JP2006337563A - 可動部材の支持構造およびレンズ鏡筒の可動部材支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で複数部材のバックラッシュ取りを行うことができる可動部材の支持構造およびレンズ鏡筒の可動部材支持構造を提供する。
【解決手段】 回転方向には一体に回動し軸線方向への互いの相対移動は可能にして支持環の内側に支持された第1と第2の回転部材と、第1の回転部材と軸線方向に一体に移動するように結合された直進部材と、第1と第2の回転部材を離間する方向に付勢する付勢手段と、支持環の内周面に軸線方向に離間させて形成した第1と第2の位置規制面を備え、第1と第2の位置規制面が、付勢手段の付勢力によって第1の回転部材を介して移動付勢される直進部材と、第2の回転部材の軸方向位置を規制することを特徴とする可動部材の支持構造。
【選択図】 図14

Description

本発明はレンズ鏡筒などにおける可動部材の支持構造に関し、特に可動部材のバックラッシュ除去構造に関する。
可動部材の摺動部分には構造上遊び(バックラッシュ)が不可欠であるが、バックラッシュは同時に可動部材の移動精度に影響するため、様々なバックラッシュ除去構造が提案されている。例えば、レンズ群を光軸方向に移動させるためのカム環等の回転環を、鏡筒沈胴位置から撮影領域になるまでは前方に繰り出すタイプのレンズ鏡筒が知られているが、このような回転環をバックラッシュ取りするための機構は、構造が複雑になりがちであった。
出願人は、この課題を解決する手段を、特開2004-170961号公報に記載の発明で提案した。この発明は、環状部材の内側に、軸線方向に相対移動可能かつ一体に回動するように支持された第1と第2の回転環状体を設け、この第1と第2の回転環状体にそれぞれ設けた第1と第2の摺接面を、環状部材の内周面に形成した一対の周方向面の一方と他方に当接するように付勢力をかけることにより、シンプルな構造でのバックラッシュ取りを可能としている。
特開2004-170961号公報
レンズ鏡筒などでは、上記公開発明における回転環状体のような回転部材のみならず、軸方向へ直進移動する直進部材も多用されており、回転部材と直進部材のような別々の動きをする可動部材に関して、より簡易な構造でバックラッシュ取りを行いたいという要求がある。本発明は、この要求を満たすべく、従来に比してより簡単な構成で、複数部材のバックラッシュ取りを行うことができる可動部材の支持構造を提供することを目的とする。
本発明の可動部材の支持構造は、支持環と、該支持環の内側に、回転方向には一体に回動し軸線方向への互いの相対移動は可能にして支持された第1と第2の回転部材と、支持環の内側に、第1の回転部材と軸線方向に一体に移動するように結合された直進部材と、第1と第2の回転部材を離間する方向に付勢する付勢手段と、支持環の内周面に軸線方向に離間させて形成した第1と第2の位置規制面とを備え、付勢手段の付勢力によって第1の回転部材を介して移動付勢される直進部材と、同じく付勢手段の付勢力によって移動付勢される第2の回転部材のそれぞれの軸方向位置を、第1と第2の位置規制面により規制することを特徴としている。
支持環の内周面に、少なくとも前後の一端部が閉じられた軸方向溝を形成し、該軸方向溝に摺動可能に嵌まる径方向突部を直進部材に設け、この軸方向溝の閉塞端部を、直進部材に対する位置規制面として用いることが好ましい。支持環側の軸方向溝と直進部材側の径方向突部はそれぞれ、周方向に位置を異ならせて複数設けられていることが好ましい。
また、支持環の内周面に周方向溝を形成し、該周方向溝に摺動可能に嵌まる径方向突部を第2の回転部材に設け、この周方向溝の一対の対向壁面の一方を、第2の回転部材に対する位置規制面として用いることが好ましい。第2の回転部材の径方向突部は、周方向に位置を異ならせて複数設けられていることが好ましい。支持環側の周方向溝は、周方向に位置を異ならせて複数設けてもよいし、あるいは周方向に一続きの溝とすることもできる。
第1と第2の回転部材のそれぞれを支持環と略同心をなす環状体とし、この環状の第1と第2の回転部材の対向端面間に圧縮ばねを配することで、付勢手段の構造を簡略にすることができる。この場合、周方向に位置を異ならせて複数の圧縮ばねを設けると、倒れなどの不具合が生じにくい。
直進部材には、第1の回転部材に対する第2の回転部材の最大離間位置を規制する離間規制部を設けてもよい。
本発明の可動部材の支持構造では、第1と第2の回転部材を、支持環に対して回転しながら軸線方向に移動する回転進退状態と、該回転進退による前後少なくとも一方の移動端で軸線方向に移動せず回転する定位置回転状態とに切り換え可能とし、該定位置回転状態で、直進部材と第2の回転部材を第1と第2の位置規制面に当接させ、回転進退状態で直進部材と第2の回転部材が第1と第2の位置規制面から離間されるように構成することが望ましい。
より好ましくは、第2の回転部材を外周面にヘリコイドを有するヘリコイド環とし、支持環には、このヘリコイド環が螺合するヘリコイドを内周面に設け、該ヘリコイドの螺合状態で第1と第2の回転部材に回転進退動作が与えられ、第1と第2の回転部材の定位置回転状態ではヘリコイドの螺合が解除されるように構成するとよい。
本発明の可動部材の支持構造は、特にレンズ鏡筒に好適である。すなわち、直進部材の軸方向移動と、第1と第2の回転部材の回転とに応じて支持環の軸線方向へ進退移動される、少なくとも一つの光学部材を備えた場合に、この光学部材に対して高い位置精度を与えることができる。
本発明はまた、レンズ鏡筒の可動部材支持構造に関しており、軸線方向を光軸と略平行とした支持環と、この支持環の内側に、回転方向には一体に回動し光軸方向への互いの相対移動は可能にして支持された第1と第2の回転環と、支持環の内側に、第1の回転環と光軸方向に一体に移動するように結合された直進環と、直進環を介して支持される少なくとも一つの光学部材と、第1と第2の回転環を離間する方向に付勢する付勢手段と、支持環の内周面に光軸方向に離間させて形成した第1と第2の位置規制面を備え、第1と第2の位置規制面は、付勢手段の付勢力によって第1の回転環を介して移動付勢される直進環と、第2の回転環の軸方向位置を規制することを特徴としている。
本発明はまた、相対回転可能かつ回転軸方向に一体に移動するように支持部材に支持された第1と第2の可動部材を備えた可動部材の支持構造において、支持部材に、回転軸方向において互いに反対方向を向く第1と第2の位置規制面を設け、第1の可動部材を、回転軸方向に分割されかつ該回転軸方向に相対移動可能な2つのサブ部材とし、一方のサブ部材を、第2の移動部材と上記回転軸方向に一体に移動するように結合された移動力伝達サブ部材とし、他方のサブ部材を、第1と第2の位置規制面の一方に係合可能な係合部を有する移動規制サブ部材とし、第2の移動部に、第1と第2の位置規制面の他方に当接可能な係合部を設け、移動力伝達サブ部材と移動規制サブ部材を離間する方向に付勢する付勢手段を設け、この付勢手段の付勢力によって、移動規制サブ部材の係合部と第2の移動部材の係合部がそれぞれ対応する第1と第2の位置規制面に当接され、第1と第2の移動部材の回転軸方向位置が規制されることを特徴としている。
以上の本発明によれば、回転部材と直進部材のような別々の動きをする複数の可動部材に対して、簡単かつ安価にバックラッシュ取りを行うことができる。
[レンズ鏡筒全体の説明]
本発明を適用したズームレンズ鏡筒40の側断面を図1ないし図3に示す。ズームレンズ鏡筒40はデジタルカメラに搭載されており、図1は、ズームレンズ鏡筒40が不図示のカメラボディ内に収納(沈胴)された状態であり、図2はワイド端、図3はテレ端の撮影状態である。
ズームレンズ鏡筒40の撮影光学系は、物体側から順に第1レンズ群L1、シャッタS、絞りA、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、ローパスフィルタ18、CCD20を備えている。撮影状態において、これらの各光学要素は共通の撮影光軸Z上に位置する(図2、図3)。ズーミングは、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2を撮影光軸Zに沿って所定の軌跡で進退させることによって行い、フォーカシングは同方向への第3レンズ群L3の移動で行う。なお、以下の説明中で光軸方向という記載は、撮影光軸Zと平行な方向を意味している。また、以下の説明中での前後方向とは撮影光軸Zに沿う方向を意味し、被写体側を前方、像面側を後方とする。
固定環(支持環、支持部材)16はカメラボディ内に固定されており、この固定環16の後部にCCD支持板17が固定されている。CCD支持板17はCCD20を保持しており、CCD20の前部には、防塵用のパッキン19を挟んでローパスフィルタ18が保持されている。
第3レンズ群L3を保持する3群レンズ枠6は、ガイド軸6aを介して撮影光軸Zと平行な方向に直進案内されており、フォーカスモータ31によって前後に進退移動させることができる。ガイド軸6aの前端部と後端部はそれぞれ、固定環16とCCD支持板17に固定されている。
固定環16の上部には、ズームギヤユニット30が支持されている。ズームギヤユニット30はズームギヤ29と減速ギヤボックスから構成されており、減速ギヤ列を介して、ズームモータ29の駆動力をズームギヤ29aに伝える。ズームギヤ29aは、撮影光軸Zと平行なズームギヤ軸29bによって固定環16に枢着されている。
図10及び図11に示すように、固定環16の内周面には、撮影光軸Zと平行な3本の直進案内溝(軸方向溝)16a、撮影光軸Zに対して傾斜する内面ヘリコイド16b、内面ヘリコイド16bと平行な3本の斜行溝16c、及び各斜行溝16cの前端部に連通する周方向への回転ガイド溝(周方向溝)16dが形成されている。内面ヘリコイド16bは、回転ガイド溝16dが設けられた固定環16前部の領域には形成されていない。
図8及び図12に示すように、ヘリコイド環(第2の回転部材、第2の回転環、第1の可動部材、移動力伝達サブ部材)15は、斜行溝16c及び回転ガイド溝16dに係合するフランジ部(径方向突部、係合部)15aと、内面ヘリコイド16bに螺合する外面ヘリコイド15bとを外周面に有している。一部の外面ヘリコイド15b上には、ズームギヤ29aと螺合する環状ギヤ15cが形成されている。従って、ズームギヤ29aから環状ギヤ15cへ回転力が与えられたときヘリコイド環15は、内面ヘリコイド16bと外面ヘリコイド15bが螺合関係にある状態では回転しながら光軸方向へ進退し、外面ヘリコイド15bの後端部が内面ヘリコイド16bの前端部を越えるまで前方に移動すると、外面ヘリコイド15bが内面ヘリコイド16bから外れ、回転ガイド溝16dとフランジ部15aの係合関係によって周方向回転のみを行う。斜行溝16cは、内面ヘリコイド16bと外面ヘリコイド15bが螺合している状態においてフランジ部15aと固定環16の干渉を防ぐための逃げ溝である。
ヘリコイド環15の内周面に形成した回転伝達凹部15dに対し、第1繰出筒(第1の回転部材、第1の回転環、第1の可動部材、移動規制サブ部材)14の後端部から後方に突設した回転伝達突起14aが嵌入されている。回転伝達凹部15dと回転伝達突起14aはそれぞれ、周方向に位置を異ならせて3箇所設けられており、周方向位置が対応するそれぞれの回転伝達突起14aと回転伝達凹部15dは、光軸方向への相対摺動は許容し、周方向への相対回動は規制するように(回転伝達可能に)結合されている。すなわち、第1繰出筒14とヘリコイド環15は一体に回転する。第1繰出筒14とヘリコイド環15の間には、互いを光軸方向での離間方向へ付勢する3つの離間付勢ばね(付勢手段)28が設けられている。
第1繰出筒14の内周面には、内径方向に突出する内径突起14bと、周方向溝14cと、撮影光軸Zと平行な3本の回転伝達溝14dとが形成されている。内径突起14bは、周方向に位置を異ならせて複数が設けられている。回転伝達溝14dは、3つの回転伝達突起14aに対応する周方向位置に形成されており、その後端部は、回転伝達突起14aを貫通して後方へ向け開口されている。また、ヘリコイド環15の内周面には周方向溝15eが形成されている。
一体に回転する第1繰出筒14とヘリコイド環15の内側には、直進案内環(直進部材、直進環、第2の可動部材)13が支持される。直進案内環13の外周面には光軸方向の後方から順に、外径方向へ突出する3つの直進案内突起(径方向突部、係合部)13aと、それぞれ周方向に位置を異ならせて複数設けた外径突起13b及び13cと、周方向溝13dとが形成されている。直進案内突起13aは、直進案内環13の外周面の後端部に設けた環状フランジ(離間規制部)13eから、さらに外径方向に向けて突設されている。直進案内環13は、直進案内突起13aを直進案内溝16aに係合させることで、固定環16に対し光軸方向に直進案内される。第1繰出筒14は、周方向溝14cを外径突起13cに係合させ、かつ内径突起14bを周方向溝13dに係合させることで、直進案内環13に対して相対回動可能に結合される。ヘリコイド環15も、周方向溝15eを外径突起13bに係合させることで、直進案内環13に対して相対回動可能に結合される。
直進案内環13には、内周面と外周面を貫通する3つのローラガイド溝13fが形成されている。各ローラガイド溝13fは、光軸方向の前後端に周方向溝部を有し、この前後の周方向溝部を撮影光軸Zに対して傾斜するリード溝部で接続した形状となっている。それぞれのローラガイド溝13fに対し、カム環9の外周面に設けたガイドローラ26が嵌まっている。ガイドローラ26はさらに、ローラガイド溝13fを貫通して第1繰出筒14の回転伝達溝14dに嵌まっている。図5や図6に示すように、各回転伝達溝14dの前端部付近には、付勢板ばね24に3箇所設けたローラ押圧片24aが嵌っている。付勢板ばね24は、ローラガイド溝13fのうち前方の周方向溝部内にガイドローラ26が位置するときに、ローラ押圧片24aによってガイドローラ26を後方へ押圧し、ガイドローラ26とローラガイド溝13fの間のバックラッシュを取る。
以上の構造から、固定環16に対する、カム環9、直進案内環13、第1繰出筒14、ヘリコイド環15の動作態様が理解される。すなわち、図1及び図4に示す鏡筒沈胴状態において、ズームモータ29によってズームギヤ29aを鏡筒繰出方向に回転駆動すると、内面ヘリコイド16bと外面ヘリコイド15bの関係によってヘリコイド環15が回転しながら前方に繰り出される。ヘリコイド環15と第1繰出筒14は、直進案内環13を介して間接的に結合されているため、ヘリコイド環15が回転繰出されると、第1繰出筒14も同方向に回転しながら前方に繰り出され、直進案内環13はヘリコイド環15及び第1繰出筒14と共に前方へ直進移動する。また、第1繰出筒14の回転力は回転伝達溝14dとガイドローラ26を介してカム環9に伝達される。ガイドローラ26はローラガイド溝13fにも嵌まっているため、直進案内環13に対してカム環9は、ローラガイド溝13fのリード溝部の形状に従って回転しながら前方に繰り出される。直進案内環13自体も第1繰出筒14及びヘリコイド環15と共に前方に直進移動しているため、結果としてカム環9には、ローラガイド溝13f(リード溝部)に従う回転繰出分と、直進案内環13の前方への直進移動分とを合わせた光軸方向移動量が与えられる。
以上の回転繰出動作は外面ヘリコイド15bと内面ヘリコイド16bが螺合している間行われ、このときフランジ部15aは斜行溝16c内を移動している。ヘリコイド環15が図2及び図5に示すワイド端撮影位置の近くまで繰り出されると、外面ヘリコイド15bと内面ヘリコイド16bの螺合が解除されて、フランジ部15aが斜行溝16cから回転ガイド溝16d内へ入る。すると、ヘリコイドによる回転繰出力が作用しなくなるため、ヘリコイド環15と第1繰出筒14は、フランジ部15aと回転ガイド溝16dの係合関係によって光軸方向の一定位置で回動のみを行うようになる。また、フランジ部15aが斜行溝16cから回転ガイド溝16d内へ入るのとほぼ同時に、ガイドローラ26はローラガイド溝13fのリード溝部から前方の周方向溝部に入る。すると、カム環9に対しても前方への移動力が与えられなくなり、カム環9は第1繰出筒14の回転に応じて一定位置で回動のみ行うようになる。
ズームギヤ29aを鏡筒沈胴方向に回転駆動させると、以上と逆の動作が行われる。そして、ガイドローラ26がローラガイド溝13fのリード溝部から後方の周方向溝部に入るまでヘリコイド環15に回転を与えると、各部材が図1及び図4に示す収納位置まで後退する。
