JPH0627890B2 - 双眼鏡の合焦装置 - Google Patents

双眼鏡の合焦装置

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JPH0627890B2
JPH0627890B2 JP63183152A JP18315288A JPH0627890B2 JP H0627890 B2 JPH0627890 B2 JP H0627890B2 JP 63183152 A JP63183152 A JP 63183152A JP 18315288 A JP18315288 A JP 18315288A JP H0627890 B2 JPH0627890 B2 JP H0627890B2
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JP
Japan
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eyepiece
binoculars
optical axis
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concave groove
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JP63183152A
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剛治 舩津
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は双眼鏡の合焦装置に関し、特に、左右の接眼
レンズの間に設けた一つの焦点調節駆動手段によって、
左右の接眼レンズを同時に進退させて合焦を行うように
した双眼鏡の合焦装置に関する。
[従来の技術] この種の双眼鏡の合焦装置は、例えば第6図に示される
ように、一般に羽根と呼ばれる相対的に回動自在な左右
一対のアーム51の両端部に接眼筒52を連結して、そ
のアーム51の中央連結部分にねじ棒53を突設し、こ
れらによって一つの接眼ユニット50を構成していた。
54は接眼レンズである。
そして、双眼鏡本体60の基軸59部に、焦点調節駆動
手段である転輪55を設けて、その転輪55にねじ棒5
3を螺合させ、転輪55を回転させることにより、左右
のアーム51を介して接眼筒52を光軸方向に進退させ
ていた。このように、ねじ棒53の部分で、接眼ユニッ
ト50の中央部を双眼鏡本体60に支持する一方、双眼
鏡本体60の接眼位置に環状に突設した左右の受け56
に接眼筒52の基部を嵌合させることにより、接眼ユニ
ット50の両端部を支持していた。
しかし、基軸59と受け56との間の距離は、個々の製
品毎に必ずばらつきがある。したがって、ねじ棒53と
接眼筒52間の距離Bに自由度がないと、ねじ棒53を
転輪55と螺合させたときに、接眼筒52の基部を受け
56に嵌着させることができず、接眼ユニット50を双
眼鏡本体60に取着することができない場合が生じる。
そこで従来は、左右のアーム51をねじ棒53に対して
ガタを持たせて取り付け、接眼筒52との間の距離Bを
そのガタの分だけ変えられるようにしていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、接眼筒52を連結したアーム51にガタがある
と、使用中に接眼部などに触れたときに接眼レンズ54
がぶれてしまうので、良好な観察像を得ることができな
くなってしまう欠点があった。
この発明は、そのような従来の欠点を解消し、外力が加
わっても接眼レンズがぶれず、安定して良好な観察像を
得ることができる双眼鏡の合焦装置を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明の双眼鏡の合焦装
置は、接眼レンズを支持する左右の接眼筒を、その間に
配置した1つの焦点調節駆動手段によって、光軸方向に
同時に進退させて合焦を行うようにした双眼鏡の合焦装
置において、上記焦点調節駆動手段と接眼筒との双方か
ら、互いに重なり合うように側方に連結部材を突設し
て、その連結部材どうしをねじ止め固定すると共に、そ
の連結部材どうしが上記ねじの回転方向に相対的に動か
ないように連結部材どうしの相対的動きを規制する回り
どめ手段を設けたことを特徴とする。
そして、上記連結部材どうしを重ね合わせて配置し、一
方の連結部材に、その突出方向に沿って凹溝を形成し、
他方の連結部材に、その凹溝に係合する凸部を形成し、
これら凹溝と凸部とにより回りどめ手段を形成してもよ
い。
[作用] 焦点調節駆動手段と接眼筒とから互いに重なり合うよう
に突設された連結部材どうしがねじ止め固定される。ね
じ止めによる固定には、多少の位置ずれがあってもその
まま固定できるだけの余裕がある。したがって、焦点調
節駆動手段と接眼筒との間の距離に多少のばらつきがあ
っても、連結部材どうしの連結状態をそれに合わせてず
らしてねじ止めし、連結部材どうしをガタ無く連結固定
することができる。
そして、そのねじ止めの際には、回りどめ手段が連結部
材どうしの相対的な動きを規制するので、連結部材はね
じ締めに追随して回転せず、所定の向きに、所定の位置
関係を保った状態で連結固定される。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第3図は双眼鏡の全体を示す斜視図である。双眼鏡本体
1は中央部の基軸2を中心に、全体として左右対称に形
成されており、接眼レンズ3、対物レンズ4及びその間
に設けられたポロプリズム5が各々左右一対ずる設けら
れている。ポロプリズム5に代えてポロミラーを配置し
てもよい。そして、双眼鏡本体1は、基軸2を中心とし
て回動して折れ曲がり、接眼レンズ間の間隔を任意に変
えることができる。また、基軸2部に設けられた転輪6
を回転させることにより、左右の接眼レンズ3を光軸方
向に同時に進退させて合焦を行うことができる。また、
一方(例えば右側)の目当て22を回転させることによ
り、その内側の接眼レンズ3だけを光軸方向に進退させ
て、左右の視度差を調節することができる。
第1図は双眼鏡の主要部を含むように切断した部分断面
図、第2図は正面断面図である。双眼鏡本体1には、左
右の各接眼光軸8を中心として、接眼側から双眼鏡本体
1内のポロプリズム5収容部に達するガイド孔9が穿設
されている。そのガイド孔9の入口部分には、薄肉の環
状壁10が突設されている。
ガイド孔9内には、接眼レンズ3を支持する接眼筒11
が、接眼光軸8方向に摺動自在に嵌挿されている。接眼
筒11の底部には、基軸2に向って、連接用突起12が
側方に突設されており、ガイド孔9の壁部には、この連
結用突起12が突出する部分に、接眼光軸8と平行にス
リット13が形成されている。
また、接眼筒11の底部がポロプリズム5にぶつからな
いように、接眼筒11は、ポロプリズム5と干渉する部
分が切り欠いて形成されている。14はその切り欠き部
である。このように、本実施例においては、接眼筒11
とガイド孔9との嵌合しろを双眼鏡本体1内部で充分に
長くとり、その結果ポロプリズム5と干渉することにな
る部分を、接眼筒11から部分的に切り欠いているので
ある。
左右一対の接眼筒11の一方(例えば左側)には接眼レ
ンズが動かないように固定されているが、他方(例えば
右側)には視度差調節手段20が併設されている。
視度差調節手段20は、接眼レンズ3が取り付けられて
接眼筒11に対して螺動する接眼レンズ枠21と、ゴム
製の目当て22と、その目当て22と接眼レンズ枠21
とを連結する分画23よりなる。24は、分画23を接
眼レンズ枠21に固定するねじであり、目当て22は分
画23と共に回転するようにその外面に取着されてい
る。したがって、右側の目当て22を回せば、右側の接
眼レンズ3を取り付けた接眼レンズ枠21が回転しなが
ら接眼光軸8方向に進退し、左右の視度差を調節するこ
とができる。
尚、視度差調節手段20には、この他にも回転ストッパ
などが設けられているが、その図示は省略されている。
基軸2は接眼光軸8と平行に配置され、そこに転輪6が
回転自在に設けられている。そして、転輪6を回転させ
ると、転輪6と螺合する昇降軸26が軸方向にスライド
し、この転輪6と昇降軸26とが対となって焦点調節駆
動手段を構成している。尚、転輪6に代えてマイクロモ
ータ等を用いてもよい。
昇降軸26には、左右の接眼筒11と各々連結される連
結部材である羽根27,28が相対的に回動可能に嵌着
されている。したがって、基軸2を中心にして双眼鏡本
体1を折り曲げれば、その動作に従って羽根27,28
が回動する。さらに具体的に説明すると、右側の羽根2
8は昇降軸26に対して自由に回転し、左側の羽根27
は昇降軸26と係合しており、昇降軸26の回転を規制
する役割を果している。29はその係合部であり、互い
に係合する凹部と凸部により構成されている。昇降軸2
6の一端側には、フランジ部26aが突設されており、
そのフランジ部26aと昇降軸26に螺合するナット3
0との間に、左右の羽根27,28がワッシャ31を挟
んで配置されている。32はナット30が緩むのを防止
するための小ねじである。
羽根27,28は、左右の接眼筒11に連結されてい
る。その右側の部分を分解斜視図で示す第4図をも参照
しつつ、以下、その連結部分について説明をする。
右側の羽根28には、右側の接眼筒11に向って側方に
連結用腕33が突出形成され、接眼筒11に突設された
連結用突起12とその連結用腕33とが、光軸方向に互
いに重なり合うように配置されている。連結用腕33に
は雌ねじ孔34が穿設され、連結用突起12には、その
ねじ孔34より太い(例えば0.3mm太い)内径の孔3
5が穿設されている。そして、その孔35内を通ってね
じ孔34に螺合する固定ねじ36によって、連結用腕3
3と連結用突起12とがねじ止め固定されている。
基軸2と接眼光軸8との間の距離は製品毎にばらつきが
出るものである。しかし、本実施例では、連結用突起1
2と腕33との位置関係がずれても、それが固定ねじ3
6と孔35との間に設けられたガタの範囲内であれば、
固定ねじ36を締め込んで連結固定することができる。
したがって、そこで基軸2と接眼光軸8との間の距離の
ばらつきが吸収される。そして、固定ねじ36を締め込
んだ後では、この連結部は全くガタ無く固定連結され
る。
また、V−V線切断面図である第5図にも示されるよう
に、連結用突起12と連結用腕33との接触面には、連
結用突起12側に、その突出方向に沿って断面V字状の
凹溝37が形成され、連結用腕33側には、凹溝37と
係合する凸部38が形成されている。
したがって、連結用突起12と連結用腕33とは、凹溝
37に沿う方向、即ち基軸2と接眼光軸8とを結ぶ方向
に相対的に移動自在であり、基軸2と接眼光軸8との間
の間隔にあわせて相対的にスライドして、その位置でね
じ止めにより連結固定される。また、凹溝37と凸溝3
8との係合が回り止めとして作用するので、連係用突起
12と腕33とは、固定ねじ36の回転方向には相対的
に動くことができない。したがって、固定ねじ36を締
め込む際には、連結用突起12と腕33とは、固定ねじ
36の回転に追従して回転せず、直線状の連結状態を維
持する。したがって、連結用突起12と腕33とは折れ
曲って連結されることもなく、所定の向きに所定の位置
関係を保って連結固定され、スリット13の壁面に強く
押し付けられるようなこともなく、合焦のための動作時
には円滑に作動する。
このように構成された上記実施例においては、転輪6を
回転させると昇降軸26が軸方向にスライドし、その昇
降軸26と共に羽根27,28がスライドする。そし
て、連結用突起と腕33によって羽根27,28に連結
された接眼筒11が接眼光軸8方向に摺動して合焦が行
われる。そして、昇降軸26、羽根27,28及び連結
用突起12と腕33などは、どのような作動状態にあっ
ても双眼鏡本体1内にあり、外部には露出しないように
配置されている。
[発明の効果] 本発明の双眼鏡の合焦装置によれば、焦点調節駆動手段
と接眼筒との間の距離にばらつきがあっても、双方から
突設された連結部材をねじ止めによりガタ無く連結固定
することができるので、常に、接眼レンズのぶれない良
好な観察像を得ることできる。しかも、回りどめ手段を
設けたことにより、ねじ締めに追随して連結部材が回転
しないので、連結部材を所定の向きに、所定の位置関係
を保って連結固定することができ、作動の良い双眼鏡の
合焦位置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の主要部を含むように切断し
た部分断面図、第2図はその正面断面図(第3図のII−
II線切断面図)、第3図はその実施例の双眼鏡の全体を
示す斜視図、第4図はその実施例の連結部材の分解斜視
図、第5図は連結部材の連結部の断面図(第3図のV−
V線切断面図)、第6図は従来の双眼鏡の合焦装置の部
分斜視図である。 1……双眼鏡本体、2……基軸、3……接眼レンズ、4
……対物レンズ、5……ポロプリズム、6……転輪、8
……接眼光軸、9……ガイド孔、11……接眼筒、12
……連結用突起、14……切り欠き、26……昇降軸、
27,28……羽根、33……連結用腕、36……固定
ねじ、37……凹溝、38……凸部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接眼レンズを支持する左右の接眼筒をその
    間の基軸部に配置した1つの焦点調節駆動手段によって
    光軸方向に同時に進退させて合焦を行うようにした双眼
    鏡の合焦装置において、 上記接眼筒に一体に突出形成した連結部材と、上記基軸
    の軸線回りに回転自在に上記焦点調節駆動手段に突設し
    た連結部材とを、互いに重なり合うように配置して、上
    記連結部材どうしを光軸と平行の方向にねじ止め固定す
    ると共に、上記連結部材の一方にはその突出方向に沿っ
    て凹溝を形成し、他方の連結部材には上記凹溝に係合す
    る凸部を形成して、これら凹溝と凸部とにより、上記連
    結部材どうしが上記ねじの回転方向に相対的に動かない
    ように連結部材どうしの相対的動きを規制する回りどめ
    手段を形成したことを特徴とする双眼鏡の合焦装置。
JP63183152A 1988-07-21 1988-07-21 双眼鏡の合焦装置 Expired - Lifetime JPH0627890B2 (ja)

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US07/646,443 US5062698A (en) 1988-07-21 1991-01-25 Focusing device for a binocular instrument

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JP63183152A JPH0627890B2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 双眼鏡の合焦装置

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JPH0232310A JPH0232310A (ja) 1990-02-02
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KR102224516B1 (ko) 2018-06-13 2021-03-08 노벨리스 인크. 롤 가공처리에서 점성 재료를 격납하기 위한 시스템 및 방법

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