラッシ
ュ成形や真空成形等によって成形されたものを用いれば
よい。
【0018】図1(a)に拡大詳示するように、上記心
材3には、起立壁9が矩形の表皮形成領域外周であるア
ッパーパネル部1a全周に対応して突設されている。一
方、上記表皮5の周縁には、該表皮5の裏面側に折り曲
げられ上記心材3の起立壁9に接合される周縁起立部1
1が突設され、該周縁起立部11で囲まれた領域(図2
及び図3におけるアッパーパネル部1aのほぼ全域)を
表皮本体13としている。
【0019】本発明の特徴の1つとして、上記表皮5の
周縁起立部11中程の全周には、表皮5裏面側に凹陥す
る細長い帯状の凹陥溝17が成形され、この凹陥溝17
が凹陥することによって表皮5裏面側には細長い帯状の
凸条19が突出している。さらに、本発明の今1つの特
徴は、上記周縁起立部11の凹陥溝17より先端側部分
11aにおいてその全周には、Vカット形状の薄肉ヒン
ジ21が成形されている。これら凹陥溝17(凸条1
9)及び薄肉ヒンジ21は、表皮5成形と同時に成形さ
れるものである。
【0020】上記心材3の起立壁9と表皮5の周縁起立
部11の凹陥溝17よりも表皮本体13側との間には、
例えばウレタンスラブシール材等の連通気泡の軟質発泡
シール材23が介在され、発泡成形時に発生するガスを
上記軟質発泡シール材23の連通気泡を経て型外に排出
するようになっている。なお、発泡原料35(図4及び
図5に表れる)はこの軟質発泡シール材23によってさ
らに阻止されて型外に漏出しない。
【0021】次に、上述の如く構成されたインストルメ
ントパネル1の製造方法を図4〜6に基づいて説明す
る。
【0022】この製造に先立ち、予め所定形状に成形さ
れた心材3及び表皮5を用意する。上記心材3の表皮形
成領域外周には起立壁9が突設され、上記表皮5の周縁
には、該表皮5の裏面側に折り曲げられ上記心材3の起
立壁9に接合される周縁起立部11が突設されている。
この周縁起立部11の全周には、表皮5裏面側に凹陥す
る細長い帯状の上記凹陥溝17が表皮5成形と同時に成
形され、その表皮5裏面側には凹陥溝17により細長い
帯状の上記凸条19が突設されている。さらに、上記周
縁起立部11の凹陥溝17より上記先端側部分11aに
おいてその全周には、Vカット形状の上記薄肉ヒンジ2
1が成形されている。また、上記周縁起立部11の全周
には、連通気泡の上記軟質発泡シール材23が凹陥溝1
7から表皮本体13側に位置するように貼着されてい
る。
【0023】そして、上述の如く準備が整うと、まず、
図4に示すように、成形型25の型開き状態で、表皮5
の表面を固定型としての下型27に当接させた状態で該
表皮5を下型27にセットし、図示しない真空吸引孔か
らの負圧により表皮5を動かないように下型27に密着
させる。この状態で表皮5の周縁起立部11は上方に向
いている。一方、心材3を表皮形成領域を下に向けた姿
勢(裏面側を上向きにした姿勢)で可動型としての上型
29にセットする。
【0024】次いで、下型27の周囲に配置された複数
のスライドコア31を流体圧シリンダ33の伸長作動に
より前進させ、コア先端を表皮5の周縁起立部11に側
方から当接させて該周縁起立部11が外方へ倒れないよ
うに位置決めした後、表皮5裏面に図示しない注入ヘッ
ドから発泡原料35を注入する。なお、ここでは、発泡
原料35の注入をオープン注入法により行ったが、型締
め状態で発泡原料35を心材3と表皮5との間に注入す
るクローズド注入法により行ってもよい。
【0025】その後、図5に示すように、上型29を下
降させるとともに、各スライドコア31を流体圧シリン
ダ33の収縮作動により後退させ、図6に示すように型
締めする。この成形型25の型締め状態で、各スライド
コア31のコア先端側傾斜面に貼着されたゴムシート等
からなる弾性材37が心材3の起立壁9外方面に圧接
し、心材3を動かないように位置決めする。これによ
り、表皮5の周縁起立部11では、軟質発泡シール材2
3が心材3の起立壁9に接触する。
【0026】この状態で、発泡原料35は心材3と表皮
5との間に閉じ込められ、この密閉空間で発泡を開始す
る。発泡原料35の発泡が進行すると、発泡圧が表皮5
の周縁起立部11に作用して該周縁起立部11が心材3
の起立壁9に押し付けられる。この際、周縁起立部11
の凹陥溝17より先端側部分11aが発泡圧により薄肉
ヒンジ21を支点として心材3の起立壁9に強く押し付
けられる。これと同時に、軟質発泡シール材23が心材
3の起立壁9に圧接して厚みが薄くなり、周縁起立部1
1が起立壁9に密着する。そして、発泡原料35が完全
に発泡硬化し、心材3と表皮5との間に発泡層7が一体
に成形されるとともに、表皮5の周縁起立部11が心材
3の起立壁9に接合されたインストルメントパネル1が
