JPH0752729Y2 - 車輌用空調装置のハウジング回動装置 - Google Patents

車輌用空調装置のハウジング回動装置

Info

Publication number
JPH0752729Y2
JPH0752729Y2 JP1989077268U JP7726889U JPH0752729Y2 JP H0752729 Y2 JPH0752729 Y2 JP H0752729Y2 JP 1989077268 U JP1989077268 U JP 1989077268U JP 7726889 U JP7726889 U JP 7726889U JP H0752729 Y2 JPH0752729 Y2 JP H0752729Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
conditioning case
circular
hole
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989077268U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0315716U (ja
Inventor
嘉弘 野沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP1989077268U priority Critical patent/JPH0752729Y2/ja
Publication of JPH0315716U publication Critical patent/JPH0315716U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0752729Y2 publication Critical patent/JPH0752729Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車輛用空調装置のハウジング回動装置に関す
る。
(従来の技術) 従来第5図乃至第9図に示す如く、前部に横型ルーバー
aを形成し、後部に回動自在の縦ルーバーbを備え、前
後を開口したハウジングcの両側に回動用主軸dを突設
させ、空調ケースeの内側に形成した4角形凹部fに4
角形板状スペーサーgを嵌合固定し、該スペーサーgの
軸孔hに回動用主軸dを回動自在に嵌合し、前部にフィ
ニッシャーlを装着した車輛用空調装置は公知である。
実公昭56-2112号に示す如く、吹出枠体kの側面角穴に
嵌着した角柱状の弾性体lに孔mを内設し、この孔mに
風向変更羽根nの軸pを嵌入し、弾性体lのフランジ部
rを風向変更羽根nの端部でスペーサーsを介して押圧
する風向変更装置の技術は知られている。
(考案が解決しようとする課題) ところで上記従来技術に於て、前者は回動用主軸dの外
周面とスペーサーgの軸孔hの内周面との摩擦による摺
動トルクのみにより回動のフィーリングを得るようにな
っているので、回動用主軸dとスペーサーgの材質の相
違に基く熱膨張係数の差、又は加工精度の差により摺動
トルクにバラツキが生じ、ハウジングcを回動するに当
り常に一定のフィーリングが得られず、又回動用主軸d
とスペーサーgとの間でラジアル方向にガタを発生し易
いという問題点があった。
又、後者はnとkの間隔が大きくなり空調性能を低下さ
せる問題点があり、このためフランジrの厚さを大きく
設定出来ない。従って、フランジの厚さを充分大きく設
定して寸法のバラツキを吸収することが困難であるとい
う問題点があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決することを目的とし、前部に
横型ルーバーを形成し、後部に縦ルーバーを回動自在に
取り付け、前後を開口したハウジングの両側に回動軸を
突設し、空調ケースの軸孔に回動自在に嵌合するように
した車輛用空調装置に於て、外周中間に環状段部と、中
心に貫通円孔を有し、軟質エラストマー樹脂で形成した
弾性スペーサーの貫通円孔をハウジングの回動軸に嵌合
し、上記弾性スペーサーの非円形小径部を空調ケースの
非円形軸孔に嵌合固定し、ハウジングの外側面に形成し
た円形凹部の平滑面で弾性スペーサーの環状段部を軸孔
周辺の空調ケース内面に圧接したことを特徴とするもの
である。
(作用) 弾性スペーサーはハウジング円形凹部平滑面と弾性スペ
ーサーの側端面との間でスラスト荷重による摺動トルク
と、ハウジング回動用主軸と貫通円孔との間でラジアル
荷重による回動トルクを得ることができる。また、スペ
ーサーの材質が軟質エラストマー樹脂の為、第3図に示
す様にハウジングとケースの関係が部品精度のバラツキ
