JP2000056205A - 双眼鏡の視度調整装置 - Google Patents

双眼鏡の視度調整装置

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JP2000056205A
JP2000056205A JP10226722A JP22672298A JP2000056205A JP 2000056205 A JP2000056205 A JP 2000056205A JP 10226722 A JP10226722 A JP 10226722A JP 22672298 A JP22672298 A JP 22672298A JP 2000056205 A JP2000056205 A JP 2000056205A
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JP
Japan
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objective lens
diopter
binoculars
rotation
ring
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JP10226722A
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English (en)
Inventor
Keiichi Hotta
啓一 堀田
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出没機構を設けなくとも視度差環が不用意に
操作されるのを防止でき、ひいては、組立が容易でかつ
双眼鏡全体のコンパクト化、小型化を図るのに好適な双
眼鏡の視度調整装置を提供する。 【解決手段】 本発明の双眼鏡の視度調整装置は、双眼
鏡本体1に設けられた右対物レンズ5をその光軸方向に
前後させる右羽部材13と、双眼鏡本体1に設けられた
左対物レンズ6をその光軸方向に前後させる左羽部材1
4と、左羽部材14と右羽部材13とを光軸方向に前後
動させる転動輪15とを備え、両羽部材は転動輪15の
回転操作によって光軸方向に一体に駆動されて左対物レ
ンズ6と右対物レンズ5とのいずれか一方の合焦が図ら
れ、転動輪15に対して視度差調整環35が回転可能に
設けられ、視度差調整環35の回転操作によって左対物
レンズ6と右対物レンズ5とのうちのいずれか他方の対
物レンズを前後させて合焦を図ることにより観察者の左
右の視度差の調整を行うようにした双眼鏡の視度調整装
置において、視度差調整環35にクリック機構48、4
9が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立が容易でかつ
双眼鏡全体のコンパクト化、小型化を図るのに好適な双
眼鏡の視度調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、双眼鏡には、双眼鏡本体に設
けられた右対物レンズをその光軸方向に前後させる右羽
部材と、双眼鏡本体に設けられた左対物レンズをその光
軸方向に前後させる左羽部材と、左羽部材と右羽部材と
を光軸方向に前後動させる転動輪とを備え、転動輪を回
転操作して光軸方向に両羽部材を一体的に回転を拘束し
つつ駆動することにより両対物レンズのいずれか一方の
合焦を行う構成のものが知られている。
【0003】この転動輪に対して視度差調整環が回転可
能に設けられ、視度差調整環は回転操作部と視度差調整
軸部とを備え、この視度差調整環の回転操作によって左
対物レンズと右対物レンズとのうちのいずれか他方を前
後させてその合焦を図ることにより観察者の左右の視度
差の調整を図る構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の双眼鏡の視度調整装置は、視度差調整環が不用意に
操作されるのを防止するために、視度差調整環を用いな
いときには、その視度差調整環を双眼鏡本体の内部に押
し込んで埋没させかつ視度差調整環を用いるときには視
度差調整環を双眼鏡本体から突出させるための出没機構
が設けられており、この出没機構を設ける分だけ、双眼
鏡全体が大型化し、かつ、部品点数が多くなると共にそ
の構造が複雑化してその組立が面倒になるという不都合
がある。
【0005】本発明は、出没機構を設けなくとも視度差
調整環が不用意に操作されるのを防止でき、ひいては、
組立が容易でかつ双眼鏡全体のコンパクト化、小型化を
図るのに好適な双眼鏡の視度調整装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の双眼鏡の視度調整装置は、双眼鏡本体に設けられた右
対物レンズをその光軸方向に前後させる右羽部材と、前
記双眼鏡本体に設けられた左対物レンズをその光軸方向
に前後させる左羽部材と、前記左羽部材と前記右羽部材
とを前記光軸方向に前後動させる転動輪とを備え、前記
両羽部材は前記転動輪の回転操作によって前記光軸方向
に一体に駆動されて前記左対物レンズと前記右対物レン
ズとのいずれか一方の合焦が図られ、前記転動輪に対し
て視度差調整環が回転可能に設けられ、該視度差調整環
の回転操作によって前記左対物レンズと前記右対物レン
ズとのうちのいずれか他方の対物レンズを前後させて合
焦を図ることにより観察者の左右の視度差の調整を行う
ようにしたものにおいて、前記視度差調整環にクリック
機構が設けられていることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2に記載の双眼鏡の視度調
整装置は、前記双眼鏡本体には回動基筒部が形成され、
前記転動輪は回転操作部を有し、前記回動基筒部には前
記転動輪の回転操作部が回転可能に嵌合され、前記回転
基筒部には視度差調整環が設けられ、該視度差調整環は
前記回転基筒部に回転可能に嵌合される回転操作部を備
え、前記回転基筒部の内周にはその周回り方向にクリッ
ク機構の一部を構成する係合溝が形成され、前記視度差
調整環の回転操作部には前記係合溝に係合するクリック
爪を有する一対の可撓性アームが設けられていることを
特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に記載の双眼鏡の視度調
整装置は、前記回転基筒部には前記視度差調整環の回転
操作部の回動域に臨んでその回転を規制する回り止め突
起が設けられていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わる双眼鏡の全
体構成を示す平面図で、1は双眼鏡本体部である。双眼
鏡本体部1の前部には対物筒部2が設けられ、双眼鏡本
体部1の左右両側には接眼筒部3、4が設けられてい
る。
【0010】対物筒部2には右対物レンズ5と左対物レ
ンズ6とがその光軸方向(矢印Aで示す)に可動可能に
設けられている。接眼筒部3には像反転プリズム7、
8、接眼レンズ群9が設けられ、接眼筒部4には像反転
プリズム10、11、接眼レンズ群12が設けられてい
る。接眼筒部3、接眼筒部4は対物筒部2を中心に矢印
B−B方向に回動可能とされ、これにより眼幅調整を行
うことができる。
【0011】双眼鏡本体部1にはその中央に右羽部材1
3と左羽部材14とが設けられている。この両羽部材1
3、14は図2に示すように双眼鏡本体部1の前後方向
に延びる形状とされ、この右羽部材13は右対物レンズ
5を光軸方向に前後させる役割を果たし、左羽部材14
は左対物レンズ6を光軸方向に前後させる役割を果た
す。
【0012】双眼鏡本体部1の中央後部には転動輪15
が設けられている。転動輪15は筒状部16と回転操作
部17とを有する。双眼鏡本体部1は図2に示すように
後蓋部材18を有し、後蓋部材18には回動基筒部19
が設けられている。転動輪15の回転操作部17は回動
基筒部19に回転可能に嵌合されている。転動輪15の
筒状部16にはその内周に雌ネジ部20が形成されてい
る。左羽部材14にはその後端に筒状部16に挿通され
る筒部21が形成されている。筒部21の外周には雄ネ
ジ部22が形成され、筒部21の内周には雌ネジ部23
が形成されている。
【0013】雄ネジ部22は雌ネジ部20に螺合され、
左羽部材14は転動輪15を回転操作することにより回
転を拘束されつつ前後動され、これにより、左対物レン
ズ6が光軸方向に前後動される。左羽部材14には摺動
案内部24が設けられ、右羽部材13は摺動案内部24
に摺接される摺動部25が設けられている。摺動案内部
24には図1に示すように間隙26が形成され、摺動部
25には係合突起27が形成され、係合突起27は間隙
26に位置している。
【0014】右羽部材13には摺動部25の後端に視度
差調整用筒部29が設けられている。摺動部25にはそ
の後端に起立板部30が設けられ、視度差調整用筒部2
9には先端に取り付け突起部31が形成され、視度差調
整用筒部29は取り付け突起部31を起立板部30にE
リング32を用いて回転可能に固定される。
【0015】その視度差調整用筒部29の外周には雄ネ
ジ部33が形成され、この雄ネジ部33は筒部21の雌
ネジ部23に螺合されている。視度差調整用筒部29の
内周にはその軸方向に延びる十字溝34が形成されてい
る。
【0016】回動基筒部19には視度差調整環35を回
転可能に収容する収容空間36が設けられている。その
視度差調整環35は回転操作部37と視度差調整軸部3
8とを備えている。視度差調整軸部38は回転操作部取
り付け部39と十字溝34に噛み合う断面十字形状の十
字ネジ部40とから大略構成されている。回転操作部取
り付け部39には嵌合穴41が形成され、回転操作部3
7には嵌合軸部42が形成されている。
【0017】回転操作部取り付け部39の外周には滑り
防止用の多数の係合小突起36aが図3(b)に示すよ
うに全周に渡って設けられ、回転操作部37の内周には
係合小突起36aと係合する係合溝35aが図3(c)
に示すように設けられ、回転操作部37と視度差調整軸
部38とは係合小突起36aと係合溝35aとを係合さ
せた状態でネジ43によって一体的に固定される。
【0018】その視度差調整軸部38は回動基筒部19
に回転可能に支承され、Eリング44によって抜け止め
が図られている。回動基筒部19の内周部には回り止め
突起45が形成されていると共に、図3(a)、(b)
に示すように回動基筒部19の内周部にその全周に渡っ
てクリック用の係合溝46が形成されている。
【0019】回転操作部37には基端部47から周回り
方向に延びる一対の可撓性アーム部48が形成されてい
る。可撓性アーム部48の先端には係合溝46と係合す
るクリック爪49が形成されている。回り止め突起45
は可撓性アーム部48の基端部47の回動域に臨んでお
り、回転操作部37を略180度回転させると、回り止
め突起45に基端部47が係合し、視度調整環35の回
転が阻止されるようになっている。
【0020】次に、この発明の双眼鏡の視度調整装置の
使用の一例を説明する。
【0021】この双眼鏡によれば、転動輪15を回転さ
せると左羽部材14と右羽部材13とが回転を拘束され
つつ前後駆動され、左対物レンズ6と右対物レンズ5と
が前後動されてそのうちのいずれか一方の対物レンズで
ある左対物レンズ6の合焦が図られる。次に、回転操作
部37を回転操作すると、クリック爪49と係合溝46
とが可撓性アーム部48の撓みによる係合・解除を繰り
返しながら、視度差調整環35が回転され、これにより
右羽部材13が前後駆動され、左対物レンズ6と右対物
レンズ5とのうちのいずれか一方の対物レンズである右
対物レンズ5のみが前後動されて観察者の左右の視度差
調整が行われる。視度差調整環35の回転操作をやめる
と、クリック爪49と係合溝46とが係合し、これによ
り、視度差調整環35が不用意に回転するのを防止でき
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、出没機構を設けなくと
も視度差調整環が不用意に操作されるのを防止でき、ひ
いては、組立が容易でかつ双眼鏡全体のコンパクト化、
小型化を図るのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる双眼鏡の一部を破断で示す平
面図である。
【図2】 本発明に係わる双眼鏡の一部を破断で示す側
面図である。
【図3】 本発明に係わる双眼鏡の視度調整装置の要部
を示す断面図であって、(a)は回転基筒部に視度調整
環を嵌合した状態を示す断面図、(b)は回転基筒部の
断面図、(c)は視度調整環の断面図である。
【符号の説明】 1…双眼鏡本体 5…右対物レンズ 6…左対物レンズ 13…右羽部材 14…左羽部材 15…転動輪 35…視度差調整環 48…可撓性アーム部(クリック機構) 49…クリック爪(クリック機構)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双眼鏡本体に設けられた右対物レンズを
    その光軸方向に前後させる右羽部材と、前記双眼鏡本体
    に設けられた左対物レンズをその光軸方向に前後させる
    左羽部材と、前記左羽部材と前記右羽部材とを前記光軸
    方向に前後動させる転動輪とを備え、前記両羽部材は前
    記転動輪の回転操作によって前記光軸方向に一体に駆動
    されて前記左対物レンズと前記右対物レンズとのいずれ
    か一方の合焦が図られ、前記転動輪に対して視度差調整
    環が回転可能に設けられ、該視度差調整環の回転操作に
    よって前記左対物レンズと前記右対物レンズとのうちの
    いずれか他方の対物レンズを前後させて合焦を図ること
    により観察者の左右の視度差の調整を行うようにした双
    眼鏡の視度調整装置において、前記視度差調整環にクリ
    ック機構が設けられている双眼鏡の視度調整装置。
  2. 【請求項2】 前記双眼鏡本体には回動基筒部が形成さ
    れ、前記転動輪は回転操作部を有し、前記回動基筒部に
    は前記転動輪の回転操作部が回転可能に嵌合され、前記
    回転基筒部には視度差調整環が設けられ、該視度差調整
    環は前記回転基筒部に回転可能に嵌合される回転操作部
    を備え、前記回転基筒部の内周にはその周回り方向にク
    リック機構の一部を構成する係合溝が形成され、前記視
    度差調整環の回転操作部には前記係合溝に係合するクリ
    ック爪を有する一対の可撓性アームが設けられている請
    求項1に記載の双眼鏡の視度調整装置。
  3. 【請求項3】 前記回転基筒部には前記視度差調整環の
    回転操作部の回動域に臨んでその回転を規制する回り止
    め突起が設けられている請求項2に記載の双眼鏡の視度
    調整装置。
JP10226722A 1998-08-11 1998-08-11 双眼鏡の視度調整装置 Pending JP2000056205A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168953A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Kamakura Koki Kk 双眼鏡
US7911691B2 (en) 2007-06-07 2011-03-22 Fujinon Corporation Binoculars having diopter adjustment
CN113977258A (zh) * 2021-12-27 2022-01-28 极限人工智能有限公司 一种双目镜头组装调试设备及组装调试方法

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