JP2515818Y2 - 自動車のフューエルリッド装置 - Google Patents

自動車のフューエルリッド装置

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JP2515818Y2
JP2515818Y2 JP40358890U JP40358890U JP2515818Y2 JP 2515818 Y2 JP2515818 Y2 JP 2515818Y2 JP 40358890 U JP40358890 U JP 40358890U JP 40358890 U JP40358890 U JP 40358890U JP 2515818 Y2 JP2515818 Y2 JP 2515818Y2
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JP
Japan
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pin
nut
lid
vehicle body
base member
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JP40358890U
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幸司 吉田
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車体に対して開閉自在
に枢支されたリッド本体を有する自動車のフューエルリ
ッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料注入口用のキャップを覆い、燃料注
入時には開放されるリッド本体を備えた自動車のフュー
エルリッド装置は従来より周知である。
【0003】図4はその一例の外観を示し、リッド本体
1は実線で示す閉位置と鎖線で示した開位置との間を回
動可能に車体2に枢支されている。図5及び図6はこの
ようなリッド本体1を備えた従来のフューエルリッド装
置の一例を示しており、ここに示したリッド本体1は図
5に鎖線で示したアウタパネル3と、これに溶接又はヘ
ミング加工によって一体に固着されたインナパネル4と
を有している。インナパネル4の一端側には一対のカー
ル部6が形成され、これらのカール部6にピン7aが相
対回転可能に挿通されている。またベース部材8aにも
一対のカール部9aが形成され、かかるカール部9aも
上述のピン7aに嵌合している。
【0004】一方、車体2の外板10に形成された凹入
部11の底部には、図示していない燃料注入ガンを挿入
するための開口12(図4)が形成され、この開口12
に隣接した位置にベース部材8aがボルト13aによっ
て固着されている。
【0005】通常、リッド本体1はそのアウタパネル3
が車外側を向いた状態で、図4に実線で示した如く閉鎖
され、このときリッド本体1の自由端側が図示していな
いロック装置によって車体2に対して係止される。燃料
の注入時にはリッド本体1をピン7aのまわりに回動さ
せ、該本体1を図4に鎖線で示した位置に開く。燃料の
注入作業終了後リッド本体1は再び図4に実線で示した
ように閉じられる。
【0006】このように従来のフューエルリッド装置
も、そのリッド本体1が燃料注入口のキャップを覆って
いるため、車体2の外観低下を防止することができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、図6に示し
た車体外板10の凹入部11の深さH1,H2は車体製
造時の誤差により多少ばらつき、これが大きめに形成さ
れたり、逆に小さめに形成されることは一般に避けられ
ない。これによって、リッド本体1のアウタパネル3の
外面が、車体の外板面に沿わなくなることがあった。す
なわち、凹入部11の深さH1,H2が設計値通りの寸
法になっていれば、リッド本体1の外面は車体2の外板
面とほぼ面一状となり、その外観を美しく保つことがで
きるのであるが、前述のように深さH1,H2がばらつ
くため、リッド本体1の外面が車体2の外板面に対して
わずかに凹入したり、逆に突出して、見ばえが低下する
恐れがあったのである。
【0008】本考案の目的は、上述の従来の欠点を簡単
な構成によって除去した自動車のフューエルリッド装置
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、車体に固着されたベース部材と、該ベース
部材に回転可能に支持され、かつ互いに間隔をあけて配
置された一対のナットと、各ナットのめねじに螺合した
おねじを各端部に有するほぼコの字形のピンと、該ピン
の各端部を各ナットに対して固定する係止部材と、前記
ピンの中間部分に回動可能に枢着されたリッド本体とを
具備して成る自動車のフューエルリッド装置を提案す
る。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0011】図1乃至図3は本考案に係るフューエルリ
ッド装置の一例を示し、そのリッド本体1は従来と同様
に、図1に鎖線で示したアウタパネル3と、これに溶接
又はヘミング加工によって固着されたインナパネル4と
から構成されている。符号7で示すものは、ほぼコの字
形に形成されたピンであり、このピン7の各端部にはお
ねじ20がそれぞれ形成されている。かかるピン7の中
間部分にリッド本体1のインナパネル端部に形成された
カール部6が相対回転可能に嵌合しており、これによっ
てリッド本体1がピン7の中間部分に回動可能に枢着さ
れる。
【0012】一方、従来と同様に車体2の外板10に形
成された凹入部11の底部には、燃料注入ガン挿入用の
開口12(図4)が形成されていて、この開口12に隣
接した位置に、図1に明示したベース部材8が溶接(又
はボルトなど)によって固着されている。
【0013】このようにして車体2に固着されたベース
部材8には、互いに間隔をあけて配置された一対のナッ
ト21がその軸線のまわりを回転可能に支持されてい
る。この例では、図3に示す如く各ナット21の下部が
ベース部材8に形成された取付孔に回転自在に嵌合し、
しかも各ナット21の下部外周面に形成された環状溝2
2にベース部材8の取付孔を区画する縁部23が嵌合し
ている。これによって、各ナット21はベース部材8に
対して該ナット21の軸線のまわりを回転可能に支持さ
れると共に、ベース部材8からの離脱が阻止される。
【0014】各ナット21のめねじには、前述のピン7
の各端部に形成されたおねじ20が螺合している。すな
わち、ピン7をナット21に組付ける際に、各ナット2
1をベース部材8に対して回転させながら、ピン7の各
おねじ20を各ナット21のめねじ孔にそれぞれねじ込
むのである。このようにしてピン7を各ナット21に連
結することができる。
【0015】上述のように各ナット21を回転させなが
らピン7の各おねじ20をナット21のめねじに螺合さ
せるのであるが、このときのナット21の回転量によっ
て、車体2の外板面に対するリッド本体1の高さH(第
2図)を異ならせることができる。従って、この組付作
業時に、リッド本体1の建付状態を見ながら、そのアウ
タパネル3の外面が車体2の外板10の面と面一状態と
なるように、ナット21を回転させる。これにより、外
板10の凹入部深さH1,H2が多少ばらついても、リ
ッド本体1の外面を常に車体2の外板面と面一状に揃え
ることができ、従来のような見ばえの低下を阻止するこ
とができる。
【0016】このようにしてリッド本体1の位置調整を
終えた後、ストッパねじ24を各ナット21に形成され
たねじ孔25にねじ込み、該ねじ24を締付ける。これ
によって各ナット21とピン7の各端部とを一体的に連
結することができ、ナット21をベース部材8に対して
不動に固定し、しかもピン7がナット21から抜け出る
ことを阻止することができる。
【0017】このように本例では、ストッパねじ24
が、ピンの各端部を各ナットに対して固定する係止部材
を構成しているが、かかるねじ24に代え、例えばピン
7に嵌合して該ピン7とナット21との相対回転を阻止
する止めリングなどから成る係止部材を用いることもで
きる。
【0018】上述の如く、リッド本体1が車体2に組付
けられるのであるが、組付けられた後の外観は図4と変
りはない。またその使用態様も従来と相違するところは
なく、リッド本体1の閉鎖時には該本体1の自由端側が
図示していないロック装置によって車体2に対して係止
され、そのロックを解除することによって、リッド本体
1を図4の鎖線の状態に開き、燃料を注入することがで
きる。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、リッド本体の外面を車
体の外板面と面一状に揃えることができ、その外観を従
来よりも一段と高めることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフューエルリッド装置の一例を示
す分解斜視図である。
【図2】フューエルリッド装置を車体に組付けた状態で
の、図6と同様な断面図である。
【図3】ピンのおねじをナットに螺合した状態を示す断
面図である。
【図4】車体に組付けられたフューエルリッド装置の外
観斜視図であって、従来例と本考案の実施例の説明に供
した図である。
【図5】従来のフューエルリッド装置の斜視図である。
【図6】図5に示したフューエルリッド装置が車体に組
付けられた状態を示す、図4のVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
1 リッド本体 2 車体 7 ピン 8 ベース部材 20 おねじ 21 ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固着されたベース部材と、該ベー
    ス部材に回転可能に支持され、かつ互いに間隔をあけて
    配置された一対のナットと、各ナットのめねじに螺合し
    たおねじを各端部に有するほぼコの字形のピンと、該ピ
    ンの各端部を各ナットに対して固定する係止部材と、前
    記ピンの中間部分に回動可能に枢着されたリッド本体と
    を具備して成る自動車のフューエルリッド装置。
JP40358890U 1990-12-18 1990-12-18 自動車のフューエルリッド装置 Expired - Lifetime JP2515818Y2 (ja)

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JPH0490424U JPH0490424U (ja) 1992-08-06
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KR20040023980A (ko) * 2002-09-12 2004-03-20 현대자동차주식회사 자동차용 연료필러도어의 힌지결합구조
JP4603315B2 (ja) * 2004-08-19 2010-12-22 株式会社増田製作所 給油口用外蓋の成形方法

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JPH0490424U (ja) 1992-08-06

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