JPH0534261Y2 - - Google Patents

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JPH0534261Y2
JPH0534261Y2 JP1986097193U JP9719386U JPH0534261Y2 JP H0534261 Y2 JPH0534261 Y2 JP H0534261Y2 JP 1986097193 U JP1986097193 U JP 1986097193U JP 9719386 U JP9719386 U JP 9719386U JP H0534261 Y2 JPH0534261 Y2 JP H0534261Y2
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lid
bracket
fuel injection
vehicle body
spring
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JP1986097193U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車両用燃料口のリツド開閉装置に関
するものである。
〔従来技術〕
車両用燃料口のリツド開閉装置としては種々の
ものがあるが、この中で、リツドの裏面から湾曲
する腕部を設け、その腕部を回動自在に支持する
ようにした、所謂グースネツク式のリツド開閉装
置が用いられることがある。(GM社1984年発行
「1985 FISHER BODY SERVICE MANUAL」
参照) 第3図乃至第5図は、従来の構造を示す図であ
る。
車体10の側面には燃料注入部11が陥没して
設けられており、この燃料注入部11の側壁12
にはブラケツト30が取付けられている。このブ
ラケツト30は合成樹脂等により成るもので、袋
状の形状をなし、その開口周縁には取付フランジ
31が一体に形成されており、取付フランジ31
の上部と下部にはそれぞれネジ70が貫通できる
ネジ穴32が設けられている。ブラケツト30の
内部には支軸50が設けられており、燃料注入部
を覆うリツド20の裏面から一体的に延設された
腕部21は湾曲して形成され、その端部が支軸5
0によつて回動自在に支持されている。一方、ブ
ラケツト30の内部の車体内側面には弧状のバネ
片40がリベツト60によつて取付けられてい
る。車体10への組付時には、あらかじめブラケ
ツト30にリツド20、バネ片等を装着した後、
ワツシヤ80を介してネジ70でブラケツト30
を燃料注入部11の側壁12に締着する。
以上のような構成により、リツド20は支軸5
0を中心に回動するが、リツド20の閉時におい
ては腕部21はブラケツト30の内部に収納さ
れ、腕部21がバネ片40をたわませて付勢力を
生じさせる。
このように、湾曲した腕部21を有するリツド
20を用いた場合リツド20の開時において車体
10とリツド20との間に十分なすき間lを設け
るとができ、これにより車体10とリツド20と
が互いに接触して傷が発生することが防止でき
る。また、合成樹脂製のブラケツト30を用いる
ことにより、組付性のよい構造が得られるように
なつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のような構造にあつては、
バネ片40がブラケツト30の内部でリベツト6
0止めされているので、バネ片40の付勢力が弱
まる等の理由でこのバネ片40を交換しなければ
ならなくなつた場合にはネジ70を緩めてブラケ
ツト30を車体10から取外した後に、リベツト
60を外してバネ片40を付け換えねばならず、
作業性が悪かつた。
また、車体10の塗装工程においては車体10
とリツド20とを同色で塗装するために、リツド
20を車体10に取付けた状態で一体塗装を行う
が、このとき、ブラケツト30の内部に塗料が入
り込み、バネ片40と腕部21との互いに接触す
る部分に塗料が付着して表面に凹凸ができ、両者
の接触部の摩擦が大きくなり、バネ片40の付勢
力が弱められ、リツド20を開くために十分な力
を与えることができなくなるということが懸念さ
れる。
さらに、リツド20を開いた状態において、外
側からブラケツト30の内部が具視できるので、
外観上の見映えが悪いという問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は以上のような従来の問題点を解決する
