JPH0542424Y2 - - Google Patents
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- JPH0542424Y2 JPH0542424Y2 JP1988084735U JP8473588U JPH0542424Y2 JP H0542424 Y2 JPH0542424 Y2 JP H0542424Y2 JP 1988084735 U JP1988084735 U JP 1988084735U JP 8473588 U JP8473588 U JP 8473588U JP H0542424 Y2 JPH0542424 Y2 JP H0542424Y2
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- Japan
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- lens
- optical axis
- axis direction
- cam
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 50
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「技術分野」
本考案は、ズームレンズ、特に収納長を著しく
短縮できるレンズ鏡筒を備えたズームレンズのフ
ランジバツク調整装置に関する。
短縮できるレンズ鏡筒を備えたズームレンズのフ
ランジバツク調整装置に関する。
「従来技術およびその問題点」
最近のカメラの小型化の要求はきわめて強く、
幅と高さについては、フイルムとアパーチヤの大
きさによつて制限される限界近くに達している。
しかし厚さについては、レンズの収納長により制
限されていた。収納長を短くしようとすればする
ほど、レンズ群の移動量が増え、それだけ長いカ
ム環を必要とする。そのため、このレンズ群の移
動量とカム環の長さのバランスを失うと、レンズ
は引つ込めたのに、カム環が出つ張り、全体とし
ての長さは短くならず、カメラの厚さは依然薄く
ならないという不都合が生じる。
幅と高さについては、フイルムとアパーチヤの大
きさによつて制限される限界近くに達している。
しかし厚さについては、レンズの収納長により制
限されていた。収納長を短くしようとすればする
ほど、レンズ群の移動量が増え、それだけ長いカ
ム環を必要とする。そのため、このレンズ群の移
動量とカム環の長さのバランスを失うと、レンズ
は引つ込めたのに、カム環が出つ張り、全体とし
ての長さは短くならず、カメラの厚さは依然薄く
ならないという不都合が生じる。
また、従来のズームレンズでは、フランジバツ
ク調整を、カメラ組み立て途中にしなければなら
なかつたり、前群レンズと後群レンズとの間隔を
変えずに行うことは困難である、といつた問題が
あつた。
ク調整を、カメラ組み立て途中にしなければなら
なかつたり、前群レンズと後群レンズとの間隔を
変えずに行うことは困難である、といつた問題が
あつた。
「考案の目的」
本考案は、ズームレンズにおいて、レンズ収納
時の厚さを薄くすることができるレンズ鏡筒を得
るとともに、フランジバツク調整を、組立後にお
いても簡単にできるフランジバツク調整装置を得
ることを目的とする。
時の厚さを薄くすることができるレンズ鏡筒を得
るとともに、フランジバツク調整を、組立後にお
いても簡単にできるフランジバツク調整装置を得
ることを目的とする。
「考案の概要」
本考案では、従来のレンズ鏡筒においては、定
位置で回転するカム環によつて、レンズをマクロ
域およびズーミング域を含む撮影位置と収納位置
との間を移動させており、これが薄型化の妨げに
なつているという事実を発見し、この問題点を解
決することにより、上記課題を解決するに至つた
ものである。
位置で回転するカム環によつて、レンズをマクロ
域およびズーミング域を含む撮影位置と収納位置
との間を移動させており、これが薄型化の妨げに
なつているという事実を発見し、この問題点を解
決することにより、上記課題を解決するに至つた
ものである。
本考案は、カメラボデイに対して固定される固
定筒と、該カム環に、その光軸方向移動に対して
は一体的に移動し、かつ回転に対しては相対的に
回転可能に支持されたレンズ案内環と、上記カム
環およびレンズ案内環に対して支持され、かつこ
れらの光軸方向移動および相対回転により光軸方
向に移動されて焦点距離を変える、少なくとも二
群の移動レンズと、上記固定筒に対して相対回転
調整可能に支持し、かつ上記カム環とねじ結合さ
せた外側環と、該外側環を外部操作によつて調整
回動させるフランジバツク調整手段と、を設けた
ことに特徴を有する。
定筒と、該カム環に、その光軸方向移動に対して
は一体的に移動し、かつ回転に対しては相対的に
回転可能に支持されたレンズ案内環と、上記カム
環およびレンズ案内環に対して支持され、かつこ
れらの光軸方向移動および相対回転により光軸方
向に移動されて焦点距離を変える、少なくとも二
群の移動レンズと、上記固定筒に対して相対回転
調整可能に支持し、かつ上記カム環とねじ結合さ
せた外側環と、該外側環を外部操作によつて調整
回動させるフランジバツク調整手段と、を設けた
ことに特徴を有する。
この構造によれば、相対回転するカム環および
レンズ案内環とが、カム環の回転に伴い、移動レ
ンズを保持しつつ共に光軸方向に進退動し、かつ
両者の相対回転により移動レンズが光軸方向に所
定の軌跡で移動するので、カム環の長さが短くと
も移動レンズの移動距離を大きくとることが可能
になり、収納時のレンズ鏡筒の長さを短くでき
る。しかも、外側環を回転させることにより、前
群、後群レンズが一定の間隔を維持しつつ光軸方
向に移動してフランジジバツクの調整ができ、し
かも、組立後においてもフランジバツクの調整が
可能になる。
レンズ案内環とが、カム環の回転に伴い、移動レ
ンズを保持しつつ共に光軸方向に進退動し、かつ
両者の相対回転により移動レンズが光軸方向に所
定の軌跡で移動するので、カム環の長さが短くと
も移動レンズの移動距離を大きくとることが可能
になり、収納時のレンズ鏡筒の長さを短くでき
る。しかも、外側環を回転させることにより、前
群、後群レンズが一定の間隔を維持しつつ光軸方
向に移動してフランジジバツクの調整ができ、し
かも、組立後においてもフランジバツクの調整が
可能になる。
「考案の実施例」
以下図示実施例について本考案を説明する。図
示実施例は、本考案のレンズシヤツタ式カメラに
適用したものであり、第1図は、本考案に係るフ
ランジバツク調整装置の実施例の要部を示す斜視
図、第2図は、同実施例のセクタギアと調整用工
具のギアとの関係を示す正面図、第3図は、同実
施例を適用したレンズシヤタ式カメラの実施例の
概観を示す斜視図、第4図〜第7図は、同レンズ
シヤツタ式カメラの要部を、光軸で横断して右半
分を示す端面図である。
示実施例は、本考案のレンズシヤツタ式カメラに
適用したものであり、第1図は、本考案に係るフ
ランジバツク調整装置の実施例の要部を示す斜視
図、第2図は、同実施例のセクタギアと調整用工
具のギアとの関係を示す正面図、第3図は、同実
施例を適用したレンズシヤタ式カメラの実施例の
概観を示す斜視図、第4図〜第7図は、同レンズ
シヤツタ式カメラの要部を、光軸で横断して右半
分を示す端面図である。
レンズシヤツタ式カメラのカメラボデイ10に
は、固定筒12が固定されている。13,14
は、カメラボデイ10に形成された、フイルムガ
イドとしての外レールと内レールで、これらのレ
ール13,14によつてフイルム保持面が形成さ
れる。本実施例によれば、前後二群の移動レンズ
L1,L2を、フイルム保持面に極めて接近した
状態まで後退させて収納でき、しかもカム環等の
環状部材も短いので、収納長が短い。
は、固定筒12が固定されている。13,14
は、カメラボデイ10に形成された、フイルムガ
イドとしての外レールと内レールで、これらのレ
ール13,14によつてフイルム保持面が形成さ
れる。本実施例によれば、前後二群の移動レンズ
L1,L2を、フイルム保持面に極めて接近した
状態まで後退させて収納でき、しかもカム環等の
環状部材も短いので、収納長が短い。
固定筒12の前端部には、光軸と直交する平面
上を外方に延びる固定フランジ12bが形成され
ている。この固定筒12内には、内周にヘリコイ
ド山16aが形成された外側ヘリコイド環(外側
環)16の後端部が、回動自在に嵌められてい
る。そして外側ヘリコイド環16の外周には、光
軸と直交する平面上を外方に延びるフランジ16
bが一体に形成されていて、このフランジ16b
が、固定筒12の固定フランジ12bに当接し
て、外側ヘリコイド環16の光軸方向位置および
光軸に対する傾斜が規制されている。
上を外方に延びる固定フランジ12bが形成され
ている。この固定筒12内には、内周にヘリコイ
ド山16aが形成された外側ヘリコイド環(外側
環)16の後端部が、回動自在に嵌められてい
る。そして外側ヘリコイド環16の外周には、光
軸と直交する平面上を外方に延びるフランジ16
bが一体に形成されていて、このフランジ16b
が、固定筒12の固定フランジ12bに当接し
て、外側ヘリコイド環16の光軸方向位置および
光軸に対する傾斜が規制されている。
この外側ヘリコイド環16は、ねじ17を介し
て固定フランジ12bに固定されたC字形状の板
ばね18によつて、光軸方向に移動しないように
固定されている。板ばね18は、弾性的な切り起
し片18aを複数有し、この切り起し片18aが
フランジ16bに弾接して、フランジ16bと固
定フランジ12bおよび板ばね18との摩擦によ
り、一定以上の力により外側ヘリコイド環16の
回動を許容する。
て固定フランジ12bに固定されたC字形状の板
ばね18によつて、光軸方向に移動しないように
固定されている。板ばね18は、弾性的な切り起
し片18aを複数有し、この切り起し片18aが
フランジ16bに弾接して、フランジ16bと固
定フランジ12bおよび板ばね18との摩擦によ
り、一定以上の力により外側ヘリコイド環16の
回動を許容する。
さらにフランジ16bの外周縁の一部には、セ
クタギヤ16cが形成されている。
クタギヤ16cが形成されている。
固定フランジ12bには、セクタギヤ16cの
近傍位置に、セクタギヤ16cと噛み合うピニオ
ン(調整ギヤ)51を備えたフランジバツク調整
用工具50の軸52が嵌入される軸受穴12cが
形成されている。さらに、この軸受穴12cの近
傍位置には、ロツクねじ19が立てられている。
このロツクねじ19の頭部19aの下面は、フラ
ンジ16cに当接可能であり、このロツクねじ1
9を回動させて進退させることにより、頭部19
aと固定フランジ12bとでフランジ16cを挟
圧して外側ヘリコイド環16の回動を阻止し、あ
るいは頭部19aがフランジ16cから離反して
外側ヘリコイド環16の回転を許容するものであ
る。
近傍位置に、セクタギヤ16cと噛み合うピニオ
ン(調整ギヤ)51を備えたフランジバツク調整
用工具50の軸52が嵌入される軸受穴12cが
形成されている。さらに、この軸受穴12cの近
傍位置には、ロツクねじ19が立てられている。
このロツクねじ19の頭部19aの下面は、フラ
ンジ16cに当接可能であり、このロツクねじ1
9を回動させて進退させることにより、頭部19
aと固定フランジ12bとでフランジ16cを挟
圧して外側ヘリコイド環16の回動を阻止し、あ
るいは頭部19aがフランジ16cから離反して
外側ヘリコイド環16の回転を許容するものであ
る。
軸受穴12cと対向するカメラボデイ10の化
粧板11には、調整用工具50挿入用の穴11a
が形成され、この穴11aには、着脱可能な蓋1
5が嵌められている(第3図参照)。
粧板11には、調整用工具50挿入用の穴11a
が形成され、この穴11aには、着脱可能な蓋1
5が嵌められている(第3図参照)。
外側ヘリコイド環16には、外周にヘリコイド
山20aが形成された内側ヘリコイド環(内側
環)20がヘリコイド結合され、その内側ヘリコ
イド環20内には、カム環22が固定ねじ21
(第8図参照)によつて固定されている。
山20aが形成された内側ヘリコイド環(内側
環)20がヘリコイド結合され、その内側ヘリコ
イド環20内には、カム環22が固定ねじ21
(第8図参照)によつて固定されている。
内側ヘリコイド環20の外周には、第8図に示
すように、光軸と平行に延びる(光軸方向の)山
を有するギヤ20bが、ヘリコイド山20aのリ
ード角と同一方向に形成されている。この内側ヘ
リコイド環20は、ギヤ20bに噛み合うピニオ
ンおよびこれを回転駆動するモータ(図示せず)
を介して正逆に回転駆動される。したがつて、カ
ム環22は、内側ヘリコイド環20が回転駆動さ
れると、ヘリコイド山20aのリードに従つて光
軸方向に移動する。
すように、光軸と平行に延びる(光軸方向の)山
を有するギヤ20bが、ヘリコイド山20aのリ
ード角と同一方向に形成されている。この内側ヘ
リコイド環20は、ギヤ20bに噛み合うピニオ
ンおよびこれを回転駆動するモータ(図示せず)
を介して正逆に回転駆動される。したがつて、カ
ム環22は、内側ヘリコイド環20が回転駆動さ
れると、ヘリコイド山20aのリードに従つて光
軸方向に移動する。
このカム環22の内には、レンズ案内環24
が、光軸方向には一体に移動し、相対的に回転可
能に嵌められている。このレンズ案内環24に
は、その後端部に固定ねじ25によつて直進案内
板26が固定されている。この直進案内板26
は、その外周に突設された突起部26aが、固定
筒12の内面に形成されたレンズ案内環ガイド溝
12aに係合されている。このレンズ案内環ガイ
ド溝12aは、本実施例では光軸方向の直線溝で
ある。
が、光軸方向には一体に移動し、相対的に回転可
能に嵌められている。このレンズ案内環24に
は、その後端部に固定ねじ25によつて直進案内
板26が固定されている。この直進案内板26
は、その外周に突設された突起部26aが、固定
筒12の内面に形成されたレンズ案内環ガイド溝
12aに係合されている。このレンズ案内環ガイ
ド溝12aは、本実施例では光軸方向の直線溝で
ある。
このレンズ案内環24の後端と直進案内板26
との間に形成された環状溝28に、カム環22の
後端部に形成された内方フランジ29が相対回動
自在に嵌められている。よつてレンズ案内環24
は、レンズ案内環ガイド溝12aにより回転は規
制されているが、光軸方向には常にカム環22と
一体に移動し、かつカム環22は、このレンズ案
内環24に対して回転できる。
との間に形成された環状溝28に、カム環22の
後端部に形成された内方フランジ29が相対回動
自在に嵌められている。よつてレンズ案内環24
は、レンズ案内環ガイド溝12aにより回転は規
制されているが、光軸方向には常にカム環22と
一体に移動し、かつカム環22は、このレンズ案
内環24に対して回転できる。
前後二群の移動レンズL1,L2は、レンズ案
内環24の内側に位置する前群レンズ枠30と後
群レンズ枠31にそれぞれ固定されている。前群
レンズ枠30は、シヤツタブロツク32に固定さ
れたヘリコイドリング33にヘリコイド結合して
いる。シヤツタブロツク32は、前群移動枠34
に固定されており、この前群移動枠34の外周部
に、少なくとも3本のガイドピン35が設けられ
ている。後群レンズ枠31にはその外周に、同じ
く少なくとも3本のガイドピン36が設けられて
いる。ガイドピン35,36は、第4図および第
7図では重なっている。
内環24の内側に位置する前群レンズ枠30と後
群レンズ枠31にそれぞれ固定されている。前群
レンズ枠30は、シヤツタブロツク32に固定さ
れたヘリコイドリング33にヘリコイド結合して
いる。シヤツタブロツク32は、前群移動枠34
に固定されており、この前群移動枠34の外周部
に、少なくとも3本のガイドピン35が設けられ
ている。後群レンズ枠31にはその外周に、同じ
く少なくとも3本のガイドピン36が設けられて
いる。ガイドピン35,36は、第4図および第
7図では重なっている。
シヤツタブロツク32は周知のように、測距装
置からの被写体までの距離信号に応じた角度だけ
駆動ピン32aを回動させ、駆動ピン32aとピ
ン30aを介して連動している前群レンズ枠30
を共に回動させてヘリコイドに従つて光軸方向に
移動させ、焦点調節を行なう。また被写体の輝度
信号に応じて、シヤツタブレード32bを動作さ
せる。
置からの被写体までの距離信号に応じた角度だけ
駆動ピン32aを回動させ、駆動ピン32aとピ
ン30aを介して連動している前群レンズ枠30
を共に回動させてヘリコイドに従つて光軸方向に
移動させ、焦点調節を行なう。また被写体の輝度
信号に応じて、シヤツタブレード32bを動作さ
せる。
シヤツタブロツク32の外側には、レンズカバ
ー筒38が嵌められ、前群移動枠34に固定され
ている。39は、本体化粧板11から突出するレ
ンズ案内環24およびカム環22の外周を覆う化
粧筒である。
ー筒38が嵌められ、前群移動枠34に固定され
ている。39は、本体化粧板11から突出するレ
ンズ案内環24およびカム環22の外周を覆う化
粧筒である。
カム環22には、ガイドピン35,36が挿通
される前群カム溝22aと後群カム溝22bがそ
れぞれ穿設されている。レンズ案内環24には、
これらの各前群カム溝22aおよび後群カム溝2
2bにそれぞれ対応して、レンズガイド溝24
a,24bが穿設されている。この実施例では、
レンズガイド溝24a,24bは共に、光軸方向
の直線溝である。ガイドピン35は、前群カム溝
22aとレンズガイド溝24aに渡つて挿通さ
れ、ガイドピン36は後群カム溝22bとレンズ
ガイド溝24bに渡つて挿通されている。
される前群カム溝22aと後群カム溝22bがそ
れぞれ穿設されている。レンズ案内環24には、
これらの各前群カム溝22aおよび後群カム溝2
2bにそれぞれ対応して、レンズガイド溝24
a,24bが穿設されている。この実施例では、
レンズガイド溝24a,24bは共に、光軸方向
の直線溝である。ガイドピン35は、前群カム溝
22aとレンズガイド溝24aに渡つて挿通さ
れ、ガイドピン36は後群カム溝22bとレンズ
ガイド溝24bに渡つて挿通されている。
そしてこの前群カム溝22aとレンズガイド溝
24a、および後群カム溝24bとレンズガイド
溝44の形状はそれぞれ、内側ヘリコイド環20
の回転に伴うカム環22とレンズ案内環24の光
軸方向移動、およびカム環22とレンズ案内環2
4の相対回転によつて、移動レンズL1,L2に
所定の光軸方向の移動軌跡を与えることができる
ように設定されている。
24a、および後群カム溝24bとレンズガイド
溝44の形状はそれぞれ、内側ヘリコイド環20
の回転に伴うカム環22とレンズ案内環24の光
軸方向移動、およびカム環22とレンズ案内環2
4の相対回転によつて、移動レンズL1,L2に
所定の光軸方向の移動軌跡を与えることができる
ように設定されている。
第8図において、前群カム溝22aと後群カム
溝22bの区間l1は、通常撮影可能域であるズ
ーミング区間、同l2は、ズーミング区間l1の
テレ端に続くマクロ移行区間、同l3は、ズーミ
ング区間l1のワイド端に続く収納区間である。
マクロ移行区間l2は、ズーミング区間l1とは
光軸と平行な方向に関して反対向きに傾斜してい
る。言い換えれば、ズーミング区間l1のリード
角をプラスとすれば、マクロ移行区間l2のリー
ド角はマイナスである。
溝22bの区間l1は、通常撮影可能域であるズ
ーミング区間、同l2は、ズーミング区間l1の
テレ端に続くマクロ移行区間、同l3は、ズーミ
ング区間l1のワイド端に続く収納区間である。
マクロ移行区間l2は、ズーミング区間l1とは
光軸と平行な方向に関して反対向きに傾斜してい
る。言い換えれば、ズーミング区間l1のリード
角をプラスとすれば、マクロ移行区間l2のリー
ド角はマイナスである。
上記構成からなる本ズームレンズは、内側ヘリ
コイド環20を正逆に回動させると、これと噛み
合つている外側ヘリコイド環16が固定筒12に
固定されているため、該内側ヘリコイド環20
は、回転しながらヘリコイド山20aのリードに
したがつて光軸方向に移動する。つまり、内側ヘ
リコイド環20に固定されたカム環22が、内側
ヘリコイド環20と一体に正逆に回転すると同時
に、ヘリコイド山20aのリードに従つて光軸方
向に移動する。
コイド環20を正逆に回動させると、これと噛み
合つている外側ヘリコイド環16が固定筒12に
固定されているため、該内側ヘリコイド環20
は、回転しながらヘリコイド山20aのリードに
したがつて光軸方向に移動する。つまり、内側ヘ
リコイド環20に固定されたカム環22が、内側
ヘリコイド環20と一体に正逆に回転すると同時
に、ヘリコイド山20aのリードに従つて光軸方
向に移動する。
さらに、カム環22の光軸方向移動に伴つて、
カム環22に相対回転可能にかつ光軸方向には一
体に移動するように取付けられたレンズ案内環2
4が、回転しないで光軸方向に移動する。このカ
ム環22とレンズ案内環24との相対回転に伴
い、カム溝22aとレンズガイド溝24aおよび
カム溝22bとレンズガイド溝24bの関係によ
り、移動レンズL1,L2が光軸方向に移動す
る。
カム環22に相対回転可能にかつ光軸方向には一
体に移動するように取付けられたレンズ案内環2
4が、回転しないで光軸方向に移動する。このカ
ム環22とレンズ案内環24との相対回転に伴
い、カム溝22aとレンズガイド溝24aおよび
カム溝22bとレンズガイド溝24bの関係によ
り、移動レンズL1,L2が光軸方向に移動す
る。
上記カム環22およびレンズ案内環24の移動
によつて、移動レンズL1,L2を、第4図の収
納位置から第5図,第6図のワイド端、さらに第
7図のテレ端位置まで移動させることができる。
しかも収納位置においては、カム環22およびレ
ンズ案内環24が化粧板11、レンズカバー筒3
8から突出しないので、収納長が極めて短いこと
が分る。
によつて、移動レンズL1,L2を、第4図の収
納位置から第5図,第6図のワイド端、さらに第
7図のテレ端位置まで移動させることができる。
しかも収納位置においては、カム環22およびレ
ンズ案内環24が化粧板11、レンズカバー筒3
8から突出しないので、収納長が極めて短いこと
が分る。
この収納長が極めて短いという効果は、カム環
22およびレンズ案内環24が、カム環22の回
転に伴つて一緒に光軸方向に進退すること、移動
レンズL1,L2が、このカム環22およびレン
ズ案内環24に支持され、かつカム環22とレン
ズ案内環24の相対回転によつて、カム環22お
よびレンズ案内環24に対して相対的に光軸方向
に移動すること、および、カム環22が光軸方向
に移動するので、カム溝22a,22bのリード
角を小さく設定しても移動レンズL1,L2の光
軸方向移動量は十分確保できるので、カム環22
の全長を短く設定できることから生じるものであ
る。
22およびレンズ案内環24が、カム環22の回
転に伴つて一緒に光軸方向に進退すること、移動
レンズL1,L2が、このカム環22およびレン
ズ案内環24に支持され、かつカム環22とレン
ズ案内環24の相対回転によつて、カム環22お
よびレンズ案内環24に対して相対的に光軸方向
に移動すること、および、カム環22が光軸方向
に移動するので、カム溝22a,22bのリード
角を小さく設定しても移動レンズL1,L2の光
軸方向移動量は十分確保できるので、カム環22
の全長を短く設定できることから生じるものであ
る。
上述の通り、本考案におけるカム環22は、回
動すると同時にヘリコイド山20aのリードによ
つて光軸方向に進退する。したがつて、カム溝2
