JP3112426B2 - クロックスプリングのロック装置 - Google Patents

クロックスプリングのロック装置

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JP3112426B2 JP08230527A JP23052796A JP3112426B2 JP 3112426 B2 JP3112426 B2 JP 3112426B2 JP 08230527 A JP08230527 A JP 08230527A JP 23052796 A JP23052796 A JP 23052796A JP 3112426 B2 JP3112426 B2 JP 3112426B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロックスプリン
グのロック装置に関し、詳しくは、車両のステアリング
ホイールとステアリングコラム間の通電装置に使用され
るクロックスプリングの回転体と固定体とを仮止めする
ためのロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のステアリングホイールとステアリ
ングコラム間を電気的に接続する装置として、クロック
スプリング(ケーブルリール、ロールコネクタとも称さ
れる)が一般に使用されている。このクロックスプリン
グは、ステアリングホイールと共に回転する回転体と、
ステアリングコラムに固定される固定体とを備え、この
回転体と固定体の内部には可撓性のフラットケーブルが
収納されている。
【0003】このようなクロックスプリングにおいて、
フラットケーブルを中立位置に保持するため、回転体を
固定体に仮止めしておくロック装置が設けられている。
【0004】図5及び図6にこの種のクロックスプリン
グのロック装置の第1従来例を示している(特開平8−
45633号公報参照)。
【0005】フラットケーブル(図示せず)が内装され
た回転体2と固定体3とを備え、この回転体2と固定体
3間に架設することで回転体2と固定体3間の相対回転
を停止させるロック部材30が設けられている。
【0006】このロック部材30の係止爪31を、回転
体2の固定体3から突出した縁2a(図6参照)に係止
させることで、ロック部材30が抜け落ちることを防止
すると共に、第1係合部32を回転体2に立設した駆動
ピン8に係合させる(図5(a)参照)と共に第2係合
部37を固定体3に形成した陥凹部40に係合させる
(図5(b)参照)ことによって回転体2と固定体3と
の相対回転をロックしている。
【0007】図7にクロックスプリングのロック装置の
第2従来例を示している(実開平2−77893号公報
参照)。
【0008】回転体2上には一対の回動ストッパ33が
突出され、固定体3には筒状のピン保持部34が形成さ
れ、このピン保持部34に挿入された仮止めピン35の
ストッパ部36を回動ストッパ33で両側から挟むよう
になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記第1従来例のもの
は、係止爪31を係止させるための縁2aを回転体2に
形成するため、回転体2の外径を固定体3の外径より大
きく形成する必要があり、そのため、回転体2の外径寸
法が大きくなり、クロックスプリングの省スペースの上
から好ましくないという問題がある。
【0010】また、第2従来例のものも、ピン保持部3
4を固定体3に設けるため、このピン保持部34の分ク
ロックスプリングの径が拡大するという問題がある。
【0011】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、クロックスプリングの径を拡大することなくロック
部材を固定保持でき、省スペースを可能にしたクロック
スプリングのロック装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため請求項1記載の発明は、アッパーカバーを有する回
転体と、アンダーカバーを有する固定体とを備え、この
回転体と固定体間の内部に可撓性のフラットケーブルが
内装されたクロックスプリングを中立位置に仮止めする
ロック装置であって、第1係止部材と第2係止部材とが
可撓連結部で連結されたロック部材を備え、前記第1係
止部材は、前記可撓連結部の前部の係止板の先端に第1
係止爪が形成され、可撓連結部の後部に第1摘まみ部が
形成された構成であり、前記第2係止部材は、可撓連結
部の下部の係止板の先端に第2係止爪が形成され、該可
撓連結部の後部に前記第1摘まみ部と相対向する第2摘
まみ部が形成された構成であり、前記第1係止爪および
第2係止爪を前記クロックスプリングのアッパーカバー
の上面およびアンダーカバーの下面に各々係合させるよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0013】このため、請求項1記載の発明では、第1
係止部材と第2係止部材の各係止板でクロックスプリン
グの回転体と固定体を上下から挟み、第1係止爪と第2
係止爪がアッパーカバーおよびアンダーカバーに係合さ
れる。したがって、ロック部材を取り付けるためクロッ
クスプリングの径を拡大する必要がなく省スペース化が
可能となる。
【0014】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のクロックスプリングのロック装置であって、前記第
1係止部材の係止板に、前記アッパーカバーに設けられ
た駆動ピンに着脱可能に係合する駆動ピン係合部が設け
られていることを特徴とするものである。
【0015】このため、請求項2記載の発明では、駆動
ピン係合部と駆動ピンとの係合によりロックが確実にな
ると共に、ロック部材の位置決めを容易にする。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のクロックスプリングのロック装置であって、前記
アッパーカバーの上面には前記第1係止爪に係合する係
止溝が駆動ピンに近付けて形成され、前記アンダーカバ
ーの下面には前記第2係止爪に係合する係止凸部が形成
されていることを特徴とするものである。
【0017】このため、請求項3記載の発明では、アッ
パーカバーに係止溝、アンダーカバーに係止凸部を各々
形成するだけで簡単な係合手段が構成されると共に、ロ
ック部材がワンタッチで着脱できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて説明する。なお、図5乃至図7と同一部
材、同一機能のものは同一符号で示している。
【0019】図1において、クロックスプリング1は、
回転体2と固定体3とで構成されている。回転体1は、
アッパーカバー4と中央のロテータ5とで構成され、固
定体3はサイドカバー6とアンダーカバー7とで構成さ
れている。回転体2と固定体3で囲まれた内部空間には
フラットケーブルCが設けられている。
【0020】アッパーカバー4上には、ステアリングホ
イール(図示せず)に係合してその回転をクロックスプ
リング1に伝達するための駆動ピン8が突設されてい
る。また、ロテータ5の内周にはステアリングシャフト
と嵌合する嵌合溝9が形成されている。
【0021】図1および図2において、ロック部材10
は、可撓性合成樹脂材料により形成されたもので、第1
係止部材11と第2係止部材12とが可撓連結部13を
介して略直角状に連結された構成のものである。
【0022】第1係止部材11は、可撓連結部13の前
部に形成された係止板14と、係止板14の先端に下向
きに形成された第1係止爪16と、係止板14の上部に
形成された駆動ピン係合部17と、可撓連結部13の後
部に形成された第1摘まみ部15とで構成されている。
駆動ピン係合部17は、図3および図4に示すように、
一方に角枠形状の係合部材17aが形成され、他方にこ
の係合部材17aに相対向する板状の係合部材17bが
折曲形成されて両部材17a、17b間に係合溝18が
形成された構成のものである。
【0023】図2において、第2係止部材12は、可撓
連結部13の下部に形成されたL字形の係止板19と、
係止板19の先端に形成された第2係止爪21と、可撓
連結部13の後部に形成され、第1摘まみ部15と相対
向する第2摘まみ部20とで構成されている。可撓連結
部13と係止板19とのコーナー部には補強リブ22が
設けられている。
【0024】なお、第1摘まみ部15および第1摘まみ
部20の表面には滑り止め用の凹凸26が形成されてい
る。
【0025】図1において、クロックスプリング1のア
ッパーカバー4の上面には係止溝23が形成され、この
係止溝23に隣接して上記駆動ピン8が突設されてい
る。また、アンダーカバー7の下面には係止凸部25が
形成されている。
【0026】ロック部材10は、可撓連結部13の弾性
力により、第1係止爪16が係止溝23に係合し、第2
係止爪21が係止凸部25の内側に係合する。また、駆
動ピン係合部17の係合溝18に駆動ピン24が嵌ま
り、係合部材17a、17bで駆動ピン24を挟み込む
ようにしている。この状態で回転体2は仮止めされ、ク
ロックスプリング1は中立位置にロックされた状態とな
る。
【0027】ロック部材10をクロックスプリング1に
装着する際、駆動ピン係合部17を駆動ピン24に嵌め
込むことにより、ロック部材10の位置決めが簡単に行
えると共に、第1および第2係止爪16、21によるロ
ックと、駆動ピン係合部17と駆動ピン24によるロッ
クの両者のロック作用により、より確実なロックがなさ
れる。
【0028】ロック解除を行う際には、第1摘まみ部1
5および第2摘まみ部20を互いに接近するように指で
押圧すれば、係止板14および19は可撓連結部13を
支点として回動し、第1係止爪16は上動し、第2係止
爪21は下動するため、第1係止爪16と係止溝23の
