JPH0447686Y2 - - Google Patents

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JPH0447686Y2
JPH0447686Y2 JP6485985U JP6485985U JPH0447686Y2 JP H0447686 Y2 JPH0447686 Y2 JP H0447686Y2 JP 6485985 U JP6485985 U JP 6485985U JP 6485985 U JP6485985 U JP 6485985U JP H0447686 Y2 JPH0447686 Y2 JP H0447686Y2
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JP
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operating
optical axis
axis direction
casing
binoculars
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は双眼鏡の視度補正装置を操作するため
の機構に関し、特に、左右一対の鏡体を箱状のケ
ーシング内に収納した箱型双眼鏡の視度補正装置
をケーシング外部から操作するための操作機構に
関する。
従来の技術 左右一対の鏡体が露出した構造をとる通常の双
眼鏡にあつては、従来から種々の視度補正装置が
知られている。しかし、鏡体をケーシング内に収
納した構造の双眼鏡は従来あまり開発されていな
いために、その視度補正装置を外部から操作する
機構も好適なものが存在しなかつた。
考案が解決しようとする問題点 近年、双眼鏡に対する需要者の要求が多様化
し、その性能はもちろん、デザイン的にも新規な
双眼鏡の開発が要望されている。この要望に応え
るものの一つとして、本考案者は左右一対の鏡体
をケーシング内に収納した構造の双眼鏡を開発し
たが、この構造の双眼鏡では、従来知られている
視度補正装置をそのまま適用することはできず、
ケーシングの外部から操作をするための操作機構
を設けなければならない。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、左右一対の鏡体をケーシング内に収納した双
眼鏡に用いて好適な視度補正装置の操作機構を提
供することを目的とする。本考案の操作機構が適
用される視度補正装置の構成は、種々可能である
が、鏡体の一方に内蔵した対物レンズ枠もしくは
接眼レンズ枠のいずれか一方に連繋され、これを
光軸方向に移動させて視度補正を行うために、前
記鏡体の一方を周方向に移動自在に突出した作動
部材を有することが必要である。
問題点を解決するための手段 ケーシングに回動自在に支持されて前記ケーシ
ング外から操作し得る操作つまみと、この操作つ
まみの回動に応じて光軸方向に移動するよう前記
操作つまみに連繋された駆動体と、この駆動体の
光軸方向の移動に応じて同一方向に移動される一
方、この移動によつて視度補正装置の作動部材を
鏡体の周方向に移動すべく前記作動部材に連繋さ
れた移動体と、から構成したものである。
作 用 ケーシング外の操作つまみを回動すると、この
回動に応じて駆動体、移動体が光軸方向に移動さ
れ、この移動によつて視度補正装置の作動部材を
鏡体の周方向に移動し、視度補正を行う。
実施例 以下、本考案の好適な実施例を添付図面に基づ
き詳細に説明する。
第1図は操作機構の全体を示す一部を断面とし
た概略的正面図、第2図は操作機構の一部を省略
して操作つまみと駆動体との関係を示す側面図、
第3図は同じく一部を省略して作動部材と移動体
との関係を示す側面図、第4図は対物レンズ枠の
平面図、第5図は双眼鏡の全体を示す平面図であ
る。
第1図及び第5図で明らかなように、双眼鏡は
箱状のケーシング1を備え、その接眼レンズ(図
示せず)側には接眼フード2が設けられている。
前記ケーシング1内には、左右一対の鏡体3,4
が配設され、前記各鏡体3,4は、光軸と平行に
伸びるそれぞれの支持軸5,6が、互いにねじ止
めされた連結板7及び押圧板8によつて、適宜な
摩擦力で回動自在に挟持されることにより、連結
されている。また、前記各鏡体3,4の前後端部
は、それぞれ前記ケーシング1の枠板に透設した
透孔(図示せず)に、第1図上左右方向にのみ移
動自在に規制されて支持され、回動つまみ9を操
作して眼幅調節を行うよう構成されている。
次ぎに、焦点調節装置及び視度補正装置につい
て説明する。第1図に示したように、前記各鏡体
3,4内に摺動自在に挿入された対物レンズ枠1
0,11には、焦点調節板12に連繋された羽根
駒13,14が、それぞれ鏡体3,4を光軸方向
に移動自在に貫通して、外周面に設けた溝に突入
係合している。前記対物レンズ枠11の羽根駒1
4が係合している溝は円状であるが、前記対物レ
ンズ枠10の羽根駒13が係合している溝は、第
4図に示したように、スパイラル溝15である。
また、第4図で明らかなように、前記対物レンズ
枠10の外周面には、光軸方向にのびる直状溝1
6が穿設されている。そして、この直状溝16
に、視度補正装置の作動部材たるピン17が突入
係合している。前記ピン17は、第1図及び第3
図で明らかなように、鏡体3に前記直状溝16と
直交するよう透設した透孔18に回転自在に支持
されたリング19に、嵌着されている。そして、
焦点調節板12を、第5図上左右方向に移動する
と、各羽根駒13,14が光軸方向に移動して各
対物レンズ枠10,11を同方向に移動し、焦点
調節がなされるよう構成されている。ここにおい
て、前記羽根駒13はスパイラル溝15と係合し
ているが、ピン17が直状溝16と係合している
ため、対物レンズ枠10は回動不能である。この
ため、ピン17と直状溝16とによつて規制され
る、羽根駒13とスパイラル溝15との位置関係
を維持しつつ、ピン17が直状溝16に案内され
て移動することにより、前記対物レンズ枠10は
光軸方向に移動するものである。一方、ピン17
を透孔18に沿つて移動すると、対物レンズ枠1
0は同一方向に回動される。この時、羽根駒13
がスパイラル溝15に係合しているので、この係
合関係によつて、対物レンズ枠10は回動しつ
つ、回動方向に応じて光軸方向に進退し、視度補
正が行われるものである。
続いて、上述した視度補正装置の作動部材であ
るピン17を、ケーシング1外から移動操作する
ための操作機構について説明する。
第1図に示したように、ケーシング1の側面に
回動自在に支持された操作つまみ20には、ケー
シング1内において、その軸線上に位置する係合
突起20aに中央孔が嵌合し、ねじ22,23止
めされることによつて、回動板21が固定されて
いる。第2図で一層明らかなように、前記回動板
21には、前記係合突起20aの直上に位置する
よう突ピン24が突設される一方、係止突部21
a,21bが延設されている。そして、前記各係
止突部21a,21bが図示していないストツパ
ーに係止されることにより、その回動範囲が規制
される。
第1図及び第2図に示したように、前記突ピン
24は、側面形状ほぼL字状の駆動体25の垂直
部25aに透設した縦孔26内に突入している。
前記駆動体25は、その水平部25bにおいて、
ケーシング1に設けた図示していない案内部材に
よつて、光軸方向にのみ直線的に移動し得るよう
支持されている。したがつて、操作つまみ20を
所定方向に回動すると、突ピン24が係合突起2
0aを中心とする円弧上を移動することにより、
前記駆動体25は、第2図上左右方向に移動され
る。また、前記駆動体25の水平部25bには、
間隔をおいて垂設された一対の爪からなる係止部
材27が設けられている。
第1図乃至第3図で明らかなように、前記係止
部材27には、移動体28に立設した係合片29
が、鏡体3の回動方向にはフリー状態で係合して
いる。前記移動体28は、その長手方向に伸びる
よう切り欠いた案内溝30,31が、鏡体3の外
周面に突設した支持ピン32,33に摺動自在に
嵌合することによつて、前記鏡体3に光軸方向に
移動自在に支持されている。そして、前記移動体
28に形成した斜行孔34内に、視度補正装置の
作動部材たるピン17が、突入係合しているもの
である。したがつて、前述のように駆動板25が
移動されると、前記移動板28は、係合片29が
係止部材27によつて移動されることにより、支
持ピン32,33に案内されて、同一方向に移動
する。このため、斜行孔34に係合しているピン
17は、移動体28の移動方向に応じて、透孔1
8内を移動し、対物レンズ枠10を回動させるも
のである。なお、移動体28は駆動体25に対し
て、鏡体3の回動方向にはフリー状態で係合して
いるから、眼幅調節時等において前記鏡体3が回
動しても、何等支障はない。
本実施例は以上のように構成したから、操作つ
まみ20をケーシング1外から回動することによ
り、回動板21を介して駆動板25を光軸方向に
移動し、この駆動板25の移動によつて移動板2
8を同一方向に移動して、ピン17を鏡体3の透
孔18に沿つて周方向に移動させることができ、
対物レンズ枠10を回動させつつ光軸方向に進退
させて、視度補正を行うものである。
なお、本考案を適用し得る視度補正装置が、上
述した実施例の構成に限定されないことは、もち
ろんである。また、操作つまみ20、駆動体2
5、移動体28の具体的構成も、何等上述した実
施例に限定されないことは、いうまでもないこと
である。
効 果 以上説明したところで明らかなように、本考案
によれば、簡単な構成で、しかも確実な動作をな
す、箱型双眼鏡における視度補正装置の操作機構
を得ることができるという効果を奏し得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の好適な実施例を示し、第1図は操
作機構の全体を示す一部を断面とした概略的正面
図、第2図は操作機構の一部を省略して操作つま
みと駆動体との関係を示す側面図、第3図は同じ
く一部を省略して作動部材と移動体との関係を示
す側面図、第4図は対物レンズ枠の平面図、第5
図は双眼鏡の全体を示す平面図である。 1……ケーシング、3,4……鏡体、9……回
動つまみ、10,11……対物レンズ枠、12…
…焦点調節板、13,14……羽根駒、15……
スパイラル溝、16……直状溝、17……ピン、
18……透孔、20……操作つまみ、21……回
動板、24……係合突起、25……駆動体、27
……係止部材、28……移動体、29……係合
片、34……斜行孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 箱状のケーシング内に左右一対の鏡体を収納
    し、前記鏡体の一方には、内蔵した対物レンズ枠
    もしくは接眼レンズ枠のいずれか一方に連繋さ
    れ、これを光軸方向に移動させて視度補正を行う
    ために、前記鏡体の一方を周方向に移動自在に突
    出した作動部材を有する視度補正装置が設けられ
    た箱型双眼鏡において、前記ケーシングに回動自
    在に支持されて前記ケーシング外から操作し得る
    操作つまみと、この操作つまみの回動に応じて光
    軸方向に移動するよう前記操作つまみに連繋され
    た駆動体と、この駆動体の光軸方向の移動に応じ
    て同一方向に移動される一方、この移動によつて
    前記作動部材を鏡体の周方向に移動すべく前記作
    動部材に連繋された移動体と、から構成されたこ
    とを特徴とする箱型双眼鏡の視度補正装置におけ
    る操作機構。
JP6485985U 1985-04-30 1985-04-30 Expired JPH0447686Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6485985U JPH0447686Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

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JP6485985U JPH0447686Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

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JPS61182514U JPS61182514U (ja) 1986-11-14
JPH0447686Y2 true JPH0447686Y2 (ja) 1992-11-11

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