JP2703092B2 - カム筒の駆動部材の取付構造 - Google Patents
カム筒の駆動部材の取付構造Info
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- JP2703092B2 JP2703092B2 JP8446290A JP8446290A JP2703092B2 JP 2703092 B2 JP2703092 B2 JP 2703092B2 JP 8446290 A JP8446290 A JP 8446290A JP 8446290 A JP8446290 A JP 8446290A JP 2703092 B2 JP2703092 B2 JP 2703092B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカム筒の駆動部材の取付構造に関する。
ズームレンズ鏡胴は、固定筒内に移動筒が軸方向移動
自在に配置され、固定筒の外側にはカム筒が回動自在に
配置されている。カム筒にはカム溝が形成され、移動筒
からの従動ピンがカム溝に嵌入している。このような構
造で、カム筒が回転すると移動筒が前後動する。
自在に配置され、固定筒の外側にはカム筒が回動自在に
配置されている。カム筒にはカム溝が形成され、移動筒
からの従動ピンがカム溝に嵌入している。このような構
造で、カム筒が回転すると移動筒が前後動する。
一方、カム筒の外側には、駆動リングが固着され、駆
動リングを回転することによりカム筒を回転する。
動リングを回転することによりカム筒を回転する。
従来、このような駆動リングはビス等によりカム筒に
固着されている。しかしながら、駆動リングとカム筒と
の構成材料が異なると、両者の熱膨張差によりカム筒が
変形する場合がある。例えば、カム筒が金属で形成さ
れ、駆動リングがプラスチックで形成され、駆動リング
の剛性が強いと、熱膨張差によりカム筒が変形する欠点
がある。
固着されている。しかしながら、駆動リングとカム筒と
の構成材料が異なると、両者の熱膨張差によりカム筒が
変形する場合がある。例えば、カム筒が金属で形成さ
れ、駆動リングがプラスチックで形成され、駆動リング
の剛性が強いと、熱膨張差によりカム筒が変形する欠点
がある。
本発明は、駆動リングをカム筒にフローティング構造
で取付けることができるカム筒の駆動部材の取付構造を
提案することを目的とする。
で取付けることができるカム筒の駆動部材の取付構造を
提案することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成する為に、固定筒の外側に
カム筒が回動自在に支持され、カム筒の外側に配設され
た筒状駆動部材を介してカム筒が回転されるカメラの撮
影レンズ鏡胴に於いて、前記筒状駆動部材はカム筒に遊
嵌されると共に駆動筒には軸方向溝と円筒方向溝とが形
成され、軸方向溝にはカム筒からの規制ピンが位置する
と共に円周方向溝にはカメラ本体からの規制ピンが位置
することを特徴とする。
カム筒が回動自在に支持され、カム筒の外側に配設され
た筒状駆動部材を介してカム筒が回転されるカメラの撮
影レンズ鏡胴に於いて、前記筒状駆動部材はカム筒に遊
嵌されると共に駆動筒には軸方向溝と円筒方向溝とが形
成され、軸方向溝にはカム筒からの規制ピンが位置する
と共に円周方向溝にはカメラ本体からの規制ピンが位置
することを特徴とする。
本発明は、駆動部材はカム筒に対してフローティング
構造とされ、駆動部材はカム筒からのピンにより円周方
向の動きが規制されると共に駆動部材はカメラ本体から
のピンにより軸方向の動きが規制される。従って、カム
筒は駆動部材と一体に回転するが、熱膨張差により変形
するようなことはない。
構造とされ、駆動部材はカム筒からのピンにより円周方
向の動きが規制されると共に駆動部材はカメラ本体から
のピンにより軸方向の動きが規制される。従って、カム
筒は駆動部材と一体に回転するが、熱膨張差により変形
するようなことはない。
以下添付図面に従って本発明に係るカム筒の駆動部材
の取付構造の好ましい実施例を詳説する。
の取付構造の好ましい実施例を詳説する。
第1図は本発明に係るカム筒の駆動部材の取付構造が
適用されるカメラの分解斜視図が示されており、カメラ
本体10には前カバー12、後カバー14、上カバー16、及び
下カバー18が取付けられる。カメラ本体10にはその略中
央部に撮影レンズ鏡胴20が配置され、この撮影レンズ鏡
胴20の側方にはファインダ22が取付けられる。
適用されるカメラの分解斜視図が示されており、カメラ
本体10には前カバー12、後カバー14、上カバー16、及び
下カバー18が取付けられる。カメラ本体10にはその略中
央部に撮影レンズ鏡胴20が配置され、この撮影レンズ鏡
胴20の側方にはファインダ22が取付けられる。
撮影レンズ鏡胴20の構造は第2図に示され、固定筒20
A内には移動筒20Bが軸方向摺動自在に収納され、更に固
定筒20Aの外周にはカム筒20Cが回動自在に支持されてい
る。固定筒20Aの右端部にはフランジが形成され、固定
筒20Aはこのフランジを介してカメラ本体に固定され
る。移動筒20Bの前部には第1レンズ群200がレンズ支持
枠202を介して固着されている。また移動筒20B内にはガ
イドバー204が軸方向に設けられる。第2レンズ群206の
レンズ支持枠208は移動枠210に取付けられ、この移動枠
210はガイドバー204により軸方向移動自在に支持されて
いる。また移動筒20B内にはガイドバー212が軸方向に設
けられこのガイドバー212は移動枠210の溝214内に位置
して移動枠210の振れ止めをなす。更に、移動筒20Bに於
いては第3レンズ群216がそのレンズ支持枠218を介して
ガイドバー204に軸方向移動自在に支持され、ガイドバ
ー212により振れ止めがなされている。
A内には移動筒20Bが軸方向摺動自在に収納され、更に固
定筒20Aの外周にはカム筒20Cが回動自在に支持されてい
る。固定筒20Aの右端部にはフランジが形成され、固定
筒20Aはこのフランジを介してカメラ本体に固定され
る。移動筒20Bの前部には第1レンズ群200がレンズ支持
枠202を介して固着されている。また移動筒20B内にはガ
イドバー204が軸方向に設けられる。第2レンズ群206の
レンズ支持枠208は移動枠210に取付けられ、この移動枠
210はガイドバー204により軸方向移動自在に支持されて
いる。また移動筒20B内にはガイドバー212が軸方向に設
けられこのガイドバー212は移動枠210の溝214内に位置
して移動枠210の振れ止めをなす。更に、移動筒20Bに於
いては第3レンズ群216がそのレンズ支持枠218を介して
ガイドバー204に軸方向移動自在に支持され、ガイドバ
ー212により振れ止めがなされている。
移動筒20Bの後端には、第4レンズ群220がレンズ支持
枠222を介して固着される。
枠222を介して固着される。
カム筒20Cには第1カム溝224が形成されている。第1
図に示すように、移動筒20Bの外周に植立されたガイド
ピン226は固定筒20Aのストレート溝227内を貫通し、更
に第1カム溝224に位置している。従ってこの状態でカ
ム筒20Cが回動すると移動筒20Bは固定筒20Aのストレー
ト溝226と第1カム溝224とにより規制されて軸方向に前
後移動することになる。これにより、第1レンズ群20
0、第4レンズ群220は移動筒20Bと共に移動する。
図に示すように、移動筒20Bの外周に植立されたガイド
ピン226は固定筒20Aのストレート溝227内を貫通し、更
に第1カム溝224に位置している。従ってこの状態でカ
ム筒20Cが回動すると移動筒20Bは固定筒20Aのストレー
ト溝226と第1カム溝224とにより規制されて軸方向に前
後移動することになる。これにより、第1レンズ群20
0、第4レンズ群220は移動筒20Bと共に移動する。
同様に第2レンズ群206の移動枠210に突設されたガイ
ドピン231は固定筒20Aのストレート溝に嵌入すると共に
カム筒20Cの第2カム溝225に嵌入し、従ってカム筒20C
が回動することによって前後移動することになる。ま
た、第3レンズ群216のレンズ支持枠218にはガイドピン
233が突設され、このガイドピン233は同様に固定筒20A
のストレート溝内に位置すると共にカム筒20Cの第3カ
ム溝229内に位置している。従ってカム筒20Cが回動する
ことにより第3レンズ群216も前後移動することにな
る。
ドピン231は固定筒20Aのストレート溝に嵌入すると共に
カム筒20Cの第2カム溝225に嵌入し、従ってカム筒20C
が回動することによって前後移動することになる。ま
た、第3レンズ群216のレンズ支持枠218にはガイドピン
233が突設され、このガイドピン233は同様に固定筒20A
のストレート溝内に位置すると共にカム筒20Cの第3カ
ム溝229内に位置している。従ってカム筒20Cが回動する
ことにより第3レンズ群216も前後移動することにな
る。
このように、撮影レンズは、レンズ群200、206、21
6、220の4群で構成され、レンズは13枚で構成される。
6、220の4群で構成され、レンズは13枚で構成される。
