JP2003295031A - レンズ装置 - Google Patents

レンズ装置

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JP2003295031A
JP2003295031A JP2002095445A JP2002095445A JP2003295031A JP 2003295031 A JP2003295031 A JP 2003295031A JP 2002095445 A JP2002095445 A JP 2002095445A JP 2002095445 A JP2002095445 A JP 2002095445A JP 2003295031 A JP2003295031 A JP 2003295031A
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JP
Japan
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lens
lens group
barrel
cam
grooves
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JP2002095445A
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English (en)
Inventor
Eiichi Kabe
栄一 加辺
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

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Abstract

(57)【要約】 【課題】固定レンズ群は3本のピンを固定筒に形成され
た3本の直進溝に係合させて移動自在に保持され、リレ
ーレンズ群はガイド部材をガイド棒に係合させるととも
に、ピンを固定筒に形成された直進溝に係合させて移動
自在に保持されており、3本の直進溝の円周方向におけ
る間隔は不等分となっており、最大の間隔の部分にリレ
ーレンズ群用直進溝が形成されることにより、ズームの
高倍率化とレンズ装置のコンパクト化を同時に達成でき
る。 【解決手段】固定レンズ群46は、3本のピン28を固
定筒20に形成された3本の第1直進溝30に係合させ
て移動自在に保持され、リレーレンズ群50は、ガイド
部材64、66をガイド棒70、72に係合させるとと
もに、ピン68を固定筒に形成された第3直進溝74に
係合させて移動自在に保持されている。第1直進溝30
の円周方向における間隔は不等分となっており、最大の
間隔の部分第3直進溝74が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ装置に係り、
特に電子スチルカメラ等に適用されるレンズ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子スチルカメラは、そのコンパ
クト化の要請から不使用時にレンズ鏡筒をカメラ本体内
に収納できるように構成したものが増えている。すなわ
ち、撮影レンズを構成する各レンズ群を光軸に沿って移
動可能に支持し、撮影時にのみ所定の位置まで繰り出し
て撮影を行い、不使用時はカメラ本体内に収納できるよ
うに構成したものが増えている。
【0003】このように、撮影時のみレンズ鏡筒がカメ
ラ本体から繰り出される構成のレンズ装置では、従来、
たとえば特開2001−242368号公報に開示され
ているように、第1群と第2群のレンズ群をいわゆる3
点宙吊りにて移動自在に支持し、第3群と第4群のレン
ズ群に対しては、いわゆるガイド棒にて移動自在に支持
するように構成している。このようなレンズ装置では、
6倍程度までのズームがコンパクトな構成で達成されて
いる。
【0004】ところで、近年、電子スチルカメラのレン
ズ装置は、そのズームの高倍率化とともに、光学系その
ものの高性能化も要求されており、レンズの構成枚数、
構成群数が増えるようになっている。その一方で、より
コンパクトなレンズ装置とするために、モータ等の駆動
装置をレンズ鏡筒内に収納するように構成したものも増
えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
市場において、従来以上に高倍率化されたズームが要求
されるようになってきた。これに対し、従来の構成で
は、ズームの高倍率化とコンパクト化を同時に達成する
ことが困難であった。
【0006】たとえば、前記特開2001−24236
8号公報に開示されている構成のものは、3つのレンズ
枠が、そのそれぞれの外周部に設けられたカムピンを、
固定筒の複数の直進溝と、該固定筒の外周に設けられた
カム筒の複数のカム溝に係合させて移動させる構成が採
用されている。
【0007】より具体的には、固定レンズ群に対応する
3本の直進溝、3本のカム溝、及び、変倍レンズ群に対
応する3本の直進溝、3本のカム溝は、それぞれ固定筒
とカム筒の円周方向に等間隔に設けられている。これに
対し、リレーレンズ群に対応する1本の直進溝及び1本
のカム溝は、それぞれ固定筒とカム筒に1箇所設けられ
ている。
【0008】この構成で高倍率のズーム、たとえば、8
倍のズームとするには、各レンズ群の移動距離の増大に
対応させるべく、カム溝の勾配を大きくする、すなわ
ち、従来よりカム溝の勾配を光軸に平行な方向に近づけ
るか、又は、カム筒の円周長さを大きくして作動距離を
増大させる必要がある。
【0009】ところが、前者の場合には、カム溝の法線
方向に加わる分力が大きくなり、その結果カム溝とカム
ピンとの摩擦抵抗も大きくなって動作不良等の不具合を
生じやすい。一方、後者の場合には、コンパクト化の要
求に反することとなる。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ズームの高倍率化とレンズ装置のコンパクト
化を同時に達成することができるレンズ装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、筒体内を複数のレンズ群が光軸に沿って
移動可能に保持されたレンズ装置において、前記筒体に
は、前記複数のレンズ群のうち少なくとも1つのレンズ
群の枠体を光軸に沿って移動自在にガイドする3本の溝
が形成されるとともに、該3本の溝同士の間隔は不等分
となっており、該3本の溝同士の間隔のうち最大の間隔
を有する部分には、前記複数のレンズ群のうち他のレン
ズ群の枠体を光軸に沿って移動自在にガイドする1本の
溝が形成されていることを特徴とするレンズ装置を提供
する。
【0012】また、本発明は、固定筒と移動筒とを有す
る筒体内を複数のレンズ群が光軸に沿って移動可能に保
持されたレンズ装置において、前記複数のレンズ群のう
ち少なくとも1つのレンズ群のレンズ枠は、その外周部
に設けられた3本のピンを固定筒の筒体に形成された3
本の1つのレンズ群用直進溝に係合させて移動自在に保
持され、少なくとも他の1つのレンズ群のレンズ枠は、
その外周部に設けられた少なくとも2つのガイド部材を
筒体内に配設された少なくとも2本のガイド棒に係合さ
せるとともに、外周部に設けられた1本のピンを固定筒
の筒体に形成された1本の他の1つのレンズ群用直進溝
に係合させて移動自在に保持されており、前記固定筒の
筒体に形成された前記3本の1つのレンズ群用直進溝の
円周方向における該直進溝同士の間隔は不等分となって
おり、かつ、最大の間隔を有する直進溝同士の間隔の部
分に前記他の1つのレンズ群用直進溝が形成されている
ことを特徴とするレンズ装置を提供する。
【0013】本発明によれば、固定筒の筒体に形成され
た3本の1つのレンズ群用直進溝の円周方向における直
進溝同士の間隔は等分とはなっていない。そして、最大
の間隔を有する直進溝同士の間隔の部分に他の1つのレ
ンズ群用直進溝が形成されている。すなわち、これら固
定筒に形成された各直進溝に対応するカム筒に形成され
た各カム溝も同様に配置できる。このような配置のカム
溝とすれば、従来よりもカム筒の表面を有効に利用で
き、これにより、ズームの高倍率化とレンズ装置のコン
パクト化を同時に達成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係るレンズ装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1は、本発明に係るレンズ装置が適用される電子
スチルカメラの外観構成を示す斜視図である。
【0015】同図に示されるように、この電子スチルカ
メラ1は、矩形の箱型に形成されており、その正面部に
は、レンズ装置2、ストロボ調光センサ3、セルフタイ
マーランプ4などが配設されている。また、そのカメラ
本体の背面部には、図示しないファインダ接眼部や液晶
表示パネル、操作キーなどが設けられており、その上面
部には、シャッタボタン5やポップアップ式のストロボ
6などが設けられている。
【0016】この電子スチルカメラ1は沈胴式であり、
レンズ装置2は使用時にのみカメラ本体から繰り出され
る。そして、不使用時には、カメラ本体内に完全に収納
され、カメラ本体の正面部は略フラットな面となる。
【0017】図2〜図4は、上記の電子スチルカメラ1
に適用されるレンズ装置2の構成を示す側断面図であ
り、また、図5は、図2〜図4に示したレンズ装置2の
分解斜視図である。なお、図2は、レンズ装置2の沈胴
状態を示しており、図3及び図4は、それぞれ繰出状態
を示している。
【0018】図2〜図5に示されるように、このレンズ
装置2は、レンズ鏡筒12、撮影レンズ14、絞りシャ
ッターユニット16及びCCDユニット18から構成さ
れている。
【0019】まず、レンズ鏡筒12の構成について説明
する。レンズ鏡筒12は、固定筒20と、その固定筒2
0内を移動自在に設けられた移動筒22と、その固定筒
20の外周部に回動自在に設けられたカム筒24とから
構成されている。
【0020】固定筒20は、円筒状に形成されており、
その基端部には板状に形成されたベース26が取り付け
られている。レンズ装置2は、このベース26をカメラ
本体(不図示)に固定することにより、カメラ本体に取
り付けられる。
【0021】移動筒22は、円筒状に形成されており、
固定筒20内を前後移動自在に設けられている。この移
動筒22の基端部外周には3本の第1カムピン28、2
8、28が不等分間隔で配設されており、各第1カムピ
ン28、28、28は、それぞれ固定筒20に形成され
た3本の第1直進溝30、30、30に嵌合されてい
る。この第1直進溝30、30、30は、固定筒20の
軸線と平行に形成されており、この第1直進溝30、3
0、30に第1カムピン28、28、28が嵌合される
ことにより、移動筒22が光軸に沿って前後移動自在に
支持される。
