JPH0957886A - 内装材の製造方法 - Google Patents

内装材の製造方法

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JPH0957886A
JPH0957886A JP7219027A JP21902795A JPH0957886A JP H0957886 A JPH0957886 A JP H0957886A JP 7219027 A JP7219027 A JP 7219027A JP 21902795 A JP21902795 A JP 21902795A JP H0957886 A JPH0957886 A JP H0957886A
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Kazuo Kobayashi
一夫 小林
Yoshimi Kitaoka
義視 北岡
Masaki Kimura
昌樹 木村
Hideo Kondo
秀男 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造サイクルの短縮化及び製造コストの低廉化
を実現するとともに、見切り部において、表皮材と基材
とを確実にシールし、かつ見栄えのよい内装材を製造可
能な製造方法を提供する。 【解決手段】第2型内面1bの延在する第2方向Bをポ
リウレタンフォーム原液5が発泡する第1方向Aに対し
て90°以上で交差させる。また、第2方向Bが第1方
向Aに対して90°未満で交差する場合、ラップ部位の
近傍にポリウレタンフォーム原液5の流れ方向を変更す
る凸部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のインスト
ルメントパネル(以下、単に「インパネ」という。)、
ドアトリム等のように、基材の一部に表皮材及び樹脂製
成形材料からなるパッドが一体的に固定された内装材を
製造するための製造方法に関する。この製造方法は特に
内装材の見切り部のシール構造に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】内装材、例えば自動車のインパネとし
て、図7に示すように、ポリプロピレン(PP)等から
なる基材90の一部にパッド91が一体的に固定された
ものが知られている。パッド91は、図7のVIII−
VIII矢視断面を示す図8に示すように、スラッシュ
成形、真空成形等により成形された塩化ビニール(PV
C)等からなる表皮材91aと、この表皮材91aの裏
面に一体に設けられたポリウレタンフォーム等からなる
発泡層91bとで構成されている。このパッド91は、
金型のキャビティに表皮材91aを配置し、この状態で
ポリウレタンフォーム原液を注入し、ポリウレタンフォ
ーム原液を発泡、固化させることにより成形される。こ
のとき、後述する組付けのため、必要部分に離型材が塗
布された締結部材92をインサートしておく。
【0003】こうして得られたパッド91は、基材90
との干渉域等にあるバリが除かれた後、基材90に締結
部材92を取り付けることにより、インパネとされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記製造方法
で内装材を製造する場合、例えば上記インパネを例にと
れば、表皮材91aの金型への配置、締結部材92への
離型材の塗布、締結部材92の金型へのインサート、ポ
リウレタンフォーム原液の注入、バリ取り、組付け等の
複数の工程を必要とする。このため、かかる内装材で
は、比較的長い製造サイクルを必要とし、かつ比較的高
い製造コストを必要としていた。
【0005】このため、製造サイクルを短縮化し、かつ
製造コストを低廉化するため、図9に示す製造方法を採
用することも考えられる。上記インパネをこの製造方法
で製造する場合、まず上型80及び下型81からなる金
型を用意し、上型80のキャビティを形成する下端面8
0aに基材90を対面させて配置するとともに、下型8
1のキャビティを形成する上端面81a及び側面81b
に表皮材91aを対面させて配置する。このとき、見切
り部Eにおいて表皮材91aと基材90とがシールされ
るように、表皮材91aの端部91eを外側に若干折り
曲げ、基材90に対面させておく。そして、表皮材91
aの裏面と、基材90における下端面80aと対面する
部位の裏面との間にポリウレタンフォーム原液を注入
し、ポリウレタンフォーム原液を発泡、固化させる。但
