JP2009048117A - レンズ鏡枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐衝撃性が改善されたレンズ鏡枠を提供すること。
【解決手段】レンズ鏡枠1は、外周に円周方向に形成された溝を光軸方向に複数並べた形状の第一の溝群4fを有した筒状の枠部材であって、弾性変形可能な移動枠4と、移動枠4の外周に遊嵌し、内周に円周方向に形成された溝を上記第一の溝群4fに重畳可能なように光軸方向に複数並べた形状の第二の溝群3fを有した筒状の枠部材であって、通常動作中には上記第一の溝群4fと上記該第二の溝群3fとは干渉せず、移動枠4と相対移動可能であって、弾性変形可能な回転枠3とを有し、レンズ鏡枠1に掛かる外力により少なくとも移動枠4と回転枠3の一方が変形して第一の溝群4fと第二の溝群3fとが干渉し、移動枠4と回転枠3の相対的な光軸方向のズレが防止される。
【選択図】図2

Description

本発明は、相対移動可能な枠部材を有するレンズ鏡枠の構造に関する。
従来のレンズ鏡枠において、円周溝と該円周溝に摺動可能に結合する突起部とからなるバヨネット結合された一対の枠部材として、レンズ鏡枠の固定枠に支持される回転枠と移動枠を備えたものがある。上記回転枠は、レンズ鏡枠の駆動部により回転駆動され、その回転動作に伴ってレンズ光軸方向にも進退移動する。上記移動枠は、上記回転枠に対して上記バヨネット結合されているので、上記固定枠に固定規制された状態で上記回転枠とともにレンズ光軸方向に進退移動する。また、別の例として相対移動する2つの枠に設けられたカム溝とカムフォロアによってレンズ光軸方向に相対移動するものもある。
近年のカメラの小型化、薄型化の要求からレンズ鏡枠のコンパクト化が求められ、特に沈胴状態におけるレンズ光軸方向の占有寸法をより短縮することが求められている。上述した従来のレンズ鏡枠が落下等による衝撃力を受けた場合、例えば、上記バヨネット結合部の上記突起部と上記円周溝間、カム溝とカムフォロアの間にもその衝撃力が作用し、該結合部が外れたり、破損する可能性がある。耐衝撃性を維持するためには、該バヨネット結合部の上記突起部のレンズ光軸方向の厚みを厚くしたり、カム機構の結合部の係かり量を多くする必要があった。そのことがレンズ鏡枠の薄型化やコンパクト化の1つの支障となっていた。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、耐衝撃性を改善したレンズ鏡枠を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載のレンズ鏡枠は、外周に円周方向に形成された溝を光軸方向に複数並べた形状の第一の溝群を有した筒状の枠部材であって、弾性変形可能な第一の枠部材と、上記第一の枠部材の外周に遊嵌し、内周に円周方向に形成された溝を上記第一の溝群に重畳可能なように光軸方向に複数並べた形状の第二の溝群を有した筒状の枠部材であって、通常動作状態では上記第一の溝群と上記該第二の溝群とは干渉せず、上記第一の枠部材と相対移動可能であって、弾性変形可能な第二の枠部材と、を有し、レンズ鏡枠に掛かる外力により少なくとも上記第一の枠部材と上記第二の枠部材の一方が変形して上記第一の溝群と第二の溝群とが干渉し、第一の枠部材と第二の枠部材の相対的な光軸方向のズレを防止する。
本発明の請求項2に記載のレンズ鏡枠は、外周に円周方向に形成された溝部と突部を交互に光軸方向に複数並べた形状の第一の溝群を有した筒状の枠部材であって、弾性変形可能な第一の枠部材と、上記第一の枠部材の外周に遊嵌し、内周に円周方向に形成された溝と突部を、上記第一の溝群に重畳可能なように交互に光軸方向に複数並べた形状の第二の溝群を有した筒状の枠部材であって、通常動作中には上記第一の溝群と上記該第二の溝群とは干渉せず上記第一の枠部材と相対移動可能であって、弾性変形可能な第二の枠部材と、を有し、上記レンズ鏡枠に掛かる外力により少なくとも上記第一の枠部材と上記第二の枠部材の一方が変形し、上記第一の溝群と第二の溝群とが干渉し、第一の枠部材と第二の枠部材の相対的な光軸方向のズレを防止する。