得られる。
【0027】このように、本例では、表皮5の周縁起立
部11全周に表皮5裏面側に凹陥する細長い帯状の凹陥
溝17を成形していることから、該凹陥溝17が凹陥す
ることによって表皮5裏面側に突出する細長い帯状の凸
条19により、周縁起立部11に補強機能を付与してそ
の剛性を高めることができ、これにより周縁起立部11
に対する波打ち等の変形を防止して該周縁起立部11を
心材3の起立壁9にフィットさせ、シール性を確実なも
のとすることができる。
【0028】さらに、本例では、上記周縁起立部11の
凹陥溝17より先端側においてその全周に薄肉ヒンジ2
1を成形していることから、発泡初期段階で周縁起立部
11に作用する発泡圧が弱い時でも、この弱い発泡圧に
よって薄肉ヒンジ21より先端側部分11aを該薄肉ヒ
ンジ21を支点として容易に撓ませ、心材3の起立壁9
に強く押し付けることができる。これにより、心材3の
起立壁9と表皮5の周縁起立部11の先端側部分11a
との密着度を増大させて周縁起立部11と起立壁9との
接合部を確実にシールして発泡原料35の漏出を阻止す
ることができ、見栄えの向上を図ることができる。
【0029】また、本例では、心材3の起立壁9と表皮
5の周縁起立部11との間に連通気泡の軟質発泡シール
材23を介在させていることから、発泡原料35の発泡
の進行に伴い発生するガスを上記軟質発泡シール材23
の連通気泡を経て型外に排出することができ、上記ガス
が発泡層7に残存することに起因するボイドをなくして
高品質のインストルメントパネル1を得ることができ
る。
【0030】なお、本例では、凹陥溝17及び薄肉ヒン
ジ21を周縁起立部11全周に成形した場合を示した
が、これに限らず、発泡成形品の形状によっては凹陥溝
17及び薄肉ヒンジ21を周縁起立部11に部分的に成
形してもよい。
【0031】次に、インストルメントパネル1の変形例
について説明する。
【0032】(変形例)図1(b)に示すように、この
変形例のインストルメントパネル1では、表皮5の周縁
起立部11中程の全周に表皮5裏面側に凹陥する細長い
帯状の凹陥溝17が成形されていることについては、上
記の実施形態と同じであるが、上記の実施形態では薄肉
ヒンジ21より先端側部分11aの厚みt1と他の部分
の厚みt2とがほぼ同じであるのに対し、この変形例で
は薄肉ヒンジ21より先端側部分11aの厚みt1が他
の部分の厚みt2よりも半分位に薄くなっている点が上
記の実施形態とは異なっている。その他の点については
上記の実施形態と同様であるので、同一の箇所には同一
の符号を付してその詳細な説明を省略する。なお、この
変形例においても、発泡成形品の形状によっては凹陥溝
17及び薄肉ヒンジ21を周縁起立部11に部分的に成
形してもよいことは言うまでもない。
【0033】したがって、この変形例では、上記の実施
形態と同様の作用効果を奏することができるものであ
る。
【0034】加えて、この変形例では、表皮5の周縁起
立部11の薄肉ヒンジ21より先端側部分11aの厚み
t1を他の部分の厚みt2よりも薄くしていることか
ら、この先端側部分11aを僅かな発泡圧によってスム
ーズにかつ確実に撓ませることができ、これにより得ら
れる強力な押付け力によってシール性をさらに確実なも
のにすることができ、発泡原料35の漏出を確実に阻止
して見栄えをさらに向上させることができる。
【0035】なお、上記の2つの例では、発泡成形品が
インストルメントパネル1である場合を示したが、これ
らに限らず、自動車の他の内装品であるドアトリムやコ
ンソールボックス、その他あらゆる発泡成形品に適用で
きるものである。
【0036】また、表皮5の周縁起立部11に成形した
凹陥溝17の形状は、上記実施例に限定されることな
く、断面が角状あるいはV状であってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表皮の周縁起立部の表皮裏面側の全周又は一部に帯状の
凹陥溝を凹陥することによって表皮裏面側に帯状の凸条
を突出させたので、この凸条による補強機能により周縁
起立部の剛性を高めて波打ち等の変形を防止し、周縁起
立部を心材にフィットさせてシール性を向上させること
ができる。さらに、上記周縁起立部の凹陥溝より先端側
においてその全周又は一部に薄肉ヒンジを設けたので、
発泡初期段階で周縁起立部に作用する発泡圧が弱い時で
も、薄肉ヒンジより先端側部分を容易に撓ませ、強力な
押付け力によって心材の起立壁と表皮の周縁起立部の先
端側部分との密着度を増大させてシール性を確保し、発
泡原料の漏出を阻止して発泡成形品の見栄えをさらに向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は図3のA部を拡大して示す断面図、
(b)は変形例を示す(a)相当図である。
【図2】図3のB−B線における断面図である。
【図3】インストルメントパネルの斜視図である。
【図4】成形型の型開き状態を示す図3のB−B線に相
当する断面図である。
【図5】成形型の型締め直前の状態を示す図3のB−B
線に相当する断面図である。
【図6】成形型の型締め状態を示す図3のB−B線に相
当する断面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル(発泡成形品) 3 心材 5 表皮 7 発泡層 9 起立壁 11 周縁起立部 11a 先端側部分 17 凹陥溝 21 薄肉ヒンジ t1 薄肉ヒンジより先端側部分の厚み t2 他の部分の厚み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:20 B29L 31:58

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心材と表皮との間に発泡層が一体に成形
    された発泡成形品であって、 上記心材の表皮形成領域外周には、起立壁が設けられ、 上記表皮の周縁には、該表皮の裏面側に折り曲げられ上
    記心材の起立壁に接合される周縁起立部が設けられ、該
    周縁起立部の全周又は一部には、表皮裏面側に凹陥する
    帯状の凹陥溝が設けられているとともに、上記周縁起立
    部の凹陥溝より先端側においてその全周又は一部には、
    薄肉ヒンジが設けられていることを特徴とする発泡成形
    品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発泡成形品において、 周縁起立部の薄肉ヒンジより先端側部分の厚みは、他の
    部分の厚みよりも薄くなっていることを特徴とする発泡
    成形品。
JP13199897A 1997-05-22 1997-05-22 発泡成形品 Expired - Fee Related JP3155225B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13199897A JP3155225B2 (ja) 1997-05-22 1997-05-22 発泡成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13199897A JP3155225B2 (ja) 1997-05-22 1997-05-22 発泡成形品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10315249A true JPH10315249A (ja) 1998-12-02
JP3155225B2 JP3155225B2 (ja) 2001-04-09

Family

ID=15071174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13199897A Expired - Fee Related JP3155225B2 (ja) 1997-05-22 1997-05-22 発泡成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3155225B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305825A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Daikyoo Nishikawa Kk 表皮一体内装品及びその成形方法
US7311936B2 (en) 2005-04-21 2007-12-25 Daikyonishikawa Corporation Integral skin interior trim
JP2008531349A (ja) * 2005-03-01 2008-08-14 フォーレシア・アンテリュール・アンドゥストリ レザー外皮を備える被着材およびその製造方法
JP2008284870A (ja) * 2007-04-16 2008-11-27 Nissan Motor Co Ltd 表皮付発泡成形部材、および表皮付発泡成形部材の製造方法
GB2486481A (en) * 2010-12-16 2012-06-20 Visteon Global Tech Inc Display surround with decorative capping piece