続いて、カム環9を介して駆動される部分の構造を説明する。図8に示すように、直進案内環13の内周面には、撮影光軸Zと平行な第1直進案内溝13gと第2直進案内溝13hが、それぞれ周方向に位置を異ならせて形成されている。第1直進案内溝13gに対し、2群直進案内板10に設けた直進案内突起10a(図8)が摺動可能に係合している。第2直進案内溝13hに対しては、第2繰出筒12の後端部外周面に突設した直進案内突起12a(図10)が摺動可能に係合している。したがって、第2繰出筒12と2群直進案内板10はいずれも、直進案内環13を介して光軸方向に直進案内されている。
2群直進案内板10は、カム環9に対して、相対回転可能かつ光軸方向に一体に移動するように結合されており、前方へ向けて突出する3つの直進案内キー10bを有している。直進案内キー10bは、カム環9の内側に支持された2群移動環8の直進案内溝8a(図9)に係合しており、2群移動環8を光軸方向に直進案内している。カム環9の内周面には2群カム溝9aが形成されており、2群カム溝9aに対して、2群移動環8の外周面に突設したカムフォロア8bが係合している。2群移動環8は2群直進案内板10を介して光軸方向に直進案内されているため、カム環9が回転すると、2群カム溝9aの形状に従って、2群移動環8が光軸方向へ所定の軌跡で移動する。
2群移動環8は、撮影光軸Zと平行な軸である退避支持軸5a(図9)を介して2群レンズ枠5を軸支し、2群レンズ枠5に第2レンズ群L2が保持されている。退避支持軸5aは撮影光軸Zから偏心した位置にあり、2群レンズ枠5は、退避支持軸5aを回動中心として、第2レンズ群L2の光軸を撮影光軸Zと一致させる挿入位置(図2及び図3)と、第2レンズ群L2を撮影光軸Zの上方に退避させた退避位置(図1)との間で回動することができ、挿入位置へ向けてばね付勢されている。2群レンズ枠5は、光軸方向には2群移動環8と一体に移動する。CCD支持板17には2群レンズ枠5に係合可能な位置にカム突起17a(図8)が前方に向けて突設されており、2群移動環8が像面方向に移動してCCD支持板17に接近すると、カム突起17aが2群レンズ枠5を押圧して、ばね付勢力に抗して退避位置に回動させる。
第2繰出筒12の内周面には、光軸方向へ向けて直進案内溝12b(図10)が形成されており、直進案内溝12bに対して、第3繰出筒11の後端部付近の外周面に形成した係合突起11a(図9)が摺動可能に嵌合している。すなわち、第3繰出筒11は、直進案内環13と第2繰出筒12を介して光軸方向に直進案内されている。第2繰出筒12は、カム環9に対して相対回転可能かつ光軸方向には一体に移動するように結合されている。一方、第3繰出筒11は、内径方向に突出するカムフォロア25を、カム環9の外周面に形成した1群カム溝9bに摺動可能に嵌合させており、カム環9の回転に応じて所定の軌跡で光軸方向に前後移動される。
第3繰出筒11の内側には、1群支持環23を介して1群レンズ枠4を支持している。1群レンズ枠4は第1レンズ群L1を保持しており、その外周面に形成した調整ねじ4aが、1群支持環23の内周面に形成した調整ねじ23aに螺合している。1群レンズ枠4と1群支持環23の結合体は第3繰出筒11の内側に光軸方向へ移動可能に支持されており、半環状の抜止リング3によって1群支持環23と1群レンズ枠4の光軸方向位置規制を行っている。
第1レンズ群L1を支持する第3繰出筒11と、第2レンズ群L2を支持する2群移動環8は、一対の接近付勢ばね27によって、光軸方向において互いに接近するように付勢されている。
第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間には、シャッタSと絞りAを有するシャッタユニット7が支持されている。シャッタユニット7は、2群移動環8の内側に固定されている。
第3繰出筒11の前端部付近にはバリヤ支持環21が設けられており、このバリヤ支持環21を介してレンズバリヤ22が支持されている。レンズバリヤ22は、撮影光軸Zから偏心した軸によって回転駆動される一対の板状部材からなり、図1の鏡筒沈胴状態には撮影開口を閉じて第1レンズ群L1を保護し、図2及び図3撮影時には開かれる。
以上の構造からなるズームレンズ鏡筒40は次のように動作する。なお、カム環9が収納位置から定位置回転状態に繰り出される段階までは既に説明しているので簡潔に述べる。図1の鏡筒沈胴状態では、ズームレンズ鏡筒40はカメラボディ内に格納されている。この鏡筒沈胴状態においてカメラのメインスイッチをオンすると、ズームモータ29が鏡筒繰出方向に駆動されてズームギヤ29aが回転し、ヘリコイド環15と第1繰出筒14の結合体が外面ヘリコイド15bと内面ヘリコイド16bに従って回転繰出される。直進案内環13は、第1繰出筒14及びヘリコイド環15と共に前方に直進移動する。このとき、第1繰出筒14から回転力が付与されるカム環9は、直進案内環13の前方への直進移動分と、該直進案内環13との間に設けたリード構造(ガイドローラ26、ローラガイド溝13fのリード溝部)による繰出分との合成移動を行う。ヘリコイド環15とカム環9が前方の所定位置まで繰り出されると、それぞれの回転繰出構造(ヘリコイド、リード)の機能が解除されて周方向回転のみを行うようになる。
カム環9が回転すると、その内側では、2群直進案内板10を介して直進案内された2群移動環8が、カムフォロア8bと2群カム溝9aの関係によって光軸方向に所定の軌跡で移動される。図1の鏡筒沈胴状態では、2群移動環8内の2群レンズ枠5は、CCD支持板17に突設したカム突起17aの作用によって、撮影光軸Zから上方へ離脱した退避位置に保持されており、該2群レンズ枠5は、2群移動環8がズーム領域まで繰り出される途中でカム突起17aから離れて、ばね付勢力によって第2レンズ群L2の光軸を撮影光軸Zと一致させる挿入位置に回動する。以後、ズームレンズ鏡筒40を再び沈胴状態にさせるまで、2群レンズ枠5は挿入位置に保持される。