【0022】カム筒24は、円筒状に形成されており、
固定筒20の外周部に嵌入されて回動自在に支持されて
いる。このカム筒24の内周部には、図8に示されるよ
うに、3本の第1カム溝32、32、32と、3本の第
2カム溝34、34、34と、1本の第3カム溝36と
が、それぞれ重ならないように位置をずらして形成され
ている。
【0023】本発明においては、カム筒24表面の利用
効率を最大に近づけるべく、第1カム溝32、32、3
2と第2カム溝34、34、34はいずれも等間隔には
配置していない。そして、第1カム溝32同士及び第2
カム溝34同士の間隔が最大となる溝間に第3カム溝3
6が配される。
【0024】移動筒22の外周部に突設された3本の第
1カムピン28、28、28は、それぞれ固定筒20に
形成された3本の第1直進溝30、30、30に嵌合さ
れるとともに、このカム筒24に形成された3本の第1
カム溝32、32、32に嵌合されている。これによ
り、カム筒24を回動させると、第1カム溝32、3
2、32と第1直進溝30、30、30との作用によっ
て、移動筒22が光軸に沿って前後移動する。
【0025】なお、第1カム溝32は、図8に示される
ように、領域Aと領域Bとから構成されており、その領
域Aにおいて、移動筒22を沈胴位置から繰出位置にガ
イドする。一方、領域Bでは、移動筒22が繰出位置に
保持されるようにガイドする。
【0026】また、カム筒24は、固定筒20内に収納
配置されたカム筒駆動モータ38によって駆動され、そ
の駆動機構は次のように構成されている。
【0027】図3、図5及び図7に示されるように、カ
ム筒駆動モータ38は、ギアボックス40を介してベー
ス26の内面に固定されている。このギアボックス40
は、カム筒駆動モータ38からの回転を所定のギア比で
減速するもので、その出力軸には駆動ギア42が固着さ
れている。一方、カム筒24には、その基端部内周面に
インターナルギア44が形成されており、このインター
ナルギア44に前記駆動ギア42が噛合されている。こ
のように構成された駆動機構によれば、カム筒駆動モー
タ38を駆動すると、駆動ギア42が回転し、その駆動
ギア42の回転がインターナルギア44に伝達されて、
カム筒24が回動する。
【0028】なお、カム筒駆動モータ38には、カム筒
24の回転量を検出する手段としてフォトインタラプタ
45(図5参照)が設けられている。このフォトインタ
ラプタ45は、カム筒駆動モータ38が駆動されると、
その出力軸の回転量に応じてカメラ本体の制御部にパル
ス信号を出力する。カメラ本体の制御部は、このフォト
インタラプタ45から出力されるパルスをカウントする
ことにより、カム筒24の回転量を算出する。
【0029】次に、撮影レンズ14の構成について説明
する。撮影レンズ14は、固定レンズ群46(請求項に
記載の1つのレンズ群に該当する)、変倍レンズ群4
8、リレーレンズ群50(請求項に記載の他の1つのレ
ンズ群に該当する)及びフォーカスレンズ群52の4群
型ズームレンズで構成されている。
【0030】固定レンズ群46は、第1レンズ枠54に
保持されている。この第1レンズ枠54の基端部外周に
は雄ネジ部54aが形成されている。一方、移動筒22
の先端内周部には雌ネジ部22aが形成されており、こ
の雌ネジ部22aに第1レンズ枠54の雄ネジ部54a
を螺合することにより、第1レンズ枠54が移動筒22
の先端部に取り付けられる。そして、このように第1レ
ンズ枠54が移動筒22に取り付けられることにより、
固定レンズ群46が移動筒22と一体的に移動する。
【0031】なお、固定レンズ群46が取り付けられた
移動筒22の先端部には、化粧リング55が取り付けら
れる。
【0032】変倍レンズ群48は、固定レンズ群46の
後段位置に配されており、第2レンズ枠56に保持され
ている。この第2レンズ枠56の基端部外周には、図6
に示されるように、3本の第2カムピン58、58、5
8が不等分間隔で配設されている。そして、各第2カム
ピン58、58、58は、それぞれ固定筒20に形成さ
れた3本の第2直進溝60、60、60に嵌合されてい
る。
【0033】ここで、この第2直進溝60、60、60
は、固定筒20の軸線に沿って形成されており、この第
2直進溝60、60、60に第2カムピン58、58、
58が嵌合されることにより、第2レンズ枠56が固定
筒20内を光軸に沿って移動自在に支持される。
【0034】また、この第2カムピン58、58、58
は、それぞれ固定筒20に形成された第2直進溝60、
60、60に嵌合されるとともに、カム筒24に形成さ
れた3本の第2カム溝34、34、34に嵌合されてい
る。これにより、カム筒24を回転させると、第2カム
溝34、34、34と第2直進溝60、60、60との
作用によって第2レンズ枠56が光軸に沿って前後移動
する。
【0035】このとき、第2カム溝34は、図8に示さ
れるように、その領域Cにおいて、第2レンズ枠56を
沈胴位置からワイド端位置にガイドし、領域Dでは、第
2レンズ枠56をワイド端位置からテレ端位置にガイド
する。
【0036】リレーレンズ群50は、変倍レンズ群48
の後段位置に配されており、第3レンズ枠62に保持さ
れている。この第3レンズ枠62の外周部には、図7に
示されるように、2つのガイド部材であるガイドブロッ
ク64、66と1本の第3カムピン68とが一体的に取
り付けられている。
【0037】2つのガイドブロック64、66は、それ
