JP3474440B2 - 自動車のインサイドハンドルユニット構造 - Google Patents

自動車のインサイドハンドルユニット構造

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JP3474440B2
JP3474440B2 JP14185198A JP14185198A JP3474440B2 JP 3474440 B2 JP3474440 B2 JP 3474440B2 JP 14185198 A JP14185198 A JP 14185198A JP 14185198 A JP14185198 A JP 14185198A JP 3474440 B2 JP3474440 B2 JP 3474440B2
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隆二 嶺村
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のインサイ
ドハンドルユニットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の自動車のインサイドハンド
ルユニットの構造を示すもので、1は車体側に固定され
たベース部材で、該ベース部材1には、操作者によって
ロック位置からアンロック位置へと回動操作されるロッ
クノブ2と、操作者によってラッチ位置からアンラッチ
位置へと回動操作されるハンドル部材3とを、支軸4に
よってベース部材1に回動自在に隣接して取り付けてあ
る。
【0003】5は前記ベース部材1とハンドル部材3と
に跨って係止されていて、該ハンドル部材3をラッチ位
置方向に付勢する付勢手段としてのコイルスプリング
で、図外にはベース部材1に着脱自在に装着され、ハン
ドル部材2の前記アンラッチ位置からオーバーストロー
クした回動位置に設定されたハンドル着脱位置への回動
を規制するストッパを設けてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構造によれ
ば、ロックノブ2とハンドル部材3は、ベース部材1に
支軸4によって回動自在に支持されている。
【0005】しかも、ロックノブ2の下面2aとハンド
ル部材3の上面3aとが平坦面で隣接しているため、こ
れらロックノブ2やハンドル部材3をベース部材1に取
り付ける際に、支軸4によって組み付けされるまで、両
者の位置合わせやベース部材1に対しての仮止め手段が
なく、作業中に位置がずれてしまうなどの不具合があっ
た。
【0006】そこで本発明は、組立作業性を向上するこ
とのできる自動車のインサイドハンドルユニットの構造
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、車
体側に固定されるベース部材と、該ベース部材に回動自
在に軸支されるロックノブと、該ロックノブとほぼ同軸
上で隣接配置され、ベース部材とほぼ平行なラッチ位置
から自由端側がベース部材から離れて起立したアンラッ
チ位置へと回動操作自在に前記ベース部材に軸支される
ハンドル部材と、ベース部材とハンドル部材とに跨って
係止されていて、該ハンドル部材をラッチ位置方向に付
勢する付勢手段と、を備え、ベース部材には、ロックノ
ブの軸支部側の端部を受容するロックノブ受容部と、該
ロックノブ受容部の対向する側壁からそれぞれ向かい合
って突設された円柱状のボス軸と、前記ロックノブ受容
部と隣接配置され、ハンドル部材の軸支部側の端部を受
容するハンドル受容部と、該ハンドル受容部の対向する
側壁からぞれぞれ向かい合って突設された円柱状のボス
軸と、が設けられており、ロックノブの軸支部側の端部
の前記側壁に対向するそれぞれの側面に設けられて、前
記ロックノブ受容部のボス軸と係合する軸受け孔と、ハ
ンドル部材の軸支部側の端部の前記側壁に対向するそれ
ぞれの側面に設けられて、前記ハンドル受容部のボス軸
と係合する軸受け孔と、該軸受け孔に連設されると共
に、前記ハンドル受容部のボス軸が所定方向に相対移動
可能とされて、ハンドル部材をベース部材に対して着脱
可能とするボス軸挿入溝と、が設けられた構造であっ
て、ロックノブのハンドル部材と対向する側面の外表面