ために、車体の燃料注入部に車体内側に突設させ
て取付けられる中空のブラケツトにリツドの裏面
から延設された腕部を回動自在に枢着するととも
に、前記リツドの閉時には前記腕部が前記ブラケ
ツトの中空部内に収納される車両用燃料注入部の
リツド開閉装置において、前記ブラケツトの開口
縁にプレートを設けるとともに、該プレートには
前記リツド開時に車体の燃料注入部へ突出しない
位置に存するようにスプリング部を一体的に形成
する一方、前記リツドの閉時に前記腕部の前記ブ
ラケツト内に収納される部位に切欠部を設け、前
記プレートと前記ブラケツトとを車体の燃料注入
部に共締め固定し、前記リツドの閉時には前記ス
プリング部を前記ブラケツトの中空部内における
前記切欠部の縁部に当接させて前記リツドを開方
向に付勢したことを特徴としている。
〔作用〕
このような手段によれば、ブラケツトおよびプ
レートを共締めしている締結手段を外すことによ
り、容易にプレートを新しい部品に交換すること
ができる。
また、腕部の係止部は直角に近い角度でスプリ
ングに当接するので塗料の付着による影響を受け
ずに済み、かつ、従来に比べて支軸からの距離が
遠い点で、スプリングの付勢力を腕部に伝えるこ
とができるので、リツドには安定した十分な力を
与えることができる。
さらに、スプリングによつてブラケツトの内部
を隠すことができるので、外観品質上良好なリツ
ド開閉装置を得ることができる。また、リツド開
時にスプリング部がプレートよりリツドの内側の
燃料注入部内に突出しない位置にあるので、スプ
リング部が給油ガンと干渉することがない。この
結果、燃料注入部を小型化することができ、車体
剛性の向上を図ることができるとともに、リツド
を小型化することができ、見栄えの向上を図るこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本考案を実施例に基いて説明する。第1
図及び第2図は本考案の一実施例を示す図であ
る。
車体1には、ベース部1′を取付けることによ
つて外側へ向いて開口する燃料注入部1aが設け
てあり、燃料注入部1aの側壁1bにはブラケツ
ト3を取付けるためのネジ穴1c及びブラケツト
収納穴1dが設けられている。(以下、ベース部
1′を含めて車体1という。) ブラケツト3は合成樹脂等により成り、中空で
袋状の形状をなし、その開口周縁には取付フラン
ジ3aが一体に形成されている。取付フランジ3
aの上部にはボルト7を通すための貫通穴3b
が、下部には貫通長穴3cが設けられている。ブ
ラケツト3の奥にはリツド2の回動の中心となる
支軸5が設けられている。
燃料注入部1aを覆うリツド2の裏面からは、
このリツド2と一体的に設けられた腕部2aが湾
曲して延び、この腕部2aの端部は支軸5によつ
て回動自在に支持されている。腕部2aには係止
部が、より具体的にはプレート4のスプリング部
4aの先端が入り込めるように切欠部としての穴
部2bが設けられている。
プレート4は略E字形の平板状で、中央にはス
プリング部4aが一体に設けられており、ブラケ
ツト3の取付フランジ3aに対応するように、上
部には貫通穴4b、下部には貫通長穴4cが設け
られている。
以上のような構成により、リツド2を車体1に
取付けるときには、あらかじめリツド2とブラケ
ツト3を組付けておき、ブラケツト3を燃料注入
部1aの側壁1bに配置した後、取付フランジ3
aにプレート4を重ね、ボルト7によつて締着す
る。
リツド2を車体1に取付けた状態において、リ
ツド2を開き状態から閉じていく場合、閉じてい
くにしたがつて腕部2aはブラケツト3内に収納
されていくが、ある開き角になるとスプリング部
4aに先端が穴部2bの中に入つた状態になり、
さらに開き角を小さくするとある開き角で穴部2
bの縁部2cがスプリング部4aに当接し、それ
以上閉じるとスプリング部4aがたわんで、リツ
ド2を開こうとする付勢力が生じる。
上述のような構造によつて、スプリング部4a
を一体に設けてなるプレート4はボルト7により
締着されるので、スプリング部4aの発生する付
勢力が弱まる等の理由でプレート4を交換すると
きには、ボルト7を外すことにより、従来のよう
にリベツト60を脱着することなく、容易に部品
交換ができる。
また、穴部2bの縁部2cがスプリング部4a
に直角に近い角度で当接して付勢力を発生するよ
うなつており、従来の面と面がすべるように接触
して付勢力を発生させる場合に比べて、表面に付