ぞれ筒状とU字状とに形成されており、筒状に形成され
たガイドブロック64は、固定筒20内に配設された第
1ガイド棒70に嵌合されている。一方、U字状に形成
されたガイドブロック66は、固定筒20内に配設され
た第2ガイド棒72に嵌合されている。
【0038】ここで、この第1ガイド棒70と第2ガイ
ド棒72とは、図2〜図4に示されるように、それぞれ
固定筒20の軸線と平行に配設されている。そして、そ
の基端部は、それぞれベース26の内側に固定されてお
り、先端部は、それぞれ移動筒22内に設けられた先端
支持機構104によって支持されている(なお、この先
端支持機構104の構成については後に詳述する。)。
ガイドブロック64、66は、この第1ガイド棒70と
第2ガイド棒72とに摺動自在に設けられており、これ
により、第3レンズ枠62が固定筒20内を光軸に沿っ
て移動自在に支持される。
【0039】一方、1本だけ配設された第3カムピン6
8は、図7に示されるように、固定筒20に形成された
第3直進溝74と、カム筒24に形成された第3カム溝
36とに嵌合されている。第3直進溝74は、固定筒2
0の軸線に沿って形成されており、これにより、カム筒
24を回転させると、第3カム溝36と第3直進溝74
との作用によって、第3レンズ枠62が前後移動する。
【0040】このとき、第3カム溝36は、図8に示さ
れるように、その領域Eにおいて、第3レンズ枠62を
沈胴位置から撮影位置にガイドし、領域Fでは、第3レ
ンズ枠62が繰出位置で停止されるようにガイドする。
【0041】フォーカスレンズ群52は、リレーレンズ
群50の後段位置に配されており、第4レンズ枠76に
保持されている。この第4レンズ枠76の外周部には、
図7に示されるように、2つのガイドブロック78、8
0が一体的に取り付けられている。
【0042】2つのガイドブロック78、80は、それ
ぞれ筒状とU字状とに形成されており、筒状に形成され
たガイドブロック78は、固定筒20内に配設された第
3ガイド棒82に嵌合されている。一方、U字状に形成
されたガイドブロック80は、固定筒20内に配設され
た第2ガイド棒72に嵌合されている。
【0043】ここで、このU字状のガイドブロック80
が嵌合された第2ガイド棒72は、上述した第3レンズ
枠62をガイドするガイド棒と同じものである。すなわ
ち、第3レンズ枠62と第4レンズ枠76とは、共に1
本のガイド棒を共用している。このように、ガイド棒を
共用することにより、固定筒20内に有効スペースを形
成することができるようになり、これにより固定筒20
内にモータ等の配置が可能になる。
【0044】一方、筒状のガイドブロック78が嵌合さ
れた第3ガイド棒82は、ガイドブロック78のみで使
用する。この第3ガイド棒82は、固定筒20の軸線に
沿って配設されており、その基端部はベース26の内側
に固定されている。また、その先端部は、第1ガイド棒
70及び第2ガイド棒72と同様に先端支持機構104
に支持されている。
【0045】以上のように、ガイドブロック78、80
は、それぞれ第3ガイド棒82と第2ガイド棒72とに
摺動自在に設けられ、これにより第4レンズ枠76が固
定筒20内を光軸に沿って移動自在に支持される。
【0046】ところで、レンズ装置2は、この第4レン
ズ枠76を光軸に沿って移動させることによりピント合
わせを行うが、この第4レンズ枠76の駆動は、次のフ
ォーカスレンズ駆動ユニット84によって行われる。
【0047】図4〜図7に示されるように、固定筒20
内には、光軸に沿ってリードスクリュー86が配設され
ている。このリードスクリュー86は、ベース26の内
側に固定されたブラケット88によって、両端部が回動
自在に支持されている。また、リードスクリュー86の
近傍には、リードスクリュー86に沿ってガイドロッド
90が配設されており、その両端部はブラケット88に
固定されている。
【0048】ガイドロッド90には、スライド駒92が
摺動自在に支持されている。このスライド駒92はナッ
ト部94を有しており、ナット部94はリードスクリュ
ー86に螺合されている。したがって、リードスクリュ
ー86を回転させると、スライド駒92が、そのリード
スクリュー86の回転量に応じて前後移動する。
【0049】リードスクリュー86の先端部には従動ギ
ア96が固着されている。この従動ギア96は駆動ギア
98に噛合されており、駆動ギア98はフォーカスレン
ズ駆動モータ100の出力軸に固着されている。フォー
カスレンズ駆動モータ100はブラケット88に固定さ
れている。このフォーカスレンズ駆動モータ100を駆
動すると、駆動ギア98が回転し、この駆動ギア98の
回転が従動ギア96に伝達されて、リードスクリュー8
6が回転する。そして、このリードスクリュー86が回
転することにより、スライド駒92がガイドロッド90
に沿って移動する。
【0050】第4レンズ枠76は、このスライド駒92
にスプリング102を介して連結されている。したがっ
て、このスライド駒92を移動させることにより、第4
レンズ枠76を移動させることができる。すなわち、ス
ライド駒92を後方に移動させれば、第4レンズ枠76
はスプリング102に引張されて後方に移動し、逆にス
ライド駒92を前方に移動させれば、第4レンズ枠76
はスライド駒92に押圧されて前方に移動する。この
際、第4レンズ枠76は、その後端面に突出して形成さ
