JPH088220Y2 - 自動車用開閉体のヒンジ構造 - Google Patents

自動車用開閉体のヒンジ構造

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JPH088220Y2
JPH088220Y2 JP11278389U JP11278389U JPH088220Y2 JP H088220 Y2 JPH088220 Y2 JP H088220Y2 JP 11278389 U JP11278389 U JP 11278389U JP 11278389 U JP11278389 U JP 11278389U JP H088220 Y2 JPH088220 Y2 JP H088220Y2
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JP
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泰明 堀
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は自動車のバックドア等に最適な自動車用開
閉体のヒンジ構造に関するものである。
(従来の技術) 一般的なヒンジ構造の概要としては車体側に取着され
る固定ヒンジ部材と開閉体側に取着される可動ヒンジ部
材とから成り、固定ヒンジ部材と可動ヒンジ部材とはヒ
ンジピンによって回動自在に結合された構造となってい
る。
(考案が解決しようとする課題) 前記した如く固定ヒンジ部材と可動ヒンジ部材はヒン
ジピンによって回転自在に結合された製品となってい
る。したがって、ヒンジを介して開閉体を取付ける取付
け手順をみると、例えば、第7図に示す如く予め可動ヒ
ンジ部材101を開閉可能なバックドア103のウィンドウパ
ネル105側に取付けておき、このウィンドウパネル105を
保持した状態で固定ヒンジ部材107の取付ボルト109をバ
ックドア103側の取付孔111に位置合せしながら挿入し、
挿入された取付ボルト109に作業孔113側からナット115
を螺合させるものである。この場合、固定ヒンジ部材10
3の取付ボルト109を取付孔111に位置合せする時に、固
定ヒンジ部材107は実線で示す如く鎖線位置から下向き
に回動するいわゆるおじぎをした状態となるる。この時
に、片手があいていれば、そのあいた片手によっておじ
ぎをした固定ヒンジ部材107を元の位置に戻し位置合せ
することができるが、ウィンドパネル105を両手で持っ
ている場合には両手がふさがるため取付孔111に対する
取付ボルト109の挿入作業が難しくなる。
このために、固定ヒンジ部材107がおじぎをしないよ
うに付勢手段を設けるタイプのものも知られているが、
組付け工数がふえることと部品点数の面でも望ましくな
かった。
そこで、この考案は部品点数をふやすことなくしか
も、固定ヒンジ部材が下向きに回動することがない自動
車用開閉体のヒンジ構造を提供することを目的としてい
る。
[考案の構造] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この考案にあっては、車
体側に取着される合成樹脂製の固定ヒンジ部材と、開閉
体側に取着される可動ヒンジ部材とにヒンジピン挿入孔
をそれぞれ貫通して設け、固定ヒンジ部材側のヒンジピ
ン挿入孔に、内側へ突出する突出部を形成し、前記可動
ヒンジ部材のヒンジピン挿入孔と、前記突条部を強制的
に押拡げて固定ヒンジ部材のヒンジピン挿入孔とにヒン
ジピンを挿入し、このヒンジピンを前記可動ヒンジ部材
側に回転不能に固着してある。
(作用) かかるヒンジ構造において、固定ヒンジ部材はヒンジ
ピンに対し突出部が強く圧接し合う大きい回転抵抗が確
保されるようになる。したがって、取付け時に固定ヒン
ジ部材が下向きに回動することがなくなり、取付け作業
が容易となる。
(実施例) 以下、第1図乃至第6図の図面を参照しながらこの考
案の一実施例を詳細に説明する。
図中1は開閉可能なバックドア3に対してウィンドウ
パネル5の開閉を図るためのヒンジを示している。
ヒンジ1は合成樹脂製の固定ヒンジ部材7と、可動ヒ
ンジ部材9とから成り、固定ヒンジ部材7と、可動ヒン
ジ部材9はヒンジピン11によって回転自在に結合されて
いる。
可動ヒンジ部材9は可動ヒンジ本体9aの裏面側にねじ
孔13が設けられると共に前方には連結凹部15が形成さ
れ、連結凹部15には貫通したヒンジピン挿入孔17が設け
られている。
固定ヒンジ部材7は固定ヒンジ本体7aの裏面側に取付
ボルト19,19が左右に固着されると共に前記連結凹部15
と対応する連結凸部21が形成され連結凸部21には貫通し
たヒンジピン挿入孔23が設けられている。なお、取付ボ
ルト19,19は湾曲面に沿って取付けられるようにテーパ
ー部20によって傾斜している。
固定ヒンジ部材7のヒンジピン挿入孔23には内側へ突
出する突出部25が設けられている。
突出部25は第4図に示す如く固定ヒンジ部材7の成形
時にピン状の成形型27,27を抜き取ることで同時に形成
され、加工工数がかからないようになっている。本実施
例では突出部25をリング状に連続する突条形状となって
