JP2007219435A - レンズ装置および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、小型でありながらも高倍率化が可能なレンズ装置を実現する。
【解決手段】レンズ装置は、第1のレンズ6と該第1のレンズよりも像側に配置された第2のレンズ18とを光軸方向に移動させて変倍を行うレンズ装置である。光軸回りで回転して第1のレンズを光軸方向に移動させる第1の駆動部材15と、第2のレンズを単独で光軸方向に移動させる第2の駆動部材17と、第1の駆動部材を少なくとも回転駆動する駆動機構20,26とを有する。第2の駆動部材は、第1の駆動部材の回転により該第1の駆動部材に対して光軸方向に移動される。
【選択図】 図2B

Description

本発明は、デジタルスチルカメラ等の撮像装置に搭載されるレンズ装置に関し、いわゆる沈胴式のレンズ装置に関する。
ズーム倍率が2倍から3倍程度の沈胴式レンズ装置では、カメラ本体に固定される固定筒に対して、いわゆる移動カム環と最も物体側の第1レンズを保持する第1鏡筒とをそれぞれ光軸方向に移動させる2段伸縮構成を採ることが一般的である。例えば、特許文献1には、移動カム環が固定筒に形成されたカム溝により駆動され、第1鏡筒(第1レンズ)とその像側に配置されたバリエータとしての第2鏡筒(第2レンズ)とが移動カム環に形成されたカム溝により駆動される構成が開示されている。
このような構成のレンズ装置における第1鏡筒および第2鏡筒の移動範囲は、固定筒および移動カム環の長さに依存する。そして、ズーム倍率が高いほど第1鏡筒および第2鏡筒の移動範囲を大きくする必要がある。
しかし、最近のカメラでは、小型化だけでなく、より高倍率化が求められており、上述した2段伸縮構成において、光軸方向長さが制限されている移動カム環によって第1鏡筒と第2鏡筒のより大きな移動範囲を作り出すのは困難である。このため、3段伸縮構造のレンズ装置を備えたカメラが提案されている。例えば、特許文献2には、第2鏡筒が移動カム環に設けられた2つのカム溝を乗り換えることで、第2鏡筒のより大きな移動範囲を 実現した3段伸縮構造のレンズ装置が開示されている。
なお、2段伸縮構造のレンズ装置において、レンズの移動範囲を広げるための構成として特許文献3に開示されたものがある。このレンズ装置では、第2鏡筒上にモータが設置され、その回転力がギア列を介してリードスクリューに伝達される。リードスクリューは、第2鏡筒よりも像側に配置された第3鏡筒上に設置されたナットと係合している。リードスクリュウが回転し、第3鏡筒が、光軸方向に移動可能な第2鏡筒に対して光軸方向に移動することで、第3鏡筒の移動量を大きくしている。

特開2001−324663号公報(図2〜4等) 特開2004−085932公報(段落0032〜0050、図6,図14等) 特開2004−325555公報(段落0025〜0026、図2等)
しかしながら、特許文献2において開示されたレンズ装置では、第2鏡筒のカム溝の乗り換えをスムーズに行うために、第2鏡筒に設けられた3本のカムフォロアとこれに噛み合う3つのカム溝との間に積極的にガタを持たせている。このガタがあるために、カメラの姿勢によっては第2鏡筒に大きな偏心が生じる可能性が高い。
このような偏心を抑制するために、バネを設けた可動カムフォロアによって第2鏡筒を径方向一方に付勢する調心機構を採用することも可能である。但し、調心機構を備えながらカム溝を乗り換える構成では、可動カムフォロアがカム溝から離脱して再び他のカム溝に係合する際に引っかかりが生じ、伸縮動作がスムーズでなくなるといった問題が生じやすい。
また、特許文献3において開示された構成は、フォーカスレンズとしての第3鏡筒の移動範囲を広げるのに有効な構成であるが、バリエータとしての第2鏡筒の移動範囲を広げる、すなわち高倍率化のための構成ではない。
本発明は、小型でありながらも高倍率化が可能なレンズ装置およびこれを備えた撮像装置を提供することを目的の1つとしている。
本発明の一側面としてのレンズ装置は、第1のレンズと該第1のレンズよりも像側に配置された第2のレンズとを光軸方向に移動させて変倍を行うレンズ装置であって、光軸回りで回転して第1のレンズを光軸方向に移動させる第1の駆動部材と、第2のレンズを単独で光軸方向に移動させる第2の駆動部材と、第1の駆動部材を少なくとも回転駆動する駆動機構とを有する。そして、第2の駆動部材は、第1の駆動部材の回転によって、該第1の駆動部材に対して光軸方向に移動されることを特徴とする。
また、別の本発明の一側面としてのレンズ装置は、第1のレンズと該第1のレンズよりも像側に配置された第2のレンズとを光軸方向に移動させてワイド状態とテレ状態との間で移行可能なレンズ装置であって、光軸回りに回転することによって、第1のレンズを保持する保持部材を光軸方向に移動する第1の駆動部材と、光軸回りに回転することによって、第2のレンズを保持する保持部材を光軸方向に移動する第2の駆動部材とを有する。そして、第1の駆動部材の光軸回りの回転により第2の駆動部材が光軸回りに回転し、ワイド状態においてはテレ状態に比べて第1のレンズと第2のレンズとの相対的位置関係が離れることを特徴とする。
