JP2001221221A - 化粧プラグ取付け構造 - Google Patents

化粧プラグ取付け構造

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JP2001221221A JP2000091333A JP2000091333A JP2001221221A JP 2001221221 A JP2001221221 A JP 2001221221A JP 2000091333 A JP2000091333 A JP 2000091333A JP 2000091333 A JP2000091333 A JP 2000091333A JP 2001221221 A JP2001221221 A JP 2001221221A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アームレスト等に設けられた柔軟材の孔を塞
ぐための化粧プラグを該孔内に挿入したときに、しっか
りと係合して抜け止めされるようにした化粧プラグ取付
け構造を提供する。 【解決手段】 化粧プラグ50は、柔軟材33の孔34
内に挿入される脚部52と、柔軟材の孔34を塞ぐ頭部
51とを有し、脚部52内周には係合爪54が設けられ
ている。柔軟材33の内部には、例えば芯材31に挿入
される支軸22に装着されるブッシュ40を利用して、
そのブッシュ40にフランジ42を設けてなる係合部材
を配置する。化粧プラグ50の脚部52を上記孔34に
挿入すると、脚部52に設けた係合爪54がブッシュ4
0のフランジ42に係合して抜け止めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば回動可能に
支持されるアームレストの支軸挿通孔等を塞ぐために使
用される化粧プラグ取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等のアームレストは、背もたれ部
等に連接された金属の芯材と、この芯材を覆う柔軟材と
で構成されており、柔軟材は、発泡ポリウレタン等のク
ッション材と、その表面を覆う表被材で形成されてい
る。
【0003】アームレストの芯材を背もたれ部等に支持
させるために、支軸やナットを挿入するための孔を設け
る場合があり、これらの孔を塞いで外観をよくするため
に、化粧プラグが用いられている。
【0004】実用新案登録第2565236号公報に
は、車両のドアの内側に固定されるアームレストの取付
け孔を化粧プラグで塞ぐ技術が開示されている。
【0005】すなわち、図5に示すように、このアーム
レスト10は、インサート材11に発泡ポリウレタン等
からなるクッション材12を一体成形し、このクッショ
ン材12の表面を表被材13で覆って構成されている。
そして、このアームレスト10を自動車のドアの内壁1
4に固定するため、アームレスト10に取付け孔15を
形成し、ネジ16を挿入して内壁14に固定している。
【0006】更に、この取付け孔15の外側から化粧プ
ラグ17を挿入し、取付け孔15が外部から見えないよ
うにしている。この場合、化粧プラグ17は、フランジ
状の頭部18と、この頭部18から円筒状をなして伸び
る脚部19とで構成されている。そして、脚部19の外
周に係合爪20が形成されており、この係合爪20が表
被材13の端縁に係合して抜け止めがなされるようにな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
用新案登録第2565236号公報に示されるような化
粧プラグ取付け構造では、表被材13が手触りのよい布
等の軟らかい材質からなるときは、脚部19の外周に突
設された係合爪20が、クッション材12や表被材13
に摩擦的に係合するだけであり、外部から押圧力等が繰
り返し作用したときに、化粧プラグ17が取付け孔15
内でガタついて上記摩擦力が弱まり、化粧プラグ17が
抜けてしまうことがあった。
【0008】したがって、本発明の目的は、アームレス
ト等に設けられた柔軟材の孔を塞ぐための化粧プラグを
該孔内に挿入したときに、しっかりと係合して抜け止め
されるようにした化粧プラグ取付け構造を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1は、柔軟材の孔を塞ぐ化粧プラグの取
付け構造であって、前記化粧プラグは、前記柔軟材の孔
内に挿入される脚部と、前記柔軟材の孔を塞ぐ頭部とを
有しており、前記孔内には前記柔軟材に連接された支持
部材が配置され、この支持部材に設けた係合部材に前記
脚部が係合していることを特徴とする化粧プラグ取付け
構造を提供するものである。
