JP2011154204A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能な撮影装置を提供する。
【解決手段】撮影装置は、光学系L3による像を撮像する撮像素子に対して光軸方向に移動する直進部材20と、前記直進部材20と当接し前記直進部材20から前記光学系L3の光軸方向の押し圧力が供給され、前記押し圧力を回転力に変換する変換機構と、前記変換機構の回転力を用いて回転軸を中心に前記光学系L3の少なくとも一部を回転させる回転機構とを含むことを特徴とする。
【選択図】図10

Description

本発明は、レンズ群を備える撮影装置に関するものである。
レンズの中心が光軸と一致する撮影位置と、鏡筒長が短縮して沈胴状態に移行する際にレンズの中心が光軸から退避する退避位置と、の間を移動するスライドレンズ群を備える撮影装置がある。このようなスライドレンズ群を退避させる部材は、従来、撮像素子側から突出している(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−258640号公報
しかし、撮像素子側から退避部材を突出させる構造は、スペース効率が悪く、撮影装置の小型化の制限となる場合がある。
本発明の課題は、小型化が可能な撮影装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、光学系(L3)による像を撮像する撮像素子(210)に対して光軸方向に移動する直進部材(20)と、前記直進部材(20)と当接し前記直進部材(20)から前記光学系(L3)の光軸方向の押し圧力が供給され、前記押し圧力を回転力に変換する変換機構(310)と、前記変換機構(310)の回転力を用いて回転軸を中心に前記光学系(L3)の少なくとも一部を回転させる回転機構(303)とを含むことを特徴とする撮影装置(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載された撮影装置(1)であって、撮影が可能な撮影状態から、前記光学系(L3)の少なくとも一部をカメラ本体(1A)に収納する収納状態に変化可能であり、前記直進部材(20)は、前記撮影状態から前記収納状態に変化するとき前記光軸方向に移動することを特徴とする撮影装置(1)である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2項に記載された撮影装置(1)であって、前記直進部材(20)は、前記変換機構(310)よりも物体側に備えられていることを特徴とする撮影装置(1)である。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3のいずれか1項に記載の撮影装置(1)であって、前記回転機構(303)よりもさらに像側に配置された光学部材(L4)を備え、前記撮影装置(1)が前記撮影状態から前記収納状態に変化する際の、前記直進部材(20)と前記回転機構(303)とが接触するまでにおいて、前記回転機構(303)が前記光学部材(L4)に近接する速度より、前記直進部材(20)が前記光学部材(L4)に近接する速度の方が速いこと、を特徴とする撮影装置(1)である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の撮影装置(1)であって、前記直進部材(20)と前記回転機構(303)とが接触した後、前記直進部材(20)と前記回転機構(303)とは接触関係を維持したまま前記光学部材(L4)に近接すること、を特徴とする撮影装置(1)である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮影装置(1)であって、前記直進部材(20)と前記回転機構(303)との間の接触の衝撃を緩衝する緩衝部材(35)を備えること、を特徴とする撮影装置(1)である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の撮影装置(1)であって、前記緩衝部材(35)は圧縮バネであること、を特徴とする撮影装置(1)である。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の撮影装置(1)であって、前記直進部材(20)と前記回転機構(303)とが接触した後、前記回転機構(303)の回転に伴って、前記回転機構(303)をさらに像側に押圧する押圧機構(31E,330)を備えること、を特徴とする撮影装置(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、小型化が可能な撮影装置を提供することができる。
沈胴状態にあるレンズユニットを含むカメラのY軸に沿った縦断面を概念的に示す図である。 図1からレンズ鏡筒が伸長した撮影待機状態を示す図である。 沈胴状態にあるレンズユニットの外観斜視図である。 図3に示すレンズユニットの背面図である。 図4に示すレンズユニットの背面板を外した背面図である。 レンズ鏡筒の主要部分の分解斜視図である。 (a)は固定筒の内周面の展開図、(b)は回転筒の内周面の展開図である。 (a)は直進筒の内周面の展開図、(b)はカム筒の内周面の展開図である。 直進キーと3群レンズ枠との関係を示す斜め前面側から見た分解斜視図であって、(a)は撮影待機状態、(b)は沈胴状態を示す。 直進キーと3群レンズ枠との関係を示す斜め背面側から見た分解斜視図である。 3群レンズ室を前面側から見た斜視図である。 3群レンズ室のスライド退避移動を説明する3群レンズ枠を背面側から見た図である。 (a)は3群レンズ室を前面側から見た図、(b)は(a)のC‐C線断面と対応する図である。 3群レンズ枠を背面側から見た図である。 図13(b)における矢視Dで示す部分の周囲を展開して示す図である。 レンズ鏡筒における主要構成要素の撮影待機状態から沈胴状態への移動を説明する概念図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、沈胴状態にあるレンズユニット100を含むカメラ1のY軸に沿った縦断面を概念的に示す図である。図2は、図1からレンズ鏡筒10が伸長した撮影待機状態を示す図である。図3は、沈胴状態にあるレンズユニットの外観斜視図である。図4は、図3に示すレンズユニット100の背面図である。図5は、図4に示すレンズユニット100の背面板120を外した背面図である。また、図6は、レンズ鏡筒10の主要部分の分解斜視図である。
