JPH0634863A - 撮影レンズ鏡筒 - Google Patents

撮影レンズ鏡筒

Info

Publication number
JPH0634863A
JPH0634863A JP18965992A JP18965992A JPH0634863A JP H0634863 A JPH0634863 A JP H0634863A JP 18965992 A JP18965992 A JP 18965992A JP 18965992 A JP18965992 A JP 18965992A JP H0634863 A JPH0634863 A JP H0634863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
frame
optical axis
helicoid
holding frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP18965992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Yamazaki
康夫 山崎
Shigeo Hayashi
茂雄 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP18965992A priority Critical patent/JPH0634863A/ja
Publication of JPH0634863A publication Critical patent/JPH0634863A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 主レンズの移動手段の延長でフォーカシング
動作を行わせると共に、テレ時は1群レンズのみでフォ
ーカスが行えるようにした撮影レンズ鏡筒を提供する。 【構成】 複数の撮影レンズ系を光軸方向に進退させて
焦点距離の変更を行う撮影レンズ鏡筒において、焦点距
離を変更する第2レンズ群L2を支持していて、光軸0
1に対して平行な支軸3hの周りに回動されることによ
り撮影レンズの光軸01内に挿脱される変更レンズ保持
枠6と、第1レンズ群L1を支持していて、変更レンズ
保持枠が撮影レンズの光軸内に挿入されている際に、光
軸方向に進退させて合焦動作を行う他のレンズ保持枠4
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、撮影レンズ鏡筒、詳
しくは少なくとも2種類の焦点距離に切り換え可能な可
変焦点カメラに用いられる撮影レンズ鏡筒に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】周知のように、可変焦点カメラに用いら
れる撮影レンズは、構成レンズの一部を移動させ、焦点
距離を適宜変化できる可変焦点レンズが用いられている
が、焦点距離の変化に対して像の位置も変化するので、
その都度ピント合わせを行う必要がある。
【0003】この合焦手段は、従来、特開昭59−46
610号公報に開示されているように、主レンズにチャ
ージ用のモータを設け、ワイド時もテレ時も、このモー
タを駆動してフォーカシングするもの、また、特開昭6
0−79314号公報に示されている如く、主レンズ移
動手段の延長でワイド時のフォーカシングおよびテレ時
のフォーカシングを行う、即ち、ワイド時もテレ時も光
学系全体を繰出してフォーカシングを行っているもの等
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
合焦手段においては、次のような問題点がある。即ち、
上記特開昭59−46610号公報に開示の手段は、主
レンズのフォーカス専用にモータを設けているため、コ
ストが非常に高くなるという欠点があり、また上記特開
昭60−79314号公報に示されている手段は、主レ
ンズの移動手段の延長でフォーカシングを行えるので、
スペースおよびコストの面でメリットがあるが、テレ時
のフォーカシングも光学系全体を繰出すので、至近まで
の繰出量が長くなり、レリーズタイムラグの増大を招
き、光軸方向のスペースが1群レンズのみのフォーカス
に比べて大きくなる等の問題点があった。
【0005】本発明の目的は、このような従来の問題点
を除去するために、主レンズの移動手段の延長でフォー
カシング動作を行わせると共に、テレ時は1群レンズの
みの移動でフォーカスが行えるようにした撮影レンズ鏡
筒を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、複数の撮影レンズ系を光軸方向に進退さ
せて焦点距離の変更を行う撮影レンズ鏡筒において、光
軸に対して平行な軸の周りに回動されることにより撮影
レンズの光軸内に挿脱されて、焦点距離を変更する変更
レンズ保持枠を具備し、該変更レンズ保持枠が撮影レン
ズの光軸内に挿入されている際には、他のレンズ保持枠
を光軸方向に進退させて合焦動作を行うことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】焦点距離を変更する第2レンズ群を支持した変
更レンズ保持枠が光軸に対して平行な軸の周りに回動し
て、撮影レンズの光軸内に挿入されたときには、該変更
レンズ保持枠の光軸方向の移動を拘束し、第1レンズ群
を支持したレンズ保持枠のみを光軸方向に進退させて合
焦動作を行う。
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図1〜図7は、本発明の撮影ンズ鏡筒の第1実施例
を示したものであって、この実施例は本発明の撮影レン
ズ鏡筒を、2焦点切換式のカメラに適用したものであ
る。図1,図2は、本実施例の撮影レンズ鏡筒の分解斜
視図であって、このレンズ鏡筒は、固定枠1a内に螺合
される外側ヘリコイド枠2と同枠2内に螺合される内側
ヘリコイド枠3とからなるダブルヘリコイド枠と、上記
内側ヘリコイド枠3内に取り付けられた第1レンズ群L
1および第2レンズ群L2からなる撮影光学系と、同じ
く内側ヘリコイド枠3内に取り付けられたシャッタ用セ
クタ羽根12と、上記ダブルヘリコイド枠内に配置され
た駆動機構と、上記内側ヘリコイド枠3の直進案内機構
とで、その主要部が構成されている。
【0009】この2焦点切換式のカメラでは、撮影レン
ズが沈動位置およびワイド位置にあるときには上記第1
レンズ群L1のみが撮影レンズ光軸上に位置し、テレ位
置においては第1レンズ群L1および第2レンズ群L2
が撮影レンズ光軸上に位置するようになっている。
【0010】上記固定枠1aは、不動の本体15に一体
に取り付けられる固定枠板1の中央部に一体に形成され
た円筒体で構成されており、その内面には雌ヘリコイド
ねじ1bが刻設されている。上記本体15は、正面形状
が横長の矩形状であって、その水平断面形状がチャンネ
ル状に形成された第1固定枠部材を構成していて、その
奥壁には露光用開口15bが設けられている。また、上
記開口15bの下側縁部には後述する駆動ギヤー10の
支軸の後端を保持するための突出部15aが形成されて
いる。
【0011】このように形成された上記本体15に対し
て、上記固定枠板1はネジ16(図3参照)により一体
に取付けられる。そして、この固定枠板1の上記固定枠
1a内には、外側ヘリコイド枠2が螺合される。この外
側ヘリコイド枠2は、外周面の後端部に上記雌ヘリコイ
ドねじ1bに螺合する雄ヘリコイドねじ2aが刻設され
た円筒体で構成されており、その内面には同ヘリコイド
枠2と回転方向が反対の雌ヘリコイドねじ2bが刻設さ
れている。そして、このヘリコイド枠2の内周面の後端
部にはヘリコイド枠駆動用の内歯ギヤー2cが刻設され
ている。
【0012】上記内歯ギヤー2cには駆動ギヤー10が
噛み合っている。この駆動ギヤー10は上記ヘリコイド
枠2の中心軸02方向に沿う長いギヤーで構成されてお
り、その前方に突出した支軸10aは、次に述べる第2
固定枠部材9に回転自在に保持され、後方に突出した支
軸10bは前記突出部15aに回転自在に保持されてい
る。そして、この駆動ギヤー10には図示されないモー
タから減速歯車列を介して駆動力が伝達されるようにな
っている。
【0013】上記第2固定枠部材9は、中心軸02方向
に上記駆動ギヤー10よりも長いやや偏平なブロック体
で形成されており、その下部には上記駆動ギヤー10の
ほぼ上半部を回転自在に収納する凹部9aが設けられて
いる。この第2固定枠部材9は、次に述べる上記内側ヘ
リコイド枠3内の隔壁を貫通して後端部を上記突出部1
5aに固定されており、その前端部の外側の角部には後
述する変更レンズ保持枠6を回動させるためのカム9c
が形成されている。そして、このカム9cと反対側の前
端部には、上記変更レンズ保持枠6および枠支持部材7
の前方への移動を規制するためのストッパー9bが形成
されており、更に前面の下部には回転規制部材8が係合
する突出部9dが形成されている。
【0014】上記内側ヘリコイド枠3は、その外周面の
後端部に上記外側ヘリコイド枠2の雌ヘリコイドねじ2
bに螺合する雄ヘリコイドねじ3aが刻設された円筒体
で構成されており、その内周面の中程には前記隔壁3d
が形成されていて、ヘリコイド枠内を前半部と後半部と
に分けている。この隔壁3dには、ヘリコイド枠の中心
軸02の上位に撮影レンズが対向する円形開口3eが穿
設されていて、この開口3eに前記第1レンズ群L1が
対向するように保持した円板状の1群レンズ保持枠4が
ヘリコイド枠3の前端面に嵌着される。従って、本レン
ズ鏡筒においては撮影レンズ光軸01は、ヘリコイド枠
の中心軸02の上位に平行していて、両者は一致してい
ない。
【0015】また、上記隔壁3dの、上記円形開口3e
の下位には、前記第2固定枠部材9を挿通させる貫通孔
3fが穿設されている。そして、同隔壁3dの前面側の
下部の、上記貫通孔3fの側近には、固定台3bが一体
に突設されていて、同固定台3bには前記回転規制部材
8が取り付けられる。この回転規制部材8は、L字状に
形成された薄い細長い板材を、その短片を上方に直角に
折り曲げて形成されていて、その折曲片8bをビス等で
上記固定台3bに一体に取り付けると共に、長片8aを
上記貫通孔3fに挿通させることにより、同回転規制部
材8の折曲片8bが上記第2固定枠部材9の前面の突出
部9dに係合し、かつ、長片8aが固定枠部材9の底部
に嵌まり込み、ヘリコイド枠3の回転規制を行ってい
る。この回転規制部材8は、内側ヘリコイド枠3と共に
前後動し、第2固定枠部材9の底面を摺動する。
【0016】更に、上記隔壁3dの前面の、上記固定台
3bの近傍には、支軸3cが前方に向けて固定されてお
り、同支軸3cにはセクタアーム11の基部11aが回
動自在に嵌合している。このアーム11の先端部は上記
貫通孔3fの上位に延び出しており、その端部に後方に
向けて固植された駆動ピン11bは、隔壁3dに穿設さ
れた長孔3gを挿通して隔壁3dの後方に延び出してい
る。
【0017】上記駆動ピン11bは、隔壁3dの後面に
沿って配設されたセクタシャッタ用の一対のセクタ羽根
12(図2には1枚だけ描かれている)を開閉する役目
をするものである。この一対のセクタ羽根12は上記隔
壁3dの後面に沿って配設されており、その基部をそれ
ぞれ回転自在に、隔壁に植立された支軸に軸着されてい
て、上記駆動ピン11bによって互いに反対方向に向け
て回動せられ、上記円形開口3eを開閉する。また、こ
の一対のセクタ羽根12の裏面側には、このセクタ羽根
を押える羽根押え部材5が配設されている。この羽根押
え部材5は、円板の下部を1/3程切り取った形状に形
成されていて、上記円形開口3eに対応する部位には同
形の円形開口5bが、また長孔3gおよび支軸に対応す
る位置にはそれぞれ長孔5cおよび軸孔が穿設されてい
る。
【0018】また、内側ヘリコイド枠3の隔壁3dの後
面には支軸3hが固植されている。この支軸3hは、上
記変更レンズ保持枠6および枠支持部材7を保持するた
めの軸であって、光軸に平行して後方に向けて延び出し
ている。そして、この支軸3hに、上記枠支持部材7の
前後端に設けられたフォーク部7b,7cと変更レンズ
保持枠6の基部6aとにそれぞれ穿設された貫通孔が挿
通されて、両者は光軸方向に移動自在に保持される。こ
の保持に関しては変更レンズ保持枠6の基部6aを上記
フォーク部7b,7cが挾持するようにして支軸3hに
挿通される。
【0019】上記変更レンズ保持枠6は、上記基部6a
が比較的厚みのある円筒体で形成されており、同基部6
aから延び出したアーム6bの先端部に上記第2レンズ
群L2を支持したレンズ枠6cが一体に形成されてい
る。また、上記アーム6bの前面にはバネ掛け用のピン
6eが突設されており、レンズ枠6cの上面には突出片
が形成されていて、同突出片の前面には半球状の摺接部
6dが設けられている。この摺接部6dは、変更レンズ
保持枠6が回動し、第2レンズ群L2を撮影光軸01上
に出入させる際、上記羽根押え部材5の裏面を摺動し、
第2レンズ群L2が同一平面内において移動するように
ガイドする役目をする。
【0020】そして、この変更レンズ保持枠6は、上記
ピン6eと上記羽根押え部材5とに亘って掛け渡された
緊縮性のコイルばね14の弾力によって、支軸3hの周
りに時計方向(図6に示す前方側から見て)の回動習性
が付与されているが、レンズ鏡筒の沈動時およびワイド
撮影時には、基部6aに径方向の外方に向かって固植さ
れた規制ピン6fが前記第2固定枠部材9のカム9cが
形成されている外面に当接して、その回動習性を規制し
変更レンズ保持枠6を、円形開口3eの下位に位置させ
て撮影光軸01から退避させている。そして、テレ撮影
時には、上記規制ピン6fが前記第2固定枠部材9のカ
ム9cに当接することにより、コイルばね14の弾力に
よって変更レンズ保持枠6は、支軸3hの周りに時計方
向に回動して、その第2レンズ群L2を撮影光軸01上
に挿入するが、このとき第2レンズ群L2の中心が撮影
光軸01上に一致するように、上記羽根押え部材5の裏
面には上記変更レンズ保持枠6が当接するストッパーピ
ン5aが設けられている。一方、上記枠支持部材7の前