し、基材90がPP製であれば、ポリウレタンフォーム
との接着性が悪いため、予め基材90の裏面にプライマ
ーや塗料を塗布しておく。
【0006】かかる方法によれば、基材90とパッド9
1とが一体になったインパネを製造できるため、従来の
ような締結部材92への離型材の塗布、締結部材92の
インサートが不要となるとともに、組付けが簡易にな
る。しかしながら、かかる製造方法により得られたイン
パネでは、パッド91と基材90との見切り部Eでポリ
ウレタンフォーム原液が漏れ、見栄えが悪いものとなっ
てしまう。すなわち、ポリウレタンフォーム原液は、発
泡するに従って表皮材91aの裏面と基材90との間に
侵入する。侵入したポリウレタンフォーム原液が固化す
れば見切り部Eにおいて端部91eを基材90にシール
することはできるものの、侵入長さが短ければ端部91
eと基材90とのシールが十分でなく、逆に侵入長さが
長ければ見切り部Eで外部に漏れることとなり、いずれ
にしても見栄えが悪いものとなってしまう。
【0007】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たものであって、製造サイクルの短縮化及び製造コスト
の低廉化を実現するとともに、見切り部において、表皮
材と基材とを確実にシールし、かつ見栄えのよい内装材
を製造可能な製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の内装材の製造方法は、樹脂製成形材料
が第1方向から注入され、内装材を賦形するキャビティ
をもち、該キャビティは、該第1方向と略平行な第1型
内面と、該第1方向に対して交差する第2方向と略平行
であり、該第1型内面と連続する第2型内面と、該第1
型内面と対向する第3型内面とを有して形成された金型
を用意する第1工程と、該第1型内面と、該第2型内面
とに基材を対面させて配置するとともに、該第3型内面
と、該基材における該第2型内面と対面する部位とに表
皮材を対面させて配置する第2工程と、該表皮材の裏面
と、該基材における該第1型内面と対面する部位の裏面
との間に該樹脂製成形材料を注入することにより該内装
材をインモールド成形する第3工程と、を有し、前記第
1工程では、前記金型の前記第2方向を前記第1方向に
対して90°以上で交差させていることを特徴とする。
【0009】(2)請求項2の内装材の製造方法は、樹
脂製成形材料が第1方向から注入され、内装材を賦形す
るキャビティをもち、該キャビティは、該第1方向と略
平行な第1型内面と、該第1方向に対して交差する第2
方向と略平行であり、該第1型内面と連続する第2型内
面と、該第1型内面と対向する第3型内面とを有して形
成された金型を用意する第1工程と、該第1型内面と、
該第2型内面とに基材を対面させて配置するとともに、
該第3型内面と、該基材における該第2型内面と対面す
る部位とに表皮材を対面させて配置する第2工程と、該
表皮材の裏面と、該基材における該第1型内面と対面す
る部位の裏面との間に該樹脂製成形材料を注入すること
により該内装材をインモールド成形する第3工程と、を
有し、前記第1工程では、前記金型の前記第2方向を前
記第1方向に対して90°未満で交差させ、前記表皮材
における前記基材の前記第2型内面と対面する部位の近
傍には前記樹脂製成形材料の流れ方向を変更する流れ変
更手段を設けていることを特徴とする。
【0010】
【作用】
(1)請求項1の内装材の製造方法では、まず第1工程
において、樹脂製成形材料が第1方向から注入され、内
装材を賦形するキャビティをもつ金型を用意する。この
キャビティは、第1方向と略平行な第1型内面と、この
第1方向に対して90°以上で交差する第2方向と略平
行であり、第1型内面と連続する第2型内面と、第1型
内面と対向する第3型内面とを有して形成されている。
【0011】次いで、第2工程において、第1型内面
と、第2型内面とに基材を対面させて配置する。また、
第3型内面と、基材における第2型内面と対面する部位
とに表皮材を対面させて配置する。そして、第3工程に
おいて、表皮材の裏面と、基材における第1型内面と対
面する部位の裏面との間に樹脂製成形材料を注入し、イ
ンモールド成形する。
【0012】こうして基材と、表皮材及び樹脂製成形材
料からなるパッドとが一体になった内装材が得られるた
め、従来の締結部材、離型材及びバリ取りが不要となる
とともに、組付けも簡易となる。また、第3工程におい
て、樹脂製成形材料は、充填されるに従って表皮材の基