なお、各図には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸OAを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ1の位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をX軸プラス方向、正位置において上側に向かう方向をY軸プラス方向、正位置において被写体に向かう方向をZ軸プラス方向とする。
また、以下の説明では、特に言及しない限り、撮影光学系における固定光学系の光軸OAと平行な方向の移動を「直進」、光軸OA周りの移動を「回転」と称する。さらに、撮影光学系の光軸OAと平行な方向を「前後」とし、被写体側を「前面側」、撮像素子側を「背面側」とそれぞれ称する。
図1および図2に示すカメラ1は、光学的な被写体像を電気信号に変換する撮像素子210を備えたデジタルカメラである。なお、本発明は、デジタルカメラに限定されるものではなく、たとえば、レンズ鏡筒、スチルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話などであってもよい。カメラ1は、ボディ部1Aの内部に、レンズユニット100と、図示しない制御電子基板やバッテリー等を収容して構成されている。
レンズユニット100は、4組のレンズ群(第1レンズ群L1,第2レンズ群L2,第3レンズ群L3,第4レンズ群L4)を備えるレンズ鏡筒10と、CCD等の撮像素子210を備えるセンサ部200と、によって構成されている。
レンズ鏡筒10は、いわゆる沈胴式のズームレンズを構成している。すなわち、不使用時には、図1に示すようにボディ部1Aの内部に配設されたユニット筐体110に収縮して格納され(以下、この状態を沈胴状態と呼ぶ)、使用時には、図2に示すようにユニット筐体110(すなわちボディ部1A)から伸長して突出し、撮影可能な状態(撮影待機状態)となり、この撮影待機状態から焦点距離が変化(ズーミング)する。
ユニット筐体110は、レンズ鏡筒10における後述する固定筒11と、機構収容部111とが一体として形成されている。機構収容部111は、固定筒11の背面側端部の側方(Xプラス側)に突出しており、光軸OA方向には所定厚さを有している。ユニット筐体110の背面側は開放しており、この開放部は当該ユニット筐体110にネジで締着された背面板120によって閉塞されている。
背面板120は、ユニット筐体110の背面側開放部と対応する形状に形成されている。背面板120の光軸OAと対応する部位には、撮像素子210が装着されるセンサ開口部121が形成されている。また、背面板120には、沈胴状態時において後述する3群レンズ室300の3群光軸調整ピン320と対応する位置に、3群光軸調整孔123が開口形成されている。この3群光軸調整孔123は、背面板120に装着された後述するセンサ部200における撮像素子210と前後方向において重ならない位置に設定されている。さらに、背面板120には、4群レンズ室40の4群光軸調整ピン410と対応する位置に、4群光軸調整孔124が開口形成されている。
センサ部200は、撮像素子210がセンサ台220に装着されて構成されている。センサ部200は、センサ台220を介して背面板120に固定されている。センサ台220は、背面板120のセンサ開口部121に合致してこれを塞ぐ形状となっている。
レンズ鏡筒10は、ユニット筐体110の一部を成す固定筒11の内部に、回転筒12と、直進筒13と、1群直進筒14と、バリア筒15とを、順次小径化する多段式に備えている。バリア筒15の内周側には第1レンズ群L1を保持する1群レンズ室16が嵌合し、1群レンズ室16の内周側にカム筒17が配設されている。カム筒17の内周側には第2レンズ群L2を保持する2群レンズ室18が配設され、カム筒17の背面側には直進キー20が装着されている。
また、2群レンズ室18の背面側に3群レンズ枠30と、第4レンズ群L4を保持する4群レンズ室40とが光軸OA方向に直列に配設されている。3群レンズ枠30は、その内部に第3レンズ群L3を保持する3群レンズ室を備え、前面にシャッターユニット50を備えている。バリア筒15の前面側には、バリア羽根61を有するバリア機構60が設けられている。
固定筒11は、光軸OA方向に所定長さの円筒状部材であって、ユニット筐体110の一部を形成している。
固定筒11の内周面には、回転筒12を移動駆動する回転筒駆動ヘリコイド溝11Aと、直進筒13の移動を案内する直進溝11Bとが形成されている。
図7(a)は固定筒11の内周面の展開図、(b)は回転筒12の内周面の展開図である。回転筒駆動ヘリコイド溝11Aは、図7(a)に示すように、沈胴状態と撮影待機状態との間で回転筒12を移動操作する部分(11AS〜11AWの間)は光軸OAに対して所定の一定角度を有して(周方向において光軸OA方向の位置が変位する螺旋状に)形成されている。この回転筒駆動ヘリコイド溝11Aには、回転筒12の外周に突設された駆動ピン12Aが摺動移動可能に嵌合している。なお、図7(a)中における符号11ASは沈胴状態、11AWは撮影待機状態(すなわち広角側)、11ATは望遠側においてそれぞれ駆動ピン12Aが嵌合する位置である。回転筒駆動ヘリコイド溝11Aの、撮影待機状態(広角側端)からズーミングする部分(11AW〜11ATの間)は、光軸方向に変位していない。
直進溝11Bは、光軸OAと平行に(Z軸方向に)形成されている。この直進溝11Bには、後述する直進筒13における直進案内突起13Cが、摺動移動可能に嵌合している。
固定筒11の内周側には、回転筒12が配設されている。
回転筒12の外周には、回転筒駆動ヘリコイド溝11Aに摺動移動可能に嵌合する駆動ピン12Aが突設されている。
