JP2541873Y2 - ヘルメット - Google Patents

ヘルメット

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JP2541873Y2
JP2541873Y2 JP1993034497U JP3449793U JP2541873Y2 JP 2541873 Y2 JP2541873 Y2 JP 2541873Y2 JP 1993034497 U JP1993034497 U JP 1993034497U JP 3449793 U JP3449793 U JP 3449793U JP 2541873 Y2 JP2541873 Y2 JP 2541873Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はヘルメットに係り、特
にシールドの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前面に窓穴が設けられたシェルと、この
窓穴を開閉自在に覆うシールドと、シールドの左右両端
部をシールドが回転自在になるようにシェルへ固定する
取付軸と、この取付軸部分を含むシールドの左右両端部
を覆うシールドカバーとを備えたヘルメットは公知であ
る。この取付軸はシェルへ予め取付けられたベース部材
と一体に形成され、この取付軸をシールドの左右両端部
に形成されたシールド取付穴に嵌合し、さらにこの取付
部を覆うためシールドカバーをベース部材へネジ止めし
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このように
してシールドをシェルへ取付けるためには、シールド取
付穴をその位置が正確になるように比較的高い精度で形
成しなければならず、そのために制作コストが高くな
り、かつシールド取付時の位置調節も困難であった。さ
らに全体としては同一形状のシールドであってもシール
取付穴の位置が少し異なると同一のシェルに対して使
用できないので、複数種類のシェルへ共通使用すること
が困難であった。
【0004】
【上記課題を解決するための手段】上記課題を解決する
ため本考案に係るヘルメットは、外殻を構成し前面に窓
穴が形成されたシェルと、この窓穴を開閉自在に覆う透
明なシールドと、ールドの左右両端部を覆うシールド
カバーとを備えたヘルメットにおいて、このシールドカ
バーにシールドの左右両端部を回転自在にシェルへ固定
する取付軸を形成し、この取付軸を中心にして偏心回転
する取付調節カムを少なくとも左右いずれか一方のシー
ルドカバーに設け、この取付調節カムにシールドカバー
へ任意の回転 角で固定するための位置決め手段を設ける
とともに、この取付調節カムをシールドに形成された
ールド取付穴に嵌合し、前記取付軸をシェルに形成され
たシェル取付穴に嵌合することによりシールドをシェル
へ取付けたことを特徴とする。
【0005】また、シールドの左右両端部のうち、前記
調節カムが設けられなかった側の端部に、シールドを任
意の回転角で一時的に停止するための摩擦手段を設ける
こともできる。
【0006】
【作用】請求項1に係る考案によれば、取付調節カムを
シールドの左右両端部に形成されたシールド取付穴に嵌
合し、さらに取付調節カムに取付軸を通してシェルへ取
付ける。シールド取付穴位置が異なっており位置調節
が必要なときは、取付調節カムを回転させる。するとシ
ールド取付穴が取付軸に対して前後へ移動するため、位
置調節される。
【0007】このため、シールド取付穴をそれほど高い
精度で形成する必要もなくなり、それだけ制作コストが
低くなり、かつシールド取付時の位置調節も容易になっ
た。さらに、取付調節カムを偏心回転させれば、シール
取付穴の位置が少し異なったシールドでも使用できる
ので、複数種類のシェルへ共通使用することが容易にな
った。
【0008】また、位置調節に必要な可動部をすべてシ
ールドカバー側に設け、シェル側にはシェル取付穴のみ
を形成したので、シェルからシールドカバーを取外すだ
けでシールドの交換や位置調節を行うことができ、シェ
ルの内側に設けられるライナー等を外す必要がなくな
り、利便性が向上した。
【0009】さらに、取付調節カムに任意の回転角でシ