れた突起部76aに当接してスライド駒92に押圧され
る。
【0051】このように、第4レンズ枠76は、フォー
カスレンズ駆動モータ100を駆動して、スライド駒9
2を前後移動させることにより、光軸に沿って前後移動
する。この際、第4レンズ枠76とスライド駒92とを
スプリング102で連結して第4レンズ枠76を移動さ
せることにより、ナット部94とリードスクリュー86
との間のバックラッシュを除去した状態で第4レンズ枠
76を移動させることができる。これにより、正確に第
4レンズ枠76を移動させることができる。
【0052】なお、以上のように構成されたフォーカス
レンズ駆動ユニット84への電源の供給、駆動信号等の
送信は、図5に示されるように、フォーカスレンズ駆動
ユニット用フレキシブル基盤103を介して行われる。
【0053】撮影レンズ14は、以上のように構成され
る。すなわち、固定レンズ群46、変倍レンズ群48、
リレーレンズ群50及びフォーカスレンズ群52の4群
で構成される。そして、このうち固定レンズ群46と変
倍レンズ群48のみが、いわゆる3本宙吊りで支持さ
れ、残りのレンズ群、すなわちリレーレンズ群50とフ
ォーカスレンズ群52とが、それぞれガイド棒によって
支持される。
【0054】ところで、上述したようにリレーレンズ群
50とフォーカスレンズ群52とは、それぞれ第1ガイ
ド棒70、第2ガイド棒72及び第3ガイド棒82によ
って支持されるが、これらのガイド棒は、それぞれその
先端部が先端支持機構104によって支持される。この
先端支持機構104は次のように構成されている。
【0055】図2〜図5に示されるように、先端支持機
構104は、主として中間枠106と押さえ環108と
から構成されている。
【0056】中間枠106は筒状に形成されており、移
動筒22の内周部に嵌入されて摺動自在に支持されてい
る。この中間枠106の基端部内周には、3つの先端支
持部110、110、110が、それぞれ所定の位置、
すなわち各ガイド棒の配設位置に対応した位置に形成さ
れている。この先端支持部110は、ガイド棒とほぼ同
径の孔110aが光軸に沿って形成されており、この孔
110aに各ガイド棒の先端を嵌入することにより、各
ガイド棒の先端部が支持される。
【0057】一方、押さえ環108は、環状に形成され
ており、移動筒22の基端部内周に一体的に固定されて
いる。中間枠106は、移動筒22内を摺動自在に支持
されるが、この押さえ環108によって後方への移動が
規制される。
【0058】また、この押さえ環108の内周部には一
対のスプリング掛け108a、108aが突出して形成
されており、中間枠106の内周部にも同様に一対のス
プリング掛け106a、106aが突出して形成されて
いる。各スプリング掛け106a、108aには、それ
ぞれスプリング112が掛け渡されており、これによ
り、移動筒22内を摺動自在に支持された中間枠106
が後方に付勢される。
【0059】以上のように構成された先端支持機構10
4の作用は、次のとおりである。
【0060】繰出状態において、中間枠106は、図
3、図4に示されるように、移動筒22の基端部に位置
する。これは、スプリング112によって中間枠106
が後方に付勢されるからであり、この状態において各ガ
イド棒は、その先端部が各先端支持部110の孔110
aに嵌入されて支持される。
【0061】移動筒22が沈胴すると、中間枠106も
スプリング112に引かれて後方に移動するが、図2に
示されるように、中間枠106は移動筒22内を摺動自
在に支持されているため、先端支持部110がガイドブ
ロック64と接触すると、スプリング112の付勢力に
抗して前方に退避する。これにより、中間枠106がガ
イドブロック64と接触して、移動筒22が固定筒20
内に収納できなくなるのを防止できる。
【0062】このように、基端部が固定された各ガイド
棒の先端部を先端支持機構104で支持することによ
り、振動等の影響を受けずに安定してレンズ枠をガイド
できるようになる。
【0063】なお、中間枠106の内周部には、上述し
た一対のスプリング掛け108a、108aの他に図示
しない一対のスプリング掛けが形成されている。このス
プリング掛けには、図5に示されるように、スプリング
113、113の一端が掛けられる。そして、このスプ
リング113、113の他端は、第2レンズ枠56に形
成された図示しない一対のスプリング掛けに掛けられ
る。これにより、中間枠106と第2レンズ枠56とが
スプリング113、113によって常に互いに近づく方
向に付勢される。そして、このように中間枠106と第
2レンズ枠56とを付勢することにより、移動筒22と
第2レンズ枠56との移動に伴い生じるガタを除去する
ことができる。
【0064】すなわち、移動筒22と第2レンズ枠56
とは、共にカムピンによる3点宙吊りにより支持される
が、カムピンが嵌入されたカム溝とカムピンとの間には
隙間があり、これにより移動時、特に方向転換時にガタ
が生じる。しかし、上記のように中間枠106と第2レ
ンズ枠56とを付勢することにより、カムピンがカム溝
の内壁面を常に押圧することになり、この結果、移動に
伴うガタが除去され、精度よくレンズ枠をガイドするこ
とができる。
【0065】次に、絞りシャッターユニット16の構成
について説明する。絞りシャッターユニット16は、図
2〜図4に示されるように、変倍レンズ群48とリレー
レンズ群50との間に配置されており、第3レンズ枠6