回転筒12の背面側端部の外周には、駆動入力ギア12Bが形成されており、この駆動入力ギア12Bは、図3に示すズームモータ101と連繋している。これにより、回転筒12は、ズームモータ101によって回転駆動されるようになっている。
また、回転筒12の内周面には、後述するカム筒17を移動操作すると共にその移動を案内する直進連動溝12Cが形成されている。
直進連動溝12Cは、光軸OAと平行に形成されている。直進連動溝12Cは、周方向に所定間隔で3条形成されている。直進連動溝12Cには、後述するカム筒17に植設されたフォロアピン17Aが摺動移動可能に嵌合している。
さらに、回転筒12の内周面には、3群レンズ枠30を移動操作する3群カム溝12Dが形成されている。
3群カム溝12Dは、図7(b)に示すように、光軸OAに対して所定の角度を有して変位する形状に形成されている。この3群カム溝12Dには、後述する3群レンズ枠30に突設された3群カムフォロア33が摺動移動可能に嵌合している。なお、図7(b)中における、12DSは沈胴状態、12DWは撮影待機状態(すなわち広角側)、12DTは望遠側、においてそれぞれ3群カムフォロア33が嵌合する位置である。
上記のように構成された回転筒12は、伸縮ズームモータ101によって回転駆動されると、その駆動ピン12Aが嵌合する固定筒11の回転筒駆動ヘリコイド溝11Aによって直進操作される。
また、回転筒12は、その回転および直進移動によって、3群カム溝12Dが3群カムフォロア33を介して3群レンズ枠30を直進移動操作する。この3群カム溝12Dの形状と3群レンズ枠30の移動操作ついては、後に詳述する。
回転筒12の内周側には、直進筒13が配設されている。
直進筒13は、図6に示すように、回転筒12の内周に摺動移動可能に嵌合する円筒状部材であって、回転筒12に対して相対回転可能且つ直進方向には相対移動不能に構成されている。
直進筒13の内周には、直進溝13Aが光軸OAと平行に形成されている。この直進溝13Aには、後述する1群直進筒14の外周に設けられた直進ガイドが摺動移動可能に嵌合している。
また、直進筒13には、カム孔13Bが形成されている。図8(a)は直進筒13の内周面の展開図、(b)はカム筒17の内周面の展開図である。
カム孔13Bは、図8(a)に示すように、光軸OAに対して所定の角度を有して変位する形状に形成されており、当該直進筒13を径方向内外に貫通している。カム孔13Bには、後述するカム筒17のフォロアピン17Aが摺動移動可能に嵌合している。なお、図8(a)中における、13BSは沈胴状態、13BWは撮影待機状態(すなわち広角側端)、13BTは望遠側端においてそれぞれフォロアピン17Aが嵌合する位置である。
直進筒13の背面側の端部には、直進案内突起13Cが外周側に突設されている。直進案内突起13Cは、固定筒11の直進溝11Bに摺動移動可能に嵌合している。
さらに、直進筒13には、背面側に開放する光軸OAと平行な3群直進スリット13Dが、周方向に3カ所形成されている。この3群直進スリット13Dには、後述する3群レンズ枠30のフォロアアーム32Aが摺動移動可能に嵌合している。
上記のように構成された直進筒13は、その直進案内突起13Cが固定筒11の直進溝11Bに嵌合している。また、直進筒13には、その外周面に突起13Fが設けられ、一方、回転筒12の内周面には、円周に沿った溝部12Eが設けられている。このため、回転筒12が回転しつつ直進移動するのに伴って、直進筒13は、回転することなく回転筒12と共に直進移動する。
直進筒13の内周側には、1群直進筒14が配設されている。
1群直進筒14は、直進筒13の内周に摺動移動可能に嵌合する円筒状部材である。1群直進筒14の内周には、直進ガイド溝14Bが形成されている。直進ガイド溝14Bは、光軸OAと平行に形成されており、この直進ガイド溝14Bには、後述するバリア筒15の外周に突設されたガイド突起15Aが摺動移動可能に嵌合している。
上記のように構成された1群直進筒14は、後述するカム筒17に対して相対回転可能且つ光軸OA方向には移動不能に設けられており、その直進ガイド14Aが直進筒13の直進溝13Aに嵌合しているため、回転することなくカム筒17と共に直進移動する。
1群直進筒14の内周には、バリア筒15が配設されている。
バリア筒15は、1群直進筒14の内周に摺動移動可能に嵌合し、バリア羽根61を開閉するバリア機構60を構成している。
バリア筒15の外周には、ガイド突起15Aが突設されている。ガイド突起15Aは、1群直進筒14の直進ガイド溝14Bに摺動移動可能に嵌合している。
バリア筒15の内周には、後述する1群レンズ室16の外周に形成された図示しないガイド突条が摺動移動可能に嵌合している。
また、バリア筒15の内周背面側端部近傍には、被駆動キー15Cが突設されている。この被駆動キー15Cは、後述するカム筒17の外周に形成されたバリア筒ヘリコイド溝17Bに摺動移動可能に嵌合している。
上記のように構成されたバリア筒15は、そのガイド突起15Aが1群直進筒14の直進ガイド溝14Bに嵌合しているため、回転することなく、その被駆動キー15Cが嵌合するカム筒17のバリア筒ヘリコイド溝17Bによって操作され、カム筒17の回転に伴って直進移動する。
バリア筒15の内周側には、1群レンズ室16が配設されている。1群レンズ室16は、第1レンズ群L1を支持している。
1群レンズ室16は、回転することなくカム筒17の回転に伴って直進移動する。
1群レンズ室16の内周側には、カム筒17が配設されている。
カム筒17は、図6に示すように、1群レンズ室16の内周に摺動移動可能に嵌合する略円筒状部材である。
カム筒17の背面側端部近傍の外周には、フォロアピン17Aが突設されている。フォロアピン17Aは、直進筒13のカム孔13Bに摺動移動可能に嵌合してこれを貫通し、その先端が回転筒12の直進連動溝12Cに摺動移動可能に嵌合している。
また、カム筒17の外周には、バリア筒ヘリコイド溝17Bが形成されている。バリア筒ヘリコイド溝17Bには、バリア筒15の被駆動キー15Cが摺動移動可能に嵌合している。