また、カム環9が回転すると、カム環9の外側では、第2繰出筒12を介して直進案内された第3繰出筒11が、カムフォロア25と1群カム溝9bの関係によって光軸方向に所定の軌跡で移動される。
すなわち、撮像面(CCD20の受光面)に対する第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の繰出位置はそれぞれ、前者が、固定環16に対するカム環9の前方移動量と、該カム環9に対する第3繰出筒11のカム繰出量との合算値として決まり、後者が、固定環16に対するカム環9の前方移動量と、該カム環9に対する2群移動環8のカム繰出量との合算値として決まる。ズーミングは、この第1レンズ群L1と第2レンズ群L2が互いの空気間隔を変化させながら撮影光軸Z上を移動することにより行われる。図1の沈胴状態から鏡筒繰出動作を行うと、まず図2に示すワイド端の繰出状態になり、さらにズームモータ29を鏡筒繰出方向に駆動させると、図3に示すテレ端の繰出状態となる。
図2と図3から分かるように、本実施形態のズームレンズ鏡筒40は、ワイド端では第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が大きく、テレ端では、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2が互いの接近方向に移動して間隔が小さくなる。この第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の空気間隔の変化は、2群カム溝9aと1群カム溝9bの軌跡によって与えられるものである。テレ端とワイド端の間のズーム領域では、カム環9、第1繰出筒14及びヘリコイド環15は、前述の定位置回転のみを行い、光軸方向へは進退しない。
ズーム領域では、被写体距離に応じてフォーカスモータ31を駆動することにより、第3レンズ群L3が撮影光軸Zに沿って移動してフォーカシングが実行される。
カメラのメインスイッチをオフすると、ズームモータ29が鏡筒沈胴方向に駆動され、ズームレンズ鏡筒40は上記の繰出動作とは逆の収納動作を行い、図1の沈胴状態になる。この沈胴位置への移動の途中で、2群レンズ枠5がカム突起17aによって退避位置に回動され、2群移動環8と共に後退する。ズームレンズ鏡筒40が沈胴状態まで達すると、第2レンズ群L2は、光軸方向において第3レンズ群L3、ローパスフィルタ18及びCCD20と同位置に格納される(鏡筒の径方向に重なる)。この沈胴時の第2レンズ群L2の退避構造によってズームレンズ鏡筒40の収納長が短くなり、カメラの厚みを小さくすることが可能となっている。
[本発明の特徴部分の説明]
以上のようにズームレンズ鏡筒40では、鏡筒沈胴状態から撮影状態(ズーム領域)に達する段階までは、第1繰出筒14とヘリコイド環15を前方へ回転繰出させ、撮影状態においては第1繰出筒14とヘリコイド環15を光軸方向に移動させることなく定位置で回転させる。直進案内環13は、鏡筒沈胴状態から撮影状態になるときに第1繰出筒14及びヘリコイド環15に追従して前方へ移動し、撮影状態では光軸方向へ移動しない。この直進案内環13、第1繰出筒14及びヘリコイド環15の支持構造、特に撮影状態におけるバックラッシュ取りの構造について説明する。
前述したように、光軸方向において分割された第1繰出筒14とヘリコイド環15の対向端面間には、互いを光軸方向での離間方向へ付勢する3つの離間付勢ばね28が設けられている。離間付勢ばね28は圧縮コイルばねからなり、図14に示すように、ヘリコイド環15の前端部に開口するばね収納孔15fに収納されている。離間付勢ばね28は、自由状態においてばね収納孔15fから突出し、その前端部が第1繰出筒14の後端部のばね当付部14eに当接している。ばね当付部14eには、離間付勢ばね28の前端部が嵌まる半球状の支持突起14fが突設されている。
第1繰出筒14とヘリコイド環15はまた、周方向溝14cと外径突起13c、周方向溝13dと内径突起14b、周方向溝15eと外径突起13bの嵌合関係によって、それぞれが直進案内環13に対して相対回転可能に結合されている。図14に示すように、周方向溝14cと外径突起13c、周方向溝13dと内径突起14bの嵌合部分は、光軸方向へのクリアランスが小さく、第1繰出筒14と直進案内環13は、実質的に光軸方向へ一体に移動する(光軸方向への移動力を伝達する)ように結合されている。一方、周方向溝15eと外径突起13bは光軸方向に余裕をもって嵌まっており、直進案内環13に対してヘリコイド環15は、光軸方向に相対移動が許されている。つまり、ヘリコイド環15と直進案内環13は緩い結合関係にある。なお、直進案内環13と第1繰出筒14は、周方向溝14cと外径突起13c、周方向溝13dと内径突起14bの前後2箇所で結合されているが、結合箇所は少なくとも軸方向における一箇所でも足りる。例えば、本実施形態では、周方向溝14cと外径突起13cの係合部分の方が、周方向溝13dと内径突起14bの係合部分よりも大きく形成されており、直進案内環13と第1繰出筒14を光軸方向に一体化させているのは、実質的には、前者の周方向溝14cと外径突起13cである。後者の周方向溝13dと内径突起14bは、ローラガイド溝13fが形成されることで多少の可撓性を持つ直進案内環13の先端部付近を安定させるための補強部である。
直進案内環13に対するヘリコイド環15の光軸方向後方への相対移動は、ヘリコイド環15が直進案内環13の環状フランジ13eに当接することで規制される。ヘリコイド環15が環状フランジ13eに当接するときが、第1繰出筒14とヘリコイド環15が光軸方向で最も離間されている状態である。この最大離間状態においても、第1繰出筒14のばね当付部14eとヘリコイド環15のばね収納孔15fの光軸方向の間隔は、離間付勢ばね28の自由長よりも狭くなり、離間付勢ばね28は、圧縮された状態で第1繰出筒14とヘリコイド環15の対向端面間に保持される。圧縮された離間付勢ばね28はその復元力によって、第1繰出筒14とヘリコイド環15を互いの離間方向、すなわち第1繰出筒14を光軸方向前方、ヘリコイド環15を光軸方向後方に付勢する。
図13及び図14に示すように、固定環16の内周面に形成した回転ガイド溝16dは、光軸方向に離間して対向する一対の平行な周方向面16d-Fと周方向面(位置規制面)16d-Rを有し、ヘリコイド環15側の3つのフランジ部15aはそれぞれ、周方向面16d-F、16d-Rと平行な平面部15a-F、15a-Rを有している。フランジ部15aの平面部15a-F、15a-Rの間隔(フランジ幅)は、回転ガイド溝16dの周方向面16d-F、16d-Rの間隔(溝幅)よりも若干小さく設定されている。また、固定環16の内周面に形成した直進案内溝16aは、光軸方向の後端部が固定環16の後端に開放されている一方、光軸方向の前端部は塞がれて位置規制面16a-Sが形成されている。
図14は、撮影状態における直進案内環13、第1繰出筒14及びヘリコイド環15の光軸方向位置関係を示している。前述の通り、撮影状態では外面ヘリコイド15bと内面ヘリコイド16bの螺合関係は解除されており、回転ガイド溝16dに対してフランジ部15aが、図13の「ワイド」位置から「テレ」位置の間で嵌まることによって、ヘリコイド環15は固定環16に対して光軸方向に移動規制される。すると、離間付勢ばね28の付勢力によって、フランジ部15aの後面側の平面部15a-Rが、回転ガイド溝16dの周方向面16d-Rに押し付けられる。一方、第1繰出筒14に対しては離間付勢ばね28によって前方への付勢力が作用しており、この付勢力は、周方向溝14cと外径突起13c(及び内径突起14bと周方向溝13d)の係合関係によって、直進案内環13にも作用している。撮影状態では、直進案内環13の直進案内突起13aが直進案内溝16aの前端部に位置しており(図13の「撮影時」位置)、離間付勢ばね28から受ける付勢力によって、直進案内突起13aが位置規制面16a-Sに押し付けられる。つまり、図14の撮影状態では、光軸方向前方に向けて形成した周方向面16d-Rによりヘリコイド環15の光軸方向位置が決定され、光軸方向後方に向けて形成した位置規制面16a-Sにより直進案内環13と第1繰出筒14の光軸方向位置が決定される。この2つの位置規制面である周方向面16d-Rと位置規制面16a-Sの光軸方向間隔は、前述の最大離間状態(ヘリコイド環15が直進案内環13の環状フランジ13eに当接する状態)よりも第1繰出筒14とヘリコイド環15を接近させるように設定されている。そのため、図14の撮影状態では、ヘリコイド環15が直進案内環13の環状フランジ13eから離れて若干前方に移動されており、鏡筒沈胴状態よりも離間付勢ばね28の圧縮度が高くなっている。
このように、撮影状態では、ヘリコイド環15に作用する後方への付勢力と、直進案内環13及び第1繰出筒14に作用する前方への付勢力をそれぞれ、固定環16に形成した周方向面16d-Rと位置規制面16a-Sで受けることにより、直進案内環13、第1繰出筒14及びヘリコイド環15の光軸方向位置が規制され、バックラッシュを除去することができる。特に、直進案内環13は、カム環9や第2繰出筒12を繰り出すためのローラガイド溝13fを有し、その内部の各部材の位置精度に深く関わる部材である。この直進案内環13が光軸方向に付勢されて固定環16に対して直接係合して位置決めされる構造としたので、撮影状態での各光学要素の位置精度を高く保つことができる。
撮影状態から鏡筒沈胴状態になるときには、ヘリコイド環15のフランジ部15aは、ヘリコイド環15の回転収納動作に伴って、固定環16の回転ガイド溝16dから斜行溝16cに入り、図13の「収納」位置まで移動される。また、直進案内環13の直進案内突起13aは、直進案内環13の後退動作に伴って直進案内溝16a内を光軸方向に移動し、図13の「収納」位置まで移動される。すると、フランジ部15aと直進案内突起13aはそれぞれ、撮影状態において当接していた周方向面16d-Rと位置規制面16a-Sから離れ、この両部分による位置規制が解除される。その結果、鏡筒沈胴状態では、離間付勢ばね28の付勢力によって第1繰出筒14とヘリコイド環15の光軸方向間隔が若干大きくなり、図4に示すように、ヘリコイド環15の後端面が直進案内環13の環状フランジ13eに当接する。つまり、撮影状態に比べて離間付勢ばね28の圧縮度が低くなって付勢力が弱まる。一般的に、本実施形態のような電動駆動式のレンズ鏡筒では、電源がオフされて鏡筒沈胴状態にある時間が長いので、撮影状態以外では離間付勢ばね28の負荷を小さくすることは、ばねの経年劣化を防ぐために効果的である。また、撮影時以外に離間付勢ばね28の負荷を小さくしておくことにより、鏡筒沈胴状態から撮影状態への繰出動作時や、その逆の鏡筒沈胴動作時の駆動抵抗を小さく抑えることができ、ズームモータ29の負担を減らすことができる。
