JPH0527290Y2 - - Google Patents

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JPH0527290Y2
JPH0527290Y2 JP1984155760U JP15576084U JPH0527290Y2 JP H0527290 Y2 JPH0527290 Y2 JP H0527290Y2 JP 1984155760 U JP1984155760 U JP 1984155760U JP 15576084 U JP15576084 U JP 15576084U JP H0527290 Y2 JPH0527290 Y2 JP H0527290Y2
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hinge
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synthetic resin
folded
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は自動車のガスフイラーリツド、グロ
ーブボツクスリツド等の車両用合成樹脂製リツド
に関するものである。
〔従来の技術〕
車両のガスフイラーリツド、グローブボツクス
リツド等のリツドとして、ほぼ板状のリツド本体
から内側に突出する突出部を有するように合成樹
脂により一体成形された合成樹脂製リツドが使用
されている。
第4図は自動車の車体の側面図、第5図は例え
ば実開昭50−26521号に記載された従来のガスフ
イラーリツドを示す第4図のA−A断面図であ
る。図面において1は車体、2は車体1の後部外
板の凹部1aを覆うように設けられたリツド(ガ
スフイラーリツド)である。ガスフイラーリツド
2は板状のリツド本体3の一端部にU字状屈曲部
4を介してヒンジ片5が突出し、他端部に係止部
6が内側に突出するように合成樹脂により一体成
形されている。このリツド2は自由状態では鎖線
2aの位置にあり、弾性変形により実線位置まで
屈曲して係合するようになつている。ヒンジ片5
はブラケツト7に係合し、係止部6は閉状態にお
いてフツク8に係合し、突起9を中心側に引くこ
とによりリツド2は復元力により開くようになつ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の車両用合成樹
脂製リツドにおいては、U字状屈曲部4および係
止部6などの突出部はリツド本体3から直接内向
に突出しているため、リツド2を合成樹脂の射出
成形により一体成形すると、リツド本体3の表面
にひけが発生して外観を害するとともに、リツド
2が観音開き用のリツドとして使用される場合に
は、弾性に乏しいので、多少の寸法誤差によつて
も開閉がスムースに行えないなどの問題点があつ
た。
この考案は上記問題点に着目してなされたもの
で、リツド本体の端部から折返えし部を介して突
出部を形成することにより、表面にひけが発生せ
ず、かつ弾性に富む車両用合成樹脂製リツドを提
供する。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、ほぼ板状のリツド本体と、このリ
ツド本体の一端を裏面方向へ折曲げた形状に形成
された折返えし部を介して車体の内側に突出する
ヒンジ部と、前記リツド本体の他端を裏面方向へ
折曲げた形状に形成された折返えし部を介して車
体の内側に突出する係止部とが合成樹脂により一
体成形されたリツドであつて、 前記ヒンジ部および係止部とリツド本体とを連
結する折返えし部は、リツド本体の裏面に伸びる
延長部として、リツド本体、ヒンジ部および係止
部とほぼ同じ厚さに形成されていることを特徴と
する車両用合成樹脂製リツドである。
〔作用〕
上記構成のリツドは合成樹脂の射出成形により
一体成形され、車体の凹部を覆うように取付けて
使用される。リツドのヒンジ部および係止部とリ
ツド本体とを連結する折返えし部は、リツド本体
の端部を裏面方向へ折曲げて、リツド本体の裏面
に伸びる延長部として形成され、かつリツド本
体、ヒンジ部および係止部とほぼ同じ厚さに形成
されているため、表面にひけは発生しない。また
折返えし部は弾性を有するため、観音開き用のリ
ツドとして使用する場合、寸法誤差があつてもス
ムースに開閉することができる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例に基づいて説明
する。第1図ないし第3図はこの考案をガスフイ
ラーリツドに実施した実施例を示し、第1図はリ
ツドを示す第4図のA−A断面図、第2図はリツ
ドの裏面から見た斜視図、第3図は取付状態を示
す第4図のA−A断面図であり、第4図および第
5図と同一符号は同一または相当部分を示す。
リツド2は車体1のガスフイラーチユーブ(図
示せず)が開口する凹部1aを覆うように取付け
られるもので、ほぼ平板状に形成されたリツド本
体3と、このリツド本体3の一端から折返えし部
11を介して車体1の内側に向けてほぼ円弧状に
突出しかつ先端にヒンジ軸12を有するように一
体的に形成されたヒンジ部13と、前記リツド本
体3の他端から折返えし部14を介して車体1の
内側に向けて突出しかつ先端に係合部を有するよ
うに形成された係止部15と、前記ヒンジ部13
の円弧状部から外側に向けて突出する凸部16,
17と、前記係止部15をはさむように両側に設
けられた緩衝材保持部18と、ヒンジ部13およ
び係止部15の片側全長にわたつて設けられたリ
ブ19,20とを有し、ミネラルフイルドポリア
ミド樹脂等の耐熱性を有しかつ高弾性を有する合
成樹脂の射出成形により一体成形されている。折
返えし部11,14はリツド本体3ならびに突出
部であるヒンジ部13および係止部15とほぼ同
じ厚さに形成され端部を裏面方向へ折曲げて、リ
ツド本体3の裏面に伸びる延長部として形成さ
れ、リッド本体3の端部を裏面方向へ折曲げて、
リッド本体3の裏面に伸びる延長部として形成さ
れている。
車体1の凹部1aの一方の側壁には、ヒンジボ
ツクス21が取付けられている。同様の合成樹脂
により成形されたヒンジボツクス21の内部には
ヒンジ部13が収容されており、これに軸受けさ
れたヒンジ軸12を中心に回転するようになつて
いる。ヒンジボツクス21には金属製の板ばね2