本発明の請求項3に記載のレンズ鏡枠は、請求項2記載のレンズ鏡枠において、上記突部は、該突部の先端が尖っている。
本発明の請求項4に記載のレンズ鏡枠は、請求項1、または、2に記載のレンズ鏡枠において、上記第一の溝群と上記第二の溝群は、光軸方向に同一ピッチで形成されている。
本発明の請求項5に記載のレンズ鏡枠は、請求項1、または、2に記載のレンズ鏡枠において、上記第一の溝群と上記第二の溝群は、光軸方向に互いに異なるピッチで形成されている。
本発明によれば、耐衝撃性が改善されたレンズ鏡枠を提供することができる。
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態のレンズ鏡枠の分解斜視図である。図2は、上記レンズ鏡枠の撮影状態(ワイド状態)における光軸に沿った要部断面図である。図3,4は、上記レンズ鏡枠の回転枠と移動枠の嵌合部分(第一,二の溝群部まわりを含む)の光軸に沿った拡大断面図であって、図3は、通常動作状態における断面を示し、図4は、上記レンズ鏡枠が光軸前方からの衝撃力を受け、移動枠側が変形したときの状態での断面を示す。但し、第一,二の溝群の形状は拡大表示されている。
なお、以下の説明において、上記撮影レンズの光軸をOで示し、、該レンズ光軸Oの被写体側を前方(各鏡枠の繰り出し方向)、結像側を後方(各鏡枠の繰り込み方向)とする。また、各部材の回転方向は、前方側から見た回転方向で示す。
本実施形態のレンズ鏡枠1は、光軸O方向に鏡枠部材が突出した撮影可能な突出状態(ワイド,テレ間)と上記鏡枠部材が収納された沈胴状態とに切り換え可能な沈胴式レンズ鏡枠である。
レンズ鏡枠1は、図1,2に示すように固定枠2と、固定枠2に支持される鏡枠部材であって、ズーミング時や沈胴駆動時に回転、進退駆動される第二の枠部材である回転枠3と、回転規制状態で回転枠3とともに進退する第一の枠部材である移動枠4と、回転枠3と共に回転し、さらに、進退移動するカム枠5と、回転規制状態でカム枠5とともに進退する直進ガイド枠6と、回転規制状態で回転枠3により進退駆動される三群ユニット15と、回転規制状態でカム枠5によりそれぞれ進退駆動される二群枠11および一群枠12と、フォーカシング時や沈胴駆動時に進退駆動される四群枠13と、撮影レンズ群として光軸O前方側から順次配され、一群枠12、二群枠11、三群枠10、四群枠13にそれぞれ保持される一群レンズ21と、二群レンズ22と、三群レンズ23と、フォーカシングレンズである四群レンズ24とを有している。なお、上記各枠部材の上記進退駆動方向は、光軸O方向に沿った方向とする。
固定枠2は、筒状の部材であり、内周部に光軸Oに対して傾斜した傾斜カム溝部と円周に沿った円周カム溝部とが連接されてなるカム溝2aと、光軸Oに沿った直進溝2bとが設けられている。また、この固定枠2には外周部に撮影レンズのズーミング駆動を行うためのズームモータ、ギヤ列およびロングギヤ19を含むズーミングユニット17と、撮影レンズのフォーカシング駆動を行うためのフォーカスモータ、ギヤ列、送りねじおよびガイド軸を含むフォーカシングユニット18とが配されている。
なお、ロングギヤ19は、光軸Oと平行な方向に沿って固定枠2の内周部に露呈した状態で支持されている。
回転枠3は、固定枠2の内周部に回動進退可能に嵌入する弾性変形可能な筒状の部材であり、外周後方部に固定枠2のカム溝2aに摺動可能に嵌入するカムフォロア3aと、ロングギヤ35と噛合するギヤ部3bとが設けられている。内周部には光軸Oに方向に対し傾斜した三群用カム溝3dと、光軸O方向に沿ったカム枠用直進溝3cと、内周後端部に突部3eと、内周面の円周方向に沿った第二の溝群3fとが設けられている。
この回転枠3は、カムフォロア3aが固定枠2のカム溝2aに摺動可能に嵌入した状態で支持されており、ロングギヤ19によりギヤ部3bを介して回転駆動され、沈胴位置から撮影可能なワイド位置まで繰り出され、その後、テレ位置まで光軸O方向に進退することなく回転駆動される。
移動枠4は、回転枠3の内周部に遊嵌状態で相対回転可能に嵌入する弾性変形可能な筒部材であり、固定枠2によって回転規制された状態で進退移動が可能である。この移動枠4の後端外周部に固定枠2の直進溝2bに嵌入するガイド突起部4aが設けられ、さらに、内外周を貫通する溝部として、光軸O方向に対して傾斜し、かつ、対向する溝面がラジアル方向に傾斜したカム枠用カム溝4cおよび直進状の直進溝4b,4dと、外周後方部に円周溝4eと、外周部に円周方向に沿った第一の溝群4fが設けられている。なお、第一の溝群4fと回転枠3側の第二の溝群3fとは、内外周部にて互いに相対しており、かつ、極めて狭い隙間(遊嵌)をもって配されている。
この移動枠4は、回転枠3の内周部に突部3eを円周溝4eに嵌入させた状態で係合させることにより回転枠3に対して相対回転が可能で光軸O方向に一体移動する状態で結合(バヨネット結合)される。
図3に示すように回転枠3の第二の溝群3fは、周方向に沿った光軸O方向の微小ピッチP1 を有する縞状の複数の突部3faと溝部3fbからなる溝群であり、突部3faは、先端が尖った形状を有している。一方、移動枠4の第一の溝群4fは、周方向に沿った光軸O方向の微小ピッチP2 を有する縞状の複数の突部4faと溝部4fbからなる溝群であり、突部4faは、先端が尖った形状を有している。ピッチP1 とP2 とは本実施形態の場合、等しいものとするが、異なっていても同様の効果を奏する。
回転枠3と移動枠4とは、通常の動作状態では、上述したよう遊嵌状態にあり、また、突部3faと突部4faとは、図3に示すように径方向に僅かな隙間をもって位置している。しかし、後述するようにレンズ鏡枠1が外力を受けて移動枠4が外周方向に膨らんだ場合(歪んだ場合)、若しくは、回転枠3が径方向に歪んだ場合、第一の溝群4fと第二の溝群3fとは、図4に示すように互いに噛み合う状態になるか(重畳状態)、あるいは、互いに強く接触する状態になる。
移動枠4は、第一の溝群4fと第二の溝群3fとが噛み合うことにより回転枠3に対して光軸O方向の移動が阻止される状態になる。また、上記外力を受けた場合、必ずしも溝群が上述のように噛み合った状態にならなくとも上述した変形により第一の溝群4fと第二の溝群3fが互いに接触することにより大きな摩擦力が生じて突部3fa,4faの摩滅により衝撃エネルギを吸収し、移動枠4と回転枠3との光軸O方向の相対移動を阻止する場合もある。これらの突部3fa,4faの摩滅は、レンズ鏡筒1の動作には何らの支障も与えない。
カム枠5は、移動枠4の内周部に嵌合する弾性変形可能な筒状の部材であり、カム枠5の外周後方部にはカムフォロア31が設けられ、さらに、内周部には光軸Oに方向に対して傾斜し、かつ、対向する溝面がラジアル方向に傾斜した二群用カム溝5aおよび一群用カム溝5bと、前端部に円周溝5cと設けられている。
このカム枠5は、カムフォロア31が移動枠4のカム溝4cを摺動可能に係合した状態で貫通し、さらに、カムフォロア31の先端部が回転枠3の直進溝3cに嵌入した状態で支持されている。そして、カム枠5は、回転枠3と共に回動し、かつ、移動枠4によって光軸O方向に相対的に進退駆動される。
直進ガイド枠6は、筒部材であって、後端外周部に移動枠4の直進溝4bに嵌入するガイド突起部6aが設けられ、さらに、内外周を貫通する光軸O方向に沿った二群用直進溝6bと、外周部に光軸O方向に沿った有底の一群用直進溝6cと、前端外周部には突起部6dが設けられている。
直進ガイド枠6は、移動枠4の直進溝4bにより回転規制された状態でカム枠5の内周部に嵌入する一群枠12の内周部に嵌入して支持される。そして、カム枠5の円周溝5cに突起部6dを嵌入させることによりカム枠5に対して相対回転が可能で、かつ、光軸O方向には一体移動する状態で結合(バヨネット結合)される。
二群枠11は、筒状部材であって、直進ガイド枠6の内周部に嵌入されて支持される。二群枠11の前面開口部に二群レンズ22が保持されており、外周部にはガイド突部11aと、該突部から外方に突出し、ラジアル方向にテーパ形状のカムフォロア33が設けられている。
ガイド突部11aは、直進ガイド枠6の直進溝6bに嵌入し、カムフォロア33は、直進溝6bを貫通してカム枠5のカム溝5aに摺動可能に嵌入する。したがって、二群枠11は、直進ガイド枠6により回転規制された状態でカム枠5によりカムフォロア33を介して進退駆動される。
一群枠12は、筒状部材であり、直進ガイド枠6の外周部とカム枠5の内周部に嵌入して支持される。そして、前面開口部にレンズ保持枠20を介して一群レンズ21が保持され、さらに、一群レンズ21の前面を開閉可能なレンズバリア(図示せず)が配されている。この一群枠12の後端の外周部には突出したカムフォロア34が配されている。
カムフォロア34は、直進ガイド枠6の外周に位置してカム枠5のカム溝5bに嵌入する。また、一群枠12の内周部に設けられるガイド突部(図示せず)が直進ガイド枠6の直進溝6cに嵌入している。従って、一群枠12は、直進ガイド枠6により回転規制された状態でカム枠5によりカムフォロア34を介して進退駆動される。
三群ユニット15は、三群用直進枠7と、押さえ板部材8と、シャッタ枠9と、該シャッタ枠9の後方側に隣接して配され、三群レンズ23を保持する三群枠10と、三群枠用回転駆動部とを有している。
三群用直進枠7は、移動枠4の内方部に挿入される進退可能な枠部材である。この三群用直進枠7には外方3方に延びた腕部に移動枠の三群用直進溝4dに嵌入するガイド突部7aと、該突部外方に突出して配され、回転枠3の三群用カム溝3dに係合するカムフォロア32とが設けられている。
この三群用直進枠7は、移動枠4によって回転規制され、かつ、回転枠3により三群用カム溝3d,カムフォロア32を介して進退駆動される。このとき、シャッタ枠9、押さえ板部材8、三群枠10も三群用直進枠7と共に進退駆動される。
シャッタ枠9は、中央開口部を有しており、該開口部を開閉するためのシャッタ羽根と、該シャッタ羽根を開閉駆動するためのシャッタアクチュエータを含むシャッタ機構とを内蔵している。このシャッタ枠9は、三群用直進枠7の前方側に固定支持されており、三群用直進枠7と一体で進退移動する。
押さえ板部材8は、半円環状の部材であり、三群用直進枠7との間に三群枠10とシャッタ枠9とを組み込んだ状態で該直進枠7の前方側に当て付けた状態でネジにより固着される。
三群枠10は、三群レンズ23を保持し、三群用直進枠7内に支持されている。
四群枠13は、四群レンズ24を保持し、一端部に軸穴13aと他端部にガイド突起部13bを有しており、固定枠2の内部後方に挿入される。軸穴13aにはフォーカシングユニット18に配されるガイド軸(図示せず)が摺動可能に嵌入している。ガイド突起部13bは、固定枠2の直進溝(図示せず)に摺動可能に嵌入している。この四群枠13は、フォーカシングユニット18のフォーカシングアクチュエータによりギヤ列,送りネジを介して上記ガイド軸に沿って撮影可能なフォーカシング位置および沈胴位置に光軸O方向に沿って進退駆動される。
次に、上述した構成を有するレンズ鏡枠1の各鏡枠部材の進退動作について説明する。いま、図2に示すようにレンズ鏡枠1が撮影可能な状態であるワイド状態にあって、回転枠3がワイド回動位置にあるときは、回転枠3のカムフォロア3aが固定枠2のカム溝2aの前方側の円周溝部に嵌入し、回転枠3は、移動枠4と共に繰り出されている。カム枠5は、移動枠4のカム溝4cにより位置決めされ、回転枠3よりさらに前方に繰り出されている。一群枠12と二群枠11もそれぞれカム枠5のカム溝5bと5aによりワイド位置に繰り出されている。
レンズ鏡枠1をテレ状態に繰り出すにはズーミングユニット17により回転枠3を回転駆動する。この回転駆動によりカム枠5が移動枠4のカム溝4cによって回転しながら繰り出され、さらに、一群枠12と二群枠11もそれぞれカム枠5のカム溝5bと5aによりテレ位置に繰り出される。