着する塗料の影響が少なく、それとともに、従来
よりも支軸5からの距離が遠い所に付勢力が作用
することになるので、安定した十分な力をリツド
2に伝えることができる。そして、スプリング部
4aのストロークは従来と違つて、ブラケツト3
の形状による制約を受けることがなく、設計上の
自由度が大きくなつている。
さらに、スプリング部4aがブラケツト3の開
口を覆うように突設されているので、リツド2の
開時においても、このスプリング部4aによつて
ブラケツト3の内部が隠され、外観上も良好に保
たれる。また、リツド2開時にスプリング部4a
がプレート4よりリツド2の内側の燃料注入部1
a内に突出しない位置にあるので、スプリング部
4aが給油ガンと干渉することがない。この結
果、燃料注入部1aを小型化することができ、車
体1の剛性向上を図ることができるとともに、リ
ツド2を小型化することができ、見栄えの向上を
図ることができる。
ここで、ブラケツト3は合成樹脂等で成形され
ており硬度が比較的低い場合、従来はワツシヤ8
0を介さなくては締結できなかつたが、本構造に
おいては、プレート4がワツシヤの役目も兼ねる
ので部品点数が少なく済むとともに、取付フラン
ジ3aを覆うようにプレート4が取付くので、こ
のプレート4によつて、取付フランジ3aが補強
され、ブラケツト3が変形しないような構造とな
つている。なお、ブラケツト3の取付フランジ3
aの下部およびプレート4の下部にそれぞれ貫通
長穴3b、貫通長穴4cを設けることにより、上
下のボルト7間の寸法のバラツキを吸収できるよ
うになつている。
〔考案の効果〕
以上述べてきたように、本考案によれば、補修
作業が容易にでき、安定して十分な付勢力をリツ
ドに作用させることができ、リツド開時の外観上
の見映えが良く、ブラケツトの強度の優れた構造
を、従来よりも少い部品点数で得ることができ
る。また、リツド開時にスプリング部がプレート
よりリツドの内側の燃料注入部内に突出しない位
置にあるので、スプリング部が給油ガンと干渉す
ることがない。この結果、燃料注入部を小型化す
ることができ、車体剛性の向上を図ることができ
るとともに、リツドを小型化することができ、見
栄えの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す第4図相当
の断面図、第2図は第5図相当の斜視図、第3図
は本考案に関わるリツドの部位を示す斜視図、第
4図は従来構造を示す第3図−断面を示す断
面図、第5図は従来構造を示す分解斜視図であ
る。 1……車体、1a……燃料注入部、2……リツ
ド、2a……腕部、2b……穴部(切欠部)、2
c……縁部、3……ブラケツト、4……プレー
ト、4a……スプリング部、5……支軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の燃料注入部に車体内側に突設させて取付
    けられる中空のブラケツトにリツドの裏面から延
    設された腕部を回動自在に枢着するとともに、前
    記リツドの閉時には前記腕部が前記ブラケツトの
    中空部内に収納される車両用燃料注入部のリツド
    開閉装置において、前記ブラケツトの開口縁にプ
    レートを設けるとともに、該プレートには前記リ
    ツド開時に車体の燃料注入部へ突出しない位置に
    存するようにスプリング部を一体的に形成する一
    方、前記リツドの閉時に前記腕部の前記ブラケツ
    ト内に収納される部位に切欠部を設け、前記プレ
    ートと前記ブラケツトとを車体の燃料注入部に共
    締め固定し、前記リツドの閉時には前記スプリン
    グ部を前記ブラケツトの中空部内における前記切
    欠部の縁部に当接させて前記リツドを開方向に付
    勢したことを特徴とする車両用燃料注入部のリツ
    ド開閉装置。
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JPS632621U JPS632621U (ja) 1988-01-09
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JPS6056630A (ja) * 1983-09-07 1985-04-02 Nissan Motor Co Ltd フュエルフィラ−リッドの取付構造

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