JP2020138440A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 トヨタ車体株式会社 部分表皮付き内装部品及びその製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008531349A (ja) * 2005-03-01 2008-08-14 フォーレシア・アンテリュール・アンドゥストリ レザー外皮を備える被着材およびその製造方法
JP4729586B2 (ja) * 2005-03-01 2011-07-20 フォーレシア・アンテリュール・アンドゥストリ レザー外皮を備える被着材およびその製造方法
US7311936B2 (en) 2005-04-21 2007-12-25 Daikyonishikawa Corporation Integral skin interior trim
CN100422624C (zh) * 2005-04-21 2008-10-01 大协西川株式会社 表层为一体的内装部件
JP2006305825A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Daikyoo Nishikawa Kk 表皮一体内装品及びその成形方法
JP4704097B2 (ja) * 2005-04-27 2011-06-15 ダイキョーニシカワ株式会社 表皮一体内装品及びその成形方法
JP2008284870A (ja) * 2007-04-16 2008-11-27 Nissan Motor Co Ltd 表皮付発泡成形部材、および表皮付発泡成形部材の製造方法
GB2486481A (en) * 2010-12-16 2012-06-20 Visteon Global Tech Inc Display surround with decorative capping piece
GB2486481B (en) * 2010-12-16 2013-01-23 Visteon Global Tech Inc Display surround
JP2020138440A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 トヨタ車体株式会社 部分表皮付き内装部品及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3155225B2 (ja) 2001-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5976289A (en) Method of fabricating instrument panel
US6635328B2 (en) Integral skin foam molded article
JP3155225B2 (ja) 発泡成形品
US20020096867A1 (en) Instrument panel for air bag device, and process for manufacturing the same
JP3135837B2 (ja) 表皮一体発泡樹脂成形品及びその製造方法
JP2003146173A (ja) 自動車のエアバッグドア及びその製造方法
JPH1177739A (ja) 表皮と樹脂芯体との一体成形方法
JPH10315245A (ja) 発泡成形品及びその製造方法
JP3155227B2 (ja) 発泡成形品及びその製造方法
JP3155244B2 (ja) 表皮一体発泡成形品
JP3135847B2 (ja) 発泡成形品の製造方法
JP3164269B2 (ja) 内装材及びその製造方法
JP3043921B2 (ja) 発泡成形品の基材および発泡成形品の製造方法
JP3018282B2 (ja) インストルメントパネルの製造方法
JP2991321B2 (ja) 表皮付き発泡体を表面に有するプラスチック成形品およびその製造方法
JPH08197648A (ja) パッド付きプラスチック成形品およびその製造方法
JPH11151727A (ja) 表皮一体発泡成形品の製造方法
JP4260042B2 (ja) 発泡成形品
JP3220446B2 (ja) 発泡成形品の製造方法
JP2000317955A (ja) インストルメントパネルとその製造方法
JP3006992B2 (ja) 発泡成形品の製造方法
JP2001239544A (ja) 表皮をもつ樹脂部品及びその製造方法
JP4704097B2 (ja) 表皮一体内装品及びその成形方法
JP4051679B2 (ja) 車両内装部材のシール構造
JPH11151726A (ja) 表皮一体発泡成形品の製造方法及び発泡成形型

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010116

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees