JP2558731Y2 - 自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造 - Google Patents

自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造

Info

Publication number
JP2558731Y2
JP2558731Y2 JP1058192U JP1058192U JP2558731Y2 JP 2558731 Y2 JP2558731 Y2 JP 2558731Y2 JP 1058192 U JP1058192 U JP 1058192U JP 1058192 U JP1058192 U JP 1058192U JP 2558731 Y2 JP2558731 Y2 JP 2558731Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dial
stopper
air outlet
mounting structure
mounting boss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1058192U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0562306U (ja
Inventor
義人 犬塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoac Corp filed Critical Inoac Corp
Priority to JP1058192U priority Critical patent/JP2558731Y2/ja
Publication of JPH0562306U publication Critical patent/JPH0562306U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558731Y2 publication Critical patent/JP2558731Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用空気吹出し口
のダイヤル取付構造に関し、更に詳しくは、自動車車内
への空調用空気吹出し口に設けられるダイヤル取付構造
に関する。本考案は自動車用空調吹出し口からの風量調
整等に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来、空調のための自動車用空気吹出し
口には風量調節用のダンパーがあり、このダンパーを開
閉させるダイヤルは、運転席からダイヤル操作できるよ
うに空気吹出し口を構成するケ−ス本体側壁に形成した
ダイヤル取付用ボスに取り付けていた。そして、ダンパ
−とダイヤルとを連結するア−ムによって、ダイヤルを
回せばダンパ−開閉操作ができるようになっていた。斯
るダイヤルの取付けは、図6の如くケース本体Aから当
てリブ13を形成したダイヤル取付用ボス1をケース本
体Aと一体成形にて設け、ここにワッシャ7を嵌めた
後、ダイヤル2を上から差し込んでいた。この時、ダイ
ヤル2に形成した係止軸23は、ダンパ−5と連結して
作動するア−ム6に設けた孔61に挿入される。そし
て、ストッパー3にて位置固定した後、最後にタッピン
グスクリュー4にて締付けを行った。このようにして、
ダイヤル2のケース本体Aへの取付けがなされていた。
ここで、ケース本体Aと共にダイヤル2の材質は、通常
ABS樹脂である為、ワッシャ7及びストッパー3は、
通常、摩擦抵抗の小さいポリアセタール樹脂からなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ダイヤル取付構造においては、ダイヤルをワッシャとス
トッパーとで挟んで固定するため、部品点数が多く、組
付工数も大きかった。ワッシャを削除すれば、ダイヤル
がケース本体に直かに当接し摺動するため、ABS樹脂
同士の摩擦が生じ製品削れの不具合を招いた。また、ダ
イヤル取付用ボスへワッシャを入れダイヤルを差し込ん
だ後、ストッパ−をはめ込みタッピングスクリュ−で縲
着しようとすると、ダイヤルの半径方向にガタツキがあ
るため、この作業性が悪かった。更に、ダイヤル操作力
の微調整は、ダイヤル取付用ボスにタッピングスクリュ
−を締め付けた後、このタッピングスクリュ−を多少弛
める等してストッパ−がダイヤルを押さえ込む加減で調
整していたため、勘に頼らざるを得なかった。
【0004】本考案は、上記問題点を克服するものであ
り、ワッシャを不要とし、しかも、ダイヤルにストッパ
ーを挿着して予め一体的に組み付けることで、ダイヤル
