JPS5819528Y2 - 双眼鏡対物レンズの作動装置 - Google Patents

双眼鏡対物レンズの作動装置

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JPS5819528Y2
JPS5819528Y2 JP17225478U JP17225478U JPS5819528Y2 JP S5819528 Y2 JPS5819528 Y2 JP S5819528Y2 JP 17225478 U JP17225478 U JP 17225478U JP 17225478 U JP17225478 U JP 17225478U JP S5819528 Y2 JPS5819528 Y2 JP S5819528Y2
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JP
Japan
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objective lens
binocular
actuating
central axis
wheel
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Application number
JP17225478U
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English (en)
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JPS5587501U (ja
Inventor
後藤三平
Original Assignee
富士写真光機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は双眼鏡におけるフォーカス調整のための対物レ
ンズの作動装置に関するものである。
双眼鏡のフォーカス調整方式としては、対物レンスモシ
<は接眼レンズを進退させるもの、また内蔵プリズムを
有するものではそのプリズムを調節するものなどがある
が、最近の特にコンパクト化された双眼鏡においては対
物レンズを進退させるものが多い。
対物レンズの進退によるフォーカス調整に要求されるこ
ととしては、対物レンズの移動がそノ光軸に沿うものの
みに規制されなげればならず、作動のガタ、光軸ズレは
そのまま観察像の劣化を生じたり、また両眼光軸平行度
がくずれることで眼の疲労を伴うので極力抑える必要が
ある。
従って従来の双眼鏡においても上述の点に充分留意し、
対物レンズの作動の安定化のための構成を種々の形態で
採用してきているものである。
しかし、このような構成のほとんどが双眼鏡鏡体内部に
設けられているため、その製造に際しては双眼鏡鏡体を
分割し得るものにする必要があり、製造工程上不利であ
る。
特に最近においてはコンパクト化と共に双眼鏡の鏡体を
プラスチック成型品を利用して構成するという傾向があ
り、このような背景のもとでは、その鏡体内に複雑な構
成を設けるために加工するということはそのこと自体得
策とは言えず、さらに精度維持も非常に困難なものとな
る。
本考案は以上の実情に鑑み、対物レンズの作動装置を構
成するにあたり、作動上要求される諸項目を満足し安定
動作することはもとより、その製造時におけるコスト低
減を図り得る組み立て易い装置を提供するものである。
また、本考案による対物レンズの作動装置をセンターフ
ォーカス機構と結合した実施態様をとることにより、フ
ォーカス操作部の作動荷重を軽減させて、微調整も確実
に行ない得るようにできる。
さらに両眼視度の異なるユーザーにも対応できるように
するための視度調整操作部を、フォーカス操作部の近傍
に配すことによって、フォーカスを定めるにあたっての
操作性を向上させることもできる。
以下、添付図面に従い本考案の一実施例について詳述す
る。
第1図は本考案を適用した双眼鏡の一例を示す斜視図で
、内部機構の概略を示すため一部破断しである。
同図において10は左側鏡体、20は右側鏡体(一部の
み)である。
(左側鏡体10と右側鏡体20とは全く対応した構成を
もつので以下左側鏡体に関してのみ述べる。
)鏡体10には接眼レンズ筒11及び対物レンズ筒12
が連設され、また鏡体内には従来公知の光路変換あるい
は光路長調整用プリズム等が配設されている。
接眼レンズ筒11内には接眼レンズが配されており、そ
の少なくとも一部が視度調整リング13によって可動で
あり、観察者の両眼視度差を是正できるようになってい
る。
なおとの視度調整機構は左右いずれか一方のみでよい。
対物レンズ筒12内には対物レンズを担持した対物レン
