JP5408542B2 - レンズ駆動装置、カメラおよび携帯情報端末装置 - Google Patents

レンズ駆動装置、カメラおよび携帯情報端末装置 Download PDF

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Description

本発明は、沈胴構造を採用したレンズ鏡胴を有するレンズ駆動装置、カメラおよび携帯情報端末装置に関するものである。
近年、いわゆるディジタルカメラ等の撮像装置においては、ズームレンズ等の撮像光学系の高性能化およびユーザー要求による装置の小型化等の進展に伴って、撮影時以外には、レンズ鏡胴における可動鏡筒がカメラボディ等の装置筐体内部に沈胴するタイプの撮像光学系を有するものが要求されている。さらに、撮像装置の本体筐体であるカメラボディ等の薄型化の要求により、沈胴収納状態での可動鏡筒部分の撮像光軸方向の寸法を極限にまで小さくすることが重要視されている。
このような、カメラ等の撮像装置における本体筐体の薄型化の要請により、従来、複数のレンズ群の少なくとも一部のレンズ群を沈胴させてレンズ群を本体筐体内部に収納する沈胴収納状態から、前記複数のレンズ群の少なくとも一部を被写体側(物体側)に移動させることにより撮像状態とするために、前記複数のレンズ群をレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠を内部に保持する可動鏡筒と、前記可動鏡筒を介して前記レンズ保持枠を駆動する保持枠駆動部とを備えたものにおいて、前記レンズ保持枠は、撮像状態では、前記複数のレンズ群の全てのレンズ群を撮像光軸上に位置させ、沈胴収納状態では少なくとも一つのレンズ群を保持して、撮像光軸とは異なる位置に当該レンズ群を移動させる退避レンズ保持枠を含むレンズ鏡胴が、例えば特許文献1(特許第3771909号)等において提案されている。
上述した特許文献1には、可動鏡筒の収納時に、レンズ群の一部が本来の可動鏡筒の収納スペース以外の場所に退避するため、収納時の光軸方向の寸法を最小限にすることができ、カメラ等の撮像装置の本体筐体を薄型化できることが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された構成において、撮像光軸に沿う方向に移動可能なレンズ群を増やそうとすると、収納状態における寸法が大きくなり、部品コストが増加することになる。そのため、それらを許容しない限りは、レンズ設計の自由度が制限され、レンズ性能を向上させることが困難であるという課題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、レンズ鏡胴の寸法および部材を増大させたり、部品コストを増加させることなく、簡易な機構で撮像光軸に沿う方向への移動が可能なレンズ群を増やすことができて、レンズ設計の自由度を向上することができ、レンズ性能を向上させることを可能とするレンズ駆動装置、カメラおよび携帯情報端末装置を提供することを目的としている。
すなわち、本発明の請求項1の目的は、特に、簡易な機構で撮像光軸に沿う方向への移動が可能なレンズ群を増やすことができて、レンズ設計の自由度を向上することができ、レンズ性能を向上させることを可能とするレンズ駆動装置を提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、特に、簡易な機構で撮像光軸に沿う方向への移動が可能なレンズ駆動装置を提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、部品の寸法管理点を明確にし、部品の高精度の寸法管理を可能とするレンズ駆動装置を提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、レンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることを可能として、しかも駆動安定性を向上することを可能とするレンズ駆動装置を提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、レンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることを可能として、しかも部材の共通化により構成および制御の簡単化を可能とするレンズ駆動装置を提供することにある。
本発明の請求項6の目的は、特に、レンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることを可能として、しかも作動位置精度の安定化を可能とするレンズ駆動装置を提供することにある。
本発明の請求項7の目的は、特に、レンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることを可能として、しかも駆動操作機構の構成の簡単化を可能とするレンズ駆動装置を提供することにある。
本発明の請求項8の目的は、特に、レンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることを可能として、しかも容易に広範囲のフォーカシング制御を行うことを可能とするレンズ駆動装置を提供することにある。
本発明の請求項9の目的は、特に、ズームレンズ等の焦点距離可変光学系におけるレンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることを可能とするレンズ駆動装置を提供することにある。
本発明の請求項10の目的は、特に、撮像光学系のレンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることを可能とするカメラを提供することにある。
本発明の請求項11の目的は、特に、撮像光学系のレンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることを可能とする携帯情報端末装置を提供することにある。
本発明の請求項12の目的は、特に、簡易な機構で撮像光軸に沿う方向への移動が可能なレンズ群を増やすことができて、レンズ設計の自由度を向上することができ、レンズ性能を向上させることを可能とするレンズ駆動装置を提供することにある。
請求項1に記載した本発明に係るレンズ駆動装置は、上述した目的を達成するために、
第1のレンズ群および第2のレンズ群を含み、各々1つ以上のレンズを有してなる複数のレンズ群と、
前記第1のレンズ群を保持し且つ第1の係合部および第2の係合部を有する第1のレンズ保持枠と、
前記第2のレンズ群を保持し且つ前記第1のレンズ保持枠の前記第1の係合部に係合すべく形成された第3の係合部を有する第2のレンズ保持枠と、
前記複数のレンズ群のうち、前記第1のレンズ群および前記第2のレンズ群以外の少なくとも1つのレンズ群を撮像光軸に沿って移動可能に保持する可動レンズ鏡筒と、
前記第1のレンズ保持枠を、前記撮像光軸に対して接近または離脱する所定の方向に回動可能に保持し、且つ前記撮像光軸に沿って移動可能に保持する第1のガイド部材と、
前記第2のレンズ保持枠を、前記撮像光軸に沿って移動可能にガイドする第2のガイド部材と、