2a,22bの光軸方向長は、移動レンズL1,
L2の光軸方向最長移動長よりも、カム環22の
光軸方向移動長分だけ短くすることができる。つ
まり、カム環22の全長は、レンズ最長移動長よ
りも、カム環22の光軸方向移動長だけ短くてよ
い。
動すると同時にヘリコイド山20aのリードによ
つて光軸方向に進退する。したがつて、カム溝2
2a,22bの光軸方向長は、移動レンズL1,
L2の光軸方向最長移動長よりも、カム環22の
光軸方向移動長分だけ短くすることができる。つ
まり、カム環22の全長は、レンズ最長移動長よ
りも、カム環22の光軸方向移動長だけ短くてよ
い。
このリードとカム溝22a,22bとの関係
は、後群カム溝22bの収納区間l3を参照する
と特に明らかである。この収納区間l3は、カム
環22上では、光軸と直交する方向に向けられて
いる。従来のように仮にカム環22が回転のみし
て光軸方向に移動しないとすれば、移動レンズL
1,L2を後退させることはできない。しかし、
本考案では、カム環22が光軸方向に移動するの
で、移動レンズL1,L2を後退させることがで
きる。
は、後群カム溝22bの収納区間l3を参照する
と特に明らかである。この収納区間l3は、カム
環22上では、光軸と直交する方向に向けられて
いる。従来のように仮にカム環22が回転のみし
て光軸方向に移動しないとすれば、移動レンズL
1,L2を後退させることはできない。しかし、
本考案では、カム環22が光軸方向に移動するの
で、移動レンズL1,L2を後退させることがで
きる。
また、テレ端からマクロ撮影域に移行する際の
移動レンズL1,L2の所要移動量は僅かであ
る。そこで本実施例においては、カム環22の回
動量に対する移動レンズL1,L2の移動量を少
なくするために、移動量の過剰分を、カム溝22
a,22bによつてマイナスしている。つまり、
カム溝22a,22bのマクロ移行区間l2のリ
ード角をマイナスにし、カム溝22a,22bに
よるリードをマイナスにしたのである。これによ
り、マクロ移行区間l2における、カム環22の
光軸方向移動距離に対する移動レンズL1,L2
の移動距離が、ズーミング区間l1の場合よりも
短くなり、カム環22の回動角に対する移動レン
ズL1,L2の光軸方向移動距離が短くなつてい
る。したがつて、カム環22の回動量に対する移
動レンズL1,L2の移動量がごく僅かとなるの
で、カム環22の回動量を十分に確保して高移動
精度を得ることが可能になり、しかもマクロ移行
区間l2のリードがマイナスなので、カム環22
の全長も短くなつている。
移動レンズL1,L2の所要移動量は僅かであ
る。そこで本実施例においては、カム環22の回
動量に対する移動レンズL1,L2の移動量を少
なくするために、移動量の過剰分を、カム溝22
a,22bによつてマイナスしている。つまり、
カム溝22a,22bのマクロ移行区間l2のリ
ード角をマイナスにし、カム溝22a,22bに
よるリードをマイナスにしたのである。これによ
り、マクロ移行区間l2における、カム環22の
光軸方向移動距離に対する移動レンズL1,L2
の移動距離が、ズーミング区間l1の場合よりも
短くなり、カム環22の回動角に対する移動レン
ズL1,L2の光軸方向移動距離が短くなつてい
る。したがつて、カム環22の回動量に対する移
動レンズL1,L2の移動量がごく僅かとなるの
で、カム環22の回動量を十分に確保して高移動
精度を得ることが可能になり、しかもマクロ移行
区間l2のリードがマイナスなので、カム環22
の全長も短くなつている。
次に、本考案の特徴であるフランジバツクの調
整について説明する。調整に際しては、撮影可能
位置、例えば、ワイド端位置にカム環22を回動
させ、蓋15を外し、ロツクねじ19を緩めて、
調整用工具50のギヤ51をセクタギヤ16cに
噛み合せる(第2図参照)。そして、このワイド
端位置において、焦点位置を見ながら、理論上の
焦点位置(フイルム面上の位置)に実際の焦点位
置が来るように、調整用工具50を回動させる。
すると、内側ヘリコイド環20は、ギア20bに
噛み合つたピニオンおよびモータによつて回動が
規制されているので、外側ヘリコイド環16のみ
が回動する。したがつて、外側ヘリコイド環16
と内側ヘリコイド環20とが相対的に回動し、内
側ヘリコイド環20がリード山20aにしたがつ
て光軸方向に移動する。よつて、移動レンズL
1,L2が互いの間隔を変えずに、一緒に光軸方
向に移動し、焦点位置、つまりフランジバツクが
調整される。
整について説明する。調整に際しては、撮影可能
位置、例えば、ワイド端位置にカム環22を回動
させ、蓋15を外し、ロツクねじ19を緩めて、
調整用工具50のギヤ51をセクタギヤ16cに
噛み合せる(第2図参照)。そして、このワイド
端位置において、焦点位置を見ながら、理論上の
焦点位置(フイルム面上の位置)に実際の焦点位
置が来るように、調整用工具50を回動させる。
すると、内側ヘリコイド環20は、ギア20bに
噛み合つたピニオンおよびモータによつて回動が
規制されているので、外側ヘリコイド環16のみ
が回動する。したがつて、外側ヘリコイド環16
と内側ヘリコイド環20とが相対的に回動し、内
側ヘリコイド環20がリード山20aにしたがつ
て光軸方向に移動する。よつて、移動レンズL
1,L2が互いの間隔を変えずに、一緒に光軸方
向に移動し、焦点位置、つまりフランジバツクが
調整される。
フランジバツクの調整が終つたら、ロツクねじ
19を締めて外側ヘリコイド環16をロツクし、
調整用工具50を抜き出して、蓋15を穴11a
に嵌着し、調整を終える。
19を締めて外側ヘリコイド環16をロツクし、
調整用工具50を抜き出して、蓋15を穴11a
に嵌着し、調整を終える。
このように、カメラ組み立て後において、容易
にフランジバツクの調整を行うことができる。
にフランジバツクの調整を行うことができる。
以上の実施例では、外側ヘリコイド環16と内
