JPS6221453Y2 - - Google Patents

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JPS6221453Y2
JPS6221453Y2 JP1983156749U JP15674983U JPS6221453Y2 JP S6221453 Y2 JPS6221453 Y2 JP S6221453Y2 JP 1983156749 U JP1983156749 U JP 1983156749U JP 15674983 U JP15674983 U JP 15674983U JP S6221453 Y2 JPS6221453 Y2 JP S6221453Y2
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JP
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opening
case
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ventilator
air volume
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JP1983156749U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は自動車等車両のベンチレーターのダ
ンパー開閉装置に係わり、特に、ダンパーに開閉
節度を付与し、かつ、クリツク係止機能を創案し
たダンパーの開閉リンク構造に関する。
〔従来技術〕
従来、自動車等車両のベンチレーターにおい
て、ダンパーの開閉節度が単純で、全開と全閉の
2段に構成したベンチレーターが使われていた。
第6図に示すように、ベンチレーターのダンパ
ーを回動し、開閉自在とする回動軸の軸端のリン
ク板の突端の係合ピンと、このリンク板を揺動操
作する操作レバーに、楕円係合孔を設けておき、
このリンク板の係合ピンの軸芯と操作レバー途中
との間に懸架したターンオーバー方式のトーシヨ
ンスプリングの助勢によつて、前記ダンパーを全
開もしくは全閉に保持するものであつた。しか
し、ダンパーを所望の開閉角度にクリツク操作し
保持せしめるには、別体のクリツク操作機構を必
要とし、構造が複雑となり製作が面倒であつた。
〔考案の目的〕
この考案は上述のごとき点に鑑みなされたもの
で、ダンパーの風量調整板のケース外に突設せし
めた回動軸に、全体三角形の開閉制御板の中心孔
を固着するとともに、ケース外壁に植設したピン
で開閉制御板の半円弧の軌跡決め孔に係止位置決
めさせるべく、反対側の先端に外方に向け突設し
た係合ピンを、ケース外壁端に枢着し揺動自在と
なした操作レバーの一端の係合孔に遊嵌せしめ
て、風量調整板の開閉節度を与えるようにし、こ
れによりダンパーの開閉リンク機構の構成部品点
数を最少数となし、構造簡単、製作・組込み簡単
なるベンチレーターの開閉装置を提供しようとす
るものである。
〔考案の構成〕
この考案のベンチレーターのダンパー開閉装置
の要旨とするところは、ベンチレーターケース内
にダンパーを揺動自在に取付けるとともに、この
ダンパーの回動軸を上記ベンチレーターケースの
外側に臨ませてなる風量調整板と、弾性材で形造
られて中心孔でもつて、前記風量調整板の回動軸
の端末に固着した全体三角形の先端に外方向に向
けて係合ピンを突設せしめるとともに、前記ベン
チレーターケースの一外側壁に植設したピンとの
係合位置を決める半円弧の軌跡決め孔を前記係合
ピンとは反対側に持つ開閉制御板と、前記係合ピ
ンと遊嵌する係合孔を一端に形成し、その中央を
前記ケース外側壁の端に枢着し、揺動自在となし
た操作レバーとを具備せしめたことにある。
〔実施例〕
つぎに、この考案のベンチレーターのダンパー
開閉装置の一実施例を、第1図ないし第4図にし
たがつて説明する。
1はポリプロピレンなどで代表される合成樹脂
製のベンチレーターケース(以下、単にケースと
いう。)で、このケース1は全体Y字状に形成さ
れていて、前後両端の角形開口せられ偏平角筒状
に形成され、前端の角形開口には鍔縁2が形成さ
れている。そして、この鍔縁2の一側には、この
考案におけるリンク機構の構成部品が配設されて
いて、鍔縁2の右側近傍に、上下方向にレバー操
作する空間が確保されている。
一方、ケース1の上後の吸気口18とヒーター
給気孔19が左側下方に開口せられている。さら
に、このケース1の上方の吸気側18のエヤダク
トの終端で分岐し、前記鍔縁2の上方の内壁との
交差箇所の内部において、あらかじめ取付座面が