前記第1のレンズ保持枠および前記第2のレンズ保持枠に係合した場合に、前記第1のレンズ群および前記第2のレンズ群を前記撮像光軸上で移動させるべくガイドする少なくとも1つの光軸ガイド部材と、
前記第1のレンズ保持枠の前記第2の係合部に係合する係合部材と、
前記係合部材を駆動し、前記係合部材を介して、前記第1のレンズ保持枠を前記所定の方向に回動させ且つ前記撮像光軸に沿って移動させる駆動部と、
を有してなり、前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させてこれらレンズ群を収納する沈胴収納状態から、前記複数のレンズ群の少なくとも一部を被写体側に移動させて撮像状態とするレンズ駆動装置であって、
前記第1のレンズ群と前記第2のレンズを含む前記複数のレンズ群の全レンズ群が前記撮像光軸上に配置される前記撮影状態では、前記第1のレンズ保持枠が前記撮像光軸に沿って移動する場合に、前記第1の係合部が前記第3の係合部に係合して、前記第2のレンズ保持枠が前記第1のレンズ保持枠と一体的に移動し、
前記沈胴収納状態では、前記第2のレンズ保持枠は前記撮像光軸から退避せず、前記第1のレンズ保持枠を前記所定の方向に回動させ、前記第1のレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させることを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係るレンズ駆動装置は、請求項1のレンズ駆動装置であって、
前記撮像光軸に沿った方向から見て、前記撮影状態では、前記第1の係合部と前記第3の係合部とが重なり、
前記沈胴収納状態では、前記第1の係合部と前記第3の係合部とが重なっていない
ことを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係るレンズ駆動装置は、請求項1または請求項2のレンズ駆動装置であって、
前記第1の係合部および前記第3の係合部の、いずれか一方の係合当接面がほぼ半球面状であり、いずれか他方の係合当接面が平面状であることを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係るレンズ駆動装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項のレンズ駆動装置であって、
前記撮像光軸に沿った方向から見て、前記第1の係合部と前記第3の係合部との係合当接位置が、前記第1のガイド部材の中心と前記第2のガイド部材の中心を結ぶ直線上にほぼ位置していることを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係るレンズ駆動装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項のレンズ駆動装置であって、
前記駆動部は、駆動源として単一のモータを含むことを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係るレンズ駆動装置は、請求項1〜請求項5のいずれか1項のレンズ駆動装置であって、
前記第1のレンズ保持枠および前記第2のレンズ保持枠は、それぞれ前記被写体側と反対側へ付勢する付勢力が与えられており、前記駆動部は、前記付勢力に抗して前記第1のレンズ保持枠および前記第2のレンズ保持枠を前記被写体側へ駆動することを特徴としている。
請求項7に記載した本発明に係るレンズ駆動装置は、請求項1〜請求項6のいずれか1項のレンズ駆動装置であって、
前記第1のレンズ保持枠の前記第2の係合部は、
前記第1のレンズ保持枠が前記撮像光軸に沿って駆動される際に前記係合部材に係合する係合面と、
前記第1のレンズ保持枠が回動される際に前記係合部材に係合するカム面と
を有していることを特徴としている。
請求項8に記載した本発明に係るレンズ駆動装置は、請求項1〜請求項7のいずれか1項のレンズ駆動装置であって、
前記第1のレンズ群および前記第2のレンズ群は、撮像状態にて、一体的に光軸方向に移動して、前記複数のレンズ群全体からなる撮像光学系の合焦位置を調整するフォーカシングレンズとして機能することを特徴としている。
請求項9に記載した本発明に係るレンズ駆動装置は、請求項1〜請求項8のいずれか1項のレンズ駆動装置であって、
前記複数のレンズ群は、当該複数のレンズ群全体からなる撮像光学系の焦点距離を変化させる変倍機能を有することを特徴としている。
請求項10に記載した本発明に係るカメラは、請求項1〜請求項9のいずれか1項のレンズ駆動装置を撮像光学系として用いることを特徴としている。
請求項11に記載した本発明に係る携帯情報端末装置は、請求項1〜請求項9のいずれか1項のレンズ駆動装置を撮像光学系として用いることを特徴としている。
請求項12に記載した本発明に係るレンズ駆動装置は、
第1のレンズ群を保持し且つ第1の係合部および第2の係合部を有する第1のレンズ保持枠と、
第2のレンズ群を保持し且つ前記第1のレンズ保持枠の前記第1の係合部に係合すべく形成された第3の係合部を有する第2のレンズ保持枠と、
前記第1のレンズ保持枠を、前記撮像光軸に対して接近または離脱する所定の方向に回動可能に保持し、且つ前記撮像光軸に沿って移動可能に保持する第1のガイド部材と、
前記第2のレンズ保持枠を、前記撮像光軸に沿って移動可能にガイドする第2のガイド部材と、
前記第1のレンズ保持枠の前記第2の係合部に係合する係合部材と、
前記係合部材を駆動し、前記係合部材を介して、前記第1のレンズ保持枠を前記所定の方向に回動させ且つ前記撮像光軸に沿って移動させる駆動部と、
を有するレンズ駆動装置であって、
前記第1のレンズ群と前記第2のレンズが前記撮像光軸上に配置される撮影状態では、前記第1のレンズ保持枠が前記撮像光軸に沿って移動する場合に、前記第1の係合部が前記第3の係合部に係合して、前記第2のレンズ保持枠が前記第1のレンズ保持枠と一体的に移動し、
沈胴収納状態では、前記第2のレンズ保持枠は前記撮像光軸から退避せず、前記第1のレンズ保持枠を前記所定の方向に回動させ、前記第1のレンズ群を前記撮影光軸から離れた退避位置に退避させることを特徴としている。
本発明によれば、レンズ鏡胴の寸法を増大させたり、部品コストを増加させることなく、簡易な機構で撮像光軸に沿う方向への移動が可能なレンズ群を増やすことができて、レンズ設計の自由度を向上することができ、レンズ性能を向上させることを可能とするレンズ駆動装置、カメラおよび携帯情報端末装置を提供することができる。
すなわち本発明の請求項1のレンズ駆動装置によれば、
第1のレンズ群および第2のレンズ群を含み、各々1つ以上のレンズを有してなる複数のレンズ群と、
前記第1のレンズ群を保持し且つ第1の係合部および第2の係合部を有する第1のレンズ保持枠と、
前記第2のレンズ群を保持し且つ前記第1のレンズ保持枠の前記第1の係合部に係合すべく形成された第3の係合部を有する第2のレンズ保持枠と、
前記複数のレンズ群のうち、前記第1のレンズ群および前記第2のレンズ群以外の少なくとも1つのレンズ群を撮像光軸に沿って移動可能に保持する可動レンズ鏡筒と、
前記第1のレンズ保持枠を、前記撮像光軸に対して接近または離脱する所定の方向に回動可能に保持し、且つ前記撮像光軸に沿って移動可能に保持する第1のガイド部材と、