ールドカバーへ固定するための位置決め手段を設けたの
で、シールドを取付けるのに適切な偏心量で取付調節カ
ムを 確実に固定でき、取付作業が容易になった。
【0010】請求項2に係る考案によれば、シールドの
左右両端部のうち、前記調節カムが設けられなかった側
の端部に摩擦手段を設けたので、シールドが任意の回転
角で一時的に停止する。
【0011】しかも、取付調節カムを回転させて偏心量
を調節することにより、摩擦手段の摩擦係数が変わり、
シールド開閉の円滑さと摩擦手段のバランスが簡単に調
節される。
【0012】
【実施例】図1乃至図17に基づいてフルフェイス型ヘ
ルメットとして構成された一実施例を説明する。
【0013】図1は本実施例に係るヘルメットの左側面
を示し、外殻をなすシェル1の前面に形成された窓穴2
(図2、3参照)をシールド3が開閉自在に覆ってい
る。シールド3の左右両端部はシェル1の左右両側面に
取付軸5で回転自在に取付けられている。
【0014】シールド3の左端部4L及び右端部4R
(図3参照)には回転調節部6が形成され、ストッパ軸
7によって所定回転角度以上の回転が規制されるととも
に、左端部4Lは左シールドカバー8Lで覆われている
(右側も同様)。
【0015】図中の符号9はシールド3を上方へ回転さ
せる際にシェル1と接触しないように浮き上げさせるた
め、シェル1の表面へ一体に形成された突起であり、符
号10、11はベンチレーション部のシャッターであ
る。
【0016】図2はシールド3と左シールドカバー8L
を分解し、かつ左シールドカバー8Lを反転させて内側
を見せたヘルメットの左側を示し、図3はシールド3と
シールドカバー8Rについて同様にした状態においてヘ
ルメットの右側から示した図である。
【0017】まずシールド3の左端部4Lにはシールド
取付穴12が形成され、この近傍に同心的に溝13が形
成され、この溝13を挟んで弾性変形可能な略1/4円
弧状の回転調節部6が形成されている。これら回転調節
部6、溝13及びストッパ軸7により、本実施例の摩擦
手段が形成されている。
【0018】回転調節部6には位置決用の凹部15、1
6が形成されている。凹部15は全閉時、凹部16は全
開時のためのものである。
【0019】凹部16近傍の端部には回転調節部6の半
径方向内方へ屈曲するストッパ17が形成されている。
【0020】シェル1の側面におけるシールド3取付部
にはシェル取付穴18が形成され、このシェル取付穴1
8には直径方向に横断して延びる嵌合溝19が形成され
ている。
【0021】A−A線拡大断面である図4及びこの図4
におけるB矢視拡大図である図5に示すように、シール
ド1の内側でシェル取付穴18を囲む部分にカム面20
が形成されている。
【0022】再び図2において、シェル1の側面でシェ
取付穴18の下方にはストッパ用の貫通穴21が形成
されている。図中の符号22、23はベンチレーション
用の貫通穴である。
【0023】図6に拡大して示すように、左シールドカ
バー8Lの内側には、シールド3のシールド取付穴12
に嵌合するボス部24と、取付軸5の先端部に形成され
た係合部26及びこれらの下方でシェル1の貫通穴21
に嵌合するストッパ軸7がそれぞれ一体に突出形成され
ている。
【0024】図6並びにそのC−C線拡大断面である図
7及び図6のD−D線拡大断面である図8から明らかな
ように、ボス部24は複数の部分に分かれており、全体
としてシールド取付穴12の内径とほぼ等しい直径を有
する仮想的な円形の台座を構成している。
【0025】取付軸5の首部25はシェル取付穴18の
内径よりも細く、係合部26は図7に明らかなように、
断面略T字状をなし、首部25の半径方向左右外方へ延
出し、嵌合溝19内へ嵌合可能である。ただし、取付完
了時の係合部26と嵌合溝19の向きはそれぞれ交差す
るようになっている。
【0026】図6中のE部の拡大図である図9及び図6
のF−F線拡大断面である図10から明らかなように、
ストッパ軸7は先端に係合爪28と割り溝29を備え、
シェル1の貫通穴21へ押し込まれて係合爪28がシェ
ル1の内面側へ係合するようになっている。
【0027】図11はシェル1へ取付けた状態における
図6のG−G線に沿う拡大断面であり、シールド3が回
動するとき、その回転調節部6の外周部がストッパ軸7
と摺接するようになっている。
【0028】ヘルメットの右側も、左側とほぼ同様であ
るが、シールド3の右端部4R部分及び右シールドカバ
ー8Rの一部が若干相違している。
【0029】まず、図3はシールド3と右シールドカバ
ー8Rを分解し、かつ右シールドカバー8Rを反転して
内側を見せた状態でヘルメットの右側から示す図であ
る。
【0030】シールド3の右端部4Rにはシールド取付
穴12と、これと同心で的略1/4円弧状の回転調節部
6が形成されている。この回転調節部6は左側側と同様
であるが、溝13(図2参照)が形成されていない点だ
けが異なる。但し溝13を右側に設けることは任意にに
可能である。
【0031】右シールドカバー8Rの内側を拡大した図
12に示すように、取付軸25、係合部26及びストッ
パ軸7が設けられていることは左側と同様であるが、さ
らに取付調節カム30が設けられている。なおシェル1
側は左側と同一に構成されている。
【0032】図12中のH部拡大図である図13及び図
12のJ−J線に沿う右シールドカバー8Rのみの拡大
断面である図14から明らかなように、取付軸5にはボ
ス部24が設けられず、その代わりに取付調節カム30
がO−リング31を介して取付軸5の周囲へ取付けられ
ている。
【0033】図15に取付調節カム30のみの平面形状
を示すように、取付調節カム30は中央部偏心位置に取
付軸5が貫通する軸穴部32とこれを横断するように半
径方向外方へ切れ込んだ嵌合溝33が形成されている。
【0034】これらの軸穴部32と嵌合溝33はシェル
1に形成されている同18及び19とほぼ同形である。
【0035】またO−リング31の内径は軸穴部32よ
り大きく、かつ外形は嵌合溝33の左右逆方向へ張り出
している全体の長さよりも短い。
【0036】そこで、図14に明らかなように、取付軸
25及び係合部26を軸穴部32及び嵌合溝33へそれ
ぞれ貫通させ、さらにO−リング31を伸ばしながら係
合部26より下方の取付軸25の周囲に嵌合すると、取
付調節カム30はO−リング31によって取付軸25へ
脱落不能に取付けられる。
【0037】この状態で、取付調節カム30はその外周
に形成されている摘み用凹部34を持って取付軸25の
周囲へ回動自在であり、適当位置で嵌合溝33を囲んで
その外周側に等間隔で同心配置された凹部35のいずれ
かを、予め右シールドカバー8Rの内側へ一体に設けら
れている位置決突起36と係合させて右シールドカバー
8Rへ固定できる。
【0038】図16は右シールドカバー8Rをシェル1
へ取付けた状態における図12のK−K線に沿う拡大断
面であり、この図から明らかなように、シールド3の回
転調節部6は取付調節カム30を介してシェル1と右シ
ールドカバー8Rの間へ取付軸5を中心にして回動自在
に取付けられる。
【0039】次に、図2及び左シールドカバー8Lの取
付方を説明するための図17に基づいて本実施例の作用
を説明する。
【0040】シールド3をシェル1へ取付ける場合、ま
ず、図2においてシールド3の左端部4Lへ左シールド
カバー8Lを被せてシールド取付穴12へボス部24を
嵌合し、さらに図17に示すように左シールドカバー8
Lを回動させて係合部26の向きを嵌合溝19の向きと
一致させ、係合部26を嵌合溝19内へ押し込む。
【0041】続いて左シールドカバー8Lを下方へ回動
させると、係合部26が回動して嵌合溝19と異なる向
きになり、シェル1の内面に形成されているカム面20
へ係合し、左シールドカバー8Lがシェル1の側面上へ
固定される。
【0042】左シールドカバー8Lが所定量回動する
と、ストッパ軸7がシェル1の貫通穴21と一致する位
置になるので、ストッパ軸7を貫通穴21へ係合させる
と、左シールドカバー8Lが回り止めされた固定状態に
なる。
【0043】一方、ヘルメットの右側においても、これ
と同一手順で右シールドカバー8Rをシェル1の側面上
へ取付けておく。
【0044】この状態において、シールド3は左シール
ドカバー8L及び右シールドカバー8Rの各取付軸5に
対して同軸でシェル1へ取付けられているので、シール
ド3を開閉のため上下動させると、左右端部4L、4R
