JP2591957Y2 - 風量調整装置 - Google Patents

風量調整装置

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JP2591957Y2
JP2591957Y2 JP1993027234U JP2723493U JP2591957Y2 JP 2591957 Y2 JP2591957 Y2 JP 2591957Y2 JP 1993027234 U JP1993027234 U JP 1993027234U JP 2723493 U JP2723493 U JP 2723493U JP 2591957 Y2 JP2591957 Y2 JP 2591957Y2
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英二 鈴木
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Nihon Plast Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両などの風量調整装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の風量調整装置について説明
する。
【0003】車両の吹出口の風量調整装置としては、例
えば実願昭61−200550号公報に開示されたもの
がある。
【0004】従来の風量調整装置1は図6乃至図8に示
すように、通風ダクト本体2の通風路2aに風量調整用
の回動板3が配置されており、ダクト本体2の外部には
回動板3を回動操作するノブ5が回動可能に配置されて
いる。またダクト本体2の端面にはパネル4が形成され
ており、パネル4にはダクト本体2に沿って係合体20
が設けられている。係合体20の端面には複数の係合凹
部21が同一円周22上に、その円周22から内方へ向
かって形成されており、係合凹部21の位置は回動板3
の固定位置になされている。
【0005】ノブ5にはこのノブ5に連動して回動する
スプリング16が取付けられており、スプリング16の
端面には弾性体である凸部17が形成されていて、係合
体20の係合凹部21に係合可能に保持されている。
【0006】ノブ5を回動操作して回動板3を回動する
と、これに連動してスプリング16が回動して係合体2
0の係合凹部21にスプリング16の凸部17がクリッ
ク感を伴って係合する。さらにノブ5を回動操作する
と、スプリング16の凸部17が係合体20の円周部2
2に乗り上げて回動する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、クリック感を出す部分が係合体20の係
合凹部21とスプリング16の凸部17であるので、ノ
ブ5が固定される位置ではスプリング16にかかる荷重
はほぼ0に近く、ノブ5を回動する過程でスプリング1
6に荷重がかかる。このためノブ5に余計なトルクが発
生してノブ5の回動操作が円滑に行われないなどの問題
点を有していた。
【0008】本考案は、上記の問題点を解決するもの
で、ノブの回動操作が円滑で容易な風量調整装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案は、通風ダクト本体の通風路に風量調整用の
回動板が配置され、そのダクト本体の外部にその回動板
を回動操作する操作体が回動可能に配置された風量調整
装置において、ダクト本体と操作体とのいずれか一方
に、複数の突起が同一円周上に間欠的にその円周から外
方へ向かって突設された係合体を設け、他方に前記係合
体の突起に係合する凹形状部を設け、前記突起と前記凹
形状部とのうち少なくとも一方を弾性体で構成して、前
記凹形状部と前記突起との位置関係を、これら凹形状部
及び突起との係合関係が前記操作体の操作により離脱す
るように、設定したことを特徴とする。
【0010】
【作用】この構成によって、係合体の外周に突設された
複数の突起と、凹形状部とが係合するので、操作体が固
定される位置では凹形状部に荷重がかかり、操作体を回
動する過程では凹形状部に荷重がかからないので、操作
体に適度のクリック感が得られるとともに、操作体の回
動操作が円滑で容易である。
【0011】
【実施例】(実施例1) 以下本考案の一実施例について、図1乃至図4を参照し
ながら説明する。なお従来例で示した部品と同じ部品に
は同符号を付してある。
【0012】図1は本考案の風量調整装置1の斜視図で
あり、2はダクト本体、5は操作体であるノブ、7は凹
形状部である凹部ある。
【0013】図に示すように、風量調整装置1は通風ダ
クト本体2の通風路2aに風量調整用の回動板3が配置
されており、ダクト本体2の外部には回動板3を回動操
作するノブ5が回動可能に配置されている。ダクト本体
2の端面にはパネル4が形成されており、パネル4には
ダクト本体2に沿って係合体10が設けられている。係
合体10の端面には複数の突起11が同一円周12上
に、その円周12から外方へ向かって形成されており、
突起11の位置は回動板3の固定位置に合わせて形成さ
れている。
【0014】ノブ5は一端に操作部5aを備え、この操
作部5aはパネル4の操作孔4aから前面に露出してい
る。またノブ5の中心部分には水平方向に突出する嵌挿
部5bが形成されており、この嵌挿部5bの一端には軸
5cが突出形成されていて係合体10に、他端はダクト
本体2に支持されている。またノブ5にはこのノブ5に