なお、鏡筒沈胴状態においてヘリコイド環15は、ズームギヤ29a(ズームモータ29)に作用する抵抗やヘリコイド結合によって保持されているので、フランジ部15aと回転ガイド溝16dのような係合部分がなくても、光軸方向に不用意に移動することはない。また、鏡筒沈胴状態では、環状フランジ13eがヘリコイド環15に当て付くことにより、直進案内環13の前方への移動が規制されており、直進案内環13や第1繰出筒14が意図せずに光軸方向に移動してしまうこともない。
以上のように、本実施形態のズームレンズ鏡筒40では、第1の回転部材である第1繰出筒14を、直進案内環13と光軸方向に一体に移動するように結合する一方、第2の回転部材であるヘリコイド環15は、直進案内環13に対して光軸方向に若干量相対移動可能なように緩い結合としている。そして、撮影状態では、離間付勢ばね28の付勢力によって、ヘリコイド環15の位置規制を周方向面16d-Rで行い、直進案内環13と第1繰出筒14の位置規制を位置規制面16a-Sで行っている。したがって、極めてシンプルな構成で、直進案内環13、第1繰出筒14及びヘリコイド環15のバックラッシュを取ることができる。具体的には、この3部材のバックラッシュ除去のために設ける付勢手段が、一種類の離間付勢ばね28で済む。また、バックラッシュ除去用の位置規制面を、ヘリコイド環15の回転案内を行う回転ガイド溝16dの一部である周方向面16d-R、直進案内環13を直進案内するための直進案内溝16aの一部である位置規制面16a-Sとして構成したので、固定環16以外の独立した位置決め部材を設ける必要がない。
また、前述したように、離間付勢ばね28に直接押圧される第1繰出筒14とヘリコイド環15のみならず、第1レンズ群L1や第2レンズ群L2の位置精度に深く関わる直進案内環13についても、第1繰出筒14を経由して離間付勢ばね28の付勢力を付与して、固定部材である固定環16を用いて位置規制するように構成しているので、撮影状態での各光学要素の位置精度を向上させることができる。
但し、本発明は図示実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて変更が可能である。例えば、本発明は図示実施形態のようなズームレンズ鏡筒に好適であるが、単焦点タイプのレンズ鏡筒に適用しても前掲の効果を得ることができる。さらに、本発明は、レンズ鏡筒以外の可動部材の支持構造に適用することができる。
本発明を適用した沈胴式のズームレンズ鏡筒の沈胴状態を示す側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒のワイド端撮影状態の側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒のテレ端撮影状態の側断面図である。 沈胴状態におけるズームレンズ鏡筒の一部を拡大した側断面図である。 ワイド端におけるズームレンズ鏡筒の一部を拡大した側断面図である。 テレ端におけるズームレンズ鏡筒の一部を拡大した側断面図である。 ズームレンズ鏡筒の分解斜視図である。 図7の一部を拡大した分解斜視図である。 図7の別の一部を拡大した分解斜視図である。 図7のさらに別の一部を拡大した分解斜視図である。 固定環の展開図である。 ヘリコイド環の展開図である。 固定環に対する、ヘリコイド環のフランジ部と直進案内環の係合突起の移動位置の関係を示す展開図である。 撮影状態におけるヘリコイド環、第1繰出筒、直進案内環の付勢関係を示す側断面図である。
4 1群レンズ枠
5 2群レンズ枠
6 3群レンズ枠
7 シャッタユニット
8 2群移動環
9 カム環
10 2群直進案内板
11 第3繰出筒
12 第2繰出筒
13 直進案内環(直進部材、直進環、第2の可動部材)
13a 直進案内突起(径方向突部、係合部)
13b 13c 外径突起
13d 周方向溝
13e 環状フランジ(離間規制部)
13f ローラガイド溝
13g 第1直進案内溝
13h 第2直進案内溝
14 第1繰出筒(第1の回転部材、第1の回転環、第1の可動部材、移動規制サブ部材)
14a 回転伝達突起
14b 内径突起
14c 周方向溝
14d 回転伝達溝
14e ばね当付部
14f 支持突起
15 ヘリコイド環(第2の回転部材、第2の回転環、第1の可動部材、移動力伝達サブ部材)
15a フランジ部(径方向突部、係合部)
15a-F 15a-R 平面部
15b 外面ヘリコイド
15c 環状ギヤ
15d 回転伝達凹部
15e 周方向溝
15f ばね収納孔
16 固定環(支持環、支持部材)
16a 直進案内溝(軸方向溝)
16a-S 位置規制面(位置規制面)
16b 内面ヘリコイド
16c 斜行溝
16d 回転ガイド溝(周方向溝)
16d-F 周方向面
16d-R 周方向面(位置規制面)
17 CCD支持板
18 ローパスフィルタ
20 CCD
23 1群支持環
24 付勢板ばね
25 カムフォロア
26 ガイドローラ
27 接近付勢ばね
28 離間付勢ばね(付勢手段)
29 ズームモータ
30 ズームギヤユニット
31 フォーカスモータ
40 ズームレンズ鏡筒
A 絞り
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
S シャッタ
Z 撮影光軸

Claims (13)

  1. 支持環;
    上記支持環の内側に、回転方向には一体に回動し軸線方向への互いの相対移動は可能にして支持された第1と第2の回転部材;