レンズ鏡枠1を沈胴状態にセットダウンする場合、図2のワイド状態からズーミングユニット17により回転枠3を反時計回りに回転駆動する。この回転駆動により回転枠3は、固定枠2のカム溝2aにより回転しながら繰り込み方向に移動し、沈胴位置に到達する。回転枠3のワイド回転位置からの回転に伴ってカム枠5を介して一群枠12および二群枠11が繰り込み方向に移動する。同時に三群用直進枠7もシャッタ枠9および三群枠10とともに繰り込み方向に変位し、それぞれの沈胴位置に繰り込まれる。
また、四群枠13は、フォーカシングユニット18により上記ワイド状態、または、テレ状態に対応したフォーカシング位置、さらに、沈胴位置にそれぞれ進退駆動される。
さて、レンズ鏡枠1に落下等による衝撃力が作用した場合の挙動について説明する。レンズ鏡枠1の先端の一群枠12が外部に強く当接した場合、一群枠12のカムフォロア34がカム枠5のカム溝5bの溝面に当接し、さらに、その当接力は、カム枠5に伝わり、カムフォロア31が移動枠4のカム溝4cに光軸O方向に当接する。また、カム枠5の先端が外部に強く当接した場合には、直接的にカムフォロア31が移動枠4のカム溝4cの溝面に光軸O方向に当接する。
一方、レンズ鏡枠1の背面側(結像側)を下にして落下した場合も二群枠11のカムフォロア33がカム枠5のカム溝5aに強く当接し、さらに、その当接力は、カム枠5に伝わり、カムフォロア31が移動枠4のカム溝4cに光軸O方向に当接する。
上記各当接力は、一旦、移動枠4の円周溝4eに嵌入している回転枠3の突部3eで受けることになる。そして、カムフォロア34、33やカムフォロア31がテーパ形状を有していることから上記当接力によりカム溝5b,5a、または、カム溝4cを介してカム枠5、または、移動枠4が外径方向に押圧され、弾性変形して外径方向に膨らむ。なお、カム枠5の変形は、移動枠4側に伝わり同様に移動枠4を外径方向に膨らませる。
移動枠4が上述したように膨らんだ場合、外周に設けられた第一の溝群4fの一部が回転枠3の内周に設けられた第二の溝群3fに噛み合うか、あるいは、強く接触する状態となる。即ち、互いに干渉する状態となる。上記噛み合い、または、接触により移動枠4のさらなる回転枠3に対する光軸O方向の移動(ズレ)が阻止される。このように移動枠4の光軸O方向への移動(ズレ)が阻止された場合、上述した突部3eが受ける上記当接力がさらに増えることがない。従って、移動枠4の円周溝4eに嵌入している回転枠3の突部3eの外れが防止され、さらに、突部3eの破損も防止される。
上述したように本実施形態のレンズ鏡枠1によれば、一群枠12やカム枠5に衝撃力などの大きな外力が作用した場合、あるいは、落下等により二群枠11に衝撃力が作用した場合に移動枠4と回転枠3とに設けられた第一の溝群4fと第二の溝群3fとが噛み合うか、あるいは、強く接触する状態となり、移動枠4の回転枠3に対する光軸O方向の移動(ズレ)が阻止される。このことにより移動枠4に対してバヨネット結合されている回転枠3の突部3eに作用する光軸O方向の当接力(剪断力)の増加が抑えられ、突部3eが移動枠4の溝部4eから外れるとか、突部3eが破損するといった不具合が防止できる。言い換えれば、突部3eの係り量を減らしたり、あるいは、突部3eの光軸O方向に沿った断面積を小さくすることができる。結果的には回転枠3、および、移動枠4の光軸O方向の長さおよび外径寸法を減らすことが可能となり、レンズ鏡枠1の薄型化が実現できる。
なお、上述した実施形態では移動枠4と回転枠3とに設けられる第一の溝群4fと第二の溝群3fとは、光軸O周りの周方向に沿って設けられた光軸方向のピッチが等しい、あるいは、ピッチの異なる溝群であったが、これに限らず、光軸Oに対して所定のリード角を持った溝群で形成してもよく、さらには、アヤメ状の溝群であっても同様の効果を奏することができる。