更に、別の本発明の一側面としてのレンズ装置は、第1のレンズと該第1のレンズよりも像側に配置された第2のレンズとを光軸方向に移動させて格納状態と撮影可能状態との間で移行可能なレンズ装置であって、光軸回りに回転することによって、第1のレンズを保持する保持部材を光軸方向に移動する第1の駆動部材と、光軸回りに回転することによって、第2のレンズを保持する保持部材を光軸方向に移動する第2の駆動部材とを有する。そして、第1の駆動部材の光軸回りの回転により第2の駆動部材が光軸回りに回転し、第1の駆動部材と第2の駆動部材との撮影状態における重なり度合いが格納状態における重なり度合いよりも多くないことを特徴とする。
本発明によれば、簡単かつ小型の構成で、第2のレンズの移動ストロークを、該第2の駆動部材の駆動による移動ストロークと第1の駆動部材による第2の駆動部材の移動ストロークとの和とすることができる。したがって、小型化と高倍率化とを両立させたレンズ装置を実現することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、図12には、本発明の実施例1である3段沈胴(伸縮)式レンズ鏡筒(レンズ装置)を備えた撮像装置としてのデジタルスチルカメラの外観を示している。ここでいう沈胴状態とは、撮像装置にレンズ鏡筒部分が格納される状態をいう。ただし、格納状態は撮像装置に完全にレンズ鏡筒が格納されている状態となることを指すのではなく、レンズ鏡筒の一部が格納状態において一部突出している状態をも含む。
図12において、100はカメラであり、101はカメラボディである。102は該カメラのメインスイッチであり、電源の投入および遮断を切り替えるスイッチである。103は撮影スイッチであり、半押し操作によって測光、測距(AF)等の撮影準備動作を行わせ、全押し操作によって画像の撮影および記録を行わせるスイッチである。
104はフラッシュ発光部、105はファインダの対物窓、106は測光用の受光窓である。110は3段沈胴式レンズ鏡筒である。107はズームレバーであり、これを回転操作することで、レンズ鏡筒110のズーム駆動を行わせることができる。なお、図12には示さないが、カメラボディ101内には、レンズ鏡筒110内の撮影光学系により形成された被写体像を光電変換するCCDセンサ、CMOSセンサ等の撮像素子が搭載されている。
次に、上記レンズ鏡筒の構成について説明する。図1は該レンズ鏡筒の構成を示す分解斜視図であり、図2A〜図2Cは該レンズ鏡筒の断面を模式的に示した図である。図2Aは沈胴状態を、図2Bは変倍可能領域のうちワイド撮影状態を、図2Cは変倍可能領域のうちテレ撮影状態をそれぞれ示している。
これらの図において、32はレンズ鏡筒のベース部材であり、その前端部にネジ止め固定される固定筒27とともにレンズ鏡筒の本体を構成する。ベース部材32は、前述した撮像素子80を保持する。また、ベース部材32は、フォーカスモータ51と、フォーカスモータ51によって光軸方向に移動される第3鏡筒28を保持する。第3鏡筒28には、フォーカスレンズとしての第3レンズユニット29が保持されている。
固定筒27の外周には、駆動環26が配置されている。駆動環26の外周部にはギア歯26aが形成されており、ここにはズームモータ41の出力がギア列42〜46によって減速されて伝達される。
図9Aに示すように、ギア42には3枚の遮光プロペラ41aが設けられており、該プロペラ41aの回転(遮光と受光)が2つのフォトインタラプタ36,37によって検出される。プロペラ41aが時計回り方向(CW)および反時計回り方向(CCW)にそれぞれ回転するとき、フォトインタラプタ36,37は、図9Bに示されるような波形の信号を出力する。この波形の違いを読み取ることで、ズームモータ41の回転方向を検出することができる。また、波数をカウントすることでレンズ鏡筒の伸縮位置を検知することができる。
図1、図2A〜図2Cにおいて、25は鏡筒カバーであり、ズームギア列42〜46や駆動環26をカバーする役目を果たす。また、ファインダユニット61の取り付け地板の役目も果たす。
固定筒27の内径部には、カム溝27bが形成され、さらに該カム溝27bと同じ軌跡を有する貫通溝27cが形成されている。カム溝27bには、第2移動カム環20の外周面に形成された穴20eに圧入された金属製のフォロアピン21が係合している。また、貫通溝27cを、第2移動カム環20の外周部に設けられた突起部20aが貫通している。
第2移動カム環20の突起部20aの先端部は、駆動環26の内周面に形成されたキー溝26aと係合している。このため、駆動環26が回動すると、第2移動カム環20は固定筒27のカム溝27bに沿って回動しながら光軸方向に移動する。この駆動環26と固定筒27は、第1の進退機構(駆動機構)101として機能する。この第1の進退機構101としては、固定筒27に雌ヘリコイドを、駆動環26に雄ヘリコイドをそれぞれ形成し、回転する駆動環26を光軸方向に移動させるように構成してもよい。
23は直進ガイドキーであり、円環部と、該円環部から光軸方向に延びる直進キー部23a,23bとを有する。また、円環部の外縁における周方向3箇所には、互いに形状が異なる曲げ部23dが不等間隔で設けられている。これらの曲げ部23dは、第2移動カム環20の内周面に周方向に延びるよう形成された溝20dに係合している。
また、円環部の外縁における周方向3箇所には、120度ごとの等間隔で、凸部23cが形成されている。これらの凸部23cは、固定筒27の内周面に光軸方向に延びるように形成されたキー溝27aに係合している。このため、直進ガイドキー23は、第2移動カム環20が回転しても回転せずに、固定筒27のキー溝27aにガイドされて光軸方向に移動する。
22は遮光シートであり、直進ガイドキー23の円環部に取り付けられる。遮光シート22は、各段のすき間から侵入する外部光を遮断する。
13は第1直進筒であり、第1鏡筒8を光軸方向にガイドする。第1鏡筒8は、第1レンズユニット6を保持する第1レンズホルダ7を保持している。また、第1直進筒13の側面には、穴8c,8dが周方向における120度等間隔で形成されている。
該穴8c,8dには、先端にテーパ部10b,9bを有するフォロアピン10とサブフォロアピン9が内周側から圧入されている。このとき、フォロアピン10の軸部は、第1鏡筒8の肉厚よりも長く形成されており、該フォロアピン10の圧入後は、第1鏡筒8の外周面から凸部10aが突出する。この凸部10aは、第1直進筒13の内周面に形成されたキー溝13aに係合している。これにより、第1鏡筒8は第1直進筒13に対して光軸方向へ直進ガイドされる。
なお、図1に示すように、第1直進筒13におけるキー溝13aに隣接する部分には、キー溝13aと平行に延びる溝が形成されている。この溝の幅は、キー溝13aの周方向の幅よりも広くなっており、フォロアピン10を第1鏡筒8に圧入するための溝等として用いられる。
第1鏡筒8の物体側の面である前面には、レンズ鏡筒が格納されている際の撮影状態にないレンズ面を保護するためのレンズバリアが設けられている。第1鏡筒8に設けられた軸部8aは、バリア羽根4の裏面に設けられた突起部4aの中心に形成された軸穴に挿入され、これによりバリア羽根4は開閉方向に回動可能になっている。なお、図1中に示されるバリア羽根4と同一のバリア羽根(図示せず)が、バリア羽根4と光軸位置について180度回転対称となるように配置されている。
15は第1移動カム環(第1の駆動部材)である。第1移動カム環15の外周部には、周方向不等間隔で突起部15bが形成されており、さらに像側端部には該突起部15bに対して周方向にずれた位置関係となるように突起部15aが形成されている。これらの突起部15a,15bとの間には、第1直進筒13の内周面に形成されたリブ13cが挿入されている。
リブ13cには、突起部15bと同位相で切り欠き部13dが形成されている。これにより、第1直進筒13に対し、その後方(像側)から第1移動カム環15を組み込むことができる。突起部15bが不等間隔で形成されているため、第1直進筒13と第1移動カム環15とは、互いに組み込み位相以外の位相で相対回転可能であり、かつ一体的に光軸方向に移動可能である。
さらに、第1移動カム環15の突起部15aの先端は、第2移動カム環20の内周面に形成されたキー溝20bに係合している。これにより、第2移動カム環20の回転力が第1移動カム環15に伝達される。
また、図4に示すように、第1直進筒13の切り欠き部13dの一部は、直進ガイドキー23のキー部23aに幅方向(周方向)にて係合している。これにより、第1直進筒13は光軸方向にガイドされる。
第1直進筒13の外周面には、周方向等間隔の3箇所に穴13bが形成されている。この穴13bには、フォロアピン14が圧入されている。フォロアピン14は、第2移動カム環20の内周面に形成されたカム溝20cと係合している。これにより、第2移動カム環20が回動すると、第1直進筒13はカム溝20cに沿って光軸方向に駆動される。第2移動カム環20と直進ガイドキー23は、第2の進退機構(駆動機構)102として機能する。
第1移動カム環15の外周面と内周面にはそれぞれカム溝15e,15dが形成されている。外周面側のカム溝(第1のカム部)15eには、第1鏡筒8に圧入されたフォロアピン10およびサブフォロアピン9のテーパ部10b,9bが係合している。これにより、第1鏡筒8は、第1移動カム環15が回転することによってカム溝15eに沿って光軸方向に駆動される。第1移動カム環15と第1直進筒13は、第3の進退機構103として機能する。このように、駆動環26から伝達された駆動力は、第1の進退機構101から第3の進退機構103を経て、第1レンズユニット6を保持する第1鏡筒8を進退移動させる。