    支持環の内側に、第1の回転部材と軸線方向に一体に移動するように結合された直進部材;
    第1と第2の回転部材を離間する方向に付勢する付勢手段;及び
    上記支持環の内周面に軸線方向に離間させて形成した第1と第2の位置規制面;
    を備え、
    上記第1と第2の位置規制面は、上記付勢手段の付勢力によって第1の回転部材を介して移動付勢される直進部材と、第2の回転部材の軸方向位置を規制することを特徴とする可動部材の支持構造。
  2. 請求項1記載の支持構造において、支持環の内周面に形成した、少なくとも前後の一端部が閉じられた軸方向溝と、該軸方向溝に摺動可能に嵌まる上記直進部材の径方向突部とを備え、この軸方向溝の閉塞端部が、直進部材の軸方向位置を規制する上記位置規制面である可動部材の支持構造。
  3. 請求項2記載の支持構造において、支持環の位置規制面と直進部材の径方向突部はそれぞれ、周方向に位置を異ならせて複数設けられている可動部材の支持構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の支持構造において、支持環の内周面に形成した周方向溝と、該周方向溝に摺動可能に嵌まる上記第2の回転部材の径方向突部とを備え、この周方向溝の一対の対向壁面の一方が、第2の回転部材の軸方向位置を規制する上記位置規制面である可動部材の支持構造。
  5. 請求項4記載の支持構造において、第2の回転部材の径方向突部は、周方向に位置を異ならせて複数設けられている可動部材の支持構造。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の支持構造において、第1と第2の回転部材はそれぞれ支持環と略同心をなす環状体であり、
    上記付勢手段は、この環状の第1と第2の回転部材の対向端面間に設けた少なくとも一つの圧縮ばねからなる可動部材の支持構造。
  7. 請求項6記載の支持構造において、上記圧縮ばねは、周方向に位置を異ならせて複数設けられている可動部材の支持構造。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の支持構造において、直進部材は、第1の回転部材に対する第2の回転部材の最大離間位置を規制する離間規制部を備えている可動部材の支持構造。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の支持構造において、第1と第2の回転部材は、支持環に対して回転しながら軸線方向に移動する回転進退状態と、該回転進退による前後少なくとも一方の移動端で軸線方向に移動せず回転する定位置回転状態とに切り換え可能であり、該定位置回転状態で、直進部材と第2の回転部材が上記第1と第2の位置規制面に当接し、回転進退状態で直進部材と第2の回転部材が第1と第2の位置規制面から離間する可動部材の支持構造。
  10. 請求項9記載の支持構造において、第2の回転部材は外周面にヘリコイドを有するヘリコイド環であり、支持環は、このヘリコイド環が螺合するヘリコイドを内周面に有し、該ヘリコイドの螺合状態で第1と第2の回転部材に上記回転進退動作が与えられ、上記定位置回転状態ではヘリコイドの螺合が解除される可動部材の支持構造。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の支持構造において、直進部材の軸方向移動と、第1と第2の回転部材の回転とに応じて支持環の軸線方向へ進退移動される、少なくとも一つの光学部材を備えている可動部材の支持構造。
  12. 軸線方向を光軸と略平行とした支持環;
    上記支持環の内側に、回転方向には一体に回動し光軸方向への互いの相対移動は可能にして支持された第1と第2の回転環;
    上記支持環の内側に、第1の回転環と光軸方向に一体に移動するように結合された直進環;
    直進環を介して支持される、少なくとも一つの光学部材;
    第1と第2の回転環を離間する方向に付勢する付勢手段;及び
    上記支持環の内周面に光軸方向に離間させて形成した第1と第2の位置規制面;
    を備え、
    上記第1と第2の位置規制面は、上記付勢手段の付勢力によって第1の回転環を介して移動付勢される直進環と、第2の回転環の軸方向位置を規制することを特徴とするレンズ鏡筒の可動部材支持構造。
  13. 相対回転可能かつ回転軸方向に一体に移動するように支持部材に支持された第1と第2の可動部材を備えた可動部材の支持構造において、
    支持部材に、上記回転軸方向において互いに反対方向を向く第1と第2の位置規制面を設け、
    第1の可動部材を、上記回転軸方向に分割されかつ該回転軸方向に相対移動可能な2つのサブ部材とし、一方のサブ部材を、第2の移動部材と上記回転軸方向に一体に移動するように結合された移動力伝達サブ部材とし、他方のサブ部材を、第1と第2の位置規制面の一方に係合可能な係合部を有する移動規制サブ部材とし、
    第2の移動部材に、第1と第2の位置規制面の他方に当接可能な係合部を設け、
    上記移動力伝達サブ部材と移動規制サブ部材を離間する方向に付勢する付勢手段を設け、
    この付勢手段の付勢力によって、上記移動規制サブ部材の係合部と第2の移動部材の係合部がそれぞれ対応する上記第1と第2の位置規制面に当接され、第1と第2の移動部材の回転軸方向位置が規制されることを特徴とする可動部材の支持構造。

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