半径方向のガタツキに伴う作業性の悪さを改善し、更に
タッピングスクリュ−を完全に締め付けてもダイヤルの
操作性に関係のないアッセンブリー化を図れる自動車用
空気吹出し口のダイヤル取付構造を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の自動車用空気吹
出し口のダイヤル取付構造は、ケース本体に設けられる
ダイヤル取付用ボスにダイヤルが取り付けられる自動車
空気吹出し口のダイヤル取付構造において、上記ダイヤ
ルにはストッパ−が一体的に組み付けられ、該ストッパ
−の裏面中央側にはスリット入りの円筒状爪部が設けら
れ、且つ該ストッパ−の裏面外周側には、上記ダイヤル
と点当たり又は線当たりとなるような隆起部が形成され
ており、更に、上記ダイヤル取付用ボスの端面には、上
記ストッパ−が嵌合・固定される場合、該ストッパ−が
回転することを防止するための回り止め用リブが形成さ
れていることを特徴とする。ここで、「ダイヤルにはス
トッパ−が一体的に組み付けられ」とは、ダイヤルに設
けた中央孔にストッパ−を挿着することで予め一体化で
きるように組み付けられることをいう。
【0006】
【作用】本考案に係る自動車用空気吹出し口のダイヤル
取付構造は、ダイヤルの中央孔部内へストッパーを差し
込んで一体的に組み付けられるので、ワッシャが不要
で、また、これによってダイヤルは位置固定されるの
で、従来のようなダイヤル半径方向のガタツキもなく組
付け作業を著しく改善することができる。更に、ダイヤ
ル操作力は一体に組み付けたストッパ−との間で行われ
るので、タッピングスクリュ−に担わせていたダイヤル
操作力の調節機能がなくなり、タッピングスクリュ−を
完全に締め付けてもダイヤルの操作性に影響を与えない
ダイヤル取付構造とすることができる。
【0007】
【実施例】以下、実施例により本考案を具体的に説明す
る。 (1)自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造 図1〜5は、本考案に係るダイヤル取付構造の一実施例
を示すもので、ケ−ス本体Aに設けられたダイヤル取付
用ボス1と、ダイヤル2と、ストッパ−3と、タッピン
グスクリュ−4と、から構成される。ダイヤル取付用ボ
ス1は、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合(ABS)樹脂製でケ−ス本体Aと一体成形により設
けられたもので、肉厚の中空円筒形状をなす。ダイヤル
取付用ボス1の端面11には、図1の如く2つの長方体
の回り止め用リブ12、12が形成されている。
【0008】ダイヤル2は、全体形状を略ド−ナツ状と
し、中心に中央孔21を有する。ダイヤル2の裏面側の
この中央孔21周りには座繰部22を形成して、ダイヤ
ルの肉厚Lは他の部分より薄くなっている(図4)。
尚、係止軸23は、ダンパ−(図示せず。)と連結する
ア−ム(図示せず。)に設けた孔に挿入される軸であ
る。ダイヤル操作によってダンパ−を作動できるように
するためである。ケ−ス本体Aには、上記ダイヤル2を
自動車車内から操作し得るように、図3の如く開孔aが
設けられている。
【0009】ストッパ−3は、ポリアセタ−ル樹脂製
で、孔311を有する頭部31と、これに立設され、上
記ダイヤル取付用ボス1の外径より多少大きくしてこの
ボスに差し込めるようにした円筒状の爪部32と、から
構成される。頭部31は、孔311を有する円盤形状を
なし、この裏面は平らであり外周近傍に90°間隔で4
箇所に玉ブチによる隆起部312が形成されている。点
当たりとなるようにするためである。隆起部312はリ
ブを形成してダイヤル2と線当たりとなるようにしても
よい。また、上記回り止め用リブ12に対応する頭部3
1には、回り止め用リブ12を収める切欠溝313が設
けられている。ダイヤル取付用ボス1の端面11にスト
ッパ−3が勘合・固定される場合、ダイヤル操作に追随
してストッパ−が回転するのを防止するためである。
【0010】爪部32は、ストッパ−3の裏面中央側に
設けられ、胴部321とこの胴部先端で外方に張り出し
た鉤部322とからなる。爪部32の全体形状は円筒状
をなし、円筒縦方向に4箇所のスリット323が入り、
4分割された構成になっている。ここで、鉤部322の
張り出し部分は、内側に曲げた場合に、爪部自体を損傷
せずにダイヤルの中央孔21を挿通できる範囲内に抑え
られる。ダイヤル2にストッパ−3が一体的に組み付け
られるからである。胴部321の外径は、図4の如くダ
イヤルの中央孔21の径より僅かに小さい。一方、胴部
321の長さは、中央孔21周りのダイヤル肉厚Lより
もやや大きくなっている。ダイヤル2にストッパ−3を
一体的に組み付ける際、挿着し易いようにするためであ
る。