側のフォーク部7bの先端部には、バネ掛け兼用のガイ
ドピン7dが設けられており、同ピン7dと内側ヘリコ
イド枠3の隔壁3dとに亘って掛け渡された緊縮性のコ
イルばね13の弾力によって、枠支持部材7は前方に向
けて移動する習性が与えられている。このように枠支持
部材7が前方への移動習性が付与されているので、この
枠支持部材7のフォーク部7b,7cに挟まれている変
更レンズ保持枠6も前方に向けて移動し、これによって
変更レンズ保持枠6の摺接部6dが上記羽根押え部材5
の裏面に当接する。また、このガイドピン7dは、内側
ヘリコイド枠3の周壁内面に、内方に向けて一体に突設
されている2本のガイドリブ17a,17b(図3,図
7参照)内に嵌入していて、同ガイドリブ17a,17
bによって光軸方向にガイドされると共に、枠支持部材
7の回動が規制されている。
【0021】また、この枠支持部材7の後部には、爪状
の係止アーム7aが延び出しており、テレ撮影時には同
係止アーム7aが前記第2固定枠部材9の前部に設けら
れているストッパー9bに係合し、変更レンズ保持枠6
および枠支持部材7が、これ以上前方へ移動しないよう
に規制する。しかし、内側ヘリコイド枠3は、更に前方
に向けて移動するので、上記羽根押え部材5の裏面に当
接していた摺接部6dからは離間する。そして、これに
よって第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との群間距
離が出される。更に内側ヘリコイド枠3が前方に移動す
ると、第1レンズ群L1のみが前に出ることになり、テ
レ撮影時におけるフォーカシング動作がなされる。
【0022】次に、このように構成されている上記第1
実施例のレンズ鏡筒の2焦点切換動作およびフォーカシ
ング動作について説明すると、図3は上記レンズ鏡筒の
沈動時の状態を示している。この状態において、今、図
示されない駆動用モータおよび減速ギヤー列を介して駆
動ギヤー10に回転力が伝達され、同駆動ギヤー10が
回転すると、外側ヘリコイド枠2がその雄ヘリコイドね
じ2aと雌ヘリコイドねじ1bによってヘリコイド枠の
中心軸02の周りに反時計方向に回転しながら前方に繰
り出される。同時に雌ヘリコイドねじ2bと雄ヘリコイ
ドねじ3aとにより、回転規制部材8に回転を規制され
た内側ヘリコイド枠3が前方に向けて直進移動する。
【0023】そして、図4に示すワイド撮影状態に至
る。このワイド時には、2群レンズ保持枠6の規制ピン
6fが第2固定枠部材9のカム9cが形成されている外
面に当接しているので、変更レンズ保持枠6は自己の習
性に抗して回動し、円形開口3eの下位に位置して撮影
光軸01から退避している。このワイド撮影状態におけ
るフォーカシング動作は無限大状態から更に、第1レン
ズ群L1全体を鎖線で示すように前方に繰り出すことに
よって行われる。このフォーカシング動作領域において
も変更レンズ保持枠6は撮影光軸01から退避したまま
である。この状態でセクタシャッタを動作させれば、ワ
イド状態の撮影が行われる。
【0024】次に、カメラをテレ撮影状態にするには、
上記ワイド撮影状態から更に、駆動ギヤー10を回転さ
せればよい。駆動ギヤー10を回転させると、ヘリコイ
ドねじによって外側ヘリコイド枠2と内側ヘリコイド枠
3とは更に前方に向けて繰り出されると共に、第2レン
ズ群L2が次第に撮影光軸01中に入ってくる。
【0025】即ち、内側ヘリコイド枠3が繰り出される
ことにより、これと共に移動する変更レンズ保持枠6
は、その規制ピン6fが第2固定枠部材9のカム9cに
よる規制を解かれ、同カム9cから離間する。そして、
テレ撮影の無限大状態に至ると、図5に示すように変更
レンズ保持枠6は自己の習性によって回動し、その突出
片がストッパーピン5aに当接して停止し、ここに完全
に第2レンズ群L2が撮影光軸01中に入り、テレ時の
焦点に光学系を切り換える。また、このとき、枠支持部
材7の係止アーム7aが前記第2固定枠部材9の前部に
設けられているストッパー9bに係合し、変更レンズ保
持枠6および枠支持部材7が、これ以上前方へ移動しな
いように規制する。そして内側ヘリコイド枠3は、更に
前方に向けて移動し、第1レンズ群L1と第2レンズ群
L2との群間距離が出されて停止する。このとき、羽根
押え部材5の裏面に当接していた摺接部6dは離間す
る。
【0026】このテレ時のフォーカシング動作は、更に
内側ヘリコイド枠3が繰り出されることにより行われ
る。このとき、第2レンズ群L2は前方には行けないの
で、鎖線で示すように第1レンズ群L1のみの繰り出し
となる。
【0027】この状態でセクタシャッタを動作させれ
ば、テレ状態の撮影が行われる。シャッタ動作は、図示
