JP2004318051A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、固体撮像素子で被写体光を捉えて画像信号を生成するデジタルカメラに関し、沈胴時に撮影レンズのうちの一部を好適な位置に退避させることにより有効な薄型化が図られたデジタルカメラを提供する。
【解決手段】 後群レンズ112とフォーカスレンズ113の双方を、光軸上の位置と、CCD固体撮像素子120の脇の窪み部分104に入り込んだ退避位置との間、あるいは、光軸上の位置と、前群レンズ111、後群レンズ112、およびフォーカスレンズ113がほぼ一平面上に並んだ退避位置との間で旋回させる。
【選択図】 図14

Description

本発明は、固体撮像素子で被写体光を捉えて画像信号を生成するデジタルカメラに関する。
近年、従前の銀塩フィルム上に写真撮影を行なうタイプのカメラに加え、CCD撮像素子あるいはMOS撮像素子等の固体撮像素子を備えその固体撮像素子上に被写体を結像して画像信号を生成するタイプのデジタルカメラが急速に普及してきている。
このデジタルカメラにおいても、撮影性能とともに携帯性が強く求められており、焦点距離可変とし所望の画角の撮影が可能であるとともに携帯に便利なように撮影レンズを沈胴させて薄型のボディ内に収納することが行なわれている。
焦点距離可変の撮影レンズの構成としては、光軸方向前方から順に、前群レンズ、後群レンズ、およびフォーカスレンズの3群で構成され、焦点距離可変であるとともにフォーカスレンズの移動によりピント調節を行なうタイプの撮影レンズが広く採用されている。さらに通常は、前群レンズと後群レンズとの間、あるいは後群レンズとフォーカスレンズとの間にシャッタあるいは絞り等の光量制御用の部材が備えられている。
従来これらのレンズやシャッタ等の間隔をできるだけ狭めるように沈胴することにより薄型化が図られているが、これでは薄型化に限界がある。
さらなる薄型化を実現するために、撮影レンズのうちのいずれかの群を光軸上から外すように退避させて沈胴すること自体については考えられているが、どの群をどこに退避させるとさらなる薄型化を実現することが可能であるか、あるいは、どのような進退機構を備えると、簡単な機構で沈胴時に所要の位置に退避させ、繰出し時には光軸上に正しく進出させることができるか、という点については今のところ提案は見あたらない。
従来、焦点距離を変更するために後群レンズを光軸上に配置して望遠とし、その後群レンズを光軸から外すことにより広角とすることが知られているが(特許文献1参照)、この提案は、焦点距離を変更するためだけのものであり、カメラの薄型化には何ら寄与していない。
また、後述する本発明に関連する技術として、液晶を用いた液晶シャッタ(特許文献2,3参照)や偏光板を用いたPLZTシャッタ(特許文献4参照)等、電気光学素子を用いたシャッタが知られている。
特開平5−34769号公報 特開平9−163240号公報 特開2001−61165号公報 特開平8−304875号公報
本発明は、上記事情に鑑み、沈胴時に撮影レンズのうちの一部を好適な位置に退避させることにより有効な薄型化が図られたデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のデジタルカメラのうちの第1のデジタルカメラは、被写体光を捉えて画像信号を生成するデジタルカメラにおいて、
光軸方向前方から順に、第1のレンズ群、第2のレンズ群、および第3のレンズ群の3群からなり、焦点距離可変な撮影レンズと、
上記撮影レンズを収容して、該撮影レンズが覗く開口を前方に有するとともに後方が壁で画定された内部空間を有し、繰出し、沈胴が自在であって繰出時に焦点距離調節を行なうレンズ鏡胴と、
上記撮影レンズにより結像された被写体光を受けて画像信号を生成する、上記壁に支持された固体撮像素子とを備え、
上記レンズ鏡胴が、
沈胴時に、上記第2のレンズ群を、上記撮影レンズ光軸から外れた第2のレンズ群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、該第2のレンズ群を上記光軸上に進出させる第2のレンズ群進退機構と、
沈胴時に、上記第3のレンズ群を、上記撮影レンズ光軸から外れた第3のレンズ群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、該第3のレンズ群を上記光軸上に進出させる第3のレンズ群進退機構とを備えたものであることを特徴とする。
本発明は、第1のレンズ群、第2のレンズ群、および第3のレンズ群からなる3群構成の撮影レンズを備えたデジタルカメラにおいて、第2のレンズ群と第3のレンズ群との双方を撮影レンズ光軸から外れた各退避位置に退避させるものであるため、従来と比べ沈胴時に一層の薄型化が図られる。
また、上記レンズ鏡胴が、上記第3のレンズ群を上記光軸方向に移動させることによりピント調節を行なうピント調節機構を備えたものであってもよい。
ここで、上記本発明において、上記レンズ鏡胴は、
繰出し、沈胴に伴って光軸方向に移動し上記第2のレンズ群の光軸方向に関する位置を定める第2のレンズ群ガイド枠と、上記第2のレンズ群を保持するとともに上記第2のレンズ群ガイド枠に軸支され、該第2のレンズ群を、繰出時には上記撮影レンズ光軸上に旋回させるとともに沈胴時には上記第2のレンズ群退避位置に旋回させる第2のレンズ群保持枠とを備えるとともに、
繰出し、沈胴およびピント調節に伴って光軸方向に移動し上記第3のレンズ群の光軸方向に関する位置を定める第3のレンズ群ガイド枠と、上記第3のレンズ群を保持するとともに上記第3のレンズ群ガイド枠に軸支され、該第3のレンズ群を、繰出時には上記撮影レンズ光軸上に旋回させるとともに沈胴時には上記第3のレンズ群退避位置に旋回させる第3のレンズ群保持枠を備えたものであることが好ましい。
撮影レンズを構成する各群を光軸方向にのみ移動させる従来のカメラの場合は、各群それぞれの光軸方向の位置を定める、各群それぞれに対応する各レンズ枠を備えているが、ここでは、これらのレンズ枠のうちの第2のレンズ群レンズ枠と第3のレンズ群のレンズ枠それぞれが、ガイド枠と保持枠とに分けられ、保持枠がガイド枠に対し回動自在に軸支され、これにより、第2のレンズ群保持枠に保持された第2のレンズ群、および第3のレンズ群保持枠に保持された第2のレンズ群がそれぞれ旋回するように構成されている。こうすることにより、第2のレンズ群および第3のレンズ群を、簡単な機構で、沈胴時には各退避位置に退避させ、および繰出し時には光軸上に正確に進出させることができる。
ここで、上記第2のレンズ群保持枠は、上記第2のレンズ群を上記撮影レンズ光軸上に旋回させる方向に付勢されたものであり、
上記壁が、上記内部空間に突出した形状を有し沈胴時に上記第2のレンズ群保持枠に接して該第2のレンズ群保持枠の旋回に作用する旋回作用部を有するとともに、
上記第2のレンズ群保持枠が、沈胴時に上記旋回作用部に押されて上記第2のレンズ群を第2のレンズ群退避位置に旋回させる作用受け部を有するものであってもよい。
また、上記第2のレンズ群保持枠が、繰出し時には、上記作用受け部と上記旋回作用部とが互いに離れ、上記付勢の作用により上記第2のレンズ群を上記撮影レンズ光軸上に進出させるものであることが好ましい。
また、上記旋回作用部は、先端にテーパが形成されたものであり、
上記作用受け部は、沈胴時に、上記旋回作用部の上記テーパに押されることで上記第2のレンズ群を上記撮影レンズ光軸上から旋回して上記第2のレンズ群退避位置に退避させるものであってもよい。
あるいは、上記第3のレンズ群保持枠は、上記第3のレンズ群を上記光軸上に旋回させる方向に付勢されたものであり、
上記壁が、上記内部空間に突出した形状を有し沈胴時に上記第3のレンズ群保持枠に接して該第3のレンズ群保持枠の旋回に作用する旋回作用部を有するとともに、
上記第3のレンズ群保持枠が、沈胴時に上記旋回作用部に押されて上記第3のレンズ群を第3のレンズ群退避位置に旋回させる作用受け部を有するものであってもよい。
また、上記第3のレンズ群保持枠が、繰出し時には、上記作用受け部と上記旋回作用部とが互いに離れ、上記付勢の作用により上記第3のレンズ群を上記撮影レンズ光軸上に進出させるものであることが好ましい。
ここで、上記作用受け部は、沈胴時に、上記旋回作用部に押されて該旋回作用部の周囲に回り込みながら上記壁側に移動する、光軸に対し斜めに向いた板状のものであってもよく、あるいは、上記旋回作用部は、先端にテーパが形成されたものであり、
上記作用受け部は、沈胴時に、上記旋回作用部の上記テーパに押されることで上記第3のレンズ群を上記撮影レンズ光軸上から旋回して上記第3のレンズ群退避位置に退避させるものであってもよい。
また、上記本発明において、上記固体撮像素子は、上記壁から内部空間に突出した位置に配備されてその壁に支持されたものであり、
上記第2のレンズ群保持枠および上記第3のレンズ群保持枠は、沈胴時に、固体撮像素子脇の、その固体撮像素子と上記壁とで区画された窪み部分に設定された上記第2のレンズ群退避位置および上記第3のレンズ群退避位置に上記第2のレンズ群および上記第3のレンズ群をそれぞれ旋回させるものであることが好ましい。
CCD撮像素子等の固体撮像素子を備えたデジタルカメラの場合、上記の、固体撮像素子脇の窪み部分はデッドスペースとなり勝ちである。そこで、上記のように、その窪み部分を有効利用し、上記第2のレンズ群および上記第3のレンズ群をその窪み部分に退避させることにより、沈胴時に一層の薄型化が図られる。
あるいは、上記本発明において、上記第2のレンズ群保持枠および上記第3のレンズ群保持枠は、沈胴時に、上記光軸に垂直な、上記第1のレンズ群、上記第2のレンズ群、および上記第3のレンズ群の三者を横切る平面が定義される、沈胴時の上記第1のレンズ群の脇の各位置に設定された上記第2のレンズ群退避位置および上記第3のレンズ群退避位置に、上記第2のレンズ群および上記第3のレンズ群をそれぞれ旋回させるものであることも好ましい形態である。
このように、上記第1のレンズ群、上記第2のレンズ群、および上記第3のレンズ群がほぼ一平面上に並ぶように上記第2のレンズ群および上記第3のレンズ群を退避させることによっても、沈胴時に一層の薄型化を図ることができる。
また、本発明において、上記第2のレンズ群保持枠および上記第3のレンズ群保持枠は、上記第2のレンズ群ガイド枠および上記第3のレンズ群ガイド枠に対する回動中心を、光軸を挟んだ相互に反対側の位置に有するものであることが好ましい。
上記第2のレンズ群保持枠および上記第3のレンズ群保持枠の回動中心を、撮影レンズ光軸を挟んだ相互に反対側の位置に設定することにより、薄型化を図りつつ、上記第2のレンズ群および上記第3のレンズ群を互いに干渉せずに旋回させることができる。
また、上記本発明のデジタルカメラにおいて、上記レンズ鏡胴内に収容され撮影レンズの光軸方向に上記第2のレンズ群と一体的に移動し撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する光量制御部材を備え、
上記第2のレンズ群進退機構は、沈胴時に、光量制御部材を、上記第2のレンズ群と一体的に、上記第2のレンズ群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、光量制御部材を、上記第2のレンズ群と一体的に、撮影レンズ光軸上に進出させるものであることも好ましい形態である。
また、上記本発明のデジタルカメラにおいて、上記レンズ鏡胴内に収容され撮影レンズの光軸方向に上記第3のレンズ群と一体的に移動し撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する光量制御部材を備え、
上記第3のレンズ群進退機構は、沈胴時に、光量制御部材を、上記第3のレンズ群と一体的に、上記第3のレンズ群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、光量制御部材を、上記第3のレンズ群と一体的に、撮影レンズ光軸上に進出させるものであることも好ましい形態である。
これらの場合、上記光量制御部材は、電気光学素子を用いた光量制御部材であることが好ましい。
ここで、上記光量制御部材は、開口径を制御することにより撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する絞り部材であってもよく、あるいは、
上記光量制御部材は、シャッタ速度を制御することにより撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御するシャッタ部材であってもよい。
沈胴時に、光量制御部材を、上記第2のレンズ群と一体的に、あるいは上記第3のレンズ群と一体的に退避させることにより、撮影レンズや光量制御部材を含むレンズ鏡胴の具体的な構成によっては、沈胴時の厚さを一層薄型化にすることができる。
また、上記本発明のデジタルカメラにおいて、レンズ鏡胴内に収容され撮影レンズの光軸方向に上記第2のレンズ群および上記第3のレンズ群とそれぞれ一体的に移動し撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する第1および第2の光量制御部材を備え、
上記第2のレンズ群進退機構は、沈胴時に、第1の光量制御部材を、上記第2のレンズ群と一体的に、上記第2のレンズ群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、第1の光量制御部材を、上記第2のレンズ群と一体的に、撮影レンズ光軸上に進出させるものであり、
上記第3のレンズ群進退機構は、沈胴時に、第2の光量制御部材を、上記第3のレンズ群一体的に、上記第3のレンズ群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、第2の光量制御部材を、上記第3のレンズ群と一体的に、撮影レンズ光軸上に進出させるものであることも好ましい形態である。
ここで、上記第1および第2の光量制御部材のうちの少なくとも一方が、電気光学素子を用いた光量制御部材であることが好ましい。
上記第1および第2の光量制御部材のうちの一方および他方は、通常、それぞれ、開口径を制御することにより撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する絞り部材、および、シャッタ速度を制御することにより撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御するシャッタ部材である。
上記目的を達成する本発明のデジタルカメラのうちの第2のデジタルカメラは、被写体光を捉えて画像信号を生成するデジタルカメラにおいて、
光軸方向前方から順に、前群レンズ、後群レンズ、およびフォーカスレンズの3群からなり、焦点距離可変であるとともに該フォーカスレンズの移動によりピント調節を行なう撮影レンズと、
上記撮影レンズを収容して、その撮影レンズが覗く開口を前方に有するとともに後方が壁で画定された内部空間を有し、繰出し、沈胴が自在であって繰出時に焦点距離調節を行なうレンズ鏡胴と、
撮影レンズにより結像された被写体光を受けて画像信号を生成する、上記壁に支持された固体撮像素子とを備え、
上記レンズ鏡胴が、
沈胴時に、後群レンズを、撮影レンズ光軸から外れた後群レンズ退避位置に退避させるとともに、繰出時には、その後群レンズを上記光軸上に進出させる後群レンズ進退機構と、
沈胴時に、フォーカスレンズを、撮影レンズ光軸から外れたフォーカスレンズ退避位置に退避させるとともに、繰出時には、フォーカスレンズを上記光軸上に進出させるフォーカスレンズ進退機構とを備えたものであることを特徴とする。
本発明は、前群レンズ、後群レンズ、フォーカスレンズからなる3群構成の撮影レンズを備えたデジタルカメラにおいて、後群レンズとフォーカスレンズとの双方を撮影レンズ光軸から外れた各退避位置に退避させるものであるため、従来と比べ沈胴時に一層の薄型化が図られる。
ここで、上記本発明において、上記レンズ鏡胴は、
繰出し、沈胴および焦点距離調節に伴って光軸方向に移動し後群レンズの光軸方向に関する位置を定める後群ガイド枠と、後群レンズを保持するとともに後群ガイド枠に軸支され、後群レンズを、繰出時には撮影レンズ光軸上に旋回させるとともに沈胴時には後群レンズ退避位置に旋回させる後群保持枠とを備えるとともに、
繰出し、沈胴およびピント調節に伴って光軸方向に移動しフォーカスレンズの光軸方向に関する位置を定めるフォーカスレンズガイド枠と、フォーカスレンズを保持するとともにフォーカスレンズガイド枠に軸支され、フォーカスレンズを、繰出時には撮影レンズ光軸上に旋回させるとともに沈胴時にはフォーカスレンズ退避位置に旋回させるフォーカスレンズ保持枠とを備えたものであることが好ましい。
撮影レンズを構成する各群を光軸方向にのみ移動させる従来のカメラの場合は、各群それぞれの光軸方向の位置を定める、各群それぞれに対応する各レンズ枠を備えているが、ここでは、これらのレンズ枠のうちの後群のレンズ枠とフォーカスレンズのレンズ枠それぞれが、ガイド枠と保持枠とに分けられ、保持枠がガイド枠に対し回動自在に軸支され、これにより、後群保持枠に保持された後群レンズ、およびフォーカスレンズ保持枠に保持されたフォーカスレンズがそれぞれ旋回するように構成されている。こうすることにより、後群レンズおよびフォーカスレンズを、簡単な機構で、沈胴時には各退避位置に退避させ、および繰出し時には光軸上に正確に進出させることができる。
また、上記本発明において、上記固体撮像素子は、上記壁から内部空間に突出した位置に配備されてその壁に支持されたものであり、
上記後群保持枠および上記フォーカスレンズ保持枠は、沈胴時に、固体撮像素子脇の、その固体撮像素子と上記壁とで区画された窪み部分に設定された後群レンズ退避位置およびフォーカスレンズ退避位置に後群レンズおよびフォーカスレンズをそれぞれ旋回させるものであることが好ましい。
CCD撮像素子等の固体撮像素子を備えたデジタルカメラの場合、上記の、固体撮像素子脇の窪み部分はデッドスペースとなり勝ちである。そこで、上記のように、その窪み部分を有効利用し、後群レンズおよびフォーカスレンズをその窪み部分に退避させることにより、沈胴時に一層の薄型化が図られる。
あるいは、上記本発明において、上記後群保持枠および上記フォーカスレンズ保持枠は、沈胴時に、上記光軸に垂直な、前群レンズ、後群レンズ、およびフォーカスレンズの三者を横切る平面が定義される、沈胴時の前群レンズの脇の各位置に設定された後群レンズ退避位置およびフォーカスレンズ退避位置に、後群レンズおよびフォーカスレンズをそれぞれ旋回させるものであることも好ましい形態である。
このように、前群レンズ、後群レンズ、およびフォーカスレンズがほぼ一平面上に並ぶように後群レンズおよびフォーカスレンズを退避させることによっても、沈胴時に一層の薄型化を図ることができる。
また、本発明において、上記後群保持枠および上記フォーカスレンズ保持枠は、後群ガイド枠およびフォーカスレンズガイド枠に対する回動中心を、光軸を挟んだ相互に反対側の位置に有するものであることが好ましい。
後群保持枠およびフォーカスレンズ保持枠の回動中心を、撮影レンズ光軸を挟んだ相互に反対側の位置に設定することにより、薄型化を図りつつ、後群レンズおよびフォーカスレンズを互いに干渉せずに旋回させることができる。
また、上記本発明のデジタルカメラにおいて、上記レンズ鏡胴内に収容され撮影レンズの光軸方向に後群レンズと一体的に移動し撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する光量制御部材を備え、
上記後群レンズ進退機構は、沈胴時に、光量制御部材を、後群レンズと一体的に、後群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、光量制御部材を、後群レンズと一体的に、撮影レンズ光軸上に進出させるものであることも好ましい形態である。
また、上記本発明のデジタルカメラにおいて、上記レンズ鏡胴内に収容され撮影レンズの光軸方向にフォーカスレンズと一体的に移動し撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する光量制御部材を備え、
上記フォーカスレンズ進退機構は、沈胴時に、光量制御部材を、フォーカスレンズと一体的に、フォーカスレンズ退避位置に退避させるとともに、繰出時には、光量制御部材を、フォーカスレンズと一体的に、撮影レンズ光軸上に進出させるものであることも好ましい形態である。
また、上記本発明のデジタルカメラにおいて、レンズ鏡胴内に収容され撮影レンズの光軸方向に後群レンズおよびフォーカスレンズとそれぞれ一体的に移動し撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する第1および第2の光量制御部材を備え、
上記後群レンズ進退機構は、沈胴時に、第1の光量制御部材を、後群レンズと一体的に、後群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、第1の光量制御部材を、後群レンズと一体的に、撮影レンズ光軸上に進出させるものであり、
上記フォーカスレンズ進退機構は、沈胴時に、第2の光量制御部材を、フォーカスレンズと一体的に、フォーカスレンズ退避位置に退避させるとともに、繰出時には、第2の光量制御部材を、フォーカスレンズと一体的に、撮影レンズ光軸上に進出させるものであることも好ましい形態である。
以上説明したように、本発明によれば、沈胴時に撮影レンズのうちの第2のレンズ群および第3のレンズ群が好適な位置に退避され、従来よりも一層の薄型化が図られる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1、図2は、本発明の第1実施形態のデジタルカメラの外観斜視図である。
図1には、本実施形態のデジタルカメラ1の、ズームレンズを内蔵するレンズ鏡胴100の沈胴状態が示されており、図2には、デジタルカメラ1の、レンズ鏡胴100の繰出し状態が示されている。
図1、図2に示すデジタルカメラ1のレンズ鏡胴100には、後述するような3群で構成された撮影レンズが内蔵されており、それらのレンズ群を光軸方向に移動させることで焦点距離調節が行なわれるとともに、第3群のフォーカスレンズを光軸方向に移動させることによりピント調節が行なわれる。
図1および図2に示すデジタルカメラ1の正面上部には、補助光発光窓12およびファインダ対物窓13が配置されている。また、このデジタルカメラ1の上面には、シャッタボタン14が配置されている。
このデジタルカメラ1の、図示しない背面には、ズーム操作スイッチが配備されており、このズーム操作スイッチの一方を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴100が望遠側に繰り出し、ズーム操作スイッチの他方を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴100が広角側に移動する。
図3は、図1,図2に示す本発明の第1実施形態のデジタルカメラの、繰出し状態にあるレンズ鏡胴を光軸方向から見て主要部品を示した模式図であり、後述する図8の断層線F−F’に沿う断面図、図4は、図3と同一の断面図上に断層線A−A’を示した図、図5は図3と同一の断面図上に断層線D−D’を示した図、図6は、図3と同一の断面図上に断層線G−G’を示した図である。以下も同様に、図の繁雑さ、分かりにくさを避けるために、符号を付して説明するための図と、断層線を付した図とを分けておく。図7は、図4の断層線A−A’に沿う、焦点距離最長のテレ端の状態を示す断面図、図8は、図7と同一の断面図上に断層線F−F’を示した図、図9は、図4の断層線A−A’に沿う、焦点距離最短のワイド端の状態を示す断面図、図10は、図6の断層線G−G’に沿う断面図、図11は図5の断層線D−D’に沿う、ワイド端の状態の主要部品を示す断面図である。また、図12は、図1〜図11に示す第1実施形態のデジタルカメラの沈胴状態にあるレンズ鏡胴を、光軸方向から見て主要部品を示した模式図であり、後述する図15の断層線E−E’に沿う断面図、図13は、図12と同一の断面図上に断層線B−B’および断層線C−C’を示した図、図14は、図13の断層線C−C’に沿う断面図、図15は、図14と同一の断面図上に断層線E−E’を示した図、図16は、図13の断層線B−B’に沿う断面図である。
以下では、主に図7を参照するとともに、必要に応じて他の図面も合わせて参照しながら説明する。
図3〜図16に示すレンズ鏡胴100の内部空間101には、光軸方向前方から順に、前群レンズ111、後群レンズ112、およびフォーカスレンズ113の3群からなる撮影レンズ110が収容されている。この撮影レンズ110は、後群レンズ112が図7に示すテレ端と図9に示すワイド端との間で移動することにより焦点距離が変化し、かつフォーカスレンズ113が光軸方向に移動することによりピント調節が行なわれる構成となっている。
この内部空間前端には、撮影レンズ110が覗く開口102が形成されており、また後方は、カメラボディに固定された、あるいはカメラボディの一部を構成する壁部材103が配置され、内部空間101は、その壁部材103、および、後に説明する複数の筒体によりその輪郭が画定されている。
壁部材103には、CCD固体撮像素子(以下、CCDと略記する)120が内部空間101に突出した状態に取り付けられている。このCCD120が内部空間101に突出した位置に配備されていることにより、そのCCD120の脇には、そのCCD120と壁部材103とで区画された窪み部分104が形成されている。
また、その壁部材103には、送りネジ131(図11参照)が回転自在に支持されており、その送りネジ131には、図11に示すナット部材132が螺合し、そのナット部材132には、フォーカスレンズ113を光軸方向に案内するフォーカスレンズガイド部材133が固定されている。このフォーカスレンズガイド部材133は、ナット部材132に固着されているとともに、そのフォーカスレンズガイド部材133に設けられたフォーク状の溝部133a(図3参照)に、壁部材103から突出するガイド棒205が嵌入している。このため、このフォーカスレンズガイド部材133は、送りネジ131の回転により光軸方向に移動する。
また、このフォーカスレンズガイド部材133には、フォーカスレンズを保持するフォーカスレンズ保持枠134が、回転軸206のまわりに回動自在に軸支されており、コイルバネ107により、フォーカスレンズ113が撮影レンズ110の光軸上に位置する方向にバネ付勢されている。このフォーカスレンズ保持枠134の回動範囲は、そのフォーカスレンズ保持枠134に保持されたフォーカスレンズ113が、撮影レンズ110の光軸上に進出した位置(図7、図9参照)と、CCD120の脇の窪み部分104に入り込んだフォーカスレンズ退避位置(図14参照)との間で旋回する範囲である。
フォーカスレンズ保持枠134が回動することによってフォーカスレンズ113が旋回し窪み部分104に設定されたフォーカスレンズ退避位置に退避する機構については、後で説明する。
フォーカスレンズガイド部材133が固定されたナット部材132が螺合した送りネジ131は、カメラボディ側に備えられた図示しないフォーカスモータにより回転駆動され、その送りネジ131の回転により、ナット部材132に固定されたフォーカスレンズガイド部材132およびそのフォーカスレンズガイド部材132に軸支されたフォーカスレンズ保持枠134が光軸方向に移動し、これにより、そのフォーカスレンズ保持枠134に保持されたフォーカスレンズ113が光軸方向に移動し、CCD120の前面にピントの合った被写体像が写し出されるようにそのフォーカスレンズ113の位置が調整される。
壁部材103には、固定筒140が固定されており、その固定筒140の内側には回転筒150が備えられている。この回転筒150には、その外周に、柱状ギア105(図3参照)と噛合した歯車151が設けられており、その柱状ギア105は、図示しない鏡胴駆動モータにより回転駆動され、これにより、その回転筒150が回動する。また、固定筒140の内壁には、カム溝141が形成されており、回転筒150に固定されたカムピン152がそのカム溝141に嵌入しており、したがって、この回転筒150は、柱状ギア105を介して回転駆動力を受けると、回転しながら光軸方向に前進あるいは後退する。
また、この回転筒150の内側には、回転筒側直進キーリング154が、回転筒150に対し回転自在に、ただし回転筒150に対する光軸方向への相対移動不能に備えられている。さらに、その回転筒側直進キーリング154には、キー板155が固定され、そのキー板155が、固定筒140の内壁に形成された、光軸方向に延びるキー溝142に嵌入し、これにより、その回転筒側直進キーリング154は、固定筒140に、光軸方向への移動は自在に回り止めされている。したがって、回転筒150が回転しながら光軸方向に移動すると、回転筒側直進キーリング154は、固定筒140に対し回り止めされていることから回転せずに、ただし光軸方向へは回転筒150とともに移動する。
また、回転筒150の内側には、回動自在な中間筒160が備えられている。回転筒150の内壁には、カム溝156が形成されており、さらに、回転筒側直進キーリング154にもその外周と内周とに貫通したカム溝157が形成されており、回転筒150のカム溝156には、中間筒160に設けられたカムピン161が、回転筒側直進キーリング154のカム溝157を貫通して嵌入している。したがって、回転筒150が回転しながら光軸方向に移動すると、中間筒160も、回転筒150と回転筒側直進キーリング154のカム溝の形状に従って回転しながら、回転筒150に対しさらに相対的に光軸方向に移動する。
この中間筒160の内側には、中間筒側直進キーリング164が配備されている。先に説明した回転筒側直進キーリング154には直進キー158が形成されており、中間筒側直進キーリング164は回転筒側直進キーリング154の直進キー158に嵌入している。この中間筒側直進キーリング164は、中間筒160に対し相対回転自在であり、一方、その中間筒160に対する光軸方向への相対移動は禁止されている。したがって、中間筒160が回転しながら回転筒150に対し相対的に光軸方向に移動すると、中間筒側直進キーリング164は、回転せずに、中間筒160の光軸方向への移動に伴って光軸方向に直進移動する。
この中間筒160の内壁には、後群ガイド枠170を案内するためのカム溝165が形成されており、このカム溝165には、後群ガイド枠170に固設されたカムピン171が、中間筒側直進キーリング164に対し回り止めされた状態で嵌入している。したがって、中間筒160が回転すると、後群ガイド枠170は、中間筒160内壁のカム溝165の形状に応じて光軸方向に直進移動する。
この後群ガイド枠170には、その光軸方向前方にシャッタユニット179が固定されている。このシャッタユニット179には、開口径を制御することにより撮影レンズ110を通過する被写体光の光量を制御する絞り部材と、シャッタ速度を制御することにより撮像レンズ110を通過する被写体光の光量を制御するシャッタ部材との双方が備えられている。
また、光軸方向後方には、後群レンズ112を保持する後群保持枠172が、回転軸173により、後群ガイド枠170に対し回動自在に軸支されている。この後群保持枠172の回動範囲はその後群保持枠172に保持された後群レンズ112が、撮影レンズ110の光軸上に進出した使用位置(図7,図9参照)と、CCD120脇の窪み部分104に入り込む退避位置(図14参照)との間で旋回する範囲である。また、回転軸173のまわりにはコイルバネ174が備えられており、後群保持枠172は、そのコイルバネ174により、後群レンズ112が撮影レンズ110の光軸上に旋回する方向にバネ付勢されるとともに、光軸方向にも付勢されている。
後群保持枠172が回動することによって後群レンズ112が旋回し窪み部分104に設定された退避位置に退避する機構については、後で説明する。
中間筒160には、前群レンズ111を保持した前群枠180を案内するためのもう1つのカム溝166が形成されており、このカム溝166には前群枠180に設けられたカムピン181が入り込んでいる。また、この前群枠180は、中間筒側直進キーリング164に、光軸方向への移動が自在に回わり止めされている。したがって、中間筒160が回転すると、前群枠180は、カム溝166の形状に応じて、その中間筒160に対し光軸方向に直進移動する。
このような機構により、図7のテレ端にあるときに、柱状ギア105を介して回転筒150に沈胴方向への回転駆動力が伝達されると、図7のテレ端の状態から図9のワイド端の状態を経由して、図14および図16の状態にまで沈胴し、逆に、図14および図16に示す沈胴状態にあるときに回転筒150に繰出し方向への回転駆動力が伝達されると、図14,図16に示す沈胴状態から図9に示すワイド端の状態にまで繰り出し、さらにワイド端の状態を経由して図7に示すテレ端の状態となる。
撮影を行なう際は、前述したズーム操作スイッチを操作して図7に示すテレ端と図9に示すワイド端との間で焦点距離を調節することにより、所望の撮影画角に設定する。フォーカスレンズ113は、CCD120で得られた画像信号に基づくコントラスト検知により最高のコントラストが得られる位置にピント調節される。その後、シャッタボタンが押されると、CCD120によりそのときの被写体を表わす画像信号が生成され、適切な画像処理が施された後、記録される。
次に、沈胴時にフォーカスレンズ113をフォーカスレンズ退避位置へ旋回させる機構について説明する。
フォーカスレンズ113を保持するフォーカスレンズ保持枠134は、前述したように、回転軸206により、フォーカスレンズガイド枠133に回転自在に軸支され、コイルバネ107によりフォーカスレンズ113が撮影レンズ110の光軸上に位置する方向にバネ付勢されている。
ここで、レンズ鏡胴100の内部空間101の後面を画定する壁部材103には、図11に示すように、フォーカスレンズ保持枠134の係合部134aの、沈胴方向移動軌跡内に、その内部空間101に突出した形状の凸部208が形成されている。
図17は、壁部材に設けられた凸部およびフォーカスレンズ保持枠の係合部を、図11に示す方向とは90度異なる方向から見て示した模式図である。
壁部材に設けられた凸部208には、図17に示すように、フォーカスレンズ保持枠の係合部134aに係合するテーパ面208aが設けられている。したがって、送りネジ131が回転してフォーカスレンズ113がCCD120に近づく方向に移動すると、フォーカスレンズ保持枠134の係合部134aが凸部208のテーパ面208aに接触してそのテーパ面208aに沿って動き、これによりフォーカスレンズ保持枠134が回転軸206のまわりに回動し、そのフォーカスレンズ保持枠134に保持されたフォーカスレンズ113が撮影レンズ110の光軸上の位置から外れて旋回し、CCD120の脇の窪み部分104に設定されているフォーカスレンズ退避位置(図14参照)に移動する。
図14、,図16に示す沈胴状態から繰出し方向に移動すると、壁部材103から突出した凸部208とフォーカスレンズ保持枠134との係合が外れ、フォーカスレンズ保持枠134は、コイルバネ107の付勢力により、図12に示す状態から図3に示す状態に回動し、それにより、フォーカスレンズ113は図14に示すフォーカスレンズ退避位置から光軸上の位置に旋回する。
次に、沈胴時に後群レンズ112を後群レンズ退避位置へ旋回させる機構について説明する。この後群レンズ112を退避位置へ旋回させる機構は、上述した、フォーカスレンズ113を退避位置へ旋回させる機構と類似している。
後群レンズ112を保持する後群保持枠172は、前述したように、回転軸173により、後群ガイド枠170に回転自在に軸支され、コイルバネ174により後群レンズ112が撮影レンズ110の光軸上に位置する方向にバネ付勢されている。この後群ガイド枠170には、図3、図10等に示すレバー部材175も、回転軸176により回転自在に軸支されている。後群保持枠172には、図3に示すようにフォーク状の係合溝178が設けられており、その係合溝178には、レバー部材175の一端に設けられた係合ピン177が入り込んでいる。
ここで、レンズ鏡胴100の内部空間101の後面を画定する壁部材103には、図10に示すように、レバー部材175のピン177が設けられた方向とは反対側の端部175aの沈胴方向移動軌跡内に、その内部空間101に突出した形状の凸部209が形成されており、その凸部209の先端側にはテーパ面209aが設けられている。したがって、回転筒150が沈胴方向に回転すると中間筒160およびその中間筒160にカム係合された後群ガイド枠170も沈胴方向に移動し、レバー部材175の端部175aが凸部209のテーパ面209aに当たってそのテーパ面209aに沿って動き、これによりそのレバー部材175が、図3に示す回転位置から図12に示す回転位置に回動する。すると、そのレバー部材175のピン177が後群保持枠172のフォーク状の係合溝178に入り込んでいることから、後群保持枠172も回転軸173のまわりに回動し、後群レンズ112を、図3に示す光軸上の位置から、図12に示す、光軸から外れた退避位置に退避する。この退避位置は、図14に示すように、CCD120の脇に形成された窪み部分104である。
図14、図16に示す沈胴状態から繰出し方向に移動すると、図10に示す、壁部材103から突出した凸部209と、レバー部材175との係合が外れ、後群保持枠172は、コイルバネ174の付勢により、図12に示す状態から図3に示す状態に回動し、それにより、後群レンズ112は、図14に示す退避位置から光軸上の位置に旋回する。
この第1実施形態においては、上記のとおり、沈胴時には、フォーカスレンズ113と後群レンズ112との双方をCCD120の脇の窪み部分104に退避させている。その窪み部分104は、撮影レンズを光軸上から退避させる機構を持たずに光軸上に配置したまま沈胴する従来の沈胴、繰出し機構を備えたデジタルカメラの場合、デッドスペースとなり勝ちであるが、本実施形態では、フォーカスレンズ113および後群レンズ112の双方を光軸から外してその窪み部分104に退避させているため、その窪み部分104が有効利用され、従来よりも一層の薄型化が実現できる。
図18は、図1〜図16に示すデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。
このデジタルカメラ1には、前述した、撮影レンズ110、シャッタユニット179、およびCCD撮像素子120が備えられている。撮影レンズ110およびシャッタユニット179を経由してCCD撮像素子120上に結像された被写体像は、CCD撮像素子120により、アナログの画像信号に変換される。ここで、シャッタユニット179は、CCD撮像素子120からアナログ信号を読み出すにあたり、光によるスミアの発生を抑えるためのものである。
また、ここには補助光発光部130が備えられており、この補助光発光部130は、低照度時に補助光を発光する。また、この補助光発光部130は、低照度以外の必要時にも発光させることができる。
また、このカメラ1には、アナログ信号処理部501と、A/D部502と、デジタル信号処理部503と、テンポラリメモリ504と、圧縮伸長部505と、内蔵メモリ(またはメモリカード)506と、画像モニタ507と、駆動回路508とが備えられている。CCD撮像素子120は、駆動回路508内のタイミング発生回路(図示せず)によって発生したタイミングで駆動され、アナログの画像信号を出力する。また、駆動回路508には、撮影レンズ110、シャッタユニット179、補助光発光部130等を駆動する駆動回路も含まれている。CCD撮像素子120から出力されたアナログの画像信号は、アナログ信号処理部501でアナログ信号処理され、A/D部502でA/D変換されてデジタル信号処理部503でデジタル信号処理される。デジタル信号処理された信号を表わすデータはテンポラリメモリ504に一時的に格納される。テンポラリメモリ504に格納されたデータは、圧縮伸長部505で圧縮されて内蔵メモリ(またはメモリカード)506に記録される。尚、撮影モードによっては、圧縮の過程を省いて内蔵メモリ506に直接記録してもよい。テンポラリメモリ504に格納されたデータは画像モニタ507に読み出され、これにより画像モニタ507に被写体の画像が表示される。
さらに、このカメラ1には、このカメラ1全体の制御を行なうCPU509と、ズーム操作スイッチ等を含む操作スイッチ群510と、シャッタボタン14とが備えられており、操作スイッチ群510を操作して、所望の画角に設定することを含む所望の撮影状態に設定してシャッタボタン14を押下することにより写真撮影が行なわれる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下に説明する第2実施形態においてはその外観および概略回路構成は前述した第1実施形態における外観(図1,図2参照)および概略回路構成(図18参照)とほぼ同一であり、多少の相違点があっても本発明の特徴部分の説明には差しつかえないため、ここでの図示および説明は省略し、レンズ鏡胴の構成に関してのみ説明する。またレンズ鏡胴の説明にあたっても、上述した第1実施形態における各構成要素と同一の作用を成す構成要素には、第1実施形態の図面(図3〜図17)に付した符号と同一の符号を付して示し、相違点のみ説明する。
図19は、本発明の第2実施形態のデジタルカメラの繰出し状態にあるレンズ鏡胴を光軸方向から見て主要部品を示した模式図であり、後述する図22上で、その図22に対応する前述した第1実施形態の図である図8に示す断層線F−F’と同じ断層線に沿う断面図である。また図20は、図19と同一の断面図上に断層線D−D’を示した図、図21は、図19と同一の断面図上に断層線G−G’を示した図である。また図22は、図19上での、その図19に対応する前述した第1実施形態の図である図4に示す断層線A−A’と同じ断層線に沿う、焦点距離最長のテレ端の状態を示す断面図、図23は、図22と同じ断層線に沿う、焦点距離最短のワイド端の状態を示す断面図、図24は、図21の断層線G−G’に沿う、ワイド端の状態の主要部品を示す断面図、図25は、図20の断層線D−D’に沿う、ワイド端の状態の主要部品を示す断面図である。また、図26は、図19〜図25に示す第2実施形態のデジタルカメラの、沈胴状態にあるレンズ鏡胴を光軸方向から見て主要部品を示した模式図であり、後述する図27上における、その図27に対応する前述した第1実施形態の図である図15に示す断層線E−E’と同じ断層線に沿う断面図、図27,図28は、図26上で、その図26に対応する前述した第1実施形態の図である図13に示す断層線C−C’,断層線B−B’とそれぞれ同じ断層線に沿って断面した構造を示す断面図である。
前述した第1実施形態の場合、シャッタユニット179は後群ガイド枠170に対し光軸方向前側に配備され、後群保持枠172は、後群ガイド枠170に対し光軸方向後ろ側に配備されているが、この第2実施形態の場合は、後群ガイド枠170の、光軸方向後ろ側にシャッタユニット179が取り付けられ、後群保持枠172が、後群ガイド枠170の前側に取り付けられている。
また、この第2実施形態ではフォーカスレンズ113の形状およびそのフォーカスレンズ113を保持するフォーカスレンズ保持枠134の形状が第1実施形態のものとは異なっている。
さらに、この第2実施形態では、前述の第1実施形態における図10における壁部材103から突出する凸部209は設けられておらず、それと係合するレバー部材175も備えられていない。
この第2実施形態では、それに代わり、ステッピングモータ190と、そのステッピングモータ190の回転駆動力を後群保持枠172に伝達するための、そのステッピングモータ190の回転軸に固設された駆動ギア191、その駆動力を伝達する伝達ギア192、および後群保持枠172に固設された受けギア193と、さらに、その後群保持枠172が光軸上にあることを検知するためのフォトインタラプタ194が備えられている。
後群レンズ112は、ステッピングモータ190の回転駆動力が駆動ギア191、伝達ギア192、および受けギア193を介して後群保持枠172に伝達され、その後群保持枠172が回転軸173のまわりに回動することによって、光軸上の位置と退避位置との間で旋回する。この第2実施形態でも回転軸173のまわりにコイルバネ174(図22参照)が備えられており、後群レンズ112は、このコイルバネ174の付勢力により、光軸上の位置に安定的にとどまることができる。
この第2実施形態のように、後群保持枠172を回動させることにより後群レンズ112を旋回させる駆動源を、レンズ鏡胴の沈胴、繰出し用の駆動源とは別に設けてもよい。
この第2実施形態の場合、図27に示すように、沈胴時における撮影レンズ110を構成する3群、すなわち、前群レンズ111、後群レンズ112、およびフォーカスレンズ113を全て横切る、光軸に垂直な平面を定義することができる。このように3群のレンズがほぼ一平面上に並ぶように、後群レンズ112、およびフォーカスレンズ113を退避させることによっても、有効に薄型化を図ることができる。
図29は、本発明の第3実施形態のデジタルカメラの焦点距離最長のテレ端の状態を示す、光軸に沿う断面図、図30は、図29と同じく第3実施形態のデジタルカメラの焦点距離最短のワイド端の状態を示す、光軸に沿う断面図、図31は、図29、図30と同じ第3実施形態のデジタルカメラの沈胴状態を示す、光軸に沿う断面図である。
これらの図29〜図31は、前述した第1実施形態における、それぞれ図7、図9、図14に対応する図であり、前述した第1実施形態との相違点は、前述した第1実施形態では、シャッタユニット179が後群ガイド枠170に固定されているのに代わり、ここに示す第3実施形態では、シャッタユニット179が、後群保持枠172に固定されている点である。このシャッタユニット179は、後群保持枠172に固定されて後群レンズ112の前面に配置されている。ここでは、このシャッタユニット179は、液晶あるいはPLZT(偏光板)等の電気光学素子を用いて光量を制御する方式のものであり、このシャッタユニット179には、開口径を制御することによりそこを通過する光量を制御する絞りと、シャッタ秒時を制御することによりそこを通過する光量を制御するシャッタとの双方が組み込まれている。
このシャッタユニット179は、後群レンズ112を保持する後群保持枠172に固定されているため、沈胴時には、図31に示すように、後群レンズ112とともに、窪み部分104に設定されている後群退避位置に退避し、繰出し時には、図29、図30に示すように、後群レンズ112とともに光軸上に進出する。
沈胴、繰出しに伴う退避、進出の機構は前述した第1実施形態の場合と同一であり、ここでは重複した図示および説明は省略する。
図32は、本発明の第4実施形態のデジタルカメラの焦点距離最長のテレ端の状態を示す、光軸に沿う断面図、図33は、図32と同じく第4実施形態のデジタルカメラの焦点距離最短のワイド端の状態を示す、光軸に沿う断面図、図34は、図32、図33と同じ第4実施形態のデジタルカメラの沈胴状態を示す、光軸に沿う断面図である。
これらの図32〜図34は、前述した第2実施形態における、それぞれ図22、図23、図27に対応する図であり、前述した第2実施形態との相違点は、前述した第2実施形態では、第1実施形態の場合と同じくシャッタユニット179が後群ガイド枠170に固定されているのに対し、ここに示す第4実施形態では、シャッタユニット179が、後群保持枠172に固定されている点である。ただし、シャッタユニット179は、上述の第3実施形態(図29〜図31)の場合と異なり、後群レンズ112の光軸方向後ろ側に配置されている。ここでは、このシャッタユニット179は、上述の第3実施形態の場合と同様、液晶あるいはPLZT等の電気光学素子を用いて光量を制御する方式のものであり、このシャッタユニット179には、開口径を制御することによりそこを通過する光量を制御する絞りと、シャッタ秒時を制御することによりそこを通過する光量を制御するシャッタとの双方が組み込まれている。
このシャッタユニット179は、後群レンズ112を保持する後群保持枠172に固定されているため、沈胴時には、図34に示すように、前群レンズ111とほぼ並ぶ位置に設定されている後群退避位置に後群レンズ112とともに退避し、繰出し時には、図32、図33に示すように、後群レンズ112とともに光軸上に進出する。
沈胴、繰出しに伴う退避、進出の機構は、前述した第2実施形態の場合と同一であり、ここでは重複した図示および説明は省略する。
このように、本発明では、後群レンズとともにシャッタユニットも一緒に、沈胴、繰出しに応じて退避、進出させてもよい。
図35は、本発明の第5実施形態のデジタルカメラの焦点距離最長のテレ端の状態を示す、光軸に沿う断面図、図36は、図35と同じく第5実施形態のデジタルカメラの焦点距離最短のワイド端の状態を示す、光軸に沿う断面図、図37は、図35、図36と同じ第5実施形態のデジタルカメラの沈胴状態を示す、光軸に沿う断面図である。
これらの図35〜図37は、前述した第1実施形態における、それぞれ図7、図9、図14に対応する図であり、前述した第1実施形態との相違点は、前述した第1実施形態では、シャッタユニット179が後群ガイド枠170に固定されているのに代わり、ここに示す第5実施形態では、シャッタユニット179が、フォーカスレンズ保持枠134に固定されている点である。このシャッタユニット179は、フォーカスレンズ保持枠134に固定されてフォーカスレンズ113の前面に配置されている。ここでは、このシャッタユニット179は、液晶あるいはPLZT(偏光板)等の電気光学素子を用いて光量を制御する方式のものであり、このシャッタユニット179には、開口径を制御することによりそこを通過する光量を制御する絞りと、シャッタ秒時を制御することによりそこを通過する光量を制御するシャッタとの双方が組み込まれている。
このシャッタユニット179は、フォーカスレンズ113を保持するフォーカス保持枠134に固定されているため、沈胴時には、図37に示すように、フォーカスレンズ113とともに、窪み部分104に設定されているフォーカス退避位置に退避し、繰出し時には、図35、図36に示すように、フォーカスレンズ113とともに光軸上に進出する。
沈胴、繰出しに伴う退避、進出の機構は前述した第1実施形態の場合と同一であり、ここでは重複した図示および説明は省略する。
図38は、本発明の第6実施形態のデジタルカメラの焦点距離最長のテレ端の状態を示す、光軸に沿う断面図、図39は、図38と同じく第6実施形態のデジタルカメラの焦点距離最短のワイド端の状態を示す、光軸に沿う断面図、図40は、図38、図39と同じ第6実施形態のデジタルカメラの沈胴状態を示す、光軸に沿う断面図である。
これらの図38〜図40は、前述した第1実施形態における、それぞれ図7、図9、図14に対応する図であり、前述した第1実施形態との相違点は、前述した第1実施形態では、絞りとシャッタとの双方が組み込まれたシャッタユニット179が後群ガイド枠170に固定されているのに対し、ここに示す第6実施形態では、第1実施形態における絞りとシャッタとの双方が組み込まれたシャッタユニット179に代わり、開口径を制御することによりそこを通過する光量を制御する絞りが組み込まれた絞りユニット1791と、シャッタ速度を制御することによりそこを通過する光量を制御するシャッタが組み込まれ、絞りは組み込まれていないシャッタユニット1792とが備えられ、それら絞りユニット1791とシャッタユニット1792が、それぞれ、後群保持枠172およびフォーカスレンズ保持枠134に固定されている点である。これら絞りユニット1791およびシャッタユニット1792は、それぞれ、後群レンズ112の光軸方向前側およびフォーカスレンズ113の光軸方向前側に配置されている。ここでは、これら絞りユニット1791およびシャッタユニット1792の双方が、液晶あるいはPLZT等の電気光学素子を用いて光量を制御する方式のものである。
絞りユニット1791およびシャッタユニット1792は、それぞれ後群レンズ112を保持する後群保持枠172およびフォーカスレンズ113を保持するフォーカスレンズ保持枠134に固定されているため、沈胴時には、図40に示すように、後群レンズ112およびフォーカスレンズ113とともに窪み部分104にそれぞれ設定された、後群退避位置およびフォーカスレンズ退避位置に退避し、繰出し時には、図38,図39に示すように、後群レンズ112およびフォーカスレンズ113とともに光軸上に進出する。
沈胴、繰出しに伴う退避、進出の機構は、前述した第1実施形態の場合と同一であり、ここでは重複した図示および説明は省略する。
図41は、本発明の第7実施形態のデジタルカメラの焦点距離最長のテレ端の状態を示す、光軸に沿う断面図、図42は、図41と同じく第7実施形態のデジタルカメラの焦点距離最短のワイド端の状態を示す、光軸に沿う断面図、図43は、図41、図42と同じ第7実施形態のデジタルカメラの沈胴状態を示す、光軸に沿う断面図である。
これらの図41〜図43は、前述した第2実施形態における、それぞれ図22、図23、図27に対応する図であり、前述した第2実施形態との相違点は、前述した第2実施形態では、第1実施形態の場合と同じくシャッタユニット179が後群ガイド枠170に固定されているのに対し、ここに示す第7実施形態では、上述の第6実施形態の場合と同様に、絞りが組み込まれた絞りユニット1791と、シャッタが組み込まれたシャッタユニット1792が、それぞれ後群保持枠172とフォーカスレンズ保持枠134に固定されている点である。絞りユニット1791は、後群レンズ112の光軸方向後ろ側に配置され、シャッタユニット1792は、フォーカスレンズ113の光軸方向前側に配置されている。この第7実施形態においても、上述の第5実施形態の場合と同様、絞りユニット1791およびシャッタユニット1792の双方が、液晶あるいはPLZT等の電気光学素子を用いて光量を制御する方式のものである。
絞りユニット1791およびシャッタユニット1792は、それぞれ、後群レンズ112を保持する後群保持枠172およびフォーカスレンズ113を保持するフォーカスレンズ保持枠134に固定されているため、沈胴時には、図43に示すように、それぞれ、後群レンズ112およびフォーカスレンズ113とともに、前群レンズ111の横にほぼ並ぶ各位置に設定された後群退避位置およびフォーカスレンズ退避位置に退避し、繰出し時には、図41、図42に示すように、後群レンズ112およびフォーカスレンズ113とともに光軸上に進出する。
沈胴、繰出しに伴う退避、進出の機構は、前述した第1実施形態の場合と同一であり、ここでは重複した図示および説明は省略する。
これら第6実施形態および第7実施形態では、後群保持枠172に絞りユニット1791が固定され、フォーカスレンズ保持枠134にシャッタユニット1792を固定されているが、これとは逆に、後群保持枠172にシャッタユニット1792固定され、フォーカスレンズ保持枠134に絞りユニット1791が固定されていてもよい。
図44は、本発明の第8実施形態のデジタルカメラの、繰出し状態の主要部品を示す断面図である。尚、図示の便宜上、後述する係合部134aのみ上面図で示されている。
図44に示す第8実施形態では、フォーカスレンズを光軸上から退避させる際に利用される部材の形状が第1実施形態において利用される部材の形状と異なっており、以下では、それについてのみ説明する。この第8実施形態において使用されている部材で、第1実施形態においても使用されている部材と同じ種類の部材には、第1実施形態において付されている符号と同じ符号が付されている。
フォーカスレンズ113を保持するフォーカスレンズ保持枠134は、第1実施形態において説明したように、回転軸206により、フォーカスレンズガイド枠133に回転自在に軸支され、コイルバネ107によりフォーカスレンズ113が撮影レンズ110の光軸上に位置する方向にバネ付勢されている。
また、レンズ鏡胴100の内部空間101の後面を画定する壁部材103には、フォーカスレンズ保持枠134の係合部134aの、沈胴方向移動軌跡内に、その内部空間101に突出した形状の凸部208が形成されている。
第8実施形態の係合部134aは、回転軸206との回動自在の係合部である略円筒形のボス部の外側に螺旋状に張り出したつばであり、このつばは壁103に対し傾いている。
図45は、第1実施形態における図17に相当する図面であり、壁部材に設けられた凸部およびフォーカスレンズ保持枠の係合部を、図44に示す方向とは90°異なる方向から見て示した模式図である。
図45には、フォーカスレンズ保持枠の係合部134aに係合する、壁部材に設けられた凸部208が示されており、ここでも、係合部134aは、壁部材に設けられた凸部208に対して傾いた状態で示されている。
第8実施形態のデジタルカメラでは、送りネジ131が回転してフォーカスレンズ113がCCD120に近づく方向に移動すると、フォーカスレンズ保持枠134の係合部134aが凸部208に接触してその回りに沿って動き、これによりフォーカスレンズ保持枠134が回転軸106のまわりに回動し、そのフォーカスレンズ保持枠134に保持されたフォーカスレンズ113が撮影レンズ110の光軸上の位置から外れて旋回し、CCD120の脇の窪み部分104に設定されているフォーカスレンズ退避位置に移動する。また、沈胴状態から繰出し方向に移動すると、壁部材103から突出した凸部208とフォーカスレンズ保持枠134との係合が外れ、フォーカスレンズ保持枠134は、コイルバネ107の付勢力により回動し、それにより、フォーカスレンズ113はフォーカスレンズ退避位置から光軸上の位置に旋回する。
尚、上記の第3〜第7実施形態では、シャッタユニット179(あるいは、絞りユニット1791とシャッタユニット1792)は、液晶あるいはPLZT等の電気光学素子を用いたものである旨説明したが、後群レンズ(あるいはフォーカスレンズ)とともに退避するシャッタユニット179(絞りユニット1791あるいはシャッタユニット1792)は、必ずしも電気光学素子を用いたものである必要はなく、開口径やシャッタ速度を機械的に制御するメカニカルシャッタユニット、あるいは光軸上に所定開口のアイリスを進退させるアイリスシャッタ(あるいは絞り)ユニットであってもよい。
さらに、ここでは絞りとシャッタとの双方を備えている旨説明したが、絞りとシャッタとを兼用したユニットを備えてもよい。この点、電気光学素子を用いたシャッタユニットの場合も同様であり、電気光学素子を利用した、絞りとシャッタとを兼用したユニットを備えてもよい。
また、第1、第2、および第8実施形態ではシャッタユニット179は沈胴時に退避せずに光軸上に残っている。第1、第2、および第8実施形態の説明ではシャッタユニット179の構造については触れなかったが、沈胴時に光軸上に残すシャッタユニットの場合も、電気光学素子を用いたシャッタユニットであってもよく、メカニカルシャッタユニットであっても、アイリスシャッタユニットであってもよい。
以上説明した各実施形態では、デジタルカメラの中でも静止画撮影用のデジタルカメラを念頭に置いて説明したが、動画撮影用のデジタルカメラ、あるいは静止画撮影と動画撮影との両用のデジタルカメラについても、本発明を同様に適用することができ、また、以上の実施形態では、撮影レンズとして、光軸方向前方から順に、前群レンズ、後群レンズ、およびフォーカスレンズの3群で構成され、焦点距離可変であるとともに光軸方向後端のフォーカスレンズの移動によりピント調節を行なうタイプの撮影レンズを例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、本発明は、光軸方向後端に位置しないフォーカスレンズの移動によりピント調節を行なうタイプの撮影レンズを備えたデジタルカメラ一般に適用することができる。さらに、以上の実施形態では、撮影レンズの、光軸についての進退にガイド枠および保持枠を用い、先端部にテーパを有する凸部に部材を乗り上げさせたり、この凸部に押されることでこの凸部208の周囲を回転するように板状物を設けたり、保持枠を回動させる駆動源を備えた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、撮影レンズの、光軸についての進退にガイド枠および保持枠を用いるものであればよく、さらには、撮影レンズを撮影レンズ光軸と退避位置との間を進退させることのできるものであれば、ガイド枠および保持枠によるものでなくてもよい。
本発明の第1実施形態のデジタルカメラの外観斜視図である。 本発明の第1実施形態のデジタルカメラの外観斜視図である。 本発明の第1実施形態のデジタルカメラの、繰出し状態にあるレンズ鏡胴を光軸方向から見て主要部品を示した模式図である。 図3と同一の断面図上に断層線A−A’を示した図である。 図3と同一の断面図上に断層線D−D’を示した図である。 図3と同一の断面図上に断層線G−G’を示した図である。 図4の断層線A−A’に沿う、焦点距離最長のテレ端の状態を示す断面図である。 図7と同一の断面図上に断層線F−F’を示した図である。 図4の断層線A−A’に沿う、焦点距離最短のワイド端の状態を示す断面図である。 図6の断層線G−G’に沿う断面図である。 図5の断層線D−D’に沿う、ワイド端の状態の主要部品を示す断面図である。 第1実施形態のデジタルカメラの沈胴状態にあるレンズ鏡胴を光軸方向から見て主要部品を示した模式図である。 図12と同一の断面図上に断層線B−B’および断層線C−C’を示した図である。 図13の断層線C−C’に沿う断面図である。 図14と同一断面図上に断層線E−E’を示した図である。 図13の断層線B−B’に沿う断面図である。 壁部材に設けられた凸部およびフォーカスレンズ保持枠の係合部を、図11に示す方向とは90度異なる方向から見て示した模式図である。 図1〜図17に示すデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態のデジタルカメラの繰出し状態にあるレンズ鏡胴を光軸方向から見て主要部品を示した模式図である。 図19と同一の断面図上に断層線D−D’を示した図である。 図19と同一の断面図上に断層線G−G’を示した図である。 第1実施形態の図である図4に示す断層線A−A’と同じ断層線に沿う、焦点距離最長のテレ端の状態を示す断面図である。 図22と同じ断層線に沿う、焦点距離最短のワイド端の状態を示す断面図である。 図21の断層線G−G’に沿う、ワイド端の状態の主要部品を示す断面図である。 図20の断層線D−D’に沿う、ワイド端の状態の主要部品を示す断面図である。 第2実施形態のデジタルカメラの、沈胴状態にあるレンズ鏡胴を光軸方向から見て主要部品を示した模式図である。 第1実施形態の図である図13に示す断層線C−Cと同じ断層線に沿って断面した構造を示す断面図である。 第1実施形態の図である図13に示す断層線B−B’と同じ断層線に沿って断面した構造を示す断面図である。 本発明の第3実施形態のデジタルカメラの焦点距離最長のテレ端の状態を示す、光軸に沿う断面図である。 図29と同じく第3実施形態のデジタルカメラの焦点距離最短のワイド端の状態を示す、光軸に沿う断面図である。 図29、図30と同じ第3実施形態のデジタルカメラの沈胴状態を示す、光軸に沿う断面図である。 本発明の第4実施形態のデジタルカメラの焦点距離最長のテレ端の状態を示す、光軸に沿う断面図である。 図32と同じく第4実施形態のデジタルカメラの焦点距離最短のワイド端の状態を示す、光軸に沿う断面図である。 図32、図33と同じ第4実施形態のデジタルカメラの沈胴状態を示す、光軸に沿う断面図である。 本発明の第5実施形態のデジタルカメラの焦点距離最長のテレ端の状態を示す、光軸に沿う断面図である。 図35と同じく第5実施形態のデジタルカメラの焦点距離最短のワイド端の状態を示す、光軸に沿う断面図である。 図35、図36と同じ第5実施形態のデジタルカメラの沈胴状態を示す、光軸に沿う断面図である。 本発明の第6実施形態のデジタルカメラの焦点距離最長のテレ端の状態を示す、光軸に沿う断面図である。 図38と同じく第6実施形態のデジタルカメラの焦点距離最短のワイド端の状態を示す、光軸に沿う断面図である。 図38、図39と同じ第6実施形態のデジタルカメラの沈胴状態を示す、光軸に沿う断面図である。 本発明の第7実施形態のデジタルカメラの焦点距離最長のテレ端の状態を示す、光軸に沿う断面図である。 図41と同じく第7実施形態のデジタルカメラの焦点距離最短のワイド端の状態を示す、光軸に沿う断面図である。 図41、図42と同じ第7実施形態のデジタルカメラの沈胴状態を示す、光軸に沿う断面図である。 本発明の第8実施形態のデジタルカメラの、繰出し状態の主要部品を示す断面図である。 第1実施形態における図17に相当する図面である。
符号の説明
100 レンズ鏡胴
101 内部空間
102 開口
103 壁部材
104 窪み部分
105 柱状ギア
110 撮影レンズ
111 前群レンズ
112 後群レンズ
113 フォーカスレンズ
120 CCD固体撮像素子
131 送りネジ
132 ナット部材
133 フォーカスレンズガイド枠
134 フォーカスレンズ保持枠
140 固定筒
141 カム溝
142 キー溝
150 回転筒
151 歯車
152 カムピン
154 固定筒側直進キーリング
155 キー板
156 カム溝
157 カム溝
160 中間筒
161 カムピン
164 中間筒側直進キーリング
165 カム溝
166 カム溝
170 後群ガイド枠
171 カムピン
172 後群保持枠
173 回転軸
174 コイルバネ
175 レバー部材
175a 端部
176 回転軸
177 係合ピン
178 係合溝
179 シャッタユニット
180 前群枠
181 カムピン
205 ガイド棒
206 回転軸
208 凸部
208a テーパ面
209 凸部
209a テーパ面
1791 絞りユニット
1792 シャッタユニット

Claims (29)

  1. 被写体光を捉えて画像信号を生成するデジタルカメラにおいて、
    光軸方向前方から順に、第1のレンズ群、第2のレンズ群、および第3のレンズ群の3群からなり、焦点距離可変な撮影レンズと、
    前記撮影レンズを収容して、該撮影レンズが覗く開口を前方に有するとともに後方が壁で画定された内部空間を有し、繰出し、沈胴が自在であって繰出時に焦点距離調節を行なうレンズ鏡胴と、
    前記撮影レンズにより結像された被写体光を受けて画像信号を生成する、前記壁に支持された固体撮像素子とを備え、
    前記レンズ鏡胴が、
    沈胴時に、前記第2のレンズ群を、前記撮影レンズ光軸から外れた第2のレンズ群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、該第2のレンズ群を前記光軸上に進出させる第2のレンズ群進退機構と、
    沈胴時に、前記第3のレンズ群を、前記撮影レンズ光軸から外れた第3のレンズ群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、該第3のレンズ群を前記光軸上に進出させる第3のレンズ群進退機構とを備えたものであることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記第3のレンズ群を前記光軸方向に移動させることによりピント調節を行なうピント調節機構を備えたものであることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 前記レンズ鏡胴は、繰出し、沈胴に伴って光軸方向に移動し前記第2のレンズ群の光軸方向に関する位置を定める第2のレンズ群ガイド枠と、前記第2のレンズ群を保持するとともに前記第2のレンズ群ガイド枠に軸支され、該第2のレンズ群を、繰出時には前記撮影レンズ光軸上に旋回させるとともに沈胴時には前記第2のレンズ群退避位置に旋回させる第2のレンズ群保持枠とを備えるとともに、
    繰出し、沈胴およびピント調節に伴って光軸方向に移動し前記第3のレンズ群の光軸方向に関する位置を定める第3のレンズ群ガイド枠と、前記第3のレンズ群を保持するとともに前記第3のレンズ群ガイド枠に軸支され、該第3のレンズ群を、繰出時には前記撮影レンズ光軸上に旋回させるとともに沈胴時には前記第3のレンズ群退避位置に旋回させる第3のレンズ群保持枠とを備えたことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  4. 前記第2のレンズ群保持枠は、前記第2のレンズ群を前記撮影レンズ光軸上に旋回させる方向に付勢されたものであり、
    前記壁が、前記内部空間に突出した形状を有し沈胴時に前記第2のレンズ群保持枠に接して該第2のレンズ群保持枠の旋回に作用する旋回作用部を有するとともに、
    前記第2のレンズ群保持枠が、沈胴時に前記旋回作用部に押されて前記第2のレンズ群を第2のレンズ群退避位置に旋回させる作用受け部を有するものであることを特徴とする請求項3記載のデジタルカメラ。
  5. 前記第2のレンズ群保持枠が、繰出し時には、前記作用受け部と前記旋回作用部とが互いに離れ、前記付勢の作用により前記第2のレンズ群を前記撮影レンズ光軸上に進出させるものであることを特徴とする請求項4記載のデジタルカメラ。
  6. 前記旋回作用部は、先端にテーパが形成されたものであり、
    前記作用受け部は、沈胴時に、前記旋回作用部の前記テーパに押されることで前記第2のレンズ群を前記撮影レンズ光軸上から旋回して前記第2のレンズ群退避位置に退避させるものであることを特徴とする請求項4記載のデジタルカメラ。
  7. 前記第3のレンズ群保持枠は、前記第3のレンズ群を前記光軸上に旋回させる方向に付勢されたものであり、
    前記壁が、前記内部空間に突出した形状を有し沈胴時に前記第3のレンズ群保持枠に接して該第3のレンズ群保持枠の旋回に作用する旋回作用部を有するとともに、
    前記第3のレンズ群保持枠が、沈胴時に前記旋回作用部に押されて前記第3のレンズ群を第3のレンズ群退避位置に旋回させる作用受け部を有するものであることを特徴とする請求項3記載のデジタルカメラ。
  8. 前記第3のレンズ群保持枠が、繰出し時には、前記作用受け部と前記旋回作用部とが互いに離れ、前記付勢の作用により前記第3のレンズ群を前記撮影レンズ光軸上に進出させるものであることを特徴とする請求項7記載のデジタルカメラ。
  9. 前記作用受け部は、沈胴時に、前記旋回作用部に押されて該旋回作用部の周囲に回り込みながら前記壁側に移動する、光軸上に対し斜めに向いた板状のものであることを特徴とする請求項7記載のデジタルカメラ。
  10. 前記旋回作用部は、先端にテーパが形成されたものであり、
    前記作用受け部は、沈胴時に、前記旋回作用部の前記テーパに押されることで前記第3のレンズ群を前記撮影レンズ光軸上から旋回して前記第3のレンズ群退避位置に退避させるものであることを特徴とする請求項7記載のデジタルカメラ。
  11. 前記固体撮像素子は、前記壁から前記内部空間に突出した位置に配備されて該壁に支持されたものであり、
    前記第2のレンズ群保持枠および前記第3のレンズ群保持枠は、沈胴時に、前記固体撮像素子脇の、該固体撮像素子と前記壁とで区画された窪み部分に設定された前記第2のレンズ群退避位置および前記第3のレンズ群退避位置に前記第2のレンズ群および前記第3のレンズ群をそれぞれ旋回させるものであることを特徴とする請求項3記載のデジタルカメラ。
  12. 前記第2のレンズ群保持枠および前記第3のレンズ群保持枠は、沈胴時に、前記光軸に垂直な、前記第1のレンズ群、前記第2のレンズ群、および前記第3のレンズ群の三者を横切る平面が定義される、沈胴時の前記第1のレンズ群の脇の各位置に設定された前記第2のレンズ群退避位置および前記第3のレンズ群退避位置に、前記第2のレンズ群および前記第3のレンズ群をそれぞれ旋回させるものであることを特徴とする請求項3記載のデジタルカメラ。
  13. 前記第2のレンズ群保持枠および前記第3のレンズ群保持枠は、前記第2のレンズ群ガイド枠および前記第3のレンズ群ガイド枠に対する回動中心を、前記光軸を挟んだ相互に反対側の位置に有するものであることを特徴とする請求項3記載のデジタルカメラ。
  14. 前記レンズ鏡胴内に収容され前記撮影レンズの光軸方向に前記第2のレンズ群と一体的に移動し該撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する光量制御部材を備え、
    前記第2のレンズ群進退機構は、沈胴時に、前記光量制御部材を、前記第2のレンズ群と一体的に、前記第2のレンズ群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、該光量制御部材を、該第2のレンズ群と一体的に、前記撮影レンズ光軸上に進出させるものであることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  15. 前記レンズ鏡胴内に収容され前記撮影レンズの光軸方向に前記第3のレンズ群と一体的に移動し該撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する光量制御部材を備え、
    前記第3のレンズ群進退機構は、沈胴時に、前記光量制御部材を、前記第3のレンズ群と一体的に、前記第3のレンズ群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、該光量制御部材を、該第3のレンズ群と一体的に、前記撮影レンズ光軸上に進出させるものであることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  16. 前記光量制御部材は、電気光学素子を用いた光量制御部材であることを特徴とする請求項14又は15記載のデジタルカメラ。
  17. 前記光量制御部材は、開口径を制御することにより前記撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する絞り部材であることを特徴とする請求項14又は15記載のデジタルカメラ。
  18. 前記光量制御部材は、シャッタ速度を制御することにより前記撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御するシャッタ部材であることを特徴とする請求項14又は15記載のデジタルカメラ。
  19. 前記レンズ鏡胴内に収容され前記撮影レンズの光軸方向に前記第2のレンズ群および前記第3のレンズ群とそれぞれ一体的に移動して該撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する第1および第2の光量制御部材を備え、
    前記第2のレンズ群進退機構は、沈胴時に、前記第1の光量制御部材を、前記第2のレンズ群と一体的に、前記第2のレンズ群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、該第1の光量制御部材を、該第2のレンズ群と一体的に、前記撮影レンズ光軸上に進出させるものであり、
    前記第3のレンズ群進退機構は、沈胴時に、前記第2の光量制御部材を、前記第3のレンズ群と一体的に、前記第3のレンズ群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、該第2の光量制御部材を、該第3のレンズ群と一体的に、前記撮影レンズ光軸上に進出させるものであることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  20. 前記第1および第2の光量制御部材のうちの少なくとも一方が、電気光学素子を用いた光量制御部材であることを特徴とする請求項19記載のデジタルカメラ。
  21. 前記第1および第2の光量制御部材のうちの一方および他方が、それぞれ、開口径を制御することにより前記撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する絞り部材、および、シャッタ速度を制御することにより前記撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御するシャッタ部材であることを特徴とする請求項19又は20記載のデジタルカメラ。
  22. 被写体光を捉えて画像信号を生成するデジタルカメラにおいて、
    光軸方向前方から順に、前群レンズ、後群レンズ、およびフォーカスレンズの3群からなり、焦点距離可変であるとともに該フォーカスレンズの移動によりピント調節を行なう撮影レンズと、
    前記撮影レンズを収容して、該撮影レンズが覗く開口を前方に有するとともに後方が壁で画定された内部空間を有し、繰出し、沈胴が自在であって繰出時に焦点距離調節を行なうレンズ鏡胴と、
    前記撮影レンズにより結像された被写体光を受けて画像信号を生成する、前記壁に支持された固体撮像素子とを備え、
    前記レンズ鏡胴が、
    沈胴時に、前記後群レンズを、前記撮影レンズ光軸から外れた後群レンズ退避位置に退避させるとともに、繰出時には、該後群レンズを前記光軸上に進出させる後群レンズ進退機構と、
    沈胴時に、前記フォーカスレンズを、前記撮影レンズ光軸から外れたフォーカスレンズ退避位置に退避させるとともに、繰出時には、該フォーカスレンズを前記光軸上に進出させるフォーカスレンズ進退機構とを備えたものであることを特徴とするデジタルカメラ。
  23. 前記レンズ鏡胴は、
    繰出し、沈胴および焦点距離調節に伴って光軸方向に移動し前記後群レンズの光軸方向に関する位置を定める後群ガイド枠と、前記後群レンズを保持するとともに前記後群ガイド枠に軸支され、該後群レンズを、繰出時には前記撮影レンズ光軸上に旋回させるとともに沈胴時には前記後群レンズ退避位置に旋回させる後群保持枠とを備えるとともに、
    繰出し、沈胴およびピント調節に伴って光軸方向に移動し前記フォーカスレンズの光軸方向に関する位置を定めるフォーカスレンズガイド枠と、前記フォーカスレンズを保持するとともに前記フォーカスレンズガイド枠に軸支され、該フォーカスレンズを、繰出時には前記撮影レンズ光軸上に旋回させるとともに沈胴時には前記フォーカスレンズ退避位置に旋回させるフォーカスレンズ保持枠とを備えたことを特徴とする請求項22記載のデジタルカメラ。
  24. 前記固体撮像素子は、前記壁から前記内部空間に突出した位置に配備されて該壁に支持されたものであり、
    前記後群保持枠および前記フォーカスレンズ保持枠は、沈胴時に、前記固体撮像素子脇の、該固体撮像素子と前記壁とで区画された窪み部分に設定された前記後群レンズ退避位置および前記フォーカスレンズ退避位置に前記後群レンズおよび前記フォーカスレンズをそれぞれ旋回させるものであることを特徴とする請求項23記載のデジタルカメラ。
  25. 前記後群保持枠および前記フォーカスレンズ保持枠は、沈胴時に、前記光軸に垂直な、前記前群レンズ、前記後群レンズ、および前記フォーカスレンズの三者を横切る平面が定義される、沈胴時の前記前群レンズの脇の各位置に設定された前記後群レンズ退避位置および前記フォーカスレンズ退避位置に、前記後群レンズおよび前記フォーカスレンズをそれぞれ旋回させるものであることを特徴とする請求項23記載のデジタルカメラ。
  26. 前記後群保持枠および前記フォーカスレンズ保持枠は、前記後群ガイド枠および前記フォーカスレンズガイド枠に対する回動中心を、前記光軸を挟んだ相互に反対側の位置に有するものであることを特徴とする請求項23記載のデジタルカメラ。
  27. 前記レンズ鏡胴内に収容され前記撮影レンズの光軸方向に前記後群レンズと一体的に移動し該撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する光量制御部材を備え、
    前記後群レンズ進退機構は、沈胴時に、前記光量制御部材を、前記後群レンズと一体的に、前記後群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、該光量制御部材を、該後群レンズと一体的に、前記撮影レンズ光軸上に進出させるものであることを特徴とする請求項22記載のデジタルカメラ。
  28. 前記レンズ鏡胴内に収容され前記撮影レンズの光軸方向に前記フォーカスレンズと一体的に移動し該撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する光量制御部材を備え、
    前記フォーカスレンズ進退機構は、沈胴時に、前記光量制御部材を、前記フォーカスレンズと一体的に、前記フォーカスレンズ退避位置に退避させるとともに、繰出時には、該光量制御部材を、該フォーカスレンズと一体的に、前記撮影レンズ光軸上に進出させるものであることを特徴とする請求項22記載のデジタルカメラ。
  29. 前記レンズ鏡胴内に収容され前記撮影レンズの光軸方向に前記後群レンズおよび前記フォーカスレンズとそれぞれ一体的に移動して該撮影レンズを通過する被写体光の光量を制御する第1および第2の光量制御部材を備え、
    前記後群レンズ進退機構は、沈胴時に、前記第1の光量制御部材を、前記後群レンズと一体的に、前記後群退避位置に退避させるとともに、繰出時には、該第1の光量制御部材を、該後群レンズと一体的に、前記撮影レンズ光軸上に進出させるものであり、
    前記フォーカスレンズ進退機構は、沈胴時に、前記第2の光量制御部材を、前記フォーカスレンズと一体的に、前記フォーカスレンズ退避位置に退避させるとともに、繰出時には、該第2の光量制御部材を、該フォーカスレンズと一体的に、前記撮影レンズ光軸上に進出させるものであることを特徴とする請求項22記載のデジタルカメラ。
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