側にスカート部を延設する一方、ハンドル部材の軸支部
側の端部のロックノブ側の側面で、前記スカート部形成
位置よりも内側に、少なくともハンドル部材のベース部
材からの着脱可能位置において、前記スカート部と係合
可能なボス部を形成したことを特徴としている。
【0008】請求項2にあっては、請求項1に記載のハ
ンドル部材は、自由端側がベース部材から離れ起立した
アンラッチ位置近傍で、ベース部材から着脱可能となる
ように、前記ハンドル受容部に形成されたボス軸の周面
がハンドル部材の着脱方向に平行な一対の平坦面とこれ
ら平坦面の端縁どうしをつなぐ半円状の円形面とで形成
されると共に、前記ハンドル部材のボス軸挿入溝が前記
軸受け孔よりもハンドル部材の自由端の延設方向と反対
側の向きに連接されると共に、その溝縁がほぼ前記ボス
軸の一対の平坦面間の間隔とされており、ハンドル部材
のベース部材からの着脱可能位置において、前記スカー
ト部と前記ボス部とが係合可能となるようにしたことを
特徴としている。
【0009】請求項3にあっては、請求項1,2に記載
のベース部材には、ハンドル部材のハンドル着脱可能位
置への回動を阻止するストッパが、着脱可能に装着され
ており、該ストッパに、前記ハンドル部材が当接して、
その過度の回動が阻止された状態において、前記ロック
ノブのスカート部とハンドル部材のボス部とが係合可能
なようにしたことを特徴としている。
【0010】請求項4にあっては、請求項1〜3に記載
のロックノブのスカート部とハンドル部材のボス部とを
支軸と同心的に形成し、ハンドル部材のラッチ位置から
アンラッチ位置を介して、ハンドル着脱可能位置までの
回動域の全域に亘って係合可能にしたことを特徴として
いる。
【0011】
【発明の効果】請求項1によれば、ロックノブのハンド
ル部材と対向する側面の外表面側にスカート部を延設す
る一方、ハンドル部材の軸支部側の端部のロックノブ側
の側面で、前記スカート部形成位置よりも内側に、少な
くともハンドル部材のベース部材からの着脱可能位置に
おいて、前記スカート部と係合可能なボス部を形成して
あるため、ハンドル部材をベース部材に取り付ける際、
該ロックノブをベース部材に組み付けることにより、ハ
ンドル部材のベース部材からの着脱可能位置において
は、これらスカート部とボス部とが係合するので、作業
中にハンドル部材がベース部材から外れるようなことが
ないよう仮止めすることができ、組立作業性を向上する
ことができる。
【0012】請求項2によれば、請求項1の効果に加え
て、ハンドル部材は、自由端側がベース部材から離れ起
立したアンラッチ位置近傍で、ベース部材から着脱可能
となるように、前記ハンドル受容部に形成されたボス軸
の周面がハンドル部材の着脱方向に平行な一対の平坦面
とこれら平坦面の端縁どうしをつなぐ半円状の円形面と
で形成されると共に、前記ハンドル部材のボス軸挿入溝
が前記軸受け孔よりもハンドル部材の自由端の延設方向
と反対側の向きに連接されると共に、その溝縁がほぼ前
記ボス軸の一対の平坦面間の間隔とされており、ハンド
ル部材のベース部材からの着脱可能位置において、前記
スカート部と前記ボス部とが係合可能となるようにして
あるため、ロックノブをベース部材に組み付けることに
より、これらスカート部とボス部とが、ハンドル部材の
ベース部材からの着脱可能位置において係合して、作業
中にハンドル部材がベース部材から外れるようなことが
ないよう仮止めすることができ、組立作業性を向上する
ことができる。
【0013】請求項3によれば、請求項1,2の効果に
加えて、ストッパにハンドル部材が当接して、その過度
の回動が阻止された状態において、前記ロックノブのス
カート部とハンドル部材のボス部とが係合可能なように
してあるため、このような状態で該ハンドル部材に下方
への荷重がかかった場合、これらスカート部とボス部と
が係合し、支持するので、ハンドル部材の下方への倒れ
方向への支持強度を高めることができる。
【0014】請求項4によれば、請求項1〜3の効果に
加えて、ロックノブのスカート部とハンドル部材のボス
部とを支軸と同心的に形成し、ハンドル部材のラッチ位
置からアンラッチ位置を介して、ハンドル着脱可能位置
までの回動域の全域に亘って係合可能にしてあるため、
ハンドル部材の回動域の全域に亘って、該ハンドル部材
に下方への荷重がかかった場合、これらスカート部とボ
ス部とが係合し、支持するので、ハンドル部材の下方へ
の倒れ方向への支持強度をさらに高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を付して詳
述する。
【0016】図1〜7において、1は車体側に固定され
たベース部材で、該ベース部材1には、操作者によって
ロック位置からアンロック位置へと回動操作されるロッ
クノブ2を回動自在に支持してある。
【0017】3は、操作者によってベース部材1とほぼ
平行なラッチ位置P1から自由端側がベース部材1から
離れて起立したアンラッチ位置P2へと回動操作される
ハンドル部材で、前記ロックノブ2のほぼ同軸上の下方
に隣接してベース部材1に回動自在に取り付けてある。
【0018】5は、ベース部材1とハンドル部材3とに
跨って係止されていて、該ハンドル部材3をラッチ位置
P1方向に付勢する付勢手段としてのコイルスプリング
で、6はベース部材1に着脱自在に係止装着されたスト
ッパで、該ストッパ6に前記ハンドル部材3の軸支部側
の端部が当接することによって、ハンドル部材3の前記
アンラッチ位置P2からオーバーストロークした回動位
置に設定されたハンドル着脱可能位置P3への回動を規
制している。
【0019】なお、ハンドル部材3をベース部材1に組
み付けた後、このストッパ6をベース部材1に装着する
ことによって、ハンドル部材3の離脱を防ぐことができ
る。
【0020】前記ベース部材1には、ロックノブ2の軸
支部側の端部を受容するロックノブ受容部7と、該ロッ
クノブ受容部7の対向する上壁7a,下壁7bから突設
される円柱状のボス軸9とを設けてある一方、前記ロッ
クノブ2の軸支部側の端部の前記上壁7a,下壁7bに
対向するそれぞれの上面2a,下面2bには、前記ボス
軸9と係合する軸受け孔10を設けてある。
【0021】特にこの実施形態では、該軸受け孔10連
設されると共に、前記ボス軸9が所定方向に相対移動可
能とされて、ロックノブ2をベース部材1に対して着脱
可能とするボス軸挿入溝11を設けてある。
【0022】また、前記ベース部材1には、ハンドル部
材3の軸支部側の端部を受容するハンドル受容部8と、
該ハンドル受容部8の対向する上壁8a,下壁8bから
突設され、ハンドル部材3の着脱方向に平行な一対の平
坦面12a,12aと円形面12b,12bとを有する
円柱状のボス軸12とを設けてある一方、前記ハンドル
部材3の軸支部側の端部の上面3a,下面3bには、前
記ボス軸12と係合する軸受け孔13と、該軸受け孔1
3にハンドル部材3の自由端と反対側の向きに連設され
ると共に、前記ボス軸12が所定方向に相対移動可能と
されて、ハンドル部材3をベース部材1に対して着脱可
能とするボス軸挿入溝14を設けてある。
【0023】前記ボス軸12の平坦面12a,12a
は、ハンドル部材3の離脱方向をラッチ位置P1におけ
るハンドル部材3の自由端と反対側になるようにハンド
ル部材3のラッチ位置P1におけるボス軸挿入溝14の
中心線L1に対して傾けて形成して、アンラッチ位置P2
におけるボス軸12の円形面12b,12bと軸受け孔
13とのオーバーラップ量を拡大するようにして、アン
ラッチ位置P2におけるベース部材1のボス軸12にか
かる面圧を軽減し、ハンドル部材3の支持強度を向上す
るようにしてある。
【0024】また、ハンドル部材3の軸支部側の端部の
上面3aに、ハンドル部材3のアンラッチ位置P2にお
いて、ベース部材1のハンドル受容部8の上壁8aに係
合可能な突出部18をハンドル部材3の回動半径方向に
延設してあると共に、ベース部材1のハンドル受容部8
には、ハンドル部材3のアンラッチ位置P2において、
前記突出部18の下面18aに係合可能な突起部19を
設けて、軸方向への倒れ支持強度を高めている。
【0025】しかも、ボス軸挿入溝14のハンドル部材
3の外表面側寄りの外側溝縁14aは、軸受け孔13の
接線上になるように形成して、ハンドル部材3の外側面
側の肉厚を最小限に抑え、ハンドル部材3を取り付ける
際の該ハンドル部材3とベース部材1とのクリアランス
を最小限に抑えて、組立後にベース部材1の外周に嵌合
して設ける図外のエスカッションを大きくする必要がな
く、組立後の見栄えを向上することができる。
【0026】また、この実施形態では、図3や図4に示
すようにハンドル部材3の外表面が前記ハンドル受容部
8の下壁8bに向かうにつれてベース部材1側に近づく
ために大きな軸受け孔13を設定できないので、前記下
壁8bに形成したボス軸12の直径dを、上壁8aに形
成したボス軸12の直径Dよりも小さく設定してある
が、前記ハンドル受容部8の下壁8bに形成したボス軸
12の成形基部には、該ボス軸12よりも径の大きな第
2ボス軸20を形成すると共に、この第2ボス軸20に
対応して、ハンドル部材3の下面3bの軸受け孔13に
該第2ボス軸20に係合する第2軸受け孔21と第2ボ
ス軸挿入溝22を設けてある。
【0027】これにより、ハンドル部材3の回動時の応
力を緩和し、回転方向強度を向上することができる。
【0028】しかも該第2ボス軸挿入溝22のハンドル
部材3の外側面寄りの外側溝縁22aを、ボス軸挿入溝
14の外側溝縁14aと面一に形成する一方、第2ボス
軸20の前記第2ボス軸挿入溝22の外側溝縁に対応す
る側面22aをボス軸の一方の平坦面12aに面一に形
成して、ハンドル部材を取り付ける際の該ハンドル部材
とベース部材とのクリアランスを最小限に抑えるように
している。
【0029】また、ハンドル部材3の下面3bにはベー
ス部材1のハンドル受容部8の下壁8bに向けて略円弧
状のリブ17が突設され、該リブ17と前記下壁8bと
が当接することによって、ハンドル部材3の回動操作時
のがたつきを抑えるようにしている。
【0030】一方、 前記ロックノブ2のハンドル部材
3と対向する側面の外表面側、つまり本実施形態におい
てはロックノブ2の外表面側の下縁に、スカート部15
をほぼ全周に亘って延設すると共に、ハンドル部材3の
軸支部側の端部のロックノブ側の側面、つまり本実施形
態ではハンドル部材3の上面3aで、前記スカート部1
5形成位置よりも内側に、少なくともハンドル部材3の
ベース部材1からの着脱可能位置P3において、前記ス
カート部15と係合可能なボス部16を形成してある。
【0031】特に本実施形態にあっては、これらスカー
ト部15とボス部16とを支軸と同心的に形成して、ハ
ンドル着脱可能位置P3からアンラッチ位置P2を介し
て、ラッチ位置P1に至るまでの作動域ほぼ全域に亘っ
て、係合可能にしてある。
【0032】これらにより構成されるインサイドハンド
ルユニットの具体的な組み付け方法は、先ず、ハンドル
部材3をアンラッチ位置P2からオーバーストロークし
た回動位置に設定されたハンドル着脱可能位置P3にお
いて、車体側に取り付けられたベース部材1のハンドル
受容部8の上壁8a,下壁8bに形成したボス軸12の
平坦面12a,12aに、ハンドル部材3のボス軸挿入
溝14を沿わせて挿入し、ボス軸12と軸受け孔13と
を係合させて、該ハンドル部材3をベース部材1に回動
自在に取り付ける。
【0033】次に、ロックノブ2をロックノブ受容部7
の上壁7a,下壁7bに形成したボス軸9に、ロックノ
ブ2のボス軸挿入溝11を沿わせて挿入し、ボス軸9と
軸受け孔10とを係合させて、該ロックノブ2をベース
部材1に回動自在に取り付ける。
【0034】ここで、ハンドル部材3はベース部材1に
仮止めされる事となる。
【0035】その後、ベース部材1とハンドル部材3と
に、該ハンドル部材3をラッチ位置P1方向に付勢する
付勢手段としてのコイルスプリング5と、ハンドル部材
3の前記アンラッチ位置からオーバーストロークした回
動位置に設定されたハンドル着脱可能位置P3への回動
を規制するストッパ6を取り付けている。
【0036】図中、23はベース部材1に装着され、ハ
ンドル部材3が回動操作後、コイルスプリング5によっ
て戻るときに当接して衝撃を吸収するバンパーラバーを
示している。
【0037】以上のように本実施形態の構造によれば、
ロックノブ2のハンドル部材3と対向する側面の外表面
側にスカート部15を延設する一方、ハンドル部材3の
軸支部側の端部のロックノブ2側の側面、つまり上面3
aで、前記スカート部15形成位置よりも内側に、少な
くともハンドル部材3のベース部材1からの着脱可能位
置P3において、前記スカート部15と係合可能なボス