係合および第2係止爪21と係止凸部25の係合が外
れ、ロック部材10をクロックスプリング1から図1の
右方向に抜き取ることができる。そして、駆動ピン24
をステアリングホイールの係合孔(図示せず)に係合さ
せることにより、ステアリングホイールの回転は駆動ピ
ン24からクロックスプリング1の回転体2に伝達され
る。
【0029】上記実施の形態において、係止溝23と係
止凸部25による係止手段は、これに限定されず、例え
ば両者を逆に構成してもよいし、あるいは両者とも係止
溝に構成してもよい。
【0030】以上のように、本実施の形態によれば、可
撓連結部13で連結された第1係止部材11の第1係止
爪16と、第2係止部材12の第2係止爪21とを、ク
ロックスプリング1のアッパーカバー4とアンダーカバ
ー7とに係合させるようにしたので、クロックスプリン
グ1を径方向に拡大することなくロック部材10のみで
ロックすることが可能となり、クロックスプリングの省
スペース化が可能となる。
【0031】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、第1係止部材と第2係止部材の各係止板
でクロックスプリングの回転体と固定体を上下から挟
み、第1係止爪と第2係止爪でアッパーカバーおよびア
ンダーカバーをロックするようにしたので、ロック部材
を取り付けるためクロックスプリングの径を拡大する必
要がなく省スペース化が可能となる。
【0032】また、請求項2記載の発明によれば、第1
係止部材の係止板に、アッパーカバーの駆動ピンに着脱
可能に係合する駆動ピン係合部を設けたので、駆動ピン
係合部と駆動ピンとの係合によりロックが確実になると
共に、ロック部材の位置決めも正確に行うことができ
る。
【0033】また、請求項3記載の発明によれば、アッ
パーカバーに係止溝、アンダーカバーには係止凸部を形
成したので、係止溝と係止凸部を形成するだけで簡単な
係合手段が構成されると共に、この係止溝と係合凸部に
ロック部材がワンタッチで着脱できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す縦断側面図であ
る。
【図2】ロック部材の側面図である。
【図3】図2の上面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】第1従来例を示すもので、(a)は平面図、
(b)は側面図である。
【図6】図5(b)のA部拡大図である。
【図7】第2従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 クロックスプリング 2 回転体 3 固定体 4 アッパーカバー 7 アンダーカバー 8 駆動ピン 10 ロック部材 11 第1係止部材 12 第2係止部材 13 可撓連結部 14,19 係止板 15 第1摘まみ部 16 係止爪 17 駆動ピン係合部 20 第2摘まみ部 21 第2係止爪 23 係止溝 25 係止凸部 C フラットケーブル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッパーカバーを有する回転体と、アン
    ダーカバーを有する固定体とを備え、この回転体と固定
    体間の内部に可撓性のフラットケーブルが内装されたク
    ロックスプリングを中立位置に仮止めするロック装置で
    あって、 第1係止部材と第2係止部材とが可撓連結部で連結され
    たロック部材を備え、前記第1係止部材は、前記可撓連
    結部の前部の係止板の先端に第1係止爪が形成され、該
    可撓連結部の後部に第1摘まみ部が形成された構成であ
    り、 前記第2係止部材は、前記可撓連結部の下部の係止板の
    先端に第2係止爪が形成され、可撓連結部の後部に前記
    第1摘まみ部と相対向する第2摘まみ部が形成された構
    成であり、 前記第1係止爪および第2係止爪を前記クロックスプリ
    ングのアッパーカバーの上面およびアンダーカバーの下
    面に各々係合させるようにしたことを特徴とするクロッ
    クスプリングのロック装置。
  2. 【請求項2】 前記第1係止部材の係止板に、前記アッ
    パーカバーに設けられた駆動ピンに着脱可能に係合する
    駆動ピン係合部が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のクロックスプリングのロック装置。
  3. 【請求項3】 前記アッパーカバーの上面には前記第1
    係止爪に係合する係止溝が駆動ピンに近付けて形成さ
    れ、前記アンダーカバーの下面には前記第2係止爪に係
    合する係止凸部が形成されていることを特徴とする請求
    項1または2記載のクロックスプリングのロック装置。
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