連動して回動するスプリング6が取付けられている。
【0015】スプリング6は断面L字状の弾性体で、そ
の端面には凹部7が形成されており、平板部6aにはノ
ブ5の嵌挿部5bに嵌挿して係止する爪8が形成されて
いる。そしてスプリング6の凹部7が係合体10の突起
11に係合可能に保持されている。そしてスプリング6
の凹部7が係合体10の突起11に係合したときにスプ
リング6に荷重がかかり、ノブ5を回動した状態では係
合体10とスプリング6とが離れるように位置関係を設
定してある。また係合体10の突起11とスプリング6
の凹部7の関係は、係合体10の突起11の半径Rを大
きくしてスプリング6の凹部7内に嵌まり込むのを防止
している。
【0016】以上のように構成された風量調整装置1は
図4(a)、(b)に示すように、ノブ5を回動操作し
て回動板3を回動すると、これに連動してスプリング6
が回動して係合体10の突起11にスプリング6の凹部
7がクリック感を伴って係合する。さらにノブ5を回動
操作すると、スプリング6の凹部7が係合体10の突起
11からはずれ、スプリング6には荷重がかからないの
で、ノブ5に適度のクリック感が得られるとともに、ノ
ブ5の回動操作が円滑で容易である。
【0017】(実施例2) 以下本考案の第二の実施例について、図5を参照しなが
ら説明する。
【0018】図において、2はダクト本体、6はスプリ
ングであって、これらは図2の構成と同様なものであ
る。図2の構成と異なるのはノブ5の端部に係合体10
が一体に形成されており、この係合体10に係合するス
プリング6がダクト本体2に固定されている点である。
【0019】そしてダクト本体2の側面には段差を有す
る嵌挿部2bが形成されていて、この嵌挿部2bにはス
プリング6が嵌挿されて固定されており、また嵌挿部2
bにはノブ5が回動可能に嵌挿されている。
【0020】また係合体10の端面には複数の突起11
が形成されており、スプリング6の端面にはこの突起1
1に係合する凹部7が形成されていて、これら突起11
と凹部7との位置関係や大きさは前記実施例1と同様で
ある。
【0021】以上のように構成された風量調整装置1
は、ノブ5を回動操作して回動板を回動すると、これと
一体の係合体10が回動して係合体10の突起11にス
プリング6の凹部7がクリック感を伴って係合し、ノブ
5の回動途中ではノブ5にトルクは発生せずに回動操作
が円滑で容易である。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案は、通風ダクト本体
の通風路に風量調整用の回動板が配置され、そのダクト
本体の外部にその回動板を回動操作する操作体が回動可
能に配置された風量調整装置において、ダクト本体と操
作体とのいずれか一方に、複数の突起が同一円周上に間
欠的にその円周から外方へ向かって突設された係合体を
設け、他方に前記係合体の突起に係合する凹形状部を設
け、前記突起と前記凹形状部とのうち少なくとも一方を
弾性体で構成して、前記凹形状部と前記突起との位置関
係を、これら凹形状部及び突起との係合関係が前記操作
体の操作により離脱するように、設定したものであるか
ら、係合体の円周に突設された複数の突起と、凹形状部
とが係合するので、係合体の円周に突設された複数の突
起と、凹形状部とが係合するので、操作体が固定される
位置では凹形状部に荷重がかかり、操作体を回動する過
程では凹形状部に荷重がかからないので、操作体に適度
のクリック感が得られるとともに、操作体の回動操作が
円滑に行われる優れた風量調整装置を実現できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における風量調整装置の斜視
図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】同風量調整装置のスプリングの斜視図である。
【図4】(a)同風量調整装置の動作説明図である。 (b)同風量調整装置の動作説明図である。
【図5】本考案の第二実施例における風量調整装置の断
面図である。
【図6】従来の風量調整装置の斜視図である。
【図7】図6のB−B線に沿う断面図である。
【図8】(a)同風量調整装置の動作説明図である。 (b)同風量調整装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 風量調整装置 2 ダクト本体 3 回動板 5 ノブ(操作体) 6 スプリング 7 凹部(凹形状部) 10 係合体 11 突起 12 円周

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通風ダクト本体の通風路に風量調整用の
    回動板が配置され、そのダクト本体の外部にその回動板
    を回動操作する操作体が回動可能に配置された風量調整
    装置において、ダクト本体と操作体とのいずれか一方
    に、複数の突起が同一円周上に間欠的にその円周から外
    方へ向かって突設された係合体を設け、他方に前記係合
    体の突起に係合する凹形状部を設け、前記突起と前記凹
    形状部とのうち少なくとも一方を弾性体で構成して、前
    記凹形状部と前記突起との位置関係を、これら凹形状部
    及び突起との係合関係が前記操作体の操作により離脱す
    るように、設定したことを特徴とすることを特徴とする
    風量調整装置。
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