側ヘリコイド環20とをヘリコイド結合してある
が、これをねじ結合してもよい。
側ヘリコイド環20とをヘリコイド結合してある
が、これをねじ結合してもよい。
調整用工具50にピニオンギア51を設けてあ
るが、固定フランジ12bにセクタギヤ16cと
噛み合うギアを取付け、このギアに、ドライバ等
を嵌合するための「+」字形等の嵌合穴を形成し
てもよい。これは、第2図のピニオン51を固定
フランジ12bの軸受穴12cに回動自在に軸支
し、ピニオン51の軸部に回動工具用の孔を設け
た場合に相当する。
るが、固定フランジ12bにセクタギヤ16cと
噛み合うギアを取付け、このギアに、ドライバ等
を嵌合するための「+」字形等の嵌合穴を形成し
てもよい。これは、第2図のピニオン51を固定
フランジ12bの軸受穴12cに回動自在に軸支
し、ピニオン51の軸部に回動工具用の孔を設け
た場合に相当する。
セクタギヤ16c、軸受穴12cを設ける位置
は任意であり、例えば、カメラボデイ10の左
側、あるいは下方に設けてもよい。
は任意であり、例えば、カメラボデイ10の左
側、あるいは下方に設けてもよい。
「考案の効果」
以上の説明から明らかな通り、本考案によれ
ば、相対回転するカム環およびレンズ案内環と
が、内側筒の回転に伴い、移動レンズを保持しつ
つ共に光軸方向に進退動し、かつ両者の相対回転
により移動レンズが光軸方向に所定の軌跡で移動
するので、カム環の長さが短くとも移動レンズの
移動距離を大きくとることが可能になり、収納時
のレンズ鏡筒の長さを短くできるので、レンズ、
カメラの小型、薄型化を図ることができる。しか
も、外側環を回転させることにより、前群、後群
レンズが一定の間隔を維持しつつ光軸方向に移動
するので、フランジバツクの調整が容易にでき、
かつ、組立後においてもフランジバツクの調整が
できるので、カメラの組み立て作業が容易にな
り、生産効率が向上する。
ば、相対回転するカム環およびレンズ案内環と
が、内側筒の回転に伴い、移動レンズを保持しつ
つ共に光軸方向に進退動し、かつ両者の相対回転
により移動レンズが光軸方向に所定の軌跡で移動
するので、カム環の長さが短くとも移動レンズの
移動距離を大きくとることが可能になり、収納時
のレンズ鏡筒の長さを短くできるので、レンズ、
カメラの小型、薄型化を図ることができる。しか
も、外側環を回転させることにより、前群、後群
レンズが一定の間隔を維持しつつ光軸方向に移動
するので、フランジバツクの調整が容易にでき、
かつ、組立後においてもフランジバツクの調整が
できるので、カメラの組み立て作業が容易にな
り、生産効率が向上する。
第1図は、本考案に係るズームレンズのフラン
ジバツク調整装置の実施例の要部を示す斜視図、
第2図は、同実施例の、セクタギヤと調整用工具
の調整ギアとの関係を示す正面図、第3図は、同
実施例を適用したレンズシヤタ式ズームレンズカ
メラの実施例の概観を示す斜視図、第4図ないし
第7図は、同レンズシヤツタ式カメラの要部を、
光軸で横断して右半分を示す端面図であつて、第
4図は収納状態を、第5図はワイド端状態を、第
6図は、フランジバツク調整後のワイド端状態
を、第7図はテレ端状態をそれぞれ示し、第8図
は、カム環、レンズ案内環および内側ヘリコイド
環の関係を展開図である。 10……カメラボデイ、11……化粧板、11
a……調整工具挿入用の穴、12……固定筒、1
2a……レンズ案内環ガイド溝、12b……固定
フランジ、12c……軸受穴、16……外側ヘリ
コイド環(外側環)、16a……ヘリコイド山、
16b……フランジ、16c……セクタギヤ、1
9……ロツクねじ、20……内側ヘリコイド環
(内側環)、22……カム環、22a……前群カム
溝、22b……後群カム溝、24……レンズ案内
環、24a,24b……レンズガイド溝、26…
…直進案内板、30……前群レンズ枠、31……
後群レンズ枠、32……シヤツタブロツク、34
……前群移動枠、35,36……ガイドピン、3
8……レンズカバー筒、L1,L2……移動レン
ズ。
ジバツク調整装置の実施例の要部を示す斜視図、
第2図は、同実施例の、セクタギヤと調整用工具
の調整ギアとの関係を示す正面図、第3図は、同
実施例を適用したレンズシヤタ式ズームレンズカ
メラの実施例の概観を示す斜視図、第4図ないし
第7図は、同レンズシヤツタ式カメラの要部を、
光軸で横断して右半分を示す端面図であつて、第
4図は収納状態を、第5図はワイド端状態を、第
6図は、フランジバツク調整後のワイド端状態
を、第7図はテレ端状態をそれぞれ示し、第8図
は、カム環、レンズ案内環および内側ヘリコイド
環の関係を展開図である。 10……カメラボデイ、11……化粧板、11
a……調整工具挿入用の穴、12……固定筒、1
2a……レンズ案内環ガイド溝、12b……固定
フランジ、12c……軸受穴、16……外側ヘリ
コイド環(外側環)、16a……ヘリコイド山、
16b……フランジ、16c……セクタギヤ、1
9……ロツクねじ、20……内側ヘリコイド環
(内側環)、22……カム環、22a……前群カム
溝、22b……後群カム溝、24……レンズ案内
環、24a,24b……レンズガイド溝、26…
…直進案内板、30……前群レンズ枠、31……
後群レンズ枠、32……シヤツタブロツク、34
……前群移動枠、35,36……ガイドピン、3
8……レンズカバー筒、L1,L2……移動レン
ズ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 カメラボデイに対して固定される固定筒と;該
固定筒に対して回転および光軸方向移動可能に支
持されたカム環と;該カム環に、その光軸方向移
動に対しては一体的に移動し、かつ回転に対して
は相対的に回転可能に支持されたレンズ案内環
と;上記カム環およびレンズ案内環に対して支持
され、かつこれらの光軸方向移動および相対回転
により光軸方向に移動されて焦点距離を変える、
少なくとも二群の移動レンズと; 上記固定筒に対して相対回転調整可能に支持