或いは熱変形により仮想線のような状態に変化したとし
ても、スペーサーの弾性により吸収し、ガタ無く、常に
一定の回動トルクを発生させるので、ハウジングの回動
に際しフィーリングが変化しない。
(実施例) 1はABS樹脂製ハウジングで、前部に横型ルーバー2を
一体に形成し、後部に縦ルーバー3を回動自在に取り付
け、前後を開口し、両側には円形凹部1aを形成して鏡面
仕上を施し、その中心より回動軸4を突設している。5
は空調ケースで4角形の軸孔5aが形成されている。6は
ハウジング1を空調ケース5に装着後、前面に差し込む
フィニッシャーである。7は軟質エラストマ(ポリオキ
シメチレンエラストマ,ジュラコンTl-20L−ポリプラス
チック(株)の商標名)で構成され、外周中間に環状段
部7aと、8角形の外形の小径部7bと、中心に貫通円孔7c
とを有する弾性スペーサーで、ハウジング1の回動軸4
を弾性スペーサー7の貫通円孔7cに回動自在に嵌合し、
空調ケース5の両側を押し拡げ乍ら8角形の小径部7bを
空調ケース5の4角形の軸孔5aに嵌合固定し、ハウジン
グ1の外側の円形凹部1aで弾性スペーサー7の環状段部
7aを軸孔5a周辺の空調ケース5内面5bに圧接している。
次に作用について説明する。弾性スペーサー7はハウジ
ング円形凹部1aの平滑面と側端面7dとの間でスラスト荷
重による摺動トルクと、ハウジング回動軸4と貫通円孔
7cとの間でラジアル荷重による回動トルクを得ることが
できる。また、スペーサーの材質が軟質エラストマー樹
脂の為、第3図に示す様にハウジング1と空調ケース5
の関係が部品精度のバラツキ或いは熱変形により仮想線
のような状態に変化したとしても、スペーサーの弾性に
より吸収し、ガタ無く、常に一定の摺動トルクを発生さ
せるので、ハウジングの回動に際しフィーリングが変化
することがなく、車内の高温の熱サイクルにより回動軸
4の結晶化が進み径が次第に縮み縮小されるが、弾性ス
ペーサー7は常に軸方向に押圧されているので、弾性ス
ペーサー7の貫通円孔7cもそれに応じて縮小し、回動軸
4外周面と貫通円孔7c内周面との回動トルクに変化はな
く、円形凹部1aの平滑面は鏡面仕上げされているので、
スペーサーの摩耗が少く、且つ円形凹部1a上面が鎖線の
如く変位してもスラスト荷重による回動トルクが変化す
ることがない。又、円形凹部としたために金型の鏡面仕
上げが容易であり、その上ハウジングの側面と空調ケー
スとの間隔を小さくすることができる。
本考案の実施例では小径部を8角形のような非円形とし
たために、組付けの際、軸孔と軸との位置合わせが容易
となる。
(効果) 本考案によると、してあるので、前部に横型ルーバーを
形成し、後部に縦ルーバーを回動自在に取り付け、前後
を開口したハウジングの両側に回動軸を突設し、空調ケ
ースの軸孔に回動自在に嵌合するようにした車輛用空調
装置に於て、外周中間に環状段部と、中心に貫通円孔を
有し、軟質エラストマー樹脂で形成した弾性スペーサー
の貫通円孔をハウジングの回動軸に嵌合し、上記弾性ス
ペーサーの非円形小径部を空調ケースの非円形軸孔に嵌
合固定して、ハウジングの外側面に形成した円形凹部の
平滑面で弾性スペーサーの環状段部を軸孔周辺の空調ケ
ース内面に圧接してあるので、ハウジング外側の凹部上
面の円滑面と弾性スペーサー端面との間でのスラスト荷
重による摺動トルクとハウジング回動用主軸と、弾性ス
ペーサー貫通円孔との間でのラジアル荷重による回動ト
ルクを得ることができ、ハウジング回動時一定の操作ト
ルクを得易く、また、弾性スペーサー材質が軟質エラス
トマー樹脂の為、部品精度バラツキ等を吸収し、常に一
定の操作トルクを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例外観斜視図、第2図は第1図
のA−A平断面図、第3図は第2図の要部拡大平断面
図、第4図(イ)は第1図の分解斜視図、第4図(ロ)
は要部の拡大斜視図、第5図乃至第8図は従来の第1比
較例で、第5図は分解斜視図、第6図は組立外観斜視
図、第7図は要部正断面図、第8図は第6図のA−A平
断面図、第9図は従来の第2比較例である。 1……ハウジング、1a……円形凹部、2……横ルーバー 3……縦ルーバー、4……回動軸、5……空調ケース 5a……軸孔、5b……空調ケース内面、6……フィニッシ
ャー 7……弾性スペーサー、7a……弾性スペーサーの環状段
部、 7b……弾性スペーサーの小径部 7c……弾性スペーサーの貫通円孔 7d……弾性スペーサーの側端面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前部に横型ルーバーを形成し、後部に縦ル
    ーバーを回動自在に取り付け、前後を開口したハウジン