さらに、第1移動カム環15の内周面側のカム溝(第2のカム部)15dには、図5および図6に示すように第2直進筒16の外周面に設けられたカムフォロア部16aが係合する。第2直進筒16の外周には、第3移動カム環(第2の駆動部材)17が配置されている。第3移動カム環17は、第2直進筒16に対して光軸回りで回転可能である。
但し、第3移動カム環17は、図6および図7に示すように、第2直進筒16の像側端部に設けられた3箇所の突起16cと、第2直進筒16の物体側端部に設けられたリブとの間に狭まれている。これにより、第3移動カム環17と第2直進筒16とは光軸方向に一体的に移動する。
また、第3移動カム環17の外周面には突起部17aが設けられている。この突起部17aは、第1移動カム環15の内周面に光軸方向に延びるよう形成されたキー溝部15cに係合している。このため、第1移動カム環15の回転力は、第3移動カム環17にも伝達される。つまり、駆動環26から第2移動カム環20に伝達された回転力は、第1移動カム環15に伝達されてこれを回転させるとともに、第1移動カム環15を介して第3移動カム環17にも伝達されてこれを回転させる。
第2直進筒16には直進ガイドキー穴16bが形成されており、図5に示すように、ここには直進ガイドキー23のキー部23bが係合している。これにより、第2直進筒16は光軸方向にガイドされる。
したがって、第1移動カム環15の回転に伴い、第2直進筒16は第1移動カム環15の内周面に形成されたカム溝15dに沿って光軸方向に移動する。このとき、第3移動カム環17は、第2直進筒16と一体的に光軸方向に移動しながら光軸回りで回転する。
19は第2鏡筒であり、バリエータとしての第2レンズユニット18、光量を調整する不図示の絞り羽根および不図示のシャッタ羽根を駆動する機構を保持している。第2レンズユニット18は、撮影光学系において、最も物体側のレンズである第1レンズユニット6の次に像側に配置されるレンズである。
第2鏡筒19の外周面には、先端にテーパ部を有する2つの固定カムフォロア19aと、図3に示すように圧縮バネ33によって鏡筒径方向外方に付勢された可動カムフォロア34とが等間隔で設けられている。固定カムフォロア19aと可動カムフォロア34は第3移動カム環17の内周面に形成されたカム溝17bに係合している。また、これらカムフォロア19a,34は、第2直進筒16に光軸方向に延びるように形成された直進ガイド溝16dに係合している。
ここで、図7Aには、第3移動カム環17と第2直進筒16を周方向に展開して模式的に示す。この図において、第3移動カム環17は、図の左右方向に回転する。第3移動カム環17の回転により、第2鏡筒19は、固定フォロア19aがカム溝17bに係合していることによって光軸方向に移動する。このとき、第2鏡筒19は、第2直進筒16の直進ガイド溝16dによって直進ガイドされる。このように、第2鏡筒19は、第2直進筒16と第3移動カム環17とで構成される第4の進退機構104によって光軸方向に駆動される。
このように、本実施例では、第1鏡筒8を光軸方向駆動する第1から第3の進退機構101〜103までの一連の進退機構の途中に、第2鏡筒19を光軸方向駆動する第4の進退機構104を設けている。
図8A,図8Bおよび図8Cにはそれぞれ、第1移動カム環15、第2直進筒16および第3移動カム環17の内面を周方向に展開して示している。
図8Aには、カメラの電源が遮断され、撮影状態からレンズ鏡筒が沈胴(格納)した状態を示している。この状態からメインスイッチ102を操作してカメラの電源を投入すると、ズームモータ41に通電される。ズームモータ41の回転力は、ズームギア列42〜46を介して駆動環26に伝達され、さらに第2移動カム環20および第1移動カム環15へと伝達される。伝達された回転力により、第1移動カム環15は、図8A中の右方向に移動する。このとき、第1移動カム環15に設けられたカム溝15dには、第2直進筒16のカムフォロア部16aが係合しており、さらに第2直進筒16は直進ガイドキー23によって光軸方向に直進ガイドされている。このため、第2直進筒16は、カム溝15dに沿って図8A中の下方へと移動する。
また、第3移動カム環17の外周部に設けられた駆動キー17aが第1移動カム環15のキー溝部15cに係合しているため、第1移動カム環15の回転力は第3移動カム環17に伝達される。これにより、第3移動カム環17は、回転しながら第2直進筒16とともに光軸方向に移動する。