部16を形成してあるため、ハンドル部材3をベース部
材1に取り付ける際、該ロックノブ2をベース部材1に
組み付けることにより、ハンドル部材3のベース部材1
からの着脱可能位置P3においては、これらスカート部
15とボス部16とが係合するので、作業中にハンドル
部材3がベース部材1から外れるようなことがないよう
仮止めすることができ、組立作業性を向上することがで
きる。
【0038】特にこの実施形態では、ハンドル部材3
は、自由端側がベース部材1から離れ起立したアンラッ
チ位置P2近傍で、ベース部材1から着脱可能となるよ
うに、前記ハンドル受容部8に形成されたボス軸12の
周面がハンドル部材3の着脱方向に平行な一対の平坦面
12a,12aとこれら平坦面12a,12aの端縁ど
うしをつなぐ半円状の円形面12b,12bとで形成さ
れると共に、前記ハンドル部材3のボス軸挿入溝14が
前記軸受け孔13よりもハンドル部材3の自由端の延設
方向と反対側の向きに連接されると共に、その溝縁がほ
ぼ前記ボス軸12の一対の平坦面12a,12a間の間
隔とされており、ハンドル部材3のベース部材1からの
着脱可能位置において、前記スカート部15と前記ボス
部16とが係合可能となるようにしてあるため、ロック
ノブ2をベース部材1に組み付けることにより、これら
スカート部15とボス部16とが、ハンドル部材3のベ
ース部材1からの着脱可能位置において係合して、作業
中にハンドル部材3がベース部材1から外れるようなこ
とがないよう仮止めすることができ、組立作業性を向上
することができる。
【0039】また、ストッパ6にハンドル部材3が当接
して、その過度の回動が阻止された状態において、前記
ロックノブ2のスカート部15とハンドル部材3のボス
部16とが係合可能なようにしてあるため、このような
状態で該ハンドル部材3に下方への荷重がかかった場
合、これらスカート部15とボス部16とが係合し、支
持するので、ハンドル部材3の下方への倒れ方向への支
持強度を高めることができる。
【0040】しかも本実施形態では、ロックノブ2のス
カート部15とハンドル部材3のボス部16とを支軸と
してのボス軸9,12と同心的に形成し、ハンドル部材
3のラッチP1位置からアンラッチP2位置を介して、ハ
ンドル着脱可能位置P3までの回動域の全域に亘って係
合可能としてあるため、ハンドル部材3の回動域の全域
に亘って、該ハンドル部材3に下方への荷重がかかった
場合においても、これらスカート部15とボス部16と
が係合し、支持するので、ハンドル部材3の下方への倒
れ方向への支持強度をより一層、高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す分解斜視図。
【図2】同実施形態の側面図。
【図3】ラッチ位置における図2のA−A線に沿う断面
図。
【図4】ハンドル着脱可能位置における図2のA−A線
に沿う断面図。
【図5】ラッチ位置における図2のB−B線に沿う端面
図。
【図6】アンラッチ位置における図2のB−B線に沿う
端面図。
【図7】ハンドル着脱可能位置における図2のB−B線
に沿う端面図。
【図8】ハンドル着脱可能位置における図2のC−C線
に沿う端面図。
【図9】従来の構造の説明断面図。
【符号の説明】
1 ベース部材 2 ロックノブ 3 ハンドル部材 3a 上面(対向する側面) 3b 下面(対向する側面) 5 コイルスプリング(付勢手段) 6 ストッパ 7 ロックノブ受容部 7a 上壁(対向する側壁) 7b 下壁(対向する側壁) 8 ハンドル受容部 8a 上壁(対向する側壁) 8b 下壁(対向する側壁) 9 ボス軸(ロックノブ受容部) 10 軸受け孔(ロックノブ) 11 ボス軸挿入溝(ロックノブ) 12 ボス軸(ハンドル受容部) 12a 平坦面 12b 円形面 13 軸受け孔(ハンドル部材) 14 ボス軸挿入溝(ハンドル部材) 15 スカート部 16 ボス部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−291651(JP,A) 特開 平9−317264(JP,A) 実開 昭55−107570(JP,U) 実開 昭52−11719(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 1/00 301 B60J 5/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に固定されるベース部材と、 該ベース部材に回動自在に軸支されるロックノブと、 該ロックノブとほぼ同軸上で隣接配置され、ベース部材
