JP2525673Y2 - 車両用ドアハンドルの取付け構造 - Google Patents

車両用ドアハンドルの取付け構造

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JP2525673Y2
JP2525673Y2 JP1992071203U JP7120392U JP2525673Y2 JP 2525673 Y2 JP2525673 Y2 JP 2525673Y2 JP 1992071203 U JP1992071203 U JP 1992071203U JP 7120392 U JP7120392 U JP 7120392U JP 2525673 Y2 JP2525673 Y2 JP 2525673Y2
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勝則 中川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用ドアハンドル
の取付け構造に関し、特に取付け時の位置決めを確実に
して組付け精度を向上できるとともに、ドア開閉時の操
作力に対する取付け強度を向上できるように改善された
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のドアには該ドアを開閉
するドアハンドルが取付けられており、このドアハンド
ルはドアアウタパネルにボルト締め固定するのが一般的
である(例えば、実開平2−89158 号公報参照) 。
【0003】この種のドアハンドルの取付け構造を例え
ば、ワンボックス型自動車のスライドドアに適用した例
として、従来、図9及び図10に示すものがある。この
構造では、スライドドア31のアウタパネル32に凹設
された取付け凹部32a内に樹脂製のドアハンドル33
がボルト34a,34bで締め付けて固定されている。
このドアハンドル33は、ハンドルケース35にハンド
ルレバー36をピンを介して回動可能に装着するととも
に、ハンドルケース35の上部,下部にそれぞれ取付け
ナット37a,37bをインサートして構成されてい
る。
【0004】上記ドアハンドル33をスライドドア31
に取付ける場合、上記アウタパネル32の上部の取付け
孔38aを組付け基準とするとともに上記ボルト34a
を基準ピンがわりとし、下部の取付け孔38bを逃げ孔
としている。そして、ナット37aにボルト34aをア
ウタパネル32の内側から取付け孔38aを通してねじ
込んで位置決めし、次いでナット37bにボルト34b
を取付け孔38bを通してねじ込んで固定する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の取付け構造では、ボルトを基準ピンとして使用して
いることから、このボルトの螺子山と谷との径の差によ
って、取付け位置にばらつきが生じ易いという問題点が
ある。このため極端な場合はドアロック装置のリンク機
構との連結に支障をきたし、ドアの開閉が円滑にできな
いことがある。
【0006】また、アウタパネルの取付け孔にナットを
位置合わせしながらボルトを締め付けるという作業とな
ることから、取付けに手間がかかり作業性が悪いという
問題もある。
【0007】さらに、上記従来構造では、ドアを開閉す
る際の操作力を2本のボルト固定部だけでドアに伝達す
ることとなり、この部分に応力が集中し易く、場合によ
ってはドアハンドルが変形するおそれがあり、この点で
の改善が要請されている。
【0008】本考案は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、ドアハンドルの位置決めを確実に
して組付け精度を向上できるとともに、取付け時の作業
性を向上でき、さらには開閉時の操作力に対する強度を
向上できる車両用ドアハンドルの取付け構造を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、ハンド
ルケースにハンドルレバーを回動可能に配設してなるド
アハンドルを、車両用ドアのアウタパネルにボルト締め
固定するようにした車両用ドアハンドルの取付け構造に
おいて、上記ハンドルケースに、上記ハンドルレバーの
回動角度を規制する2つのストッパ部及び該両ストッパ
部同士を連結する補強用リブを設け、該補強用リブの上
記ストッパ部近傍部分に位置決めピンを上記アウタパネ
ル側に突出するよう一体形成し、該アウタパネルに上記
位置決めピンが挿入される位置決め孔を形成したことを