設けてあり、この交差箇所を閉塞する大きさであ
つて長方形のダンパーの風量調整板7が、揺動自
在に支持されているとともに、下端は上記ケース
1を斜めに遮断するように、前記取付座面に当接
して止まり、長方形の上端は、前記鍔部2の上方
の内壁の間際にきて止まる。また、ケース1の前
記箇所の両側壁で、エヤダクトの偏平角孔の中心
相当位置に、一対の貫通孔が穿設してある。
また、前記ダンパーの風量調整板7の両側にお
いて、一体成形した回動軸6,6が突設してあ
り、これら回動軸6のうち、片側の長い方の回動
軸6を貫通せしめたうえこのケース1の一外壁1
1に臨ませてあり、円形軸端は、第2図に示すよ
うに廻止めしてある。
9はポリプロピレンなど弾性材で全体長三角形
に形造られた開閉制御板であつて、その中心孔8
にて、前記風量調整板7の回動軸6の軸端に嵌挿
せしめたうえ、僅か突出する軸端を熱カシメし、
この開閉制御板9の向きと、ケース1内のダンパ
ーの風量調整板7の向きを略直交するように固着
してある。
さらに、この開閉制御板9の薄板先端12′で
は外方に向けて所定径の係合ピン12を突設する
とともに、第2図に示すごとく前記ケース1の一
外壁11奥要所に植設したピン4との係合位置
a,b,cを決める半円弧の軌跡決め孔10が一
体に穿設してある。この軌跡決め孔10のa位置
とピン4とが一致するときは、ケース1内の風量
調整板7が、エヤダクトの交差箇所を、完全閉鎖
状態に保持するものである。また、同孔10のc
位置とピン4とが一致するときは、ケース1内の
風量調整板7が、エヤダクトの管路の流れ方向と
同じ方向に保持され、第3図に示すように、前記
ケース1の上後の吸気口18からの流入空気を最
大量で流通せしめ得る。
つぎに、13は前記ケース1の一外壁11の隅
角要部に、中央孔15をビス16でもつて締着し
た金属性の操作レバーである。この操作レバー1
3の締着位置は、前記開閉制御板9の係合ピン1
2の揺動運動角によつて決まるが、この実施例で
は、1対2.5倍の関係位置が保たれている。
この係合ピン12と操作レバー13との係止接
点は、レバーの回動で移動するが、レバー操作の
初期余裕を見込んで、菱形の係合孔14が操作レ
バー13の一端に穿設してあり、このレバーの他
方は、ケース1の前側に伸び、一部屈曲せしめる
とともに、先端にレバーノブ17が添着してあ
り、上下方向に揺動自在となしてある。
20は、ケース1の前正面を覆うカバーで、前
記レバーノブ17の操作時の干渉を避けるため凹
陥部21が設けてある。
ここで、ダンパーの風量調整板7の構造につい
て、第5図により説明するなら、この風量調整板
7自体は2重構造となつていて、長方形の外周縁
の間隙にウレタン発泡体の細径片が挾着せしめて
あり、ケース1の内側壁との閉鎖に効用をあげ
る。
〔作用〕
つぎに、この考案の作用について説明する。ダ
ンパーの風量調整板7が第2図に示すように閉じ
られているときは、操作レバー13のレバーノブ
17が、カバー20内で、下方に押し下げられて
止まる。このとき、開閉制御板9の軌跡決め孔1
0の係止位置aで、ケース1の一外壁11の奥要
所でピン4に樹脂ばね力の助勢もあつて具合よく
係合して止まつている。
ところで、操作レバー13のレバーノブ17を
上方向に引張り上げると、この操作レバー13の
一端の係合孔14が、ビス16を支点として、下
方向に押し下げられる。ここにおいて、前記係合
孔14の中の係合ピン12が、同一方向に回動し
始めるので、この係合ピン12の開閉制御板9
は、逆回動方向に動き、回動軸6が逆回転方向に
動くにつれて風量調整板7が約50度ないし55度回
動して、第3図に示すごとき関係位置を保つて止
まる。このとき、ケース1の一外壁11の奥位置
のピン4に係合している軌跡決め孔10のうち係
止位置cまで来て止まる。
〔考案の効果〕
上記のごとき、ベンチレーターケースのダンパ
ー開閉装置の構造によれば、前記図面のなかで、
ダンパーの停止位置は、中間の半開位置を示すも
のであり、軌跡決め孔の外周縁が適当なる太さを
保つて樹脂ばねの役目を果すものであることから
して、かかる中間の係止位置と前記ピンとが係合
したなら、この個所に、的確に停止し、風量調整
板や各リンク構成品のバタツキを防ぐ工夫が、施
されている。
さらに、この考案によれば、開閉制御板に係合
位置a,c、と中間の係合位置bと、それに摺動
部をもつ半円弧の軌跡決め孔を、前記ケースの一
外側壁に配設し、この開閉制御板とケース内の風
量調整板とを回動軸でもつて互いに固着し、一方
で操作レバーの一端の係合孔と遊嵌せしめた開閉
制御板の係合ピンとの組合せにより、操作レバー