    とほぼ平行なラッチ位置から自由端側がベース部材から
    離れて起立したアンラッチ位置へと回動操作自在に前記
    ベース部材に軸支されるハンドル部材と、 ベース部材とハンドル部材とに跨って係止されていて、
    該ハンドル部材をラッチ位置方向に付勢する付勢手段
    と、を備え、 ベース部材には、ロックノブの軸支部側の端部を受容す
    るロックノブ受容部と、 該ロックノブ受容部の対向する側壁からそれぞれ向かい
    合って突設された円柱状のボス軸と、前記ロックノブ受容部と隣接配置され、ハンドル部材の
    軸支部側の端部を受容するハンドル受容部と、 該ハンドル受容部の対向する側壁からぞれぞれ向かい合
    って突設された円柱状のボス軸と 、 が設けられており、ロックノブの軸支部側の端部の前記側壁に対向するそれ
    ぞれの側面に設けられて、前記ロックノブ受容部のボス
    軸と係合する軸受け孔と 、 ハンドル部材の軸支部側の端部の前記側壁に対向するそ
    れぞれの側面に設けられて、前記ハンドル受容部のボス
    軸と係合する軸受け孔と、 該軸受け孔に連設されると共に、前記ハンドル受容部の
    ボス軸が所定方向に相対移動可能とされて、ハンドル部
    材をベース部材に対して着脱可能とするボス軸挿入溝
    と、 が設けられた構造であって、 ロックノブのハンドル部材と対向する側面の外表面側に
    スカート部を延設する一方、 ハンドル部材の軸支部側の端部のロックノブ側の側面
    で、前記スカート部形成位置よりも内側に、少なくとも
    ハンドル部材のベース部材からの着脱可能位置におい
    て、前記スカート部と係合可能なボス部を形成したこと
    を特徴とする自動車のインサイドハンドルユニット構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ハンドル部材は、自由端側がベース
    部材から離れ起立したアンラッチ位置近傍で、ベース部
    材から着脱可能となるように、 前記ハンドル受容部に形成されたボス軸の周面がハンド
    ル部材の着脱方向に平行な一対の平坦面とこれら平坦面
    の端縁どうしをつなぐ半円状の円形面とで形成されると
    共に、 前記ハンドル部材のボス軸挿入溝が前記軸受け孔よりも
    ハンドル部材の自由端の延設方向と反対側の向きに連接
    されると共に、その溝縁がほぼ前記ボス軸の一対の平坦
    面間の間隔とされており、 ハンドル部材のベース部材からの着脱可能位置におい
    て、前記スカート部と前記ボス部とが係合可能となるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の自動車のイ
    ンサイドハンドルユニット構造。
  3. 【請求項3】 前記ベース部材には、ハンドル部材のハ
    ンドル着脱可能位置への回動を阻止するストッパが、着
    脱可能に装着されており、 該ストッパに、前記ハンドル部材が当接して、その過度
    の回動が阻止された状態において、前記ロックノブのス
    カート部とハンドル部材のボス部とが係合可能なように
    したことを特徴とする請求項1または2の何れかに記載
    の自動車のインサイドハンドルユニット構造。
  4. 【請求項4】 前記ロックノブのスカート部とハンドル
    部材のボス部とを支軸と同心的に形成し、ハンドル部材
    のラッチ位置からアンラッチ位置を介して、ハンドル着
    脱可能位置までの回動域の全域に亘って係合可能にした
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自動車
    のインサイドハンドルユニット構造。
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