いるが、成形型27,27の先端形状を変更することで間欠
的に突出する形状であってもよい。
ヒンジピン11は金属製の円筒状に形成され一方の端末
部は挿入完了時にヒンジピン挿入孔17の内面に喰い込む
セレション軸29となっている。
なお、バックドア3は前記固定ヒンジ部材7が取着さ
れるドアアウタパネル3aと作業孔31を有するドアインナ
パネル3bとから成り、ドアヒンジ33を介して車体33側に
回動自在に取付けられている。また35はウィンドウパネ
ル5の開閉を助けるガスステー等の助勢機構を示してい
る。
このように構成されたヒンジ1において可動ヒンジ部
材9のヒンジピン挿入孔17と、固定ヒンジ部材7のヒン
ジピン挿入孔23にヒンジピン11を強制的に挿入すること
で連結凹部15と連結凸部21は回転自在に結合されるよう
になる。このヒンジピン11の挿入時において、合成樹脂
製の突出部25は強制的に押拡げられると共にその際にヒ
ンジピン11の外周面に対して強く接触し合う回転抵抗が
確保される。一方、ヒンジピン11のセレション軸29は可
動ピンヒンジ部材9のヒンジピン挿入孔17の内周面に対
して噛み込み回転不能の状態で固着されるようになる。
したがって、第5図鎖線で示す如く可動ヒンシ部材9
のねじ部13に取付ねじ37を螺合すれば可動ヒンジ部材9
はウィンドパネル5側に固着される一方、固定ヒンジ部
材7は、ウィンドウパネル5を両手で持って取付ボルト
19,19をドアアウタパネル3aに設けられた取付孔39に対
して位置合せしながら挿入すれば、仮支持状態が得られ
る。この時、固定ヒンジ部材7は強制的に押拡げられた
突出部25の回転抵抗によって下向に回動することがない
ため取付孔39に対する円滑な位置合せが両手がふさがっ
ていても容易に行なえるようになる。
一方、仮支持状態にある取付ボルト19に作業孔31から
ナット41を螺合することで取付けが完了するようにな
る。
なお、取付け完了後において突条部25の回転抵抗は、
ウィンドウパネル5の開閉により、時間と共に小さくな
り、開閉動作に何等影響は起きない。
[考案の効果] 以上、説明したようにこの考案のヒンジ構造によれ
ば、固定ヒンジ部材は突出部の回転抵抗によって取付け
作業時に、下向きに回動するのを防ぐことができるた
め、両手がふさがっていても容易に取付けることができ
る。しかも部品点数をふやすことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のヒンジ構造を示した組付け前の断面
図、第2図は組付け完了時の切断面図、第3図はヒンジ
部材の分解斜視図、第4図は突条部の成形状態を示した
説明図、第5図はヒンジを介してバックドアにウィンド
ウパネルを取付けた切断側面図、第6図はウィンドウパ
ネルを開放した自動車の後部斜視図、第7図は従来例を
示した取付作業の説明図である。 5…ウィンドウパネル(開閉体) 7…固定ヒンジ部材 9…可動ヒンジ部材 11…ヒンジピン 17…ヒンジピン挿入孔 23…ヒンジピン挿入孔 25…突出部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側に取着される合成樹脂製の固定ヒン
    ジ部材と、開閉体側に取着される可動ヒンジ部材とにヒ
    ンジピン挿入孔をそれぞれ貫通して設け、固定ヒンジ部
    材側のヒンジピン挿入孔に、内側へ突出する突出部を形
    成し、前記可動ヒンジ部材のヒンジピン挿入孔と、前記
    突条部を強制的に押拡げて固定ヒンジ部材のヒンジピン
    挿入孔とにヒンジピンを挿入し、このヒンジピンを前記
    可動ヒンジ部材側に回転不能に固着したことを特徴とす
    る自動車用開閉体のヒンジ構造。
JP11278389U 1989-09-28 1989-09-28 自動車用開閉体のヒンジ構造 Expired - Lifetime JPH088220Y2 (ja)

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JP11278389U JPH088220Y2 (ja) 1989-09-28 1989-09-28 自動車用開閉体のヒンジ構造

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Publication Number Publication Date
JPH0354576U JPH0354576U (ja) 1991-05-27
JPH088220Y2 true JPH088220Y2 (ja) 1996-03-06

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JP4822823B2 (ja) * 2005-11-30 2011-11-24 株式会社河合楽器製作所 ピアノ用の蝶番およびその製造方法

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JPH0354576U (ja) 1991-05-27

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