JPH0741612Y2 - ダンパー開閉装置 - Google Patents

ダンパー開閉装置

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JPH0741612Y2
JPH0741612Y2 JP3578188U JP3578188U JPH0741612Y2 JP H0741612 Y2 JPH0741612 Y2 JP H0741612Y2 JP 3578188 U JP3578188 U JP 3578188U JP 3578188 U JP3578188 U JP 3578188U JP H0741612 Y2 JPH0741612 Y2 JP H0741612Y2
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JP
Japan
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damper
sliding
sliding portion
opening
arc
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冠房 大沢
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のベンチレータ等において、空気流量
を調節するためのダンパー開閉装置に関するものであ
る。
(従来の技術) たとえば、自動車のベンチレータにおいて、空気流量を
調節するダンパー開閉装置として、空気通路を構成する
ケース体の内部に空気流量調節用のダンパーを開閉自在
に設け、ケース体側の固定部分に上記ダンパーを開閉す
る操作レバーや操作ダイヤル等の操作体を回動自在に設
けたものが一般的である。
ところで、従来のダンパー開閉装置では、ダンパーを開
閉する際の操作体の操作トルクを安定させる試みは成さ
れているため、操作体の操作トルクはほぼ一定となって
きたが、ダンパーの開閉度を操作体の操作フィーリング
で判断することはできなかった。
(考案が解決しようとする課題) 上述したように、従来のダンパー開閉装置では、ダンパ
ーの開閉度を操作体の操作フィーリングで判断すること
はできなかった。
本考案は、このような点に鑑み成されたもので、操作レ
バーや操作ダイヤル等の操作体の操作トルクをダンパー
の開閉とともに変化させ、操作体の操作フィーリングの
変化により、ダンパーの開閉度を判断できるようにする
ことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、空気通路を構成するケース体1の内部に空気
流量調節用のダンパーを開閉自在に設け、上記ケース体
1側に設けた固定部分8に上記ダンパーを開閉する操作
体7を回動軸9を中心に回動自在に設けたダンパー開閉
装置であって、上記操作体7及びこの操作体7に対する
上記固定部分8の一方に、上記回動軸9を中心とする円
弧状の第1の摺動部31を設け、上記操作体7及びこの操
作体7に対する上記固定部分8の他方に、上記操作体7
の回動時に上記円弧状の第1の摺動部31と摺接する第2
の摺動部32を設けるとともに、上記円弧状の第1の摺動
部31は、周方向に沿って、上記第2の摺動部32に向かう
高さ寸法が次第に変化するものである。
(作用) 本考案のダンパー開閉装置では、ダンパーを開閉する操
作体7を回動する際に、円弧状の第1の摺動部31と第2
の摺動部32が摺接して、摺動トルクが発生する。そし
て、円弧状の第1の摺動部31は、周本考案に沿って、第
2の摺動部32に向かう高さ寸法が次第に変化するので、
操作体7を回動するに従い、これら第1の摺動部31と第
2の摺動部32との摺動トルクが次第に変化し、操作体7
の操作トルクが次第に変化する。
(実施例) 本考案のダンパー開閉装置の実施例を図面を参照して説
明する。
第1図において、1は自動車のベンチレータに用いる合
成樹脂製のケース体で、このケース体1は、前後を開口
して空気通路を構成し、その前面の開口部が空気吹出し
口2となっており、その内部には空気流量調節用の図示
しない合成樹脂製の板状のダンパーが軸支され、この図
示しいダンパーがケース体1の内部を塞ぐ全閉状態から
ケース体1の上下の壁と平行の全開状態の間で回動する
ようになっており、この図示しないダンパーと一体の合
成樹脂製のレバー3がケース体1の左側の側壁4の外側
に配設されている。
そして、このケース体1の空気吹出し口2の内側には風
向を上下に変える合成樹脂製のルーバー5が上下方向回
動自在に軸支されているとともに、このルーバー5の後
側には風向を左右に変える図示しない別のルーバーが左
右方向回動自在に軸支されており、この図示しないルー
バーを操作する合成樹脂製のつまみ6が上記ルーバー5
の前部に突設されている。なお、ルーバー5は、前部に
露出しているので、その操作は直接行なう。
また、ケース体1の左側の側壁4の外側に合成樹脂製の
操作体としての操作ダイヤル7がポリアセタール等の合
成樹脂製の円盤体8及び回動軸としてのビス9を介して
回動自在に取付けられ、この操作ダイヤル7の後部から
一体に突設されたレバー部10が上記図示しないダンパー
と一体のレバー3と連結され、操作ダイヤル7を回動す
ると、レバー3を介して図示しないダンパーが回動し、
ケース体1内の空気流量の調節つまり空気吹出し口2か
ら吹出す空気の量を調節することができる。なお、ケー
ス体1の空気吹出し口2の外側にはフランジ部11が設け
られ、このフランジ部11の左側部に側壁4と平行な長孔
12が形成され、この長孔12から操作ダイヤル7の絶縁部
が突出しており、ケース体1の前面から操作ダイヤル7
を回動操作することができる。
そうして、上記ケース体1と操作ダイヤル7と円盤体8
の関係について、第2図及び第3図に示すように、ケー
ス体1の側壁4には、円盤体8に対する筒状のボス部21
が突設されているとともに、このボス部21の外方に位置
して操作ダイヤル7の内側面部に対する環状のリブ22が
突設され、操作ダイヤル7には、中心孔23が形成されて
いるとともに、その外側面部には円盤体8に対する環状
の溝24が形成され、円盤体8は、ケース体1の側壁4の
ボス部21及び操作ダイヤル7の中心孔23に対する有底筒
状のブッシュ部25の外方に操作ダイヤル7の環状の溝24
に対する環状の押圧縁部26を3つの彎曲状の弾性連結部
27を介して連結したもので、操作ダイヤル7の中心孔23
に嵌合した円盤体8のブッシュ部25を、合成樹脂製環状
のスペーサ28を嵌合しておいた側壁4のボス部21に被嵌
し、ビス9で円盤体8のブッシュ部25を側壁4のボス部
21に取付けてあり、ボス部21の外形とブッシュ部25の内
形が互いに嵌合する異形形状となっており、回り止め固
定されている。
そして、この状態で、円盤体8の環状の押圧縁部26が、
操作ダイヤル7の外側面部の環状の溝24に係合するとと
もに、弾性連結部27の弾性により、操作ダイヤル7をケ
ース体1に押圧し、これによって、操作ダイヤル7の内
側面部が環状のスペーサ28を介してケース体1の側壁4
の環状のリブ22に圧接している。
また、操作ダイヤル7の外側面部の環状の溝24の外側に
は次第に高さが変化する円弧状の第1の摺動部としての
突条31が突設されているとともに、この操作ダイヤル7
側の突条31に対応して、操作ダイヤル7に対するケース
体1側の固定部分としての円盤体8から外側に第2の摺
動部としての弾性係合片32が突設されており、操作ダイ
ヤル7の回動操作の際に突条31と弾性係合片32が弾性的
に摺接し、この際に弾性係合片32が摺接する位置の突条
31の高さが次第に変化するので、この突条31と弾性係合
片32の摺動トルクが次第に変化し、この実施例では、ダ
ンパーを全開状態から全閉状態に操作する際に、突条31
と弾性係合片32の摺動トルクつまり操作ダイヤル7の操
作トルクが増大し、これによって、操作フィーリングに
より、ダンパーの開閉度を判断できるようにしている。
ここで、ダンパーの開閉度を判断するための操作ダイヤ
ル7の操作トルクの変化は、突条31と弾性係合片32の摺
動トルクの変化によって得ているが、この部分の摺動ト
ルクは、操作ダイヤル7が操作方向と直角の方向にふら
つくと、同じ位置でも大きく変動してしまうが、この実
施例では、円盤体8の環状の押圧縁部26が、弾性連結部
27の弾性により、操作ダイヤル7をケース体1に押圧し
ているので、操作ダイヤル7のふらつきがなく、したが
って、操作ダイヤル7の操作とともに、突条31と弾性係
合片32の摺動トルクが安定的に変化し、操作フィーリン
グによるダンパーの開閉度の判断を狂わせる心配がな
い。
また、操作ダイヤル7の操作トルクは、突条31と弾性係
合片32の摺動トルクだけでなく、他の部分の摺動トルク
も含むため、他の部分の摺動トルクが安定していない
と、操作フィーリングによるダンパーの開閉度の判断を