し、かつ上記カム環とねじ結合させた外側環と; 該外側環を外部操作によつて調整回動させるフ
ランジバツク調整手段と; を備えたことを特徴とするズームレンズのフラン
ジバツク調整装置。
Priority Applications (34)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988084735U JPH0542424Y2 (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 | |
CA000601515A CA1331429C (en) | 1988-06-03 | 1989-06-01 | Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel |
US07/361,632 US5144493A (en) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel |
AT94104972T ATE188781T1 (de) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Vorrichtung zur selektiven öffnung und schliessung einer photographischen öffnung einer linsenabdeckung |
DE68929078T DE68929078T2 (de) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Zoomobjektiv |
EP94104972A EP0609910B1 (en) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Apparatus for selectively opening and closing a photographic opening in a lens cover |
DE1994622433 DE69422433T2 (de) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Vorrichtung zur selektiven Positionierung eines korrigierenden optischen Elements in einer Kamera |
DE1989629135 DE68929135T2 (de) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Vorrichtung zur selektiven Öffnung und Schliessung einer photographischen Öffnung einer Linsenabdeckung |
EP94104979A EP0609912B1 (en) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Apparatus for selectively positioning a correcting optical element in a camera |
EP94104980A EP0609913B1 (en) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Flexible printed circuit board for a camera |
AT89110047T ATE112862T1 (de) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Antrieb für ein zoomobjektiv. |
DE68928864T DE68928864T2 (de) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Flexible Platine für gedruckte Schaltung für eine Kamera |
EP94104973A EP0609911B1 (en) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Zoom lens |
AT94104980T ATE173838T1 (de) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Flexible platine für gedruckte schaltung für eine kamera |
DE68918756T DE68918756T2 (de) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Antrieb für ein Zoomobjektiv. |
AT94104973T ATE184996T1 (de) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Zoomobjektiv |
AT94104979T ATE188554T1 (de) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Vorrichtung zur selektiven positionierung eines korrigierenden optischen elements in einer kamera |
EP89110047A EP0344806B1 (en) | 1988-06-03 | 1989-06-02 | Drive mechanism for a zoom lens |
KR1019890007642A KR970002510B1 (ko) | 1988-06-03 | 1989-06-03 | 줌렌즈 경통 |