の各シールド取付穴12の内周面がボス部24及び取付
調節カム30の周囲をそれぞれ摺接しながら回動する。
【0045】このとき、左側の回転調節部6には溝13
が設けられているため、一時的に任意の回動角で停止で
きる。
【0046】また、シールド3の左右両端部4R、4L
のうち、取付調節カム30が設けられなかった側の左端
部4Lに回転調節部6、溝13及びストッパ軸7からな
る摩擦手段を設けたので、回転調節部6の外周面がスト
ッパ軸7へ圧接されて適度な摩擦力が与えられた状態に
り、シールド3を任意の回転角で一時的に停止するこ
とができる。
【0047】しかも、取付調節カム30を回転させて偏
心量を調節することにより、ストッパ軸7と回転調節部
6の摩擦係数を変えることができるので、シールド3の
開閉の円滑さと摩擦手段のバランスを簡単に調節するこ
とができる。
【0048】さらに、全閉時には凹部15がストッパ軸
7へ係合して簡単には開かないようになり、全開時には
凹部16及びストッパ17がそれぞれストッパ軸7へ係
合してやはり簡単には閉じないようになっている。
【0049】さらに、ヘルメットの右側においては、図
16に明らかなように、シールド3の端部4が取付軸5
の周囲へ偏心回転する取付調節カム30を介して取付け
られるため、取付調節カム30の凹部35を位置決突起
36から外して適宜回転させれば、取付調節カム30に
嵌合したときのシールド取付穴12の中心位置が前後へ
移動して位置調節される。
【0050】このため、シールド3のシールド取付穴1
2をそれほど高い精度で形成する必要もなくなり、それ
だけ制作コストが低くなり、かつシールド取付時の位置
調節も容易になる。
【0051】さらに同一のシェル1に対して、シールド
取付穴12の位置が少し異なったシールド3でも共通使
用でき、シールド3に汎用性を持たせることができ、製
造、物流並びに使用者の負担など様々段階でコストメリ
ットが生じる。
【0052】また、位置調節に必要な可動部をすべて右
シールドカバー8Rに設け、シェル1にはシェル取付穴
18のみを形成したので、シェル1からシールドカバー
8を取外すだけでシールド3の交換や位置調節を行うこ
とができ、シェル1の内側に設けられるライナー等を外
す必要がなくなり、利便性が向上する。
【0053】さらに、取付調節カム30と右シールドカ
バー8Rの間に凹部35及び位置決め突起36からなる
位置決め手段を設けたので、取付調節カム30を任意の
回転角で右シールドカバー8Rへ固定することができ、
シールド3を取付けるのに適切な偏心量で取付調節カム
30を確実に固定できる。
【0054】そのうえ、ストッパ軸7を左右のシールド
カバー8L、8Rの各回り止めと、回転調節部6のロッ
ク部材を兼用させたので、さらに部品点数を削減できて
有利である。
【0055】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のでなく種々な応用が可能であり、例えば、取付軸5は
右シールドカバー8Rと一体でなく、従来のようなベー
スプレートとネジからなるものであってもよい。
【0056】また、本実施例では右シールドカバー8R
に取付調節カム30を設けたが、左シールドカバー8L
に取付調節カム30を設けることも可能であり、さら
に、左右両方のシールドカバー8R、8Lに設けること
も可能である。
【0057】
【考案の効果】請求項1に係る考案によれば、シールド
カバーにシールドの左右両端部を回転自在にシェルへ固
定する取付軸を形成し、この取付軸を中心にして偏心回
転する取付調節カムを少なくとも左右いずれか一方のシ
ールドカバーに設け、この取付調節カムにシールドカバ
ーへ任意の回転角で固定するための位置決め手段を設け
るとともに、この取付調節カムをシールドに形成された
シールド取付穴に嵌合し、前記取付軸をシェルに形成さ
れたシェル取付穴に嵌合することによりシールドをシェ
ルへ取付けた。
【0058】ゆえに、シールドのシールド取付穴位置
が異なっており位置調節が必要なときは、取付調節カム
を回転させることにより、シールドのシールド取付穴が
取付軸に対して前後へ移動させて位置調節できる。
【0059】このため、シールド取付穴を従来のように
