JPH0346252Y2 - - Google Patents
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- JPH0346252Y2 JPH0346252Y2 JP1985129767U JP12976785U JPH0346252Y2 JP H0346252 Y2 JPH0346252 Y2 JP H0346252Y2 JP 1985129767 U JP1985129767 U JP 1985129767U JP 12976785 U JP12976785 U JP 12976785U JP H0346252 Y2 JPH0346252 Y2 JP H0346252Y2
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- JP
- Japan
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- lid
- trim
- insertion hole
- stopper
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- Prior art date
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Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 22
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 22
- 230000013011 mating Effects 0.000 claims description 22
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は止め具の取付構造に関する。
従来の技術
自動車の内装構造には、車体に固定する相手部
材としての相手トリムに、リツド部材としてリツ
ドトリムを、該相手トリム側に形成した取付部に
係脱する止め具を介して固定したものがある。こ
れを第4,5図に図示して説明すると、1は相手
トリムであつて、その一部に開口部2を形成して
ある。3はこの開口部2を閉塞するリツドトリム
であつて、相手トリム1に開口部2の下側縁との
間に連設した薄肉ヒンジ4を介して開閉自在に装
着してある。5は前記相手トリム1に配設した取
付部であつて、相手トリム1の開口部2の上側縁
の左右両側部から開口部2内に突設したブラケツ
ト6にねじ孔7を形成して構成されている。8は
この取付部5のねじ孔7に回動操作によつて係脱
される止め具としての取付ねじであつて、前記リ
ツドトリム3のねじ孔7と対応する部分に形成し
た挿通孔9をリツドトリム3の外側より貫通して
ねじ孔7に締付けられるようになつている。な
お、この類似構造は実開昭58−75135号公報に示
されている。
材としての相手トリムに、リツド部材としてリツ
ドトリムを、該相手トリム側に形成した取付部に
係脱する止め具を介して固定したものがある。こ
れを第4,5図に図示して説明すると、1は相手
トリムであつて、その一部に開口部2を形成して
ある。3はこの開口部2を閉塞するリツドトリム
であつて、相手トリム1に開口部2の下側縁との
間に連設した薄肉ヒンジ4を介して開閉自在に装
着してある。5は前記相手トリム1に配設した取
付部であつて、相手トリム1の開口部2の上側縁
の左右両側部から開口部2内に突設したブラケツ
ト6にねじ孔7を形成して構成されている。8は
この取付部5のねじ孔7に回動操作によつて係脱
される止め具としての取付ねじであつて、前記リ
ツドトリム3のねじ孔7と対応する部分に形成し
た挿通孔9をリツドトリム3の外側より貫通して
ねじ孔7に締付けられるようになつている。な
お、この類似構造は実開昭58−75135号公報に示
されている。
考案が解決しようとする問題点
しかし前述の構造においては、取付ねじ8をリ
ツドトリム3の挿通孔9に抜き差し自在に貫通さ
せただけであるので、リツドトリム3を開扉して
相手トリム1の開口部2で所要の作業を行なう場
合、取付ねじ8をねじ孔7から離脱させると共に
挿通孔9から抜き取つて別の場所に置き、リツド
トリム3を薄肉ヒンジ4を中心として開いて相手
トリム1の開口部2での所要の作業後に、再びリ
ツドトリム3を閉じ、前記別の場所に置いた取付
ねじ8を挿通孔9からねじ孔7に締付けなければ
ならず、リツドトリム3の開閉時に取付ねじ8を
紛失し易いものである。
ツドトリム3の挿通孔9に抜き差し自在に貫通さ
せただけであるので、リツドトリム3を開扉して
相手トリム1の開口部2で所要の作業を行なう場
合、取付ねじ8をねじ孔7から離脱させると共に
挿通孔9から抜き取つて別の場所に置き、リツド
トリム3を薄肉ヒンジ4を中心として開いて相手
トリム1の開口部2での所要の作業後に、再びリ
ツドトリム3を閉じ、前記別の場所に置いた取付
ねじ8を挿通孔9からねじ孔7に締付けなければ
ならず、リツドトリム3の開閉時に取付ねじ8を
紛失し易いものである。
したがつて本考案は止め具の紛失を阻止すると
共に、リツド部材の組付け作業性も向上すること
ができる止め具の取付構造を提供するものであ
る。
共に、リツド部材の組付け作業性も向上すること
ができる止め具の取付構造を提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段
本考案にあつては、相手部材側に取付部を配設
する一方、前記相手部材に装着するリツド部材の
前記取付部と対応する部分に挿通孔を形成し、こ
のリツド部材の背面に、前記挿通孔から側方に延
長する受容溝を形成し、この受容溝近傍のリツド
部材背面に、ベース部とスプリング部とアーム部
とからなる板状スプリングに形成した弾性部材の
ベース部を固定し、この弾性部材のスプリング部
を前記受容溝内に配置可能に形成し、この弾性部
材のアーム部を前記挿通孔に収納可能に形成し、
このアーム部に、回動操作によつて前記取付部に
係脱する止め具の中間部を、軸方向への移動が不
可能で周方向への回動が可能に組付け、この止め
具の先端をリツド部材の背面から外側面側に後退
配置したことにより、止め具の紛失と止め具先端
の取付部への衝接とを阻止するようにしてある。
する一方、前記相手部材に装着するリツド部材の
前記取付部と対応する部分に挿通孔を形成し、こ
のリツド部材の背面に、前記挿通孔から側方に延
長する受容溝を形成し、この受容溝近傍のリツド
部材背面に、ベース部とスプリング部とアーム部
とからなる板状スプリングに形成した弾性部材の
ベース部を固定し、この弾性部材のスプリング部
を前記受容溝内に配置可能に形成し、この弾性部
材のアーム部を前記挿通孔に収納可能に形成し、
このアーム部に、回動操作によつて前記取付部に
係脱する止め具の中間部を、軸方向への移動が不
可能で周方向への回動が可能に組付け、この止め
具の先端をリツド部材の背面から外側面側に後退
配置したことにより、止め具の紛失と止め具先端
の取付部への衝接とを阻止するようにしてある。
実施例
以下、本考案の実施例を図面と共に従来の構造
と同一部分に同一符号を付して詳述する。
と同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1〜3図に示すように、車体に固定する相手
部材としての相手トリム1側に取付部5Aを配設
してある。この取付部5Aは相手トリム1の下縁
前方に配設された車体パネル19にねじ20固定
したブラケツト21の上部に貫通孔10とこの貫
通孔10の一側に連通する逃げ溝11とを形成し
て構成されている。一方、相手トリム1と車体パ
ネル19とにわたる断面L字形のリツド部材とし
てのリツドトリム3Aは、その上壁3a端背部に
突設した係止片13と、相手トリム1の一部に形
成されて該係止片13を引掛ける嵌合孔12とか
らなる引掛部14を介して相手トリム1に開閉自
在に装着されている。このリツドトリム3Aの前
記取付部5Aの貫通孔10と対応する部分に挿通
孔9Aを形成し、この挿通孔9Aに回動操作によ
つて前記取付部5Aに係脱する止め具としてのク
リツプ22を弾性部材23を介して該クリツプ2
2の先端をリツドトリム3Aの背面3cから外側
面3d側に後退させて押動自在かつ回動自在に組
付けられている。前記クリツプ22はリツドトリ
ム3Aの外側面3dの挿通孔9Aまわりに当接し
得る回動操作部22aと、この回動操作部22a
の背面中央部に突設されて挿通孔9Aから貫通孔
10に挿入し得る軸部22bと、この軸部22b
の先端寄りの一側に突設されて取付部5Aの逃げ
溝11を通つてブラケツト21の背部に突出し得
る係止突起22cと、軸部22bの係止突起22
cと回動操作部22aとの間の外周面に環状に刻
設された支持溝22dとで構成されている。前記
弾性部材23はベース部23aとスプリング部2
3bとアーム部23cとからなる板状スプリング
に形成されている。ベース部23aは複数の取付
孔23dを備え、これら取付孔23dをリツドト
リム3Aの背面3cの挿通孔9Aより下方の部分
に突設した複数のリベツト部24夫々に挿入し、
これらリベツト部24の取付孔23dより突出し
た先端を圧潰してリツドトリム3Aに固定されて
いる。前記スプリング部23bはベース部23a
の上側縁から上方へ向けて蛇行しかつリツドトリ
ム3Aの外側面3d側へ向けて傾斜して延設さ
れ、リツドトリム3Aの背面3cに挿通孔9Aの
下部と連らなつて形成した受容溝25に収納され
るようになつている。前記アーム部23cはスプ
リング部23bの先端に突設されてリツドトリム
3Aの挿通孔9Aに収納される略C形のフオーク
状に形成され、リツドトリム3Aの挿通孔9Aに
挿入したクリツプ22の支持溝22dに上部開口
23eから嵌合して、クリツプ22の中間部を軸
方向への移動が不可能で周方向への回動が可能に
組付けている。このクリツプ22の中間部を弾性
部材23のアーム部23cに組付けた状態におい
て、クリツプ22の先端は、第2図に実線で示す
ように、リツドトリム3Aの背面3cから外側面
3d側に後退配置している。
部材としての相手トリム1側に取付部5Aを配設
してある。この取付部5Aは相手トリム1の下縁
前方に配設された車体パネル19にねじ20固定
したブラケツト21の上部に貫通孔10とこの貫
通孔10の一側に連通する逃げ溝11とを形成し
て構成されている。一方、相手トリム1と車体パ
ネル19とにわたる断面L字形のリツド部材とし
てのリツドトリム3Aは、その上壁3a端背部に
突設した係止片13と、相手トリム1の一部に形
成されて該係止片13を引掛ける嵌合孔12とか
らなる引掛部14を介して相手トリム1に開閉自
在に装着されている。このリツドトリム3Aの前
記取付部5Aの貫通孔10と対応する部分に挿通
孔9Aを形成し、この挿通孔9Aに回動操作によ
つて前記取付部5Aに係脱する止め具としてのク
リツプ22を弾性部材23を介して該クリツプ2
2の先端をリツドトリム3Aの背面3cから外側
面3d側に後退させて押動自在かつ回動自在に組
付けられている。前記クリツプ22はリツドトリ
ム3Aの外側面3dの挿通孔9Aまわりに当接し
得る回動操作部22aと、この回動操作部22a
の背面中央部に突設されて挿通孔9Aから貫通孔
10に挿入し得る軸部22bと、この軸部22b
の先端寄りの一側に突設されて取付部5Aの逃げ
溝11を通つてブラケツト21の背部に突出し得
る係止突起22cと、軸部22bの係止突起22
cと回動操作部22aとの間の外周面に環状に刻
設された支持溝22dとで構成されている。前記
弾性部材23はベース部23aとスプリング部2
3bとアーム部23cとからなる板状スプリング
に形成されている。ベース部23aは複数の取付
孔23dを備え、これら取付孔23dをリツドト
リム3Aの背面3cの挿通孔9Aより下方の部分
に突設した複数のリベツト部24夫々に挿入し、
これらリベツト部24の取付孔23dより突出し
た先端を圧潰してリツドトリム3Aに固定されて
いる。前記スプリング部23bはベース部23a
の上側縁から上方へ向けて蛇行しかつリツドトリ
ム3Aの外側面3d側へ向けて傾斜して延設さ
れ、リツドトリム3Aの背面3cに挿通孔9Aの
下部と連らなつて形成した受容溝25に収納され
るようになつている。前記アーム部23cはスプ
リング部23bの先端に突設されてリツドトリム
3Aの挿通孔9Aに収納される略C形のフオーク
状に形成され、リツドトリム3Aの挿通孔9Aに
挿入したクリツプ22の支持溝22dに上部開口
23eから嵌合して、クリツプ22の中間部を軸
方向への移動が不可能で周方向への回動が可能に
組付けている。このクリツプ22の中間部を弾性
部材23のアーム部23cに組付けた状態におい
て、クリツプ22の先端は、第2図に実線で示す
ように、リツドトリム3Aの背面3cから外側面
3d側に後退配置している。
以上の実施例構造によれば、第2図に示すよう
に、リツドトリム3Aを相手トリム1に引掛部1
4を介して連結すると共に、該引掛部14を中心
としてリツドトリム3Aを下方に回動し、リツド
トリム3Aで取付部5Aを被覆しながら、リツド
トリム3Aの前壁3b下端を車体パネル19に当