前記第2のレンズ保持枠を、前記撮像光軸に沿って移動可能にガイドする第2のガイド部材と、
前記第1のレンズ保持枠および前記第2のレンズ保持枠に係合した場合に、前記第1のレンズ群および前記第2のレンズ群を前記撮像光軸上で移動させるべくガイドする少なくとも1つの光軸ガイド部材と、
前記第1のレンズ保持枠の前記第2の係合部に係合する係合部材と、
前記係合部材を駆動し、前記係合部材を介して、前記第1のレンズ保持枠を前記所定の方向に回動させ且つ前記撮像光軸に沿って移動させる駆動部と、
を有してなり、前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させてこれらレンズ群を収納する沈胴収納状態から、前記複数のレンズ群の少なくとも一部を被写体側に移動させて撮像状態とするレンズ駆動装置であって、
前記第1のレンズ群と前記第2のレンズを含む前記複数のレンズ群の全レンズ群が前記撮像光軸上に配置される前記撮影状態では、前記第1のレンズ保持枠が前記撮像光軸に沿って移動する場合に、前記第1の係合部が前記第3の係合部に係合して、前記第2のレンズ保持枠が前記第1のレンズ保持枠と一体的に移動し、
前記沈胴収納状態では、前記第2のレンズ保持枠は前記撮像光軸から退避せず、前記第1のレンズ保持枠を前記所定の方向に回動させ、前記第1のレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させることにより、
特に、簡易な機構で撮像光軸に沿う方向への移動が可能なレンズ群を増やすことができて、レンズ設計の自由度を向上することができ、レンズ性能を向上させることが可能となる。
また、本発明の請求項2のレンズ駆動装置によれば、請求項1のレンズ駆動装置において、
前記撮像光軸に沿った方向から見て、前記撮影状態では、前記第1の係合部と前記第3の係合部とが重なり、
前記沈胴収納状態では、前記第1の係合部と前記第3の係合部とが重なっていないことにより、
特に、簡易な機構で撮像光軸に沿う方向への移動が可能となる。
また、本発明の請求項3のレンズ駆動装置によれば、請求項1または2のレンズ駆動装置において、
前記第1の係合部および前記第3の係合部の、いずれか一方の係合当接面がほぼ半球面状であり、いずれか他方の係合当接面が平面状であることにより、
特に、部品の寸法管理点を明確にし、部品の高精度の寸法管理が可能となる。
本発明の請求項4のレンズ駆動装置によれば、請求項1〜請求項3のいずれか1項のレンズ駆動装置において、
前記撮像光軸に沿った方向から見て、前記第1の係合部と前記第3の係合部との係合当接位置が、前記第1のガイド部材の中心と前記第2のガイド部材の中心を結ぶ直線上にほぼ位置していることにより、
特に、レンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることを可能として、しかも駆動安定性を向上することが可能となる。
本発明の請求項5のレンズ駆動装置によれば、請求項1〜請求項4のいずれか1項のレンズ駆動装置において、
前記駆動部は、駆動源として単一のモータを含むことにより、
特に、レンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることを可能として、しかも構成および制御の簡単化が可能となる。
本発明の請求項6のレンズ駆動装置によれば、請求項1〜請求項5のいずれか1項のレンズ駆動装置において、
前記第1のレンズ保持枠および前記第2のレンズ保持枠は、それぞれ前記被写体側と反対側へ付勢する付勢力が与えられており、前記駆動部は、前記付勢力に抗して前記第1のレンズ保持枠および前記第2のレンズ保持枠を前記被写体側へ駆動することにより、
特に、レンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることを可能として、しかも作動位置精度の安定化が可能となる。
本発明の請求項7のレンズ駆動装置によれば、請求項1〜請求項6のいずれか1項のレンズ駆動装置において、
前記第1のレンズ保持枠の前記第2の係合部は、
前記第1のレンズ保持枠が前記撮像光軸に沿って駆動される際に前記係合部材に係合する係合面と、
前記第1のレンズ保持枠が回動される際に前記係合部材に係合するカム面と
を有していることにより、
特に、レンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることを可能として、しかも駆動操作機構の構成の簡単化が可能となる。
本発明の請求項8のレンズ駆動装置によれば、請求項1〜請求項7のいずれか1項のレンズ駆動装置において、
前記第1のレンズ群および前記第2のレンズ群は、撮像状態にて、一体的に光軸方向に移動して、前記複数のレンズ群全体からなる撮像光学系の合焦位置を調整するフォーカシングレンズとして機能することにより、
特に、レンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることを可能として、しかも容易に広範囲のフォーカシング制御を行うことが可能となる。
本発明の請求項9のレンズ駆動装置によれば、請求項1〜請求項8のいずれか1項のレンズ駆動装置において、
前記複数のレンズ群は、当該複数のレンズ群全体からなる撮像光学系の焦点距離を変化させる変倍機能を有することにより、
特に、ズームレンズ等の焦点距離可変光学系におけるレンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることが可能となる。
本発明の請求項10のカメラによれば、請求項1〜請求項9のいずれか1項のレンズ駆動装置を撮像光学系として用いることにより、
特に、撮像光学系のレンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることが可能となる。
本発明の請求項11の携帯情報端末装置によれば、請求項1〜請求項9のいずれか1項のレンズ駆動装置を撮像光学系として用いることにより、
特に、撮像光学系のレンズ設計の自由度を向上し、レンズ性能を向上させることが可能となる。
本発明の請求項12のレンズ駆動装置によれば、
第1のレンズ群を保持し且つ第1の係合部および第2の係合部を有する第1のレンズ保持枠と、
第2のレンズ群を保持し且つ前記第1のレンズ保持枠の前記第1の係合部に係合すべく形成された第3の係合部を有する第2のレンズ保持枠と、
前記第1のレンズ保持枠を、前記撮像光軸に対して接近または離脱する所定の方向に回動可能に保持し、且つ前記撮像光軸に沿って移動可能に保持する第1のガイド部材と、
前記第2のレンズ保持枠を、前記撮像光軸に沿って移動可能にガイドする第2のガイド部材と、
前記第1のレンズ保持枠の前記第2の係合部に係合する係合部材と、
前記係合部材を駆動し、前記係合部材を介して、前記第1のレンズ保持枠を前記所定の方向に回動させ且つ前記撮像光軸に沿って移動させる駆動部と、
を有するレンズ駆動装置であって、
前記第1のレンズ群と前記第2のレンズが前記撮像光軸上に配置される撮影状態では、前記第1のレンズ保持枠が前記撮像光軸に沿って移動する場合に、前記第1の係合部が前記第3の係合部に係合して、前記第2のレンズ保持枠が前記第1のレンズ保持枠と一体的に移動し、
沈胴収納状態では、前記第2のレンズ保持枠は前記撮像光軸から退避せず、前記第1のレンズ保持枠を前記所定の方向に回動させ、前記第1のレンズ群を前記撮影光軸から離れた退避位置に退避させることにより、
特に、簡易な機構で撮像光軸に沿う方向への移動が可能なレンズ群を増やすことができて、レンズ設計の自由度を向上することができ、レンズ性能を向上させることが可能となる。
本発明の一つの実施の形態に係るレンズ駆動装置の沈胴収納状態におけるレンズ鏡胴部分の構成を被写体側から見た斜視図である。 図1のレンズ駆動装置における光学系のレンズ構成およびレンズ鏡胴の要部を模式的に示しており、(a)の上半部は、望遠位置(長焦点位置)状態を、下半部は沈胴収納状態をそれぞれ示す縦断面図、(b)は、広角位置(短焦点位置)状態を示す縦断面図である。 図1のレンズ駆動装置におけるレンズ群に係る駆動機構を説明するための図1の右下側方から見た側面図である。 図3の構成の異なる状態における側面図である。 図3の駆動機構の要部である第3レンズ保持枠と第4レンズ保持枠と雌ねじ部材が係合している状態の構成を被写体側から見た正面図である。 図5の構成を背面側から見た背面図である。 図3に示した駆動機構の一部を詳細に説明するために図1の右側方から見た側面図である。 図7の構成を下方から見た側面図である。 図7および図8に示した機構の要部を図7の左方から見た斜視図である。 図2の光学系における第2の回転筒を展開して示す展開図である。 図2の光学系におけるカム筒を展開して示す展開図である。 図2の光学系における第1のライナーを展開して示す展開図である。 図2の光学系における固定枠部材の固定筒部を展開して示す展開図である。 図13の固定筒部をさらに詳細に示す展開図である。 図2の光学系における第1の回転筒の形状を示す斜視図である。 図1のレンズ駆動装置における第3レンズ保持枠および固定枠部材の固定筒部を示す被写体側から見た正面図である。 図1のレンズ駆動装置における第3レンズ群が撮像光軸上に位置している状態での第3レンズ保持枠周辺の位置関係を示す斜視図である。 図1のレンズ駆動装置におけるリードスクリューおよびそれに螺合する雌ねじ部材を詳細に示す斜視図である。 図18を若干異なる方向から見た斜視図である。 図1のレンズ駆動装置における第4レンズ群を駆動するための駆動系の要部を示す斜視図である。 図1のレンズ駆動装置における第3レンズ保持枠の詳細な構成を示す斜視図である。 図21の背面側から見た第3レンズ保持枠の詳細な構成を示す斜視図である。 図1のレンズ駆動装置における係合していない状態の第3レンズ保持枠と第4レンズ保持枠を、固定枠部材のベース部側から見た状態を示す底面図である。 図23の主要部分をさらに詳細に示す部分詳細図である。 本発明の他の実施の形態に係るレンズ駆動装置におけるレンズ群に係る駆動構成を説明するための側面図である。
以下、本発明の実施の形態に基づき、図面を参照して本発明のレンズ駆動装置を詳細に説明する。
図1〜図24を参照して、本発明の一つの実施の形態に係るレンズ駆動装置の要部の構成を説明する。なお、以下の実施の形態および図面に記載された事項は、すべて一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1〜図9に本発明の一つの実施の形態に係るレンズ駆動装置の要部の主要な構成を示している。図1は、本発明の一つの実施の形態に係るレンズ駆動装置の沈胴収納状態におけるレンズ鏡胴部分の構成を被写体側から見た斜視図である。図2は、図1のレンズ駆動装置における光学系のレンズ構成およびレンズ鏡胴の要部を模式的に示す図であり、(a)のうち、上半部は、望遠位置(長焦点位置)状態、(a)の下半部は沈胴収納状態を示す縦断面図、そして(b)は、広角位置(短焦点位置)状態の上半部を示す縦断面図である。図3は、本発明の要部となるレンズ群に係る駆動構成を説明するための図1の右下側方から見た側面図、そして図4は、図3の構成の異なる状態における側面図である。図5は、図3の駆動機構の要部である第3レンズ保持枠と第4レンズ保持枠と雌ねじ部材が係合している状態の構成を被写体側から見た正面図、そして図6は、図5の構成を背面側から見た背面図である。図7は、図3に示した駆動構成の一部を詳細に説明するための図1の右側方から見た側面図、図8は、図7の下方から見た側面図、そして図9は、図7および図8に示した機構の要部を図7の左方から見た斜視図である。
図1〜図9に示すレンズ鏡胴を含むレンズ駆動装置は、第1レンズ群11、第2レンズ群12、第3レンズ群13、第4レンズ群14、シャッタ/絞りユニット15、固体撮像素子16、カバーガラス18、第1レンズ保持枠19、第2レンズ保持枠20、固定枠部材21、第1の回転筒22、第1のライナー23、第2の回転筒24、第2のライナー25、カム筒26、直進筒27、第3レンズ保持枠28、第4レンズ保持枠29、第3群主ガイド軸31、第3群副ガイド軸32、第4群主ガイド軸33、第4群副ガイド軸34、リードスクリュー35、雌ねじ部材36、第3群圧縮トーションスプリング37、第4群圧縮トーションスプリング38、固定枠部材21、ズームモータ51、第3群モータ52、フォトインタラプタ53、第1ギア61、第2ギア62、第3ギア63、第4ギア64および第5ギア65を具備している。
また、図10〜図14には、各鏡筒のカム等の状態を展開して示している。図10は、第2の回転筒24を示す展開図、図11は、カム筒26を示す展開図、図12は、第1のライナー23を示す展開図、図13は、固定枠部材21の固定筒部21aを示す展開図、そして図14は、固定枠部材21の固定筒部21aをさらに詳細に示す展開図である。
なお、図15は、第1の回転筒22の形状を示す斜視図、図16は、第3レンズ保持枠28および固定枠部材21の固定筒部21aを示す被写体側から見た正面図、そして図17は、第3レンズ群13が撮像光軸上に位置している状態での第3レンズ保持枠28周辺の位置関係を示す斜視図である。また、図18は、リードスクリュー35およびそれに螺合する雌ねじ部材36の詳細を示す斜視図、そして図19は、同様にリードスクリュー35およびそれに螺合する雌ねじ部材36を図18とは若干異なる方向から見た斜視図である。そして、図20は、第4レンズ群14を駆動するための駆動系の要部を示す斜視図である。さらに、図21は、第3レンズ保持枠28の詳細な構成を示す斜視図、図22は、図21の背面側から見た第3レンズ保持枠28の詳細な構成を示す斜視図、図23は、係合していない状態の第3レンズ保持枠28と第4レンズ保持枠29を固定枠部材21のベース部21b側から見た状態を示す底面図、そして図24は、図23の主要部分をさらに詳細に示す部分詳細図である。
まず、図1は、レンズ群を沈胴させて収納した沈胴収納状態におけるレンズ鏡胴部分の様子であり、ズーミングして光学系の焦点距離を調整するためのズームモータ51および本発明の特徴となる第3レンズ群13(および第4レンズ群14)を駆動するための第3群モータ52が示されている。