狂わせることになるが、この実施例では、円盤体8の環
状の押圧縁部26が弾性連結部27により操作ダイヤル7の
外側面部の環状の溝24に弾性的に係合しているため、ビ
ス9、操作ダイヤル7の中心孔23と円盤体8のブッシュ
部25、操作ダイヤル7とスペーサ28とケース体1のリブ
22等の緩みや摩耗があっても、円盤体8が緩みや摩耗を
吸収して各部分の摺動トルクを安定させるので、操作フ
ィーリングによりダンパーの開閉度を判断することがで
きる。
第4図は変形例を示すもので、次第に高さが変化する円
弧状の第1の摺動部としての突条31の適所に凹部35を形
成し、この凹部35と第2の摺動部としての弾性係合片32
の係合により、ダンパーの特定の開閉度で、操作ダイヤ
ル7の操作に区切りを設けたものである。
なお、この実施例では、操作ダイヤル7に、次第に高さ
が変化する円弧状の第1の摺動部としての突条31を設
け、ケース体1側の固定部分としての円盤体8に、第2
の摺動部としての弾性係合片32を設けたが、これに限ら
ず、ケース体1側の固定部分たとえば側壁4に、次第に
高さが変化する円弧状の第1の摺動部を設け、操作ダイ
ヤル7に、第2の摺動部を設けてもよい。
また、この実施例は、操作体が操作ダイヤル7の例であ
るが、操作体が操作レバーであってもよく、同様に、図
示しないダンパーの回動を、レバー3とレバー部10の連
結によるリンク機構で行なうようにしたが、これに限ら
ず、ギヤ機構で行なうようにしてもよい。
(考案の効果) 本考案のダンパー開閉装置によれば、ダンパーを開閉す
る操作体を回動する際に、円弧状の第1の摺動部と第2
の摺動部が摺接して、摺動トルクが発生するとともに、
円弧状の第1の摺動部は、周方向に沿って、第2の摺動
部に向かう高さ寸法が次第に変化するため、操作体7を
回動するに従い、これら第1の摺動部と第2の摺動部と
の摺動トルクが次第に変化し、操作体の操作トルクを次
第に増加または減少させることができる。そこで、例え
ば、ダンパーを全開状態から全閉状態に操作する際に、
操作体の操作トルクが増大することで、操作フィーリン
グにより、ダンパーの開閉度を判断することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のダンパー開閉装置の実施例を示す斜視
図、第2図はその要部の横断面図、第3図はその要部の
分解斜視図であり、第4図はその一部の変形例を示す斜
視図である。 1……ケース体、7……操作体としての操作ダイヤル、
8……固定部分としての円盤体、9……回動軸としての
ビス、31……第1の摺動部としての突条、32……第2の
摺動部としての弾性係合片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気通路を構成するケース体の内部に空気
    流量調節用のダンパーを開閉自在に設け、上記ケース体
    側に設けた固定部分に上記ダンパーを開閉する操作体を
    回動軸を中心に回動自在に設けたダンパー開閉装置であ
    って、 上記操作体及びこの操作体に対する上記固定部分の一方
    に、上記回動軸を中心とする円弧状の第1の摺動部を設
    け、上記操作体及びこの操作体に対する上記固定部分の
    他方に、上記操作体の回動時に上記円弧状の第1の摺動
    部と摺接する第2の摺動部を設けるとともに、 上記円弧状の第1の摺動部は、周方向に沿って、上記第
    2の摺動部に向かう高さ寸法が次第に変化する ことを特徴とするダンパー開閉装置。
JP3578188U 1988-03-17 1988-03-17 ダンパー開閉装置 Expired - Lifetime JPH0741612Y2 (ja)

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JPH01138804U JPH01138804U (ja) 1989-09-21
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ID=31262418

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JP3386745B2 (ja) * 1999-05-24 2003-03-17 トヨタ自動車株式会社 ダイヤル支持構造

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