【0010】上記第1の発明によれば、化粧プラグの脚
部を柔軟材の孔に挿入し、この孔内に配置された支持部
材の係合部材に脚部を係合させることにより、化粧プラ
グを容易に抜けてしまわないように、しっかりと固定す
ることができる。
【0011】本発明の第2は、前記第1の発明におい
て、前記支持部材は、前記柔軟材の孔に整合して設けら
れた軸受と、この軸受にブッシュを介して挿入された支
軸とを有しており、前記ブッシュが前記係合部材を兼ね
ている化粧プラグ取付け構造を提供するものである。
【0012】上記第2の発明によれば、柔軟材で覆われ
た部材を回動可能に支持すると共に、その支軸を挿通す
るための孔を化粧プラグで塞いで外観を良好にでき、必
要があるときには、化粧プラグを強制的に取外して支
軸、ブッシュ、軸受等を補修することができ、係合部材
として上記ブッシュを利用したことにより、新たな部品
を追加することなく化粧プラグの取付けができる。
【0013】本発明の第3は、前記第2の発明におい
て、前記脚部内周には係合爪が設けられ、前記ブッシュ
はフランジを有し、前記脚部を前記孔内に挿入したと
き、前記脚部が前記フランジに外挿されて、前記係合爪
が前記フランジに係合する化粧プラグ取付け構造を提供
するものである。
【0014】上記第3の発明によれば、化粧プラグの脚
部内周に設けた係合爪を、前記ブッシュのフランジに係
合させることにより、化粧プラグを容易に抜けてしまわ
ないように、しっかりと固定することができる。
【0015】本発明の第4は、前記第2の発明におい
て、前記脚部外周には環状突起が設けられ、前記ブッシ
ュは内周に係合爪を有し、前記脚部を前記孔内に挿入し
たとき、前記脚部が前記ブッシュ内周に挿入されて、前
記環状突起が前記係合爪に係合する化粧プラグ取付け構
造を提供するものである。
【0016】上記第4の発明によれば、化粧プラグの脚
部外周に設けた環状突起を、前記ブッシュの内周に設け
た係合爪に係合させることにより、化粧プラグを容易に
抜けてしまわないように、しっかりと固定することがで
きる。
【0017】本発明の第5は、前記第1〜4の発明のい
ずれかにおいて、前記脚部と前記係合部材との係合面の
少なくとも一方がテーパ状をなしている化粧プラグ取付
け構造を提供するものである。
【0018】上記第5の発明によれば、前記脚部と前記
係合部材とが係合したとき、前記脚部と前記係合部材と
に多少の寸法バラツキがあっても、テーパ面のいずれか
の箇所で密接し、軸方向だけでなく、径方向にもガタ付
きなく係合するので、化粧プラグがガタ付きなくしっか
りと固定される。
【0019】本発明の第6は、前記第1〜5の発明のい
ずれかにおいて、前記頭部は、前記脚部に対してフラン
ジ状に形成され、前記脚部が前記係合部材に係合したと
き、前記頭部が前記柔軟材を押し付けるように、前記頭
部下面と前記係合位置との距離が設定されている化粧プ
ラグ取付け構造を提供するものである。
【0020】上記第6の発明によれば、化粧プラグの頭
部が柔軟材を押し付けた状態で装着されるので、個々の
部品の寸法誤差等があっても上記押し付け量によって調
整されて化粧プラグの頭部が突出することがなく外観が
良好になると共に、柔軟材の弾性力によって脚部と係合
部材の係合面が常に圧接された状態となるため、化粧プ
ラグのガタ付きが防止される。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜4には、本発明による化粧
プラグの取付け構造をアームレストの支軸連結部に適用
した一実施形態が示されている。図1は同アームレスト
の支軸連結部の分解斜視図、図2は同アームレストの支
軸連結部の化粧プラグを挿入する前の状態を示す断面
図、図3は同アームレストの支軸連結部の化粧プラグを
挿入した状態を示す断面図、図4は化粧プラグの係合爪
とブッシュのフランジとの係合状態を示す部分拡大断面
図である。
【0022】図1〜3において、21は、座席の背もた
れ部等に固定される金属ブラケットであり、その中心に
は支軸22が垂設され、この支軸22に対して両側に対
向する位置には一対の回動案内軸23、23が垂設され
ている。
【0023】アームレスト30は、金属の芯材(フレー
ム)31と、この芯材31を包み込むように一体成形さ
れた発泡ポリウレタン等からなるクッション材32と、
クッション材32の外周を被覆する布等からなる表被材
33とで構成されている。このアームレスト30の一端
に、上記ブラケット21の支軸22等を挿入するための
孔34が形成されている。また、芯材31には、上記孔
34の中心に位置する円筒状の軸受35が挿通固定され
ている。
【0024】軸受35の、前記支軸22が挿入される側