図2(a)には、上半部にレンズ群を突出した望遠位置状態、そして下半部にレンズ群を沈胴させて収納した沈胴収納状態のそれぞれにおける各レンズ群、レンズ保持枠および各種のレンズ鏡筒(可動レンズ鏡筒を含む)の要部の模式的断面を示しており、また、図2(b)には、レンズ群を突出した広角位置状態における各レンズ群、レンズ保持枠および各種のレンズ鏡筒の要部の模式的断面を示している。
図2を参照して、撮影状態について説明すると、第1レンズ群11、第2レンズ群12、第1のレンズ群としての第3レンズ群13および第2のレンズ群としての第4レンズ群14は、被写体側から、この順序で順次配列されており、第2レンズ群12と第3レンズ群13の間に、シャッタ/絞りユニット15が、挿入配置されている。第4レンズ群14の像面側(被写体側と反対側)には、CCD(電荷結合素子)またはCMOS(相補型金属酸化物半導体)等を用いて構成される固体撮像素子16が配置される。これら第1レンズ群11〜第4レンズ群14は、焦点距離可変のズームレンズを構成している。
第1レンズ群11は、1枚以上のレンズからなり、該第1レンズ群11を一体的に保持する第1レンズ保持枠19を介して直進筒27に固定保持されている。第2レンズ群12は、1枚以上のレンズからなり、該第2レンズ群12を一体的に保持する第2レンズ保持枠20に形成されたカムフォロワが、図11に示すカム筒26の第2レンズ群12用のカム溝に挿通されて第2のライナー25の直進溝(明確には図示していない)に係合し、これらカム筒26および第2のライナー25により支持されている。
シャッタ/絞りユニット15は、シャッタおよび開口絞りを含み、該シャッタ/絞りユニット15に一体的に形成されたカムフォロワが図11に示すカム筒26のシャッタ/絞り用のカム溝に挿通されて第2のライナー25の直進溝に係合し、これらカム筒26および第2のライナー25により支持されている。
固定枠部材21の固定筒部21aの内面には、図13および図14に示すように、軸方向に沿う直進溝およびカム溝が形成されており、ヘリコイド状のカム溝には、図15に示すように第1の回転筒22の基端部外周面に形成されたヘリコイド状のカムフォロワが係合しており、固定枠部材21の固定筒部21aの直進溝には、第1のライナー23の基端部外周に突出形成されたキー部が係合している。
第1の回転筒22の内面には、光軸に直交する面に沿う案内溝が形成されており、第1のライナー23の基端部近傍の外周面に突設された直進案内部材であるフォロワ(またはキー)が係合している。第1のライナー23の内面には、光軸方向に沿う直線溝とヘリコイドが形成され、さらに第1のライナー23には、第2の回転筒24の基端部近傍の外周面に突設されたカムフォロワを挿通するための逃げ溝が形成されている。
第2の回転筒24の基端部の外周面にはヘリコイドが形成され、第1のライナー23の内周に設けられたヘリコイドに螺合するとともに、該第2の回転筒24の基端部近傍の外周面に突設されたカムフォロワが、第1のライナー23のライナー(直線溝)を通して第1の回転筒22の内周に設けられた直線溝に係合している。第1のライナー23の内周に設けられた直線溝には第2のライナー25の基端部外周に突設されたキー部が係合している。第2の回転筒24の内面には光軸に直交する面に沿う案内溝が形成されており、第2のライナー25の外周面に突設された直進案内部材であるフォロワ(またはキー)が係合している。このような構成により第2のライナー25は、光軸方向の移動については第2の回転筒24と一体的に移動するが、相対的には第2のライナー25に対して第2の回転筒24は回転移動できるようになっている。
第2のライナー25の内周に嵌合するカム筒26は、基端部外周に突設された係止突起が第2の回転筒24の基端部に嵌合係止して、第2の回転筒24と一体的に回転動作するようになっている。第2のライナー25の内面には、光軸に直交する面に沿う案内溝が形成されており、カム筒26の外周面(前側)に突設された直進案内部材であるフォロワ(またはキー)が係合している。このような構成により、カム筒26は、光軸方向の移動については第2のライナー25と一体的に移動するが、相対的には第2のライナー25に対してカム筒26は、回転移動できるようになっている。
直進筒27は、基端部側が第2の回転筒24と第2のライナー25の間に挿入されており、直進筒27の基端部近傍の外周面には、カムフォロワが突設され、前記カムフォロワが第2の回転筒24の内周面に形成されたカム溝に係合するとともに、直進筒27の内周面には軸方向に沿って直進溝が形成され、該直進溝に第2のライナー25の外周面のキー部が係合している。第1の回転筒22の基端部外周にはギア部が形成されており、ズームモータ51の駆動力が適宜ギアを介してギア伝達されて回動され、それによって第1レンズ群11、第2レンズ群12およびシャッタ/絞りユニット15が、所定のごとくズーミング動作する。
なお、上述したように、直進筒27のカムフォロワに係合する第2の回転筒24のカム溝が図10に示されている。第2レンズ群12のレンズ保持枠20のカムフォロワに係合するカム筒26のカム溝およびシャッタ/絞りユニット15のカムフォロワに係合するカム筒26のカム溝が図11に示されている。第2の回転筒24のカムフォロワに係合する第1のライナー23のカム溝および第2のライナー25のキー部に係合する第1のライナー23の直線溝が図12に示されている。そして、固定枠部材21の固定筒部21aの第1のライナー23のキー部に係合する固定筒部21aの直進溝、第1の回転筒22のカムフォロワに係合する固定筒部21aのカム溝が図13および図14に示されている。
すなわち、一般に最外周の固定筒部21aに最も近い第1の回転筒22は、ヘリコイドによって固定筒部21aに螺合しており、ヘリコイドは、その形状から一定の速度で移動させる。このため、沈胴収納状態から広角位置を経て望遠位置へと漸次駆動される間の広角位置においては、第1の回転筒22は、半分ほど繰り出された状態となるのが、一般的である。これに対して、上述した構成においては、第1の回転筒22は、固定枠部材21の固定筒部21aと単にヘリコイド螺合するのではなくヘリコイド状のカム溝で係合しており、収納状態から広角位置への駆動により、第1の回転筒22は、最大繰り出し位置まで完全に繰り出し、その後は、図14に示すようにカム溝の被写体側端部が固定筒部21aの端面に平行になっており、広角位置から望遠位置への駆動では第1の回転筒22は、光軸方向へ移動させられることなく定位置で回転する。
第1の回転筒22は、沈胴状態から広角位置へ移動する際、最初は回転しながら被写体側へ繰り出し、最大繰り出し位置に到達すると、前記固定枠41に設置されたズーム位置検出器によりズーム位置基準信号が発生する。このズーム位置検出器は、例えばフォトリフレクタ、フォトインタラプタまたはリーフスイッチ等で構成する。したがって、このズーム位置基準信号が発生すると、第1の回転筒22が最大繰り出し位置に達したと考えて良いので、退避レンズ保持枠、すなわち、この例では、第3レンズ保持枠28が、第3レンズ群13を退避位置から撮像光軸上に位置させるための進入動作を開始することができる。
第3レンズ群13は、第1のレンズ保持枠としての第3レンズ保持枠28に保持されている。第3レンズ保持枠28は、一端に第1のレンズ群としての第3レンズ群13を保持しており、他端に円筒状の係合スリーブ部28hを有し、この係合スリーブ部28hに挿通される第3レンズ群13の光軸と実質的に平行な第1のガイド部材としての第3群主ガイド軸31によって、該第3群主ガイド軸31を軸として回動可能に且つ該第3群主ガイド軸31に沿って光軸に沿う方向にスライド移動可能として支持されている。第3レンズ保持枠28は、図16に実線で示すように撮影状態における撮像光軸上に第3レンズ群13を挿入した光軸上位置(図2(a)の上半部および図2(b)参照)と、図16に破線で示すように沈胴収納状態における第3レンズ群13を固定枠部材21の固定筒部21aから外部(外側)に退避した収納位置(図2(a)の下半部参照)との間で、あるいは、第3レンズ群13を撮影光軸から離れて退避した退避位置との間で、第3群主ガイド軸31を中心として回動する。図16は、被写体側から見た第3レンズ保持枠28の動作および第3レンズ保持枠28と固定枠部材21の固定筒部21aとの位置関係を示している。
図7、図8および図9に示すように、第3レンズ保持枠28が退避位置(図16の破線)にある状態では、リードスクリュー35に螺合している係合部材としての雌ねじ部材36は最も像面側(被写体側と反対側)に位置している。第3群圧縮トーションスプリング37は、回転方向のばね力により、レンズ鏡胴正面、つまり被写体側から見て、反時計方向(撮像光軸上への進入方向)のモーメントを第3レンズ保持枠28に常に与えている。この退避位置では、被写体側から見て、反時計方向のモーメントを第3レンズ保持枠28に与える第3群圧縮トーションスプリング37の回転方向のばね力が最もチャージされている。第3レンズ保持枠28の第3群主ガイド軸31に支持されている円筒部の外周部の一部に部分円筒部が形成されたほぼ二重円筒状部分である係合スリーブ部28hの最外周面には、図8に示すような第2の係合部としての段差部28cが形成されており、この段差部28cには、回動軸となる第3群主ガイド軸31の軸線に平行な方向についての中間部の内面にカム斜面形状のカム部(カム面)28dが形成されている。この段差部28cには、図8の収納位置Sに雌ねじ部材36の当接部36aが係合している。この状態から第3群モータ52を図9における時計方向に回転させると、第1ギア61〜第5ギア65からなるギア機構を介してリードスクリュー35が時計方向に回転し、雌ねじ部材36が光軸方向に沿って被写体側へ移動する。
この際には、雌ねじ部材36の当接部36aは、カム部28dに当接係合し、圧縮トーションスプリング37によるモーメント力によって、当接部36aがカム部28dに沿って摺動することにより、第3レンズ保持枠28が反時計方向に回転する。その後、雌ねじ部材36が更に被写体側へ移動すると、雌ねじ部材36の遮光片36bが第3群の位置検出装置としてのフォトインタラプタ53の光路から外れるまで移動するのでフォトインタラプタ53からは、L(低レベル)からH(高レベル)へ変化する基準信号を発生する。第3レンズ群13は、フォトインタラプタ53からの基準信号を基準としてパルスカウントにより位置制御される。
この状態から、雌ねじ部材36を、図8の退避開始位置Bまで移動すると、第3レンズ保持枠28が、さらに反時計方向に回転し、第3レンズ保持枠28の中間部に設けられているストッパ28eが、図5および図16に示すように、光軸ガイド部材としての第3群副ガイド軸32に当接することにより、第3レンズ保持枠28の光軸側位置が規定され、第3レンズ群13を撮像光軸上に位置させる。これにて、第3レンズ群13の光軸上への進入動作が完了する。なお、雌ねじ部材36の遮光片36bは、図9に示すフォトインタラプタ53を遮光することにより、収納位置にあることが検知確認できるようになっている。
また、雌ねじ部材36が図8の退避開始位置Bまで移動すると、雌ねじ部材36の当接部36aが第3レンズ保持枠28の段差部28cの第2の係合部としての前側係合部28fに当接係合する。すなわち、第3レンズ保持枠28の段差部28cは、中間部にカム斜面形状をなすカム部28dを有し、前端側に第3群主ガイド軸31がほぼ垂直に交わる平面を形成する前側係合部28fを有して、円筒周面からの陥凹部を形成している。第3レンズ保持枠28は、第3群主ガイド軸31の周囲に配設された圧縮トーションスプリング37によって、前記収納位置から前記光軸側位置へ向かう回動方向に付勢されるとともに、第3群主ガイド軸31上において被写体側から像面側の固定枠部材21のベース部21bへ向かう方向に常時付勢されている。なお、固定筒部21aは、ベース部21bに対峙して固定枠部材21と一体的に固定されている。
なお、図7に示すように、固定筒部21aにおける圧縮トーションスプリング37が当接する部位近傍には、圧縮トーションスプリング37の内径より小さい凸状部が形成されていて、この部分における圧縮トーションスプリング37の位置を規制して、圧縮トーションスプリング37の中心位置が、第3群主ガイド軸31の中心から大きくずれないようにしている。
次に、雌ねじ部材36が広角位置(図8の広角位置W)まで移動する際は、雌ねじ部材36の当接部36aが前側係合部28fに係合してこの部分を押圧するので、第3レンズ保持枠28は、広角位置まで光軸方向に沿って被写体側へ移動させられる。また、雌ねじ部材36が図8の退避開始位置Bから望遠位置(図8の望遠位置T)に至るまでの間は、圧縮トーションスプリング37によって、光軸方向に沿って像面側(被写体側と反対側)に向かって常に押圧されているため、第3群リードスクリュー35や雌ねじ部材36と固定筒部21a等の間に発生するガタや隙間は、すべて像面側へ寄せられて、第3群レンズ保持枠28の光軸方向についての位置精度が確保されている。
雌ねじ部材36は、光軸に実質的に平行に配設された第3群リードスクリュー35に螺合しており、第3レンズ保持枠28の段差部28c内において、前側係合部28fまたはカム部28dに当接する当接部36aに加えて、第3群リードスクリュー35の回転に伴って雌ねじ部材36が回ってしまわないようにするための回転止めとして、固定枠部材21に設けられた光軸方向に平行なガイドに嵌合摺動する回転止め突起部36cが形成されている(図5、図9、図17参照)。すなわち、雌ねじ部材36は、回転止め突起部36cが固定枠部材21のガイドに嵌合して回転が阻止されているので、第3群リードスクリュー35の回転によって、光軸に沿って進退移動するのである。
一方、第3群リードスクリュー35が逆回転(反時計方向回転)することによって、雌ねじ部材36が望遠位置Tから広角位置Wを経て退避開始位置Bまで移動する間は、雌ねじ部材36の当接部36aが第3レンズ保持枠28の段差部28cの前側係合部28fに当接係合しているので、圧縮トーションスプリング37の光軸側位置への付勢力と像面側(被写体側と反対側)への付勢力によって、第3レンズ保持枠28は、第3群副ガイド軸32に規制された光軸側位置を維持しつつ被写体側から像面側へと漸次移動する。
そして、雌ねじ部材36が図8の退避開始位置Bに達すると、第3レンズ保持枠28の基端面28gがベース部21bに当接し、雌ねじ部材36が前側係合部28fから離れて、段差部28cのカム部28dに当接する。さらに、雌ねじ部材36が退避開始位置Bから収納位置Sまで移動する間は、雌ねじ部材36の当接部36aが第3レンズ保持枠28の段差部28cのカム部28dに摺接して、第3レンズ保持枠28を圧縮トーションスプリング37による回動付勢力に抗して回動させることにより、第3レンズ保持枠28は、光軸側位置から収納位置へ回動する。