さらに、カム筒17の内周には、2群駆動カム溝17Dが形成されている。
2群駆動カム溝17Dは、図8(b)に示すように、光軸OAに対して所定の角度を有して変位する形状に形成されている。この2群駆動カム溝17Dには、後述する2群レンズ室18の外周に突設された2群カムフォロア18Aが摺動移動可能に嵌合している。なお、図8(b)中における、17DSは沈胴状態、17DWは撮影待機状態(すなわち広角側端)、17DTは望遠側端、においてそれぞれ2群カムフォロア18Aが嵌合する位置である。
カム筒17は、回転筒12の回転によって、そのフォロアピン17Aが回転筒12の直進連動溝12Cによって回転操作されると共に、直進筒13のカム孔13Bによって直進操作される。つまり、カム筒17は、回転筒12の回転に伴って、回転しつつ直進移動する。
また、カム筒17は、その回転・直進移動により、バリア筒ヘリコイド溝17Bに嵌合した被駆動キー15Cを介してバリア筒15を移動操作し、また、1群レンズ室16及び2群レンズ室18を移動操作する。
カム筒17の内周側には、2群レンズ室18が配設されている。また、カム筒17に背面側の端部には、直進キー20が配設されている。
2群レンズ室18は、図6に示すように、全体形状がカム筒17の内周に摺動移動可能に嵌合する略円筒状部材あり、その内周に第2レンズ群L2を保持している。
2群レンズ室18の外周には、直進案内溝18Bが形成されている。この直進案内溝18Bには、カム筒17の背面側に配設された直進キー20のキー部22が摺動移動可能に嵌合している。
上記のように構成された2群レンズ室18は、カム筒17によって操作され、直進案内溝18Bに後述する直進キー20のキー部22が嵌合していることから、回転することなくカム筒17の回転に伴って直進移動する。
直進キー20は、カム筒17の背面側端部に、回転可能且つ光軸OA方向には移動不能に装着されている。図9は、直進キー20と3群レンズ枠30との関係を示す斜め前面側から見た分解斜視図であって、(a)は撮影待機状態、(b)は沈胴状態を示す。図10は、直進キー20と3群レンズ枠30との関係を示す斜め背面側から見た分解斜視図である。
直進キー20は、図9,10に示すように、円環状の基部環21に、キー部22と嵌合突起23とを備えて形成されている。
さらに直進キー20の基部環21の外周には、キー側凸部21E(図1,2,9参照)が設けられている。一方、カム筒17に植設されたフォロアピン17Aの内径側には、そのキー側凸部21Eとバヨネット結合するカム側バヨネット凹部17E(図1,2参照)が設けられ、カム側バヨネット凹部17Eとキー側凸部19Eとはバヨネット結合している。このため、直進キー20はカム筒17とともに光軸方向に移動するが、直進キー溝13Dと直進嵌合部19Aとの嵌合により回転が防止されている。
また、直進キー20は、沈胴状態において後述する3群レンズ枠30に設けられた3群レンズ室300をスライド退避操作する連動ピン70を備えている。
キー部22は、板状であって、基部環21の内周縁から前面側に所定長さで突出形成されている。キー部22は、周方向に等間隔で2カ所配設されている。このキー部22は、2群レンズ室18の直進案内溝18B(図6に示す)に摺動移動可能に嵌合している。
嵌合突起23は、板状であって、基部環21の外周縁から径方向外周側に突出形成されている。嵌合突起23は、周方向に等間隔で3カ所配設されている。この嵌合突起23は、直進筒13の突起嵌合溝13Eに摺動移動可能に嵌合している。
連動ピン70は、基部環21の外周縁に背面側に向けて突設された支持部24に装着されて、直進キー20の背面側に突出して設けられている。
上記のように構成された直進キー20は、その嵌合突起23が直進筒13の突起嵌合溝13Eに摺動移動可能に嵌合しているため、カム筒17の光軸OA方向の移動に伴って、回転することなく直進移動する。また、そのキー部22は、前述した2群レンズ室18の直進移動を案内する。
また、連動ピン70は、沈胴状態時において後述する3群レンズ枠30に設けられた3群レンズ室300の第1操作部310にその前面側から当接し、3群レンズ室300をスライド退避操作する。この連動ピン70の構成および作用については、後に詳述する。
2群レンズ室18及び直進キー20の背面側には、3群レンズ枠30が配設されている。
3群レンズ枠30は、短い円筒状の収容室31の背面側端部外周に、円盤状のフランジ32を備えて構成されている。収容室31の内部には、第3レンズ群L3を保持する3群レンズ室300が設けられている。
収容室31は、直進キー20の基部環21の内周に遊嵌可能な外径であって、その前面側には、中央に透光開口部を備える前面壁31Aが形成されている。
フランジ32の外周には、フォロアアーム32Aが周方向に等間隔で3カ所(120°間隔で)前面側に向けて延設されている。フォロアアーム32Aの先端部外周には3群カムフォロア33が突設されている。フォロアアーム32Aは、直進筒13の3群直進スリット13Dに摺動移動可能に嵌合している。また、3群カムフォロア33は、回転筒12の内周面に形成された3群カム溝12Dに摺動移動可能に嵌合している。
上記のように構成された3群レンズ枠30は、そのフォロアアーム32Aが直進筒13の3群直進スリット13Dに嵌合しているために回転が規制され、回転筒12が回転するとその3群カム溝12Dによって3群カムフォロア33が移動操作されて、直進移動する。
図11は、3群レンズ室300を前面側から見た斜視図である。図12は、3群レンズ室のスライド退避移動を説明する、3群レンズ枠を背面側から見た図である。
3群レンズ室300は、図11に最も良く示すように、第3レンズ群L3を保持する円筒状の保持枠301と、その外周から径方向に延設された所定長さのアーム302とを備えている。
保持枠301には、3群光軸調整ピン320が、背面側から回転操作可能に設けられている(図5参照)。アーム302の先端には、3群回転軸部303が形成されている。3群回転軸部303の背面側端部は、小径のバネ保持部305となっている。また、3群回転軸部303には、沈胴状態において直進キー20の連動ピン70によって押圧操作される第1操作部310が形成されている。
3群レンズ室300は、3群回転軸部303が収容室31に設けられた支持軸34に、回転可能かつ軸方向に所定量移動可能に嵌合している。支持軸34は、収容室31に光軸OAと平行に設けられている。
これにより、3群レンズ室300は、支持軸34を中心とする回動によって、その保持した第3レンズ群L3の中心が光軸OAと一致する図12(a)に示す撮影位置と、この撮影位置からY軸プラス方向に移動した図12(b)に示す退避位置との間を回動(スライド移動)し得るようになっている。
また、3群レンズ室300は、バネ保持部305に挿入されたスプリング35(図9,10参照)によって撮影位置側に付勢されている。3群レンズ室300における撮影位置は、3群光軸調整ピン320が、収容室31の内部に形成された位置決め当接部31Dに当接することで規定されるようになっている。つまり、3群光軸調整ピン320が位置決め当接部31D(図10,12参照)に当接して、スプリング35の付勢力による回動が規制された位置が、3群レンズ室300における撮影位置である。3群レンズ室300は、自由状態ではこの撮影位置にある。
3群光軸調整ピン320は、偏心軸321を偏倚した軸として回転するいわゆる偏心ピンである。
偏心軸321は保持枠301に回転可能に設けられている。そして、3群光軸調整ピン320は、図4に示すように3群レンズ室300が退避位置にある状態で、背面板120に開口形成された3群光軸調整孔123と対応し、レンズユニット100の背面側から3群光軸調整孔123を介してドライバー等によって回転操作できるようになっている。
3群光軸調整ピン320が、偏心軸321回りに回転すると、当接部31Dへの当接位置関係が変化する。これにより、3群光軸調整ピン320を回転操作することによって、光軸OAと直交する面内で移動させて、第3レンズ群L3の撮影位置を光軸直交方向(Z軸直交面)にシフト調整できる。
つぎに、直進キー20に設けられた連動ピン70と、この連動ピン70によって回動操作される3群レンズ枠30に設けられた3群レンズ室300の構成および作用について、詳細に説明する。
連動ピン70は、図10に示すように、基部71の一方に円柱状の固定軸72、他方にピン操作部73を備え、金属によって形成されている。そして、連動ピン70は、固定軸72が支持部24の装着孔24Aに内周側から嵌挿されて外周側の突出部がカシメられ、これによって支持部24に固定されている。
連動ピン70の基部71は、円板部材をその径方向を径より狭い平行な2面でカットした樽形を呈している。基部71における前面側のカット面71Aは、当該連動ピン70が支持部24に装着された状態において基部環21の背面に沿って当接するように設定されている。このカット面71Aの基部環21への当接によって、連動ピン70の固定軸72を中心とした回転方向のガタ付きが防がれるようになっている。
ピン操作部73は、概略角柱状であってその角部がR状に面取りされている。また、ピン操作部73の前面側は、切り欠かれている。
一方、3群レンズ室300における3群回転軸部303には、図11に示すように、その外周側(アーム302と逆側)に第1操作部310が突設され、前面側の端面には第2操作部330が形成されている。
第1操作部310は、3群回転軸部303の周囲に径方向に所定の厚さを有して所定角度範囲に形成されており、その前面側の端面が操作面311となっている。
操作面311は、前面側から見て(図12(a)において)、支持軸34を中心として反時計回りで周方向に行く程、光軸OA方向背面側に漸次変化する所定角度の傾斜面となっている。つまり、操作面311は、支持軸34を中心とする螺旋状を成している。
この第1操作部310は、図9に示すように、収容室31における対応する前面側部位に形成された操作開口部31Cを介して、前面側に露出している。
そして、第1操作部310の操作面311は、撮影待機状態から沈胴状態に至る過程において、直進キー20に設けられた連動ピン70のピン操作部73によって押圧操作される。
つまり、連動ピン70のピン操作部73が、前面側から背面側に移動して第1操作部310の操作面311に当接し、これを押圧操作するようになっている。操作面311は、連動ピン70によって前面側から押圧されると、その傾斜によって支持軸34を中心として3群回転軸部303を回転させる。その結果、3群回転軸部303が支持軸34を中心として回転操作されることとなり、3群レンズ室300が支持軸34を中心として回動する
そして3群レンズ室300は、図12(a)で示す撮影待機状態では、その保持した第3レンズ群L3の中心が光軸OAと一致する撮影位置にあるが、図12(b)で示す沈胴状態では、退避位置にスライド移動する。
また、第3レンズ室300の第2操作部330は、3群レンズ室300における3群回転軸部303の前面側の端面に突設された、被操作突起331(図11)を備えている。図13(a)は3群レンズ室を前面側から見た図、(b)は(a)のC‐C線断面と対応する図である。図14は3群レンズ枠30を背面側から見た図である。図15は図13(b)における矢視Dで示す部分の周囲を展開して示す図である。
被操作突起331は、所定高さの突起であって、所定角度範囲の円弧状に形成されて、周方向に間隔を有して2箇所設けられている。被操作突起331の前面側から見て(図13(a)において)時計回り前方側の端部は、3群回転軸部303の前面側の端面に対して直角より小さい所定角度を有する乗り上げ斜面332となっている。被操作突起331の上面は、3群レンズ室300の回動軸(支持軸34の中心軸)と直交する平面となっている。
第2操作部330は、スプリング35における中心軸方向の弾性復帰力で、3群レンズ枠30の収容室31における装着ボス31Eに押圧付勢される。
装着ボス31Eには、光軸OA方向において所定高さの操作突起31Eaが突設されている。操作突起31Eaは、3群回転軸部303における被操作突起331の間に嵌る扇状であって、被操作突起331の間と対応して2箇所形成されている。操作突起31Eaの背面側から見て(図14において)反時計回り前方側の端部は、被操作突起331における乗り上げ斜面332と対応する傾斜の操作斜面31Ebとなっている。操作突起31Eaの上面は、3群レンズ室300の回動軸(支持軸34)と直交する平面となっている。
3群レンズ室300が撮影位置では、図15(a)に示すように、第2操作部330における被操作突起331の間に、装着ボス31Eにおける光軸方向操作突起31Eaが嵌る。そして、3群レンズ室300が退避位置に向けて回動(図15(a)における矢印で示す方向に移動)すると、第2操作部330における乗り上げ斜面332が、装着ボス31Eにおける操作斜面31Ebに当接して、図15(b)に示すように、第2操作部330における被操作突起331が、装着ボス31Eにおける光軸方向操作突起31Eaに対応する(乗り上げる)。これにより、3群レンズ室300が退避位置では、第2操作部330が、3群レンズ室300を、光軸方向操作突起31Eaの高さ分、装着ボス31Eに対して相対的に背面側に移動するようになっているものである。光軸方向操作突起31Eaの高さは、前述したシャッターユニット50における開口内縁51に対する前面側への突出量より大きく設定されている。
上記のように構成された第1操作部310と第2操作部330とを備える3群レンズ室300は、レンズ鏡筒10が撮影待機状態から沈胴状態に至る過程において、第1操作部310が直進キー20に設けられた連動ピン70によって押圧操作され、これによって下記のように作用して撮影位置から退避位置に回動する。
すなわち、第1操作部310における操作面311が、直進キー20に設けられた連動ピン70によって前面側から押圧されると、その傾斜によって生ずる分力によって3群回転軸部303(3群レンズ室300)が支持軸34を中心として背面側から見て(図12(a)において)反時計回りに回動する。この3群回転軸部303が回転する際には、その回転開始と共に第2操作部330における被操作突起331が装着ボス31Eにおける光軸方向操作突起31Eaに乗り上げ、3群回転軸部303はスプリング35の付勢力に抗して支持軸34の軸方向背面側に移動操作される。つまり、3群レンズ室300は、その回動初期において装着ボス31Eにおける光軸方向操作突起31Eaの高さ分背面側に移動する。光軸方向操作突起31Eaの高さは、前述したように、第3レンズ群L3の前面の、シャッターユニット50における開口内縁51に対する前面側への突出量より大きく設定されており、これによって回動時における、第3レンズ群L3の前面と開口内縁51との干渉を回避できる。
その後、さらに操作面31が連動ピン70によって押圧され、3群レンズ室300は、装着ボス31Eにおける光軸方向操作突起31Eaの高さ分背面側に移動した状態で、さらに回動して退避位置に至る。
すなわち、3群レンズ室300は、直進キー20に設けられた連動ピン70によって押圧操作されて、光軸OA方向背面側に所定量移動すると共に、撮影位置から退避位置へとスライド移動するものである。
また、連動ピン70が、3群レンズ室300における第1操作部310を押圧する方向は、スプリング35の圧縮軸方向と同方向(すなわち光軸OAと平行な方向)である。このため、連動ピン70の操作部73が第1操作部310の操作面311に当接した際における衝撃を、スプリング35の軸方向における弾性変形で緩衝することができる。
レンズ鏡筒10が撮影待機状態から沈胴状態に伸長する際には、上記とは逆に作用して、連動ピン70の操作部73による、第1操作部310における操作面31の押圧操作が解除され、3群レンズ室300はスプリング35の弾性復帰力で退避位置から自由位置である撮影位置に回動復帰すると共に第2操作部330における被操作突起331の間に装着ボス31Eにおける光軸方向操作突起31Eaが嵌り、前面側に移動して所定位置となる。
次に、第3レンズ枠30の背面側に設けられた、4群レンズ室40について説明する。
4群レンズ室40は、図5及び図6に示すように、支持アーム42の先端に第4レンズ群L4を保持する略円環状の保持枠41を備えると共に、支持アーム42の他端に4群回転軸部43を備えている。
また、4群レンズ室40は、4群回転軸部43から、支持アーム42に対して所定の角度を成して延設された所定長さの調整アーム44を備えている。調整アーム44の先端には、外方に開放する嵌合スリット44Aが形成されている。
4群レンズ室40は、その4群回転軸部43がユニット筐体110に配設されたガイド軸130に摺動移動可能に嵌合すると共に、調整アーム44の嵌合スリット44Aに4群位置決めピン140の操作軸部142がガタ付くことなく摺動回転可能に嵌合して設けられている。
ガイド軸130および4群位置決めピン140は、ユニット筐体110における機構収容部111に配設されている。
ガイド軸130は、光軸OAと平行に配設されており、これによって4群レンズ室40は、ガイド軸130を中心として光軸OAと直交する面内で回転可能、且つ、ガイド軸130に沿って光軸OA方向に所定範囲で移動可能となっている。
4群位置決めピン140は、いわゆる偏心ピンであり、背面板120に開口形成された4群光軸調整孔124と対応している。上記のように構成された4群レンズ室40は、4群位置決めピン140がそのガイド軸130を中心とする回動を規制している。4群位置決めピン140は偏心ピンであるため、回転させることによりその位置がその回転軸と直交する面内で変位し、4群レンズ室40はガイド軸130を中心として回動する。
その結果、4群レンズ室400が保持する第4レンズ群L4の中心位置が変化する。すなわち第4レンズ群L4の中心が光軸OAからズレている状態から、4群位置決めピン140を所定角度回転操作することで、第4レンズ群L4の中心を光軸OAと一致させることができる。つまり、4群位置決めピン140の回転操作によって、4群レンズ室40が保持する第4レンズ群L4を光軸OAと直交する面内で移動させて、光軸調整を行うことができる。
4群位置決めピン140は、前述したように背面板120に開口形成された4群光軸調整孔124と対応しており、光軸調整に係る4群位置決めピン140の回転操作は、レンズユニット100の背面側から、4群光軸調整孔124を介してドライバー等によって行うことができる。
つぎに、レンズ鏡筒10が撮影待機状態から沈胴状態に収縮する際における、カム筒17と3群レンズ枠30の移動について説明する。
前述したように、レンズ鏡筒10が撮影待機状態から沈胴状態に収縮する際において、カム筒17と3群レンズ枠30とは移動量が異なる。つまり、カム筒17と3群レンズ枠30とは、撮影待機状態から沈胴状態に至る移動速度が異なる。これにより、沈胴状態に至る過程において、後退移動する直進キー20がその速度の違いによって3群レンズ枠30に追い付いて、直進キー20に設けられた連動ピン70が、3群レンズ室300の第1操作部310を操作して3群レンズ室300を退避位置にスライド移動させる。
ここで、3群レンズ枠30は、レンズ鏡筒10における主要構成要素の撮影待機状態から沈胴状態への移動を説明する概念図である図18に示すように、その移動速度が一定でなく、沈胴状態に至る過程の初期段階において、3群レンズ枠30と直進キー20とが接近して連動ピン70が、3群レンズ室300の第1操作部310(3群レンズ枠30)を操作するように設定されている。
3群レンズ枠30の移動操作は、前述したように、その3群カムフォロア33が摺動移動可能に嵌合する回転筒12における3群カム溝12Dによって行われる。
3群カム溝12Dは、図6および図7(b)に示すように、撮影待機状態において3群カムフォロア33が嵌合する広角側位置12DWと、沈胴状態において3群カムフォロア33が嵌合する沈胴位置12DSとの間に、前面側に突出するように屈曲した屈曲突出部12DBを備えた経路形状となっている。
これにより、撮影待機状態から沈胴状態に至る過程において、3群カムフォロア33が3群カム溝12Dの撮影待機状態(広角側位置12DW)から屈曲突出部12DBまでの間を移動する初期段階では、3群レンズ枠30の後退速度は、一定速度で後退したと仮定した場合に比較して遅くなる。その結果、直進キー20と3群レンズ枠30の相対的な接近速度が速まり、後退開始後早い段階で連動ピン70が3群レンズ室300の第1操作部310を操作して3群レンズ室300を退避位置にスライド移動操作することができるようになっている。
すなわち、3群レンズ枠30の後退速度(単位時間当たりの移動量)は、図16中における線310Mで示すように、撮影待機状態から沈胴状態に至る過程の初期段階では遅く、後期段階では速く、最終的に他の構成要素と同じタイミングで沈胴状態における位置に移動するように設定されている。なお、図16においては、各構成要素の移動線の傾きが速度を表している(傾きが大きい程速度が速い)。
図16において、連動ピン70の後退移動を示す線70Mと、第1操作部310(3群レンズ枠30)の後退移動を示す線310Mとが交わる位置が、本実施形態において連動ピン70と第1操作部310とが接触する退避開始位置Pである。また、連動ピン70の後退移動を示す線70Mと、第1操作部310(3群レンズ枠30)の後退速度を一定と仮定した後退移動を示す線310M′とが交わる位置が、3群レンズ枠30が一定速度で後退した場合における仮想退避開始位置P′である。
仮想退避開始位置P′では、連動ピン70と第1操作部310の接触が遅く、3群レンズ室300の保持する第3レンズ群L3(図16中L3P′で示す)と、4群レンズ室40の保持する第4レンズ群L4(図16中L4P′で示す)とが干渉してしまう。一方、本構成における退避開始位置Pでは第3レンズ群L3(図16中L3Pで示す)と第4レンズ群L4(図16中L4Pで示す)とが光軸OA方向に離間している早い段階で、3群レンズ室300を退避位置にスライド移動操作することができる。
このような構成によれば、撮影待機状態から沈胴状態に至る過程の早い段階で、3群レンズ室300を退避位置にスライド移動操作して第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の干渉を回避することができ、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との位置設定の自由度が高く、光学系の小型化と高い光学性能の両立が可能となる。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)レンズユニット100では、撮影待機状態から沈胴状態に至る過程において、3群レンズ室300の第1操作部310が、その前面側に配設された直進キー20に設けられた連動ピン70によって前面側から押圧操作されて、撮影位置から退避位置にスライド移動する。これにより、3群レンズ室300を退避位置に移動操作する部材をたとえば撮像素子210側から突設する構成に比較してコンパクトに構成することができる。その結果、レンズユニット100を小型軽量且つ低コストに構成することが可能となる。
(2)レンズユニット100では、3群レンズ室300が撮影位置から退避位置にスライド移動する初期段階において、第2操作部330における被操作突起331が装着ボス31Eにおける光軸方向操作突起31Eaに乗り上げ、背面側に移動操作される。これにより、回動時における、第3レンズ群L3の前面とシャッターユニット50の開口内縁51との干渉を回避できる。その結果、作用状態において、スライド退避する第3レンズ群L3とシャッターユニット50とを光軸OA方向に接近させた設定とすることができ、小型化が可能となる。
(3)レンズユニット100では、3群レンズ室300を撮影位置から退避位置にスライド移動操作する際に、連動ピン70が、3群レンズ室300における第1操作部310を押圧操作する方向は、スプリング35の圧縮軸方向と同方向である。このため、連動ピン70の操作部73が第1操作部310の操作面311に当接した際における衝撃を、スプリング35の軸方向における弾性変形で緩衝することができる。これにより、連動ピン70の第1操作部310への衝突や、衝突による振動に起因する不具合の発生を抑制することができる。
(4)レンズユニット100において、3群レンズ室300の第1操作部310を押圧して退避位置にスライド移動させる連動ピン70は、基部71に平坦なカット面71Aを備えており、このカット面71Aを直進キー20に設けられた基部環21の背面に沿って当接させて設けられている。このカット面71Aの基部環21への当接によって、連動ピン70の回転方向のガタ付きを防ぐことができ、安定した操作が可能となると共に高い耐久性が得られる。
(5)レンズユニット100では、連動ピン70を備える直進キー20と、3群レンズ室300を備える3群レンズ室300とが、撮影待機状態から沈胴状態に至る過程で接近し、直進キー20が3群レンズ室300の第1操作部310を押圧して3群レンズ室300を退避位置にスライド移動させる。3群レンズ枠30を移動操作する回転筒12における3群カム溝12Dは、広角側位置12DWと、沈胴位置12DSとの間に、前面側に突出するように屈曲した屈曲突出部12DBを備えた経路形状となっている。これにより、広角側位置12DWから屈曲突出部12DBまでの間では、3群レンズ枠30の後退速度が遅くなり、その結果、直進キー20と3群レンズ枠30の相対的な接近速度が速まって、早い段階で連動ピン70が3群レンズ室300の第1操作部310を操作して3群レンズ室300を退避位置にスライド移動操作することができるようになっている。このような構成により、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の干渉を回避することができ、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との位置設定の自由度が高く、光学系の小型化と高い光学性能の両立が可能となる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、3群レンズ室300における第1操作部310の操作面311を、3群レンズ室300の前面側に配設された直進キー20が備える連動ピン70によって前面側から押圧操作して、3群レンズ室300を撮影位置から退避位置にスライド移動するように構成されている。しかし、操作面311と連動ピン70の関係は逆であっても良い。すなわち、直進キー20が備える傾斜した操作面で、3群レンズ室300が備える連動ピンを押圧操作して、3群レンズ室300をスライド移動させるように構成しても良いものである。
(2)上記実施形態は、本願発明をデジタルスチルカメラに適用した例である。本願発明における光学機器は、これに限らず、フィルムを用いるいわゆる銀塩スチルカメラ、ビデオカメラ、撮影機能付きの携帯電話等であっても良いものである。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:カメラ、10:レンズ鏡筒、11:固定筒、11A:回転筒駆動ヘリコイド溝、11AS:沈胴状態位置、11AW:撮影待機状態位置、12:回転筒、12D:3群カム溝、12DB:屈曲部、12DS:沈胴状態位置、12DW:撮影待機状態位置、17:カム筒、20:直進キー、30:3群レンズ枠、31E:装着ボス、31Ea:光軸方向操作突起、31Eb:操作斜面、34:支持軸、35;スプリング、40:4群レンズ室、42:支持アーム、50:シャッターユニット、51:開口内縁、70:連動ピン、71:基部、71A:カット面、72:固定軸、73:操作部、100:レンズユニット、200:センサ部、210:撮像素子、300:3群レンズ室、302:アーム、310:連動操作部、311:操作面、330:第2操作部、331:被操作突起、332:乗り上げ斜面、OA:光軸、L3,L3P,L3P′:第3レンズ群、L4,L4P,L4P′:第4レンズ群

Claims (8)

  1. 光学系による像を撮像する撮像素子に対して光軸方向に移動する直進部材と、
    前記直進部材と当接し前記直進部材から前記光学系の光軸方向の押し圧力が供給され、前記押し圧力を回転力に変換する変換機構と、
    前記変換機構の回転力を用いて回転軸を中心に前記光学系の少なくとも一部を回転させる回転機構とを含むことを特徴とする撮影装置。
  2. 請求項1に記載された撮影装置であって、
    撮影が可能な撮影状態から、前記光学系の少なくとも一部をカメラ本体に収納する収納状態に変化可能であり、
    前記直進部材は、前記撮影状態から前記収納状態に変化するとき前記光軸方向に移動することを特徴とする撮影装置。
  3. 請求項1または2項に記載された撮影装置であって、
    前記直進部材は、前記変換機構よりも物体側に備えられていることを特徴とする撮影装置。
  4. 請求項2または3のいずれか1項に記載の撮影装置であって、
    前記回転機構よりもさらに像側に配置された光学部材(フォーカスレンズ群)を備え、
    前記撮影装置が前記撮影状態から前記収納状態に変化する際の、前記直進部材と前記回転機構とが接触するまでにおいて、
    前記回転機構が前記光学部材に近接する速度より、
    前記直進部材が前記光学部材に近接する速度の方が速いこと、
    を特徴とする撮影装置。
  5. 請求項4に記載の撮影装置であって、
    前記直進部材と前記回転機構とが接触した後、前記直進部材と前記回転機構とは接触関係を維持したまま前記光学部材に近接すること、
    を特徴とする撮影装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮影装置であって、
    前記直進部材と前記回転機構との間の接触の衝撃を緩衝する緩衝部材を備えること、
    を特徴とする撮影装置。
  7. 請求項6に記載の撮影装置であって、
    前記緩衝部材は圧縮バネであること、
    を特徴とする撮影装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の撮影装置であって、
    前記直進部材と前記回転機構とが接触した後、前記回転機構の回転に伴って、前記回転機構をさらに像側に押圧する押圧機構を備えること、
    を特徴とする撮影装置。
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