JPH0540566U - 自動車用ボンネツトヒンジ - Google Patents

自動車用ボンネツトヒンジ

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Publication number
JPH0540566U
JPH0540566U JP9842891U JP9842891U JPH0540566U JP H0540566 U JPH0540566 U JP H0540566U JP 9842891 U JP9842891 U JP 9842891U JP 9842891 U JP9842891 U JP 9842891U JP H0540566 U JPH0540566 U JP H0540566U
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JP
Japan
Prior art keywords
hinge
bonnet
caulking pin
spring washer
hinge arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP9842891U
Other languages
English (en)
Inventor
今川順夫
Original Assignee
丸順精器工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 丸順精器工業株式会社 filed Critical 丸順精器工業株式会社
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Publication of JPH0540566U publication Critical patent/JPH0540566U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車ボンネットを、常時ガタがなくスムー
ズに開閉できるようにしたボンネットヒンジを提供す
る。 【構成】 車体側に固定するヒンジブラケットに、ボン
ネット側に取り付けるヒンジアームをかしめピンで枢支
した自動車用ボンネットヒンジにおいて、かしめピンと
ヒンジアームとの間にスプリングワッシャを介在させて
枢支する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用ボンネットヒンジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用ボンネットヒンジは、車体側に固定するヒンジブラケットと、ボンネ ット側に取り付けるヒンジアームとから構成され、ヒンジアームの一端部がヒン ジブラケットにかしめピンで枢支され、この枢支部を支点としてヒンジアームが 上下方向に回動可能になっており、つまりボンネットを開閉できる構造になって いる。 このボンネットヒンジの枢支部は、従来図4に示すようにヒンジブラケットa とヒンジアームbとの間にフランジ部が位置するようにしてかしめピンcにブッ シュdを嵌め、そのブッシュdの突出端部に副ワッシャeを嵌め、更にかしめピ ンcの先端細径部に主ワッシャfを嵌めてからかしめピンcの先端部を潰すよう にしてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
自動車のボンネットは、ガタがなくスムーズに開閉できることが望ましいが、 前記従来のボンネットヒンジを使用した場合にはかなり困難であった。 これは図4に示すように、かしめピンcのかしめ高さAと、ヒンジブラケット aから副ワッシャe迄の複合高さBとが等しくなければ、理論的にガタなくスム ーズな回転は得られないが、複合高さBは4部品の組み付けであるから、それぞ れの部品の公差の合計が複合高さBのバラツキを大きくしてしまい、A=Bにな り難いからである。A>Bであるとガタが発生し、A<Bだとかしめが強すぎて 回転が重くなり、スムーズに開閉できなくなる。 又、初めは良好な状態になっていても、走行中に激しい振動や衝撃等が加わっ てかしめピンによる締め付け力が緩みガタが発生することもある。
【0004】 本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされ、自動車ボンネッ トを常時ガタがなくスムーズに開閉できるようにしたボンネットヒンジを提供す ることを課題としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を技術的に解決するための手段として、本考案は、車体側に固定する ヒンジブラケットに、ボンネット側に取り付けるヒンジアームをかしめピンで枢 支した自動車用ボンネットヒンジにおいて、前記かしめピンとヒンジアームとの 間にスプリングワッシャを介在させて枢支したことを要旨とするものである。
【0006】
【作 用】
スプリングワッシャを介在させることにより、かしめピンによるかしめ力即ち ヒンジブラケットとヒンジアームとを押さえ付ける力が常時一定となるため、ガ タを未然に防止してスムーズな開閉を確保することができる。組み付け部品の多 少の寸法誤差はスプリングワッシャにより吸収されてしまう。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳説する。 図1において、1はヒンジブラケットであり、基板1aと立上板1bとを有し、 基板1aには車体(図示せず)に取り付けるための孔1cがあけられると共に、 ストッパ用の突起1dが設けられている。
【0008】 2はヒンジアームであり、基板2aと立上板2bとを備え、基板2aにはボン ネット(図示せず)を取り付けるための孔2cが形成され、立上板2bの先端部 が前記ヒンジブラケット1の立上板1bの先端部にかしめピン3で枢支されてい る。
【0009】 この枢支部は図2に示すように、スプリングワッシャ4を介してかしめられて おり、前記かしめピン3にはブッシュ5が嵌められ、そのフランジ部5aを前記 ヒンジブラケット1の立上板1bと、ヒンジアーム2の立上板2bとの間に位置 させ、前記スプリングワッシャ4がヒンジアーム2の立上板2bに接して押さえ 付けるようにしてかしめピン3にて取り付けられている。
【0010】 従って、スプリングワッシャ4により常時一定の圧力で押し付けられるため、 ヒンジブラケット1とヒンジアーム2とのかしめ状態が安定し、ボンネットはガ タが生じることなくスムーズに開閉することが可能となる。
【0011】 又、走行中に振動や衝撃が加わったとしても、スプリングワッシャ4の弾性に よってそれらの外力が吸収若しくは緩和されるのでかしめピン3による枢支部が 保護され、従来のようにガタが生じることはない。
【0012】 更に、各構成部材の寸法に多少の誤差が生じていても、それらの誤差はスプリ ングワッシャ4を取り付けることにより吸収されてしまうので、構成部材の製作 が容易であると共に、枢支部の組み付け作業も簡単になる。この場合、従来の副 ワッシャが不要となるので、部品点数の削減からコストダウンが可能となる。
【0013】 尚、スプリングワッシャ4は、ステンレス(SUS系)又はバネ鋼で形成する と好ましく、その押圧力は図3に示すように段差角度αを調整することにより容 易に設定することができる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、自動車用ボンネットヒンジのヒンジブ ラケットとヒンジアーム2とのかしめピンによる枢支部に、スプリングワッシャ を介在させたので押さえ付ける力が常時一定となり、ガタが生じることなくなく スムーズにボンネットを開閉させることが可能となる。 又、多少の寸法誤差はスプリングワッシャにより吸収されてしまうので、部品 の製作、部品の組み付けが簡単となって作業性を向上させ、しかも部品の減少か らコストダウンが計れる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示すボンネットヒンジの
斜視図である。
【図2】 その枢支部の断面図である。
【図3】 スプリングワッシャの段差角度の説明図であ
る。
【図4】 従来例の説明図である。
【符号の説明】
1…ヒンジブラケット 1a…基板 1b…立上板
1c…孔 1d…突起 2…ヒンジアーム
2a…基板 2b…立上板 2c…孔3…かしめピ
ン 4…スプリングワッシャ 5…ブッシュ 5
a…フランジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に固定するヒンジブラケットに、
    ボンネット側に取り付けるヒンジアームをかしめピンで
    枢支した自動車用ボンネットヒンジにおいて、前記かし
    めピンとヒンジアームとの間にスプリングワッシャを介
    在させて枢支したことを特徴とする自動車用ボンネット
    ヒンジ。
JP9842891U 1991-11-05 1991-11-05 自動車用ボンネツトヒンジ Pending JPH0540566U (ja)

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JPH0540566U true JPH0540566U (ja) 1993-06-01

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