【0011】タッピングスクリュ−4は、ダイヤル2と
一体的に組み付けられたストッパ−3をダイヤル取付用
ボス1に固着するネジである。
【0012】(2)ダイヤルの取付方法 ストッパ−3をダイヤル2の表側から、爪部32を差し
込むように押圧する。爪部32は、図5のように内方に
曲がりながら中央孔21を通過する。鉤部322がダイ
ヤル2の裏面側に出ると、図3のようにダイヤル2にス
トッパ−3が一体的に組み付けられ脱離困難になる。胴
部321の長さは、中央孔21周りのダイヤル肉厚より
長いため容易にストッパ−3をダイヤル2に挿着でき
る。そして、ストッパ−3の鉤部322と隆起部312
とがダイヤル2を位置固定する。このように、予めダイ
ヤル2とストッパ−3とを一体的に組み付けたサブアッ
センブリー品は、ストッパ−3の切欠溝313を回り止
め用リブ12に合わすようにして、ダイヤル取付用ボス
1へ取り付ける。この時、係止軸23はア−ム6の孔6
1(図5参照)に挿入される。ダイヤル2を回すこと
で、ア−ム6を介してダンパ−5の開閉を行わせるため
である。その後、タッピングスクリュ−4にて、ストッ
パ−3をダイヤル取付用ボス1に螺着することで自動車
用空気吹出し口のダイヤル取付が完了する。
【0013】(3)実施例の効果 本実施例では、ダイヤル2の中央孔21へストッパー3
を差し込んで組み付けられ、このストッパ−3がダイヤ
ル2を両面から当接する構成になるので、ワッシャは不
要になる。本実施例の如く、ダイヤル2がABS樹脂製
であっても、ストッパ−3はポリアセタ−ル樹脂成形品
であるため、自己潤滑性に優れ製品削れを招く不具合も
ない。また、ストッパ−3がダイヤル2を位置固定して
一体的に組み付けられているので、従来の如くダイヤル
の半径方向のガタツキはなく、簡単にダイヤル取付作業
が行える。更に、ダイヤル操作調節は一体的に組み付け
たストッパ−との間で行われるので、タッピングスクリ
ュ−をきつく締め付けてもダイヤル操作性に何ら関係の
ないダイヤル取付構造を保有する。換言すれば、タッピ
ングスクリュ−にダイヤル調節機能を持たす必要もな
く、締め付ける役目だけになっている。加えて、ダイヤ
ル取付用ボス1にストッパ−3が回転することを防止す
るための回り止め用リブ12が形成されているので、ダ
イヤル操作に伴ってストッパ−3が共回りしてタッピン
グスクリュ−を弛ませることはない。
【0014】尚、本考案においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途等に応じて本考案の
範囲内で種々変更した実施例とすることができる。例え
ば、上記ダイヤル、ダイヤル取付用ボス、ストッパ−の
形状、大きさ等は、使用目的に応じ、適宜変更される。
また、玉ブチの個数は、ダイヤルの操作力の調整に鑑
み、個数を増やしてもよいし減少させてもよいし、更に
リング状として線状のリブ等を形成するもの等でもよ
い。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案に係る自動車用空
気吹出し口のダイヤル取付構造によれば、ワッシャが不
要で、従来のようなダイヤル半径方向のガタツキもなく
組付け作業も大変容易になり、また、従来のようなタッ
ピングスクリュ−の締め込み加減でダイヤル操作性を調
節する必要がなく,その調整が極めて容易であるととも
に、勘に頼らず作業の標準化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係わる自動車用空気吹出し口のダイ
ヤル取付構造を構成せんとする説明斜視図である。
【図2】本実施例において使用するストッパ−の拡大斜
視図である。
【図3】本実施例に係わる自動車用空気吹出し口のダイ
ヤル取付構造を示す説明断面図である。
【図4】本実施例においてダイヤルとストッパ−との嵌
合部分の拡大要部断面図である。
【図5】本実施例においてダイヤルの中央孔をストッパ
−の爪部が内方に曲がりながら通過する状態を示す説明
断面図である。
【図6】従来に係わる自動車用空気吹出し口のダイヤル
取付構造を構成せんとする説明斜視図である。
【符号の説明】
1;ダイヤル取付用ボス、11;端面、12;回り止め
用リブ、13;当てリブ鍔、2;ダイヤル、21;中央
孔、22;座繰部、23;係止軸、3;ストッパ−、3
1;頭部、311;孔、312;隆起部、313;切欠
溝、32;爪部、321;胴部、322;鉤部、32
3;スリット、4;タッピングスクリュ−、5;ダンパ
−、6;ア−ム、61;孔、7;ワッシャ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体に設けられるダイヤル取付用
    ボスにダイヤルが取り付けられる自動車空気吹出し口の