2が取付けられており、その先端部22aはリツ
ド2の閉状態において、リツド本体3側に設けら
れた凸部16に当接し、リツド本体3を開方向に
付勢している。また板ばね22には凹部22bが
形成されており、リツド2の開状態において、ヒ
ンジ軸12側に設けられた凸部17と係合するよ
うになつている。
係止部15の係合部15aは車体1の一部から
出没可能に突出するピン23に係合してリツド2
を閉位置に係止するようになつている。緩衝材保
持部18には緩衝材(図示せず)が取付けられ、
リツド2の閉位置において車体1と当接し、緩衝
作用を行うようになつている。
以上の構成において、リツド2は高弾性を有す
る合成樹脂の射出成形により一体成形され、第3
図に示すように車体1の凹部1aを覆うように取
付けて使用される。一体成形されたリツド2は、
折返えし部11,14ならびに突出部であるヒン
ジ部13および係止部15がリツド本体3の延長
部として形成されるため、リツド本体3の表面に
ひけが発生しない。リブ19,20もリツド本体
3の厚さの2/3以下の厚さであればひけは発生し
ない。
第3図はリツド2の閉状態を示しており、係止
部15はピン23と係合し、ヒンジ部13はヒン
ジボツクス21に収容され、板ばね22は凸部1
6を介してリツド本体3を開方向に付勢してい
る。この状態でピン23を後退させて係止部15
との係合を解除すると、板ばね22の押圧力によ
つて、リツド本体3が開く。このときヒンジ部1
3はヒンジ軸12を中心に回転してヒンジボツク
ス21から押出される。板ばね22の押圧力によ
り一定開度に開いた後は手でリツド本体3を開く
と、ヒンジ部13の凸部17が板ばね22の凹部
22bに係合し、リツド本体3は開位置で係止さ
れる。
リツド2を閉じるときは、リツド本体3を手で
押すと、凸部17と凹部22bの係合は解除さ
れ、さらにリツド本体3を閉じると、凸部16で
板ばね22の先端部22aを押した状態で、係止
部15がピン23を押開いて挿入され、その後ピ
ン23が前進復帰して係止部15と係合する。
上記のようにリツド2が観音開き式に開閉する
場合、折返えし部11,14が弾性を有するた
め、組付後の寸法誤差がある場合でも折返えし部
11,14の弾性変形により開閉をスムースに行
うことができる。折返えし部11,14をリツド
本体3とほぼ同じ厚さにすると、特にひけの発生
が少なく、弾性に富むリツド2が得られる。
なお、以上の説明において、この考案はガスフ
イラーリツドに限らず、グローブボツクスその他
の車両用リツドにも適用可能である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、リツド本体のヒンジ部およ
び係止部とリツド本体とを連結する折返えし部
は、リツド本体の端部を裏面方向へ折曲げて、リ
ツド本体の裏面に伸びる延長部として形成され、
かつリツド本体、ヒンジ部および係止部とほぼ同
じ厚さに形成されているため、部品点数が少なく
て、製造が容易であり、しかも表面にひけが発生
せず、優れた外観を有し、弾性に富むリツドが得
られ、観音開き式に開閉する場合でも寸法誤差に
拘らず、スムースに開閉できるなどの効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示
し、第1図はリツドを示す第4図のA−A断面
図、第2図はリツドの裏面から見た斜視図、第3
図は取付状態を示す第4図のA−A断面図、第4
図は車体の側面図、第5図は従来のリツドを示す
第4図のA−A断面図である。各図中、同一符号
は同一または相当部分を示す。 1……車体、2……リツド、3……リツド本
体、11,14……折返えし部、13……ヒンジ
部、15……係止部、16,17……凸部、1
9,20……リブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ほぼ板状のリツド本体と、このリツド本体の一
    端を裏面方向へ折曲げた形状に形成された折返え
    し部を介して車体の内側に突出するヒンジ部と、
    前記リツド本体の他端を裏面方向へ折曲げた形状
    に形成された折返えし部を介して車体の内側に突
    出する係止部とが合成樹脂により一体成形された
    リツドであつて、 前記ヒンジ部および係止部とリツド本体とを連
    結する折返えし部は、リツド本体の裏面に伸びる
    延長部として、リツド本体、ヒンジ部および係止
    部とほぼ同じ厚さに形成されていることを特徴と
    する車両用合成樹脂製リツド。
JP1984155760U 1984-10-17 1984-10-17 Expired - Lifetime JPH0527290Y2 (ja)

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JPS6171522U JPS6171522U (ja) 1986-05-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0534261Y2 (ja) * 1986-06-25 1993-08-31

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835423B2 (ja) * 1979-04-16 1983-08-02 日本電信電話株式会社 デ−タ交換網における接続制御方式

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50104060U (ja) * 1974-01-31 1975-08-27
JPS5835423U (ja) * 1981-09-02 1983-03-08 日産車体株式会社 自動車用燃料タンクの蓋体装置

Patent Citations (1)

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JPS5835423B2 (ja) * 1979-04-16 1983-08-02 日本電信電話株式会社 デ−タ交換網における接続制御方式

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JPS6171522U (ja) 1986-05-15

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