すなわち、図8に詳細に示すように、雌ねじ部材36(当接部36a)は、図8の退避開始位置Bよりも像面側(図示右側)へ移動すると、第3レンズ保持枠28が圧縮トーションスプリング37による光軸に沿う像面側方向への付勢力で固定枠部材21のベース部21bに当接していて、それ以上像面側へは移動できないため、第3レンズ保持枠28の段差部28cのカム部28dに沿って摺動し、圧縮トーションスプリング37による反時計方向への回動付勢力に抗して第3レンズ保持枠28を時計方向に回転させて、退避動作を行う。
なお、第3レンズ保持枠28の収納位置Sは、HからLとなるフォトインタラプタ53による収納基準信号の発生から所定のパルスカウント数だけ像面側へ移動した位置である。第3レンズ保持枠28が収納位置Sへ移動した後に、第1レンズ群11、第2レンズ群12およびシャッタ/絞りユニット15の沈胴収納位置への移動が許可される。
また、第3群リードスクリュー35は、第3群モータ52によって順逆両方向に回転駆動される。第3群モータ52の回転は、ギア61、ギア62、ギア63、ギア64、ギア65を順次介して第3群リードスクリュー35に伝達される。
次に、第2のレンズ群としての第4レンズ群14について説明する。図20は、主として第4レンズ群14を駆動するための第4群駆動系の要部を示す斜視図である。第4レンズ群14は、第2のレンズ保持枠としての第4レンズ保持枠29によって保持される。第4レンズ保持枠29は、スリーブ部29bと、光軸ガイド部材としての回転止め部(軸穴)29cとを有している。スリーブ部29bには、固定枠部材21のベース部21bに固定され且つ撮像光軸に平行に配置された第2のガイド部材としての第4群主ガイド軸33を挿通嵌合している。回転止め部29cは、固定枠部材21のベース部21bに、撮像光軸に平行に固定された光軸ガイド部材としての第4群副ガイド軸34を挿通嵌合して、第4群主ガイド軸33に対する第4レンズ保持枠29の回転を規制している。このような構成により、第4レンズ保持枠29は、第4群主ガイド軸33に沿って、すなわち光軸方向に沿って自由に移動することが可能となっている。第4レンズ保持枠29は、第4群圧縮トーションスプリング38によって像側方向への付勢力と図20の反時計回り方向への回動力を常時受けている。
次に、この実施の形態における本発明の特徴部分について主として図3〜図8を参照して説明する。
第3レンズ保持枠28は、第1の係合部としての係合部28aを有し、第4レンズ保持枠29は、第3の係合部としての係合部29aを有している。第3レンズ保持枠28の係合部28aは、図5および図6に示すように、第3レンズ保持枠28の回動およびガイド軸となる第3群主ガイド軸31が挿通されるほぼ二重円筒状部分である係合スリーブ部28hの近傍の像面側寄りに且つ第4群主ガイド軸33側の側方に、この場合ほぼ平板状(扇形状)に、突出して形成される(図21〜図24参照)。また、第4レンズ保持枠29の係合部29aは、図5、図23に示すように、第4レンズ保持枠29のガイドとなる第4群主ガイド軸33が挿通される円筒状のスリーブ部29b近傍に第3群主ガイド軸31側の側方に、第3レンズ保持枠28の係合部28aに対応して被写体側から係合するように、この場合ほぼ平板状に、突出して形成される(図23および図24参照)。
このような構成において、第3レンズ保持枠28が、図8における収納位置Sから退避開始位置Bに移動した後、そこからさらに広角位置Wに移動するまでの間の当接係合位置Pにて係合部28aと係合部29aとが当接係合する。この当接係合位置Pから望遠位置Tまでの間では、係合部28aと係合部29aとの係合によって、第4レンズ保持枠29は、第3レンズ保持枠28の光軸方向に沿う移動に伴って(押動されて)、光軸方向に沿って第3レンズ保持枠28と一体的に移動される。なお、既に述べたように、第4レンズ保持枠29は、第4群圧縮トーションスプリング38による像側方向への付勢力を受けているため、第3レンズ保持枠28の移動に連動して一体的に移動する。
一方、図8における当接係合位置Pから望遠位置Tまでの間の位置から、第3レンズ保持枠28が収納位置S方向に向かう時、当接係合位置Pで第4レンズ保持枠29の端部29dと固定枠部材21のベース部21bとが当接して第4レンズ保持枠29の光軸方向の移動が止まり、さらに第3レンズ保持枠28が像面方向に移動すると、係合部28aと係合部29aとが離間して、両者の係合が解かれる。このため、これ以降は、第3レンズ保持枠28が単独で先に述べたように動作する。
このような構成とすることにより、第3レンズ保持枠28と第4レンズ保持枠29の駆動を、本来、第3レンズ保持枠28の駆動に用いるための単一の駆動手段で実現することができる。したがって、レンズ鏡胴の寸法を増大させたり、部品コストを増加させることなく、簡易な機構で、撮像光軸に沿う方向への移動が可能なレンズ群を増やすことができ、レンズ設計の自由度を向上することができる。
特に、図5に示したように、第3群主ガイド軸31の中心と第4群主ガイド軸33とを結ぶ直線上に第3レンズ保持枠28の係合部28aと第4レンズ保持枠29の係合部29aとの当接係合位置を配置することによって、第3レンズ保持枠28および第4レンズ保持枠29の各々にかかるモーメント力量を最小にすることができ、駆動安定性を向上するができる。
なお、上述においては、第3レンズ保持枠28の係合部28aと第4レンズ保持枠29の係合部29aとの双方をほぼ平板状に突出する形状としたが、図3の駆動構成に、本発明の他の実施の形態に係る駆動構成を適用した状態を図25に示している。
図25に示すように、第4レンズ保持枠29の係合部29a′の係合個所をほぼ半球体の形状とすることが望ましい。この構造では、第3レンズ保持枠28の平坦な係合部28aとの接触個所を点状とすることができる。また、第3レンズ保持枠28側の接触個所を、点状としてもよい。このようにすれば、接触領域および接触位置を容易に明確にすることができて、一層簡単に管理することができ、部品寸法の管理を容易にすることができる。
また、レンズ駆動装置を焦点距離可変機能を有するズームレンズとして説明したが、ズームレンズ以外のレンズ駆動装置にも上述と同様にして実施することができる。さらに上述したレンズ駆動装置を撮像レンズとして用いるディジタルカメラおよび携帯情報端末装置にも上述と同様にして実施することができる。
11 第1レンズ群
12 第2レンズ群
13 第3レンズ群
14 第4レンズ群
15 シャッタ/絞りユニット
16 固体撮像素子
18 カバーガラス
19 第1レンズ保持枠
20 第2レンズ保持枠
21 固定枠部材
21a 固定筒部
21b ベース部
22 第1の回転筒
23 第1のライナー
24 第2の回転筒
25 第2のライナー
26 カム筒
27 直進筒
28 第3レンズ保持枠
29 第4レンズ保持枠
31 第3群主ガイド軸
32 第3群副ガイド軸
33 第4群主ガイド軸
34 第4群副ガイド軸
35 リードスクリュー
36 雌ねじ部材
