JP5959996B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Description

本発明はレンズ鏡筒に関し、特にカム環によって移動部材を光軸方向に移動させるレンズ鏡筒に関する。
撮影状態から収納(沈胴)状態になるとき、光学系前方の撮影開口をバリヤで閉じるタイプのレンズ鏡筒で、最も物体側に位置するレンズ群(以下、前方レンズ群と呼ぶ)とバリヤの光軸方向の相対位置を状況に応じて変化させるものが知られている。バリヤが閉じる収納状態では、前方レンズ群を相対的に後退させてバリヤとの干渉を防ぎ、バリヤが開かれる撮影状態では、前方レンズ群を相対的に前方に繰り出して、バリヤの開口部周辺による光線のケラレを防ぐようにしている。
この前方レンズ群とバリヤのように差動する部材をカム環上のカム溝によって制御する場合、軌跡の異なる2種類のカム溝がカム環の周面上に形成されるため、カム環の小型化、主に光軸方向のコンパクト化が制約されがちであった。特に、特許文献1のようにカムの同一周面に形成される複数種のカム溝が非線形の軌跡であるとカム溝相互の干渉が生じやすく、これら複数種のカム溝を極限まで接近させることは難しかった。これを解消するべく特許文献2では、カム環の周面上に形成する2種のカム溝を線形のリード溝とした上で、これと別の補完カム機構によって移動部材に対して非線形の移動軌跡を与えている。複数種の溝をリード溝にすることで、カム環の周面上での配置スペース効率が向上し、カム環の小型化を図ることが可能になっている。
特開2004−258646号公報 特開2009−222875号公報
従来のレンズ鏡筒では、以上のような2種類のカム溝を、それぞれが移動制御する移動部材の可動範囲全体を含む完全な軌跡のカム溝としてカム環上に形成していた。そのため、特許文献2のようにカム溝をリード溝化させることによるスペース効率向上は図れるものの、2種類の完全カム溝(リード溝を含む)を形成可能な周面サイズがカム環に必要であるという点でスペース的に依然として制約があり、カム環の小型化に限界があった。
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、光軸方向の移動の途中で互いの間隔を変化させる前方レンズ群とバリヤに対する位置制御を行うカム環を備えたレンズ鏡筒において、従来に比してカム環の小型化を実現することを目的とする。本発明はまた、光軸方向の移動の途中で互いの間隔を変化させる2つの移動部材に対する位置制御を行うカム環を備えたレンズ鏡筒において、従来に比してカム環の小型化を実現することを目的とする。
本発明のレンズ鏡筒は、撮像光学系の光軸方向に直進移動可能に支持された外筒と、外筒内で光軸方向に直進移動可能に支持され、撮像光学系の最も前方に位置する前方レンズ群を支持した内部可動部材と、外筒に支持されて撮像光学系が撮影を行わない収納位置にあるときに前方レンズ群の前方の撮影開口を閉じるレンズバリヤと、内部可動部材を光軸方向前方に付勢する付勢部材と、外筒内で内部可動部材の前方移動端を決める規制部と、回転駆動されるカム環の周面上に形成され、外筒に設けたカムフォロアと係合してカム環の回転に応じて該外筒を光軸方向に移動制御する第1のカム溝と、カム環の第1のカム溝と同一周面上に該カム環の前端側へ開口させて形成され、外筒が光軸方向の所定位置よりも前方に位置するとき、内部可動部材に設けたカムフォロアと係合せず規制部によって外筒内での内部可動部材の位置を決めさせ、カム環の回転に応じて外筒が光軸方向の所定位置よりも後方に移動したとき、内部可動部材に設けたカムフォロアに係合して、該内部可動部材を外筒内で付勢部材の付勢力に抗して光軸方向後方へ移動させる第2のカム溝とを有し、内部可動部材が規制部により位置決めされる外筒内の前方移動端に位置するとき、レンズバリヤが開かれてバリヤ開口を形成して前方レンズ群の一部がバリヤ開口内に進入し、内部可動部材が第2のカム溝に係合して外筒内で光軸方向後方に移動されたとき、前方レンズ群がバリヤ開口よりも後方に位置してレンズバリヤが閉じられることを特徴とする。第2のカム溝は、内部可動部材の移動軌跡全体に対応させて形成されるのではなく、外筒に対して内部可動部材を光軸方向に差動させる一部領域にのみ形成されるため、第2のカム溝の形成用のスペースを小さくしてカム環のコンパクト化を図ることができる。
第2のカム溝は、カム環の前端に臨む開口部分が幅広で、光軸方向後方に進むにつれて幅狭になる形状にすることで、内部可動部材に設けたカムフォロアを確実に係合させやすくなる。
カム環において、第2のカム溝の形成領域を第1のカム溝の形成領域よりも径方向に薄肉に形成された薄肉部とし、内部可動部材には、光軸方向でカム環に接近したとき該カム環の薄肉部に重なる重畳部を設け、該重畳部に突設したカムフォロアを第2のカム溝に係合させることが好ましい。これにより、内部可動部材のカムフォロアが第2のカム溝に係合する部分が径方向にスペース効率良く配置され、レンズ鏡筒の大径化を抑えることができる。
第1のカム溝をカム環の後端側へ開口させて形成し、内部可動部材のカムフォロアが第2のカム溝に係合して光軸方向に位置制御されるとき、外筒のカムフォロアが第1のカム溝の後端側開口部に位置する構成にしてもよい。第1のカム溝の後端側を塞ぐ肉厚を省略できるため、カム環の光軸方向サイズをさらにコンパクト化することができる。
内部可動部材を外筒と同心状の環状体とした上で、この環状の内部可動部材の外周部に、周方向に位置を異ならせて突出形成した複数の外周突出部と、この複数の外周突出部の光軸方向前方に対向させて外筒の内周部に形成した、周方向位置の異なる複数の対向当接部とによって、内部可動部材の前方移動端を決める規制部を構成するとよい。また、付勢部材は、環状の内部可動部材の外周部と外筒の内周部に光軸方向に対向させて形成した前後の支持壁の間に挿入される圧縮バネとすることが好ましく、この圧縮バネを周方向に位置を異ならせて複数設けるとよい。