第2鏡筒19に設けられた固定カムフォロア19aおよび前述したように鏡筒径方向外方に付勢された可動カムフォロア34は、第3移動カム環17に形成されたカム溝17bに係合するとともに、第2直進筒16の直進ガイド溝16dにも係合している。これにより、第2鏡筒19は、光軸方向へ直進ガイドされながら第3移動カム環17のカム溝17bに沿って回転方向に駆動される。
こうして、図8Bおよび図2Bに示すワイド撮影状態へと移行し、カメラの撮影準備が整えられる。
次に、ズームレバー107をテレ方向に操作すると、ズームモータ41にテレ方向に回転させるための通電が行われる。ズームモータ41からの回転力は、ズームギア列42〜46を介して駆動環26に伝達され、第2移動カム環20、第1移動カム環15および第3移動カム環17へと伝わる。第1移動カム環15および第3移動カム環17に形成されたカム溝15d,17bはいずれも非線形形状を有し、ズーム中に最良の光学特性を得るための第2直進筒16の精密な位置制御を行う。
こうして、第1鏡筒8および第2鏡筒19がそれぞれ光軸方向に駆動され、図8Cに示すテレ撮影状態へと移行する。
撮影状態におけるワイド状態とテレ状態との移行時の第2鏡筒19の光軸方向移動量は、第1移動カム環15のカム溝15dでのリフト量と第3移動カム環17のカム溝17bでのリフト量の合計に相当する。具体的には、図2Bに示すように、ワイド状態では、第1移動カム環15に対して第3移動カム環17を大きく像側に移動させることができ、その分第2鏡筒19を第1鏡筒8から像側に大きく離すことができる。この場合、第1移動カム環15と第3移動カム環の重なり具合が格納状態に対して少なくなるよう、カム溝15d、17dを設ける。また、図2Cに示すように、テレ状態では、第1移動カム環15が第3移動カム環17を囲い込む位置に移動させ、第2鏡筒19を第1鏡筒8に近接させることができる。この場合、第1移動カム環15と第3移動カム環の重なり具合がワイド状態に対して多くなるよう、カム溝15d、17dを設ける。
これは、第2鏡筒19(第2レンズユニット18)をカム溝15d、17bにより決定される一方、第1鏡筒8はカム溝15eにより決定されるから設けることができるのである。すなわち、カム溝15eにより決定される第1鏡筒8に対して第2鏡筒19を単独で光軸方向駆動するよう、第3移動カム環17を第1移動カム環15によって光軸方向に移動する構成にしたためである。
このように、本実施例によれば、仮に第1移動カム環15に形成したカムのみで第2鏡筒19を駆動するような場合に比べて、第2鏡筒19の移動ストロークを拡大することができる。第2鏡筒19の光軸方向の移動ストロークは、カム溝15dとカム溝17dとの和で決定されるからである。
そして、これにより、第1移動カム環15も第3移動カム環17も第2鏡筒19の移動ストロークに比べて大幅に短い部材として構成することができる、レンズ鏡筒が沈胴している際の小型を図りつつ、撮影光学系の高倍率化を実現することができる。また、カム溝15d、17bに対してカムフォロアをスムーズに移動させることができ、引っかかり等のないスムーズなズーミングが可能となる。
また、第2鏡筒19は可動フォロアピン34による調心機構を備えている。このため、第2鏡筒19の偏心による光学性能の劣化を回避できる。しかも、本実施例では、すべての鏡筒8,19の進退機構が高精度に駆動可能なカム駆動機構であるため、安定した光学性能を得ることができる。
図10A,図10Bおよび図10Cにはそれぞれ、本発明の実施例2である2段沈胴(伸縮)式レンズ鏡筒(レンズ装置)の沈胴状態、ワイド状態およびテレ状態での断面を示している。なお、本実施例において、実施例1と同じ機能を持った部材には実施例1と同一の符号を付す。また、本実施例のレンズ鏡筒も、図12で示したカメラと同様なカメラに搭載される。
32はレンズ鏡筒のベース部材であり、その前端部にネジ止め固定される固定筒27とともにレンズ鏡筒の本体を構成する。ベース部材32は、実施例1と同様に、撮像素子80およびフォーカスモータによって光軸方向に駆動される第3鏡筒28を保持する。第3鏡筒28には、フォーカスレンズとしての第3レンズユニット29が保持されている。
固定筒27の内側には、駆動カム環200が配置されている。駆動カム環200には、ギア歯200cが形成されており、不図示のズームギア列と噛み合っている。
該ズームギア列の入力ギヤは、ズームモータ41の出力軸と連結されている。このため、ズームモータ41の駆動力は駆動カム環200に伝達される。
駆動カム環200の内周面にはカム溝200aが形成されている。このカム溝200aには、第1直進筒13に圧入されたフォロアピン14が係合している。
第1移動カム環15の外周面には、実施例1と同様の突起部15a,15bが形成されており、該突起部15a,15bとの間には、第1直進筒13の内周面に形成されたリブ13cが挿入されている。