37 第3群圧縮トーションスプリング
38 第4群圧縮トーションスプリング
51 ズームモータ
52 第3群モータ
53 フォトインタラプタ
61〜65 第1ギア〜第5ギア
28a 係合部
28c 段差部
28d カム部
28e ストッパ
28f 前側係合部
28g 基端面
28h 係合スリーブ部
29a,29a′ 係合部
29b スリーブ部
29c 回転止め部
29d 端部
36a 当接部
36b 遮光片
36c 回転止め突起部
特許第3771909号公報

Claims (12)

  1. 第1のレンズ群および第2のレンズ群を含み、各々1つ以上のレンズを有してなる複数のレンズ群と、
    前記第1のレンズ群を保持し且つ第1の係合部および第2の係合部を有する第1のレンズ保持枠と、
    前記第2のレンズ群を保持し且つ前記第1のレンズ保持枠の前記第1の係合部に係合すべく形成された第3の係合部を有する第2のレンズ保持枠と、
    前記複数のレンズ群のうち、前記第1のレンズ群および前記第2のレンズ群以外の少なくとも1つのレンズ群を撮像光軸に沿って移動可能に保持する可動レンズ鏡筒と、
    前記第1のレンズ保持枠を、前記撮像光軸に対して接近または離脱する所定の方向に回動可能に保持し、且つ前記撮像光軸に沿って移動可能に保持する第1のガイド部材と、
    前記第2のレンズ保持枠を、前記撮像光軸に沿って移動可能にガイドする第2のガイド部材と、
    前記第1のレンズ保持枠および前記第2のレンズ保持枠に係合した場合に、前記第1のレンズ群および前記第2のレンズ群を前記撮像光軸上で移動させるべくガイドする少なくとも1つの光軸ガイド部材と、
    前記第1のレンズ保持枠の前記第2の係合部に係合する係合部材と、
    前記係合部材を駆動し、前記係合部材を介して、前記第1のレンズ保持枠を前記所定の方向に回動させ且つ前記撮像光軸に沿って移動させる駆動部と、
    を有してなり、前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させてこれらレンズ群を収納する沈胴収納状態から、前記複数のレンズ群の少なくとも一部を被写体側に移動させて撮像状態とするレンズ駆動装置であって、
    前記第1のレンズ群と前記第2のレンズを含む前記複数のレンズ群の全レンズ群が前記撮像光軸上に配置される前記撮影状態では、前記第1のレンズ保持枠が前記撮像光軸に沿って移動する場合に、前記第1の係合部が前記第3の係合部に係合して、前記第2のレンズ保持枠が前記第1のレンズ保持枠と一体的に移動し、
    前記沈胴収納状態では、前記第2のレンズ保持枠は前記撮像光軸から退避せず、前記第1のレンズ保持枠を前記所定の方向に回動させ、前記第1のレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記撮像光軸に沿った方向から見て、前記撮影状態では、前記第1の係合部と前記第3の係合部とが重なり、
    前記沈胴収納状態では、前記第1の係合部と前記第3の係合部とが重なっていない
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記第1の係合部および前記第3の係合部の、いずれか一方の係合当接面がほぼ半球面状であり、いずれか他方の係合当接面が平面状であることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記撮像光軸に沿った方向から見て、前記第1の係合部と前記第3の係合部との係合当接位置が、前記第1のガイド部材の中心と前記第2のガイド部材の中心を結ぶ直線上にほぼ位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記駆動部は、駆動源として単一のモータを含むことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記第1のレンズ保持枠および前記第2のレンズ保持枠は、それぞれ前記被写体側と反対側へ付勢する付勢力が与えられており、前記駆動部は、前記付勢力に抗して前記第1のレンズ保持枠および前記第2のレンズ保持枠を前記被写体側へ駆動することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記第1のレンズ保持枠の前記第2の係合部は、
    前記第1のレンズ保持枠が前記撮像光軸に沿って駆動される際に前記係合部材に係合する係合面と、
    前記第1のレンズ保持枠が回動される際に前記係合部材に係合するカム面と
    を有していることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のレンズ駆動装置。
  8. 前記第1のレンズ群および前記第2のレンズ群は、撮像状態にて、一体的に光軸方向に移動して、前記複数のレンズ群全体からなる撮像光学系の合焦位置を調整するフォーカシングレンズとして機能することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のレンズ駆動装置。
  9. 前記複数のレンズ群は、当該複数のレンズ群全体からなる撮像光学系の焦点距離を変化させる変倍機能を有することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のレンズ駆動装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項のレンズ駆動装置を撮像光学系として用いることを特徴とするカメラ。
  11. 請求項1〜請求項9のいずれか1項のレンズ駆動装置を撮像光学系として用いることを特徴とする携帯情報端末装置。
  12. 第1のレンズ群を保持し且つ第1の係合部および第2の係合部を有する第1のレンズ保持枠と、
    第2のレンズ群を保持し且つ前記第1のレンズ保持枠の前記第1の係合部に係合すべく形成された第3の係合部を有する第2のレンズ保持枠と、
    前記第1のレンズ保持枠を、前記撮像光軸に対して接近または離脱する所定の方向に回動可能に保持し、且つ前記撮像光軸に沿って移動可能に保持する第1のガイド部材と、
    前記第2のレンズ保持枠を、前記撮像光軸に沿って移動可能にガイドする第2のガイド部材と、
    前記第1のレンズ保持枠の前記第2の係合部に係合する係合部材と、
    前記係合部材を駆動し、前記係合部材を介して、前記第1のレンズ保持枠を前記所定の方向に回動させ且つ前記撮像光軸に沿って移動させる駆動部と、
    を有するレンズ駆動装置であって、
    前記第1のレンズ群と前記第2のレンズが前記撮像光軸上に配置される撮影状態では、前記第1のレンズ保持枠が前記撮像光軸に沿って移動する場合に、前記第1の係合部が前記第3の係合部に係合して、前記第2のレンズ保持枠が前記第1のレンズ保持枠と一体的に移動し、
    沈胴収納状態では、前記第2のレンズ保持枠は前記撮像光軸から退避せず、前記第1のレンズ保持枠を前記所定の方向に回動させ、前記第1のレンズ群を前記撮影光軸から離れた退避位置に退避させることを特徴とするレンズ駆動装置。
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