また、上述した実施形態では移動枠4と回転枠3とがバヨネット結合される一対の枠部材であったが、これに限らず、上記一対の枠部材がカムフォロアとカム溝で結合されたものであっても該一対の枠部材にそれぞれ上記第一の溝群4fと第二の溝群3fと同様の溝群を配することによって上記カムフォロアとカム溝の結合部の外れ、または、破損を防止することが可能である。
さらに、上述した実施形態ではレンズ鏡枠1が外力を受けた場合、第一の枠部材である移動枠4側が膨らむように変形する構造であったが、逆に外力を受けたとき、第二の枠部材側が内側に凹むような構造を有しているレンズ鏡枠に対しても同様に第一の枠部材と第二の枠部材とに上記第一の溝群と第二の溝群とを設けることにより、上記外力を受けたときの第一の枠部材と第二の枠部材との光軸方向のズレを防止することが可能である。
この発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
本発明のレンズ鏡枠は、耐衝撃性が改善されたレンズ鏡枠として利用可能である。
本発明の一実施形態のレンズ鏡枠の分解斜視図である。 図1のレンズ鏡枠の撮影状態(ワイド状態)における光軸に沿った要部断面図である。 図1のレンズ鏡枠の回転枠と移動枠の嵌合部分(第一,二の溝群部まわりを含む)の光軸に沿った拡大断面図であって、通常動作状態を示す。 図1のレンズ鏡枠の回転枠と移動枠の嵌合部分(第一,二の溝群部まわりを含む)の光軸に沿った拡大断面図であって、上記レンズ鏡枠が光軸前方からの衝撃力を受け、移動枠側が変形したときの状態を示す。
符号の説明
3 …回転枠(第二の枠部材)
3f…第二の溝群
3fb…溝部(第二の溝群の溝部)
3fa…突部(第二の溝群の突部)
4 …移動枠(第一の枠部材)
4f…第一の溝群
4fb…溝部(第一の溝群の溝部)
4fa…突部(第一の溝群の突部)

Claims (5)

  1. 外周に円周方向に形成された溝を光軸方向に複数並べた形状の第一の溝群を有した筒状の枠部材であって、弾性変形可能な第一の枠部材と、
    上記第一の枠部材の外周に遊嵌し、内周に円周方向に形成された溝を上記第一の溝群に重畳可能なように光軸方向に複数並べた形状の第二の溝群を有した筒状の枠部材であって、通常動作中には上記第一の溝群と上記該第二の溝群とは干渉せず、上記第一の枠部材と相対移動可能であって、弾性変形可能な第二の枠部材と、
    を有し、レンズ鏡枠に掛かる外力により少なくとも上記第一の枠部材と上記第二の枠部材の一方が変形して上記第一の溝群と第二の溝群とが干渉し、第一の枠部材と第二の枠部材の相対的な光軸方向のズレを防止することを特徴とするレンズ鏡枠。
  2. 外周に円周方向に形成された溝部と突部を交互に光軸方向に複数並べた形状の第一の溝群を有した筒状の枠部材であって、弾性変形可能な第一の枠部材と、
    上記第一の枠部材の外周に遊嵌し、内周に円周方向に形成された溝と突部を、上記第一の溝群に重畳可能なように交互に光軸方向に複数並べた形状の第二の溝群を有した筒状の枠部材であって、通常動作中には上記第一の溝群と上記該第二の溝群とは干渉せず上記第一の枠部材と相対移動可能であって、弾性変形可能な第二の枠部材と、
    を有し、上記レンズ鏡枠に掛かる外力により少なくとも上記第一の枠部材と上記第二の枠部材の一方が変形し、上記第一の溝群と第二の溝群とが干渉し、第一の枠部材と第二の枠部材の相対的な光軸方向のズレを防止することを特徴とするレンズ鏡枠。
  3. 上記突部は、該突部の先端が尖っていることを特徴とする請求項に2記載のレンズ鏡枠。
  4. 上記第一の溝群と上記第二の溝群は、光軸方向に同一ピッチで形成されていることを特徴とする請求項1、または、2に記載のレンズ鏡枠。
  5. 上記第一の溝群と上記第二の溝群は、光軸方向に互いに異なるピッチで形成されていることを特徴とする請求項1、または、2に記載のレンズ鏡枠。
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