2に固定されている。この絞りシャッターユニット16
は、図示しない絞りとシャッターとを備えている。絞り
は絞り用モータ114(図6参照)に駆動されて、その
開口量が調節され、また、シャッターはシャッター用モ
ータ116(図6参照)に駆動されて開閉される。
【0066】絞り用モータ114とシャッター用モータ
116は、共に絞りシャッターユニット16に備えられ
ており、カメラ本体の制御部から出力される駆動信号に
基づいて動作される。すなわち、カメラ本体の制御部か
ら出力される駆動信号に基づいて、所定の絞り値、シャ
ッタースピードとなるように、絞りとシャッターとを駆
動する。
【0067】なお、この絞りシャッターユニット16へ
の電源の供給、駆動信号等の送信は、図5に示されるよ
うに、絞りシャッターユニット用フレキシブル基盤12
2を介して行われる。
【0068】また、図7に示されるように、第3レンズ
枠62の外周部には、この絞りシャッターユニット用フ
レキシブル基盤122が挿通される挿通孔118が形成
されており、この挿通孔118に絞りシャッターユニッ
ト用フレキシブル基盤122が挿通されることにより、
第3レンズ枠62の移動時に絞りシャッターユニット用
フレキシブル基盤122が固定筒20内で暴れるのを防
止できる。
【0069】次に、CCDユニット18の構成について
説明する。CCDユニット18は、図2〜図4に示され
るように、フォーカスレンズ群52の後段に配されてお
り、ベース26の中央部に形成された開口部120に嵌
め込まれている。撮影レンズ14に入射した光は、この
CCDユニット18によって画像信号に変換され、メイ
ン基盤124(図5参照)を介してカメラ本体側へと出
力される。
【0070】前記のごとく構成されたレンズ装置2は、
固定筒20の基端部に取り付けられたベース26をカメ
ラ本体に固定することによりカメラ本体に取り付けられ
る。この際、レンズ装置2は、その先端部がカメラ本体
の表面から突出することなく、ほとんどがカメラ本体内
に入り込んだ状態で取り付けられる。そして、その取り
付けられたカメラ本体の制御部から出力される駆動信号
に基づいてモータ等の各駆動機器が駆動される。
【0071】前記のごとく構成された本実施の形態のレ
ンズ装置2の作用は次のとおりである。
【0072】図2に示されるように、不使用時におい
て、移動筒22は固定筒20内に収納された状態にあ
る。すなわち、沈胴状態にある。
【0073】この状態からカメラ本体が撮影スタンバイ
状態にセットされると、カム筒駆動モータ38(図7参
照)が駆動され、カム筒24が所定量回転する。これに
より、図3に示されるように、移動筒22が固定筒20
から繰り出されて繰出位置に位置する。また、この移動
筒22の繰り出しとともに第2レンズ枠56と第3レン
ズ枠62とが、それぞれ前方に所定量移動して停止す
る。これにより、変倍レンズ群48がワイド端に位置す
るとともに、リレーレンズ群50が撮影位置に位置す
る。
【0074】また、カム筒駆動モータ38の駆動ととも
にフォーカスレンズ駆動モータ100が駆動され、第4
レンズ枠76が所定量前進して停止する。これにより、
フォーカスレンズ群52が所定のフォームポジションに
位置する。
【0075】以上により、レンズ装置2は、撮影レンズ
14の変倍がワイド端となった状態で撮影スタンバイ状
態となる。なお、変倍レンズ群48がワイド端に位置し
たことは、次の検出機構によって検出する。
【0076】図5に示されるように、ベース26の内側
には、取付板126を介してフォトリフレクタ128が
取り付けられている。また、カム筒24の内周面には、
所定の位置に反射板130が取り付けられている。ま
た、固定筒20の外周面上には、フォトリフレクタ12
8の設置箇所に対応して開口部132が形成されてい
る。フォトリフレクタ128は、この開口部132に反
射板130が位置するとON状態となる。したがって、
変倍レンズ群48がワイド端に位置したときに、反射板
130が開口部132に位置するように反射板130を
取り付ければ、変倍レンズ群48がワイド端に位置した
ことを検出できる。
【0077】また、フォーカスレンズ群52がフォーム
ポジションに位置したことは、次の検出機構によって検
出する。
【0078】図5に示されるように、ベース26の内側
には、取付板134を介してフォトインタラプタ136
が取り付けられている。また、第4レンズ枠76には、
図示しない被検出子が取り付けられている。この被検出
子がフォトインタラプタ136の設置位置に位置する
と、フォトインタラプタ136がON状態となる。した
がって、フォーカスレンズ群52がフォームポジション
に位置したときに、被検出子がフォトインタラプタ13
6の設置位置に位置するようにフォトインタラプタ13
6及び被検出子を取り付ければ、フォーカスレンズ群5
2が所定のフォームポジションに位置したことを検出で
きる。
【0079】なお、上述したフォトインタラプタ45、
136及びフォトリフレクタ128への電源の供給及び
パルス信号の出力等は、センサ用フレキシブル基盤13
8を介して行われる。
【0080】以上のようにしてレンズ装置2は撮影スタ
ンバイ状態となるが、この撮影スタンバイ状態となった
レンズ装置2に対して、カメラ本体に設けられたズーム
スイッチ(不図示)がテレ側に操作されると、変倍レン
ズ群48がテレ端方向に移動して、撮影倍率がテレ側に
変更される。