AU36023/89A AU631796B2 (en) | 1988-06-03 | 1989-06-05 | Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel |
US07/829,213 US5262898A (en) | 1988-06-03 | 1992-01-31 | Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel |
US07/829,211 US5231449A (en) | 1988-06-03 | 1992-01-31 | Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel |
US07/829,873 US5164757A (en) | 1988-06-03 | 1992-01-31 | Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel |
US07/831,205 US5270868A (en) | 1988-06-03 | 1992-01-31 | Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel |
AU34043/93A AU647986B2 (en) | 1988-06-03 | 1993-03-08 | Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel |
AU34046/93A AU646196C (en) | 1988-06-03 | 1993-03-08 | Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel |
AU34044/93A AU650384B2 (en) | 1988-06-03 | 1993-03-08 | Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel |
AU34045/93A AU645926B2 (en) | 1988-06-03 | 1993-03-08 | Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel |
CA000616810A CA1335478C (en) | 1988-06-03 | 1994-01-31 | Zoom lens camera incorporating flange back adjustment |
HK98100505A HK1001572A1 (en) | 1988-06-03 | 1998-01-20 | Drive mechanism for a zoom lens |
HK98104018A HK1004867A1 (en) | 1988-06-03 | 1998-05-08 | Apparatus for selectively opening and closing a photographic opening in a lens cover |
HK98104016A HK1004865A1 (en) | 1988-06-03 | 1998-05-08 | Zoom lens |
HK98104015A HK1004864A1 (en) | 1988-06-03 | 1998-05-08 | Apparatus for selectively positioning a correcting optical element in a camera |
HK98104017A HK1004866A1 (en) | 1988-06-03 | 1998-05-08 | Flexible printed circuit board for a camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988084735U JPH0542424Y2 (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH027633U JPH027633U (ja) | 1990-01-18 |
JPH0542424Y2 true JPH0542424Y2 (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=31309415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988084735U Expired - Lifetime JPH0542424Y2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542424Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7215374B2 (en) * | 2003-01-03 | 2007-05-08 | Micron Technology, Inc. | Camera module having geared lens barrel |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5864172U (ja) * | 1981-10-23 | 1983-04-30 | 株式会社日立製作所 | テレビカメラのバツクフオ−カス調整装置 |
-
1988
- 1988-06-27 JP JP1988084735U patent/JPH0542424Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH027633U (ja) | 1990-01-18 |
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