また、本発明のレンズ鏡筒は、撮像光学系の光軸方向に直進移動可能に支持された外筒と、外筒内で光軸方向に直進移動可能に支持された内部可動部材と、内部可動部材を光軸方向前方に付勢する付勢部材と、外筒内で内部可動部材の前方移動端を決める規制部と、回転駆動されるカム環の周面上に形成され、外筒に設けたカムフォロアと係合してカム環の回転に応じて該外筒を光軸方向に移動制御する第1のカム溝と、カム環の第1のカム溝と同一周面上に該カム環の前端側へ開口させて形成され、外筒が光軸方向の所定位置よりも前方に位置するとき、内部可動部材に設けたカムフォロアと係合せず規制部によって外筒内での内部可動部材の位置を決めさせ、カム環の回転に応じて外筒が光軸方向の所定位置よりも後方に移動したとき、内部可動部材に設けたカムフォロアに係合して、該内部可動部材を外筒内で付勢部材の付勢力に抗して光軸方向後方へ移動させる第2のカム溝とを有し、以下の2つの構成の少なくとも一方を備えることを特徴とする。第1の構成として、カム環において、第2のカム溝の形成領域を第1のカム溝の形成領域よりも径方向に薄肉に形成された薄肉部とし、内部可動部材には、光軸方向でカム環に接近したとき該カム環の薄肉部に重なる重畳部を設け、重畳部に突設したカムフォロアを第2のカム溝に係合させる。第2の構成として、第1のカム溝をカム環の後端側へ開口させて形成し、内部可動部材のカムフォロアが第2のカム溝に係合して光軸方向に位置制御されるとき、外筒のカムフォロアを第1のカム溝の後端側開口部に位置させる。第1の構成によると、内部可動部材のカムフォロアと第2のカム溝の係合部分を径方向にスペース効率良く配置してレンズ鏡筒の大径化を抑えることができる。第2の構成によると、第1のカム溝の後端側を塞ぐ肉厚を省略して、カム環の光軸方向サイズのコンパクト化を図ることができる。
本発明によれば、カム環の第1のカム溝により移動制御される外筒内において内部可動部材を光軸方向に可動に支持させ、付勢部材の付勢力を用いた規制部の当接によって外筒内での内部可動部材の前方移動端を定めると共に、外筒内での内部可動部材の後方への移動をカム環上の第2のカム溝によって行うこととしたので、内部可動部材の全体的な移動軌跡に比して第2のカム溝を短くして、カム環の小型化、特に光軸方向のコンパクト化を実現できる。
特に、内部可動部材が外筒内の前方移動端に位置するとき、レンズバリヤが開かれてバリヤ開口を形成して前方レンズ群の一部がバリヤ開口内に進入し、内部可動部材が第2のカム溝に案内されて外筒内で光軸方向後方に移動したときに、前方レンズ群がバリヤ開口よりも後方に位置してレンズバリヤが閉じられるため、レンズバリヤと前方レンズ群の干渉を防ぎながら上記の光軸方向のコンパクト化を図ることができる。
また、カム環における第2のカム溝の形成領域を第1のカム溝の形成領域よりも径方向に薄肉の薄肉部とし、光軸方向でカム環に接近したときに該カム環の薄肉部に重なる重畳部を内部可動部材に設け、重畳部に突設したカムフォロアを第2のカム溝に係合させることにより、レンズ鏡筒の大径化を防ぐことができる。
さらに、第1のカム溝をカム環の後端側へ開口させ、内部可動部材のカムフォロアが第2のカム溝に係合して光軸方向に位置制御されるときに、外筒のカムフォロアを第1のカム溝の後端側開口部に位置させることで、カム環の光軸方向サイズのさらなるコンパクト化を図ることができる。
本発明を適用したズームレンズ鏡筒の一実施形態を示す収納(沈胴)状態の側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒の繰出(撮影)状態での側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒の分解斜視図である。 カム環の斜視図である。 第1レンズ群を支持する1群支持環と第1筒の分解斜視図である。 第1筒に支持されるレンズバリヤ機構の分解斜視図である。 カム環の外周面の一部を示す展開図である。 ズームレンズ鏡筒の収納状態における1群支持環と第1筒とカム環の関係を示す側断面図である。 ズームレンズ鏡筒の繰出状態における1群支持環と第1筒とカム環の関係を示す側断面図である。
主に図1ないし図3を参照して沈胴式のズームレンズ鏡筒10の全体構成を説明する。ズームレンズ鏡筒10の撮像光学系は、図2の撮影(繰出)状態において物体(被写体)側から順に、第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2、シャッタS、第3レンズ群LG3、第4レンズ群LG4、光学フィルタ25及び撮像素子62を備える。この撮像光学系は焦点距離可変のズーム光学系であり、第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2及び第3レンズ群LG3を光学系の撮影光軸Oに沿って所定の軌跡で進退させることによってズーミングを行う。また、撮影光軸Oに沿って第4レンズ群LG4を移動させることでフォーカシングを行う。以下の説明中で光軸方向とは、撮像光学系の撮影光軸Oと平行な方向を意味し、前方とは光軸方向の前方(被写体側)、後方とは光軸方向の後方(像面側)を意味する。
ズームレンズ鏡筒10は、固定部材として筒状のハウジング22を備える。ハウジング22の後部に撮像素子ホルダ21が固定され、撮像素子ホルダ21の前面に光学フィルタ25と撮像素子62が支持される。
第4レンズ群LG4は4群枠51に保持されている。4群枠51は外径方向に突出する一対のガイド腕51a、51bを有し、一方のガイド腕51aの先端に設けたガイド孔が、ハウジング22内に固定された光軸方向に延びるガイド軸(図示略)に対して摺動自在に嵌り、他方のガイド腕51bの先端部がハウジング22の内周面に形成された光軸方向への長溝22aに対して摺動自在に嵌っている。これにより、4群枠51はハウジング22に対して光軸方向に直進移動可能に支持されている。4群枠51は、図示を省略するAFモータによって光軸方向に進退駆動される。
ハウジング22の内側には第3筒15が支持されている。第3筒15の外周面には、ハウジング22内に支持されたズームギヤ(図示略)と噛み合う周面ギヤ15aが形成されており、ズームギヤはズームモータ150によって回転駆動されて第3筒15に回転力を伝達する。第3筒15の外面には、周面ギヤ15aと同じ領域に外面ヘリコイド15bが形成されており、この外面ヘリコイド15bがハウジング22の内面ヘリコイド22bに螺合している。図1の収納(沈胴)状態からズームモータ150によりズームギヤを回転駆動させると、内面ヘリコイド22bの案内によって第3筒15が回転しながら光軸方向前方に移動する。
第3筒15の内側には直進案内環14が支持されている。ハウジング22の内周面に光軸方向への直線溝22cが形成されており、直進案内環14は、直線溝22cに対して直進案内突起14aを摺動自在に係合させることで光軸方向に直進案内されている。直進案内環14はまた、第3筒15の内周面に撮影光軸Oを中心として形成した周方向溝15cに対して回転案内突起14bを摺動自在に係合させることで、第3筒15の相対回転を許しつつ、光軸方向には第3筒15と共に移動する。
直進案内環14には、内周面と外周面を貫通する貫通ガイド溝14cが形成されている。貫通ガイド溝14cは、撮影光軸Oに対して斜行する溝であり、カム環11の外周面に設けた外径突起11aが摺動可能に嵌まっている。外径突起11aはさらに、第3筒15の内周面に形成した光軸方向への回転伝達溝15dに対して摺動自在に係合しており、この係合関係によってカム環11が第3筒15と共に回転される。カム環11は、貫通ガイド溝14cの案内を受けて、回転しながら第3筒15及び直進案内環14に対して光軸方向に進退される。
直進案内環14の内周面には光軸方向に延びる直線溝14d、14eが形成されている。直線溝14dに対して3群支持環8の直進案内突起8aが摺動自在に係合しており、3群支持環8が直進案内環14を介して光軸方向に直進案内されている。直線溝14eに対して第2筒13の直進案内突起13aが摺動自在に係合しており、第2筒13も直進案内環14を介して光軸方向に直進案内されている。第2筒13の内周面に設けた回転案内突起13bが、カム環11の外周面に形成した周方向溝11bに対して摺動自在に係合しており、第2筒13は、カム環11の相対回転を許しつつ、光軸方向にはカム環11と共に移動する。
3群支持環8の内部には、防振ユニット26を介して第3レンズ群LG3が支持されている。防振ユニット26は、第3レンズ群LG3を撮影光軸Oと略直交する平面に沿って移動可能に支持しており、ズームレンズ鏡筒10に加わる振れの方向と大きさに応じて、第3レンズ群LG3を撮影光軸Oに対してシフトさせ、結像面上での被写体像のずれ(像振れ)を抑制することができる。3群支持環8内にはまた、シャッタSを内蔵したシャッタユニット27が防振ユニット26の前部に固定されている。
本発明の要旨と関係がないため詳細な図示を省略するが、第3レンズ群LG3を保持する3群枠5は、撮影光軸Oと平行な回動軸を介して防振ユニット26内に軸支されており、撮影光軸O上に第3レンズ群LG3を位置させる図2の挿入位置と、撮影光軸O上から第3レンズ群LG3を離脱させる図1の離脱位置に揺動可能である。3群枠5は挿入位置へ向けて付勢されており、外力を与えない状態では挿入位置に保持される。3群支持環8が光軸方向における所定位置から後方に移動すると、撮像素子ホルダ21から前方に向けて突設した離脱押圧突起21aが3群枠5に当接し、3群支持環8の後方移動力から3群枠5を離脱位置へ回動させる分力が生じ、3群枠5が離脱位置まで回動される。
3群支持環8は光軸方向へ延びる直進案内キー8bを備え、直進案内キー8bに対して2群支持環3の内周面に形成した光軸方向への直線溝が摺動自在に係合している。この係合によって2群支持環3が3群支持環8を介して光軸方向に直進案内されている。2群支持環3内には第2レンズ群LG2が固定的に支持されている。
第2筒13の内周面には光軸方向に延びる直線溝13cが形成され、該直線溝13cに対して第1筒(外筒)12の直進案内突起12aが摺動自在に係合しており、第1筒12が第2筒13を介して光軸方向へ直進案内されている。第1筒12の内部には、1群支持環(内部可動部材)2を介して第1レンズ群LG1が支持されている。この第1筒12と1群支持環2の関係については後述する。
カム環11の内周面に形成した2群制御カム溝M2に対し、2群支持環3の外周面に設けたカムフォロアN2が係合し、同じくカム環11の内周面に形成した3群制御カム溝M3に対し、3群支持環8の外周面に設けたカムフォロアN3が係合している。2群支持環3と3群支持環8はそれぞれ光軸方向に直進案内されているため、カム環11が回転すると、2群制御カム溝M2と3群制御カム溝M3の形状に従って2群支持環3と3群支持環8が光軸方向へ所定の軌跡で移動され、第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3の位置が制御される。
第1筒12は内径方向に突出するカムフォロアN1を有し、このカムフォロアN1が、カム環11の外周面に形成した1群制御カム溝(第1のカム溝)M1に摺動可能に嵌合している。第1筒12は光軸方向に直進案内されているため、カム環11が回転すると、1群制御カム溝M1の形状に従って第1筒12が光軸方向へ所定の軌跡で移動され、第1レンズ群LG1の位置が制御される。
第1筒12の前端にはレンズバリヤ機構101が設けられる。レンズバリヤ機構101は、中央に開口102aを有するバリヤ支持環102を備え、該バリヤ支持環102と後方のバリヤ駆動環103の間に、光軸方向に軸線を向けた回動軸により軸支された各一対のバリヤ羽根104、105を備える。撮影光軸Oを中心とするバリヤ駆動環103の正逆回転に応じてバリヤ羽根104とバリヤ羽根105が連動して開閉動作を行い、図1の収納状態ではバリヤ羽根104とバリヤ羽根105が閉じられ、図2の撮影状態ではバリヤ羽根104とバリヤ羽根105が開かれる。より詳しくは、図6に示すように、バリヤ羽根104とバリヤ羽根105を閉じ方向に付勢する一対のトーションバネ106と、バリヤ駆動環103をバリヤ開き方向に付勢する一対の引張バネ107を有し、引張バネ107の付勢力がトーションバネ106の付勢力よりも強く設定されている。図2の撮影状態では、引張バネ107の付勢力による回動端に位置するバリヤ駆動環103がバリヤ羽根104とバリヤ羽根105を押圧してバリヤ開放状態にさせる。図2の撮影状態から図1の収納状態になると、カム環11の前端側に設けた押圧部11cがバリヤ駆動環103を押圧して引張バネ107の付勢力に抗する方向へ回動させ、バリヤ駆動環103による押圧が解除されたバリヤ羽根104とバリヤ羽根105が、トーションバネ106の付勢力によって閉じられる。
以上のズームレンズ鏡筒10で、部材間で直進案内や回転伝達などを行うための各種の係合部分は、安定した係合支持性能を得るために周方向に位置を異ならせて複数箇所設けられている。例えば、カム環11上の各カム溝M1、M2,M3は、周方向に略等間隔でそれぞれ3つずつ形成されており、これに係合するカムフォロアN1、N2,N3も同様に、周方向に略等間隔で3つずつ設けられている。個別の説明は省略するが、カム溝やカムフォロア以外の係合部分も、傾きを防いで安定した支持や摺動を行わせるために、最適な数と配置が選択されている。
第1レンズ群LG1の支持構造の詳細を説明する。図5に示すように、第1筒12の内周面の前端付近から光軸方向後方に向けて、光軸方向に延びるガイドキー12bが形成され、1群支持環2の外周面上に、光軸方向に延びるガイド溝2aが設けられている。ガイド溝2aに対してガイドキー12bが摺動自在に係合しており、ガイドキー12bの両側面とガイド溝2aの対向面の摺接関係によって、第1筒12内で1群支持環2が光軸方向に直進移動可能かつ相対回転は規制されて支持されている。1群支持環2の外周面上には、ガイド溝2aに隣接する位置に前方規制突起(規制部、外周突出部)2bが設けられている。前方規制突起2bは1群支持環2の本体部分の前端面よりも光軸方向前方に突出しており、この前方規制突起2bの前端面が、第1筒12の内側に形成した規制壁(規制部、対向当接部)12cに当接することで、第1筒12に対する1群支持環2の前方への移動端が決まる。規制壁12cは、第1筒12の内周面に形成した凹部12c-1の前方を塞ぐ壁面であり、この凹部12c-1内に前方規制突起2bが進入して規制壁12cに対向する。なお、第1筒12に対する1群支持環2の前方移動端を決める構成はこれに限定されない。例えば、前方規制突起2bの前端部が1群支持環2の本体部分の前端面よりも前方に突出しない形態や、前方規制突起2b以外の箇所が第1筒12に当接する形態であっても、1群支持環2の前方移動端を決めることができる。
第1筒12の内周面にバネ収納部12dが形成され、バネ収納部12d内に1群付勢バネ(付勢部材、圧縮バネ)32が挿入されている。バネ収納部12dは、ガイドキー12bの幅方向中央部分に形成した凹部からなり、前端側が開放されて後端側がバネ支持壁12eで閉じられている。1群付勢バネ32は圧縮コイルバネであり、軸線が光軸方向に向くように配置されている。1群付勢バネ32の後端はバネ支持壁12eに当て付いている。1群付勢バネ32の前端は、1群支持環2の外周面上に設けたバネ支持壁2cに当て付いている。バネ支持壁2cは、ガイド溝2aの前端部を塞ぐ立壁として形成されている。前後のバネ支持壁2cとバネ支持壁12eの間隔は、第1筒12に対する1群支持環2の光軸方向の相対位置に応じて変化し、前方規制突起2bが規制壁12cに当接する1群支持環2の前方移動端でバネ支持壁2cとバネ支持壁12eが最も離間する。1群付勢バネ32の自由状態での長さは、この離間状態のバネ支持壁2cとバネ支持壁12eの間隔よりも長く設定されている。よって、バネ支持壁2cとバネ支持壁12eの間(バネ収納部12d内)に挿入した1群付勢バネ32は自由状態よりも圧縮された状態になり、圧縮から復元しようとする力によって1群支持環2を第1筒12内で前方に付勢する。この1群付勢バネ32の付勢力により、1群支持環2は前方規制突起2bを第1筒12の規制壁12cに当接させる前方移動端に保持される。以上の第1筒12内での1群支持環2の支持構造を構成する、ガイド溝2aとガイドキー12b、前方規制突起2bと規制壁12c、バネ支持壁2cとバネ収納部12d(バネ支持壁12e)、1群付勢バネ32はそれぞれ、周方向に略等間隔で3つずつ設けられている。
前述のように、第1筒12の位置は、カム環11の1群制御カム溝M1によって制御される。図7の「R1」、「W1」、「T1」はそれぞれ、ズームレンズ鏡筒10が収納状態(図1)、撮影状態(図2)のワイド端、同テレ端にあるときの、1群制御カム溝M1内での第1筒12のカムフォロアN1の位置である。これらの各位置を収納位置R1、ワイド端位置W1、テレ端位置T1と呼ぶ。1群制御カム溝M1のうちワイド端位置W1からテレ端位置T1までの範囲が撮影時に用いられるズーム域である。図7に示す1群制御カム溝M1の形状から分かるように、第1筒12は、収納状態ではカム環11に対して光軸方向の最も後方に位置し、ワイド端、テレ端と進むにつれて光軸方向前方に繰り出されていく。1群制御カム溝M1のうちカムフォロアN1の収納位置R1付近の後端領域は、カム環11の後端側に開口している。
図4及び図7に示すように、カム環11の外周面には、1群制御カム溝M1とは別に1群収納カム溝(第2のカム溝)M11が形成されている。カム環11は、1群制御カム溝M1が形成されている部分よりも外周面の位置が内径側に低くなっている薄肉部11dを有し、この薄肉部11d上に1群収納カム溝M11が形成されている。図1、図2、図5、図8及び図9に示すように、1群支持環2の後端部には薄肉部11dに対応する位置に支持片(重畳部)2dが形成され、支持片2dから内径方向に向けてカムフォロアN11が突出している。1群支持環2とカム環11が光軸方向に接近すると、支持片2dが薄肉部11dの外側に重なり(図1、図8参照)、1群収納カム溝M11にカムフォロアN11が進入する。薄肉部11dと支持片2dを重ねた肉厚は、1群制御カム溝M1が形成されるカム環11の本体部分の肉厚と略同じになっている。1群制御カム溝M1及びカムフォロアN1と同様に、1群収納カム溝M11とカムフォロアN11も周方向に略等間隔で3つ設けられている。
図7の「R11」、「W11」、「T11」はそれぞれ、ズームレンズ鏡筒10が図1の収納状態、撮影状態のワイド端、同テレ端にあるときの、1群支持環2のカムフォロアN11の位置である。これらの各位置を収納位置R11、ワイド端位置W11、テレ端位置T11と呼ぶ。1群収納カム溝M11はカム環11の前端側に開口しており、カムフォロアN11のワイド端位置W11からテレ端位置T11に至るズーム域の全体で1群収納カム溝M11が存在していない。1群収納カム溝M11が存在するのは、ワイド端位置W11より後方に進んだ位置から収納位置R11までの範囲である。1群収納カム溝M11は、カム環11の前端側に臨む開口部の溝幅が広く、光軸方向後方に進むにつれて徐々に溝幅を狭くしており、収納位置R11では、カムフォロアN11をガタなく保持する溝幅になっている。より詳しくは、1群収納カム溝M11は、カム環11の回転方向(周方向)に対して傾斜する差動傾斜溝部M11-1と、差動傾斜溝部M11-1に続いて斜め後方に延びる通常傾斜溝部M11-2と、カム環11の回転方向に沿って延びてカムフォロアN11の収納位置R11を含む収納溝部M11-3を有している。差動傾斜溝部M11-1は、カム環11の前端側に開口し、該開口から後方に進むにつれて徐々に溝幅を狭くする幅徐変溝である。差動傾斜溝部M11-1の一方の側面は、通常傾斜溝部M11-2の軌跡と略平行な連続傾斜面K1であり、他方の側面は、連続傾斜面K1よりもカム環11の回転方向に対する傾き角が大きい差動ガイド面K2であり、光軸方向前方へ進むにつれて連続傾斜面K1と差動ガイド面K2の間隔が大きくなる。通常傾斜溝部M11-2と収納溝部M11-3は、カムフォロアN11をガタなく保持する一定の溝幅である。
1群制御カム溝M1におけるワイド端位置W1から収納位置R1にかけての領域は、1群収納カム溝M11に似た軌跡になっており、カム環11の回転方向に対して所定の傾斜を有する傾斜溝部M1-1と、カム環11の回転方向に延びてカムフォロアN1の収納位置R1を含む収納溝部M1-2を有している。前述の通り、1群収納カム溝M11の差動ガイド面K2は、通常傾斜溝部M11-2よりもカム環11の回転方向に対する傾き角が大きく設定されているが、1群制御カム溝M1の傾斜溝部M1-1は、1群収納カム溝M11の通常傾斜溝部M11-2と略同じ傾斜角である。そのため、カム環11の単位回転角あたりに、1群収納カム溝M11の差動ガイド面K2がカムフォロアN11に対して与える光軸方向移動量は、1群制御カム溝M1の傾斜溝部M1-1がカムフォロアN1に対して与える光軸方向移動量に比して大きくなる。
以上の構造からなるズームレンズ鏡筒10は次のように動作する。図1に示す収納状態において、ズームレンズ鏡筒10が搭載される撮像装置に設けたメインスイッチがオンされると、ズームモータ150が鏡筒繰出方向に駆動されてズームギヤが回転し、第3筒15がハウジング22の内面ヘリコイド22bにガイドされて前方へ回転繰出される。直進案内環14は、第3筒15と共に前方に直進移動する。このとき、第3筒15から回転力が付与されるカム環11は、直進案内環14の前方への直進移動分と、該直進案内環14との間に設けたリード構造(貫通ガイド溝14cと外径突起11a)による繰出分との合成移動を行う。
カム環11が回転すると、その内側では、直進案内環14により直進案内された3群支持環8が、カムフォロアN3と3群制御カム溝M3の関係によって光軸方向に所定の軌跡で移動され、3群支持環8を介して直進案内された2群支持環3が、カムフォロアN2と2群制御カム溝M2の関係によって光軸方向に所定の軌跡で移動される。また、カム環11が回転すると、その外側では、直進案内環14と第2筒13を介して直進案内された第1筒12が、カムフォロアN1と1群制御カム溝M1の関係によって光軸方向に所定の軌跡で移動される。
すなわち、鏡筒収納状態からの第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2及び第3レンズ群LG3の繰出量はそれぞれ、ハウジング22に対するカム環11の前方移動量と、該カム環11に対する第1筒12(1群支持環2)、2群支持環3、3群支持環8(防振ユニット26)のカム繰出量との合算値として決まる。ズーミングは、これら第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2及び第3レンズ群LG3が互いの空気間隔を変化させながら撮影光軸O上を移動することにより行われる。図1の収納状態から鏡筒繰出を行うと、まずワイド端の繰出状態になり、さらにズームモータ150を鏡筒繰出方向に駆動させると、テレ端の繰出状態となる。メインスイッチをオフすると、ズームモータ150が鏡筒収納方向に駆動され、ズームレンズ鏡筒10は上記の繰出動作とは逆の収納動作を行い、図1の収納状態になる。
また、ワイド端からテレ端までの撮影状態にあるとき、測距手段によって得られた被写体距離情報に応じてAFモータを駆動することにより、第4レンズ群LG4を支持する4群枠51が撮影光軸Oに沿って移動してフォーカシングが実行される。