【0081】すなわち、カメラ本体に設けられたズーム
スイッチ(不図示)がテレ側に操作されると、カム筒駆
動モータ38(図7参照)が駆動されて、カム筒24が
繰り出し時と同じ方向に回転し、この結果、変倍レンズ
群48がテレ端方向に移動して、撮影倍率がテレ側に変
更される。図4は、撮影レンズ14の変倍がテレ端とな
った状態が示されており、変倍レンズ群48は、この図
4に示されるテレ端の位置と図3に示されるワイド端の
位置との間を移動して、撮影レンズ14の撮影倍率を変
更する。
【0082】なお、この撮影レンズ14の変倍動作時に
おいて、固定レンズ群46及びリレーレンズ群50は一
定位置に固定され、変倍レンズ群48のみが移動する。
【0083】また、移動した変倍レンズ群48の位置
は、カム筒24の回転量から検出することができる。す
なわち、変倍レンズ群48は、カム筒24の回転量に比
例して移動するので、変倍レンズ群48がワイド端に位
置した状態からのカム筒24の回転量を検出すれば、変
倍レンズ群48の位置を検出することができる。そし
て、この変倍レンズ群48の位置に基づいて撮影倍率を
知ることができる。
【0084】なお、カム筒24の回転量は、上述したよ
うにカム筒駆動モータ38の回転量に応じてフォトイン
タラプタ45から出力されるパルス数に基づいて算出す
ることができる。
【0085】以上のようにして、撮影レンズ14が所望
の撮影倍率に設定されると、撮影準備が完了する。そし
て、この状態から撮影者がカメラ本体のシャッターボタ
ンを押すと、被写体までの測距情報に基づいてフォーカ
シングがなされる。すなわち、フォーカスレンズ駆動モ
ータ100が駆動され、フォーカスレンズ群52がフォ
ームポジションから所定の合焦位置に移動する。そし
て、被写体の露出情報に基づいて、絞り用モータ114
(図6参照)とシャッター用モータ116とが駆動さ
れ、所定の絞り値、所定のシャッタースピードでシャッ
ターが切られて撮影がなされる。撮影が終了すると、再
びフォーカスレンズ駆動モータ100が駆動され、フォ
ーカスレンズ群52が元のフォームポジションに移動す
る。
【0086】一方、撮影が終了し、カメラ本体の電源が
切られると、移動筒22は沈胴するが、この際、移動筒
22及び各レンズ群は、次のように沈胴する。
【0087】まず、フォーカスレンズ駆動モータ100
が駆動され、第4レンズ枠76が後方(右方)に向かっ
て移動する。このフォーカスレンズ群52が所定位置ま
で退避すると、続いてカム筒駆動モータ38が駆動さ
れ、移動筒22、第2レンズ枠56及び第3レンズ枠6
2が後方(右方)に移動する。これにより、図2に示さ
れるように、移動筒22が固定筒20内に収納されて沈
胴される。
【0088】なお、このように初めにフォーカスレンズ
群52を所定位置まで退避させてから、残りのレンズ群
を退避させるようにしているのは、各レンズ群を同時に
退避させることにより、リレーレンズ群50がフォーカ
スレンズ群52に接触するのを防止するためである。し
たがって、カム筒駆動モータ38は、フォーカスレンズ
群52がリレーレンズ群50に接触しない位置まで退避
してから駆動されるように設定される。
【0089】このように、本実施の形態のレンズ装置2
は、撮影時にのみ移動筒22が固定筒20から繰り出さ
れて撮影が行われる。
【0090】ところで、本実施の形態のレンズ装置2
は、撮影時に各レンズ群が、それぞれ所定の位置に移動
して撮影が行われるが、この各レンズ群の移動時におい
て、本実施の形態のレンズ装置2では、2つのレンズ
群、すなわち固定レンズ群46と変倍レンズ群48のみ
が3本宙吊りで支持されて移動し、残りのレンズ群、す
なわちリレーレンズ群50とフォーカスレンズ群52と
はガイド棒によって支持されて移動する。
【0091】このように、複数のレンズ群が移動するレ
ンズ装置において、2つのレンズ群のみを3本中吊りで
支持し、残りのレンズ群を3本宙吊りに比べて動作空間
の少ないガイド棒で支持することにより、レンズ鏡筒1
2内に占めるレンズ枠の動作空間の率を低減できる。こ
の結果、本実施の形態のレンズ装置2のように、モータ
等の機器をレンズ鏡筒12内に収納できるようになり、
レンズ装置全体をコンパクト化することができる。
【0092】また、本実施の形態のように、ガイド棒を
共用することにより、レンズ鏡筒12内の有効スペース
を更に拡げることができる。
【0093】また、本実施の形態では、レンズ群をガイ
ド棒で支持するに際して、ガイド棒の両端を支持した状
態で各レンズ群をガイドしているため、安定した状態で
レンズ群をガイドすることができる。
【0094】ただし、たとえば、このような複数のレン
ズ群が移動するレンズ装置において、1つのレンズ群の
みを3本中吊りで支持し、残りのレンズ群を3本宙吊り
に比べて動作空間の少ないガイド棒で支持する構成であ
っても、高倍のズームが達成でき、かつ、レンズ鏡筒1
2内に占めるレンズ枠の動作空間の率を低減できるので
あればかまわない。
【0095】なお、本実施の形態では、4群構成のズー
ムレンズに本発明を適用した例で説明したが、これに限
定されるものではなく、複数のレンズ群から構成される
レンズ装置すべてに適用できる。
【0096】また、本実施の形態では、4群構成のズー
ムレンズにおいて、第1群と第2群のレンズ群を3本宙
吊りで支持するようにしたが、3本宙吊りするレンズ群
の位置は、これに限定されるものではない。例えば、第