    ダイヤル取付構造において、 上記ダイヤルにはストッパ−が一体的に組み付けられ、
    該ストッパ−の裏面中央側にはスリット入りの円筒状爪
    部が設けられ、且つ該ストッパ−の裏面外周側には、上
    記ダイヤルと点当たり又は線当たりとなるような隆起部
    が形成されており、 更に、上記ダイヤル取付用ボスの端面には、上記ストッ
    パ−が嵌合・固定される場合、該ストッパ−が回転する
    ことを防止するための回り止め用リブが形成されている
    ことを特徴とする自動車用空気吹出し口のダイヤル取付
    構造
JP1058192U 1992-01-31 1992-01-31 自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造 Expired - Lifetime JP2558731Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1058192U JP2558731Y2 (ja) 1992-01-31 1992-01-31 自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1058192U JP2558731Y2 (ja) 1992-01-31 1992-01-31 自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0562306U JPH0562306U (ja) 1993-08-20
JP2558731Y2 true JP2558731Y2 (ja) 1998-01-14

Family

ID=11754216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1058192U Expired - Lifetime JP2558731Y2 (ja) 1992-01-31 1992-01-31 自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2558731Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160043362A (ko) * 2014-10-13 2016-04-21 현대모비스 주식회사 차량용 에어벤트 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160043362A (ko) * 2014-10-13 2016-04-21 현대모비스 주식회사 차량용 에어벤트 장치
KR102205971B1 (ko) 2014-10-13 2021-01-21 현대모비스 주식회사 차량용 에어벤트 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0562306U (ja) 1993-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2084729C (en) Adjustable windshield support
JP2558731Y2 (ja) 自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造
JP3351937B2 (ja) 自動車用インサイドハンドル装置の取付け構造
KR100534174B1 (ko) 합성수지제 부시
JPH0534261Y2 (ja)
US5349884A (en) Dust shield mounting system
JP3290806B2 (ja) ダンパ開閉装置
JP2576162Y2 (ja) 車両のフューエルリッド構造
JP3207649B2 (ja) エアアウトレットのダンパー開閉用操作ダイヤルの取り付け構造
JPH0678021U (ja) ダンパー開閉装置
JP2606084Y2 (ja) ピラートリムの取付構造
JPH05319087A (ja) 自動車用空気吹出し装置のダイヤル取付構造
JPH072333Y2 (ja) ライセンスプレートの取付装置
JPS6343650Y2 (ja)
JP2589132Y2 (ja) エアアウトレットのダンパ開閉装置の操作荷重付与機構
JPH0126081Y2 (ja)
JPS6221453Y2 (ja)
JPH021415Y2 (ja)
JPS6330812Y2 (ja)
JP2000329116A (ja) 連結具
US4891909A (en) Closure for triangular window in a vehicle body
JPS6313527Y2 (ja)
JPS6226280Y2 (ja)
JPS6128091Y2 (ja)
JPH10299736A (ja) 開閉部機構