第3図では撮影レンズ鏡胴20とファインダユニット22
との関係が示されている。前記したようにカムリング20
Dの外周にはギア20Eが形成され、このギア20Eは歯車2
4、26、28を介してモータ30と連結されている。カムリ
ング20Dには軸方向の溝32が形成され、この軸方向の溝3
2内にはカム筒20Cに植立されたピン34が位置し、これに
よりカムリング20Dは円周方向の移動が規制されるよう
になっている。また、ファインダユニット22上にはレバ
ー36が形成され、このレバー36にはピン38が形成されて
いる。このピン38はカムリング20Dの円周方向の溝40内
に位置し、カムリング20Dの軸方向の移動を規制してい
る。このようにカムリング20Dはカム筒20Cの外側に位置
しているが、カム筒20Cに対して一体に固着されておら
ず、カム筒20Cからのピン34とファインダユニット22か
らのピン38とで遊嵌状態で支持されているのみであり、
カム筒20Cに対してはフローティングの状態にある。従
って、カム筒20Cとカムリング20Dとの構成材料が異なっ
ている場合、例えばカム筒20Cが金属で形成され、カム
リング20Dがプラスチックで構成されている場合、両者
の熱膨張差からくるカム筒20Cの変形等を解消すること
ができる。
との関係が示されている。前記したようにカムリング20
Dの外周にはギア20Eが形成され、このギア20Eは歯車2
4、26、28を介してモータ30と連結されている。カムリ
ング20Dには軸方向の溝32が形成され、この軸方向の溝3
2内にはカム筒20Cに植立されたピン34が位置し、これに
よりカムリング20Dは円周方向の移動が規制されるよう
になっている。また、ファインダユニット22上にはレバ
ー36が形成され、このレバー36にはピン38が形成されて
いる。このピン38はカムリング20Dの円周方向の溝40内
に位置し、カムリング20Dの軸方向の移動を規制してい
る。このようにカムリング20Dはカム筒20Cの外側に位置
しているが、カム筒20Cに対して一体に固着されておら
ず、カム筒20Cからのピン34とファインダユニット22か
らのピン38とで遊嵌状態で支持されているのみであり、
カム筒20Cに対してはフローティングの状態にある。従
って、カム筒20Cとカムリング20Dとの構成材料が異なっ
ている場合、例えばカム筒20Cが金属で形成され、カム
リング20Dがプラスチックで構成されている場合、両者
の熱膨張差からくるカム筒20Cの変形等を解消すること
ができる。
第3図に示すようにカムリング20Dの前縁にはカム21A
が形成され、このカム21Aは後述する第1移動レンズ54
を駆動する。カムリング20Dの後縁にはカム21Bとカム21
Cとが形成され、カム21Bは後述する第2移動レンズ56を
駆動し、カム21Cはパララックス補正レバー104を駆動す
る。
が形成され、このカム21Aは後述する第1移動レンズ54
を駆動する。カムリング20Dの後縁にはカム21Bとカム21
Cとが形成され、カム21Bは後述する第2移動レンズ56を
駆動し、カム21Cはパララックス補正レバー104を駆動す
る。
第4図ではファインダユニット22の内部構造が示され
ている。ファインダユニット22のファインダ本体50は第
4図に示されるように下枠50A、連結枠50B、上枠50Cか
ら構成され、全体として上下方向に折り曲げられてクラ
ンク形状に構成され、下枠50Aに対物レンズ52、第1移
動レンズ54、第2移動レンズ56が配置される。第1、第
2移動レンズ54、56はそれぞれ第1、第2移動枠58、60
に装着され、この第1、第2移動枠58、60は下枠50Aに
設けられたガイド軸62により前後方向に案内される。即
ち、ガイド軸62は第1移動枠58のガイド孔58A、第2移
動枠60のガイド孔60A内に挿入され、第1、第2移動枠5
8、60はファインダ本体50の下枠50A内でカメラ前後方向
に移動自在である。第1移動枠58と第2移動枠60との間
には引張ばね59が配設され、これにより第1移動枠58の
ピン58Bと第2移動枠60のピン60Bとはカムリング20Dの
カム21A、21Bに当接するように付勢される。従ってカム
リング20Dが回転すると第1移動レンズ54と第2移動レ
ンズ56とは前後移動し、撮影画像のズーミングに応じて
ファインダ視野内の画像もズーミングされる。ファイン
ダ本体50の下枠50Aには上方からファインダ蓋63が被せ
られる。
ている。ファインダユニット22のファインダ本体50は第
4図に示されるように下枠50A、連結枠50B、上枠50Cか
ら構成され、全体として上下方向に折り曲げられてクラ
ンク形状に構成され、下枠50Aに対物レンズ52、第1移
動レンズ54、第2移動レンズ56が配置される。第1、第
2移動レンズ54、56はそれぞれ第1、第2移動枠58、60
に装着され、この第1、第2移動枠58、60は下枠50Aに
設けられたガイド軸62により前後方向に案内される。即
ち、ガイド軸62は第1移動枠58のガイド孔58A、第2移
動枠60のガイド孔60A内に挿入され、第1、第2移動枠5
8、60はファインダ本体50の下枠50A内でカメラ前後方向
に移動自在である。第1移動枠58と第2移動枠60との間
には引張ばね59が配設され、これにより第1移動枠58の
ピン58Bと第2移動枠60のピン60Bとはカムリング20Dの
カム21A、21Bに当接するように付勢される。従ってカム
リング20Dが回転すると第1移動レンズ54と第2移動レ
ンズ56とは前後移動し、撮影画像のズーミングに応じて
ファインダ視野内の画像もズーミングされる。ファイン
ダ本体50の下枠50Aには上方からファインダ蓋63が被せ
られる。
連結枠50Bには第1ミラー64が下方のテーパ縁66に装
着され、第1ミラーを押さえ部材68によってファインダ
本体50に固着される。更に第1ミラー64の上方にはリレ
ーレンズ70が横方向に配置される。また連結枠50Bの上
部テーパ縁72には第2ミラー74が装着され、第2ミラー
74は第2ミラー押さえ部材76によって連結枠50Bの上部
に固着される。
着され、第1ミラーを押さえ部材68によってファインダ
本体50に固着される。更に第1ミラー64の上方にはリレ
ーレンズ70が横方向に配置される。また連結枠50Bの上
部テーパ縁72には第2ミラー74が装着され、第2ミラー
74は第2ミラー押さえ部材76によって連結枠50Bの上部
に固着される。
ファインダ本体50の上方枠50Cには、レンズ76、78が
接合され、挿入配置される。またこのレンズ77、78の後
方にはリレーレンズ80が配置され、更にリレーレンズ80
の後方にはリレーレンズ82が配置される。
接合され、挿入配置される。またこのレンズ77、78の後
方にはリレーレンズ80が配置され、更にリレーレンズ80
の後方にはリレーレンズ82が配置される。
ファインダ本体50の上方枠50Cの後端には接眼枠84が
スライド自在に取付けられる。即ち接眼枠84の前部には
溝86、86が形成され、この溝86、86にはファインダ本体
50の上方枠50Cのガイドレール88、88、88が挿入され、
接眼枠84はスライド自在にファインダ本体50に支持され
る。
スライド自在に取付けられる。即ち接眼枠84の前部には
溝86、86が形成され、この溝86、86にはファインダ本体
50の上方枠50Cのガイドレール88、88、88が挿入され、
接眼枠84はスライド自在にファインダ本体50に支持され
る。
接眼枠84には焦点板90、視野枠92、接眼レンズ94が挿
入配置される。視野枠92は焦点板90に横方向にスライド
自在に支持される。即ち焦点板90の後ろ側にはピン90
A、90Aが突設され、一方視野枠92には横孔92A、92Aが形
成され、ピン90A、90Aは横孔92A、92A内に位置し、視野
枠92をファインダ光軸と直交する方向、即ちカメラの幅
方向にスライド自在に支持する。横孔92A、92Aと、ピン
90A、90Aは、視野枠92の位置決め部材を構成し、横孔92
Aの両端位置で通常撮影位置とマクロ撮影位置とをと
る。接眼枠84の上部には接眼蓋96が設けられる。接眼枠
84には長孔84Aが形成され、一方ファインダ本体50の上
方枠50Cにも円孔85が形成され、この長孔84A、円孔85に
は偏心ピン98が挿入される。従って偏心ピン98を回動す
ることにより接眼枠84はガイドレール88、88、88にガイ
ドされ、カメラ前後方向に偏心ピン98の回動量に応じて
前後動する。これによりファインダの視度調整が可能と
なる。
入配置される。視野枠92は焦点板90に横方向にスライド
自在に支持される。即ち焦点板90の後ろ側にはピン90
A、90Aが突設され、一方視野枠92には横孔92A、92Aが形
成され、ピン90A、90Aは横孔92A、92A内に位置し、視野
枠92をファインダ光軸と直交する方向、即ちカメラの幅
方向にスライド自在に支持する。横孔92A、92Aと、ピン
90A、90Aは、視野枠92の位置決め部材を構成し、横孔92
Aの両端位置で通常撮影位置とマクロ撮影位置とをと
る。接眼枠84の上部には接眼蓋96が設けられる。接眼枠
84には長孔84Aが形成され、一方ファインダ本体50の上
方枠50Cにも円孔85が形成され、この長孔84A、円孔85に
は偏心ピン98が挿入される。従って偏心ピン98を回動す
ることにより接眼枠84はガイドレール88、88、88にガイ
ドされ、カメラ前後方向に偏心ピン98の回動量に応じて
前後動する。これによりファインダの視度調整が可能と
なる。
ファインダ本体50の側方には板ばね製第1パララック
ス補正レバー100が止めねじ102によりファインダ本体50
に固定され、更に板ばね製第1パララックス補正レバー
100の下方には第2パララックス補正レバー104がピン10
6を介して軸支される。板ばね製第1パララックス補正
レバー100の先端部100Aは視野枠92の窓92B内に位置し、
この第1パララックス補正レバー100が左右に振られる
ことにより視野枠92はピン90A、90Aと孔92A、92Aとによ
り通常位置とマクロ撮影位置との2つの位置をとること
ができる。この場合、視野枠92は板ばね製第1パララッ
クス補正レバー100で駆動され、両位置で付勢される。
ス補正レバー100が止めねじ102によりファインダ本体50
に固定され、更に板ばね製第1パララックス補正レバー
100の下方には第2パララックス補正レバー104がピン10
6を介して軸支される。板ばね製第1パララックス補正
レバー100の先端部100Aは視野枠92の窓92B内に位置し、
この第1パララックス補正レバー100が左右に振られる
ことにより視野枠92はピン90A、90Aと孔92A、92Aとによ
り通常位置とマクロ撮影位置との2つの位置をとること
ができる。この場合、視野枠92は板ばね製第1パララッ
クス補正レバー100で駆動され、両位置で付勢される。
この板ばね製第1パララックス補正レバー100は第2
パララックス補正レバー104により駆動される。第2パ
ララックス補正レバー104はその一端部にカム108が形成
されると共に他端部に受け部110が形成され、ばね112に
よりピン106を中心に時計方向に回動付勢され、第5図
のストッパ111で停止させられている。板ばね製第1パ
ララックス補正レバー100の中央部にはカム従動子100B
を形成し、この従動子100Bはカム108と当接している。
カム108は、通常撮影位置108Aとマクロ撮影位置108Bと
が形成される。カムリング21Dがマクロ撮影位置に回動
されると、第3図、第5図に示すように第2パララック
ス補正レバー104の受け部110がカムリング20Dのカム21C
により押圧駆動され引張ばね112の付勢力に抗して反時
計方向に回動し、カム108はマクロ撮影位置108Bに位置
して板ばね製第1パララックス補正レバー100を振って
視野枠92をマクロ撮影位置に位置させる。又カムリング
20Dが通常撮影位置に位置すると、第2パララックス補
正レバ104は引張ばね112の付勢力によりカム108が通常
の位置108Aに位置し、第1パララックス補正レバー100
を通常の撮影位置に復帰させる。これにより視野枠92は
通常の撮影位置に位置するようになっている。
パララックス補正レバー104により駆動される。第2パ
ララックス補正レバー104はその一端部にカム108が形成
されると共に他端部に受け部110が形成され、ばね112に
よりピン106を中心に時計方向に回動付勢され、第5図
のストッパ111で停止させられている。板ばね製第1パ
ララックス補正レバー100の中央部にはカム従動子100B
を形成し、この従動子100Bはカム108と当接している。
カム108は、通常撮影位置108Aとマクロ撮影位置108Bと
が形成される。カムリング21Dがマクロ撮影位置に回動
されると、第3図、第5図に示すように第2パララック
ス補正レバー104の受け部110がカムリング20Dのカム21C
により押圧駆動され引張ばね112の付勢力に抗して反時
計方向に回動し、カム108はマクロ撮影位置108Bに位置
して板ばね製第1パララックス補正レバー100を振って
視野枠92をマクロ撮影位置に位置させる。又カムリング
20Dが通常撮影位置に位置すると、第2パララックス補
正レバ104は引張ばね112の付勢力によりカム108が通常
の位置108Aに位置し、第1パララックス補正レバー100
を通常の撮影位置に復帰させる。これにより視野枠92は
通常の撮影位置に位置するようになっている。
前記の如く構成された本発明に係るカム筒の駆動部材
の取付構造によれば、カムリング20Dには、軸方向の溝3
2と円周方向の溝40とが形成され、軸方向の溝32にはカ
ム筒からのピン34が位置し、円周方向の溝40にはファイ
ンダ22からのピン38位置し、カムリング20Dを規制す
る。従ってカムリング20Dはカム筒20Cに対してフローテ
ィング構造にあるので、カム筒20Cとカムリング20Dとの
間で熱膨張差があっても、カム筒20Cが変形するような
ことはない。
の取付構造によれば、カムリング20Dには、軸方向の溝3
2と円周方向の溝40とが形成され、軸方向の溝32にはカ
ム筒からのピン34が位置し、円周方向の溝40にはファイ
ンダ22からのピン38位置し、カムリング20Dを規制す
る。従ってカムリング20Dはカム筒20Cに対してフローテ
ィング構造にあるので、カム筒20Cとカムリング20Dとの
間で熱膨張差があっても、カム筒20Cが変形するような
ことはない。
以上説明したように本発明に係るカム筒の駆動部材の
取付構造によれば、カム筒の駆動部材は、カム筒に対し
てはフローティング構造にあるので、カム筒と駆動部材
との間で材料の熱膨張差による伸縮があってもカム筒が
変形するようなことはない。
取付構造によれば、カム筒の駆動部材は、カム筒に対し
てはフローティング構造にあるので、カム筒と駆動部材
との間で材料の熱膨張差による伸縮があってもカム筒が
変形するようなことはない。
第1図は本発明に係るカメラの分解斜視図、第2図は第
1図上でII−II線に沿う本発明に係るカメラの撮影レン
ズ鏡胴の断面図、第3図は撮影レンズ鏡胴とファインダ
との関係を示す斜視図、第4図はファインダの分解斜視
図、第5図はカムリングとパララックス補正レバーとの
関係を示す説明図である。 20A……固定筒、20C……カム筒、20D……カムリング、3
2……軸方向の溝、34……ピン、38……ピン、40……円
周方向の溝。
1図上でII−II線に沿う本発明に係るカメラの撮影レン
ズ鏡胴の断面図、第3図は撮影レンズ鏡胴とファインダ
との関係を示す斜視図、第4図はファインダの分解斜視
図、第5図はカムリングとパララックス補正レバーとの
関係を示す説明図である。 20A……固定筒、20C……カム筒、20D……カムリング、3
2……軸方向の溝、34……ピン、38……ピン、40……円
周方向の溝。
Claims (1)
- 【請求項1】固定筒の外側にカム筒が回動自在に支持さ
れ、カム筒の外側に配設された筒状駆動部材を介してカ
ム筒が回転されるカメラの撮影レンズ鏡胴に於いて、 前記筒状駆動部材はカム筒に遊嵌されると共に駆動筒に
は軸方向溝と円筒方向溝とが形成され、軸方向溝にはカ
ム筒からの規制ピンが位置すると共に円周方向溝にはカ
メラ本体からの規制ピンが位置することを特徴とするカ
ム筒の駆動部材の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8446290A JP2703092B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | カム筒の駆動部材の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8446290A JP2703092B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | カム筒の駆動部材の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03282508A JPH03282508A (ja) | 1991-12-12 |
JP2703092B2 true JP2703092B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=13831294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8446290A Expired - Fee Related JP2703092B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | カム筒の駆動部材の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2703092B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-30 JP JP8446290A patent/JP2703092B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03282508A (ja) | 1991-12-12 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |