JP2011099979A - ズームレンズ鏡筒 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒 Download PDF

Info

Publication number
JP2011099979A
JP2011099979A JP2009254306A JP2009254306A JP2011099979A JP 2011099979 A JP2011099979 A JP 2011099979A JP 2009254306 A JP2009254306 A JP 2009254306A JP 2009254306 A JP2009254306 A JP 2009254306A JP 2011099979 A JP2011099979 A JP 2011099979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
cam
optical axis
groove
rectilinear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009254306A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Yoshii
学 吉井
Koji Okano
耕次 岡野
Sayoko Okabe
紗代子 岡部
Hiroshi Kahara
宏 華原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Imaging Corp
Original Assignee
Olympus Imaging Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Imaging Corp filed Critical Olympus Imaging Corp
Priority to JP2009254306A priority Critical patent/JP2011099979A/ja
Priority to US12/917,933 priority patent/US8422156B2/en
Priority to CN2010105430794A priority patent/CN102053337B/zh
Publication of JP2011099979A publication Critical patent/JP2011099979A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】高倍率ズーミングが可能であり、かつ、沈胴状態における撮影レンズ光軸方向の長さのさらなる短縮化が可能なズームレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】ズームレンズ鏡筒1は、固定枠2と、回転枠3と、回転枠とともに光軸方向に移動する移動枠4と、光軸周りの回転が規制されて移動するフロートキー5と、カムフォロア9bを有し、回転枠3により回転駆動され、光軸方向に移動する内カム枠9と、カムフォロア25aを有し、光軸方向に移動するガイド枠6と、光軸方向に移動可能でガイド枠6とともに光軸方向に移動し、ガイド枠6に対して相対回動可能に設けられた外カム枠7と、二群レンズ62を保持し、カムフォロア11a,11bを有し、光軸周りの回動を規制され、光軸方向に移動する二群ズーム枠11と、一群レンズ61を保持し、カムフォロア24を有し、光軸方向に移動する一群ズーム枠8とを具備している。
【選択図】図9

Description

本発明は、進退可能なレンズ枠を有するズームレンズ鏡筒に関する。
近年、デジタルカメラは、高性能、そして、さらなる小型化、薄型化の傾向にある。従って、該カメラに組み込まれるズームレンズ鏡筒に対しては、それらに適応するべく、高倍率、そして、沈胴状態におけるレンズ光軸方向の鏡筒長のより短いものが望まれる状況にある。上記ズームレンズ鏡筒として、例えば、複数段からなる進退可能な鏡枠構造を有するものが一般的に適用されている。
上記ズームレンズ鏡筒を構成する鏡枠は、最外周に配される固定枠と、該固定枠の内部に内周側に向けて重畳して嵌合する光軸方向に進退可能な複数の可動枠と、上記複数の可動枠のいずれかの内周部に支持される複数のレンズ保持枠(レンズ枠)とからなる。上記複数の可動枠には枠進退駆動のためのカム溝とカムフォロアからなるカム手段が設けられており、ズーミング時に上記複数の進退枠が順次に繰り出され、内周側の進退枠に支持される上記レンズ保持枠が光軸方向に進退移動する。このような構成を有するズームレンズ鏡筒として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
特開2005−173413号公報
上述した特許文献1に開示された上記ズームレンズ鏡筒においては、高倍率に対応して上記レンズ保持枠の進退移動量を増やすために、上記カム溝が配される上記可動枠の光軸方向の長さを増やす必要がある。そのために上記ズームレンズ鏡筒の沈胴状態における光軸方向の占有長さの十分な短縮が困難であるといった問題があった。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、高倍率ズーミングを可能とするため、ズーミング状態における撮影レンズ光軸方向のさらなる繰り出しが可能なズームレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明によるズームレンズ鏡筒は、固定枠と、上記固定枠に対し光軸周りに回転する回転枠と、上記固定枠に対する光軸周りの回転が規制され、上記回転枠とともに光軸方向に移動する第一の直進部材と、上記第一の直進部材により光軸周りの回転が規制され、光軸方向に移動する第二の直進部材と、上記回転枠と上記第一の直進部材とで構成された第一のカム手段と、上記回転枠と上記第一の直進部材とで構成された第二のカム手段と、上記第一のカム手段に係合摺接する第一のカムフォロアを有し、上記回転枠の上記回転に伴い回転し、光軸方向に移動する第一のカム枠と、上記第二の直進部材と上記第一のカム枠とで構成された第三のカム手段と、上記第二のカム手段に係合摺接する第二のカムフォロアを有し、光軸周りに回転が規制され光軸方向に移動する第三の直進部材と、上記第一のカム枠に嵌合し、上記第一のカム枠により光軸周りの相対回転が規制され、上記第一のカム枠に対し光軸方向に移動可能で上記第三の直進部材とともに光軸方向に移動し、上記第三の直進部材に対し回動可能に設けられた第二のカム枠と、上記第一のカム枠の回転を上記第二のカム枠に伝達する回転伝達手段と、ズームレンズ系を成す一部である第一のレンズを保持し、上記第三のカム手段に係合摺接する第三のカムフォロアを有し、上記第二の直進部材により光軸周りの回動を規制され、上記回転に伴い光軸方向に移動する第一のレンズ枠と、上記第三の直進部材と上記第二のカム枠とで構成された第四のカム手段と、上記ズームレンズ系の、上記レンズとは異なる別の第二のレンズを保持し、上記第四のカム手段に係合摺接する第四のカムフォロアを有し、上記回転に伴い光軸方向に移動する第二のレンズ枠とを具備していることを特徴とする。
本発明によると、高倍率ズーミングを可能とするため、ズーミング状態における撮影レンズ光軸方向のさらなる繰り出しが可能なズームレンズ鏡筒を提供するができる。
本発明の一実施形態であるズームレンズ鏡筒の分解斜視図の一部 上記ズームレンズ鏡筒の分解斜視図の他の一部 上記ズームレンズ鏡筒に適用される固定枠とズーム駆動ユニットの分解斜視図 上記ズームレンズ鏡筒に適用されるズームモータとスリット板との分解斜視図 上記ズームモータにスリット板を圧入固着した状態の斜視図 上記ズームモータにギヤボックスを取り付けた状態の斜視図 上記ズームモータにギヤボックスを取り付けた状態の正面図 上記ズームレンズ鏡筒の沈胴状態における撮影レンズ光軸に沿った縦断面図 上記ズームレンズ鏡筒のワイド状態における撮影レンズ光軸に沿った縦断面図 上記ズームレンズ鏡筒のズーム標準状態における撮影レンズ光軸に沿った縦断面図 上記ズームレンズ鏡筒のテレ状態における撮影レンズ光軸に沿った縦断面図 上記ズームレンズ鏡筒における回転枠とガイド枠と一群ズーム枠および外カム枠との係合状態を示す拡大縦断面図 上記ズームレンズ鏡筒における回転枠と移動枠とガイド枠および外カム枠との係合状態を示す拡大縦断面図 上記ズームレンズ鏡筒における固定枠内周面の展開図 上記ズームレンズ鏡筒における移動枠内周面の展開図 上記ズームレンズ鏡筒における回転枠内周面の展開図 上記ズームレンズ鏡筒における外カム枠外周面の展開図 上記ズームレンズ鏡筒における内カム枠内周面の展開図
以下、本発明の実施形態について、図を用いて説明する。
本発明の一実施形態であるズームレンズ鏡筒1は、例えば、デジタルカメラ等に組み込まれるものであり、各鏡枠が撮影光学系の光軸に沿う方向に繰り出され、撮影を行ない得る撮影状態の位置と、非撮影状態であって、上記鏡枠が繰り込まれ、固定枠内部に収納される沈胴状態の位置とに変位自在に構成される沈胴式のズームレンズ鏡筒である。なお、以下の説明においては、ズームレンズ鏡筒1における撮影光学系の光軸を光軸Oとする。また、光軸Oに沿う方向において被写体側を前方とし、結像側(すなわち、撮像素子側)を後方とする。そして、ズームレンズ鏡筒1にて各鏡枠が前方に向かう方向を繰り出し方向とし、各鏡枠の回転方向は、前方側から見た回転方向で示す。さらに、左右方向は、前方側からみた方向で示す。
図1,2に示すように、ズームレンズ鏡筒1は、当該カメラ本体に固着される固定枠2と、固定枠2に支持され、回転及び進退駆動され、第一および第二のカム手段を備えた回転枠3と、回転規制(すなわち、回転阻止)状態のもとで回転枠3と共に光軸O方向に進退し、第一および第二のカム手段を備えた第一の直進枠である移動枠4と、回転枠3と共に回転して、光軸O方向に進退移動し、第三のカム手段を備えた第一のカム枠である内カム枠9と、回転規制状態で内カム枠9とともに光軸O方向に進退移動し、第三のカム手段を備えた第二の直進枠であるフロートキー5と、二群枠13およびシャッタ枠12を内部に支持し、回転規制状態で光軸O方向に進退移動する第一のレンズ枠である二群ズーム枠11と、回転規制状態で光軸O方向に進退移動し、第四のカム手段を備えた第三の直進枠であるガイド枠6と、回転規制状態でガイド枠6とともに光軸O方向に進退移動し、第四のカム手段を備えた第二のカム枠である外カム枠7と、回転規制状態で光軸O方向に進退移動する第二のレンズ枠である一群ズーム枠8と、レンズバリアを内蔵する一群キャップユニット20と、フォーカシング時や沈胴動作時に光軸方向に進退駆動されるフォーカスレンズ枠である三群枠14と、固定枠2の背面部に固定支持される四群枠ユニット15と、四群枠ユニット15の背面側に固定支持される撮像ユニット16とを備え、さらに、鏡筒駆動部としてズーム駆動ユニット17およびフォーカス駆動ユニット18と、撮影光学系として、一群ズーム枠8に保持されるズームレンズ系の第二のレンズである一群レンズ61と、二群枠13に保持されるズームレンズ系の第一のレンズである二群レンズ62と、三群枠14に保持されるフォーカスレンズである三群レンズ63と、四群枠32に保持される四群レンズ64と、シャッタ枠12に保持されるシャッタ羽根65,シャッタアクチュエータ66とを備えている。
固定枠2は、円筒内周部を有しており、その内周部に光軸Oに対して傾斜する傾斜カム溝部と円周に沿って形成される円周溝部とが連接されたカム溝2aと、光軸Oに沿う方向に形成される直進溝2bとを有している(図14)。
さらに、固定枠2の外周右上部のユニット収容部2dに撮影光学系のズーミング駆動を行うためのズーム駆動ユニット17が配され、外周左上部のユニット収容部2eに撮影光学系のフォーカシング駆動を行うためのフォーカス駆動ユニット18が配されている。
ズーム駆動ユニット17は、図3に示すようにギヤケース44と、ズーム駆動アクチュエータとなるズームモータ41と、ウォームホイール(ウォームギヤ)45,ギヤ46,47、ロングギヤ48とからなる。ズームモータ41の出力軸41cにはウォーム(ウォームギヤ)42およびモータ回転量検出用の6枚の羽根43cをもつスリット板43が固着される。
ズーム駆動ユニット17は、図6に示すようにギヤケース44に組み込まれた後、ギヤケース44が固定枠2のユニット収容部2dに装着される。
図6に示すようにズームモータ41をギヤケース44に取り付けるとき、モータ本体の前面部のネジ穴41a,41bにビス49,50を挿入し、ドライバ(図示せず)をギヤドライバ挿通穴44b,44aに挿通させた状態でネジ締めを行う(図4,6)。そのとき、ズームモータ41の出力軸41cにウォーム42とともにスリット板43が取り付けられている状態では、スリット板43の羽根43cがネジ締め時のドライバ挿入の邪魔になる。特に羽根43cの枚数が多くなると、ネジ締め作業が困難になる。本実施形態では、羽根枚数が6枚である(図7)。
そこで、本実施形態では、図4に示すようにスリット板43として軸穴43aの側方に切り欠き部43bを設けたものを適用する。ズームモータ41は、まず、ウォーム42のみを出力軸41cに固着した状態でギヤケース44にビス49,50により取り付ける。その後、スリット板43をウォーム42のモータ本体側の出力軸41cの側方から切り欠き部43bを通して挿入し、圧入する(図6)。つまり、切り欠き部43bの、モータの出力軸41cの直径より狭い切り欠き間隔を押し広げ、嵌め込む。いわゆる、エラスチックフィットネスによりモータの出力軸41cとスリット板43を嵌合させる。ウォーム42のモータ本体側端部にはスリット板43の切り欠き部43bに係合するまわり止め用の係止突起42aが設けられている。この結果、出力軸41cとウォーム42とスリット板43とは、一体回転可能な状態になる。
ズームモータ41およびギヤ46等が組み込まれたギヤケース44は、固定枠2のビス挿通穴を通し、ギヤケース44のビス挿通穴44c,44dに挿通させたビス58,59により固定枠2のユニット収容部2dに固定される。ロングギヤ48は、ギヤ47に噛合した状態でロングギヤ収容室2fに挿入される。
上述したズーム駆動ユニット17におけるズームモータ41の回転は、ウォーム42からウォームホイール45、ギヤ46,47を経てロングギヤ48に伝達される。
フォーカス駆動ユニット18は、フォーカス駆動アクチュエータとなるフォーカスモータ51と、ユニット支持板52と、ユニット支持板52に支持される送リネジ56およびガイド軸53と、ギヤ54,55と、送リネジ56に螺合するナット57とからなる。
フォーカス駆動ユニット18は、固定枠2のユニット収容部2eに組み込まれる。フォーカスモータ51の回転は、ギヤ54,55を経て送リネジ56に伝達され、送リネジ56の回転によってナット57が光軸O方向に沿って進退移動する。
三群枠14は、三群レンズ63を保持しており、固定枠2の内周部後方側に収容されている。フォーカス駆動ユニット18のガイド軸53が摺動可能に嵌入するガイド軸穴14aと、固定枠2の直進溝2cに摺動可能に係合するガイド突起部14bを有している。
三群枠14は、ガイド軸53と直進溝2cとにより光軸O方向に進退移動可能に支持されており、フォーカシング時、フォーカス駆動ユニット18によりナット57を介して光軸O方向に進退駆動される。
四群枠ユニット15は、四群枠地板31と、該地板31の前面部に固着され、四群レンズ64を保持する四群枠32とからなる。四群枠地板31は、固定枠2の後端面にビスにより固着される。
撮像ユニット16は、撮像ユニット地板33と、保護ガラス、光学系フィルタ、撮像素子等を備える撮像素子ユニット34と、接続用フレキシブル回路基板35とからなる。撮像ユニット地板33は、固定枠2の後方であって、四群枠地板31の背面に重ねた状態で固着される。
回転枠3は、光軸O方向に両端が開放された円筒形状の枠部材であり、回転枠3の筒部外周が固定枠2の筒部内周に回動及び進退自在な状態で嵌入する。回転枠3の外周後方部には、固定枠2のカム溝2aに摺動自在に嵌入するカムフォロア3bと、ロングギヤー48に噛合するギヤ部3aとが形成されている。
回転枠3の内周部には光軸Oに対して傾斜する第一のカム溝(第二のカム手段)であるカム溝3cと、光軸Oに沿う方向に形成された第一の直進溝(第一のカム手段)である直進溝3dとが設けられ、さらに、回転枠3の内周前端部には周方向に沿った周溝3eが設けられている(図16)。
ズームレンズ鏡筒1を沈胴状態から撮影状態にセットアップするとき、ズームモータ41によりロングギヤ48が回転駆動される。回転枠3は、ギヤ部3aを介して回転駆動され、カム溝2aによりカムフォロア3bを介して沈胴位置から前方に向けて繰り出され、撮影状態のワイド位置に達する。その後、さらに、ロングギヤ48が同方向に回転駆動されると、回転枠3は、カム溝2a上をカムフォロア3bが周方向に沿って移動し、光軸O方向に進退することなくテレ位置まで回動移動する。
なお、図14に示すようにカムフォロア3bは、ズームレンズ鏡筒1の沈胴状態、ワイド状態、テレ状態に切り換えられた場合、回転枠3のカム溝2a上のカムフォロア相対位置3bc,3bw,3btに移動する。
移動枠4は、光軸O方向に両端が開放された円筒形状の枠部材であって、移動枠4の筒部外周が回転枠3の筒部内周に相対的に回転自在に、かつ、回転規制(回転阻止)状態で嵌入している。移動枠4の後端外周部に固定枠2の直進溝2bに摺動可能に係合し、外方に突設するガイド突起部4aと、前端部外周部に沿い、回転枠3の周溝3eに摺動可能に係合する突起部4eと、円周筒部に内外周を貫通する溝であって、光軸O方向に傾斜する第二のカム溝(第一のカム手段)であるカム溝4dおよび光軸O方向に沿った第二の直進溝(第二のカム手段)である直進溝4b,4cとが設けられる(図15)。
移動枠4は、固定枠2の直進溝2bによって回転規制(回転阻止)され、かつ、回転枠3に対して相対回転可能な状態で突起部4eと周溝3eによりバヨネット結合されている。従って、回転枠3が回転、また、進退した場合、移動枠4は、回転規制状態で回転枠3とともに光軸方向への進退移動する。
内カム枠9は、光軸O方向に両端が開放された円筒形状の枠部材であり、外カム枠7の内周部に嵌入し、ともに回転し(相対回転が規制されている状態で)、光軸O方向に両端が開放された)、かつ、光軸O方向に進退する。この内カム枠9は、外周後方部に外方に向けて突設される第一のカムフォロアであるカムフォロア9bと該カムフォロアの外方先端に一体で設けられるガイド突起9aと、外周部に光軸O方向に沿った回転伝達手段である直線状直進ガイド突起9eとを有している。また、内カム枠9の内周部に光軸Oに対して傾斜する第三のカム溝(第三のカム手段)として2本のカム溝9cおよび対となる2本からなるカム溝9da,9dbと、周方向に沿った周溝9fと、二群枠13が退避位置に回動したときの逃げ部9gとが設けられている(図18)。
内カム枠9のカムフォロア9bは、移動枠4のカム溝4dに摺動可能に係合し、ガイド突起9aは、移動枠4のカム溝4dを挿通して回転枠3の直進溝3dに摺動自在に係合する。従って、内カム枠9は、回転枠3と共に回動しながら移動枠4に対して相対的に光軸O方向に進退する。
なお、図15に示すようにカムフォロア9bは、ズームレンズ鏡筒1が沈胴状態、ワイド状態、テレ状態に切り換えられると、移動枠4のカム溝4d上のカムフォロア相対位置9bc,9bw,9btに移動する。
フロートキー5は、中央に開口を有する円板状に形成される枠部材であり、円板状部が移動枠4に嵌入し、回転規制状態で光軸O方向に進退する。フロートキー5には円板状部外方に突出するガイド突起部5aと、これと対となり円板状外周に突出する突起部5a′と、光軸O方向に沿って前方に突出する第三のカム手段である直線状の2本の直進ガイド5bと、直進ガイド5bの外周部に外周側に突出する突起5cとが設けられ、フロートキー5の円板状部には遮光板が貼り付けられている。
フロートキー5のガイド突起部5aは、移動枠4の直進溝4bに摺動可能に係合する。また、突起部5a′は、移動枠4の直進溝4cに緩く嵌合し、鏡枠前方より直進溝4cから進入する不要光をある程度、遮光している。直進ガイド5bは、内カム枠9の内周部を貫通し、その貫通状態で直進ガイド5b上の突起5cが内カム枠9の周溝9fに摺動可能に係合する。従って、フロートキー5は、移動枠4により回転規制されながら、内カム枠9と光軸O方向に一体の状態で進退移動する。
二群ズーム枠11は、円筒形状の枠部材からなり、その外周部が内カム枠9の内周部に相対回転可能に嵌入する。二群ズーム枠11の内部には二群枠13が撮影光路に対して直角に進退可能になっていて、進入位置と退避位置に回動可能な状態で支持され、さらに、二群枠13の後方にシャッタ枠12が光軸O方向に進退可能な状態で後方に向けてバネ付勢された状態で支持されている。
二群ズーム枠11の外周部には左右に光軸O方向に沿った直進溝11cと、第三のカムフォロアとして2つのカムフォロア11aおよび光軸O方向に沿って配され、対となる2つのカムフォロア11ba,11bbとが設けられる。また、内周部に二群枠13を回動可能に支持する光軸Oと平行な支持軸(図示せず)が設けられる。
フロートキー5の直進ガイド5bが直進溝11cに摺動可能に挿通し、カムフォロア11aが内カム枠9のカム溝9cに、また、カムフォロア11ba,11bbがカム溝9da,9dbにそれぞれ係合し、二群ズーム枠11は、内カム枠9の内周部に嵌入している。従って、二群ズーム枠11は、フロートキー5によって回転規制(回転阻止)された状態のもとで内カム枠9の回転と進退移動にともない移動枠4、内カム枠9のそれぞれの相対移動量に、カム溝9c,9daによる移動分を加えた移動量だけ光軸O方向に進退する。
なお、対となるカム溝9da,9dbのうち、カム溝9daは、カムフォロア11aに対してズームレンズ鏡筒1がワイド状態からテレ状態の間にあるとき、図18に示すようにワイドカムフォロア相対位置11bawからテレカムフォロア相対位置11batにてガタなく係合するが、ズームレンズ鏡筒1が沈胴状態、または、その近傍にあるときは、カム溝9daが逃げ部9gの領域に達するので沈胴カムフォロア相対位置11bacで位置規制を行わない非係合状態、すなわち、フリー状態となる。しかし、カム溝9dbが沈胴対応のカムフォロア相対位置11bbcおよびその近傍でガタなく係合することによって沈胴状態にある二群枠11は、ガタのない状態に保たれる。カム溝9dbは、沈胴状態以外の領域でカムフォロア11bbに対してガタのある係合とする。カム溝9cは、カムフォロア11aに対して全領域の沈胴,ワイド,テレのカムフォロア相対位置11ac,11aw,11atにてガタなく係合する。
なお、二群ズーム枠11の前端面には一群ズーム枠8との間に圧縮コイルバネ26が挿入されており、二群ズーム枠11が後方に、一群ズーム枠8が前方にそれぞれ付勢される状態になっているので、カムフォロア11a,11ba,11bbおよびカムフォロア24とそれらが係合する各カム溝との間のガタ取りがなされる。
ガイド枠6は、光軸O方向に両端が開放された円筒形状の枠部材からなり、ガイド枠6の筒部が移動枠4の筒部内周側に嵌入する。ガイド枠6の後端外周部から内周に貫通するピン部材25が圧入固着されている。ガイド枠6の内周部には光軸O方向に沿った第三の直進溝(第四のカム手段)である直進溝6c,6bと、後端部周方向に沿った周溝6aとが設けられる。
ガイド枠6の後端部に圧入されるピン部材25にはガイド枠6の内周側に突出するガイドピン部25cと、外周側に突出するガイドピン部25bと、ガイドピン部25bの先端部に形成される第二のカムフォロアであるカムフォロア25aとが形成されている。
外カム枠7は、光軸O方向に両端が開放された円筒形状の枠部材からなり、筒部外周後端がガイド枠6の筒部内後端部に位置し、かつ、筒部外周部が一群ズーム枠8の内周部に嵌合挿入され、さらに、外カム枠7の筒部内周部に内カム枠9の筒部外周部が嵌入する。外カム枠7には後端外周部に周溝7bおよび突起部7cと、外周部に光軸O方向に対して傾斜する第四のカム溝(第四のカム手段)であるカム溝7aと、内周部に光軸O方向に沿った回転伝達手段である直進溝7dとが設けられる。内カム枠9の直進ガイド突起9eが外カム枠7の直進溝7dに摺動可能に係合し、外カム枠7は内カム枠9とともに回転可能に、つまり、外カム枠7と内カム枠9とは、相対回転が規制されて支持される。なお、外カム枠7には沈胴時にバリア羽根23を閉方向に駆動するために、バリアリング22に設けられた被駆動腕に当接する当接傾斜面7eが光軸O方向前端面に設けられている。また、外枠7の後側端面には、内カム枠9のカムフォロア9a,9bを有する外径方向に延びた脚部との干渉を回避するための切り欠き7fが設けられている。
ピン部材25は、ガイド枠6の後端のピン穴に外周側から圧入され、ガイドピン部25cを貫通させる。貫通したガイドピン部25cは、外カム枠7の周溝7bに摺動可能に係合する。また、ガイド枠6に圧入されたピン部材25のガイド枠6の外方側への突出部分にあるガイドピン部25bとカムフォロア25aとは、移動枠4の直進溝4cと回転枠3のカム溝3cとにそれぞれ摺動可能に係合する。
一群ズーム枠8は、円筒形状の枠部材からなり、筒部外周がガイド枠6の内周部に嵌入し、かつ、一群ズーム枠8の内周部に外カム枠7が嵌入する。一群ズーム枠8の後端には内周側に突出する第四のカムフォロアであるカムフォロア24が圧入固着されており、カムフォロア24が圧入され、外径方向に突出する突起部8aが設けられ、さらに、同じ外周後端部に外径方向に突出した別の突起部8bが設けられる。
一群ズーム枠8は、カムフォロア24を外カム枠7のカム溝7aに係合させて外カム枠7の外周に嵌入する。一群ズーム枠8の突起部8a,8bをガイド枠6の内周側直進溝6c,6bに係合させ、かつ、外カム枠7の突起部7cをガイド枠6の周溝6aに係合させた状態で一群ズーム枠8および外カム枠7とをガイド枠6の内周部に嵌入する。
従って、ガイド枠6と一群ズーム枠8とは移動枠4により回転規制(回転阻止)状態で光軸O方向に進退移動可能に支持され、外カム枠7は、ガイド枠6と光軸O方向に一体で移動するように支持され、かつ、内カム枠9とともに回転枠3により回転駆動される。そして、ガイド枠6が回転枠3により進退、回転駆動されると、一群ズーム枠8は、回転枠3、ガイド枠6のそれぞれの相対移動量に、カム溝7aによる移動分を加えた移動量だけ光軸O方向にに進退する。
なお、図16に示すようにガイド枠6のカムフォロア25aは、ズームレンズ鏡筒1が沈胴状態、ワイド状態、テレ状態にて回転枠3のカム溝3c上のカムフォロア相対位置25ac、25aw、25atに移動する。
また、図17に示すように一群ズーム枠8のカムフォロア24は、ズームレンズ鏡筒1の沈胴状態、ワイド状態、テレ状態にて外カム枠7のカム溝7aに対してカムフォロア相対位置24c、24w、24tに移動する。さらに、ガイド枠6のガイドピン部25cは、同じくズームレンズ鏡筒1の沈胴状態、ワイド状態、テレ状態にて外カム枠7の周溝7b上のガイドピン部相対位置25cc、25cw、25ctに移動する。
一群キャップユニット20は、一群キャップ21と、バリアリング22と、バリア羽根23とバリア付勢バネ(図示せず)からなる。
一群キャップ21は、バリア羽根23により開閉される中央開口部21aを有し、一群ズーム枠8の前方部に装着される。バリアリング22は、一群ズーム枠8の前面に光軸Oを中心に回動可能に支持され、外カム枠7の回動に連動してバリア羽根23の開閉を行う。バリア羽根23は、一群キャップの支持軸21bに回動支持される一対のバリア羽根からなり、一群キャップ21とバリアリング22との間に収容され、上記バリア付勢バネにより開方向に付勢されている。
つぎに上述した構成を有するズームレンズ鏡筒1の進退動作について説明する。
ズームレンズ鏡筒1が沈胴状態にあるときは、図8に示すように各鏡枠部材は重なった状態で固定枠2の内部に繰り込まれている。この沈胴状態では、二群枠13は、四群枠32に設けられる退避カム32aにより回動駆動され、光軸O′をもつ二群レンズ62が撮影光路から退避している。また、ズームレンズ鏡筒先端部に設けられたレンズバリア23も閉じている。
ズームレンズ鏡筒1を上記沈胴状態から撮影可能なワイド状態にセットする場合、ズームモータ41を回転駆動し、回転枠3を時計回りに回動駆動する。回転枠3は、カム溝2aによって回転しながらワイド位置まで光軸O方向に繰り出される(図9)。それと同時にバリアリング22の被駆動腕と当接していた外カム枠7の当接傾斜面7eの当接が解除され、バリア羽根23が連動して開状態となる。
回転枠3の回転、移動にともなってフロートキー5が光軸O方向に移動し、内カム枠9が回転しながら光軸O方向に移動し、その移動にともなって二群ズーム枠11がワイド位置に繰り出される。二群ズーム枠11の繰り出しにより二群枠13のカムフォロア13bが退避カム32aに沿って回動駆動され、さらに、離間すると、二群枠13が反時計回りに回動して二群レンズ62が撮影光路内に進入する。また、シャッタ枠12は付勢バネの付勢力により二群ズーム枠11に対して相対的に後方側に離間した位置に移動する。
一方、ガイド枠6も回転枠3の回転、光軸O方向の移動にともなって繰り出されるので、一群ズーム枠8が回転、進退する外カム枠7を介してワイド位置に繰り出される。ズームレンズ鏡筒1がワイド状態にあるとき、二群ズーム枠11は、一群レンズ61の位置よりも撮像素子ユニット34に近い位置にあって、内カム枠9の後端面は、外カム枠7の後端面よりも光軸O方向に後側にある。そして、内カム枠9の前端面は、外カム枠7の後端面よりも光軸O方向に前側にあり、かつ、内カム枠9の前端面は、外カム枠7の前端面と後端面との間にある。そして、このとき、外観部品としての回転枠3の前端面は、固定枠2の前端面より前方にあり、回転枠3の後端面は、固定枠2の中にあり、ガイド枠6の前端面は、回転枠3の前端面より前方にあり、ガイド枠6の後端面は、回転枠3の中にあり、一群ズーム枠8の前端面は、ガイド枠6の前端面より前にあり、一群ズーム枠8の後端面は、ガイド枠6の中にあり、これらは、いわゆる筍状に光軸O方向に延びている。
二群ズーム枠11および一群ズーム枠8が上述の撮影可能なワイド位置に到達後、ズームレンズ鏡筒1を撮影可能なズームスダンダード状態、あるいは、テレ状態とにする場合、さらに、回転枠3を回動駆動し、二群ズーム枠11および一群ズーム枠8がそれぞれのズーミング位置に向けて進退移動する(図10,11)。そして、ズームレンズ鏡筒1がテレ状態にあるとき、二群ズーム枠11は、撮像素子ユニット34の位置よりも一群レンズ61に近い位置にある。また、内カム枠9の前端面は、外カム枠7の前端面よりも光軸O方向に前側に位置する。内カム枠9の後端面は、外カム枠7の前端面よりも光軸O方向に後側に位置する。
ズームレンズ鏡筒1の上記各ズーム状態において、三群枠14はフォーカスモータ51の回転駆動によりフォーカス駆動ユニット18を介して三群レンズ63がフォーカシング位置に位置するよう繰り出される。
本実施形態のズームレンズ鏡筒1は、ズーミングに応じて固定枠2に対し、外観部品としての回転枠3,ガイド枠6,一群ズーム枠8が筍状に光軸O方向に伸縮するのに対して、ズームレンズ鏡筒1の内部に配された外カム枠7,内カム枠9は、特にワイド状態(最短焦点距離状態)とズーム標準状態(最短焦点距離状態と最長焦点距離状態の略中間)の間で逆の筍状態を呈している。因みに本実施形態のズームレンズ鏡筒1のズーム値(焦点距離)は、4.7mmから23.5mmである。
以上、説明したように本実施形態のズームレンズ鏡筒1によれば、2つのカム枠である一群用の内カム枠9と二群用の外カム枠7とを嵌合させ、一群ズーム枠8の内側と二群ズーム枠11の外側との間に挿入嵌合させる構造を採用したことで、カム溝として内カム枠9に二群ズーム枠11のためのカム溝9c,9da,9dbのみを、また、外カム枠7に一群ズーム枠8のためのカム溝7aのみを設け、各カム枠9,7の光軸O方向の長さをより短くすることができるので、沈胴状態におけるズームレンズ鏡筒1の光軸O方向に長さの更なる短縮化が実現できる。
さらに、二群ズーム枠11を内カム枠9の内周部に光軸O方向に貫通可能な状態で嵌入させた構造であることからズーミング時、二群ズーム枠11を撮像素子ユニット34に極めて接近した位置から一群レンズ61に極めて接近した位置までの間を進退させることができる。言い換えると、二群ズーム枠11の後端面を内カム枠9の後端面よりも後方に突出する位置から二群ズーム枠11の前端面を内カム枠9の前端面よりも前方に突出する位置まで進退するような長いストロ−クを採用することができる(図9,11)。従って、これらの外、内カム枠7,9を設けたことにより光軸O方向に大きく繰り出されるレンズ鏡筒内で移動する二群ズーム枠11の移動量を十分に確保でき、高倍率ズーミング動作が実現できる。
また、本実施形態のズームレンズ鏡筒1においては、ズームモータ41をギヤケース44にビス止め後、切り欠き部付きのスリット板43を出力軸41cに側方側から挿入、圧入して取り付ける。従って、スリット板43の羽根数が多数枚であっても該羽根が上記ビス止め作業の邪魔にならず、容易にズームモータ41の装着を行うことができる。
この発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
本発明によるズームレンズ鏡筒は、高倍率ズーミングを可能とするため、ズーミング状態における撮影レンズ光軸方向のさらなる繰り出しが可能なズームレンズ鏡筒として利用可能である。
2…固定枠
3…回転枠
3c…カム溝(第一のカム溝,第二のカム手段)
3d…直進溝(第一の直進溝,第一のカム手段)
4…移動枠(第一の直進部材)
4b,4c…直進溝(第二の直進溝,第二のカム手段)
4d…カム溝(第二のカム溝,第一のカム手段)
5…フロートキー(第二の直進部材)
5b…直進ガイド(第三のカム手段)
6…ガイド枠(第三の直進部材)
6c,6b…直進溝(第三の直進溝,第四のカム手段)
7…外カム枠(第二のカム枠)
7a…カム溝(第四のカム溝,第四のカム手段)
7d…直進溝(回転伝達手段)
8…一群ズーム枠(第二のレンズ枠)
9…内カム枠(第一のカム枠)
9b…カムフォロア(第一のカムフォロア)
9c,9da,9db…カム溝(第三のカム溝,第三のカム手段)
9e…直進ガイド突起(回転伝達手段)
11…二群ズーム枠(第一のレ ンズ枠)
11a,11ba,11bb…カムフォロア(第三のカムフォロア)
24…カムフォロア(第四のカムフォロア)
25a…カムフォロア(第二のカムフォロア)
61…一群レンズ(第二のレンズ)
62…二群レンズ(第一のレンズ)

Claims (4)

  1. 固定枠と、
    固定枠に対して光軸周りに回転する回転枠と、
    上記固定枠に対する光軸周りの回転が規制され、上記回転枠とともに光軸方向に移動する第一の直進部材と、
    上記第一の直進部材により光軸周りの回転が規制され光軸方向に移動する第二の直進部材と、
    上記回転枠と上記第一の直進部材とで構成された第一のカム手段と、
    上記回転枠と上記第一の直進部材とで構成された第二のカム手段と、
    上記第一のカム手段に係合摺接する第一のカムフォロアを有し、上記回転枠の上記回転に伴い回転し、光軸方向に移動する第一のカム枠と、
    上記第二の直進部材と上記第一のカム枠とで構成された第三のカム手段と、
    上記第二のカム手段に係合摺接する第二のカムフォロアを有し、光軸周りに回転が規制され光軸方向に移動する第三の直進部材と、
    上記第一のカム枠に嵌合し、上記第一のカム枠により光軸周りの相対回転が規制され、上記第一のカム枠に対し光軸方向に移動可能で上記第三の直進部材とともに光軸方向に移動し、上記第三の直進部材に対し回動可能に設けられた第二のカム枠と、
    上記第一のカム枠の回転を上記第二のカム枠に伝達する回転伝達手段と、
    ズームレンズ系を成す一部である第一のレンズを保持し、上記第三のカム手段に係合摺接する第三のカムフォロアを有し、上記第二の直進部材により光軸周りの回動を規制され、上記第一のカム枠の回転に伴い光軸方向に移動する第一のレンズ枠と、
    上記第三の直進部材と上記第二のカム枠とで構成された第四のカム手段と、
    上記ズームレンズ系の、上記レンズとは異なる別の第二のレンズを保持し、上記第四のカム手段に係合摺接する第四のカムフォロアを有し、上記第二のカム枠の回転に伴い光軸方向に移動する第二のレンズ枠と、
    を具備していることを特徴としたズームレンズ鏡筒。
  2. 固定枠と、
    第一のカム溝と第一の直進溝を有し、固定枠に対し回転する回転枠と、
    第二のカム溝と第二の直進溝を有し、上記固定枠により回転を規制され上記回転枠とともに光軸方向に移動する第一の直進部材と、
    上記第一の直進溝と上記第二のカム溝に係合摺接する第一のカムフォロアと、第三のカム溝とを有し、上記回転枠の上記回転に伴い回転する第一のカム枠と、
    上記第二の直進溝に係合し、上記回転枠の回転に伴い光軸方向に移動する第二の直進部材と、
    上記第一のカム溝に係合摺接し、上記第二の直進溝に摺接係合する第二のカムフォロアと、第三の直進溝とを有する第三の直進部材と、
    第四のカム溝を有し、上記第一のカム枠に嵌合し、上記第一のカム枠に対し光軸方向に移動可能で上記第三の直進部材とともに光軸方向に移動し、上記第三の直進部材に対し回動可能に設けられた第二のカム枠と、
    上記第一のカム枠の回転を上記第二のカム枠に伝達する回転伝達手段と、
    ズームレンズ系を成す一部のレンズを保持し、上記第三のカム溝に係合摺接する第三のカムフォロアを有し、上記第二の直進部材により回動を規制阻止され、上記第一のカム枠の回転に伴い光軸方向に移動する第一のレンズ枠と、
    上記ズームレンズ系の、上記レンズとは異なる別のレンズを保持し、上記第四のカム溝に係合摺接する第四のカムフォロアを有し、上記第二のカム枠の回転に伴い光軸方向に移動する第二のレンズ枠と、
    を具備していることを特徴としたズームレンズ鏡筒。
  3. 上記回転枠の筒部外周は、上記固定枠の筒部内周より内側にあり、
    上記第一の直進部材の筒部外周は、上記回転枠の筒部内周より内側にあり、
    上記第三の直進部材の筒部は、上記第一の直進部材の筒部内周より内側にあり、
    上記第二のカム枠の筒部外周は、上記第三の直進部材の筒部内周の内側にあり、
    上記第一のカム枠の筒部外周は、上記第二のカム枠の内周の内側にあることを特徴とした上記請求項1,2記載のズームレンズ鏡筒。
  4. 上記ズームレンズ鏡筒がワイド位置にあるとき、上記第一のカム枠の後端面は、光軸方向において、上記第二のカム枠の後端面より後方にあり、上記ズームレンズ鏡筒がテレ位置にあるとき、上記第一のカム枠の前端面は光軸方向において上記第二のカム枠の前端面より前方にあることを特徴とした上記請求項1,2記載のズームレンズ鏡筒。
JP2009254306A 2009-11-05 2009-11-05 ズームレンズ鏡筒 Pending JP2011099979A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009254306A JP2011099979A (ja) 2009-11-05 2009-11-05 ズームレンズ鏡筒
US12/917,933 US8422156B2 (en) 2009-11-05 2010-11-02 Zoom lens barrel
CN2010105430794A CN102053337B (zh) 2009-11-05 2010-11-05 变焦镜头镜筒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009254306A JP2011099979A (ja) 2009-11-05 2009-11-05 ズームレンズ鏡筒

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011099979A true JP2011099979A (ja) 2011-05-19

Family

ID=43925177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009254306A Pending JP2011099979A (ja) 2009-11-05 2009-11-05 ズームレンズ鏡筒

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8422156B2 (ja)
JP (1) JP2011099979A (ja)
CN (1) CN102053337B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102937737A (zh) * 2012-11-12 2013-02-20 中国船舶重工集团公司第七一七研究所 用于三档变焦镜头的倍率切换装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5592732B2 (ja) * 2010-09-02 2014-09-17 オリンパスイメージング株式会社 ズームレンズ鏡筒
CN102841429A (zh) * 2011-06-21 2012-12-26 佛山普立华科技有限公司 变焦镜头
TWI471628B (zh) * 2011-12-07 2015-02-01 Ability Entpr Co Ltd 鏡頭機構
CN103364917B (zh) * 2012-04-11 2015-10-21 亚洲光学股份有限公司 可加大变焦行程的薄型化伸缩镜头
TWI505015B (zh) * 2013-06-27 2015-10-21 Sintai Optical Shenzhen Co Ltd 鏡頭
JP2015166849A (ja) * 2014-01-06 2015-09-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ鏡筒
CN105739055B (zh) * 2014-12-12 2018-05-08 信泰光学(深圳)有限公司 光学机构

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5818647A (en) * 1993-12-21 1998-10-06 Olympus Optical Co., Ltd. Lens barrel
US6198578B1 (en) * 1998-10-23 2001-03-06 Olympus Optical Co., Ltd. Cam follower and lens barrel
US6262853B1 (en) * 1998-12-25 2001-07-17 Olympus Optical Co., Ltd. Lens barrel having deformable member
US6813093B2 (en) * 2002-02-27 2004-11-02 Olympus Corporation Lens barrel
JP4504697B2 (ja) 2003-02-03 2010-07-14 Hoya株式会社 レンズ鏡筒の直進案内機構
JP4674787B2 (ja) 2003-12-12 2011-04-20 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒およびカメラ
JP4804155B2 (ja) * 2006-01-25 2011-11-02 オリンパスイメージング株式会社 レンズ鏡筒

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102937737A (zh) * 2012-11-12 2013-02-20 中国船舶重工集团公司第七一七研究所 用于三档变焦镜头的倍率切换装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN102053337B (zh) 2012-04-18
US20110102910A1 (en) 2011-05-05
CN102053337A (zh) 2011-05-11
US8422156B2 (en) 2013-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4520190B2 (ja) 沈胴式レンズ鏡筒及び沈胴式レンズ鏡筒を備えたカメラ
JP2011099979A (ja) ズームレンズ鏡筒
JP5214268B2 (ja) レンズ鏡筒の収納構造
JP5558236B2 (ja) レンズ鏡筒
JP2007114323A (ja) レンズ鏡胴、カメラおよび携帯型情報端末装置
US6819502B2 (en) Structure of a zoom lens barrel
JP2008170650A (ja) レンズ鏡筒
JP5906467B2 (ja) レンズ鏡筒
JP2007248608A (ja) レンズ鏡筒及びカメラ
JP2008015387A (ja) レンズ鏡筒
JP2008233575A (ja) レンズ鏡胴、カメラ、携帯型情報端末装置および画像入力装置
JP4699126B2 (ja) レンズ駆動装置
JP2010271492A (ja) バリア装置
JP4471371B2 (ja) レンズ鏡筒および光学装置
JP2008076713A (ja) レンズ鏡筒、撮像装置およびディジタルカメラ
JP2006220795A (ja) ズームレンズ装置
JP2010250175A (ja) ズームレンズ鏡筒
JP5592732B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JP2009025557A (ja) ズームレンズ鏡筒
JP2009169285A (ja) レンズ鏡筒
JP4472389B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JP4937651B2 (ja) レンズ鏡筒
US6956705B2 (en) Structure of a lens barrel
JP2014106277A (ja) レンズ鏡筒
JP2005062342A (ja) 鏡筒駆動機構