    グの両側に回動軸を突設し、空調ケースの軸孔に回動自
    在に嵌合するようにした車輛用空調装置に於て、外周中
    間に環状段部と、中心に貫通円孔を有し、軟質エラスト
    マー樹脂で形成した弾性スペーサーの貫通円孔をハウジ
    ングの回動軸に嵌合し、上記弾性スペーサーの非円形小
    径部を空調ケースの非円形軸孔に嵌合固定し、ハウジン
    グの外側面に形成した円形凹部の平滑面で弾性スペーサ
    ーの環状段部を軸孔周辺の空調ケース内面に圧接したこ
    とを特徴とする車輛用空調装置のハウジング回動装置。
JP1989077268U 1989-06-30 1989-06-30 車輌用空調装置のハウジング回動装置 Expired - Fee Related JPH0752729Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989077268U JPH0752729Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 車輌用空調装置のハウジング回動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989077268U JPH0752729Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 車輌用空調装置のハウジング回動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0315716U JPH0315716U (ja) 1991-02-18
JPH0752729Y2 true JPH0752729Y2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=31619498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989077268U Expired - Fee Related JPH0752729Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 車輌用空調装置のハウジング回動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0752729Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6199100B2 (ja) * 2013-07-12 2017-09-20 豊和化成株式会社 レジスタ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS593363Y2 (ja) * 1979-06-14 1984-01-30 日本放送協会 消去ヘツド

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0315716U (ja) 1991-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62114018A (ja) シフトレバ−軸受アセンブリ
JPH0752729Y2 (ja) 車輌用空調装置のハウジング回動装置
JPH10287126A (ja) 球形レジスタ
JPH08296687A (ja) 回転ダンパー
JPH0719857Y2 (ja) 車輌用空調機のダンパ装置
JP2522748Y2 (ja) 車両用空調吹出装置の風向変更装置
JPS6327265Y2 (ja)
JPH0210360Y2 (ja)
JPH0431485Y2 (ja)
JP2560877Y2 (ja) 自動車用空気吹き出し口のフィンの軸受け構造
JPS6034486Y2 (ja) サンバイザ−の軸受支持部の構造
JPH0740919Y2 (ja) 車輌用ベンチレータ
JPH0517546Y2 (ja)
JPH02130806U (ja)
JPH035684Y2 (ja)
JPS6326986Y2 (ja)
JPH0230673Y2 (ja)
JPS5962777A (ja) 車両用空調装置のドア構造
JPH0189623U (ja)
JPS5823155Y2 (ja) 回動式制御装置
JPH074984Y2 (ja) 自動車用シート構造
JP2591957Y2 (ja) 風量調整装置
JPH0749543Y2 (ja) バックラッシュの少ない回転機構
JPH0249041Y2 (ja)
JPH0533773Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees