JP2005284247A - レンズ鏡胴、撮影装置、および光学装置 - Google Patents

レンズ鏡胴、撮影装置、および光学装置 Download PDF

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嘉広 伊藤
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Abstract

【課題】 無駄な空きスペースを削減してレンズ群同士を密着させることによって更なる短縮化を図ることができるレンズ鏡胴と、そのレンズ鏡胴がボディに組み込まれた撮影装置を提供すること。
【解決手段】沈胴時には少なくとも第4レンズ群440を進退機構により撮影光軸から退避させる。沈胴時には第1レンズ群410、第3レンズ群430を光軸に並べて詰め込み、さらに第4レンズ群440をそれらのレンズの上下左右のいずれかに詰め込み、さらに第2レンズ群420もそれらのレンズの上下左右のいずれかに詰め込むことでレンズ鏡胴の短縮化を図る。繰出時には進退機構により第2レンズ群420と第4レンズ群440を撮影光軸に進出させて大きく繰り出す。
【選択図】 図9

Description

本発明は、複数のレンズ群により構成されたズームレンズを保持したレンズ鏡胴、そのレンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置、および複数のレンズ群からなるレンズを備えた光学装置に関する。
近年、デジタルカメラが急速に普及しつつあり、小型化、薄型化とともに、益々の高画質化が求められてきている。このニーズに合うデジタルカメラの一つとして、複数のレンズ群で構成されたズームレンズを保持したレンズ鏡胴を備えた、名刺サイズかつ薄型のデジタルカメラが提案され(非特許文献1参照)、製品化もなされている。このデジタルカメラの場合、それまでの薄型のデジタルカメラにおいては電子ズーム機能を用いて高倍率化を図るものが多かった中、光学ズームを備えることにより高画質のズーミングを行うことができる。
このように、益々の小型化、薄型化を実現しつつ、さらに高倍率のズーミングを行うことのできる光学ズームを搭載することが、ユーザニーズの1つの流れとなっている。
ここで、特許文献1には、第4レンズ群からなるズームレンズを備えたレンズ鏡胴を、カム溝の設け方を工夫することにより薄型のカメラボディ内に沈胴させる技術が提案されている。
以下では、この特許文献1に示されているレンズ鏡胴の内部の構成を説明する。
図1,図2および図3は、デジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴の、光軸に沿う断面図である。この図1〜図3のうちの図1と図2はいずれも繰出状態を示した図である。なお、特許文献1には、図1がテレ端の図、図2がワイド端の図であると記載されている。また、図3は沈胴状態を示した図である。さらに、図4は、レンズ鏡胴を繰り出すときやレンズ鏡胴をカメラボディ内に沈動させるときに作用するカム溝を説明するための展開図である。
図1〜図4を参照してこのレンズ鏡胴100の構成を説明する。
このレンズ鏡胴100には、第1レンズ群210と第2レンズ群220と第3レンズ群230と第4レンズ群240とからなる4群構成のズームレンズを保持させている。それら4群のレンズ群のうち第2レンズ群220を光軸方向に移動させることにより焦点距離調節が行なわれるとともに、第4レンズ群240をフォーカスレンズとして作用させ、この第4レンズ群240を光軸方向に移動させることによりピント調節が行なわれる。
第1レンズ群210は、内筒110に保持されている。この内筒110には、カムピン111が備えられており、このカムピン111は、外筒120の内周面に設けられたカム溝121(図4参照)と係合している。このカムピン111は内筒110の外周上に不等間隔に3つ設けられており、それらのカムピン111と係合するカム溝121が外筒120の内周に不等間隔に3つ設けられている(図4参照)。したがって、ズームモータ300の回転が連結ギア301(図2参照)から外筒120の内周に設けられたギア124へと伝えられて外筒120が回転するとカム溝121の形状に沿って第1レンズ群210が内筒110とともに繰り出される
また第2レンズ群220はレンズ群保持枠221に保持されており、そのレンズ群保持枠221の円周上にカムピン222が不等間隔に3つ設けられている。それらのカムピン222が外筒120の内周に設けられたカム溝122とそれぞれ係合している(図4参照)。また、第2レンズ群220のレンズ群保持枠221に設けられた貫通孔221aにガイド棒1132が挿通されており、外筒120が回転するとそのガイド棒1132に案内されて第2レンズ群220が光軸方向に移動する。そのガイド棒1132は先端支持部1132aにより支持されており、第3レンズ群230の移動をガイドするガイド棒1133ももう一つの先端支持部1133aにより支持されている。これらの先端支持部1132a,1133aは、2本のガイド棒1132,1133を各々支持するほか、内筒110を支持する部材としても用いられている。これらの先端支持部1132a,1133aは中間枠1101と押さえ環1102とを備えており、中間枠1101は、内筒110の内周に摺動自在に挿入されたものであり、押さえ環1102は、その内筒110の後端端部に、中間枠1101が後方側に動くのを防止するために設けられたものである。中間枠1101と押さえ環1102にはそれぞれスプリング掛け1101a、1102bが設けられており、中間枠1101が内筒110とともに繰り出されたときにはそのスプリング掛けに掛け渡されたスプリング1103により中間枠1101が摺動面に沿って先端側へ付勢されて中間枠1101が後方へ移動することがないように中間枠1101の動きが規制される。
また、外筒120には、さらに第3レンズ群230のレンズ群保持枠131に設けられたカムピン(不図示)が係合するカム溝123(図4参照)が、カム溝121とカム溝122との間に一本設けられている。したがって、ズームモータ270の駆動力を連結ギア301とギア124(図2参照)とを介して外筒120が受け取って外筒120が回転すると、カム溝123の形状に沿って第3レンズ群230も光軸方向に移動する。なおこの第3レンズ群230を保持するレンズ群保持枠130には、シャッタユニット131が連結されている。
また、このレンズ群保持枠130にも、レンズ群保持枠221と同様に貫通孔131aが設けられており、その貫通孔131aが上記ガイド棒1132に挿通されている。さらに後述する第4レンズ群240を保持するレンズ群保持枠140に設けられた貫通孔141aもこのガイド棒1132に挿通されている。このように、ここに示す例では、光軸のずれを抑えるべく、第2レンズ群220、第3レンズ群230、第4レンズ群240の移動を共通のガイド棒1132に案内させる構成が採用されている。
このような構造を持つレンズ鏡胴100の繰出動作を、図4を参照して詳細に説明する。
外筒120がズームモータ270により駆動され回転すると、内筒110が沈胴状態からカム溝121の形状(符号Aで示す領域)に沿って繰出位置(符号Aで示す領域の符号B側の端部)まで繰り出されてその繰出位置(符号Bで示す領域)に保持される。この繰出位置に保持されるまでの間に、第2レンズ群220は、カム溝122の形状に沿って符号Cで示す領域を移動して、内筒110が繰出位置まで繰り出されたときに符号Cで示す領域の端部に達する。ここでズームスイッチ(不図示)が操作されたら、第2レンズ群220は、そのズームスイッチの操作に応じて符号Dで示す領域に進入してズームスイッチが操作され続けると符号D領域の端部まで移動する。一方、第3レンズ群230は、外筒110が回転したときに沈胴位置からカム溝123に沿って繰り出し領域(符号Eで示す領域)を移動して繰出位置(符号Eと符号Fとの交点)に達し、ズームスイッチが操作されてもその繰出位置(符号Fで示す領域)に保持されたままになる。
このようにカム溝を外筒120の内周にうまく配置することによって、一つの筒120の回転により4群のレンズ群のうちの第1レンズ群と第2レンズ群220と第3レンズ群230とを光軸方向にそれぞれカム溝の形状に沿って移動させて、さらにズームスイッチの操作に応じて第2レンズ群を光軸方向に移動させることによってズーミングが行なわれる。
また、図1〜図3に示すレンズ鏡胴100では、ズームレンズを構成する4群のレンズ群のうちの最後尾の第4レンズ群240をフォーカスレンズとして作用させている。このレンズ鏡胴100が保持したズームレンズは、ズーム倍率が高倍率のものであるからそのフォーカスレンズとして作用する第4レンズ群240を移動させる距離を比較的長くとる必要がある。そこで、この例ではその長い距離分の長さを持つ柱状ネジ1131(図1参照)を光軸に沿って設けておき、第4レンズ群240を保持するレンズ群保持枠140にナット141bを固定して、そのナット141bを柱状ネジ1131に螺合させて精度良くピントの調整を行うことができるようにしてある。
この柱状ネジ1131には、フォーカスモータ(不図示)の回転駆動力が図示しないギア列を介して伝達されて、この柱状ネジ1131が回転し、その回転に伴ってレンズ群保持枠141が柱状ネジ1131の回転に応じた分だけ、その柱状ネジ1131とガイド棒1132、1133とに案内されて光軸方向に移動してピントが調整される。ここでは撮影レンズが被写体を捉え始めたら、撮像素子200で画像データを生成してその画像データに基づいてピント位置を検出してその検出したピント位置に柱状ネジを回転させてフォーカスレンズとして作用する第4レンズ群240を移動させることによりピント調整が行なわれる。
そしてピントの調整が行われた後、シャッタボタン(図示せず)が押されたら、第3レンズ群230を保持するレンズ群保持枠130に配設されているシャッタユニット131がシャッタボタンの全押しに同期して駆動され撮影が行なわれる。これにより、第1レンズ群210、第2レンズ群220、第3レンズ群230、および第4レンズ群(フォーカスレンズ)240を経由した被写体光は、撮像素子280の受光面に結像して、この撮像素子280により、その受光面上に結像した被写体像を表わす画像信号が生成される。
このように複数のカム溝を外筒の内周にうまく配置して内筒とカム係合させ、さらにズームレンズの最後尾のレンズ群をフォーカスレンズとして作用させることによって、レンズ鏡胴の沈胴時の長さが比較的コンパクトなサイズになって比較的薄いボディ内に収納され、レンズ鏡胴が繰り出されたときには高倍率のズーム倍率が達成されるレンズ鏡胴が実現される。
しかし、繰出時には高いズーム倍率が得られるように第1レンズ群や第2レンズ群といった光軸前方のレンズ群を長い距離移動させることができるようにして、沈胴時にそれらのレンズ群を含めて各レンズ群をできるだけ接近させるようにして鏡胴内に押し込めようとすると、沈胴時の長さにあってはレンズ群同士がぶつからない程度の長さにする必要が出てきて、また繰出時にあっては第1レンズ群および第2レンズ群といった光軸前方側のレンズ群を、できるだけ大きく繰り出せるだけの長さにする必要が出てくる。このため、どうしても鏡胴の長さがやや長めになってしまって沈胴時の鏡胴内に無駄な空きスペースが生じてしまう。この沈胴時の無駄な空きスペースは第4レンズ群を光軸方向に精度良く移動させるために光軸方向に沿って長々と設けられたガイド棒や柱状ネジ周辺の部分に多くなる。
インタネット<URL:http://www.jij.co.jp/sentan/jusyou/2003/pentax/> 特開2003−295031号公報
本発明は、上記事情に鑑み、沈胴時(収納状態)の長さを更に短縮化することができるレンズ鏡胴、そのレンズ鏡胴がボディに組み込まれた撮影装置、および相対的に筒長の短かい第1の状態における筒長の長さを更に短縮化することができるレンズを備えた光学装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成する本発明の第1のレンズ鏡胴は、複数のレンズ群により構成されたズームレンズを保持した、繰出し、沈胴自在なレンズ鏡胴において、
前記ズームレンズを構成する複数のレンズ群のうちの最前方の第1レンズ群を保持する第1レンズ群保持枠と、前記ズームレンズを構成する複数のレンズ群のうちの最前方から2番目の第2レンズ群を保持する第2レンズ群保持枠とを備え、
上記第2レンズ群保持枠が光軸方向前方にバネ付勢されたものであり、
上記第1レンズ群保持枠が、沈胴時に前記第2レンズ群保持枠を光軸方向に押圧するとともに繰出時にはその第2レンズ群保持枠から離間する押圧部を有するものであることを特徴とする。
上記本発明の第1のレンズ鏡胴によれば、沈胴時に、上記第1レンズ群保持枠が上記第2レンズ群保持枠を押圧することによって上記第2レンズ群保持枠を光軸方向前方にバネ付勢しているバネに反発力を蓄えさせるように縮めることで上記第1レンズ群と上記第2レンズ群とを密着させることができる。その結果、第1レンズ群と第2レンズ群との間に無駄な空きスペースを生じさせなくて済み、このレンズ鏡胴の更なる短縮化が図れる。また、第1レンズ群保持枠が第2レンズ群保持枠から離間した後、上記中間筒の回転による繰出量以上にバネ付勢により上記第2レンズ群が光軸前方に大きく繰り出されてズーム倍率の高倍率化が図れるというメリットも引き出される。
このようにすることで、沈胴時の長さの更なる短縮化はもとより、上記第2レンズ群の移動距離を長くしてズーム倍率を高めることができるレンズ鏡胴が実現される。
ここで、固定筒と、その固定筒に進退自在に係合した直進キー部材と、その直進キー部材に回転自在に係合するとともに上記固定筒との間のカム係合により回転に伴って進退する中間筒と、上記直進キー部材に進退自在に係合するとともに上記中間筒との間のカム係合によりその中間筒の回転に応じて進退する前筒とを備え、
上記第1レンズ群保持枠が、上記前筒に固定されたものであることが好ましい。
そうすると、第1レンズ群保持枠を固定した前筒により第2レンズ群保持枠がしっかりと押圧される。
また、上記中間筒との間のカム係合によりその中間筒の回転に応じて進退する第2レンズ群支持枠を備え、前記第2レンズ群保持枠が、上記第2レンズ群支持枠に、光軸方向前方にバネ付勢された態様のものであることが好ましい。
そうすると、繰出時もしくはズーミング中には第2レンズ群保持枠が第2レンズ群支持枠にバネ付勢された状態で中間筒の回転に応じて光軸方向に進退してズーム倍率が調節され、沈胴時には上記第2レンズ群保持枠が光軸方向前方にバネ付勢される力を蓄えるようにして上記第1レンズ群保持枠が上記第2レンズ群支持枠側に接近して上記第2レンズ群支持枠に収容される。
さらに、沈胴時に、上記第2レンズ群保持枠を回動させることにより上記第2レンズ群を上記ズームレンズの光軸から退避させるとともに繰出時にはその第2レンズ群をその光軸上に進出させる第2レンズ群退避機構を備え、
上記押圧部は、沈胴時に退避した状態の第2レンズ群保持枠を押圧するものであることが好ましい。
また、上記課題を達成する本発明の第1の撮影装置は、
複数のレンズ群により構成されたズームレンズを保持した、繰出し、沈胴自在なレンズ鏡胴を備え、そのレンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置であって、
上記レンズ鏡胴が、上記ズームレンズを構成する複数のレンズ群のうちの最前方の第1レンズ群を保持する第1レンズ群保持枠と、上記ズームレンズを構成する複数のレンズ群のうちの最前方から2番目の第2レンズ群を保持する第2レンズ群保持枠とを備え、
上記第2レンズ群保持枠が光軸方向前方にバネ付勢されたものであり、
上記第1レンズ群保持枠が、沈胴時に上記第2レンズ群保持枠を光軸方向に押圧するとともに繰出時には該第2レンズ群保持枠から離間する押圧部を有するものであることを特徴とする。
ここで、上記レンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであることが好ましい。
また、上記課題を達成する本発明の第2のレンズ鏡胴は、光軸方向前方から順に第1群、第2群、第3群および第4群からなるズームレンズを保持したレンズ鏡胴であって、
沈胴時には、少なくとも上記ズームレンズを保持する第4群レンズを撮影光軸上から退避させるとともに、繰出時には、沈胴時に退避させたレンズ群を撮影光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とする。
上記本発明の第2のレンズ鏡胴によれば、上記第4レンズ群を進退自在にする上記進退機構を設けることによって上記第4レンズ群を撮影光軸から退避させて、撮影光軸上に並べた上記第1レンズ群、上記第2レンズ群、上記第3レンズ群に対して立体的に第4レンズ群を詰め込むことができる。当然のことながら、いままでの機構(図1〜図4参照)を変更して第4レンズ群を退避させるためには、上記進退機構に図1に示したガイド棒や柱状ネジを含めることが必要になってくる。そのガイド棒や柱状ネジを進退機構に含めることは容易であり、具体的には図1に示す直進キーリング上にそのガイド棒や柱状ネジを載せることが考えられる。そうすると長々とガイド棒や柱状ネジを設ける必要がなくなった分の空きスペースに、撮影光軸から退避させた第4レンズ群を退避させることができる。その結果、沈胴時の、レンズ鏡胴の長さの短尺化が図れる。またそのレンズ進退機構により、繰出時に、上記第4群レンズを撮影光軸に精度良く進出させることによって繰出時の、レンズ鏡胴の長さの長尺化が図れる。
このようにすることで、沈胴時のレンズ鏡胴の短尺化と繰出時のレンズ鏡胴の長尺化との双方が図られたレンズ鏡胴が実現される。
ここで、上記第4群レンズは、フォーカスレンズとして作用するものであることが好ましい。
いままでは、フォーカスレンズを撮影光軸から退避させることは撮影光軸のずれに繋がるということで敬遠されてきたが、本発明では、上記撮影光軸から上記第4レンズ群を退避位置に退避させることは言うに及ばず、撮影光軸上に精度良く第4レンズ群を進出させる上記進退機構を設けることによってレンズ鏡胴の短尺化を実現させている。
上記レンズ進退機構が、沈胴時には上記第4群レンズを撮影光軸から退避させるとともに上記第2群レンズを光軸方向から見て退避後の上記第4群レンズに重なる位置に退避させるものであることが好ましい。
そうすると、退避後の上記第4群レンズと第2レンズ群とで撮影光学系を構成することもでき、第1レンズ群と第3レンズ群、第2レンズ群と第4レンズ群とで2眼式の撮影光学系を構成することもできる。
また、このレンズ鏡胴が、そのレンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであることが好ましい。
ここで、このレンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであることが好ましい。
このように撮像素子を備えたものであると、ピントを調整するときにその撮像素子で生成した画像信号に基づいて上記レンズ鏡胴の移動機構によりピントの調整を行うことができ、また電子ズームを光学ズームと併用することでこの撮影装置にさらなる高倍率化を達成することもできる。
また上記課題を達成する本発明の第2の撮影装置は、光軸方向前方から順に第1群、第2群、第3群および第4群からなるズームレンズを保持したレンズ鏡胴を備え、そのレンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置であって、
上記レンズ鏡胴が、沈胴時には、少なくとも上記ズームレンズを保持する第4群レンズを撮影光軸上から退避させるとともに、繰出時には、沈胴時に退避させたレンズ群を撮影光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とする。
このように上記本発明のレンズ鏡胴を撮影装置に組み込むことでこの撮影装置の薄型化が図れる。
ここで、上記第4群レンズは、フォーカスレンズとして作用するものであることが好ましく、また上記レンズ進退機構が、沈胴時には上記第4群レンズを撮影光軸から退避させるとともに上記第2群レンズを光軸方向から見て退避後の上記第4群レンズに重なる位置に退避させるものであることが好ましく、さらに、上記レンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであることが望ましい。
また本発明のレンズ鏡胴は、複数のレンズ群からなる撮影レンズを収容し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴において、
前記複数のレンズ群のうちの最前方の第1レンズ群を保持する第1レンズ群保持枠と、
前記複数のレンズ群のうちの最前方から2番目の第2レンズ群を保持する第2レンズ群保持枠とを備え、
前記第2レンズ群保持枠が光軸方向前方に付勢手段により付勢されたものであり、
前記第1レンズ群保持枠が、前記収納状態への移行に伴い前記第2レンズ群保持枠を光軸方向に押圧するとともに前記撮影状態には該第2レンズ群保持枠から離間する押圧部を有するものであることを特徴とするものであってもよい。
その場合に、このレンズ鏡胴は、固定筒と、その固定筒に進退自在に係合した直進キー部材と、その直進キー部材に回転自在に係合するとともに上記固定筒との間のカム係合により回転に伴って進退する中間筒と、上記直進キー部材に進退自在に係合するとともに上記中間筒との間のカム係合によりその中間筒の回転に応じて進退する前筒とを備え、前記第1レンズ群保持枠が、前記前筒に固定されたものであってもよく、その場合に、さらに、前記中間筒との間のカム係合により該中間筒の回転に応じて進退する第2レンズ群支持枠を備え、前記第2レンズ群保持枠が、前記第2レンズ群支持枠に、光軸方向前方に前記付勢手段により付勢されたものであってもよい。
また、このレンズ鏡胴において、前記収納状態への移行に伴って前記第2レンズ群保持枠を回動させることにより前記第2レンズ群を前記ズームレンズの光軸から退避させるとともに前記撮影状態への移行に伴って該第2レンズ群を該光軸上に進出させる第2レンズ群退避機構を備え、
前記押圧部は、沈胴時に退避した状態の第2レンズ群保持枠を押圧するものであってもよい。
さらに、本発明のレンズ鏡胴は、光軸方向前方から順に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群からなる撮影レンズを収容し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴において、
前記収納状態への移行に伴って、少なくとも前記第4レンズ群を撮影光軸上から退避させるとともに、撮影状態への移行に伴って、前記収納状態への移行に伴って退避させたレンズ群を撮影光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とするのものであってもよい。
この場合に、前記第4レンズ群は、フォーカスレンズとして作用するものであってもよく、前記レンズ進退機構が、収納状態への移行に伴って前記第4レンズ群を撮影光軸から退避させるとともに前記第2群レンズを光軸方向から見て退避後の前記第4群レンズに重なる位置に退避させるものであってもよく、前記レンズ鏡胴に保持された撮影レンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであってもよい。
さらに、本発明のレンズ鏡胴は、光軸方向前方から順に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群からなる撮影レンズを収容し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴において、
前記収納状態への移行に伴って、少なくとも前記第3レンズ群を撮影光軸上から退避させるとともに、撮影状態への移行に伴って、前記収納状態への移行に伴って退避させたレンズ群を撮影光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とするものであってもよい。
その場合に、前記第3レンズ群は、ズーム用レンズとして作用するものであってもよく、また、前記レンズ鏡胴に保持された撮影レンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであってもよい。
また、本発明の撮影装置は、光軸方向前方から順に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群からなる撮影レンズを収容し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴を備え、該レンズ鏡胴に保持された撮影レンズを経由して入射してきた被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置において、
前記収納状態への移行に伴って、少なくとも前記第3レンズ群を撮影光軸上から退避させるとともに、撮影状態への移行に伴って、前記収納状態への移行に伴って退避させたレンズ群を撮影光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とするものであってもよい。
この撮影装置において、前記第4レンズ群は、フォーカスレンズとして作用するものであってもよく、また、前記第3レンズ群は、ズーム用レンズとして作用するものであってもよく、また、前記レンズ鏡胴に保持された撮影レンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであってもよい。
さらに、本発明のレンズ鏡胴は、光軸方向前方から順に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群からなる撮影レンズを収容し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴において、
前記収納状態への移行に伴って、前記複数のレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群を撮影光軸上から退避させるとともに、撮影状態への移行に伴って、前記収納状態への移行に伴って退避させたレンズ群を撮影光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたものであってもよい。
この場合に、前記レンズ鏡胴に保持された撮影レンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであってもよい。
さらに、本発明の撮影装置は、光軸方向前方から順に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群からなる撮影レンズを収容し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴を備え、該レンズ鏡胴に保持された撮影レンズを経由して入射してきた被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置において、
前記収納状態への移行に伴って、前記複数のレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群を撮影光軸上から退避させるとともに、撮影状態への移行に伴って、前記収納状態への移行に伴って退避させたレンズ群を撮影光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とするものであってもよく、その場合に、前記レンズ鏡胴に保持された撮影レンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであってもよい。
また、上記目的を達成する光学装置は、光軸方向前方から順に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群からなるレンズを収容し、相対的に筒長の短い第1の状態と相対的に筒長の長い第2の状態との間で筒長の変更が自在なレンズユニットを備えた光学装置において、
前記第1の状態への移行に伴って、前記複数のレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群を撮影光軸上から退避させるとともに、前記第2の状態への移行に伴って、前記第1の状態への移行に伴って退避させたレンズ群を光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とする。
以上、説明したように、沈胴時の長さを更に短縮化することができるレンズ鏡胴、そのレンズ鏡胴がボディに組み込まれた撮影装置、および、筒長の短かい状態の筒長の長さを更に短縮化することができるレンズを備えた光学装置が実現される。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図5,図6は、本発明のレンズ鏡胴の一実施形態が組み込まれた本発明の撮影装置の一実施形態である、デジタルカメラ300の外観斜視図である。
ここで、図5には、このデジタルカメラ300に組み込まれたレンズ鏡胴310が沈胴状態にあるときの外観が示されており、図6には、そのレンズ鏡胴310が繰り出し状態にあるときの外観が示されている。
図5、図6に示すデジタルカメラ300のレンズ鏡胴310には、後述するような4群で構成された撮影レンズが内蔵されており、それら4群のレンズ群のうち第2レンズ群を光軸方向に移動させることにより焦点距離調節が行なわれるとともに、第4レンズ群をフォーカスレンズとして光軸方向に移動させることによりピント調節が行なわれる。
図5および図6に示すデジタルカメラ300の正面上部には、補助光発光窓302およびファインダ対物窓303が配置されている。また、このデジタルカメラ300の上面には、シャッタボタン304が配置されている。
このデジタルカメラ300の、図示しない背面には、ズーム操作スイッチが配備されており、このズーム操作スイッチの一方を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴310が望遠側に繰り出し、ズーム操作スイッチの他方を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴310が広角側に移動する。
図7,図8および図9は、図5,図6に示すデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴310の、光軸に沿う断面図である。この図7,図8および図9は、それぞれ、ワイド端、テレ端および沈胴状態を示す。また、図10は、図7に示した状態のレンズ鏡胴を輪切りにして、図7に示す矢印A−A´の方向から見た断面図であり、図11は、図8に示した状態のレンズ鏡胴を輪切りにして図8に示す矢印B−B´の方向から見た断面図であり、図12は、図9に示した状態のレンズ鏡胴を輪切りにして、図9に示す矢印C−C´の方向から見た断面図である。尚、図7は、図10に示す矢印D−D´に沿う断面図であり、図8は、図11に示す矢印E−E´に沿う断面図であり、図9は、図12に示す矢印F−F´に沿う断面図である。また、図13は、図7〜図12に示すレンズ鏡胴を構成する3段の筒のうちの最外郭側の筒の内周と、3段の筒の中間の筒の、内周に設けられたカム溝を説明する展開図である。以降の説明においては、3段筒の最外郭側の筒を固定筒313と記載し、3段筒の中間の筒を中間筒312と記載し、最内側の筒を前筒311と記載する。
このレンズ鏡胴310には、第1レンズ群410と第2レンズ群420と第3レンズ群430と第4レンズ群440とからなる4群構成のズームレンズが内蔵されている。この4群構成のズームレンズのうちの最後尾にある第4レンズ群440は、フォーカスレンズとして用いられる。
図7、図8、図9に示すように、第1レンズ群410は前筒311に保持されており、この前筒311にはカムピン3111(図8参照)が備えられている。このカムピン3111は、中間筒312の内周に設けられているカム溝3123(図8および図13参照)と係合している。また、その中間筒312にもカムピン3124が備えられており、そのカムピン3124が固定筒313の内周のカム溝3131(図13参照)と係合している。また、直進キーリング320には前筒311の凸部3112が嵌め合わされる直進溝3204が設けられており、その凸部3112と直進溝3204との嵌合部(図7参照)が前筒311の回転止めになっている。したがって、前筒310と直進キーリング320は光軸方向への相対移動のみが可能であり、光軸まわりの回転はしない。
ここで中間筒312はズームモータ3300(図11,図12参照)により回転するように構成されており、ズームモータ3300に駆動されて中間筒312が回転すると、固定筒313の内周面のカム溝3131の形状(図13参照)に沿って中間筒312が回転しながら光軸方向に移動し、その回転しながら移動する中間筒312とのカム係合によりカム溝3123の形状に沿って前筒311が光軸方向に移動する。図11、図12には、ズームモータ3300と中間筒312との連結状態が示されており、ズームモータ3300から連結ギア3302(図9参照)によって中間筒312の内周に設けられたギア3125に回転力が与えられ、中間筒312が回転する構成が示されている。
また固定筒313の直進溝3132には直進キーリング320に設けられた直進キー320Kが進退自在に係合している。さらにこの直進キーリング320に設けられたカムピン3203が中間筒312の、円周方向に延びるカム溝3122(図8および図13参照)と係合することによって中間筒320が直進キーリング320に回転自在に係合している。したがって、この中間筒320が固定筒313との間のカム係合により回転に伴って進退するとその中間筒312とともに直進キーリング320も進退する。
このように中間筒312は、光軸まわりの相対回転が可能であり、光軸方向には、直進キーリング320と一体的に移動可能である。
ここで各レンズ群を保持するレンズ群保持枠のうち、第2レンズ群420を保持する第2レンズ群保持枠421と第4レンズ群440を保持する第4レンズ群保持枠441と中間筒312との係わりと、直進キーリング320と第3レンズ群430との係わり、さらに中間筒312と固定筒313との係わりを、図7〜図13を参照して詳細に説明する。また、本実施形態の例では、レンズ鏡胴の更なる短縮化を図るために第2レンズ群および第4レンズ群を退避位置に退避させる構成が示されている。この退避機構についても各レンズ群の係わりを説明していく中で随時説明する。
まず、第2レンズ群420を保持する第2レンズ群保持枠421は直進キーリング320から延びている第2レンズ群支持枠422に移動自在に支持されており、そのレンズ群支持枠422の外周にカムピン3211が備えられている。そのカムピン3211は、直進キーリング320のキー溝320aを貫通して中間筒312の内周に設けられたカム溝3121(図7および図13参照)と係合している。また、図7〜図12に示すように、直進キーリング320は、第2レンズ群支持枠422を介して第2レンズ群保持枠421を支持するとともに第3レンズ群430を直接支持しており、さらに第4レンズ群440を、柱状ネジ3201(図8参照)からなる移動機構を介して支持している。
前述したように直進キーリング320に支持されている第2レンズ群支持枠422にはカムピン3211が設けられており、そのカムピン3211が直進キーリング320のキー溝320aを貫通して中間筒312のカム溝3121と係合している。このカムピン3211がカム溝3121の形状に沿って移動すると、そのキー溝320aに案内されて第2レンズ群420がテレ端からワイド端まで、あるいはワイド端からテレ端まで移動する。
また中間筒312は、その外周に植設されたカムピン3124を備えており、そのカムピン3124が固定筒313の内周に設けられたカム溝3131と係合している。このカム溝3131は、図9に示す沈胴状態から図8に示すテレ端まで繰り出す間に所定の角度回転するように溝(図13中、符号kで示す領域)が延びている。したがってズームモータ3300(図11,図12参照)からの駆動力を受けて、中間筒312は、そのカム溝3131に従って、沈胴状態(図9)からテレ端(図8)に至る間に所定の角度だけ回転しながら光軸方向に繰り出され、その中間筒312の繰り出しにしたがって、前筒311はカム溝3123の形状(図13中、符号mで示す領域)に沿って回転せずに繰り出される。この中間筒312が繰り出された状態にあるときに、ズームスイッチがワイド側に操作されると、中間筒312はその位置(図13中、符号lで示す領域)で回転し、その回転により第2レンズ群420がカム溝3121の形状(図13中、符号pで示す領域)に沿ってワイド端まで移動する。このようにしてズームスイッチの操作に応じたズーミングが行なわれる。
ここで第2レンズ群420を保持する第2レンズ群保持枠421は、第2レンズ群支持枠422に支持されており、その第2レンズ群支持枠422は直進キーリング320に支持されている。この第2レンズ群支持枠422には第2レンズ群保持枠421を光軸から退避させるように第2レンズ群保持枠421を回転させる回動軸422aが設けられている。一方、第2レンズ群保持枠421には、その回動軸422aと嵌合する貫通孔422cが穿設されている。第2レンズ群保持枠421の貫通孔422cを通して回動軸422aが挿通され、その第2レンズ群保持枠421が光軸前方に付勢されるように回動軸422aの基端側にはバネ422bが巻回されている。このバネ422bは捻じりばねの作用も持っており、回動軸422aを中心にして第2レンズ群保持枠421を回動させる方向に付勢するためのものでもある。沈胴時には、このバネ422bが前筒311にある押圧部311aに第2レンズ群保持枠421が押圧されるため基端側に第2レンズ群420が移動して鏡胴内にコンパクトに収納され(図9参照)、繰出時には第1レンズ群410を保持する前筒の押圧部311a(図7参照)が第2レンズ群支持枠422から離間するため、そのバネ422bにより第2レンズ群420が光軸前方に付勢される。このときには、バネ422bにより第2レンズ群保持枠420が回動方向にも付勢されて第2レンズ群420の中心が光軸と精度良く一致するように第2レンズ群保持枠421の突起部4212が止棒4221に当接してその当接位置に第2レンズ群が保持される。
また第2レンズ群保持枠421には回動軸422aを境にして一方側に保持枠421が、他方側に延設部4211が設けられている。この延設部4211は、第2レンズ群420が直進キーリング320とともに沈胴していくときに切替凸部3133に係合するものであり、切替凸部3133は直進キーリング320が後退する方向に沿って斜面を有するものである。
したがって、この延設部4211が沈胴時に切替凸部3133の斜面に沿って移動すると、レンズ群保持枠421が回動軸422aを中心に直進キーリング320に当接する位置(図12参照)まで回転する。
この実施例では、第2レンズ群保持枠421と、その保持枠421の延設部4211と、その保持枠421の、その延設部とは反対側の端部4212と、捻りバネ421bと、直進キーリング320に支持された第2レンズ群支持枠422に設けられた止め棒4221と、本体側に設けられた切替凸部3133とを含む一連の部材で第2レンズ群420の進退機構が構成されている。
また、第3レンズ群430は直接直進キーリング320に支持されており、その直進キーリング320には、フォーカスモータ3200とそのフォーカスモータ3200のギアヘッドに噛合されている柱状ネジ3201とからなる移動機構を介して第4レンズ群440も支持されている。この第4レンズ群440はレンズ群保持枠441に保持され、そのレンズ群保持枠441には貫通孔441aが設けられ、その貫通孔441aに直進キーリング320に設けられたガイド棒3202が挿通されている。また柱状ネジ3201には、その柱状ネジ3201に螺合するナット3201aが螺入されており、そのナット3201aがレンズ群保持枠441に設けられた突出部4411と係合している。一方、レンズ群保持枠441を光軸方向に精度良く案内するガイド棒3202にはバネ441bが巻回されており、そのバネ441bによりレンズ群保持枠441がそのナット3201a側に付勢されている。
この例においては、その第4レンズ群保持枠441にも第2レンズ群保持枠421と同様の進退機構が設けられており、第4レンズ群保持枠441の延設部4411がもう一本の退避ガイド3134と沈胴時に係合すると第4レンズ群440が第2レンズ群420と同様に光軸から退避する(図12参照)。そうすると第1レンズ群410と第3レンズ群430をできる限り押し込んで並べて詰め込み、さらにその第1レンズ群410と第3レンズ群430の上部または下部に第2レンズ群420と第4レンズ群440を立体的に詰め込むことができ、鏡胴の更なる短縮化が図れる。
また前述したように第4レンズ群440を光軸方向に移動させるためのフォーカスモータ3200も直進キーリング320に支持されており、図8に示す柱状ネジ3201には、直進キーリング320に支持されたフォーカスモータ3200の回転駆動力がギア列を介して伝達されてこの柱状ネジ3201が回転する。その回転に伴ってその柱状ネジ3201の回転に応じた分だけ、その柱状ネジ3201に回転自在に螺入されたナット3201aが移動してそのナット3201aと係合しているレンズ群保持枠441が移動してピントが調整される。
ここでは、撮像素子500で生成された画像データに基づいて図示しない制御装置から直進キーリングに支持されているフォーカスモータ3200へ駆動指令が発せられてピントの調整が行なわれて撮影が行われる。
このようにしてピントの調整が行われた後、シャッタボタン304が押されたら、直進キーリングに支持されているシャッタユニット330が駆動され、さらに電子シャッタが駆動されて撮影が行なわれる。これにより、第1レンズ群410、第2レンズ群420、第3レンズ群430、および第4レンズ群(フォーカスレンズ)440を経由した被写体光は、撮像素子500の受光面に結像し、撮像素子500では、その受光面上に結像した被写体像を表わす画像信号が生成される。なお、図7〜図12にはフォーカスモータやシャッタユニットに指令を伝達するための配線ケーブルを図示していない。
このように光軸方向に移動する直進キーリング320に、第2レンズ群420と第3レンズ群430と、柱状ネジ3201を介して第4レンズ群440も支持させて、さらにその柱状ネジ3201を回転させるフォーカスモータ3200も支持させることによって、直進キーリングとともに第4レンズ群をピント付近にまで移動させておいて、ピント調整を行う段階では柱状ネジを回転させることにより第4レンズ群の位置を微調する構成になっている。
このようにすると、撮像素子の受光面から光軸方向に長く延びる柱状ネジやガイド棒を設けて、その柱状ネジを回転させることにより第4レンズ群を長々とガイド棒に沿って移動させる必要がなくなる。このため、撮像素子500と第4レンズ群440との間に妨害物のない空きスペースが生じ、沈胴時にはその空きスペースに光軸から退避位置に退避させた第2レンズ群420と第4レンズ群440を立体的に詰め込む(図9参照)ことができ、鏡胴の長さをいままでよりも遥かに短くすることが可能になる。また、前筒311に押圧部311aを設けて、沈胴時には第2レンズ群保持枠421を第2レンズ群支持枠422側に押圧してバネ422bを縮めることによって第1レンズ群410と第2レンズ群420を限りなく密着させるとともに、繰出時には第2レンズ群をバネにより光軸前方に付勢して光軸前方に大きく繰出すことができる。
そうすると、図5、図6に示すデジタルカメラ300が薄型のボディであっても、レンズ鏡胴310の沈胴時にはレンズ鏡胴310がカメラボディ内に収納され、また4群構成からなるズームレンズを保持したレンズ鏡胴310がカメラボディから繰り出された時には、このデジタルカメラ300でズーム倍率の高い撮影が楽しめる。
最後に図5、図6のデジタルカメラの内部構成を簡単に説明しておく。
図13は、本実施形態のデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。
このデジタルカメラ1には、図7〜図9に示す第1レンズ群410と第2レンズ群420と第3レンズ群430と第4レンズ群440とからなる4群構成のズームレンズ400、シャッタユニット330、および撮像素子500が備えられている。ズームレンズ400およびシャッタユニット330を経由して撮像素子500上に結像された被写体像は、撮像素子500により、アナログの画像信号に変換される。ここで、シャッタユニット330は、撮像素子に照射される光量を制限する絞りと撮像素子500からアナログ信号を読み出すにあたり光によるスミアの発生を抑えるためのシャッタとから構成されている。
また、ここには補助光発光部600が備えられており、この補助光発光部600は、低輝度時に、図5,図6に示す補助光発光部600からデジタルカメラ前方に向けて補助光を発光する。また、この補助光発光部600は、低輝度以外の必要時にも発光させることができる。
また、このデジタルカメラ300には、アナログ信号処理部501と、A/D部502と、デジタル信号処理部503と、テンポラリメモリ504と、圧縮伸長部505と、内蔵メモリ(またはメモリカード)506と、画像モニタ507と、駆動回路508とが備えられている。撮像素子固体撮像素子500は、駆動回路508内のタイミング発生回路(図示せず)によって発生したタイミングで駆動され、アナログの画像信号を出力する。また、駆動回路508には、撮影レンズ400、シャッタユニット、補助光発光部600等を駆動する駆動回路も含まれている。撮像素子320から出力されたアナログの画像信号は、アナログ信号処理部501でアナログ信号処理され、A/D部502でA/D変換されてデジタル信号処理部503でデジタル信号処理される。デジタル信号処理された後の画像を表わす画像データはテンポラリメモリ504に一時的に格納される。テンポラリメモリ504に格納された画像データは、圧縮伸長部505で圧縮されて内蔵メモリ(またはメモリカード)506に記録される。尚、撮影モードによっては、圧縮の過程を省いて内蔵メモリ(またはメモリカード)506に直接記録してもよい。また、テンポラリメモリ504に格納された画像データは画像モニタ507に読み出され、これにより画像モニタ507に被写体の画像が表示される。
さらに、このデジタルカメラ300には、このデジタルカメラ300全体の制御を行なうCPU509と、ズーム操作スイッチ等を含む操作スイッチ群510と、シャッタボタン304とが備えられており、操作スイッチ群510を操作して、所望の画角に設定することを含む所望の撮影状態に設定してシャッタボタン304を押下することにより、写真撮影すなわち上述の画像データの生成が行なわれる。
上記実施形態では、第4レンズ群440と第2レンズ群420を退避させたが、第4レンズ群440のみを退避させても良い。
図15〜図20は、第4レンズ群440を退避させる進退機構を有するレンズ鏡胴の構成を示す図である。この図15〜図20に示すレンズ鏡胴310が図5、図6に示すカメラに組み込まれたものとして以降説明する。図15〜図20に示すレンズ鏡胴310の構成は、図10に示す第2レンズ群の進退機構の一部にあたる切替凸部3133が削除され、第2レンズ群保持枠421aの形状が若干変更されている以外、図7〜図12に示したものと同様の構成である。
図15,図16および図17は、図5,図6に示すデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴310の、光軸に沿う断面図である。この図15,図16および図17は、それぞれ、ワイド端、テレ端および沈胴状態を示す。また、図18は、図15に示した状態のレンズ鏡胴を輪切りにして、図15に示す矢印A−A´の方向から見た断面図であり、図19は、図16に示した状態のレンズ鏡胴を輪切りにして図16に示す矢印B−B´の方向から見た断面図であり、図20は、図17に示した状態のレンズ鏡胴を輪切りにして、図17に示す矢印C−C´の方向から見た断面図である。尚、図15は、図18に示す矢印D−D´に沿う断面図であり、図16は、図19に示す矢印E−E´に沿う断面図であり、図17は、図20に示す矢印F−F´に沿う断面図である。
前述したように第4レンズ群440はフォーカスレンズ群として作用するので特に光軸をあわせることが大事である。第1の実施形態においては説明を省略したが、第4レンズ群440を保持するレンズ群保持枠441も第2レンズ群保持枠421と同様に撮影光軸に第4レンズ群440を精度良く進出させる機構を有している。その機構は第2レンズ群保持枠421と同様の構成であって、第4レンズ群保持枠441の端部4412が直進キーリング320に設けられた止め棒3205に当て止めされてフォーカスレンズの中央が光軸に精度良く一致するように構成されている(図16参照)。また、この第2実施形態における進退機構も、第1実施形態と同様に捻りバネ441bと切替凸部3134(図15参照)と第4レンズ群保持枠441の延設部4411と、その第4レンズ群保持枠441の端部4412(図16参照)と、直進キーリング320に支持された止め棒3205(図16参照)とを備えている。第4レンズ群440が直進キーリング320とともに沈胴していくときにその延設部4411が切替凸部3134に係合して切替凸部3134の斜面に沿って延設部4411が移動していくにしたがってレンズ群保持枠441が回動軸3202を中心に直進キーリング320に当接する位置(図20参照)まで回転する。そうすると第1レンズ群410と第2レンズ群420と第3レンズ群430とをできる限り押し込んで並べて詰め込み、さらにその第1レンズ群410と第2レンズ群420と第3レンズ群430の上部または下部に第4レンズ群440を立体的に詰め込むことができるため鏡胴の更なる短縮化が図れる。
以上説明したように少なくとも第4レンズ群440を撮影光軸から退避させる進退機構を設けることによりレンズ鏡胴の短尺化が実現され、その短尺化されたレンズ鏡胴を撮影装置に組み込むことで撮影装置の薄型化も図れる。
本実施形態では、少なくともフォーカスレンズである第4レンズ群440を撮影光軸から退避させる進退機構の構成を示したが、いずれかのレンズ群を撮影光軸から退避させる構成はいくらでも考えられる。そこで最後にいずれかのレンズ群を退避させる構成を退避させた後のレンズ群の配置の組み合わせを示すことで簡単に以降説明しておく。
図21は繰出時の4群からなる撮影レンズの配置を示す図であり、図22は沈胴時の4群からなる各レンズ群の配置を示す図である。図22(a)〜図22(s)には4群からなるレンズ群のうちの少なくとも一つのレンズ群を撮影光軸から退避させる場合にどのような組み合わせがあるかが示されている。
図22(a)から図22(j)には図7〜図9と同様の進退機構によって鏡胴内の筒の円周方向に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群のうちのいずれかを撮影光軸から退避させた場合の各レンズ群の配置が示されており、図22(k)から図22(s)には筒の長手方向に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群、および第4レンズ群のうちの少なくとも一つを進出機構によって退避させた場合の配置が示されている。また図22(f)以降の例ではCCD脇の窪み部にレンズ群を退避させて、さらなるレンズ鏡胴の短縮化を図った例が示されている。
前述したように第4レンズ群保持枠441と、その第4レンズ群保持枠に設けられた延設部4411などからなる進退機構とが直進キーリング320に支持され、レンズ鏡胴が沈胴するときには直進キーリング320とともに光軸後方に後退しながらその延設部が切替凸部3314と係合することによりレンズ群が退避する訳であるから、本発明にいう進退機構は、広い意味ではカム機構を含めたものにもなる。
そこで、少なくとも一つのレンズ群が進退機構により回動されることに加えて、そのカム機構によりその退避したレンズ群を光軸方向に後退させることを示すため、進退機構による回動については通常の矢印で、またカム機構による後退については白抜矢印で図中区別して示した。
また各レンズ群のレンズ径はそれぞれ異なることが多く、それらのレンズ群の径も撮影光学系によって様々なものがある。そこで各レンズ群のレンズ径が異なるものを退避させる場合には退避させる順番が必要になるものもあるので図中順番を示す符号を付してあるものもある。
このように、鏡胴内の筒の円周方向に各レンズ群のうち少なくとも一つを回動することにより撮影光軸からレンズ群を退避させることも、鏡胴長手方向に回動して撮影光軸から退避させた後の状態が光軸と平行になるように退避させることもできる。また、進退機構によって撮影光軸からレンズ群を退避させるだけでなく、その進退機構を直進キーリングに支持させることによって進退機構自体も後退させることによって退避したレンズ群をさらに後方に後退させているのでいままに比べて遥かに短い長さのレンズ鏡胴が実現される。
また、進退機構により2つのレンズ群を退避させた場合には、その退避させたレンズ群と残りのレンズ群とで撮影光学系をそれぞれ構成することもできる。
図23は、その場合の2つの撮影光学系を示す図である。
図23に示すように退避した第2群と第4群と、残りの第1群と第3群とで2つの撮影光学系が構成され、退避した側の撮影光学系の後方に2つ目の撮像素子500aを設けると、2眼式の撮影光学系が構成される。このように退避させるだけでなく、退避させたレンズ群と残りのレンズ群を用いることによって様々な拡張が考えられる。
また、以上の実施形態はデジタルカメラを念頭に置いた実施形態であるため、そのレンズ鏡胴について沈胴、繰出しという用語を用いたが、本発明はデジタルカメラ等の撮影装置に限られたものではなく、筒長が伸縮するレンズを備えた光学装置に広く適用可能である。
ここで、複数のレンズ群で構成されるレンズユニットを持つ光学装置に、上記本発明の技術が適用可能であるので、その光学装置を例に掲げて以降説明する。
図24は、その光学装置の一例である光ピックアップ装置の構成を示す図である。
図24に示す光ピックアップ装置70は,半導体レーザ11と,この半導体レーザ11から出射する発散光を光ディスク20上に導くための光学系とを含んでいる。この光学系は、光軸方向前方から順に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群からなるレンズを収容し、相対的に筒長の短い第1の状態と相対的に筒長の長い第2の状態との間で筒長の変更が自在なレンズユニットで構成されている。そのレンズユニットが上記第2の状態から上記第1の状態への移行に伴って、複数のレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群を光軸上から退避させるとともに、上記第1の状態から第2の状態への移行に伴って退避させたレンズ群を光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えている。
ここで、図24に示す光ピックアップ装置70の動作を簡単に説明しておく。
この光ピックアップ装置70は、半導体レーザ71から出射する発散光を上記レンズユニットで構成される光学系73によって光ディスク73上に集光させるものであって、その集光によって光ディスク73上に画像信号の記録を行なうものである。この図24に示す光ピックアップ装置70では、半導体レーザ71の出力強度を調整するために光軸に対して傾斜しているガラス板74にその一部を反射させた光を光検出器76により検出してその検出信号を半導体レーザの駆動装置(図示せず)に帰還することによって半導体レーザ71の出射光の強度を制御している。また、このピックアップ装置70では、光ディスク73からの戻り光を、光検出器77、78それぞれで検出することによりフォーカシング・エラー信号およびトラッキング・エラー信号を生成している。
このような光学装置に上記レンズユニットを適用すると、未使用時には筐体内にコンパクトに収容される光学装置が実現される。
図25は、光学装置の別例である液晶プロジェクタ80を示す図である。
図25に示すように、ランプ81と、ランプ81から光軸後方に向けて放射される白色光を光軸前方へ向けるように反射する楕円形反射器82と、その楕円形反射器82から外れる光を楕円形反射器82側へ再び反射させる、放射孔を有する円形反射器83と、楕円形反射器82により生成された偏光光の経路を変え液晶パネル85に集光させるコンデンシングレンズ84と、そのコンデンシングレンズ84により集光された光を変調する液晶パネル85と、液晶パネル85により変調されたR,G,Bの光をスクリーン87上に結像させる投射レンズ86とから構成されている。この投射レンズ86に、前述したレンズ鏡胴と同様の構成のレンズユニットを適用することができる。そうすると未使用時には投射レンズ86が液晶プロジェクタ内にコンパクトに収容される光学装置が実現される。
従来のデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴がワイド端にあるときの状態を示す図である。 従来のデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴がテレ端にあるときの状態を示す図である。 従来のデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴が沈胴している状態を示す図である。 内筒110を繰り出すとともに第2レンズ群220と第3レンズ群230の間隔を調節して焦点距離を調節する、外筒120の内周面に設けられたカム溝を説明するための展開図である。 本発明のレンズ鏡胴の一実施形態が組み込まれた本発明の撮影装置の一実施形態である、デジタルカメラ300の外観斜視図である。 図5のデジタルカメラが有するレンズ鏡胴が繰り出された状態を示す図である。 図5,図6に示すデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴310の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴がワイド端にあるときの状態を示す図である。 図5,図6に示すデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴310の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴がテレ端にあるときの状態を示す図である。 図5,図6に示すデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴310の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴が沈胴している状態を示す図である。 図7に示す図の中にある線に沿ってレンズ鏡胴を切断して矢印の方向から見た図である。 図8に示す図の中にある線に沿ってレンズ鏡胴を切断して矢印の方向から見た図である。 図9に示す図の中にある線に沿ってレンズ鏡胴を切断して矢印の方向から見た図である。 中間筒の内周に設けられたカム溝を説明する展開図である。 本実施形態のデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。 図5,図6に示すデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴310の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴がワイド端にあるときの状態を示す図である。 図5,図6に示すデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴310の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴がテレ端にあるときの状態を示す図である。 図5,図6に示すデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴310の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴が沈胴している状態を示す図である。 図15に示す図の中にある線に沿ってレンズ鏡胴を切断して矢印の方向から見た図である。 図16に示す図の中にある線に沿ってレンズ鏡胴を切断して矢印の方向から見た図である。 図17に示す図の中にある線に沿ってレンズ鏡胴を切断して矢印の方向から見た図である。 繰出時の4群からなる撮影レンズの配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 沈胴時の各レンズ群の別の配置を示す図である。 退避させたレンズ群と残りのレンズ群とで構成された2つの撮影光学系を示す図である。 光学装置の一例である光ピックアップ装置の構成を示す図である。 光学装置の別例である液晶プロジェクタ80を示す図である。
符号の説明
70 光ピックアップ装置
71 半導体レーザ
72 レンズユニット
73 光ディスク
74,75 ガラス板
76,77,78 光検出器
80 プロジェクタ
81 ランプ
82 楕円反射器
83 円形反射器
84 コンデンシングレンズ
85 液晶パネル
86 レンズユニット
87 スクリーン
300 撮影装置
302 補助光発光窓
303 ファインダ対物窓
304 シャッタボタン
310 レンズ鏡胴
311 前筒
3111 カムピン
312 中間筒
3121 カム溝
3122 カム溝
3123 カム溝
3124 カムピン
313 固定筒
3131 カム溝
320 直進キーリング
3200 フォーカスモータ
3201 柱状ネジ
3202 連結ギア
3203 カムピン
400 撮影レンズ
410 第1レンズ群
420 第2レンズ群
421 レンズ群保持枠
422 レンズ群支持枠
430 第3レンズ群
440 第4レンズ群
441 レンズ群保持枠
500 撮像素子

Claims (34)

  1. 複数のレンズ群により構成されたズームレンズを保持した、繰出し、沈胴自在なレンズ鏡胴において、
    前記ズームレンズを構成する複数のレンズ群のうちの最前方の第1レンズ群を保持する第1レンズ群保持枠と、前記ズームレンズを構成する複数のレンズ群のうちの最前方から2番目の第2レンズ群を保持する第2レンズ群保持枠とを備え、
    前記第2レンズ群保持枠が光軸方向前方にバネ付勢されたものであり、
    前記第1レンズ群保持枠が、沈胴時に前記第2レンズ群保持枠を光軸方向に押圧するとともに繰出時には該第2レンズ群保持枠から離間する押圧部を有するものであることを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 固定筒と、その固定筒に進退自在に係合した直進キー部材と、その直進キー部材に回転自在に係合するとともに上記固定筒との間のカム係合により回転に伴って進退する中間筒と、上記直進キー部材に進退自在に係合するとともに上記中間筒との間のカム係合によりその中間筒の回転に応じて進退する前筒とを備え、
    前記第1レンズ群保持枠が、前記前筒に固定されたものであることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡胴。
  3. 前記中間筒との間のカム係合により該中間筒の回転に応じて進退する第2レンズ群支持枠を備え、前記第2レンズ群保持枠が、前記第2レンズ群支持枠に、光軸方向前方にバネ付勢されたものであることを特徴とする請求項2記載のレンズ鏡胴。
  4. 沈胴時に、前記第2レンズ群保持枠を回動させることにより前記第2レンズ群を前記ズームレンズの光軸から退避させるとともに繰出時には該第2レンズ群を該光軸上に進出させる第2レンズ群退避機構を備え、
    前記押圧部は、沈胴時に退避した状態の第2レンズ群保持枠を押圧するものであることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡胴。
  5. 複数のレンズ群により構成されたズームレンズを保持した、繰出し、沈胴自在なレンズ鏡胴を備え、該レンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置において、
    前記レンズ鏡胴が、前記ズームレンズを構成する複数のレンズ群のうちの最前方の第1レンズ群を保持する第1レンズ群保持枠と、前記ズームレンズを構成する複数のレンズ群のうちの最前方から2番目の第2レンズ群を保持する第2レンズ群保持枠とを備え、
    前記第2レンズ群保持枠が光軸方向前方にバネ付勢されたものであり、
    前記第1レンズ群保持枠が、沈胴時に前記第2レンズ群保持枠を光軸方向に押圧するとともに繰出時には該第2レンズ群保持枠から離間する押圧部を有するものであることを特徴とする撮影装置。
  6. 前記レンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであることを特徴とする請求項5記載の撮影装置。
  7. 光軸方向前方から順に第1群、第2群、第3群および第4群からなるズームレンズを保持したレンズ鏡胴において、
    沈胴時には、少なくとも前記ズームレンズを保持する第4群レンズを撮影光軸上から退避させるとともに、繰出時には、沈胴時に退避させたレンズ群を撮影光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とするレンズ鏡胴。
  8. 前記第4群レンズは、フォーカスレンズとして作用するものであることを特徴とする請求項7記載のレンズ鏡胴。
  9. 前記レンズ進退機構が、沈胴時には前記第4群レンズを撮影光軸から退避させるとともに前記第2群レンズを光軸方向から見て退避後の前記第4群レンズに重なる位置に退避させるものであることを特徴とする請求項7記載のレンズ鏡胴。
  10. 前記レンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであることを特徴とする請求項7記載のレンズ鏡胴。
  11. 光軸方向前方から順に第1群、第2群、第3群および第4群からなるズームレンズを保持したレンズ鏡胴を備え、該レンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置において、
    前記レンズ鏡胴が、沈胴時には、少なくとも前記ズームレンズを保持する第4群レンズを撮影光軸上から退避させるとともに、繰出時には、沈胴時に退避させたレンズ群を撮影光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とする撮影装置。
  12. 前記第4群レンズは、フォーカスレンズとして作用するものであることを特徴とする請求項11記載の撮影装置。
  13. 前記レンズ進退機構が、沈胴時には前記第4群レンズを撮影光軸から退避させるとともに前記第2群レンズを光軸方向から見て退避後の前記第4群レンズに重なる位置に退避させるものであることを特徴とする請求項11記載の撮影装置。
  14. 前記レンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであることを特徴とする請求項11記載の撮影装置。
  15. 複数のレンズ群からなる撮影レンズを収容し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴において、
    前記複数のレンズ群のうちの最前方の第1レンズ群を保持する第1レンズ群保持枠と、
    前記複数のレンズ群のうちの最前方から2番目の第2レンズ群を保持する第2レンズ群保持枠とを備え、
    前記第2レンズ群保持枠が光軸方向前方に付勢手段により付勢されたものであり、
    前記第1レンズ群保持枠が、前記収納状態への移行に伴い前記第2レンズ群保持枠を光軸方向に押圧するとともに前記撮影状態には該第2レンズ群保持枠から離間する押圧部を有するものであることを特徴とするレンズ鏡胴。
  16. 固定筒と、その固定筒に進退自在に係合した直進キー部材と、その直進キー部材に回転自在に係合するとともに上記固定筒との間のカム係合により回転に伴って進退する中間筒と、上記直進キー部材に進退自在に係合するとともに上記中間筒との間のカム係合によりその中間筒の回転に応じて進退する前筒とを備え、
    前記第1レンズ群保持枠が、前記前筒に固定されたものであることを特徴とする請求項15記載のレンズ鏡胴。
  17. 前記中間筒との間のカム係合により該中間筒の回転に応じて進退する第2レンズ群支持枠を備え、前記第2レンズ群保持枠が、前記第2レンズ群支持枠に、光軸方向前方に前記付勢手段により付勢されたものであることを特徴とする請求項16記載のレンズ鏡胴。
  18. 前記収納状態への移行に伴って前記第2レンズ群保持枠を回動させることにより前記第2レンズ群を前記ズームレンズの光軸から退避させるとともに前記撮影状態への移行に伴って該第2レンズ群を該光軸上に進出させる第2レンズ群退避機構を備え、
    前記押圧部は、沈胴時に退避した状態の第2レンズ群保持枠を押圧するものであることを特徴とする請求項15記載のレンズ鏡胴。
  19. 光軸方向前方から順に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群からなる撮影レンズを収容し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴において、
    前記収納状態への移行に伴って、少なくとも前記第4レンズ群を撮影光軸上から退避させるとともに、撮影状態への移行に伴って、前記収納状態への移行に伴って退避させたレンズ群を撮影光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とするレンズ鏡胴。
  20. 前記第4レンズ群は、フォーカスレンズとして作用するものであることを特徴とする請求項19記載のレンズ鏡胴。
  21. 前記レンズ進退機構が、収納状態への移行に伴って前記第4レンズ群を撮影光軸から退避させるとともに前記第2群レンズを光軸方向から見て退避後の前記第4群レンズに重なる位置に退避させるものであることを特徴とする請求項19記載のレンズ鏡胴。
  22. 前記レンズ鏡胴に保持された撮影レンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであることを特徴とする請求項19記載のレンズ鏡胴。
  23. 光軸方向前方から順に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群からなる撮影レンズを収容し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴において、
    前記収納状態への移行に伴って、少なくとも前記第3レンズ群を撮影光軸上から退避させるとともに、撮影状態への移行に伴って、前記収納状態への移行に伴って退避させたレンズ群を撮影光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とするレンズ鏡胴。
  24. 前記第3レンズ群は、ズーム用レンズとして作用するものであることを特徴とする請求項23記載のレンズ鏡胴。
  25. 前記レンズ鏡胴に保持された撮影レンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであることを特徴とする請求項23記載のレンズ鏡胴。
  26. 光軸方向前方から順に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群からなる撮影レンズを収容し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴を備え、該レンズ鏡胴に保持された撮影レンズを経由して入射してきた被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置において、
    前記収納状態への移行に伴って、少なくとも前記第3レンズ群を撮影光軸上から退避させるとともに、撮影状態への移行に伴って、前記収納状態への移行に伴って退避させたレンズ群を撮影光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とする撮影装置。
  27. 前記第4レンズ群は、フォーカスレンズとして作用するものであることを特徴とする請求項26記載の撮影装置。
  28. 前記第3レンズ群は、ズーム用レンズとして作用するものであることを特徴とする請求項26記載の撮影装置。
  29. 前記レンズ鏡胴に保持された撮影レンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであることを特徴とする請求項26記載の撮影装置。
  30. 光軸方向前方から順に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群からなる撮影レンズを収容し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴において、
    前記収納状態への移行に伴って、前記複数のレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群を撮影光軸上から退避させるとともに、撮影状態への移行に伴って、前記収納状態への移行に伴って退避させたレンズ群を撮影光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とするレンズ鏡胴。
  31. 前記レンズ鏡胴に保持された撮影レンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであることを特徴とする請求項30記載のレンズ鏡胴。
  32. 光軸方向前方から順に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群からなる撮影レンズを収容し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴を備え、該レンズ鏡胴に保持された撮影レンズを経由して入射してきた被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置において、
    前記収納状態への移行に伴って、前記複数のレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群を撮影光軸上から退避させるとともに、撮影状態への移行に伴って、前記収納状態への移行に伴って退避させたレンズ群を撮影光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とする撮影装置。
  33. 前記レンズ鏡胴に保持された撮影レンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであることを特徴とする請求項32記載の撮影装置。
  34. 光軸方向前方から順に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群からなるレンズを収容し、相対的に筒長の短い第1の状態と相対的に筒長の長い第2の状態との間で筒長の変更が自在なレンズユニットを備えた光学装置において、
    前記第1の状態への移行に伴って、前記複数のレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群を撮影光軸上から退避させるとともに、前記第2の状態への移行に伴って、前記第1の状態への移行に伴って退避させたレンズ群を光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えたことを特徴とする光学装置。
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