しない駆動源によってセクタアーム11の駆動ピン11
bが揺動することにより、前記一対のセクタ羽根12を
互いに反対方向に回動し、円形開口3eを開閉すること
により行われる。
【0028】また、レンズ鏡筒がテレ撮影状態位置から
ワイド撮影状態位置を介して沈動位置に復動するときに
は、駆動ギヤー10の回転が反転し、外側ヘリコイド枠
2が繰り込みながら時計方向に回転する。すると、内側
ヘリコイド枠3も後退し、変更レンズ保持枠6は第2固
定枠部材9のカム9cによりコイルばね14をチャージ
しながら光軸外に退避し、外側ヘリコイド枠2,内側ヘ
リコイド枠3は固定枠1a内に重合して、図3に示され
るように収納される。
【0029】図8は、本発明の第2実施例を示したもの
である。この第2実施例が前記第1実施例と異なるとこ
ろは、テレ時に変更レンズ保持枠6の前方への移動を停
止させるストッパーが、上記第1実施例では固定部材で
ある第2固定枠部材9にストッパー9bとして設けられ
ていたのに対して、この第2実施例では外側ヘリコイド
枠2にストッパー23として設けられていて、このスト
ッパー23に枠支持部材7の係止アーム7aが係合し、
変更レンズ保持枠6および枠支持部材7が、これ以上前
方へ移動しないように規制するようになっている。
【0030】つまり、この実施例ではダブルヘリコイド
が使用されているので、外側ヘリコイド枠2,内側ヘリ
コイド枠3の両ヘリコイドのリードが同じとすれば、内
側ヘリコイド枠3の移動量は外側ヘリコイド枠2の移動
量の2倍あることになる。即ち、テレのフォーカス時に
は、第2レンズ群は外側ヘリコイド枠2に従って移動
し、第1レンズ群は内側ヘリコイド枠3に従って移動す
るので、相対的に第1レンズ群と第2レンズ群間が増し
フォーカスすることになる。このとき、全体繰出し分も
付加される。その他の構成および作用は、前記第1実施
例のものと同じである。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、主レ
ンズのフォーカシング手段を、テレとワイドの切換手段
の延長で行っているので、フォーカシング専用の駆動手
段が不要であり、スペース的に有利になり、撮影レンズ
鏡筒を低コストで、小型化することができる。更にテレ
時のフォーカシングを全体繰り出しでなく、第1レンズ
群のみの繰出しで行っているので、至近までの繰出し量
を小さくすることができ、撮影レンズ鏡筒の光軸方向の
長さを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す撮影レンズ鏡筒の後
部側の分解斜視図。
【図2】本発明の第1実施例を示す撮影レンズ鏡筒の前
部側の分解斜視図。
【図3】上記実施例のレンズ鏡筒の沈動状態を示す拡大
要部断面図。
【図4】上記実施例のレンズ鏡筒のワイド状態を示す拡
大要部断面図。
【図5】上記実施例のレンズ鏡筒のテレ状態を示す拡大
要部断面図。
【図6】上記実施例のレンズ鏡筒の、1群レンズ保持枠
を取外して示した拡大正面図。
【図7】上記実施例のレンズ鏡筒の拡大背面図。
【図8】本発明の第2実施例を示す撮影レンズ鏡筒の要
部拡大断面図。
【符号の説明】
L1…………第1レンズ群(撮影レンズ系) L2…………第2レンズ群(撮影レンズ系) 01…………撮影レンズ光軸(光学系の光軸) 3h…………支軸(光軸に平行な軸) 4……………1群レンズ保持枠(他のレンズ保持枠) 6……………変更レンズ保持枠6

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の撮影レンズ系を光軸方向に進退
    させて焦点距離の変更を行う撮影レンズ鏡筒において、 光軸に対して平行な軸の周りに回動されることにより撮
    影レンズの光軸内に挿脱されて、焦点距離を変更する変
    更レンズ保持枠を具備し、該変更レンズ保持枠が撮影レ
    ンズの光軸内に挿入されている際には、他のレンズ保持
    枠を光軸方向に進退させて合焦動作を行うことを特徴と
    する撮影レンズ鏡筒。
JP18965992A 1992-07-16 1992-07-16 撮影レンズ鏡筒 Withdrawn JPH0634863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18965992A JPH0634863A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 撮影レンズ鏡筒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18965992A JPH0634863A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 撮影レンズ鏡筒

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0634863A true JPH0634863A (ja) 1994-02-10

Family

ID=16245026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18965992A Withdrawn JPH0634863A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 撮影レンズ鏡筒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0634863A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004318051A (ja) * 2003-03-14 2004-11-11 Fuji Photo Optical Co Ltd デジタルカメラ
JP2005115316A (ja) * 2003-03-14 2005-04-28 Fuji Photo Film Co Ltd 撮影装置およびレンズ鏡胴
JP2006251112A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Ricoh Co Ltd レンズ鏡胴、カメラ、携帯型情報端末機及び画像入力装置
JP2006330657A (ja) * 2004-07-26 2006-12-07 Ricoh Co Ltd レンズ鏡胴、レンズ駆動装置、カメラおよび携帯型情報端末装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004318051A (ja) * 2003-03-14 2004-11-11 Fuji Photo Optical Co Ltd デジタルカメラ
JP2005115316A (ja) * 2003-03-14 2005-04-28 Fuji Photo Film Co Ltd 撮影装置およびレンズ鏡胴
JP4481611B2 (ja) * 2003-03-14 2010-06-16 フジノン株式会社 デジタルカメラ
JP2006330657A (ja) * 2004-07-26 2006-12-07 Ricoh Co Ltd レンズ鏡胴、レンズ駆動装置、カメラおよび携帯型情報端末装置
JP2006251112A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Ricoh Co Ltd レンズ鏡胴、カメラ、携帯型情報端末機及び画像入力装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3312345B2 (ja) コンバータレンズを内蔵したレンズ鏡胴
JP3736085B2 (ja) ズーム鏡胴
US5037187A (en) Zoom lens mount assembly
JP2007033961A (ja) レンズ駆動装置
JP5064271B2 (ja) レンズ鏡筒
JPH0634863A (ja) 撮影レンズ鏡筒
JPS63194213A (ja) ズ−ムレンズ鏡胴
JPH0634865A (ja) レンズ鏡筒
JP2002107598A (ja) 沈胴式レンズ鏡筒及びこれを用いた光学機器
US7652830B2 (en) Lens barrel and photographing apparatus
JP2001100280A (ja) カメラの画面枠切替装置
JP3836232B2 (ja) レンズ駆動機構
JP2959717B2 (ja) 沈胴式ズームレンズ鏡筒
JPH09211516A (ja) カメラの焦点距離可変レンズ
JPH0695217A (ja) ズームカメラ
JP2820158B2 (ja) カメラの視野可変ファインダ装置
JP2001004899A (ja) レンズ鏡胴
JPH0542424Y2 (ja)
JP3879209B2 (ja) 鏡胴のヘリコイド構造
JP2869751B2 (ja) ズームレンズのフローテイング機構
JP2703092B2 (ja) カム筒の駆動部材の取付構造
JPH0614178Y2 (ja) レンズシャッタ式ズ−ムレンズカメラの焦点距離表示装置
JP2516845Y2 (ja) カメラのファインダ装置
JPH0618346Y2 (ja) 変倍フアインダ装置
JP2576288Y2 (ja) パノラマ写真撮影可能なカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005