実施例1と同様に、リブ13cには突起部15bと同位相の切り欠き部13dが形成されているため、第1直進筒13の後方から第1移動カム環(第1の駆動部材)15を組み込むことができる。また、第1直進筒13と第1移動カム環15は、互いに組み込み位相以外の位相で回転可能、かつ一体的に光軸方向に移動可能である。
第1直進筒13の切り欠き部13dの一部は、ベース部材32から延出したガイドキー部32aに幅方向(周方向)で係合している。これにより、第1直進筒13は、駆動カム環200の回転によって、ベース部材32に対しては回転することなく光軸方向に駆動される。このように、駆動カム環200とガイドキー部32aは、第1の進退機構(駆動機構)105を構成している。
第1移動カム環15の突起部15aの先端は、駆動カム環200の内周面に光軸方向に延びるよう形成されたキー溝200bに係合している。これにより、駆動カム環200の回転力が第1移動カム環15に伝達される。
また、第1移動カム環15の外周面と内周面にはそれぞれ、カム溝15e,15dが形成されている。外周面側のカム溝(第1のカム部)15eには、第1レンズユニット6を保持する第1鏡筒8に圧入されたフォロアピン10およびサブフォロアピン9が係合している。実施例1と同様に、フォロアピン10の軸部は、第1鏡筒8の肉厚よりも長く、フォロアピン10の圧入後は、第1鏡筒8の外周面から凸部10aが突出する。
この凸部10aは、第1直進筒13の内周面に形成されたキー溝13aに係合しており、これにより第1鏡筒8は、第1直進筒13により光軸方向に直進ガイドされる。
駆動カム環200が回転すると、第1移動カム環15も同時に回転する。このとき、第1移動カム環15の外周面に形成されたカム溝15eに沿って第1直進筒13が光軸方向に駆動される。このため、第1鏡筒8は光軸方向に駆動される。このように、第1移動カム環15と第1直進筒13により第2の進退機構106が構成されている。
以上、第1鏡筒8は、第1および第2の進退機構105,106によって光軸方向駆動される。
第1移動カム環15の内周面にはカム溝(第2のカム部)15dが形成されており、該カム溝15dには、第2直進筒16の外周面に設けられたカムフォロア部16aが係合する。第2直進筒16の外周には、第3移動カム環(第2の駆動部材)17が配置されている。第3移動カム環17は第2直進筒16に対して光軸回りで回転可能であるが、実施例1と同様の構成によって、第2直進筒16と光軸方向には一体的に移動する。
第2直進筒16には直進ガイドキー穴16bが形成されており、ここにはベース部材32から光軸方向に延出したガイドキー部32bが係合している。これにより、第2直進筒16は光軸方向にガイドされる。
第2鏡筒19は、第2レンズユニット18、不図示の絞り羽根およびシャッタ羽根を駆動する機構を備えている。第2鏡筒19の外周部には、先端にテーパ部を有する2つの固定カムフォロア19aと、圧縮バネ33によって鏡筒径方向に付勢された1つの可動カムフォロア34とが等間隔で設けられている。これらのカムフォロア19a,34は第3移動カム環17の内周面に形成されたカム溝17bに係合し、さらに第2直進筒16に光軸方向に延びるように形成された直進ガイド溝16dに係合している。したがって、第3移動カム環17が回転すると、第2鏡筒19はカム溝17bに沿って光軸方向に移動する。このとき、第2鏡筒19は、第2直進筒16の直進ガイド溝16dによって光軸方向にガイドされる。
このように、第2鏡筒19は、第2直進筒16と第3移動カム環17とで構成される第3の進退機構107によって光軸方向に駆動される。
本実施例における第3移動カム環17と第2直進筒16を周方向に展開した形状は、実施例1の図7Aから図7Cと同じである。
本実施例では、第1鏡筒8を光軸方向駆動する第1および第2の進退機構105,106までの一連の進退機構の途中から分岐するように、第2鏡筒19を光軸方向駆動する第3の進退機構107を設けている。
図10Aおよび図8Aには、カメラの電源が遮断され、レンズ鏡筒が沈胴した状態を示す。この状態からメインスイッチ102を操作してカメラの電源を投入すると、ズームモータ41に通電される。ズームモータ41の回転力は、ズームギア列42〜46を介して駆動カム環200に伝達され、さらに第1移動カム環15へと伝達される。伝達された回転力により、第1移動カム環15は、図8A中の右方向に移動する。このとき、第1移動カム環15に設けられたカム溝15dには、第2直進筒16のカムフォロア部16aが係合しており、さらに第2直進筒16は直進ガイドキー23によって光軸方向に直進ガイドされている。このため、第2直進筒16は、カム溝15dに沿って図8A中の下方へと移動する。
また、第3移動カム環17の外周部に設けられた駆動キー17aが第1移動カム環15のキー溝部15cに係合しているため、第1移動カム環15の回転力は第3移動カム環17に伝達される。これにより、第3移動カム環17は、回転しながら第2直進筒16とともに光軸方向に移動する。
第2鏡筒19に設けられた固定カムフォロア19aおよび前述したように鏡筒径方向外方に付勢された可動カムフォロア34は、第3移動カム環17に形成されたカム溝17bに係合するとともに、第2直進筒16の直進ガイド溝16dにも係合している。これにより、第2鏡筒19は、光軸方向へ直進ガイドされながら第3移動カム環17のカム溝17bに沿って回転方向に駆動される。
こうして、図10Bおよび図8Bに示すワイド撮影状態へと移行し、カメラの撮影準備が整えられる。
次に、ズームレバー107をテレ方向に操作すると、ズームモータ41にテレ方向に回転させるための通電が行われる。ズームモータ41からの回転力は、ズームギア列42〜46を介して駆動カム環200に伝達され、第1移動カム環15および第3移動カム環17へと伝わる。こうして、第1鏡筒8および第2鏡筒19がそれぞれ光軸方向に駆動され、図10Cおよび図8Cに示すテレ撮影状態へと移行する。
本実施例でも、ワイド状態とテレ状態との間の第2鏡筒19の単独での光軸方向移動量は、第1移動カム環15のカム溝15dでのワイド位置とテレ位置との間のリフト量と第3移動カム環17のカム溝17bでのワイド位置とテレ位置との間のリフト量の合計に相当する。
具体的には、図10Bに示すように、ワイド状態では、第1移動カム環15に対して第3移動カム環17を大きく像側に移動させることができ、その分第2鏡筒19を第1鏡筒8から像側に大きく離すことができる。また、図10Cに示すように、テレ状態では、第1移動カム環15に対して第3移動カム環17を概ね重なる位置に移動させ、第2鏡筒19を第1鏡筒8に近接させることができる。これは、実施例1と同様に、第2鏡筒19(第2レンズユニット18)を単独で光軸方向駆動する第3移動カム環17を第1移動カム環15によって光軸方向に駆動する構成によるものである。
このように、本実施例においても、仮に第1移動カム環15に形成したカムのみで第2鏡筒19を駆動するような場合に比べて、第2鏡筒19の移動ストロークを拡大することができる。第2鏡筒19の光軸方向の移動ストロークは、カム溝15dとカム溝17dとの和で決定されるからである。そして、これにより、第1移動カム環15も第3移動カム環17も第2鏡筒19の移動ストロークに比べて大幅に短い部材として構成することができ、レンズ鏡筒の小型を図りつつ、撮影光学系の高倍率化を実現することができる。また、カム溝15d、17bに対してカムフォロアをスムーズに移動させることができ、引っかかり等のないスムーズなズーミングが可能となる。
さらに、本実施例でも、第2鏡筒19は可動フォロアピン34による調心機構を備えている。このため、第2鏡筒19の偏心による光学性能の劣化を回避できる。しかも、本実施例では、すべての鏡筒8,19の進退機構が高精度に駆動可能なカム駆動機構であるため、安定した光学性能を得ることができる。
なお、上記各実施例では、第2鏡筒19を第3移動カム環17によって光軸方向に駆動する場合について説明したが、本発明では第2鏡筒(第2のレンズ)の駆動機構はこのようなカム機構に限定されない。例えば、図11に示すように、第2鏡筒19と第2直進筒16との間に設けた振動子41bと弾性体レール41aにより構成される振動型リニアアクチュエータ(第2の駆動部材)を用いて進退機構を構成してもよい。また、ボイスコイルタイプのリニアアクチュエータやリードスクリュウを備えたモータとラックにより構成されるアクチュエータを用いて進退機構を構成してもよい。
また、本発明は、上記各実施例で説明した3段又は2段伸縮式のレンズ装置に限らず、1段又は4段以上の伸縮式のレンズ装置にも適用することができる。
本発明の実施例1であるレンズ鏡筒の分解斜視図。 実施例1のレンズ鏡筒の沈胴状態での構成を示す断面図。 実施例1のレンズ鏡筒のワイド状態での構成を示す断面図。 実施例1のレンズ鏡筒のテレ状態での構成を示す断面図。 実施例1のレンズ鏡筒における第2鏡筒に設けられた可動カムフォロア機構を示した断面図。 実施例1のレンズ鏡筒を構成する直進ガイドキーと第1直進筒を示した斜視図。 実施例1のレンズ鏡筒を構成する直進ガイドキーと第2直進筒を示した斜視図。 実施例1のレンズ鏡筒を構成する第2直進筒と第3移動カム環を示した斜視図。 実施例1における第2直進筒と第3移動カム環の展開図。 実施例1における第2直進筒と第3移動カム環の断面図。 実施例1における沈胴状態でのカムの関係を示す展開図。 実施例1におけるワイド状態でのカムの関係を示す展開図。 実施例1におけるテレ状態でのカムの位置関係を示す展開図。 実施例1におけるズームモータの回転検出機構を示した図。 図9Aの回転検出機構の出力を表す図 本発明の実施例2であるレンズ鏡筒の沈胴状態での構成を示す断面図。 実施例1のレンズ鏡筒のワイド状態での構成を示す断面図。 実施例1のレンズ鏡筒のテレ状態での構成を示す断面図。 実施例1,2の変形例を示す断面図。 実施例1,2のレンズ鏡筒を備えたカメラの外観図。