レンズバリヤ機構101は、ズームレンズ鏡筒10の収納状態では、引張バネ107の付勢力に抗してバリヤ駆動環103がカム環11の押圧部11cにより押さえられ、バリヤ羽根104、105がトーションバネ106の付勢力で閉じられている(図1、図8)。収納位置からのズームレンズ鏡筒10の繰出動作が行われると、カム環11から離れたバリヤ駆動環103が引張バネ107の力で回動されてバリヤ羽根104、105が開かれる(図2、図9)。収納状態では、閉じられたバリヤ羽根104、105の後方に第1レンズ群LG1が位置しており、これらが干渉することがない。一方、撮影状態では開かれたバリヤ羽根104、105が形成するバリヤ開口の内側に第1レンズ群LG1の一部が進入している。このように第1筒12内での第1レンズ群LG1の光軸方向位置を変化させることにより、ズームレンズ鏡筒10の光軸方向長さを増大させずに光学設計の自由度を高くすることができる。例えば、本実施形態のズームレンズ鏡筒10では、高変倍比なズームレンズを構成するべく、図2に示す撮影状態で第2レンズ群LG2を第1レンズ群LG1の至近まで移動させているが、この第2レンズ群LG2の位置設定は、撮影状態になるときに第1レンズ群LG1を第1筒12内で前方に移動させることで実現されている。また、撮影状態になるときにレンズバリヤ機構101に対して第1レンズ群LG1を前方に移動させることで、バリヤ支持環102やバリヤ羽根104、105による光線のケラレを防いでいる。
このようなバリヤ羽根104、105と第1レンズ群LG1の位置関係は、第1筒12と1群支持環2の関係によって制御される。前述のように、1群支持環2は第1筒12内で光軸方向に直進移動可能に支持されており、外力が加わらない状態では、1群付勢バネ32によって前方に向けて移動付勢された1群支持環2が、前方規制突起2bが規制壁12cに当接する前方移動端に保持される。この1群支持環2の前方移動端では、バリヤ羽根104、105の移動平面と重なる位置まで第1レンズ群LG1が進出する。図2、図7及び図9に示すように、撮影状態では1群支持環2に設けたカムフォロアN11が1群収納カム溝M11から前方に離脱しているため、1群支持環2が1群収納カム溝M11による位置制御を受けずに第1筒12内の前方移動端に保持される。撮影状態における第1筒12と1群支持環2の結合体に対する光軸方向の位置管理は、第1筒12側のカムフォロアN1と1群制御カム溝M1の係合関係によって行われる。
図2及び図9の撮影状態から図1及び図8の収納状態に向けて動作すると、カム環11の収納方向回転によって、カムフォロアN1が1群制御カム溝M1内のテレ端位置T1やワイド端位置W1から収納位置Rに向けて移動し、カムフォロアN1が傾斜溝部M1-1の案内を受けることによって第1筒12がカム環11に対して光軸方向後方に移動される。1群支持環2は第1筒12と共に後方に移動して支持片2dをカム環11の薄肉部11dに接近させ、支持片2d上のカムフォロアN11がワイド端位置W11を超えて後方に移動すると、1群収納カム溝M11の前端開口から差動傾斜溝部M11-1内に進入する。1群収納カム溝M11の前端開口部の溝幅が広くなっているため、カムフォロアN11をスムーズに1群収納カム溝M11内に進入させることができる。鏡筒収納時のカム環11の回転進行方向は図7中の下方であるため、差動傾斜溝部M11-1内に進入したカムフォロアN11が差動ガイド面K2に当接し、差動ガイド面K2の案内を受けることによって1群支持環2が光軸方向後方に移動される。前述のように、1群収納カム溝M11の差動ガイド面K2は、1群制御カム溝M1の傾斜溝部M1-1よりもカム環11の回転方向に対する傾斜が大きく、カム環11の単位回転角で、差動ガイド面K2がカムフォロアN11に対して与える光軸方向後方への移動量が、傾斜溝部M1-1がカムフォロアN1に対して与える光軸方向後方への移動量よりも大きい。これにより、第1筒12の後方移動量よりも1群支持環2の後方移動量の方が大きくなり、1群支持環2は、1群付勢バネ32の付勢力に抗して前方規制突起2bを規制壁12cから離間させる後退移動を第1筒12内で行う。この第1筒12内での1群支持環2の後退移動は、カム環11の押圧部11cがバリヤ駆動環103を押圧してバリヤ羽根104、105の閉じ動作が行われるよりも早いタイミングで行われる。そのため、バリヤ羽根104、105が閉じられるよりも前に第1レンズ群LG1が後方に退避し、バリヤ羽根104、105と第1レンズ群LG1の干渉が生じない。
カム環11がさらに収納方向に回転すると、1群収納カム溝M11内での1群支持環2のカムフォロアN11の位置が差動傾斜溝部M11-1から通常傾斜溝部M11-2に移行する。通常傾斜溝部M11-2から収納溝部M11-3にかけてはカムフォロアN11をガタなく精密に位置制御する溝幅であり、1群付勢バネ32の付勢力に抗して、バリヤ羽根104、105に対して第1レンズ群LG1を後方に退避させた後退位置に1群支持環2が保持され続ける。一方、1群制御カム溝M1は傾斜溝部M1-1の後端部から収納溝部M1-2に至る後端領域がカム環11の後端面側に開口されており、カムフォロアN1に対する厳密な位置制御が解除される。そのため、カムフォロアN1が収納位置R1に達した状態では、第1筒12と1群支持環2の結合体に対する光軸方向の位置管理は、主として1群支持環2側のカムフォロアN11(収納位置R11)と収納カム溝M11(収納溝部M11-3)の係合関係によって行われる。
以上のように、撮影状態では、1群付勢バネ32の付勢力によって第1筒12内で1群支持環2を一定の光軸方向位置(前方移動端)に保持させ、撮影状態から収納状態に移行するときにのみ、1群収納カム溝M11の差動傾斜溝部M11-1によってカムフォロアN11を案内して第1筒12内で1群支持環2を後退移動させる構成となっている。これにより、撮影状態でカムフォロアN11の位置制御を行うカム溝領域をカム環11上から省略することができ、テレ端位置T11から収納位置R11までのカムフォロアN11の移動軌跡全体に対応する完全形状のカム溝を形成する構成に比して、1群収納カム溝M11の長さが著しく短縮化されている。1群収納カム溝M11が非常に短いため、1群制御カム溝M1と干渉することなくカム環11の外周面上にスペース効率良く配置することができる。また、1群収納カム溝M11が存在するのは、カムフォロアN11の移動軌跡のうちワイド端位置W11の後方の領域のみであるため、ワイド端位置W11から前方の領域を形成するためのスペースをカム環11上に確保する必要がなく、カム環11の光軸方向長さを短くすることができる。
図1、図8に示すように、収納状態では、1群収納カム溝M11が形成されるカム環11の薄肉部11dと、カムフォロアN11が設けられる1群支持環2の支持片2dが径方向に重なっているが、薄肉部11dと支持片2dを合わせた肉厚がカム環11の本体部分の肉厚と略同じである。そのため、カム環11によって1群支持環2と第1筒12の2つの移動部材の位置制御を行いつつ、実質的な肉厚は1群支持環2を除いたカム環11と第1筒12の2部材分に収まっており、第1レンズ群LG1の支持構造における大径化が防がれている。これも1群収納カム溝M11の長さが短いことで得られる効果である。短い1群収納カム溝M11はカム環11の外周面上に占めるスペースが小さいため、カム環11の強度を損なわず、かつ1群制御カム溝M1の形成を妨げることもなく、1群収納カム溝M11の形成領域を肉厚の小さい薄肉部11dとすることができる。そして1群支持環2は、カム環11の厚肉部分(1群制御カム溝M1が形成される本体部分)の外側を覆う径方向位置ではなく、カム環11の薄肉部11dの外側に支持片2dを重ねる径方向位置に設けられている。これにより1群支持環2の厚み分のスペースを空けることなく、カム環11のすぐ外側に第1筒12を配置することが可能となっている。
また、撮影状態では、1群収納カム溝M11からカムフォロアN11を離脱させ、カムフォロアN1と1群制御カム溝M1によって第1レンズ群LG1(第1筒12と1群支持環2の結合体)の光軸方向の位置管理を行う。一方、収納状態では、1群制御カム溝M1の後端開口部分である収納溝部M1-2にカムフォロアN1を位置させ、1群収納カム溝M11の収納溝部M11-とカムフォロアN11によって第1レンズ群LG1(第1筒12と1群支持環2の結合体)の光軸方向の位置管理を行うように切り替えている。つまり、1群制御カム溝M1と1群収納カム溝M11のいずれか一方が第1レンズ群LG1の光軸方向位置を厳密に定め、他方はその位置管理に干渉しないように構成している。これにより、1群制御カム溝M1と1群収納カム溝M11の相互の精度管理が容易になり、同一周面上に複数種のカム溝を有するカム環11の生産性が向上する。また、1群制御カム溝M1の収納溝部M1-2をカム環11の後端側に開口させることにより、1群制御カム溝M1の後端部分を閉じるための肉厚が不要となり、カム環11の後端側における光軸方向長さの短縮化の効果も得られる。
以上、図示実施形態に基づき説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図示実施形態はレンズバリヤ機構101を支持する第1筒12と第1レンズ群LG1を支持する1群支持環2の動作に関している。しかし、本発明のうち、カム環11の薄肉部11dと1群支持環2の支持片2dの関係を特徴に含む構成(請求項6)と、1群制御カム溝M1の後端開口部分である収納溝部M1-2とカムフォロアN1の関係を特徴に含む構成(請求項7)については、光軸方向の差動区間を有する2つの移動部材(外筒と内部可動部材)に対してカム環を用いた位置制御を行うレンズ鏡筒であれば適用が可能であり、外筒と内部可動部材に支持される光学要素の種類をレンズバリヤ(レンズバリヤ機構101)と前方レンズ群(第1レンズ群LG1)に限定するものではない。また、図示実施形態はズームレンズ鏡筒に適用しているが、変倍動作を行わないレンズ鏡筒にも適用が可能である。
2 1群支持環(内部可動部材)
2a ガイド溝
2b 前方規制突起(規制部、外周突出部)
2c バネ支持壁
2d 支持片(重畳部)
3 2群支持環
5 3群枠
8 3群支持環
10 ズームレンズ鏡筒
11 カム環
11c 押圧部
11d 薄肉部
12 第1筒(外筒)
12b ガイドキー
12c 規制壁(規制部、対向当接部)
12c-1 凹部
12e バネ支持壁
13 第2筒
14 直進案内環
15 第3筒
21 撮像素子ホルダ
22 ハウジング
25 光学フィルタ
26 防振ユニット
27 シャッタユニット
32 1群付勢バネ(付勢部材、圧縮バネ)
51 4群枠
62 撮像素子
101 レンズバリヤ機構
104 105 バリヤ羽根
150 ズームモータ
K1 連続傾斜面
K2 差動ガイド面
LG1 第1レンズ群
LG2 第2レンズ群
LG3 第3レンズ群
LG4 第4レンズ群
M1 1群制御カム溝(第1のカム溝)
M1-1 傾斜溝部
M1-2 収納溝部
M2 2群制御カム溝
M3 3群制御カム溝
M11 1群収納カム溝(第2のカム溝)
M11-1 差動傾斜溝部
M11-2 通常傾斜溝部
M11-3 収納溝部
N1 N2 N3 カムフォロア
O 撮影光軸
S シャッタ

Claims (7)

  1. 撮像光学系の光軸方向に直進移動可能に支持された外筒;
    上記外筒内で光軸方向に直進移動可能に支持され、撮像光学系の最も前方に位置する前方レンズ群を支持した内部可動部材;
    上記外筒に支持され、上記撮像光学系が撮影を行わない収納位置にあるとき上記前方レンズ群の前方の撮影開口を閉じるレンズバリヤ;
    上記内部可動部材を光軸方向前方に付勢する付勢部材;
    上記外筒内で上記内部可動部材の前方移動端を決める規制部;
    回転駆動されるカム環の周面上に形成され、上記外筒に設けたカムフォロアと係合して上記カム環の回転に応じて該外筒を光軸方向に移動制御する第1のカム溝;及び
    上記カム環の上記第1のカム溝と同一周面上に該カム環の前端側へ開口させて形成され、上記外筒が光軸方向の所定位置よりも前方に位置するとき、上記内部可動部材に設けたカムフォロアと係合せず上記規制部によって上記外筒内での上記内部可動部材の位置を決めさせ、上記カム環の回転に応じて上記外筒が光軸方向の所定位置よりも後方に移動したとき、上記内部可動部材に設けたカムフォロアに係合して、該内部可動部材を上記外筒内で上記付勢部材の付勢力に抗して光軸方向後方へ移動させる第2のカム溝;
    を有し、
    上記内部可動部材が上記規制部により位置決めされる上記外筒内の上記前方移動端に位置するとき、上記レンズバリヤが開かれてバリヤ開口を形成して上記前方レンズ群の一部が上記バリヤ開口内に進入し、
    上記内部可動部材が上記第2のカム溝に係合して上記外筒内で光軸方向後方に移動されたとき、上記前方レンズ群が上記バリヤ開口よりも後方に位置して上記レンズバリヤが閉じられることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1記載のレンズ鏡筒において、上記第2のカム溝は、上記カム環の前端に臨む開口部分が幅広で、光軸方向後方に進むにつれて幅狭になるレンズ鏡筒。
  3. 請求項1または2記載のレンズ鏡筒において、上記カム環は、上記第2のカム溝の形成領域上記第1のカム溝の形成領域よりも径方向に薄肉に形成された薄肉部を有し、上記内部可動部材は、光軸方向で上記カム環に接近したとき上記薄肉部に重なる重畳部を有し、該重畳部から上記第2のカム溝に対して係合する上記カムフォロアが突出しているレンズ鏡筒。
  4. 請求項1ないしのいずれか1項記載のレンズ鏡筒において、上記第1のカム溝は、上記カム環の後端側へ開口されており、上記内部可動部材のカムフォロアが上記第2のカム溝に係合して光軸方向に位置制御されるとき、上記外筒のカムフォロアが上記第1のカム溝の後端側開口部に位置するレンズ鏡筒。
  5. 請求項1ないしのいずれか1項記載のレンズ鏡筒において、上記内部可動部材は上記外筒と同心状の環状体であり、上記規制部は、
    上記環状の内部可動部材の外周部に、周方向に位置を異ならせて突出形成した複数の外周突出部;及び
    上記外筒の内周部に、上記複数の外周突出部の光軸方向前方に対向して形成した、周方向位置の異なる複数の対向当接部;
    からなり、
    上記付勢部材は、上記環状の内部可動部材の外周部と上記外筒の内周部に光軸方向に対向させて形成した前後の支持壁の間に挿入される、周方向に位置を異ならせて設けた複数の圧縮バネからなるレンズ鏡筒。
  6. 撮像光学系の光軸方向に直進移動可能に支持された外筒;
    上記外筒内で光軸方向に直進移動可能に支持された内部可動部材;
    上記内部可動部材を光軸方向前方に付勢する付勢部材;
    上記外筒内で上記内部可動部材の前方移動端を決める規制部;
    回転駆動されるカム環の周面上に形成され、上記外筒に設けたカムフォロアと係合して上記カム環の回転に応じて該外筒を光軸方向に移動制御する第1のカム溝;及び
    上記カム環の上記第1のカム溝と同一周面上に該カム環の前端側へ開口させて形成され、上記外筒が光軸方向の所定位置よりも前方に位置するとき、上記内部可動部材に設けたカムフォロアと係合せず上記規制部によって上記外筒内での上記内部可動部材の位置を決めさせ、上記カム環の回転に応じて上記外筒が光軸方向の所定位置よりも後方に移動したとき、上記内部可動部材に設けたカムフォロアに係合して、該内部可動部材を上記外筒内で上記付勢部材の付勢力に抗して光軸方向後方へ移動させる第2のカム溝;
    を有し、
    上記カム環は、上記第2のカム溝の形成領域に上記第1のカム溝の形成領域よりも径方向に薄肉に形成された薄肉部を有し、上記内部可動部材は、光軸方向で上記カム環に接近したとき上記薄肉部に重なる重畳部を有し、該重畳部から上記第2のカム溝に対して係合する上記カムフォロアが突出していることを特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 撮像光学系の光軸方向に直進移動可能に支持された外筒;
    上記外筒内で光軸方向に直進移動可能に支持された内部可動部材;
    上記内部可動部材を光軸方向前方に付勢する付勢部材;
    上記外筒内で上記内部可動部材の前方移動端を決める規制部;
    回転駆動されるカム環の周面上に形成され、上記外筒に設けたカムフォロアと係合して上記カム環の回転に応じて該外筒を光軸方向に移動制御する第1のカム溝;及び
    上記カム環の上記第1のカム溝と同一周面上に該カム環の前端側へ開口させて形成され、上記外筒が光軸方向の所定位置よりも前方に位置するとき、上記内部可動部材に設けたカムフォロアと係合せず上記規制部によって上記外筒内での上記内部可動部材の位置を決めさせ、上記カム環の回転に応じて上記外筒が光軸方向の所定位置よりも後方に移動したとき、上記内部可動部材に設けたカムフォロアに係合して、該内部可動部材を上記外筒内で上記付勢部材の付勢力に抗して光軸方向後方へ移動させる第2のカム溝;
    を有し、
    上記第1のカム溝は、上記カム環の後端側へ開口されており、上記内部可動部材のカムフォロアが上記第2のカム溝に係合して光軸方向に位置制御されるとき、上記外筒のカムフォロアが上記第1のカム溝の後端側開口部に位置することを特徴とするレンズ鏡筒。
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