のレバーノブの上下操作により、風量調整板7を
開閉するようにしたから、所定のレバー操作角
で、中間風量にも調整でき、この位置がクリツク
係止機能を付与したものであることより、このク
リツク係止も確実になされるから、風量調整板の
バタツキや動揺も生じない。
よつて、随時、迅速に使用の便に供せられる自
動車において、開閉操作は容易で、所定の操作の
機能を最少構成部品数で果すように工夫せられた
きわめて実用性の高いベンチレーターのダンパー
開閉装置であり、構造も簡単で、取付けも容易で
あるから、故障も少なく、安価であつて汎用性の
あるものとして供給できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案の一実施例を示
すもので、第1図はこの考案のダンパー開閉装置
の斜視図、第2図はその装置の右側面図、第3図
はその使用状態の右側面図、第4図は第3図のD
−D矢視線に沿う拡大断面図、第5図は他の状態
を示す第4図と同様要部の断面図、第6図は従来
の開閉装置を示す側面図である。 1……ベンチレーターケース、2……鍔縁、4
……ケース外壁のピン、6………回動軸、7……
風量調整板、9……開閉制御板、10……半円弧
の軌跡決め孔、12……係合ピン、13……操作
レバー、14……係合孔、16……ビス、17…
…レバーノブ、20……カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベンチレーターケース内にダンパーを揺動自在
    に取付けるとともに、このダンパーの回動軸を上
    記ベンチレーターケースの外側に臨ませてなる風
    量調整板と、弾性材で形造られて中心孔でもつ
    て、前記風量調整板の回動軸の端末に固着した全
    体三角形の先端に外方向に向けて係合ピンを突設
    せしめるとともに、前記ベンチレーターケースの
    一外側壁に植設したピンとの係止位置を決める半
    円弧の軌跡決め孔を前記係合ピンとは反対側に持
    つ開閉制御板と、前記係合ピンと遊嵌する係合孔
    を一端に形成し、その中央を前記ケース外側壁の
    端に枢着し、揺動自在となした操作レバーとを具
    備せしめたことを特徴とするベンチレーターのダ
    ンパー開閉装置。
JP15674983U 1983-10-07 1983-10-07 ベンチレ−タ−のダンパ−開閉装置 Granted JPS6062314U (ja)

Priority Applications (1)

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JP15674983U JPS6062314U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 ベンチレ−タ−のダンパ−開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15674983U JPS6062314U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 ベンチレ−タ−のダンパ−開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6062314U JPS6062314U (ja) 1985-05-01
JPS6221453Y2 true JPS6221453Y2 (ja) 1987-06-01

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ID=30345780

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JP15674983U Granted JPS6062314U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 ベンチレ−タ−のダンパ−開閉装置

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JP (1) JPS6062314U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135740Y2 (ja) * 1972-01-25 1976-09-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6062314U (ja) 1985-05-01

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