特徴としている。
【0010】
【作用】本考案に係る車両用ドアハンドルの取付け構造
によれば、ハンドルケースに位置決めピンを一体形成し
たので、この位置決めピンをアウタパネルの位置決め孔
に挿入するだけで位置決めできるとともに仮保持でき、
従来のボルトを基準ピンとする場合に比べて取付け位置
のばらつきを抑制でき、かつ取付け時の作業性を向上で
きる。その結果、ドアロック装置を組付けた場合の精度
を向上でき、ドアの開閉を円滑に行うことができる。
【0011】また、ドア開閉時におけるハンドルレバー
への操作力は上記ストッパ部から位置決めピンとボルト
を介してドアパネルに分散されて伝達されることから、
ドアハンドルの取付強度が向上し、ドアハンドルの変形
を防止できる。また、両ストッパ部を補強用リブで連結
し、該リブのストッパ部近傍に位置決めピンを一体形成
したので、ストッパ部及び位置決めピンの強度が向上
し、より一層操作力の分散伝達が図られる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図について説明す
る。図1ないし図8は本考案の一実施例による車両用ド
アハンドルの取付け構造を説明するための図である。本
実施例では、ワンボックス型自動車の右側のスライドド
アに適用した場合を例にとって説明する。
【0013】図8において、1はワンボックス型自動車
であり、これは車体2の前部にフトントドア3を車幅方
向に開閉自在に配設するとともに、車体2の側面中央部
にスライドドア4を車体前後方向に開閉自在に配設して
構成されており、このスライドドア4はインナパネル
(図示せず)とアウタパネル5とを最中状に接合した構
造となっている。
【0014】上記アウタパネル5の前縁中央部には取付
け凹部5aが凹設されており、この凹部5aに本実施例
の樹脂製ドアハンドル6が取付けられている。このドア
ハンドル6は、ハンドルケース7にハンドルレバー8を
シャフト10で回動自在に装着して構成されている。
【0015】上記ハンドルケース7は大略コ字状に形成
された本体部7aの外周縁に枠部7bを一体形成すると
ともに、該本体部7aの上部にストッパ部7cを形成し
た構造となっている。上記本体部7aの下部にはロック
レバー9が回動可能に装着されており、該ロックレバー
9は図示しないドアロック装置に連結されている。また
上記本体部7aの上部,下部には取付けナット11が埋
設されており、この各ナット11はインサート成形され
たものである。
【0016】上記ハンドルレバー8の上部,及び下部に
はこれと略直角をなす係合部8a,8bが一体形成され
ている。この下部の係合部8bは上記ロックレバー9に
当接し、かつケース本体部7aのストッパ部7dに対向
しており、上部の係合部8aは上記ケース本体部7aの
ストッパ部7cに対向している。これにより上記ハンド
ルレバー8を開方向に回動させると、該回動に伴ってま
ず下部の係合部8bがロックレバー9を回動させてドア
ロックを解除し、次に上部の係合部8aと下部の係合部
8bがストッパ部7c,7dに当接して該ハンドルレバ
ー8の回動角度が規制されるようになっている。
【0017】また、上記ハンドルケース7の本体部7a
には上記ストッパ部7cからストッパ部7dに向かって
縦方向に延びる補強用リブ12が一体形成されており、
このリブ12と枠部7bとは複数の連結用リブ部12a
で一体に連結されている。そして、上記ハンドルケース
7の補強用リブ12の上下両端部には位置決めピン13
が一体に突出形成されている。
【0018】上記アウタパネル5の凹部5aの上記各取
付けナット11に対応する部分にはボルト孔5bが形成
されており、上記取付けナット11にはボルト14がア
ウタパネル5の内側から上記各ボルト孔5bを通して螺
挿されている。そして上記アウタパネル5の凹部5aの
各位置決めピン13に対応する部分には位置決め孔15
が形成されており、この各位置決め孔15に上記位置決
めピン13が挿入されている。これによりドアハンドル
6は位置決めされた状態で上記ボルト14によって締め
付け固定されている。
【0019】次に、本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例のドアハンドル6を取付けるには、図1及
び図7に示すように、ハンドルケース7をこれの位置決
めピン13をアウタパネル5の位置決め孔15に差し込
んで位置決めするとともに仮保持する。この状態で各ボ
ルト14をアウタパネル5の内側から各ナット11に螺
