JPH035684Y2 - - Google Patents

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JPH035684Y2
JPH035684Y2 JP1985118231U JP11823185U JPH035684Y2 JP H035684 Y2 JPH035684 Y2 JP H035684Y2 JP 1985118231 U JP1985118231 U JP 1985118231U JP 11823185 U JP11823185 U JP 11823185U JP H035684 Y2 JPH035684 Y2 JP H035684Y2
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knob shaft
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shaft portion
knob
locked
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JP1985118231U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、回転式係止具に関し、特にたとえ
ば、板状部材を車両等の車室内壁や天井等に装脱
着可能に取り付ける回転式係止具に関する。
「従来技術」 従来から、この種の板状部材としては、典型的
には、第5図および第6図に示すように、自動車
用サンルーフの遮光板として車室内側に装備され
るサンシエードが知られている。この種のサンシ
エード1は、たとえば、車室天井部2に形成され
た平板状のサンルーフ部4に対向して、ルーフヘ
ツドライニング5など車室内側に形成された開口
部6に装着されている。このサンシエード1は、
通常、一体的に成型された合成樹脂材の一枚板1
aと、この一枚板1aの表裏に貼着される合成樹
脂製の表装材1bとからなつており、平板状のサ
ンルーフ部4に対応して、同じく平板状に形成さ
れている。
第6図において、このように構成されたサンシ
エードの取付構造の概略を説明する。たとえば、
開口部6に装着されたサンシエード1の一端側9
aは、対向する開口部6の周縁部一端側6aに適
当な間隔を隔てて設けられた一対のキヤツチヤ
7,7(第5図参照)によつて係脱可能に係止さ
れており、同他端側9bは、この他端側9bに設
けられた回転爪8を介して、対向する開口部6の
周縁部他端側6bに係脱可能に係止されている。
なお、回動爪8は、たとえば、サンシエード1
を挟んでその下面に取り付けられているノブ10
と一体的に回動し、角度にして約90゜回されるこ
とによつて、開口部6の他端側6bとの係合ある
いは係合解除が選択されるというものであり、こ
こにおいて、サンシエード1は、開口部6に、一
端側9aにおいて2点で支持され他端側9bにお
いて1点で支持されて装脱着可能に取り付けられ
た状態となる。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、このような回動爪の場合、主とし
て、下方から操作されることとなり回動爪の定位
置への回動設定がしずらい点、また下方からでは
目視できないサンシエードの上面側に設けられ確
実に係止がなされたか否かが確認できないという
点などから、回動爪の開口部周縁への引つかかり
が少ない、いわゆる不安定な係止の状態(ハーフ
ロツクの状態)となつている場合が多い。
これでは、走行中の振動等により回動爪が開口
部周縁から外れたりするという恐れがある。
「考案の目的」 それゆえに、この考案の主たる目的は、振動等
によつても外れることなく、回動爪の完全係止位
置への回動を節度感によつて確実にし、たとえ
ば、サンシエード等の板状部材を係止対称物であ
る車室内側の開口部等に安定的に装着可能とする
回転式係止具を提供することである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、この考案が採用す
る主たる手段は、被係止部材に嵌め込まれて固定
される基台と、前記基台の一方面側に回動可能に
装着されかつ回されることによつて係止対象物に
係合する回動爪と、前記基台の他方面側からこの
基台の円柱状中空部を回動可能に貫通しかつ前記
回動爪に連結されて一体的に回動するノブ軸部と
を備えた回転式係止具において、前記基台の面上
に、上記円柱状中空内面の一部が平断面ほぼ直線
状に形成された弾発部を設け、前記ノブ軸部の側
部周面には、一定角度の回動毎に前記弾発部に当
接すると共に、前記回動爪を前記係止対象物に対
して係合と係合解除との範囲内で回動させるべく
ノブ軸部の回動角度を規制し、その上端部が前記
回動爪に係合されてノブ軸部に対する前記回動爪
の相対的な回動を阻止する突出部が形成されてな
る点である。
「作用」 基台の円柱状中空部に挿通されたノブ軸部の回
動に伴つて、ノブ軸部の側部周面に形成されてい
る突出部が、中空部の一部であつてその内面より
も内側に突き出ている弾発部に回されてくると、
ノブ軸部の突出部が弾発部に当接する。このとき
ノブ軸部の円滑な回動が一時的に阻止される。
続いて、ノブ軸部がより強い力で強制的に回さ
れると、突出部は弾発部を後方に押し戻しつつ回
動を始める。弾発部はその押圧力に抗し切れず弾
性変形を起こし、突出部は弾発部に圧接しながら
そこを通過する。
このとき、ノブ軸部には、円滑な回動と共に一
時的な回動阻止とが連続して起こり、ノブ操作者
にいわゆるカチツという節度感が与えられる。
「考案の効果」 この考案によれば、係止具において、走行中の
振動等の衝撃では容易に外れることのない完全係
止の状態が確保され、加えて、その係止の状態が
確保されたことを適当な節度感として操作者が確
認することができる。
この考案の上述の目的、その他の目的、特徴及
び利点は図面を参照して行う以下の実施例の詳細
な説明から一層明らかになろう。
「実施例」 第1図はこの考案の一実施例に係る回転式係止
具を示し、その上方から見た分解斜視図、第2図
は第1図における基台とノブとを示し、その下方
から見た分解斜視図、第3図は第1図及び第2図
における基台の平面図、第4図は同基台にノブ軸
部が嵌め込まれた状態を平断面にて示す説明図で
ある。
なお、以下の実施例はこの考案の一具体例にす
ぎず、この考案の技術的範囲がこの実施例によつ
て限定されるものではない。また、第6図に示し
た従来の係止具と共通する要素には同一の符号を
使用して説明する。
第1図において、回転式係止具20は、たとえ
ば、第6図に示すようなサンシエード1に嵌め込
まれて固定され、かつ後述する回動爪24および
ノブ26を上面および下面に、それぞれ、回動可
能に装着する基台22を具備している。基台22
は、弾性を有する合成樹脂材の一体成型品からな
つており、平面視において、ほぼ円形に形成され
ている。この基台22には、上記サンシエード1
(第6図参照)に嵌め込まれた状態で、このサン
シエード1の上面に当接するフランジ22aが設
けられている。
この基台22の上面には、後述する回動爪24
を回動可能に嵌め込むための円形の係止段部22
bが凸状に形成されており、このほぼ中央部に
は、同じく後述のノブ軸部28を回動可能に挿通
するための円柱状の中空部30が形成されてい
る。中空部30には、第3図からわかるように、
第1図に示すノブ26の上面に垂直に形成されて
いる平断面円形のノブ軸部28を回動可能に貫通
させる挿通部分30a(第3図中2点鎖線内)と、
ノブ軸部28の周面であつて互いに対向するべく
その半径方向に設けられた一対の張出し部28
a,28a(突出部)を貫通させる挿通部分30
b,30bとが形成されている。
このうち、挿通部分30bは、張出し部28a
の張出し幅に対応して、挿通部分30aの周面に
沿つて、1/4円だけその対向位置に拡径された
円弧部として形成されている。したがつて、この
中空部30に挿通されたノブ軸部28は、張出し
部28aと挿通部分30bとの嵌合関係におい
て、角度において約90゜の範囲で回動可能となる。
これにより、基台22は、たとえば、ノブ26
の回動角度が0゜又は90゜のときに、第1図に示す
回動爪24が第6図に示した回動爪8と同様に、
開口部6の他端側6bに直角に係合するように取
り付けられる。
なお、中空部30に挿通されたノブ軸部28
は、この基台22を貫通しかつ上記取付状態にし
たがつてその上面に配置されている回動爪24
に、例えば、ネジ32を介して固着される。張出
し部28aの上端部34は、ノブ軸部28の上面
より更に上方に突出され、回動爪24のネジ孔3
6の周囲に形成されている嵌合孔38に嵌め込ま
れて、ノブ軸部28に対する回動爪24の相対的
な回動を阻止して回動爪24とノブ軸部28との
連結を強化している。
次に、第2図を参照してこの実施例における特
徴構成要素について説明する。第2図において、
上述のようにノブ軸部28が組み付けられる基台
22の下面側には、第3図に示すように、中空部
30の一部を構成し、内面の一部分40aが平断
面ほぼ直線状に形成され、かつその一部分40a
が中空部30の挿通部分30bの内面よりも内側
にせり出された側壁40が形成されている。この
側壁40は、第3図からわかるように、中空部3
0を形成している囲い枠39の一部であつて、囲
い枠39に沿つて一定の間隔を隔てて設けられた
一対のスリツト41,41によつていわば長板状
に区分されている。したがつて、この側壁40
は、適当に弾性を有する合成樹脂材の性質を利用
したいわゆる板ばね状の弾発部として形成される
ことになる。しかも、この側壁40の突出程度と
しては、第4図に示すように、挿通部分30b内
を挿通部分30aの周囲約1/4円の長さに渡つて
移動する張出し部28aが、その挿通部分30b
の中央部で弾発的に当接し得るように設定されて
いる。
次に、第4図を参照して、このような構成をと
る回転式係止具の機能について説明する。第4図
において、基台22の中空部30に挿通されたノ
ブ軸部28の回動に伴つて、ノブ軸部28の側部
周面に形成されている張出し部28aが、挿通部
分30bの内面よりも内側に突き出ている側壁4
0の部分に回されてくると、張出し部28aが側
壁40の内面の一部分40aに当接する。このと
き、ノブ26の円滑な回動が一時的に阻止され
る。
続いて、ノブ26がより強い力で強制的に同方
向に回されると、張出し部28aは側壁40を後
方に押し戻しつつ再び移動を始める。これに対し
て、側壁40はその張出し部28aからの押圧力
に抗しきれず、弾性変形を起こし、はみ出し部2
8aは側壁40の一部分40aに圧接しながら通
過する。
このとき、ノブ26には、円滑な回動と共に一
時的な回動阻止の感触とが連続して伝達され、ノ
ブ26をまわす者にいわゆるカチツという節度感
が与えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る回転式係止
具を示し、その上方から見た分解斜視図、第2図
は第1図における基台とノブとを示し、その下方
から見た分解斜視図、第3図は第1図及び第2図
における基台の平面図、第4図は同基台にノブ軸
部が嵌め込まれた状態を平断面にて示す説明図、
第5図はこの考案の背景となる従来のサンシエー
ドがルーフヘツドライニング等車室内側の開口部
に装着された状態を示す要部概略斜視図、第6図
は第5図における−矢視断面図である。 符号の説明、20…回転式係止具、22…基
台、24…回動爪、26…ノブ、28…ノブ軸
部、28a…張出し部(突出部)、30…中空部、
34…上端部、40…側壁(弾発部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被係止部材に嵌め込まれて固定される基台と、
    前記基台の一方面側に回動可能に装着されかつ回
    されることによつて係止対象物に係合する回動爪
    と、 前記基台の他方面側からこの基台の円柱状中空
    部を回動可能に貫通しかつ前記回動爪に連結され
    て一体的に回動するノブ軸部とを備えた回転式係
    止具において、 前記基台の面上に、上記円柱状中空部の内面の
    一部が平断面ほぼ直線状に形成された弾発部を設
    け、 前記ノブ軸部の側部周面には、一定角度の回動
    毎に前記弾発部に当接すると共に、前記回動爪を
    前記係止対象物に対して係合と係合解除との範囲
    内で回動させるべくノブ軸部の回動角度を規制
    し、その上端部が前記回動爪に係合されてノブ軸
    部に対する前記回動爪の相対的な回動を阻止する
    突出部が形成されてなる回転式係止具。
JP1985118231U 1985-07-31 1985-07-31 Expired JPH035684Y2 (ja)

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JP1985118231U JPH035684Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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JP1985118231U JPH035684Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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Publication Number Publication Date
JPS6225315U JPS6225315U (ja) 1987-02-16
JPH035684Y2 true JPH035684Y2 (ja) 1991-02-14

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