接させ、クリツプ22の係止突起22cと取付部
5Aの逃げ溝11との合せを取りつつ、クリツプ
22の操作部22aを弾性部材23のスプリング
部23bの弾力に抗して取付部5A側へ押動する
と、第3図に示すように、スプリング部23bが
ベース23aとの連接部23fを軸としてたわん
でベース部23と略直線になり、このスプリング
部23bのたわみで案内されつつ、クリツプ22
の係止突起22cと軸部22b先端とが取付部5
Aの逃げ溝11と貫通孔10とに挿入される。そ
して操作部22aがリツドトリム3Aに衝接した
ところで、操作部22aを例えば90度回転操作す
ると、係止突起22cがブラケツト21における
背面21aの貫通孔10まわりに対向配置して、
クリツプ22が取付部5Bに係着されるのである
が、この第3図に示す状態にあつては、弾性部材
23によつてクリツプ22に矢印Xで示す復元力
が作用して、係止突起22cがブラケツト21の
背面21aに圧接されるので、車体側からクリツ
プ22に振動が伝わつた場合でも、前記クリツプ
22と取付部5Aとの係着が確保される。
に、リツドトリム3Aを相手トリム1に引掛部1
4を介して連結すると共に、該引掛部14を中心
としてリツドトリム3Aを下方に回動し、リツド
トリム3Aで取付部5Aを被覆しながら、リツド
トリム3Aの前壁3b下端を車体パネル19に当
接させ、クリツプ22の係止突起22cと取付部
5Aの逃げ溝11との合せを取りつつ、クリツプ
22の操作部22aを弾性部材23のスプリング
部23bの弾力に抗して取付部5A側へ押動する
と、第3図に示すように、スプリング部23bが
ベース23aとの連接部23fを軸としてたわん
でベース部23と略直線になり、このスプリング
部23bのたわみで案内されつつ、クリツプ22
の係止突起22cと軸部22b先端とが取付部5
Aの逃げ溝11と貫通孔10とに挿入される。そ
して操作部22aがリツドトリム3Aに衝接した
ところで、操作部22aを例えば90度回転操作す
ると、係止突起22cがブラケツト21における
背面21aの貫通孔10まわりに対向配置して、
クリツプ22が取付部5Bに係着されるのである
が、この第3図に示す状態にあつては、弾性部材
23によつてクリツプ22に矢印Xで示す復元力
が作用して、係止突起22cがブラケツト21の
背面21aに圧接されるので、車体側からクリツ
プ22に振動が伝わつた場合でも、前記クリツプ
22と取付部5Aとの係着が確保される。
一方、第3図の状態にあるリツドトリム3Aを
開扉する場合には、クリツプ22の操作部22a
を90度逆転して係止突起22cが逃げ溝11と合
つたところで、操作部22aの押付力を和らげる
にしたがつて、弾性部材23のスプリング部23
bが第3図から第2図に示すように復元し、この
復元に追随しながら係止突起22cと軸部22b
先端とが逃げ溝11と貫通孔10とを通り抜け
て、クリツプ22が取付部5Aから離脱され、ス
プリング部23bが受容溝25に収納されて、ク
リツプ22の先端がリツドトリム3Aの背面3c
から外側面3d側に後退された状態になり、この
状態のまま弾性部材23を介してクリツプ22の
取付いたリツドトリム3Aを上方に持ち上げ、係
止片13を嵌合孔12から抜き取ることにより、
リツドトリム3Aを開扉することができる。そし
て、このリツドトリム3Aを再び閉扉するには、
前述と同様の手順、つまりリツドトリム3Aを相
手トリム1に引掛部14を介して連結すると共
に、該引掛部14を中心としてリツドトリム3A
を下方に回動し、リツドトリム3Aで取付部5A
を被覆しながら、リツドトリム3Aの前壁3b下
端を車体パネル19に当接するのであるが、この
ときクリツプ22の先端が第2図に示すようにリ
ツドトリム3Aの背面3cから外側面3d側に後
退しており、取付部5Aのブラケツト21に衝接
することはない。
開扉する場合には、クリツプ22の操作部22a
を90度逆転して係止突起22cが逃げ溝11と合
つたところで、操作部22aの押付力を和らげる
にしたがつて、弾性部材23のスプリング部23
bが第3図から第2図に示すように復元し、この
復元に追随しながら係止突起22cと軸部22b
先端とが逃げ溝11と貫通孔10とを通り抜け
て、クリツプ22が取付部5Aから離脱され、ス
プリング部23bが受容溝25に収納されて、ク
リツプ22の先端がリツドトリム3Aの背面3c
から外側面3d側に後退された状態になり、この
状態のまま弾性部材23を介してクリツプ22の
取付いたリツドトリム3Aを上方に持ち上げ、係
止片13を嵌合孔12から抜き取ることにより、
リツドトリム3Aを開扉することができる。そし
て、このリツドトリム3Aを再び閉扉するには、
前述と同様の手順、つまりリツドトリム3Aを相
手トリム1に引掛部14を介して連結すると共
に、該引掛部14を中心としてリツドトリム3A
を下方に回動し、リツドトリム3Aで取付部5A
を被覆しながら、リツドトリム3Aの前壁3b下
端を車体パネル19に当接するのであるが、この
ときクリツプ22の先端が第2図に示すようにリ
ツドトリム3Aの背面3cから外側面3d側に後
退しており、取付部5Aのブラケツト21に衝接
することはない。
また前記実施例にあつては、クリツプ22の先
端のリツドトリム3Aの背面3cから外側面3d
側への後退を、挿通孔9A内に位置した状態で図
示した場合を例示して説明したけれども、第2図
に一点鎖線で示すようにクリツプ22の先端をリ
ツドトリム3Aの背面3cよりわずかに、具体的
にはリツドトリム3Aと取付部5Aとで設定され
る隙間δ内に位置するように、突出させても同様
の効果がある。
端のリツドトリム3Aの背面3cから外側面3d
側への後退を、挿通孔9A内に位置した状態で図
示した場合を例示して説明したけれども、第2図
に一点鎖線で示すようにクリツプ22の先端をリ
ツドトリム3Aの背面3cよりわずかに、具体的
にはリツドトリム3Aと取付部5Aとで設定され
る隙間δ内に位置するように、突出させても同様
の効果がある。
考案の効果
以上のように本考案によれば、リツド部材の背
面に、このリツド部材の挿通孔から側方に延長す
る受容溝を形成し、この受容溝近傍のリツド部材
背面に、板状スプリングなる弾性部材のベース部
を固定して、この弾性部材のスプリング部を前記
受容溝内に配置する一方、前記挿通孔に収納可能
に形成した弾性部材のアーム部に、止め具の中間
部を、軸方向への移動が不可能で周方向への回動
が可能に組付け、この止め具の先端をリツド部材
の背面から外側面側に後退配置してあるので、リ
ツド部材背面への突出量を少なくした状態で弾性
部材を固定できるとともに、止め具の軸方向の寸
法を短くできるうえ、止め具を取付部に係着し
て、リツド部材を相手部材に取り付けた状態にお
いて、弾性部材に十分な復元力を発生することが
でき、止め具のリツド部材の内外への突出量も少
なくなり、見栄えも良く、乗員が止め具にぶつか
りにくく、リツド部材内での収納スペースも大き
くなる。しかも、リツド部材の開閉に際して止め
具がリツド部材から離脱することなく、リツド部
材に取付いており、止め具の紛失を阻止すること
ができるばかりでなく、リツド部材を相手部材に
装着する際に、止め具の先端が相手部材側の取付
部に衝接することもなく、リツド部材の組付け作
業性も向上することができるという利点がある。
面に、このリツド部材の挿通孔から側方に延長す
る受容溝を形成し、この受容溝近傍のリツド部材
背面に、板状スプリングなる弾性部材のベース部
を固定して、この弾性部材のスプリング部を前記
受容溝内に配置する一方、前記挿通孔に収納可能
に形成した弾性部材のアーム部に、止め具の中間
部を、軸方向への移動が不可能で周方向への回動
が可能に組付け、この止め具の先端をリツド部材
の背面から外側面側に後退配置してあるので、リ
ツド部材背面への突出量を少なくした状態で弾性
部材を固定できるとともに、止め具の軸方向の寸
法を短くできるうえ、止め具を取付部に係着し
て、リツド部材を相手部材に取り付けた状態にお
いて、弾性部材に十分な復元力を発生することが
でき、止め具のリツド部材の内外への突出量も少
なくなり、見栄えも良く、乗員が止め具にぶつか
りにくく、リツド部材内での収納スペースも大き
くなる。しかも、リツド部材の開閉に際して止め
具がリツド部材から離脱することなく、リツド部
材に取付いており、止め具の紛失を阻止すること
ができるばかりでなく、リツド部材を相手部材に
装着する際に、止め具の先端が相手部材側の取付
部に衝接することもなく、リツド部材の組付け作
業性も向上することができるという利点がある。
第1図は本考案の一実施例の要部を分解して示
す斜視図、第2図は同実施例の止め具を取付部か
ら離脱した状態を示す断面図、第3図は同実施例
の止め具を取付部に係着した状態を示す断面図、
第4図は従来の止め具の取付構造を示す全体外観
斜視図、第5図は第4図のV−V線に沿う断面図
である。 1……相手トリム、3,3A……リツドトリ
ム、3c……背面、3d……外側面、5,5A…
…取付部、8……取付ねじ、9,9A……挿通
孔、22……クリツプ、23……弾性部材、23
a……ベース部、23b……スプリング部、23
c……アーム部、25……受容溝。
す斜視図、第2図は同実施例の止め具を取付部か
ら離脱した状態を示す断面図、第3図は同実施例
の止め具を取付部に係着した状態を示す断面図、
第4図は従来の止め具の取付構造を示す全体外観
斜視図、第5図は第4図のV−V線に沿う断面図
である。 1……相手トリム、3,3A……リツドトリ
ム、3c……背面、3d……外側面、5,5A…
…取付部、8……取付ねじ、9,9A……挿通
孔、22……クリツプ、23……弾性部材、23
a……ベース部、23b……スプリング部、23
c……アーム部、25……受容溝。
Claims (1)
- 相手部材に取付部を配設する一方、前記相手部
材に装着するリツド部材の前記取付部と対応する
部分に、挿通孔を形成するとともに、このリツド
部材の背面に、前記挿通孔から側方に延長する受
容溝を形成し、この受容溝近傍のリツド部材背面
に、ベース部とスプリング部とアーム部とからな
る板状スプリングに形成した弾性部材のベース部
を固定し、この弾性部材のスプリング部を前記受
容溝内に配置可能に形成し、この弾性部材のアー
ム部を前記挿通孔に収納可能に形成し、このアー
ム部に、回動操作によつて前記取付部に係脱する
止め具の中間部を、軸方向への移動が不可能で周
方向への回動が可能に組付け、この止め具の先端
をリツド部材の背面から外側面側に後退配置した
ことを特徴とする止め具の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985129767U JPH0346252Y2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985129767U JPH0346252Y2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6237610U JPS6237610U (ja) | 1987-03-05 |
JPH0346252Y2 true JPH0346252Y2 (ja) | 1991-09-30 |
Family
ID=31026636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985129767U Expired JPH0346252Y2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0346252Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014029736A (ja) * | 2013-11-13 | 2014-02-13 | Oki Electric Ind Co Ltd | 自動取引装置 |
KR102527131B1 (ko) * | 2021-07-22 | 2023-05-02 | 엔브이에이치코리아(주) | 펜더 인슐레이터 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4207655A (en) * | 1977-04-25 | 1980-06-17 | Rexnord Inc. | Self-aligning quarter-turn fastener assembly |
-
1985
- 1985-08-26 JP JP1985129767U patent/JPH0346252Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4207655A (en) * | 1977-04-25 | 1980-06-17 | Rexnord Inc. | Self-aligning quarter-turn fastener assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6237610U (ja) | 1987-03-05 |
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