符号の説明
6 第1レンズユニット
8 第1鏡筒
13 第1直進筒
15 第1移動カム環
16 第2直進筒
17 第2移動カム環
18 第2レンズユニット
19 第2鏡筒
20 第3移動カム環
23 直進ガイドキー
26 駆動環
27 固定筒
28 第3鏡筒
29 第3レンズユニット
32 ベース部材
41 ズームモータ
51 フォーカスモータ
61 ファインダユニット
200 駆動カム環

Claims (12)

  1. 第1のレンズと該第1のレンズよりも像側に配置された第2のレンズとを光軸方向に移動させて変倍を行うレンズ装置であって、
    光軸回りで回転して前記第1のレンズを光軸方向に移動させる第1の駆動部材と、
    前記第2のレンズを単独で光軸方向に移動させる第2の駆動部材と、
    前記第1の駆動部材を少なくとも回転駆動する駆動機構とを有し、
    前記第2の駆動部材は、前記第1の駆動部材の回転によって、該第1の駆動部材に対して光軸方向に移動されることを特徴とするレンズ装置。
  2. 第1のレンズと該第1のレンズよりも像側に配置された第2のレンズとを光軸方向に移動させてワイド状態とテレ状態との間で移行可能なレンズ装置であって、
    光軸回りに回転することによって、前記第1のレンズを保持する保持部材を光軸方向に移動させる第1の駆動部材と、
    光軸回りに回転することによって、前記第2のレンズを保持する保持部材を光軸方向に移動させる第2の駆動部材とを有し、
    前記第1の駆動部材の光軸回りの回転により前記第2の駆動部材が光軸回りに回転し、ワイド状態においてはテレ状態に比べて前記第1のレンズと前記第2のレンズとの相対的位置関係が離れることを特徴とするレンズ装置。
  3. 前記第1の駆動部材の光軸外側に前記第1の駆動部材を少なくとも回転駆動する駆動機構とを有することを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。
  4. 第1のレンズと該第1のレンズよりも像側に配置された第2のレンズとを光軸方向に移動させて格納状態と撮影可能状態との間で移行可能なレンズ装置であって、
    光軸回りに回転することによって、前記第1のレンズを保持する保持部材を光軸方向に移動させる第1の駆動部材と、
    光軸回りに回転することによって、前記第2のレンズを保持する保持部材を光軸方向に移動させる第2の駆動部材とを有し、
    前記第1の駆動部材の光軸回りの回転により前記第2の駆動部材が光軸回りに回転し、前記第1の駆動部材と第2の駆動部材との前記撮影状態における重なり度合いが前記格納状態における重なり度合いよりも多くないことを特徴とするレンズ装置。
  5. 前記第1の駆動部材と第2の駆動部材との前記撮影状態のワイド状態における重なり度合いが前記格納状態における重なり度合いと前記撮影状態のテレ状態における重なり度合いとよりも少なくなることを特徴とする請求項4に記載のレンズ装置。
  6. 前記第1の駆動部材は、前記1のレンズを光軸方向に駆動する第1のカム部と、前記第2の駆動部材を光軸方向に駆動する第2のカム部とを有し、
    前記第1のカム部と前記第2のカム部とが該第1の駆動部材における互いに反対側の面に形成されたカム部材であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のレンズ装置。
  7. 前記第2のカム部は、非線形カムであることを特徴とする請求項6に記載のレンズ装置。
  8. 前記第2の駆動部材は、前記第2のレンズを駆動するためのカム部を有し、光軸回りで回転するカム部材であることを特徴とする請求項6又は7に記載のレンズ装置。
  9. 前記第2の駆動部材と一体的に光軸方向に移動可能であり、かつ該第2の駆動部材の光軸回りでの回転を許容する直進部材を有し、
    前記第1の駆動部材は、前記第2のカム部によって前記直進部材を光軸方向に駆動し、
    前記第2の駆動部材は、前記第1の駆動部材によって回転駆動されることを特徴とする請求項8に記載のレンズ装置。
  10. 前記第2の駆動部材は、アクチュエータであることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  11. 前記駆動機構は、前記第1の駆動部材を回転駆動するとともに光軸方向に駆動することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1つに記載のレンズ装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
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