の端部内周には、合成樹脂製のブッシュ36が介装され
るようになっている。ブッシュ36は、軸方向に沿った
分離部37を有し、径方向に縮径可能となっている。ブ
ッシュ36は、弾性的に縮径されて軸受35の上記端部
内周に挿入され、このブッシュ36の内周に上記支軸2
2が挿入されるようになっている。
【0025】更に、芯材31には、上記ブラケット21
の回動案内軸23,23が挿入される円弧状の回動案内
溝38、38が形成されている。回動案内軸23、23
を回動案内溝38,38に挿入することにより、アーム
レスト30の回動角を所定範囲に規制すると共に、水平
方向、垂直方向等に回動した状態で支持することが可能
とされている。
【0026】支軸22は、軸受35を貫通して、軸受3
5の上記と反対側の端部から突出する。この軸受35の
反対側の端部内周には、上記と同様な合成樹脂製のブッ
シュ40が介装されるようになっている。このブッシュ
40は、軸方向に沿った分離部41を有し、上記ブッシ
ュ36と同様に径方向に縮径可能となっている。また、
ブッシュ40の外側の端部には、フランジ42が形成さ
れている。このフランジ42は、図4に示すように、ブ
ッシュ40の円筒状部分から少し拡径した小径部42a
と、この小径部42aから更に拡径した大径部42bと
を有し、小径部42aから大径部42bに至る部分に次
第に拡径するテーパ状部分42cが形成されている。
【0027】ブッシュ40は、上記フランジ42と反対
側の端部から軸受35の端部内周に挿入され、このブッ
シュ40内を通って支軸22の先端部が挿出される。支
軸22の先端部には、雄ネジ22aが形成されており、
この雄ネジ22aに、平板ワッシャ45及びスプリング
ワッシャ46を介して、ナット47が螺着されるように
なっている。
【0028】アームレスト30の上記孔34の外側に位
置する開口部を塞ぐため、化粧プラグ50が設けられて
いる。化粧プラグ50は、孔34の開口部を覆うように
塞ぐ頭部51と、この頭部51の内側面から円筒状に突
出した脚部52とを有している。脚部52は、孔34の
内周に密接する外径を有し、頭部51は、脚部52に対
してフランジ状に延出されて、孔34よりも大きな外径
を有している。円筒状の脚部52の周壁の対向する二箇
所には、軸方向に伸びるスリット53,53が形成さ
れ、このスリット53,53の頭部51から離れた端部
に係合爪54,54が内周側に突出して形成されてい
る。
【0029】図4に示すように、係合爪54は、テーパ
部54aと、平坦部54bとを有し、テーパ部54a
は、化粧プラグ50を挿入するときにブッシュ40のフ
ランジ42に当たって内側にたわみやすくする作用をな
し、平坦部54bは、上記テーパ部54aとの境界部に
角部54cを形成して、フランジ42に係合しやすくす
る作用をなす。また、前記スリット53は、係合爪54
が半径方向にたわみやすくして、係合爪54がフランジ
42を乗り越えるのを助ける。
【0030】次に、この化粧プラグ取付け構造の作用に
ついて説明する。まず、ブラケット21を図示しない座
席の背もたれ部等にボルト等で固定する。一方、アーム
レスト30の軸受35の一方の端部内周にブッシュ36
を挿入しておき、ブラケット21から突出する支軸22
を上記ブッシュ36を通して軸受35に挿入する。この
とき同時に、ブラケット21から突出する一対の回動案
内軸23,23を芯材31の回動案内溝38,38に挿
入する。
【0031】支軸22の先端が軸受35の他端から突出
するので、その先端部外周にブッシュ40を装着し、ブ
ッシュ40のフランジ42と反対側の筒部を、支軸22
と軸受35との隙間に挿入する。そして、ブッシュ40
のフランジ42から突出する支軸22の雄ネジ22a
に、平板ワッシャ45及びスプリングワッシャ46を介
して、ナット47を螺着し、アームレスト30を支軸2
2に回動可能に固定する。この状態が図2に示されてお
り、アームレスト30の外側には、孔34が開口して、
ナット47、ブッシュ40等が露出した状態にある。
【0032】次に化粧プラグ50の脚部52を孔34に
挿入すると、脚部52は支軸22、ブッシュ40、ナッ
ト47等の外側に被さるように挿入される。そして、脚
部52の係合爪54のテーパ部54aが、ブッシュ40
のフランジ42に突き当たり、係合爪54が外径側にた
わんでフランジ42を乗り越える。その結果、係合爪5
4の角部54cがフランジ42のテーパ状部42cに係
合し、化粧プラグ50が抜け止めされて、孔34内に固
定される。
【0033】このとき、図3に示すように、化粧プラグ
50の頭部51の下面と、係合爪54及びフランジ42
との係合位置との距離Aは、頭部51の下面でクッショ
ン材32及び表被材33を押付けるように設定されてい
る。この結果、係合爪54とフランジ42とが常に押圧
されて、軸方向におけるガタ付きが防止される。また、
それぞれの部品の寸法精度のばらつきにより、上記Aの
距離が多少変動しても、クッション材32及び表被材3
3の弾性によってそれを吸収し、頭部51が表被材33
から浮き上がらないようにすることができる。
【0034】また、図4に示すように、係合爪54の角
部54cは、フランジ42のテーパー状部42cに圧接
されて係合するので、対向する位置に形成された一対の
係合爪54、54の間隔が寸法誤差等によって変動して
も、テーパ状部42cのどこかで当接するので、半径方
向においてもガタ付きなく固定される。
【0035】このように、化粧プラグ50を、クッショ
ン材32及び表被材33で構成された柔軟部材の孔34
に挿入して外観を良好にすると共に、係合爪54とフラ
ンジ42との係合によって抜け止めさせて、化粧プラグ
50をしっかりと固定することができる。また、支軸2
2、軸受35、ブッシュ36,40、ナット47等に不
具合が生じて修理の必要があったときには、化粧プラグ
50を強制的に引張ることにより取外すことができ、メ
ンテナンスも容易となる。
【0036】なお、合成樹脂からなるブッシュ36及び
ブッシュ40は、金属からなる支軸22と軸受35とが
直接接触することを防止し、金属どうしの回動に伴う異
音等が発生することを防止すると共に、回動を滑らかに
する作用をもたらす。そして、一方のブッシュ40にフ
ランジ42を形成し、化粧プラグ50に係合爪54を設
けるという比較的簡単な手段によって、かつ、部品点数
を増やすことなく、化粧プラグを上記のようにしっかり
と固定することができる。
【0037】また、上記実施形態では、係合爪54が円
筒状の脚部52の周壁の対向する二箇所に形成されてい
るが、係合爪54を脚部52の周壁の3箇所以上に、軸
中心から放射状に均等な角度で形成してもよく、それに
よって化粧プラグ50の取付けの安定性がよくなり、外
れ防止効果が高められる。
【0038】図6〜9には、本発明による化粧プラグの
取付け構造をアームレストの支軸連結部に適用した他の
実施形態が示されている。図6は同アームレストの支軸
連結部の分解斜視図、図7は図6のA−A矢示線に沿っ
た化粧プラグの断面図、図8は図6のB−B矢示線に沿
ったブッシュの断面図、図9は化粧プラグをブッシュに
係合させた状態を示す断面図である。なお、前記実施形
態と実質的に同一部分には同符合を付してその説明を省
略することにする。
【0039】この実施形態では、軸受35の支軸22が
挿出される側の端部内周に、図1〜4の実施形態とは異
なる形状のブッシュ60が配置されている。すなわち、
このブッシュ60は、軸受35と支軸22との間に挿入
される円筒部61と、この円筒部61の一端からフラン
ジ状に広がり、更に拡径された円筒部をなす拡径円筒部
62とを有している。拡径円筒部62の対向する一対の
箇所には、スリット63が形成され、このスリット63
内の軸方向の一端から舌片状に伸びて、その先端に内側
に突出する突起を有する係合爪64が形成されている。
【0040】また、化粧プラグ70は、孔34の開口部
を覆うように塞ぐ頭部71と、この頭部71の内側面か
ら円筒状に突出した脚部72とを有している。脚部72
は、孔34の内周に密接する外径を有し、頭部71は、
脚部72に対してフランジ状に延出されて、孔34より
も大きな外径を有している。そして、この実施形態で
は、円筒状の脚部72の先端部周壁に環状突起73が形
成されている。環状突起73の頭部71方向の面は、上
記係合爪64と係合する係合面73aをなすが、この係
合面73aがテーパ状をなしている。
【0041】この実施形態では、化粧プラグ70の脚部
72をアームレスト30の孔34に挿入すると、脚部7
2がブッシュ60の拡径円筒部62内に挿入され、脚部
72の環状突起73が、ブッシュ60の係合爪64を外
側に押し広げながら押し込まれて、図9に示すように、
環状突起73の係合面73aが係合爪64に係合し、化
粧プラグ70が抜け止めされて固定される。
【0042】このとき、化粧プラグ70の頭部71は、
クッション材32を押し付けた状態で取付けられるの
で、化粧プラグ70を常時外側に押す力が作用し、ブッ
シュ60の係合爪64が、脚部72の環状突起73の係
合面73aに常時圧接される。また、環状突起73の係
合面73aがテーパ状をなすので、脚部72とブッシュ
60とに多少の寸法バラツキがあっても、テーパ面のい
ずれかの箇所で密接し、軸方向だけでなく、径方向にも
ガタ付きなく係合するので、化粧プラグ70がガタ付き
なくしっかりと固定される。
【0043】なお、上記実施形態において、係合爪64
は、ブッシュ60の拡径円筒部62の周壁の対向する一
対の箇所に形成されているが、拡径円筒部62の周壁の
3箇所以上に、軸中心から放射状に均等な角度で形成し
てもよく、それによって化粧プラグ70の取付けの安定
性がよくなり、外れ防止効果が高められる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
化粧プラグの脚部を柔軟材の孔に挿入し、この孔内に配
置された支持部材の係合部材に上記脚部を係合させるよ
うにしたので、柔軟材の孔を塞ぐ化粧プラグを容易に抜
けてしまわないように、しっかりと固定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による化粧プラグの取付け構造をアーム
レストの支軸連結部に適用した一実施形態を示す分解斜
視図である。
【図2】同実施形態におけるアームレストの支軸連結部
の化粧プラグを挿入する前の状態を示す断面図である。
【図3】同実施形態におけるアームレストの支軸連結部
の化粧プラグを挿入した状態を示す断面図である。
【図4】同実施形態における化粧プラグの係合爪とブッ
シュのフランジとの係合状態を示す部分拡大断面図であ
る。
【図5】従来の化粧プラグ取付け構造の一例を示す断面
図である。
【図6】本発明による化粧プラグの取付け構造をアーム
レストの支軸連結部に適用した他の実施形態を示す分解
斜視図である。
【図7】図6のA−A矢示線に沿った化粧プラグの断面
図である。
【図8】図6のB−B矢示線に沿ったブッシュの断面図
である。
【図9】図9は化粧プラグをブッシュに係合させた状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
21 ブラケット 22 支軸 30 アームレスト 31 芯材 32 クッション材 33 表被材 34 孔 35 軸受 36,40 ブッシュ 42 フランジ 42c テーパ状部 47 ナット 50 化粧プラグ 51 頭部 52 脚部 53 スリット 54 爪部 60 ブッシュ 61 円筒部 62 拡径円筒部 64 係合爪 70 化粧プラグ 71 頭部 72 脚部 73 環状突起 73a 係合面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟材の孔を塞ぐ化粧プラグの取付け構
    造であって、前記化粧プラグは、前記柔軟材の孔内に挿
    入される脚部と、前記柔軟材の孔を塞ぐ頭部とを有して
    おり、前記孔内には前記柔軟材に連接された支持部材が
    配置され、この支持部材に設けた係合部材に前記脚部が
    係合していることを特徴とする化粧プラグ取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、前記柔軟材の孔に整合
    して設けられた軸受と、この軸受にブッシュを介して挿
    入された支軸とを有しており、前記ブッシュが前記係合
    部材を兼ねている請求項1記載の化粧プラグ取付け構
    造。
  3. 【請求項3】 前記脚部内周には係合爪が設けられ、前
    記ブッシュはフランジを有し、前記脚部を前記孔内に挿
    入したとき、前記脚部が前記フランジに外挿されて、前
    記係合爪が前記フランジに係合する請求項2記載の化粧
    プラグ取付け構造。
  4. 【請求項4】 前記脚部外周には環状突起が設けられ、
    前記ブッシュは内周に係合爪を有し、前記脚部を前記孔
    内に挿入したとき、前記脚部が前記ブッシュ内周に挿入
    されて、前記環状突起が前記係合爪に係合する請求項2
    記載の化粧プラグ取付け構造。
  5. 【請求項5】 前記脚部と前記係合部材との係合面の少
    なくとも一方がテーパ状をなしている請求項1〜4のい
    ずれか1つに記載の化粧プラグ取付け構造。
  6. 【請求項6】 前記頭部は、前記脚部に対してフランジ
    状に形成され、前記脚部が前記係合部材に係合したと
    き、前記頭部が前記柔軟材を押し付けるように、前記頭
    部下面と前記係合位置との距離が設定されている請求項
    1〜5のいずれか1つに記載の化粧プラグ取付け構造。
JP2000091333A 1999-12-01 2000-03-29 化粧プラグ取付け構造 Expired - Fee Related JP3719903B2 (ja)

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