1群と第3群のレンズ群を3本宙吊りで支持するように
構成してもよい。
【0097】なお、この場合、レンズ群の直径に応じて
3本宙吊りで支持するか、ガイド棒で支持するかを選択
することが好ましい。すなわち、直径の大きい2つのレ
ンズ群を3本宙吊りで支持し、残りのレンズ群をガイド
棒で支持する。これにより、各レンズ群を安定して動作
させることができる。
【0098】また、本実施の形態では、本発明を電子ス
チルカメラに適用した例で説明したが、これに限定され
るものではなく、銀塩カメラにも適用できる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るレン
ズ装置によれば、固定筒の筒体に形成された3本の1つ
のレンズ群用直進溝の円周方向における直進溝同士の間
隔は等分となっていない。そして、最大の間隔を有する
直進溝同士の間隔の部分に他の1つのレンズ群用直進溝
が形成されている。すなわち、これら固定筒に形成され
た各直進溝に対応するカム筒に形成された各カム溝も同
様に配置できる。このような配置のカム溝とすれば、従
来よりもカム筒の表面を有効に利用でき、これにより、
ズームの高倍率化とレンズ装置のコンパクト化を同時に
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子スチルカメラの外観構成を示す斜視図(レ
ンズ繰出時)
【図2】レンズ装置の構成を示す側断面図(沈胴状態)
【図3】レンズ装置の構成を示す側断面図(繰出状態
(ワイド端))
【図4】レンズ装置の構成を示す側断面図(繰出状態
(テレ端))
【図5】図2に示したレンズ装置のA−A断面図
【図6】図2に示したレンズ装置のB−B断面図
【図7】レンズ装置の分解斜視図
【図8】カム筒の内周面を示した展開図
【符号の説明】
1…電子スチルカメラ、2…レンズ装置、12…レンズ
鏡筒、14…撮影レンズ、16…絞りシャッターユニッ
ト、18…CCDユニット、20…固定筒、22…移動
筒、24…カム筒、26…ベース、28…第1カムピ
ン、30…第1直進溝、32…第1カム溝、34…第2
カム溝、36…第3カム溝、38…カム筒駆動モータ、
40…ギアボックス、42…駆動ギア、44…インター
ナルギア、45…フォトインタラプタ、46…固定レン
ズ群、48…変倍レンズ群、50…リレーレンズ群、5
2…フォーカスレンズ群、54…第1レンズ枠、56…
第2レンズ枠、58…第2カムピン、60…第2直進
溝、62…第3レンズ枠、64…ガイドブロック(ガイ
ド部材)、66…ガイドブロック(ガイド部材)、68
…第3カムピン、70…第1ガイド棒、72…第2ガイ
ド棒、74…第3直進溝、76…第4レンズ枠、78…
ガイドブロック、80…ガイドブロック、82…第3ガ
イド棒、84…フォーカスレンズ駆動ユニット、86…
リードスクリュー、88…ブラケット、90…ガイドロ
ッド、92…スライド駒、94…ナット部、96…従動
ギア、98…駆動ギア、100…フォーカスレンズ駆動
モータ、102…スプリング、103…フォーカスレン
ズ駆動ユニット用フレキシブル基盤、104…先端支持
機構、106…中間枠、108…押さえ環、110…先
端支持部、112…スプリング、114…絞り用モー
タ、116…シャッター用モータ、118…挿通孔、1
20…開口部、122…絞りシャッターユニット用フレ
キシブル基盤、124…メイン基盤、128…フォトリ
フレクタ、130…反射板、132…開口部、136…
フォトインタラプタ、138…センサ用フレキシブル基

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体内を複数のレンズ群が光軸に沿って
    移動可能に保持されたレンズ装置において、 前記筒体には、前記複数のレンズ群のうち少なくとも1
    つのレンズ群の枠体を光軸に沿って移動自在にガイドす
    る3本の溝が形成されるとともに、該3本の溝同士の間
    隔は不等分となっており、 該3本の溝同士の間隔のうち最大の間隔を有する部分に
    は、前記複数のレンズ群のうち他のレンズ群の枠体を光
    軸に沿って移動自在にガイドする1本の溝が形成されて
    いることを特徴とするレンズ装置。
  2. 【請求項2】 固定筒と移動筒とを有する筒体内を複数
    のレンズ群が光軸に沿って移動可能に保持されたレンズ
    装置において、 前記複数のレンズ群のうち少なくとも1つのレンズ群の
    レンズ枠は、その外周部に設けられた3本のピンを固定
    筒の筒体に形成された3本の1つのレンズ群用直進溝に
    係合させて移動自在に保持され、 少なくとも他の1つのレンズ群のレンズ枠は、その外周
    部に設けられた少なくとも2つのガイド部材を筒体内に
    配設された少なくとも2本のガイド棒に係合させるとと
    もに、外周部に設けられた1本のピンを固定筒の筒体に
    形成された1本の他の1つのレンズ群用直進溝に係合さ
    せて移動自在に保持されており、 前記固定筒の筒体に形成された前記3本の1つのレンズ
    群用直進溝の円周方向における該直進溝同士の間隔は不
    等分となっており、かつ、最大の間隔を有する直進溝同
    士の間隔の部分に前記他の1つのレンズ群用直進溝が形
    成されていることを特徴とするレンズ装置。
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