ズ枠15が設げられており、これは後述するように光軸
方向に進退可能であり焦点調節に寄与する。
なお、ここにおいて対物レンズ枠15には必ずしも対物
レンズ不全てが担持されていなくともよく、焦点調節の
ためのレンズ系のみでよいことは言つまでもない。
16は鏡体10の外壁に設けられた案内溝で、光軸と平
行な方向に延長されており、この案内溝16内には作動
板30が例えばピン−スロット31などにより摺動自在
に設けられている。
そして破線で示すように作動板30と対物レンズ枠15
とは一体的に連結されており、これらを連結する腕が鏡
体10に形成された図示せぬ貫通孔を挿通しており、作
動板30の上下方向の移動はそのまま対物レンズ枠15
へと伝えられる。
なお、作動板30の幅を案内溝16の幅と略一致させて
おくことにより、ピン−スロット31では規制しきれな
い作動板30の作動ガタを防ぐことができる。
また作動板30は一端に係合片32を備えかつ図中下方
へのバネ付勢を供与されている。
50は双眼鏡の左右の鏡体10.20を枢支する中心軸
であり、左右鏡体はこの軸50に関しある程度のフリク
ションのもとに枢動でき、観察者の眼幅に合わせて左右
鏡体すなわち左右接眼部の間隔を調節できる。
中心軸50の長さ方向での中央部にはネジ51が形成さ
れている。
そしてこのネジ51には転輪60がネジ嵌合しており、
転輪600回動操作に伴い、転輪60は中心軸50に対
して上下動する。
転輪60の上端面には前記作動板30の係合片32がバ
ネ33によって当接している。
従って転輪60が回動操作に伴う上下動した場合、それ
につれて作動板30も上下動をすることになる。
このことから明白なように中心軸50、転輪60、作動
板30、対物レンズ枠15はセンターフォーカス機構を
構成していることが了解できる。
なお、作動板30の係合片32と転輪60との結合は必
ずしもバネ33の如き弾発係合にとられれるものではな
いが、本実施例のように中心軸50に関して眼幅調節す
るものではその係合位置が必ずしも一定ではないので、
そこに自由度がなげればならない。
右側鏡体20に関し、70で示されているのはカバ一部
材であり、左側鏡体ではそれが図示省略されている。
カバ一部材70は作動板30、バネ33等が外部□露出
することを防止するものである。
本実施例に関して以上より明らかなように、対物レンズ
枠15と一体的に連結された作動板30を組み込むにあ
たり、鏡体の外壁に対して配設するという構成から、極
めて簡単な工程ですむ。
特にプラスチック鏡体を利用するに際しては鏡体を一体
戒型のものとしてもその内部にはほとんど手を加えるこ
とを必要としない。
そして作動時のガタ等も案内溝16で防ぐことができ、
その溝幅等の調整加工も容易であるから、円滑かつ高精
度な作動が得られることになるものである。
第2図は本考案の他の実施例を示す斜視図であり、第1
図と共通の部材は共通符号で指示する。
本実施例においては、対物レンズ枠15A、15Bと一
体の左右の作動板30A、30Bに対しそれぞれバネ3
3A、33Bにより逆方向に付勢な与え、それぞれの係
合片32A、32Bを転輪60の上下の端面にそれぞれ
係合させている。
さらに作動板30A、30Bを曲面とすると共に鏡体に
設けられた案内溝16をも曲面とするものである。
なおこの曲面としては中心が対物レンズ光軸上にある円
柱状のものが好適である。
以上の付加された構成によれば、左右の作動板に対する
バネ付勢の方向が逆であることから、転輪600円動に
伴う上下動に関しそれぞれの付勢力が相殺され転輪操作
が第1図の例に比して転(なるという効果が生ずる。
さらに案内溝としても曲面、特に対物レンズ光軸を中心
とする円柱面を採用したことにより作動時における対物
レンズの軸ズレを抑えるのに効果的である。
なお、作動板30A、30Bに対して設けられたバネ3
3A、33Bに代えて、−個のバネを例えば両者の係合
片32A、32B間に懸架させてもよい。
第3図は第2図に示した実施例において、視度調節機構
を転輪60と同軸に設ける場合に利用されるらせんカム
を示している。
また第4図はその構成の概略図であり、第2図と共通部
材については同符号を付している。
第3図におけるらせんカム100は101をカム面とし
、102を挿通孔とする。
第4図において、らせんカム100は中心軸50に対し
回動自在に取付けられる。
そして右側作動板30Bの係合片32Bはこのらせんカ
ム100のカム面101に対しバネ33Bにより弾性に
よって当接している。
なおワッシャ90は転輪60とらせんカム100との間
に介装され、中心軸50に対するそれぞれの回転が独立
してなされるよう機能する。
以上の構成によると、焦点調節に際して転輪60を操作
し、転輪60が図中上方へと移動すると、ワンシャ85
を介して左側作動板30Aの係合片32Aが転輪60に
押圧されて、バネ33Aに抗して上方へと従動し対物レ
ンズを進退させる。
また転輪60が上方へと移動すると右側作動板30Bに
上方付勢力を与えているバネ33Bは作動板30B及び
らせんカム100、ワッシャ90共々上方へと従動させ
るので、右側対物レンズも同様に進退する。
この時、作動板30A、30Bの移動量は等しくなる。
視度調節はらせんカム100を回動することで行なわれ
る。
らせんカム100を回動させると右側作動板30Bのみ
が係合片32Bを介して進退され、右側対物レンズのみ
が進退する。
従って左右両眼それぞれの視度に対応して双眼鏡の左右
の焦点調節ができることになる。
なおらせんカム100の回動が転輪60に伝わったり、
あるいはその逆に転輪60の回動がらせんカム100に
伝わったりすると操作上好ましくないので、ワッシャ9
0が介装されている。
第5図はさらに他の実施例を示すもので、センターフォ
ーカス機構部の要部を平面図として表したものである。
(第4図と共通部材は共通符号とする。
)この実施例では第4図にて説明したワッシャ90に曲
片90aを設け、この曲片90aを鏡体に設けた光軸方
向に縦長の係止溝95に嵌合させである。
従って第4図における転輪60とらせんカム100とは
完全にその回動が遮断され、操作の確実性が増すもので
ある。
以上に詳述のように本考案は対物レンズ進退による焦点
調節機構を備えた双眼鏡において、その作動部位の構成
の主要部を双眼鏡鏡体外に設けたので製造が容易化され
、また作動の精度維持も確保しやすくなる。
なお焦点調整操作部としては転輪のみによらず、スライ
ド板などによるものであっても全く均等であり同様の構
成がとり得る。
また、視度調整部をもこの焦点調整操作部に有機的に結
合して設けることもでき操作性の向上が得られるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図である。 第2図は本考案の他の実施例を示す斜視図である。 第3図は本考案に付加されて効果的な視度調整用カム部
材の一例を示す斜視図である。 第4図は第3図のカム部材を第2図の実施例に付加した
場合の正面図である。 第5図は第4図をさらに発展させた一例を示す平面図で
ある。 10・・・・・・左側鏡体、20・・・・・・右側鏡体
、30・・・・・・作動板、32・・・・・・係合片、
50・・・・・・中心軸、60・・・・・・転輪、15
・・・・・・対物レンズ枠、33・・・・・・バネ、1
00・・・・・・らせんカム、90・・・・・・ワンシ
ャ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)センターフォーカス機構操作により両眼の対物レ
    ンズを光軸方向に進退させてフォーカス調整する双眼鏡
    対物レンズの作動装置において、前記対物レンズの固定
    されたレンズ枠が一体結合され、前記フォーカス機構の
    操作に連動して光軸と平行な方向へ作動される作動部材
    と、双眼鏡鏡体の外壁に設けられ、前記作動部材の作動
    方向を面で規制するための案内手段とをそれぞれ両眼用
    として一対備えることを特徴とする双眼鏡対物レンズの
    作動装置。
  2. (2)実用新案登録請求の範囲第(1)項所載の装置に
    おいて、前記センターフォーカス機構を双眼鏡中心軸に
    関して回動される゛ことにより進退するネジ転輪で構成
    し、前記作動部材のそれぞれの係合端を前記ネジ転輪の
    両端面に互いに逆向きに圧接させた双眼鏡対物レンズの
    作動装置。
  3. (3)実用新案登録請求の範囲第(2)項所載の装置に
    おいて、前記ネジ転輪の進退により前記中心軸に沿って
    従動し、かつ前記中心軸を軸とする回動については前記
    ネジ転輪とは別個に操作可能ならせんカム部材を設け、
    前記作動部材の一方についてその係合端を前記らせんカ
    ム部材のカム面に圧接させた双眼鏡対物レンズの作動装
    置。
JP17225478U 1978-12-13 1978-12-13 双眼鏡対物レンズの作動装置 Expired JPS5819528Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5587501U JPS5587501U (ja) 1980-06-17
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