材における第2型内面と対面する部位(以下、「ラップ
部位」という。)を押圧し、ラップ部位を基材に押し付
け、さらなる充填によりラップ部位の端部からラップ部
位と基材との間に侵入する。第2方向が第1方向に対し
て90°以上で交差させていれば、こうして樹脂製成形
材料がラップ部位の押圧後に端部から侵入する。さらな
る充填によりラップ部位と基材との間に侵入した樹脂製
成形材料はそれらの間から見切り部へ漏れようとする
が、内部の樹脂製成形材料が既に第1方向からラップ部
位を基材に押し付けているため、その漏れが抑制され
る。樹脂製成形材料が固化すれば、ラップ部位と基材と
の間の見切り部において表皮材が基材にシールされる。
【0013】これに対し、第2方向が第1方向に対して
90°未満で交差させているならば、樹脂製成形材料
は、ラップ部位を押圧する前に端部から侵入しやすい。
このため、さらなる充填によりラップ部位と基材との間
に侵入した樹脂製成形材料は、内部の樹脂製成形材料に
よる第1方向からのラップ部位の押し付け力が十分でな
くなりやすく、それらの間から見切り部へ漏れる場合が
ある。この場合には見栄えが悪いものとなってしまう。
【0014】(2)請求項2の内装材の製造方法では、
第1工程において、金型の第2方向を第1方向に対して
90°未満で交差させているが、表皮材における基材の
第2型内面と対面する部位の近傍に流れ変更手段を設け
ている。このため、第3工程において、樹脂製成形材料
は、充填されるに従って流れ変更手段により流れ方向が
変更され、やはりラップ部位の押圧後に端部から侵入す
る。他の作用は請求項1の発明と同様である。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項2の発明において、流れ変
更手段としては、基材に一体に設ける凸部、基材に別体
で設ける凸部材、金型の基材側にインサートする凸部材
等を採用することができる。
【0016】
【実施例】以下、請求項1、2の発明を自動車のインパ
ネの製造方法に具体化した実施例を比較例とともに説明
する。 (実施例1) 「第1工程」まず、図1に示すように、樹脂製成形材料
としてのポリウレタンフォーム原液5(図2等参照)が
第1方向Aから注入され、インパネを賦形するキャビテ
ィCをもつ下型1及び上型2からなる金型を用意する。
【0017】下型1では、上端面が第1方向Aと平行な
第1型内面1aとされているとともに、この第1型内面
1aと連続する側面が第1方向Aに対して90°以上の
交差角θをもつ第2方向Bと平行な第2型内面1bとさ
れており、型割面1cが第2型内面1bと連続して第1
型内面1aと平行に形成されている。また、上型2で
は、下端面が第1型内面1aと対向する第3型内面2a
とされており、意匠的に0.5〜3.0mm程度の段差
aが第3型内面2aから下型1側に90°以上で設けら
れ、型割面2bが段差aと連続して第3型内面2aと平
行に形成されている。なお、段差aを積極的に設けない
こともできる。
【0018】これら第1型内面1a、第2型内面1b及
び第3型内面2aを有してキャビティCが形成される。 「第2工程」第1型内面1aと、第2型内面1bと、型
割面1cとにPP製の基材3を対面させて配置する。但
し、基材3の裏面にプライマーや塗料を塗布しておく。
【0019】また、第3型内面2aと、基材3における
第2型内面1bと対面する部位とに表皮材4を対面させ
て配置する。この表皮材4はスラッシュ成形又は真空成
形により成形された厚さ0.5〜1.2mmのPVC又
はTPO等の熱可塑性樹脂製のものである。 「第3工程」下型1と上型2とを型締めし、表皮材4の
裏面と、基材3における第1型内面1aと対面する部位
の裏面との間にポリウレタンフォーム原液5を注入し、
インモールド成形する。
【0020】この間、ポリウレタンフォーム原液5は、
破線で示すように発泡し、発泡するに従って表皮材4の
ラップ部位4aを押圧し、ラップ部位4aを基材3に押
し付ける。この後、表皮材4のラップ部位4aの端部4
bに至り、ラップ部位4aと基材3との間に侵入する。
このとき、ラップ部位4aと基材3との間に侵入したポ
リウレタンフォーム原液5はそれらの間から見切り部E
へ漏れようとするが、内部のポリウレタンフォーム原液
5が第1方向Aの発泡圧力によってラップ部位4aを基
材3に押し付けているため、その漏れが抑制される。
【0021】ポリウレタンフォーム原液5の発泡が完了
し、固化すれば、ラップ部位4aと基材3との間の見切