挿して締め付ける。
【0020】このように本実施例によれば、ハンドルケ
ース7のリブ12に位置決めピン13を形成したので、
この位置決めピン13をアウタパネル5の位置決め孔1
5に挿入することでドアハンドル6の位置決め,及び仮
保持を行うことができ、それだけ組付け精度を向上でき
るとともに、作業性を向上できる。その結果、ドアロッ
ク装置への連結時の支障がなくなり、スライドドア4の
開閉を円滑に行うことができる。しかも上記位置決めピ
ン13を一体形成し、アウタパネル5に挿入孔13を形
成するだけの構造であるから、上記位置決め,仮保持を
部品点数を増やすことなく実現でき、コストの上昇を抑
制できる。
【0021】また、本実施例では、ストッパ部7cから
ストッパ部7dに向かって縦方向に延びる補強用リブ1
2を形成するとともに、該リブ12に位置決めピン13
を形成したので、スライドドア4を開く際のドアハンド
ル6への操作力は上記ストッパ部7c,7dから補強用
リブ12,各位置決めピン11を介して、及び2本のボ
ルト14を介してドアに分散して伝達される。そのため
従来のボルト2本だけで取り付けた場合に比べて応力を
分散でき、それだけ操作力に対する強度を向上でき、ド
アハンドル6の変形を防止できる。
【0022】なお、上記実施例では、ワンボックス車の
右側のスライドドアを例にとったが、本考案はこれに限
るものではなく、左スライドドア、左,右フロントド
ア,あるいは他の自動車のドアにも勿論適用できる。
【0023】
【考案の効果】以上のように、本考案に係る車両用ドア
ハンドルの取付け構造によれば、ハンドルケースに位置
決めピンを一体に突出形成し、この位置決めピンをアウ
タパネルの位置決め孔に挿入したので、この位置決めピ
ンを挿入することでドアハンドルを確実に位置決めでき
るとともに仮保持でき、組付け精度及び作業性を向上で
きる効果があり、またドア開閉時の操作力に対する取付
け強度を向上できる効果がある。また、ストッパ部同士
を補強用リブで一体化し、かつ該リブに位置決めピンを
一体形成したので、ストッパ部,位置決めピンの強度が
向上するとともに、上記操作力を分散してドアに伝達で
き、この点からもドアハンドルの取付強度を向上できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による車両用右側のドアハン
ドルの取付け構造を説明するための車両前方から見た正
面図である。
【図2】上記実施例のドアハンドルの車内側から見た背
面図である。
【図3】図2のIII-III 線断面図である。
【図4】図3のIV-IV 線断面図である。
【図5】図3のV-V 線断面図である。
【図6】図2のVI-VI 線断面図である。
【図7】上記実施例のドアハンドルの取付け状態を右前
方から見て示す分解斜視図である。
【図8】上記実施例のドアハンドルが適用されたワンボ
ックス型自動車の右側面図である。
【図9】従来の左側ドアハンドルの取付け構造を示す断
面正面図である。
【図10】従来の取付け状態を左前方から見て示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
4 スライドドア 5 アウタパネル 6 ドアハンドル 7 ハンドルケース 8 ハンドルレバー 11 取付けナット 13 位置決めピン 14 ボルト 15 挿入孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルケースにハンドルレバーを回動
    可能に配設してなるドアハンドルを、車両用ドアのアウ
    タパネルにボルト締め固定するようにした車両用ドアハ
    ンドルの取付け構造において、上記ハンドルケースに、
    上記ハンドルレバーの回動角度を規制する2つのストッ
    パ部及び該両ストッパ部同士を連結する補強用リブを設
    け、該補強用リブの上記ストッパ部近傍部分に位置決め
    ピンを上記アウタパネル側に突出するよう一体形成し、
    該アウタパネルに上記位置決めピンが挿入される位置決
    め孔を形成したことを特徴とする車両用ドアハンドルの
    取付け構造。
JP1992071203U 1992-10-13 1992-10-13 車両用ドアハンドルの取付け構造 Expired - Fee Related JP2525673Y2 (ja)

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