それほど高い精度で形成する必要もなくなり、それだけ
制作コストが低くなり、かつシールド取付時の位置調節
も容易になった。さらに、取付調節カムを偏心回転させ
れば、シールド取付穴の位置が少し異なったシールドで
も使用できるようになるため、複数種類のシェルへ共通
使用することが容易になって、汎用性が増した。
【0060】また、位置調節に必要な可動部をすべてシ
ールドカバー側に設け、シェル側にはシェル取付穴のみ
を形成したので、シェルからシールドカバーを取外すだ
けでシールドの交換や位置調節を行うことができ、シェ
ルの内側に設けられるライナー等を外す必要がなくな
り、利便性が向上する。
【0061】さらに、取付調節カムに任意の回転角でシ
ールドカバーへ固定するための位置決め手段を設けたの
で、シールドを取付けるのに適切な偏心量で取付調節カ
ムを確実に固定でき、取付作業が容易になる。
【0062】請求項2に係る考案によれば、シールドの
左右両端部のうち、前記調節カムが設けられなかった側
の端部に摩擦手段を設けたので、シールドを任意の回転
角で一時的に停止することができる。
【0063】しかも、取付調節カムを回転させて偏心量
を調節することにより、摩擦手段の摩擦係数を変えるこ
とができるので、シールド開閉の円滑さと摩擦手段のバ
ランスを簡単に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るヘルメットの左側面図
【図2】実施例に係るヘルメットを、シールド3と左シ
ールドカバー8Lを分解し、かつ左シールドカバー8L
を反転させた状態で左側から示した図
【図3】実施例に係るヘルメットを右側から示す図2と
同様の図
【図4】図2のA−A線拡大断面図
【図5】図4のB矢視拡大図
【図6】左シールドカバー8Lの内側を示す図
【図7】図6のC−C線拡大断面図
【図8】図6のD−D線拡大断面図
【図9】図6E部の拡大図
【図10】図6のF−F線拡大断面図
【図11】図6のG−G線に沿う拡大断面図
【図12】右シールドカバー8Rの内側を示す図
【図13】図12のH部拡大図
【図14】図12のJ−J線に沿う右シールドカバー8
Rのみの拡大断面図
【図15】取付調節カム30のみの平面形状を示す
【図16】右シールドカバー8Rをシェル1へ取付けた
状態における図12のK−K線に沿う拡大断面図
【図17】左シールドカバー8Lの取付方を説明するた
めの図
【符号の説明】
1:シェル、3:シールド、5:取付軸、8L:左シー
ルドカバー、8R:右シールドカバー、12:シールド
の取付穴、18:シェルの取付穴、19:嵌合溝、2
0:カム面、26:係合部、30:取付調節カム、3
1:O−リング、32:軸穴部、33:嵌合溝、35:
凹部、36:位置決突起

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外殻を構成し前面に窓穴が形成されたシェ
    ルと、 この窓穴を開閉自在に覆う透明なシールドと、 ールドの左右両端部を覆うシールドカバーとを備えた
    ヘルメットにおいて、このシールドカバーに シールドの左右両端部を回転自在
    にシェルへ固定する取付軸を形成し、 この 取付軸を中心にして偏心回転する取付調節カムを
    なくとも左右いずれか一方のシールドカバーに設け、この取付調節カムにシールドカバーへ任意の回転角で固
    定するための位置決め手段を設けるとともに、 この取付調節カムをシールドに形成されたシールド取付
    穴に嵌合し、前記取付軸をシェルに形成されたシェル取付穴に嵌合す
    ることによりシールドを シェルへ取付けたことを特徴と
    するヘルメット。
  2. 【請求項2】 シールドの左右両端部のうち、前記調節カ
    ムが設けられなかった側の端部に、シールドを任意の回
    転角で一時的に停止するための摩擦手段を設けたことを
    特徴とする請求項1記載のヘルメット。
JP1993034497U 1993-05-31 1993-05-31 ヘルメット Expired - Lifetime JP2541873Y2 (ja)

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