り部Eにおいて表皮材4が基材3にシールされる。こう
して、基材3と、表皮材4及びポリウレタンフォーム5
からなるパッドとが一体になったインパネが得られる。
こうして得られたインパネは、見切り部Eにポリウレタ
ンフォーム原液5の漏れを生じることなく、見切り部E
において、表皮材4と基材3とを確実にシールし、かつ
見栄えのよいものとなる。
【0022】したがって、この製造方法によりインパネ
を製造すれば、従来の締結部材、離型材及びバリ取りが
不要となり、手直し工数を減少させることができる。ま
た、スラッシュ成形される表皮材において、従来はPL
部分に余分に設ける必要のあった表皮材4が不要となる
とともに、従来は外周域に70mm程度余分に確保して
おいた表皮材4を10mm程度に縮小することができた
ため、歩留りが従来は65%程度であったものが、90
%程度に向上した。さらに、従来の締結部材を介した組
付けに比べて組付けも簡易となった。このため、この製
造方法では、製造サイクルの短縮化及び製造コストの低
廉化を実現することができた。 (比較例1) 「第1工程」比較例1では、図2に示すように、第2方
向Bが第1方向Aに対して90°で交差している。すな
わち、下型1の第2型内面1dが第1型内面1aに対し
て90°の交差角θを有している。なお、上型2の段差
a’が第3型内面2aから下型1側に90°で設けられ
ている。他の構成は実施例1と同一である。
【0023】実施例1と同様、「第2工程」及び「第3
工程」を行なう。このとき、ポリウレタンフォーム原液
5は、その密度等の他の条件により、破線で示すように
発泡するため、発泡するに従ってラップ部位4aを押圧
する前に端部4bから侵入する。このため、さらなる充
填によりラップ部位4aと基材3との間に侵入したポリ
ウレタンフォーム原液5は、内部のポリウレタンフォー
ム原液5による第1方向Aからのラップ部位4aの押し
付け力が十分でなくなりやすく、それらの間から見切り
部Eへ漏れやすかった。このため、得られたインパネは
見栄えが悪いものとなってしまった。 (比較例2) 「第1工程」比較例2では、図3に示すように、第2方
向Bが第1方向Aに対して90°未満で交差している。
すなわち、下型1の第2型内面1eが第1型内面1aに
対して90°未満の交差角θを有している。他の構成は
比較例1と同一である。
【0024】実施例1と同様、「第2工程」及び「第3
工程」を行なう。このとき、ポリウレタンフォーム原液
5は、例え密度等の他の条件を加減しても、破線で示す
ように発泡するため、発泡するに従ってラップ部位4a
を押圧する前に端部4bから侵入する。このため、比較
例1のインパネと同様、見栄えが悪いものとなってしま
った。 (実施例2) 「第1工程」実施例2では、図4に示すように、流れ変
更手段として、基材3のラップ部位4aの近傍に凸部3
aを一体に設けている。他の構成は比較例2と同一であ
る。
【0025】実施例1と同様、「第2工程」及び「第3
工程」を行なう。このとき、ポリウレタンフォーム原液
5は、その密度等の他の条件にほとんどかかわらず、破
線で示すように発泡するため、発泡するに従って凸部3
aにより流れ方向が変更され、やはりラップ部位4aの
押圧後に端部4bから侵入する。このため、実施例1の
インパネと同様、見栄えのよいものが得られた。 (実施例3) 「第1工程」実施例3では、図5に示すように、基材3
のラップ部位4aの近傍に貫通孔3bを貫設し、この貫
通孔3bに流れ変更手段としての凸部材6を別体で設け
ている。なお、凸部材6は基材3と同様のPP製であ
る。また、下型1には凸部材6との干渉を回避する凹部
1fが設けられている。他の構成は比較例2と同一であ
る。
【0026】この実施例3においても、実施例2と同
様、見栄えのよいインパネが得られた。 (実施例4) 「第1工程」実施例4では、図6に示すように、基材3
のラップ部位4aの近傍に貫通孔3cを貫設している。
また、下型1に形成した保持部1gに流れ変更手段とし
てのインフレートシール7をインサートし、このインフ
レートシール7を貫通孔3cから突出させている。な
お、インフレートシール7はゴム製である。他の構成は
比較例2と同一である。
【0027】この実施例4においても、実施例2と同
様、見栄えのよいインパネが得られた。このように別体
で流れ変更手段として凸部材6、インフレートシール7
を設ければ、実施例2のように基材3に一体に設ける凸
部3aが型閉じの際に表皮材4と干渉してしまう場合等
に便宜である。
【0028】本発明の製造方法では、自動車のインパネ
以外にドアトリム等の他の内装材を製造する場合にも適
用可能である。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1、2の製
造方法では、各請求項記載の構成を採用しているため、
製造サイクルの短縮化及び製造コストの低廉化を実現す
るとともに、表皮材と基材とが確実に接着し、かつ見栄
えのよい内装材を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の製造方法に係り、ポリウレタンフォ
ーム原液の発泡時の金型等の断面図である。
【図2】比較例1の製造方法に係り、ポリウレタンフォ
ーム原液の発泡時の金型等の断面図である。
【図3】比較例2の製造方法に係り、ポリウレタンフォ
ーム原液の発泡時の金型等の断面図である。
【図4】実施例2の製造方法に係り、ポリウレタンフォ
ーム原液の発泡時の金型等の断面図である。
【図5】実施例3の製造方法に係り、ポリウレタンフォ
ーム原液の発泡時の金型等の断面図である。
【図6】実施例4の製造方法に係り、ポリウレタンフォ
ーム原液の発泡時の金型等の断面図である。
【図7】自動車のインパネを示す斜視図である。
【図8】従来のインパネに係り、図7のVIII−VI
II矢視断面図である。
【図9】従来のインパネを改良したものの製造方法に係
り、ポリウレタンフォーム原液の発泡時の金型等の断面
図である。
【符号の説明】
5…ポリウレタンフォーム原液(樹脂製成形材料) A
…第1方向 B…第2方向 1…下型 1a…
第1型内面(上端面) 1b、1e…第2型内面 2…上型 2a…
第3型内面(下端面) C…キャビティ 3…基材 4…表
皮材 4a…ラップ部位 3a、6、7…流れ変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 昌樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 近藤 秀男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製成形材料が第1方向から注入され、
    内装材を賦形するキャビティをもち、該キャビティは、
    該第1方向と略平行な第1型内面と、該第1方向に対し
    て交差する第2方向と略平行であり、該第1型内面と連
    続する第2型内面と、該第1型内面と対向する第3型内
    面とを有して形成された金型を用意する第1工程と、 該第1型内面と、該第2型内面とに基材を対面させて配
    置するとともに、該第3型内面と、該基材における該第
    2型内面と対面する部位とに表皮材を対面させて配置す
    る第2工程と、 該表皮材の裏面と、該基材における該第1型内面と対面
    する部位の裏面との間に該樹脂製成形材料を注入するこ
    とにより該内装材をインモールド成形する第3工程と、
    を有し、 前記第1工程では、前記金型の前記第2方向を前記第1
    方向に対して90°以上で交差させていることを特徴と
    する内装材の製造方法。
  2. 【請求項2】樹脂製成形材料が第1方向から注入され、
    内装材を賦形するキャビティをもち、該キャビティは、
    該第1方向と略平行な第1型内面と、該第1方向に対し
    て交差する第2方向と略平行であり、該第1型内面と連
    続する第2型内面と、該第1型内面と対向する第3型内
    面とを有して形成された金型を用意する第1工程と、 該第1型内面と、該第2型内面とに基材を対面させて配
    置するとともに、該第3型内面と、該基材における該第
    2型内面と対面する部位とに表皮材を対面させて配置す
    る第2工程と、 該表皮材の裏面と、該基材における該第1型内面と対面
    する部位の裏面との間に該樹脂製成形材料を注入するこ
    とにより該内装材をインモールド成形する第3工程と、
    を有し、 前記第1工程では、前記金型の前記第2方向を前記第1
    方向に対して90°未満で交差させ、前記表皮材におけ
    る前記基材の前記第2型内面と対面する部位の近傍には
    前記樹脂製成形材料の流れ方向を変更する流れ変更手段
    を設けていることを特徴とする内装材の製造方法。
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